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長距離飛行ドローンの配送事業 運用開始
伊那市は、株式会社ゼンリンと協力し、10キロ以上の長距離飛行を行うドローン配送事業を、16日から長谷の市野瀬と杉島を対象に始めました。
16日は長谷非持のドローンポートで長距離飛行ドローンの実演が行われました。
ドローンに荷物を積み込むと、長谷の市野瀬に向かって飛び立ちました。
8.4キロ先の市野瀬です。
伊那市は、ケーブルテレビで注文しドローンで商品を配送する、中山間地域の買い物支援事業を去年8月から行っています。
これまでは道の駅南アルプスむら長谷の離陸地点から、6.6キロ先の中尾までが対象となっていました。
さらに遠くの地域までサービスを広げようと伊那市とゼンリンは長距離飛行の可能性を探ってきました。
ゼンリンの高精度な3D地図の技術を活用することで、狭い河川の上空も飛行できるようになった他、長距離飛行に適したドローンが開発され、10キロ以上の飛行が可能となりました。
これにより、南アルプスむら長谷から8.4キロ地点の市野瀬、10.3キロ地点の杉島までの配送が可能となりました。
今後は配達対象地域がこれまでの非持、溝口、黒河内、中尾に市野瀬と杉島が加わります。
ドローンはこれまで使用されていたものと2台体制で運用するということです。
また16日は、気の里ヘルスセンター栃の木で、伊那市とゼンリンが伊那市新産業技術推進に向けた連携に関する協定も締結しました。
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長野県SNSコロナ情報(生活保護制度)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
【生活にお困りの方へ】
コロナ禍で失業が続いていたり、病気やケガなど様々な事情で収入が減少し、生活にお困りの場合は、一人で悩まずためらわずに御相談ください。最低限度の生活を保障する生活保護制度があります。
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藤城村長が南中生と懇談
南箕輪村の藤城栄文村長は、中学生に村政を身近に感じてもらおうと、南箕輪中学校の生徒と12日、懇談しました。
この日は、藤城村長や清水閣成教育長らが南箕輪中学校を訪れ、3年生と懇談しました。
南箕輪中学校では、毎年村役場の議場で模擬議会を開き、村の政治や議会について学習しています。
藤城村長は、村政をもっと身近に感じてもらい、気楽に話ができるようにと、中学校に出向いて懇談しました。
生徒たちは、大芝高原の活用方法や、松くい虫対策などについて質問をしていました。
その中で「どんな村にしていきたいですか」という生徒の質問に対し、藤城村長は「いつまでも幸せに暮らせる村にしていきたいです」と答え、「好きな言葉はなんですか」との問いには、「常に前を向いて進むことです」などと答えていました。
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伊那市ドローン物流サービス MCPC Award2021で最高賞
伊那市とKDDIが行っているドローン物流サービスが、先進的なモバイルシステムの活用事例を表彰する「MCPC Award2021」のユーザー部門で、最高賞のグランプリと総務大臣賞を受賞しました。
MCPC Awardは、モバイルシステムの導入により、業務の効率化やコスト削減などの成果をあげた事例を顕彰し表彰するものです。
伊那市は、中山間地域の買物困難者解消の手段として、KDDIが開発したシステムを使い、補助者なしで自律飛行が可能なドローン物流を、去年8月に始めました。
この取り組みが、今年のMCPC Awardで最高賞となるグランプリと総務大臣賞を受賞しました。
国内初のドローン物流サービスとして1年を超える運用実績を持ち、中山間地域の住民の日常的な暮らし・買物支援に貢献している点が評価されたということです。
また、併せてモバイルパブリック賞を受賞しています。 -
南箕輪村開発公社 大芝荘の使用権を村に返却
現在休業している南箕輪村の大芝高原内の宿泊施設大芝荘について、運営する南箕輪村開発公社が使用権を村に返却したことが8日に報告されました。
村議会全員協議会が8日に、役場で開かれ、藤城栄文村長が報告しました。
10月末に公社の理事会で大芝荘の使用権の返却が決議され、村に返還されたということです。
大芝荘は、平成22年度から業績が落ち込みはじめ、特に昨年度は新型コロナの影響を受け営業収支は6,400万円の赤字となり、今年の6月14日から休業しています。
今後の活用法について藤城村長は、「早い段階で方向性を示したい」としています。
大芝荘は、6月中旬から休業し村のワクチン接種会場として使用したことにより、上半期の赤字額がおよそ1,500万円圧縮されたということです。 -
箕輪町と関係区が隣接指定避難所連携
災害時に地区ごとに開設される指定避難所に避難できない区民が隣接区に避難できるように、箕輪町と関係区が2日、申合せ書に調印しました。
箕輪町役場で調印式が行われ、上古田区、中原区の2区と、下古田区、八乙女区、大出区の3区がそれぞれ町と災害時における指定避難所の運営に関する申合せ書を取り交わしました。
地震や大雨などの災害が発生した際に、区内に開設される指定避難所に避難することが難しい場合は、隣接する区が連携して避難所の受け入れを行えるものです。
白鳥町長は「隣接地区が正式な指定避難所になることで、高齢者などの安全確保がしやすくなる」と話しました。
町は平成27年にも、富田区、中曽根区の2区、三日町区、松島区、木下区の3区とそれぞれ同様の申合せ書を取り交わしています。
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南箕輪村一部地域で「ぐるっとタクシー」運行始まる
箕輪町と南箕輪村で、新たな移動サービスへの取り組みが1日から始まりました。
南箕輪村の一部の地域では、伊那市が去年4月から始めている人工知能AI乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の運行が、1日から始まりました。
1日は、村の関係者や運行事業者が沢尻コミュニティセンターで出発式を行いました。
運行するのは、「沢尻」「南原」「神子柴の一部地区」です。
伊那市の市街地などとの行き来に利用することができます。
伊那市では、11月1日から市街地を除く市内全域でぐるっとタクシーを運行しています。
隣接する南箕輪村に横展開することで、相互に利便性を向上させようというものです。
エリア内の65歳以上の高齢者と障害者、免許返納者などが対象です。
利用するには登録が必要で、登録者は31日現在36人となっています。
運賃は、通常1回500円ですが、今年度中は運賃補助券を配布し300円で利用できます。 -
伊那市 紙おむつ使用世帯にごみ袋支給
伊那市は、紙おむつを使用する世帯に対し、支援策としてごみ袋の支給を1日から始めました。
支給対象者は、4月1日までに満3歳に達していない乳幼児や介護保険の要介護認定者、身体障害者手帳保持者などです。
これは年度当初に配布するごみ袋購入チケットだけでは足りない世帯への福祉支援策として市が始めたものです。
1回の申請に対し、1袋10枚を基本に上限2袋20枚を支給します。
申請は月に1回までで、紙おむつを購入した領収書と必要書類を提出します。
申請は、伊那市役所生活環境課の他、各総合支所、各支所、市民サービスコーナーで受け付けています。 -
衆院選 宮下氏6選果たす
第49回衆院選の投票が31日行われ即日開票されました。
長野5区は自民党前職の宮下一郎さんが6選を果たしました。
当選を決めた宮下さんは「コロナによる経済の危機、そして地球温暖化や豪雨、東京一極集中や人口減少、こうしたことに対する危機を地方の現場で乗り越えて、この地元から伊那谷から日本を元気にする。そのことを訴えてまいりました。そして同時にこの伊那谷の代表を選ぶ今回の選挙、誰にこの伊那谷の未来を託すのか。そういうことでぜひ宮下一郎にお任せいただきたい。このことを強く訴えた選挙でもありました。皆とともに明るい未来を開くために全力投球してまいります。」とあいさつしました。
宮下さんは自民党前職の63歳。
2003年、衆議院議員に初当選し内閣府副大臣などを歴任しました。
選挙期間中は「危機を乗り越え日本を元気に」をモットーに医療提供体制の強化などを訴えてきました。
今回長野5区は宮下さんと立憲民主党の曽我逸郎さんの一騎打ちとなり9万7,730票を獲得した宮下さんが8万408票の曽我さんを下して6回目の当選を果たしました。
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辰野町長選 無投票で武居保男さんが再選
任期満了に伴う辰野町長選が今日告示され、現職で1期目の武居保男さんが無投票で再選を果たしました。
武居さんは、無所属現職の63歳です。
中央大学法学部を卒業し、辰野町と箕輪町の商工会の経営指導員を務めてきました。
平成25年に辰野町副町長となり、平成29年の町長選で初当選しました。
辰野町長選が無投票となるのは8年ぶりです。
武居さんの任期は11月12日から4年間です。
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箕輪町 ワクチン3回目接種 来年2月から
箕輪町は、新型コロナワクチンの3回目の接種について、来年2月から順次行っていく考えを25日に示しました。
25日は、役場で定例記者懇談会が開かれ、3回目接種の概要について説明がありました。
対象となるのは、2回目の接種が終了し、概ね8か月以上経過した人です。
町内で最も早い5月に終了した人には、来年1月に予診票が送付され、2月の接種を予定しています。
その後、2回目が終了した順番に接種を行う計画です。
ワクチンは、1回目、2回目と同じものを使用する予定です。
箕輪町内の新型コロナワクチンの接種状況は、22日現在1回目の接種率は89%、2回目は81.8%となっています。
なお、放送エリア内の伊那市と南箕輪村では、3回目の接種の開始時期について検討しているということです。 -
外国人のための無料相談会
外国人のための入管手続きや就労などに関する無料相談会が12日伊那市の伊那市役所で開かれました。
相談会は長野県多文化共生相談センターが開いたもので、7つのブースが設けられ、タイ語やポルトガル語など15の外国語で相談ができます。
令和元年から毎年県内の市町村10か所で開いていて、伊那市は今回初めてです。
12日はブラジル人やフィリピン人など20人が訪れ、入管手続きの相談や生活困窮の相談があったということです。
長野県多文化共生相談センターでは、第1・第3水曜日を除く平日と第1・第3土曜日の午前10時から午後6時に電話相談を受け付けているということです。
℡:026-219-3068
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南箕輪村 地域おこし協力隊委嘱式
南箕輪村は地域おこし協力隊に新たに東京都出身の女性1人を委嘱しました。
新たに地域おこし協力隊に任命されたのは東京都稲城市出身で南箕輪村神子柴に移住した鈴木保菜美さん31歳です。
5日は南箕輪村役場で委嘱式が行われ、藤城栄文村長から委嘱書が手渡されました。
鈴木さんは大学卒業後、デンマークやオーストラリア、ニュージーランドなどで生活し、オンラインで日本人向けの英語教室を開いてきました。
日本に帰ることになり、東京ではなく自然豊かな場所で過ごしたいと考えたということです。
南箕輪村では、英語を活用した子ども向けのイベントを開いていきたいということです。
藤城村長は、自身の地域おこし協力隊時代の経験を話しアドバイスを送っていました。
任期は10月1日から来年9月30日までです。
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下古田区で炭焼き体験交流会
箕輪町下古田の住民有志でつくる西部山林環境改善保全会は、炭焼き体験交流会を、17日に開きました。
17日は、保全会が管理する炭焼き場で交流会が開かれ、およそ10人が参加しました。
これは、保全会が県の地域発元気づくり支援金を活用して企画した環境保護に関するイベントの一環として行われたものです。
下古田区では、8月の大雨で大量の支障木が発生しました。
この支障木をただ燃やすのではなく、環境に配慮した形で活用できないかと考え、今回炭にして利用することにしました。
伊那炭化研究所の井上芳樹さんが、炭化器を使った炭づくりを指導しました。
縦に切ったドラム缶を繋げたもので、これにより長い枝でも切らずに燃やせる他、作業の際に熱さが軽減されるということです。
1時間ほど燃やし炭になったものを、別のドラム缶に移して密閉し、3日間そのままにします。
保全会では、出来上がった炭を粉にして、野菜作りや災害に強い里山づくりのために活用する計画です。
炭焼き体験交流会は、31日にも開かれる他、11月28日には里山づくりについての実践報告会を予定しています。 -
伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙の日程が決まる
任期満了に伴い2022年に行われる伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙は4月17日告示、4月24日投開票の日程で行われることが18日決定しました。
伊那市長と市議会議員の任期は2022年4月29日で任期満了となります。
18日に開かれた臨時の選挙管理委員会で市長選、市議選ともに2022年4月17日告示、4月24日投開票の日程で行われることが決まりました。
市議会議員の定数は21人です。
10月18日現在の選挙人名簿登録者数は男性26,923人、女性28,210人の合わせて55,133人となっています。
伊那市長選挙、伊那市議会議員選挙は来年4月17日告示、24日投開票で行われます。
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市町村長と経営者 環境問題について意見交わす
上伊那の市町村長と長野県経営者協会上伊那支部の懇談会が12日、伊那市のいなっせで開かれ、新型コロナ収束後の環境問題について意見を交わしました。
懇談会にはおよそ20人が出席し、冒頭のみ公開で行われました。
新型コロナ収束後を見据えて、長野県が掲げるゼロカーボン戦略について意見を交わしました。
長野県ゼロカーボン戦略は、2050年までに温室効果ガスやCO2の排出を実質ゼロにすることを目標にした取り組みです。
長野県経営者協会上伊那支部の鷹野準支部長は「行政と産業界が協力して取り組んでいきたい」と話していました。
白鳥孝上伊那広域連合長は「ゼロカーボンはこれからの地域経済を考えるうえで避けて通れない。意見交換を繰り返すことで時代を先取りしたい」と話していました。
ゼロカーボン戦略に対する各市町村の取り組みには差があり、それぞれの政策を強化していくということです。
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「夢まちLabo」オープン
箕輪町南小河内の旧東部診療所を、コワーキングスペースやシェアオフィスなどに整備した「夢まちLabo」が14日オープンしました。
14日は「夢まちLabo」でオープニングセレモニーが行われ、町の関係者やスタッフが完成を祝いました。
「夢まちLabo」は木造平屋建てで、延べ床面積は427㎡です。
コワーキングスペースやシェアオフィスの需要などに応えるために国の交付金を活用して、箕輪町がおよそ1億400万円で整備しました。
会員登録を月額2,000円から行っていて、割引などの特典があります。
リモートワークなどが行えるコワーキングスペースの広さは73㎡で最大で30人ほどが利用できます。
机やソファーなどがあり、好きな場所で仕事をすることができます。
ほかに、9つのブースに区切られた半個室のコワーキングスペースがあります。
ブースは広さおよそ2㎡です。
コワーキングスペースの会員の利用料は1日100円からです。
また、サテライトオフィスの需要に対応するためシェアオフィスも6室用意されています。
広さ5.4㎡から17㎡で、料金は月額11,000円から35,000円となっています。
現在予約は終了しているということです。
カフェスペースもあり、一般の人も利用できます。
「夢まちLabo」は日曜日、年末年始以外の午前8時30分から午後9時まで営業しています。
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長野県SNSコロナ情報(感染拡大地域への訪問について)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
感染拡大地域(大阪府、沖縄県)への訪問は、できるだけ控えるようお願いします。
また、長野県では9月下旬から11月末までを「コロナを克服する2か月」としてコロナ禍の克服に向けた取組を推進しております。
その他の地域への訪問に当たっても、基本的な感染防止策の徹底やリスクが高い行動を控えるなどの慎重な行動をお願いします。
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南原の焼却灰 住民説明会
南箕輪村の南原住宅団地に基準値の4倍を超えるダイオキシンを含む焼却灰が埋設されていることが再び判明したことを受け、村と村土地開発公社は、住民説明会を11日南原コミュニティセンターで開きました。
説明会には住民29人が出席し、藤城栄文村長らがこれまでの経過や今後の対応について話をしました。
住民からの「体への影響はあるのか」という質問に対し村は「ダイオキシンは地表ではなく地中にあるため、一般的に問題はない」と答えていました。
住民からは、「安心・安全な撤去の工法の選定と十分な説明をしてほしい」「再度焼却灰が見つかることがないよう調査を進めてほしい」といった意見が出ていました。
ダイオキシンを含む焼却灰が見つかったのは、南原住宅団地の7区画のうち1区画です。
南原住宅団地では2007年にも焼却灰が見つかっていて、10世帯が立ち退き、撤去費や補償費などを合わせた金額は18億3千万円でした。
現在村開発公社が売り出した7区画すべてが売却済みで、そのうち3区画にすでに住宅が建てられています。
村では今後、焼却灰の除去工事の方法について検討し、今年度内に除去するとしています。
除去の方法やスケジュールなどが決まり次第、住民説明会を開き、直接影響のある地権者に対しては個別に説明をするとしています。
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庄内学園から箕輪町に洋菊の鉢植え届く
箕輪町と友好交流推進協定を結んでいる静岡県浜松市庄内地区にある小中一貫校 庄内学園から洋菊の鉢植えが12日届きました。
12日は箕輪町文化センターに洋菊の鉢植え59個が届きました。
鉢植えは庄内学園の中学3年生が自宅で育てたもので、1鉢1鉢に町民へのメッセージが添えられています。
庄内地区からは毎年小中学校の全ての卒業生に花束が贈られていましたが、去年から小学校には洋菊の鉢植えが贈られています。
町からは毎年2月に庄内地区で行われるお祭りに合わせてりんごをプレゼントしているということです。
鉢植えは教育委員会を通じて町内5つの小学校の各クラスに1鉢ずつ届けられる他、町役場に飾られるということです。
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南原住宅団地 掘削の結果5か所で焼却灰を確認
南箕輪村の南原住宅団地に基準値の4倍を超えるダイオキシンを含む焼却灰が埋設されていることが再び判明したことを受け、村が9月に行ったボーリング調査の結果、12か所のうち5か所から新たに焼却灰が見つかったことが分かりました。
村議会全員協議会が11日に役場で開かれ、村が9月に行ったボーリング調査の結果が報告されました。
村は、焼却灰が見つかった地点の周辺12か所でボーリング調査を行いました。 -
伊那市が震度7想定災害対策本部訓練
伊那市は震度7の地震発生から2日後と3日後を想定した災害対策本部訓練を11日に伊那市役所で行いました。
訓練は、糸魚川-静岡構造線断層帯で最大震度7の地震が発生したとの想定で行われました。
発災から47時間後を想定した災害対策本部会議では、各部が現状報告をしました。
報告では災害廃棄物と一般廃棄物の区別についてや水道や電気などライフラインの復旧について報告が行われました。
本部長の白鳥孝市長からは安否の確認、人命救助に最善を図ることを指示しました。
訓練では伊那市長谷から、職員で構成される災害バイク隊がドローンで撮影を行い、その映像が本部に中継されました。
発災発生から3日後を想定した会議では1ヶ月先までを見据えた対策として、罹災証明書の発行や小中学校の再開時期の検討について報告が行われました。
伊那市ではこれまで、発災直後を想定した訓練を行っていましたが、被災者の生活再建をスムーズに進めるため、発災2日後から1ヶ月後を見据えた応急段階の訓練を今回初めて行いました。
訓練を通して、白鳥市長は「報告の優先順位をつけることや支援物資の受け入れ体制の確認、小中学校の給食施設の活用など検討していきたい」と話していました。
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伊那市が全国初のモバイル市役所を来年度から運用
伊那市は循環バスの車両に専用機器を搭載して、申請受付や窓口相談を行う、移動する市役所モバイル市役所を全国で初めて、来年度から運用すると7日発表しました。
7日は伊那市役所で事業の概要説明が行われました。
会見には、バスの予約スケジュールの作成などを行う、東京都のMONET Technologies株式会社の柴尾嘉秀副社長、本庁舎とのネットワークを構築する、NTT東日本長野支店の榎本佳一支店長が出席しました。
モバイル市役所は、長谷地域を循環するバス1台を使って、マイナンバーカード申請受付や各種証明書の発行などの行政サービスの提供を行う全国で初めての移動市役所です。
バスは午前9時から午後3時半までをモバイル市役所として活用し、早朝と夜の時間帯は循環バスとして運行します。
災害時には緊急避難場所や支援物資の輸送にも使用するということです。
MONET Technologies株式会社は、バスの予約スケジュールの作成やバスに乗車して、訪れた人の相談にのるコンシェルジュの管理を行います。
民間人の登用を予定しています。
NTT東日本長野支店は、本庁舎とバスをテレビ電話で結んだり、データのやり取りをするネットワークを構築して、住民票の取得などを可能にするということです。
事業費は3,800万円で、国の地方創生推進交付金を活用します。
運用は来年春からを目指すということです。
バスのデザインと愛称を公募することにしていて、伊那市在住もしくは伊那市に通勤通学している人が対象です。
デザイン部門は高校生以上、愛称部門は小学生以上となります。
募集期間は7日から11月14日までとなっています。 -
長野県SNSコロナ情報(感染拡大地域等への訪問について)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数が、現在又は過去1週間の間に15人を上回っている都道府県への訪問は、できるだけ控えるようお願いします。
また、長野県では9月下旬から11月末までを「コロナを克服する2か月」としてコロナ禍の克服に向けた取組を推進しております。
その他の地域への訪問に当たっても、基本的な感染防止策の徹底やリスクが高い行動を控えるなどの慎重な行動をお願いします。
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大型無人機 物資輸送プロジェクト始動
伊那市は100kg以上の荷物を運ぶことができる大型の無人機VTOL機を使った山小屋への物資輸送プラットホーム構築事業を中央アルプスと南アルプスでスタートさせたと5日発表しました。
伊那市によりますと、このプロジェクトで使用する無人VTOL機は、現在、川崎重工業株式会社が開発しているという事です。
燃料はガソリンを使用し、運べる荷物の重さは100kg以上で、継続航行距離は100㎞以上だという事です。
山小屋への物資輸送はヘリコプターに頼っていますが、公共工事の増加やパイロット不足などにより運航の確保が困難になっているという事です。
伊那市では山岳特有の気象状況に適用し、長距離飛行などが可能な無人VTOL機を使い物資輸送の固定航空路の構築を目指します。
事業は5年計画で、2年後の2023年度からは実証実験を、最終の2025年度にはシステムの構築を行う計画です。
市では今回のプロジェクトを通して、山小屋などへの安定した物資輸送の基盤づくりを行いたいとしています。
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伊那と会津若松 親善交流20周年で調印
伊那市の旧高遠町地区と福島県会津若松市は親善友好盟約を締結し去年20周年を迎えました。
20周年を記念し、両地域がより交流を深めていくことを目指す親善交流書の調印式を5日オンラインで行いました。
5日は、伊那市役所と会津若松市役所がオンラインで結ばれ、調印式が行われました。
白鳥孝伊那市長と会津若松市の室井照平市長が親善交流20周年記念の親善交流書に調印しました。
会津若松市と旧高遠町は、2000年に親善交流盟約を締結しました。
江戸時代、高遠藩主だった保科正之が転封し会津松平家の藩主となったことが縁です。
伊那市からは、会津まつりに参加したり、名君 保科正之公の大河ドラマをつくる会が、会津若松市から人を招き生誕祭を開催するなどの交流が続いています。
今回は、20周年を記念し、より親睦を深めていこうと調印式が行われました。
会津若松市からは伝統工芸品 会津漆器の盃が贈られました。
伊那市の花・桜と会津若松市の花・タチアオイが描かれています。
伊那市からは山岳写真家の津野祐次さんが撮影した南アルプスの写真を贈りました。
調印式は、本来20周年を迎えた去年に行われる予定でしたが、新型コロナの影響で1年延期し5日行われました。
また、市役所1階市民ホールでは会津若松市の観光ポスター展が開かれています。
今後親善交流書の写しも展示される予定です。
観光ポスター展は15日までとなっています。
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長野県SNSコロナ情報(県ワクチン16歳以上へ拡大)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
【県ワクチン接種会場での対象者を16歳以上の方へ拡大しました】
これまで県会場でのワクチン接種は18歳以上の方を対象としていましたが、本日より16歳以上の方が予約できるようになりました。
会場にはまだ余裕がありますので、接種を希望される方はご予約ください。
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明治安田生命 市に41万円寄付
明治安田生命保険相互会社松本支社は、社会貢献の一環として伊那市に41万3,500円を30日寄付しました。
30日は明治安田生命松本支社伊那営業所の中野翔二郎所長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
今回の寄付は地域を元気にすることが目的で、新型コロナ対策や健康増進などに役立ててほしいと行っています。
寄付金は会社のほか、伊那出身の社員などから集めたものだということです。
明治安田生命松本支社の梅村岳さんは「わずかな気持ちですが伊那のために役に立てたらいいです」と話していました。
白鳥市長は「新型コロナであらゆる分野に影響がありました。非常に助かります」と話していました。
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長野県SNSコロナ情報(感染拡大地域等への訪問について)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
【新型コロナ感染拡大地域等への訪問について】
人口10万人当たりの新規陽性者数が15人を上回っている都道府県、緊急事態措置及びまん延防止等重点措置が実施されている地域並びに外出自粛を要請している都道府県への訪問はできるだけ控えるようお願いします。 -
オンラインで「ハッカソンin伊那」
ものづくり現場での技術伝承をテーマにITを活用した課題解決策を考える「ハッカソンin伊那」が伊那市役所で4日オンラインで行われました。
4日は伊那市や東京都などのITエンジニアやIT企業の社員、大学生など27人が参加しました。
ハッカソンとは、高い技術力を駆使してシステムを操るという意味のハックとマラソンを掛け合わせた造語です。
アイデアを出し合い、期間内にサービスなどを開発し、成果を競い合うイベントです。
「ハッカソンin伊那」は8チームに分かれて4日と10月2日の2日間で行われます。
今回はものづくり現場の技術伝承をテーマにITを活用したアイデアで課題解決を目指しています。
4日は伊那市内の精密部品に関する2社から現場の課題や現状について話を聞きました。
10月2日の審査で最優秀賞になった場合、伊那市が実用化に向けた開発費などの支援を行う予定です。