-
05衆院選 衆院選候補者アンケート
衆院選が中盤を迎えている。選挙の争点となる項目について、各候補者にアンケートし、考えを聞いた(届出順)。
設問は(1)今回の選挙の争点とすべき、優先課題は何か(選択式)(2)参院で否決され、廃案となった郵政民営化関連法案の賛否と、その理由(以下記入式・字数制限なし)(3)小泉首相の政治姿勢、手法などに対する考え(4)有権者に最も訴えたいこと窶煤B
三沢好夫氏
(1)社会保障制度改革、憲法問題、税制改革
(2)反対。民営化し、利潤優先の事業になれば、地域密着の郵便局のサービスが低下してしまう。しかも現在、郵政には国民の税金は1円も使われておらず、民営化すれば、財政健全化という説明も成り立たない。今後の郵政事業は、障害者向けATMや、引き落とし手数料無料など全国どんな場所でも利用できる郵便局の現在のサービスを守り、充実させる。また、郵貯資本の運用を国民にわかりやすく透明にし、ムダな施設建設などはやめる。
(3)「構造改革」という名前で、何かよいことを進めているように聞こえるが、実態は外交も内政も行き詰まっている。アメリカ追従の戦争支援、国民への耐えがたい痛みの押し付け、大企業優遇税制と、これまでの自民党型政治の矛盾を加速させている。国民のくらしや雇用・経営を守れるものではない。
(4)同じ方向での悪政を競い合うような自民・民生の政治姿勢をみると、たしかな野党の存在が必要になっている。平和憲法を守る点でも、消費税増税をさせないという点でも、社会保障を政治の責任で守る点でも、国民のために責任ある野党として対決していく。
宮下一郎氏
(1)郵政3事業の民営化、社会保障制度改革、少子化対策
(2)賛成。郵便局のネットワークと金融サービスの維持をした上で、民営化することにより、国民の望むサービスをタイムリーに提供することができ、収益構造の安定化も期待できるから。
(3)効率のよい小さな政府を目指して改革を進める政治姿勢は高く評価するが、党内の合意形成のため、より丁寧な手続きを心がけていただきたいと考えている。
(4)小さな政府をめざす構造改革を行い、官から民へ重点を移すとともに、地域の活性化によって日本の再生を図ることの重要性を訴えていきたい。特に、伊那谷を21世紀の理想郷として発展させることを訴えていく。
加藤学氏
(1)社会保障制度改革、財政健全化、外交・安全保障
(2)反対。国民の理解が得られていない。大きな国有会社を作るだけで、官から民へのカネの流れは実現しない。
(3)独りよがりの国民無視の政治
(4)弱い者いじめ、地方の生活者無視の小泉政治を終わらせて、本当に国民が望んでいる改革(年金、財政健全化、少子化対策)を行うために政権交代が必要である。 -
大地震を想定した防災訓練
中川村は4日早朝、05年度地震防災訓練を村内全域で実施した。 駿河湾沖を震源域とする大地震が発生、村内は震度6を想定。
午前6時、防災無線により訓練開始。組、班を単位に各地区指定避難場所に避難誘導。各地区は人員を災害対策本部に報告。本部から地区避難施設に村指定避難施設への避難を指示し、終了。
三共地区では、48人が徒歩で、避難場所の三共会館前に集合。人員報告に続き、消火器による初期消火訓練、村消防団による心肺蘇生法の実技講習会もした。
講習では、早い通報、早い応急手当、早い救急処置、早い医療処置が命を救う「救命の連鎖」に触れ、2グループに分かれ、ダミーを使って、人工呼吸法や心臓マッサージなど救命に必要な基礎実技を実習した。 -
箕輪町水道運営審議会
箕輪町水道運営審議会は2日、町役場であった。委員を委嘱し、施設や業務概況、05年度事業と第5次拡張事業などを説明した。
委員は議会、簡易水道組合、女性団体連絡協議会などから8人を委嘱。任期は05年5月12日-07年5月11日の2年間。会長は吉沢博文さん、職務代理は小林ふさ子さん。
上下水道の05年度発注予定工事は17件。内訳は、上水道管布設工事など6件、特環公共下水道関連の上水道管布設替工事5件、公共下水道関連の上水道管布設替工事5件、配水管布設替工事1件。
上水道の第5次拡張事業は、計画目標年次が06-15年度。長田への配水池新設や、本管新設工事などにより、給水人口を現在の2万3285人から2万7300人、1日最大給水量を現在1万750立方メートルから1万1460立方メートルにする予定。 -
「箕輪町中学生海外研修やまと基金」創設へ
大和電機工業が1060万円寄付箕輪町の中学生海外研修のために、大和電機工業(本社・下諏訪町、原房利社長)が1060万円を寄付した。町は「やまと基金」を創設して今後の中学生派遣事業に活用するため、9月6日開会の町議会9月定例会に「箕輪町中学生海外研修やまと基金条例制定について」の議案を提出する。
これまで町は、町出身の故・米山素治さんから寄せられた多額の基金を「米山基金」として活用し、大勢の中学生が恩恵を受けた。
米山さんが亡くなり、今後は未来を担う中学生の海外研修基金を企業及び一般の賛同者から寄せてもらう方針を決定。この話を聞いた大和電機工業が8月10日、社会貢献と会社創立60周年記念も兼ねて1060万円を寄付。11日に平沢豊満町長と小林通昭教育長が原社長に感謝状を届けた。60万円は毎年寄付してもらえるという。
町は、大和電機工業から指定寄付があった資金を積み立て、中学生の国際感覚の育成に活用するため基金を設置する。 -
05衆院選 投票まで1週間
各派、必死に票集め衆院選は11日の投票日まで残り1週間となり、長野5区の三沢好夫(共産)・宮下一郎(自民)・加藤学(民主)の3氏の陣営はいよいよ緊迫感を募らせている。分刻みのスケジュールで遊説を続けるほか、演説会を設定するなどしている。(関連記事3面)
三沢陣営は、「自民党・民主党のどちらでも真の改革は出来ず、庶民泣かせの政治が続く」として、増税・年金医療・憲法問題を中心に論陣を張り、「確かな野党、共産党の伸張が国政改革のカギと」5区内をくまなく遊説している。党員・支持者の強固な組織が選挙運動に参加しているほか、党青年後援会などの青年層が熱心に活動に参加している姿が目立つ。
宮下陣営は、「郵政民営化が争点」としながらも、「小さな政府をめざす構造改革全般の推進」を強調。特に「地方の視点からの改革」を訴え、後援会組織の若返りを図りながら着実に票を固めている。4日には安倍晋三党幹事長代行(伊那市民会館、午後3時30分縲・、7日には福田康夫前官房長官(伊那選挙事務所、午後6時から。アイパルいなん午後7時から)を招いた演説会が予定されるなど、党の期待も大きいもようだ。
加藤陣営は、公示と同時に、上下伊那一斉に行われたポスター張りなどで連合の労組員が活躍。南箕輪村や駒ヶ根市の事務所でも連合関係者が、民主党の支部組織を支えながら、中心になって選挙戦を展開している。公募で選ばれた新人候補ゆえの知名度の低さを挽回するために、「頑張っている人が報われる社会を」などと訴えて宣伝カーを走らせる。8日には箕輪町(箕輪文化センター、午後6時30分より)で演説会を予定する。 -
05衆院選 前半戦戦況解説
宮下氏、一歩リードか?宮下氏を加藤・三沢両氏が追う図式になっている。
宮下派は後援会組織の若返りを進め、郵政民営化法案審議中から「解散含みの情勢」として早々に選挙体制を構築してきた。課題であった青壮年層での基盤強化も、一郎氏の伊那青年会議所時代の同期生を中心にした応援組織が立ち上がるなど一歩前進した形。各種団体からの推薦・応援も順調に集まっているもようだ。
だが、郵政民営化推進一本やりの小泉自民党への評価は流動的で、「決して油断できない」と複数の有力幹部は言う。浮動票の動き方が予測できないこともあるが、長野5区に関しては、民主党の加藤学氏の比例区復活当選も絶対に阻止したい窶狽ニいう思惑もある。
03年の衆院選で宮下氏は民主党の加藤隆氏に小選挙区で約3万8千票の差をつけて当選したが、この時数千票が加藤氏に流れれば、加藤氏に比例区復活当選の道があった。今回の選挙でも加藤学氏との差が僅差だと、比例区復活当選の可能性があり、仮にそうなると「長野5区で現職1人という有利な立場」(選対有力者)が脅かされる。宮下陣営ではこのことを警戒して「油断は禁物」と引き締めに躍起となっている。
これに対して、民主党加藤陣営は、前回選挙・5区の比例区投票で、自民党に約5千300票の差をつける、7万2千876票を獲得したことに望みをつなぐ。小選挙区での勝利が最大目標だが、比例区での復活当選を含めて、「長野県で1区だけの民主党空白区=5区での議席獲得」(中島衛氏)が死活的課題。「自民党は世襲・一人よがりの政治で、サラリーマンなど庶民を泣かす」と対立図式を描き出し、公募で若い候補者を選定した公開性を押し出して、票の拡大を目指している。
だが、地元候補を求める声が多い中で、3回続けて他地域出身の候補を擁立したことへの疑問の声があるだけでなく、選対事務所を置く下伊那地区でも、選対委員長である中島衛氏を支えた層から現職・宮下氏支持に切り替える部分が出るなど、苦しいお家事情もうかがえる。いずれにせよ、実働部隊の連合関係者が、民主党を支えてどこまで票を拡大できるかがカギだ。
一方。共産党三沢氏の陣営は、03年衆院選・04年参院選を通じて、長野5区での小選挙区・比例区の得票数が約2万6百票から2万7千票であることを見据え、「自民でも民主でも変らない庶民泣かせの政治にストップをかけられる確かな野党は共産党だけ」と訴える。「大きな風」を巻き起こし三沢氏の小選挙区勝利と、比例区北陸信越ブロックでの木島日出夫氏の議席奪還を目指す。
党組織・平和運動や消費者運動などの各種団体を通じて広がる支持層を固める一方、小林伸陽県議らが前面に出て、「日本で唯一財政赤字を減らしたのは長野県で、それは共産党県議団の拡大の成果。国政でも同じ流れを」と訴える。これで、浮動票が、どう動くが注目される。 -
長谷村官公庁親ぼく球技大会
村内官公庁職員ら同士の交流を目的としたソフトボール大会が3日、長谷村の総合グラウンドなどであり、役場職員や小学校教員、上伊那農業協同組合の地区職員などが参加した。
今年で38回目。それぞれの職場が男女混合のチームを編成し、トーナメント方式で対戦する。全11チームが参加した今年は、駐在所、森林組合、郵便局の混合チームが優勝し、役場のAチームが準優勝した。 -
05衆院選 立候補者の横顔(3)
加藤学氏(36)民主党「今は頑張っている人が報われない社会。国民無視の一人よがりの政治だ」窶曝bすうちに身振り手振りが加わり、開いていた手のひらも、次第に握りこぶしに変る。
初挑戦のためか、演説の場面では少し緊張気味に見える。だが「国民の良心を問う選挙だ。サラリーマンにだけ負担を強いる政治を放っておいてはいけない」と訴える声は、腹の底から湧き上がる。まなざしの鋭さは、現在の政治への怒りの表われかもしれない。
上田市出身。民主党の公募に応じ、9人の内から選ばれて5区の候補者になった。「自民党は2世3世の世襲議員ばかり。自分のような建具屋の息子を国政に出してくれる民主党の公募制度は重要。開かれたシステムがこれからの社会を作る」と強調する。
早大卒業後NHKに入社。広島放送局のディレクターとして平和問題、アジア関連の様々な番組を作成した。アジア経済に関わる専門的知見を得るため、96年にNHKを辞職してアジア・欧州に留学。01年にアジア経済研究所に入所し、04年7月からはインドネシアの国際林業センターに出向したという豊かな経歴を持つ。候補者選定にあたった北沢俊美参院議員も「豊かな国際経験が選定の最後の決め手になった」と話す。
趣味はクラシック鑑賞にコーヒー。「彼女は?」の問いに「え!?いるけど、それって選挙に関係あるんですか?」窶狽ヘにかんだ若々しい笑顔が浮かんだ。 -
大地震発生を想定した防災訓練
防災の日の1日、天竜川上流河川事務所(三上幸三所長)と警察、消防、関係自治体らでつくる天竜川災害情報協議会は、大地震の発生を想定した防災訓練を駒ケ根市の同事務所隣接地で実施した。駒ケ根市、駒ケ根警察署、伊南行政組合北消防署などから約20人が参加し、衛星回線を使った通信訓練などを行ったほか、同事務所が備えている排水ポンプ車、照明車などの災害対策用車両の機能について説明を聞いた。
午前9時30分、駒ケ根市周辺で震度6弱の地震が発生、電気・電話が不通となって天竜川東岸と西岸の通信が途絶した窶狽ニの想定で、同市の中沢支所と同事務所とを衛星通信回線で結んで災害状況などを報告する訓練が行われた。同事務所には災害対策本部車、衛星通信車などが待機し、中沢支所と画像と音声で連絡を取り合った=写真。
参加者らは初めて見る災害対策設備の機能に感心しながら、担当者の説明を熱心に聞いていた。 -
9月定例会開会
駒ケ根市議会9月定例会は2日、開会した。人事1▽専決処分1▽報告1▽条例改正8▽04年度決算13▽05年度補正予算2▽事件3窶狽フ計29議案の上程、提案説明、質疑を行い、総務文教、建設経済、厚生の各常任委員会に付託した。議案は最終日・27日の本会議で委員長報告、質疑、討論を経て採決される。主な議案は▽公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例の一部改正案▽04年度一般・特別会計決算▽05年度一般・特別会計補正予算▽大曽倉A・C地区の土地取得窶狽ネど。
04年度一般会計・特別会計の決算は歳入233億4431万円(対前年度比4・9%減)歳出230億3884万円(同4・8%減)差引3億547万円(同11・2%減)の黒字。
任期満了に伴う市教育委員会委員の任命について議会は現教育長の中原稲雄氏(69)=駒ケ根市赤穂北割2区=の再任に同意した。3期目の任期は10月1日から4年間。
会期中の日程は次の通り。
▽3窶・2日=休会▽13・14日=本会議(一般質問)▽15・16日=付託議案審査(総務文教・建設経済委員会)▽17窶・9日=休会▽20・21日=付託議案審査(建設経済・厚生委員会)▽22窶・6日=休会▽27日=本会議(委員長報告、質疑、討論、採決、閉会) -
まちづくり交流拠点施設起工
長谷村が国土交通省のまちづくり交付金を活用し、非持地区の特別養護老人ホーム旧栃の木荘の跡地に建設する、まちづくり拠点交流施設の安全祈願祭が2日あり、宮下市蔵村長をはじめ、村議員ら関係者約30人が出席し、工事の無事を祈った。
最大で300人を収容する多目的スペースや医学・健康増進研究ルーム、調理実習室、巡回バス待合所などを設ける。建設費は3億3600万円。06年2月の完成を目指す。施設の名称は今後検討していくという。
宮下村長はあいさつで、「村民の集いの場所であり、やすらぎの場所になってほしい」と期待した。
拠点施設に隣接して、美和診療所、健康増進センターや、デイサービスセンター「やすらぎ」のほか、近くには特別養護老人ホーム「サンハート美和」がある。
拠点施設は子どもからお年寄りまでの保健予防施設とし、完成すれば、村の「気の里構想」に掲げる医療、健康、福祉が整う。 -
宮田村行政情報モニター委嘱
宮田村は1日、村民7人を行政情報モニターに委嘱。さっそく会議を開き、村の広報紙やケーブルテレビの行政チャンネルなどについて意見を交わした。任期は2年で、今後は毎月書面で村の広報について意見を寄せる。
モニター制度は昨年から導入。祇園祭のケーブルテレビ生中継を実現させるなど、村は出された意見をもとに広報の改善を図っている。
この日も、「もっとタイムリーな情報を村のホームページに載せて」「行政番組の放映時間を考慮して」など、新モニターが積極的に提言した。 -
本郷地区住民協定説明会
飯島町の本郷公民館で1日夜、本郷地区伊南バイパス沿道景観形成等住民協定の初めての説明会があった=写真。協定案対象者やバイパス建設事業本郷地区対策委員ら約40人が出席し、町から先進の飯島地区の状況の説明を受け、本郷地区の方向や協定者の範囲、策定委員の選任について話しあった。
協定区域(案)は南は本郷ふるさと農道・国道交差点、北は与田切橋南までの約680メートル、バイパス敷地から両サイド60メートル以内で、面積約6・6ヘクタール、地権者31人。
説明会では町建設課が、昨年12月に締結した飯島地区景観形成・土地利用住民協定書を例に、住民協定の目的、協定区域、協定内容、土地利用基準、協定者の組織について説明した。
参加者からは「バイパスがらみで、家の移転新築をはじめたが、協定に該当するのか」「既存の野立て看板はどうなるのか」などの質問があった。
今後、今回選出された策定委員7人を中心に、協定区域、対象者の決定、協定内容を協議し、来年3月、締結を目指す。 -
05衆院選 立候補者の横顔(2) 宮下一郎氏(47) 自民党
「あくまで地域、特に中山間地の視点に立って構造改革を」窶伯セ葉に力がこもった。
政府の郵政民営化法案に衆院採決の直前まで「反対」を唱えた。山奥まで郵便を届けるネットワークを残したい。過疎地の高齢者が頼る郵便局の貯金と保険の窓口業務を残したい窶煤u『小さな政府』をめざす構造改革は避けて通れないが、郵政ではそれだけは譲れなかった」と語る。
父・創平氏の生地である長谷村を自らの故郷と呼ぶ。長野第5区が抱える広大な中山間地に暮らす人々への思いも強い。党内での議論の末、「充分満足はしなかった」が自説がある程度政府案に反映したと判断。「構造改革を進めるためには政局の流動化を避けるべき」との思いで、採決では賛成票を投じた。
座右の銘は「着眼大局、着手小局」。郵政民営化法案をめぐっては、これを実践したといえるかもしれない。
前回選挙の前、創平氏の秘書として12年間政治の中枢で働いた。その経験は、「1年生議員とは思えない働きぶり」(森喜朗元首相)に生かされている。
だが、それを感じさせない「腰の低さ」「素直さ」を指摘する人も多い。年配者からは「一郎君」。同年代からは「一郎ちゃん」と親しく呼ばれるのもそのなせる技だろう。
趣味は手品と写真撮影。不規則な食事で少し太り「カミさんに睨まれている」と笑う。
現住所伊那市。妻との間に1女・1男。 -
南箕輪村庁内プロジェクトチーム始動
南箕輪村は、村の課題を検討するため、庁内に6つのプロジェクトチームを組織した。チームごとに会議を重ね、総合計画推進委員会や調整委員会に諮っていく。
チームは▽企業誘致推進▽大芝高原利活用▽南箕輪村らしさ追求▽組外解消対策▽地域福祉推進ネットワークづくり▽行政改革推進-。8人から11人程度の職員で構成する。
30日は、企業誘致推進プロジェクトチームの第1回会議をがあった。誘致の方法、村内の土地、上下水道など基盤整備の現状を話し、今後の進め方を協議した。
優良企業を誘致することで産業の高度化、雇用の拡大を促進し、村の産業・経済の確立を図る。メンバーは産業課、建設水道課、総務課の課長はじめ職員9人。堀正産業課長がチームリーダーを務める。
堀リーダーは「村長公約に優良企業誘致がある。長い目で推進しないといけない課題だが、村長任期の前半に方針を出していきたい」とあいさつした。 -
05衆院選 立候補者の横顔(1)
三沢好夫氏(61) 日本共産党「根っからの機械工だよ」窶薄レをむいて大きな声で語る。労働者として生き、その生活を守るために組合運動に打ち込んできた自信と誇りがにじんだ。
15歳でオリンパス光学伊那事業所に入社。以来、42年間生産現場の第一線で働いた。働きながら上農の定時制に学び、仕事も組合もバレーボールなどのスポーツも真剣に打ち込んだ。合理化・人員削減反対。女性労働者の差別是正や権利向上。「汗水流して働くものが報われる社会にしたい」窶曝J組時代の思いは今も変らない。
街頭演説で満蒙開拓団で満州に行ったという老人から「戦争だけはダメだ。頑張ってくれ」と声をかけられた。胸に込みあげるものがあった。「憲法9条は絶対に守らなければ」との思いを一層強くしたという。
いつもは家族で介護している89歳になる実母を、期間中は老人福祉施設に託して選挙を戦う。「年金・高齢者福祉の問題はまさに身を切るように切実だ」と強調する。
自他共に認める人情家。テレビドラマでそっと涙を流すこともあるという。約20年間に渡り南箕輪村のママさんバレーの監督を務めたこともあるスポーツマンでもある。
好きな言葉は「真実一路」。「そういう風に生きたいと思ってきた」と話す。
伊那市生まれ。南箕輪北殿在住。3人の息子は独立し、母・妻と3人暮らし。 -
災害情報の伝達に関する協定を結ぶ
伊那市と天竜川ダム統合管理事務所は31日、美和ダム放流警報設備等を利用した災害情報などの伝達に関する協定の調印をした。地域の防災体制の支援などを図る。
市の要請で、管理事務所が設置している放流警報設備の音声放送(4カ所)、河川情報表示設備の電光表示(2カ所)を通じ、三峰川周辺の住民に災害情報や避難場所などを伝達する。また、桜情報など地域振興にも役立てる。有効期限は06年3月31日までだが、改廃の申し出がない限り継続される。
市役所での調印式で、小坂市長は「三峰川災害と戦いの歴史であった」とし、いくつものチャンネルを使って住民に知らせていく重要性を挙げ「災害の備え、発生した時の避難がスムーズにいくことをうれしく思う」とあいさつ。
野村正之所長も「災害対策の一手段。情報を増やすことで、市民の安心、安全、明るい未来に努力したい」と述べた。
調印は、04年度に全国各地で発生した豪雨災害を受け、国土交通省がまとめた「豪雨災害対策緊急アクションプラン」に沿って取り組んだもの。県内では高遠町に次いで2カ所目。 -
伊那市地域自治区検討委員会(4)
伊那市の第4回地域自治区検討委員会(中村孝夫委員長、15人)が30日夜、市役所であった。市地域自治区条例の素案を示し、委員から意見を聞いた。
条例は、地域住民と行政の協働で、住民の意見を行政に反映させ、地域自治の推進を図るもので、地域協議会の役割や組織など委員の意見を反映させて条文化した。
役割は、住民・諸団体などの意見を集約・調整し、住民と行政の協働によるまちづくりを推進することをうたい、計画段階から住民が参画する。
委員から「市長の責務と地域協議会の役割を両方、規定していくべき」と意見があった。
地域協議会の支部的組織の設置について未定になっている伊那地区は、懇談会の状況から市側が「組織は2つ(竜東・竜西)、または4つ(小学校単位)の意見があり、事務所の位置は人の集まりやすさから、駅前再開発ビル『いなっせ』を第一候補とする」と報告。方向は出なかった。
報酬については、3市町村の合併協議会で高遠町・長谷村の地域協議会の委員に報酬・費用弁償を支給することが規定されている。「規定を変えることはできないのか」と意見も出たが、現段階では難しく、公平性を保つことから、市でも支給することとした。2町村に地域協議会が設置されている間で、その後は再検討される。
次回は10月18日で、今回の意見を反映させて再度委員に示す。 -
魚道新設で勉強会
)
伊那建設事務所は30日、中田切川の飯島町国道橋下災害復旧工事現場で、魚道新設のための勉強会を開いた。
信州大学農学部の平松晋也教授を座長に、天竜川漁協、地元の田切区、天竜川ゆめ会議、天竜川上流河川事務所、飯島町、工事受注者ら13人が参加。
勉強会は来年3月まで3回を予定。生態系(主に魚類)における河床の連続性を確保し、防災と親水性に配慮した工事を施工するために、必要な知識をそれぞれの立場で話題提供し、その結果を工事に反映させる。
中田切川は延長12・3キロ、標高2300メートルの激流。昨年の23号台風で、99年に災害復旧工事で施工した巨石張護岸工事と根固工がわずか5年で再度被災したため、原形復旧による護岸工は技術的に不適当と判断し、横断工作物である床止工の新設を選定、6月に着工した。
また、地域住民と有識者による渓流整備構想案が策定され、生態系に配慮することが地域のコンセンサスとして定着していることから魚類に配慮した床止工とした。
新設される床止工は、現地発生材を用いた巨石張付けの全断面斜路式の構造とし、取付護岸にも現地発生材を用いた巨石石張工とする。
第1回勉強会では、趣旨説明に続き、工事現場で工事概要の説明を受けたり、川の様子を観察し、どのような魚道形状が適しているか、意見を出し合った。
次回は9月下旬ころ、魚道形状の確認、工事施工状況の確認。第3回は来年3月中旬、勉強会で出された意見が反映されているか確認する。
# -
05衆院選 長野5区 三沢候補 第一声
平和・庶民の暮らしを守る国民に痛みを強いる小泉改革をストップさせる絶好の機会がめぐってきた。
庶民いじめの増税を許すことはできない。
伊那谷各地を回り「戦争だけはいけない。憲法第9条を守るために頑張ってください」と先輩から熱い思いを聞いた。平和を守る問題は争点の一つで、平和な日本のために力いっぱい戦う。
郵政民営化は国民の力によって参議院で否決された。国民のサービスを守るため、反対する。
共産党は数が少ないと聞くが、国民のために筋を通している。介護保険など医療問題の負担軽減、小規模学級実現など国民の立場に立って力を合わせた成果ではないか。必ず、住民の思いを実現する力になる。
公約実現のために▽医療問題の減免制度の確立▽年金制度の確立▽子育て支援▽地域産業の発展窶狽ネど約束する。
小泉改革の間違った政治と闘えるのは共産党である。大きく支持を広げて、伊那谷で育った三沢好夫への支援をお願いしたい。 -
05衆院選 長野5区 宮下候補 第一声
構造改革をしっかり、前へ今回の選挙の第1の争点は構造改革を止めるのか、前に進めるのかだ。特に中山間地、へき地の生活を守り地域を活性化させるために必要な改革を進めるべきだ。郵政民営化法案では郵便局がますます元気になって国民の望むサービスが充実するようにとの思いで党執行部にも意見を述べてきた。同じ視点で、「小さな政府」「効率の良い政府」を目指して様々な改革を進めていく。
第2の争点は「国から地方へ」の改革の賛否。行政上は国と地方との役割分担を明確にし、移せるものは市町村に財源を移して地方分権を進める。行政に限らず、産業経済の分野でも、地方への工場移転など地域活性化を進めるべきだ。日本一住みやすい心豊かな故郷伊那谷を作りたい。
第3は、安定した政権基盤をつくれるかどうかだ。安定政権でなければ、ようやく踊り場を脱したといわれる景気の回復もできない。皆さんのお力で、再び国会に送り出していただきたい。 -
第3回定例会
伊南行政組合議会は29日、第3回定例会を開き、04年度の一般会計決算、昭和伊南総合病院事業決算のほか、05年度補正予算案、条例改正案など5議案を認定・可決して閉会した。併せて行われた全員協議会では、04年度伊南福祉会決算、伊南行政組合3カ年実施計画、吉瀬地区最終処分場の計画延期などが報告された。
04年度伊南行政組合一般会計決算は歳入16億8040万円、歳出15億9280万円で、繰越明許費を差し引いた実質収支は6173万円の黒字。
04年度昭和伊南総合病院事業決算は9800万円の純損失を計上し、累積赤字は35億5200万円となった。伊那中央病院開設の影響を大きく受けた03年度に比べ入院患者数は増加したが、外来患者数は依然減少が続いている。
駒ケ根市吉瀬に建設する計画の最終処分場については、箕輪町八乙女の最終処分場が稼動する場合などを考慮し、今年度実施する計画だった環境影響調査(アセスメント)を見送って08年度実施の計画としている。 -
05衆院選 長野5区 加藤候補 第一声
まじめさが報われる社会の実現を私は政治と全く無縁の環境で育ったが、就職してアジアから日本を見た時、この政治ではダメだと思った。何としても政権をひっくり返したい。
今は頑張っている人が報われない政治。国民無視のひとりよがりの政治だ。汗を流し、本当に頑張っている人を支えることができる政治を実現したい。
今回の選挙は国民の良心を問う選挙だと思う。声の出せないサラリーマンに負担を強いている政治を放っておくことはできない。
親父は職人だが「コツコツやれば、必ず報われる」と教えられてきた。しかし、実際は声も出せず真面目にやっている人がどんどん切り離され、負担を強いられる。
2世、3世の世襲だらけの社会を何とか打ち破らなければ。今まで、はじに追いやられていた信州人の不屈な精神をみせつける選挙でもある。
閉そくしたでたらめな政治を変える。誰もが挑戦でき、真面目さが報われる社会のため頑張っていきたい。 -
05衆院選 「争点は郵政民営化だけではない」小坂伊那市長、宮下氏に辛口エール
「小泉さんのように今回の選挙の争点を郵政民営化だけに絞り上げるのには反対だ。地方政策・年金・福祉など政策論議を尽くして欲しい」窶拍O院選が公示された30日、伊那市上牧の選対事務所前であった宮下一郎氏の出陣式で、上伊那広域連合を代表してあいさつした小坂樫男伊那市長が辛口エールを贈った。
思わぬ発言に会場は一瞬静まったが、小坂市長は「一郎君も郵政民営化に対する思いもあるだろうが、地域の活性化のために、地方への財源移譲の問題などをめぐっても有権者の意見を聞き、大いに活躍して欲しい」と言葉を重ねた。
小坂市長はかねてより政府の「三位一体改革」のうち地方への財源移譲が不十分であると指摘していたが、地元の前職・宮下氏に対して、地域の活性化の視点からこれらの問題でも活動を強化するよう「応援」した形。
小坂市長の辛口エールに宮下氏は、演説で「『小さな政府』とともに『国から地方へ』も構造改革の大事な柱」として、「官民ともに地方の時代を作る必要がある」と応えた。 -
不法投棄防止巡回パトロール
不法投棄対策の効果を見て、それぞれが対策を講じるのに役立てよう窶狽ニ30日、上伊那地区不法投棄防止対策協議会は、管内市町村の不法投棄防止対策現場を巡回をした。
これまで自分の市町村の状況しか知らなかった担当者に、他地域の状況を知ってもらう意味もある。北と南の2班で、全14カ所を確認した。
1班が巡回した伊那市の「ゴミよけ鳥居」は、全長約50センチの赤い鳥居模型で、小諸市の例を参考に、昨年から導入している。巡回した場所は、鳥居を建てるまで不法投棄常習個所だったが、設置後は不法投棄が激減。この日も、不法投棄はなかった。地域によっては、鳥居の後ろにほこらを建てるなどの工夫をしている所もあるという。
しかし巡回の結果、対策を講じた個所でも、その後、下草整備を行うなどして、不法投棄をしにくい環境を整えておく必要性を確認した。
年度内に今度は、不法投棄がある場所を巡回し、今日の結果を参考にして、対策措置を考える。 -
05衆院選 公示
長野5区は前職・新人3人の戦い第44回衆院選は30日公示され、全国300の小選挙区と11ブロック・合計定数180の比例区で、9月11日の投票日まで12日間の選挙戦が始まった。小選挙区長野5区では予定通り、三沢好夫(61)=共産党・新人、宮下一郎(47)=自民党・前職、加藤学(36)=民主党・新人窶狽フ3人(届出順)が立候補した。
比例区北信越ブロックには自民党21人、民主党18人、公明党2人、共産党3人、社民党5人、国民新党3人の名簿の届け出があった。宮下氏と加藤氏は重複立候補している。
三沢氏は伊那市再開発ビル「いなっせ」北側広場で約100人を集めて出陣式。「小泉改革阻止の絶好の機会だ」「庶民いじめの増税と憲法改悪を絶対阻止しよう」と訴えた。小林伸陽県議や大坪勇元衆院議員、三沢氏が在籍したオリンパスの元社員などが激励に駆けつけた。
宮下氏は早朝長谷村市野瀬の諏訪神社と高遠町の鉾持神社で必勝祈願の神事を済ませ、午前8時10分から伊那市上牧の選対事務所前で出陣式。「構造改革を止めるな」「国から地方への改革推進」などと訴えた。約500人集まった。吉田博美参院議員、木下茂人県議、向山公人県議、小坂伊那市長以下市町村首長なども駆けつけた。
加藤氏は飯田市のJR飯田駅前アイパークで第一声。「汗を流して頑張っている人が報われない政治、国民無視のひとりよがりの政治」と自民党政治を批判。「なんとしても政権交代を」と呼びかけた。連合組合員を中心に約90人が参加。選対委員長を務める元衆院議員の中島衛氏や連合長野の近藤光会長が応援。近藤会長は「傍観者はいけない。働く者が自分たちの選挙として関わるべき」と檄をとばした。
各候補とも、出陣式を終えると遊説カーで街頭に飛び出し、三沢・宮下氏が上伊那を中心に、加藤氏が飯田・下伊那を中心に訴えて回った。
【立候補者】(届出順)
■三沢好夫(61)共産新
党県5区国政対策委員長、上伊那地区委員長。元上伊那医療生協理事。上農高校(定)卒。南箕輪村。
■宮下一郎(47)自民前
党県連副会長。衆院財務金融委員会委員、同外務委員会委員。元宮下創平政策秘書。東大経済学部卒。伊那市伊那部。
■加藤学(36)民主新
党県連副代表。国際林業研究センター研究員、アジア経済研究所研究員、NHK広島報道ディレクター。ロンドン大学大学院博士課程中退。飯田市高羽町。 -
南箕輪村むらづくり委員会
「新時代のむらづくり住民懇談会(仮称)」開催へ南箕輪村むらづくり委員会が29日夜、村役場であり、新時代のむらづくり諸計画の素案に村民の意見を生かすため、「新時代のむらづくり住民懇談会(仮称)」を開くことを決めた。
検討を進めている計画は▽南箕輪村財政計画(06-10年度)▽第4次総合計画基本構想▽南箕輪村土地利用計画(国土利用計画「南箕輪村計画」)▽第4次南箕輪村行政改革大綱-。
懇談会では、委員会がまとめた4計画の素々案を村民に説明し、住民、委員会、村行政が互いに意見交換する。聴取した意見は、その後の素案まとめに反映させる。
10月18日から27日までに、村内12地区と全地区対象の計13回を予定する。 -
南箕輪村基本構想など答申期限延長
南箕輪村むらづくり委員会(唐沢俊男会長)は30日、住民懇談会の答申前の開催と答申期限の延長願いを唐木一直村長に提出した。唐木村長は願い出を承諾し、計画の答申期限を11月22日とする回答書を手渡した。
昨年11月の村長諮問では、南箕輪村基本構想など4計画の答申期限は9月。住民説明と意見聴取については、当初村事務局は委員会に答申後開催の日程案を示していた。
委員会は、素案のまとめに村民意見を反映するため住民懇談会の答申前の開催を決定。これに伴い、答申時期を迎えた4計画について再検討の期間が必要となるため、答申期限延長を願い出た。 -
宮下一郎、森喜朗と語る会
「1回生で首相と渡り合い立派」
森総理、宮下氏を評価衆院選長野第5区からの出馬を表明している自民党公認・前職の宮下一郎氏(47)の後援会は28日、森喜朗元総理を招いた「語る会」を伊那市民会館で開いた。支持者ら約1400人が参加。森氏が「一郎君は郵政民営化の問題で堂々と小泉首相と渡り合った。1回生であそこまでやったのは立派」などと宮下氏を評価すると、会場は拍手と歓声で包まれた。
森氏は地元の石川県根上町の例を出しながら「市町村合併はふるさとがなくなるのだからつらい。だが子や孫のため良い国を残すために不可欠。郵政・税制・財政など構造改革の本質はここにある」と話し、「経費削減・外国資本の投入・海外からの人材登用もして企業再建した自動車産業などを見習うべき」と強調した。
宮下氏が郵政民営化法案に衆院裁決の直前まで反対したことについても「政策論争は大いにやれ、しかし政治判断を誤るな」と忠告したと紹介。「首相と渡り合い自説を政府案に反映させたのは立派」と賞賛する一方、「最後まで反対して美しい刺客を送り込まれた城内君(城内実氏・静岡7区)のようにならなくて良かったねぇ」と、党内対立を抱えて苦しい胸の内をうかがわせる発言もあった。
宮下氏は冒頭、郵政民営化法案への姿勢に言及。当初の政府案には反対だったが、党内の討論の末(1)郵便ネットワーク、特に過疎地の郵便局を残すことが明確になった(2)郵便局での銀行・保険の窓口業務の代行も明記された窶狽アとを前進と評価、小泉構造改革を前に進めるために衆院裁決では賛成したと経緯を説明した。
構造改革の柱は「小さな政府」とともに「国から地方へ」もあるとして、「三位一体改革を進め、地域の元気で日本を変えよう」と訴えた。 -
加藤学氏、連絡事務所開設
北沢俊美氏「公示後は5区張り付き」衆院長野5区から出馬を表明している民主党公認・新人の加藤学氏(36)の後援会は28日、南箕輪村塩ノ井に上伊那連絡事務所を開設した。連合の組合員など50人が参加した。
開設式には、選対委員長を務める元衆院議員の中島衛氏のほか、民主党の参院議員北沢俊美氏も駆けつけ、「使い減りのない若さ、貴重な海外経験、世襲候補に対して公募という民主的制度で選ばれた公開性窶狽ナ他候補より優れる」と強調。加藤氏は「郵政民営化だけでなく、年金や増税などまじめに働くものが酷い目を見、大金持ちが良い目を見るような社会を作り変えなければ」と訴えた。
中島氏は「郵政民営化法案が参院で否決されてことを持って衆院解散・総選挙に打って出るのは誤りだが、政権交代の絶好のチャンスが回ってきた」と述べ、「候補者選定で遅れをとったが、前回の5区の民主党の票は自民党を上回った。一挙に小選挙区勝利へ」と気合を入れた。
北沢氏も「世襲候補でなく、加藤さんのように街の建具屋の息子でも志しがあれば国政に打って出られるのが民主党。庶民の声の代弁者を当選させよう」と訴えた。公示後は北沢氏本人が5区に張り付く予定という。
加藤氏は「93年、NHKに入社しサラリーマンを始めた時に、民党政権に代わって細川政権が誕生した。時代が変る感じもしたし社会にパワーがみなぎっていたが、再び自民窶伯セ連立政権になり、『勝組』だけが良い目を見る政治は変わらず、社会は沈滞している」として、「自分はまだひよ子だが、5区の庶民の声を国会に反映させていくためには、世襲の方ではなく、自分のような人間が議員になる必要がある」と、身振り手振りを交えて訴えた。
加藤氏後援会は、27日に駒ヶ根市にも連絡事務所を開設している。