-
水力発電所の活用考える
水力発電所の活用について考える長野県企業局電気事業天竜川上流地域連携協議会の初会合が1日、伊那市の南信発電管理事務所で開かれました。
協議会は伊那市、上伊那地域振興局、伊那建設事務所、長野県企業局で構成されています。
初会合では伊那市内で建設中の西天竜発電所のほか改修工事を行っている美和発電所、春近発電所、運転中の高遠発電所の4つの水力発電所を地域に親しまれる施設とするための方策などについて協議しました。
協議会議長で長野県企業局の小林透長野県公営企業管理者は「それぞれの発電所が連携し学び、研修の場などに活用できるよう検討していきたい。」とあいさつしました。
長野県企業局では災害に強い地域づくりを目指し水力発電所の建設・改修を進めていて発電所を地域に親しまれるような施設にしていきたいとしています。
-
ぐるっとタクシー 竜東地区でプレ運行始まる
伊那市が取り組む人工知能AI乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の新しいエリア竜東地区でのプレ運行が、1日から始まりました。
4月からの本格運行を前に1日に市役所で出発式が行われました。
新たに対象エリアとなるのは、富県・東春近・新山・高遠町河南・長谷です。
市では、今年度から西春近・竜西・西箕輪で運行していて、さらなる利便性の向上を図ろうとエリアを広げるものです。
運行事業者は、これまでの伊那タクシーと白川タクシーの2社に加え、高遠観光タクシーとジェイアールバス関東が加わります。
式が終わると、早速利用者の自宅に向かっていました。
ベルシャイン伊那店前です。
東春近の自宅から乗車した利用者が目的地に到着しました。
乗車料金が無料のプレ運行は26日金曜日までとなっています。(土日祝運休)
AI乗合タクシーは、対象エリアに住む65歳以上や免許返納者、障害者が利用することができます。
竜西地区では896人が、新エリアでは357人が登録しています。※1月25日現在
去年4月から12月までの予約件数は5,882件で、1日あたり平均32.3件、乗合率は38.2%となっています。
市では、来年度中に市内全域に拡大する計画です。 -
村長選 小坂氏出馬表明
任期満了にともなう南箕輪村長選挙に村議会副議長で無所属の小坂泰夫さんが立候補することを28日正式に表明しました。
小坂さんは南箕輪村田畑の自宅前で記者会見を開き「困っている人を支えがんばる人を応援する。そんな南箕輪村にするためには、村があなたのために何ができるかではなく、あなたが村のために何ができるか、それを一緒に考え行動する人を募りたい」と話し村長選への出馬を表明しました。
小坂さんは神奈川県出身の54歳です。
信州大学農学部卒業後、南箕輪村役場の職員や民間会社の社員などを経て2003年に村議会議員に初当選しました。
現在5期18年目で副議長を務めていて村長選出馬にともない議員を辞職する予定です。
主な政策を新型コロナの禍中とコロナ禍を乗り越えた2期に分けていてコロナ禍中では役場手続きでの対面が不要なものはオンラインを使うなど新しい生活様式を定着させ村民の感染予防を図るとしています。
コロナ禍を乗り越えてからは観光資源としての大芝高原の魅力と価値を見直し民間参入も含めた活用や経済的困窮世帯の支援対策を進めることなどを挙げています。
南箕輪村長選で出馬を表明したのは小坂さんが初めてで、水面下では候補者擁立に向けた動きがほかにあります。
任期満了にともなう南箕輪村長選は4月6日告示、11日投開票となっています。
-
旧長谷村長 宮下市蔵さん死去
旧長谷村で村長を務めた宮下市蔵さんが26日に伊那市内の病院で亡くなりました。88歳でした。
宮下さんは、1995年に旧長谷村の村長選で初当選。
2006年3月に市町村合併するまでの3期10年11か月務め、最後の村長となりました。
宮下さんの葬儀は、30日正午から、伊那市高遠町のグレース虹のホール高遠で執り行われます。
-
ぐるっとタクシー 竜東でプレ運行
伊那市は、AI配車乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の運行エリアを4月から富県や東春近などに拡大します。
本格運行に先立ち、拡大するエリアでプレ運行を来月に行うと27日に発表しました。
27日市役所で開かれた定例記者会見の中で白鳥孝市長が明らかにしたものです。
プレ運行は2月の平日に行われ、富県・東春近エリアと、新山・高遠町河南・長谷エリアで行なわれます。
対象は運行エリアに住んでいる65歳以上の人や免許を返納した人、障がい者などで、事前登録が必要です。
運行時間は午前9時から午後3時までで、予約は電話やWEB、ケーブルテレビから行えます。
プレ運行期間は料金が無料で、登録者には試乗券が郵送されます。
伊那市ではプレ運行を通して、本格運行を前に車両台数の検証を行うとしています。
ぐるっとタクシーは、今年度から西春近・竜西・西箕輪で運行が始まっています。
来年度は4月にエリア拡大する地域に加え、手良、美篶、河南以外の高遠町の地域でも10月を目標にサービスが始まる予定です。
-
環状南線 3月28日全線開通
伊那市が整備を進めている環状南線は3月28日に全線開通することがわかりました。
26日に市役所で開かれた伊那市議会全員協議会の中で市が報告したものです。
環状南線は国道153号の市役所入口交差点から小黒川大橋北までを結ぶもので延長は1.3キロです。
去年10月に国道153号からおよそ300メートルの区間で供用が開始されました。
残る小黒交差点から小黒川大橋北までの区間については工事中で、3月28日に全線開通となる予定です。
-
伊那市 飲食店などに新たな経済支援
伊那市は、新型コロナウイルスの影響を受けた市内の飲食、宿泊、運輸業などの中小事業者に対して新たな経済支援を行います。
26日は、市役所で伊那市議会臨時会が開かれ、歳入歳出に3億7,500万円を追加し総額を488億円とする、令和2年度の一般会計補正予算案など3議案が市側から提出され、全会一致で可決されました。
補正予算案は、市独自の新型コロナ対策第9弾として1億2,000万円を追加し、市内に事業所がある飲食店・宿泊業・酒店・運輸業の中小事業者を支援するものです。
去年11月から1月までの3か月のうち、いずれか1か月の売り上げが前の年と比べて3割以上減少した月がある事業者に、差額の3か月分を支給します。
限度額は、従業員数が4人までは20万円、19人までは30万円、300人までは70万円となっています。
ほかに、新型コロナの影響を受けた生活困窮世帯に保存食などの食糧支援事業に32万円、介護・福祉事業者への支援に100万円、休業などを余儀なくされた医療機関への支援事業に100万円、常時介護を必要とする在宅重度障害児に対して1人1万円を補助する事業に81万円などとなっています。
また、この日は市議会全員協議会が開かれ、市の新型コロナウイルスのワクチン接種に関する報告がありました。
市によりますと、今月末からワクチン接種のクーポン券の印刷準備を行い、3月中に高齢者分のクーポン券を発送するということです。
2万1,000人が対象だということです。
高齢者以外への発送は4月下旬以降を予定していて、コールセンターを設置し、相談を受け付けます。
今後は医療機関と調整し、接種会場を選定することになっています。 -
ワクチン接種へ体制整備
箕輪町は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向けて専任職員を中心としたチームをつくり体制を整備する方針です。
これは25日箕輪町役場で開かれた記者懇談会で白鳥政徳町長が明らかにしたものです。
町では健康推進課内にワクチン接種に向けて専任職員1人をおき、この職員や保健師などでチームをつくることで体制を整備していく考えです。
町によりますとワクチン接種の対象となる16歳以上はおよそ2万1,000人で接種を希望するかどうかの調査を行う予定です。
町では専門のチームをつくることでスムーズなワクチン接種につなげていきたいとしています。
-
新型コロナ対策を最優先
伊那市の令和3年度当初予算案の市長査定が14日から始まりました。
予算化を検討する事業では新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題としています。
冒頭のみ公開された市長査定で白鳥孝伊那市長は「コロナ禍で税収の大幅な減少が予想されるなか踏み込んだ査定をしていきたい。」とあいさつしました。
基本方針として新型コロナウイルス感染症に対する必要な支援や景気回復策など市民生活の安定と地域経済の回復を最優先課題として取り組むとしています。
予算化を検討する主な事業として新型コロナウイルス感染症対策のほか新山保育園や西春近公民館、若宮市営住宅の建替え、ぐるっとタクシーの運行エリア拡大、新産業フェスの開催などをあげています。
令和3年度予算案の市長査定は2月初めまで行われます。
-
南箕輪村強靭化計画策定へ
南箕輪村は、地震などの大規模災害に備えて強靭な行政機能や地域社会をつくるため、国が進める強靭化計画の策定を進めています。
12日は、村役場で南箕輪村議会全員協議会が開かれ、村強靭化計画についての報告がありました。
計画は、防災減災を進める国の国土強靭化基本法に基づき策定するもので、主に取り組むべき事項として、人命の保護や迅速な救助・救急活動の実施、行政機能や通信機能の確保など7つを挙げています。
村では、2月1日から15日までパブリックコメントを募集し、寄せられた意見を参考に県に報告した上で、今年度中の策定を目指すとしています。
-
企業・官公庁で仕事始め式
上伊那地域の多くの企業で5日今年の仕事始め式が行われ、新たな1年のスタートを切りました。
精密温度調整装置やバルブなどの開発・製造を手掛ける伊那市高遠町上山田の伸和コントロールズ株式会社長野事業所でも仕事始め式が行われました。
新型コロナ対策のため、長野事業所では230人の社員が10か所の部屋に分かれ行われました。
テレビ会議システムで各部屋、神奈川県の本社、国内外の事業所をつなぎました。
幸島宏邦会長は「伸和コントロールズは今年で創業60年となる。新たな挑戦に取り組んでほしい」と訓示しました。
長野事業所の佐々木勇所長も新年のあいさつを述べました。
去年11月30日から稼働を始めた、美篶のアルプス伊那工場でも同様に式が行われました。
-
ニュース振り返り 南箕輪村の主な出来事
伊那ケーブルテレビでは伊那市、箕輪町、南箕輪村の今年1年間の主な出来事を振り返っています。
最終日の28日は、南箕輪村です。
南箕輪村でも、新型コロナウイルスの影響を受けた1年となりました。
●南箕輪村独自の新型コロナ対策に関する事業費は、2億5,780万円で、村民1人あたり2,000円分の地元応援商品券を発行したり、県外から帰省を自粛している村出身の学生に、村の特産品を詰めた生活応援便を発送しました。
新型コロナ感染拡大の影響で、大芝高原まつりが中止となり、来年1月に予定していた成人式は8月に延期となりました。
そんな中、新型コロナの影響を受けた飲食店の売り上げ向上につなげようと大芝高原でテイクアウトフェスが開かれたり、医療従事者を元気づけようと、上伊那農業高校の生徒が伊那中央病院に花の苗を贈りました。
●南箕輪村の唐木一直村長は、4期目の任期満了となる来年4月で引退し、次の村長選には立候補しないことを明らかにしました。
任期満了に伴う村長選は来年4月6日告示で、11日投開票です。
●南箕輪村久保の石吾瞳さんが、既婚者を対象にしたミセスジャパンコンテスト長野県大会のヤング部門でグランプリを受賞しました。
41歳の石吾さんは、夫と2人の子どもの4人暮らしで、CMなどに出演するモデルを務めています。
●南箕輪村を拠点に活動するバレーボール男子Vリーグ1部、VC長野トライデンツが、11月29日に松本市総合体育館で開かれたホームゲームで今シーズン初勝利をあげました。
なお、伊那ケーブルテレビでは来年1月8日と9日に伊那市のエレコムロジテックアリーナ伊那市民体育館での試合を生中継します。
●南箕輪村の小中学校と保育園の給食に使用される米が、農事組合法人まっくんファームや地元農家がつくっているコシヒカリ「風の村米だより」になりました。
南箕輪村の今年1年の主な出来事を振り返りました。 -
ニュース振り返り 伊那市の主な出来事
今年も残すところ後1週間となりました。
3日間にわたり、伊那市、箕輪町、南箕輪村の1年間の主な出来事を紹介します。
初日の24日は、伊那市です。
◆今年は、新型コロナウイルスの影響を受けた1年となりました。
伊那市では、プレミアム商品券の発行や学生への生活応援便の提供など、伊那市独自のコロナ対策に関する補正予算は、総額34億6,800万円となっています。
また、春の高校伊那駅伝、高遠城址公園さくら祭り、ばらサミット、伊那まつりなど多くのイベントが中止となりました。
そんな中、地域の人たちを元気づけようと、伊那商工会議所青年部は8月1日に市内8か所から花火を打ち上げました。
◆新産業技術を使った取り組みが本格的に始まりました。
4月には、AI人工知能を活用した乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の本格運行がスタートしました。
今年度は、西春近、竜西、西箕輪を対象に運行を開始し、今後は順次市内全域に拡大していく予定となっています。
また、テレビで商品を注文するとドローンでその日のうちに自宅まで届く「ゆうあいマーケット」の運用が、長谷と高遠町地区で始まりました。
年明けには、長藤・藤沢地域に順次拡大していく計画です。
◆6月末から続いた長雨の影響で、7月1日に美篶の三峰川堤防がおよそ80mにわたり崩落しました。
現場では、護岸コンクリートを敷き詰める復旧工事が行われ、およそ2週間後の14日に完了しました。
◆老朽化した若宮団地の建て替え事業の一環で、高齢者向け住宅「センシオーネ」が8月26日に完成しました。
単身、2人向け住宅が全20戸あり、事業費は4億8,000万円となっています。
◆市内の東西地域を結ぶ環状南線が、10月30日に一部供用開始となりました。
開通したのは、国道153号の平成大橋交差点から県道箕輪沢渡線までのおよそ300メートルです。
踏切の舗装部分は、騒音や振動が少ないゴム製となっています。
全線開通は、来年3月を予定しています。 -
伊那市・JA上伊那・八ヶ岳中央農業実践大学校 三者間協定
伊那市、JA上伊那、諏訪郡原村の八ヶ岳中央農業実践大学校は、新規就農を支援する三者間協定を、21日に締結しました。
21日は、伊那市の白鳥孝市長、JA上伊那の御子柴茂樹組合長、八ヶ岳中央農業実践大学校の清水矩宏校長が出席し、市役所で協定書の調印式が行われました。
三者間協定は、農業の担い手として就農を希望する人に対し、連携して支援するものです。
伊那市は、必要な情報の収集・提供などを行い、学校は就農を希望する人の情報などを伊那市に通知します。
JA上伊那は、職員としての受け入れなどを行います。
白鳥市長は、「想いを持った若者がどんどん増えていくことを期待している」と話し、御子柴組合長は「地域農業を基幹産業として発展させたい」と述べました。
清水校長は、「伊那市で活躍する学生を送り出していきたい」と話していました。 -
伊那市成人式 8月に延期
伊那市教育委員会は、来年1月に予定していた伊那地区・高遠地区・長谷地区の成人式を8月に延期することを決めました。
これは18日開かれた、伊那市議会全員協議会で報告されたものです。
成人式については、新型コロナの影響で、今年8月に予定していた伊那地区の成人式は来年1月10日に延期、高遠・長谷地区は例年通り正月に実施する計画でした。
伊那市教育委員会は、感染防止策を徹底した上で開催の準備を進めていましたが、来年8月に延期することを決めました。
上伊那地域を含め全国的に感染者が増え続けていることや新成人からの出欠の連絡が少なく迷っている様子が伺えることなどを延期の理由としてあげています。
来年1月10日から1週間、白鳥孝市長の新成人に向けたメッセージを伊那市のHPやSNSなどで発信する計画です。
伊那市教育委員会によりますと成人式の詳細や日程などについてはこれから検討を進めていくということです。 -
飲食店危機突破支援金の申請始まる
箕輪町は新型コロナウイルス感染症対策「飲食店危機突破」支援金の申請受け付けを15日から始めました。
申請は産業支援センターみのわ内の箕輪町商工観光推進室商工係で受け付けています。
この事業は新型コロナウイルスの感染拡大により飲食店の利用客が減少しているなか誘客につながる新たなプランの設定や割引、新たなテイクアウトメニューの提供など意欲的に営業継続に取り組む飲食店を支援するものです。
金額は20万円で1店舗1回限定となっています。
約70件の申請を見込んでいて事業費は1,400万円となっています。
対象は町内で今月15日現在営業していて新型コロナウイルス感染防止策の実施を宣言し2年以上営業できる飲食店としています。
支援金の申請や問い合わせ先は産業支援センターみのわ内、町商工観光推進室商工係で申請期間は来年3月1日までとなっています。 -
小坂氏 立候補の意向固める
任期満了に伴う来年4月の南箕輪村長選に無所属新人で村議会副議長の小坂泰夫さんが立候補する意向を固めました。
小坂さんは現在53歳。
神奈川県出身で信州大学農学部を卒業後、村職員となりました。
2003年に村議会議員に立候補し初当選、現在5期目で副議長を務めています。
小坂さんは「コロナ禍による苦しみを乗り越える道筋を探りだし必要な改革を示していきたい」として年明けに正式に立候補を表明することにしています。
村長選については現職の唐木一直村長が引退を表明しています。
立候補を表明している人はほかにいません。
任期満了にともなう村長選は来年4月6日告示、11日投開票の日程です。
-
伊那市 性別欄見直し
伊那市の白鳥孝市長は、市独自の各種申請書類の性別欄を見直し、可能な申請からは削除する方針を明らかにしました。
これは8日開かれた伊那市議会12月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
伊那市では、性的少数者の社会認識が高まる中、性別に違和感をもつ人などの精神的苦痛に配慮し一部の書類の性別欄を削除することにしました。
伊那市独自の申請書のうち性別欄があるのは95件です。
市では去年11月に性別欄が削除できるか調査し95件中45件が必要なしと判断しました。
必要なしと判断したもののうち、職員の採用申込書や上下水道の使用開始届書などはすでに削除しています。
白鳥市長は「不要と判断したものは今年度中に廃止をしたい。残りの50件についても見直しできるか検討していきたい」と話していました。
-
南箕輪村が情報政策係を新設
南箕輪村議会全員協議会が7日村役場で開かれ村組織に新しく情報政策全般を所管する「情報政策係」を新設することが報告されました。
情報政策係は総務課情報係が担当していた業務を移管し村内の情報システムに関する業務を担います。
情報通信技術を活用して多様化する行政事務や住民ニーズに対応するもので来年4月から業務を始めます。
村議会全員協議会ではほかに来年の消防団出初式について新型コロナウイルスへの感染防止として市中行進と観閲式は行わず式典のみ開催することが報告されました。
-
新しい給食センター建設へ
南箕輪村は児童、生徒の増加に伴い給食センターが手狭になっていることから新しい給食センターを建設する方針です。
7日に村議会全員協議会が村役場で開かれ概要について説明がありました。
今の給食センターは1999年度に改築されたもので南箕輪小学校に併設されています。
広さは523平方メートルで1日1,200食分を想定した作りとなっています。
現在約1,400食分を作っていて能力をオーバーしていることから村では新しい給食センターを建設する方針です。
広さは1,000平方メートルで1日1,400食分、そのうち60食はアレルギー対応の給食としています。
事業費は概算で8億4,000万円でこのうち2億8,000万円を補助で賄うとしています。
改築した場合より1億6,000万円ほど高くなりますが村では今後のことを考え新築とする方針です。
用地については小中学校からできるだけ近い場所としていて令和4年中の建設を目指しています。 -
白鳥町長 コロナ支援「事業継続を応援」
箕輪町の白鳥政徳町長は、新型コロナで打撃を受けた町内の企業に対して「休業補償など一時的なものでは無く、コロナ禍での事業継続の取り組みを応援したい」との考えを示しました。
これは7日開かれた町議会12月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
主力の製造業については「今後も資金繰り対策は実施していくが、コロナを想定した新たな事業を支援していきたい」と答えていました。
第3波により消費意欲が低下している飲食や小売りなどサービス業については「国の第三次補正予算に注視し、対応していきたい」と話していました。
-
伊那市の市民憲章碑完成
伊那市合併15周年を記念した市民憲章碑が完成し4日除幕式が行われました。
市民憲章碑は縦2.4メートル、横1.8メートルで伊那市役所前に建てられました。
伊那市民憲章は旧伊那市、高遠町、長谷村の合併10周年を記念して平成28年に制定されたものです。
前文と5項目の本文、結びで構成されていて、美しい自然を愛し住みよい環境を守るなど市民の行動目標が記されています。
除幕式には市の幹部や議員など24人が出席し碑の完成を祝いました。
-
寒暖の差を利用 寒天づくり
冬の寒さを利用した糸寒天づくりが、伊那市東春近の小笠原商店で始まっています。
伊那地域の3日の朝の最低気温は0.6度まで下がりました。
朝7時過ぎ、寒天を天日干しする作業が行われていました。
創業から100年余りの小笠原商店では、冬の寒暖の差を利用して糸寒天を凍らせたり溶かしたりを繰り返す、昔ながらの方法を守っています。
厳しい寒さに晒し自然の中でじっくりと乾燥させることで食感や風味が増すということです。
夜のうちに凍らせたものを日中に溶かして水分を抜きます。
これを1週間から2週間ほど繰り返すと白さとつやのある糸寒天ができあがるということです。
寒天は、東京や関西を中心に全国の老舗菓子店に卸していて、ようかんに使われるということです。
小笠原商店の糸寒天づくりは、朝の冷え込みが続く3月頃まで行われます。 -
請願・陳情提出者が市議会議員に趣旨説明
伊那市議会12月定例会の社会委員会協議会が2日、市役所で開かれ、請願・陳情提出者が趣旨説明をしました。
提出者からの説明は、今議会からで、この日が初となりました。
今議会に提出されている請願・陳情は1件です。
安心・安全の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための陳情です。
この日は、提出者を代表して長野県医療労働組合連合会の伊壺一輝さんが、社会委員会の議員らに趣旨説明をしました。
新型コロナ対策として医療・介護・福祉に十分な財源を確保することや、公立公的病院の統合再編や地域医療を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ることを求めています。
伊那市議会によりますと、これまでの請願・陳情の取り扱いを見直して、審査に活かそうと、希望があれば、提出者からの趣旨説明の場を今回から用意しました。
伊壺さんは「コロナ感染者と通常の入院患者の診療報酬は同額の状況の中、コロナ感染者の為に病床を空けなければならず、病院の減収につながっている」と医療現場の現状を話していました。
議員からは、「医療現場が疲弊している状況を議会としてしっかり受け止めていく必要がある」などの意見が出されました。
この陳情は、12月定例会最終日に委員会報告と採決が行われます。 -
上伊那ワンストップハブ設置へ
コロナ禍の経済打撃を乗り越えようと、産学官が連携して支援する拠点「上伊那ワンストップハブ」の設置に向けた準備が進められています。
11月27日は、伊那市のいなっせで設置に向けた初会合が開かれ、産業界や教育機関、行政などからおよそ30人が参加しました。
「ワンストップハブ」は、産学官が連携して一体となり、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済への対応や、次世代の人材育成を目的とするものです。
伊那市西箕輪の伊那技術形成センターに拠点を設置する予定で、来年度から本格運用を目指します。
当面は、中小企業支援として雇用対策や、事業継続のための資金確保などの相談窓口をつくっていくということです。
-
村議会開会 11議案提出
南箕輪村議会12月定例会が1日開会し1,600万円を減額し総額を88億1,000万円とする一般会計補正予算案など11議案が提出されました。
減額は村民税の減収などによるもので議会では一般会計補正予算案など2議案が即決されました。
主な事業として、学校の無線LAN整備工事費に850万円、新型コロナウイルス対策として空気清浄機導入補助に200万円などとなっています。
村議会12月定例会は9日と10日に一般質問、11日に委員長報告と採決が行われます。
-
上伊那広域連合 高速バス運行事業者支援へ
上伊那広域連合議会11月定例会が30日、伊那市役所で開かれ、高速バス運行事業者への新型コロナ対策事業費など1,900万円を追加する、一般会計補正予算案など2議案が提出され、全会一致で可決されました。
補正予算案の主なものは、上伊那にある高速バス運行事業者へ新型コロナ対策支援金として1,800万円を交付するものです。
議会全員協議会では、箕輪町八乙女のクリーンセンター八乙女の改修工事についての報告がありました。
クリーンセンター八乙女は、平成3年の稼働から28年が経過し、施設の老朽化が進んでいることから、外装や内部設備を含め、整備するということです。
今後は整備計画などの策定を進め、着工は令和4年の下半期の予定です。
工事期間は3年間で、令和7年の上半期までの予定です。
-
箕輪町議会12月定例会開会
箕輪町議会12月定例会が30日、町役場で開かれ、4億2,000万円を追加し、総額を143億円とする一般会計補正予算案など17議案が提出されました。
補正予算案の内、新型コロナ対策に関する事業費は1億780万円で、主な内訳は旧東部診療所をレンタルオフィスやテレワーク環境として活用するための改修費用に9,800万円、町内出身または在住の人が、町内の宿泊施設を利用した場合、3,000円割引となる宿泊応援キャンペーンに300万円、医療機関への支援に100万円などとなっています。
町議会12月定例会は、7日と8日に一般質問、14日に委員長報告と採決が行われます。
-
オール上伊那 国政を語る会
次の衆院選で野党共闘を目指すオール上伊那協働会議による国政を語る会が22日、伊那市のいなっせで開かれました。
国政を語る会で立憲民主党の杉尾秀哉参議院議員は政府の新型コロナウイルス対策について「検査体制の充実が遅れている」としてその対応を批判しました。
日本共産党の武田良介参議院議員は「核兵器禁止条約にサインできる政府をつくらなければならない。」と訴えました。
前の中川村村長で次の衆院選で長野5区からの立候補を予定している曽我逸郎さんは「若い人が伊那谷でのびのびと子育てができるような経済の仕組みをつくらなければならない。」と話していました。
国政を語る会には約100人が集まり野党共闘への機運を高めていました。
-
帰省する若者のPCR検査費用補助
伊那市は新型コロナウイルへの感染が拡大しているなか成人式出席者など年末年始に帰省する若者を対象に検査費用の一部を補助する事業を開会中の市議会に追加提案することを決めました。
これは27日市役所で開かれた市議会全員協議会で示されたものです。
対象となるのは高校生や短大生、大学生などの学生もしくは平成11年4月2日から平成17年4月1日生まれの人です。
いずれも県外に住んでいて今年の12月19日から来年1月10日までの帰省が対象となります。
補助は帰省前の1週間以内に受けたPCR検査または抗原定量検査について1人1回分でPCR検査は上限が2万円、抗原定量検査は7,500円です。
補助額は約2,500万円を見込んでいて12月議会に追加提案されます。
伊那市では「新型コロナの感染が広がるなか県外で暮らす若者が安心して帰省できる環境を整えるとともに市内での感染拡大を防ぎたい」としています。