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箕輪町発足70周年記念事業 検討委員会
箕輪町は来年発足70周年を迎えます。
16日は、70周年記念事業の庁舎内検討委員会の初会合が役場で開かれました。
箕輪町は昭和30年に当時の中箕輪町と箕輪村、東箕輪村が合併して誕生し、来年、発足70周年を迎えます。
検討委員会は役場の各課から選出された職員およそ20人で構成されています。
初回の16日は4つのグループにわかれて、70周年のテーマについて案を出し合いました。
委員からは「短めの単語を使い、覚えやすいものがよい」「SDGsや持続可能というキーワードを入れたい」などの意見が出されました。
テーマは、各グループから出された案を1つにしぼり、7月に発表する予定です。
箕輪町では70周年の記念式典を来年秋に行う予定で、今後は町民から記念事業案を募集します。
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伊那中央衛生センター 建て替え「異議なし」
伊那市都市計画審議会は、伊那中央衛生センターの隣接地への建て替えについて「異議なし」との答申書を17日に伊藤徹副市長に手渡しました。
この日は都市計画審議会の岡野哲郎会長が市役所を訪れ、市長代理の伊藤副市長に答申書を手渡しました。
中央行政組合が運営するし尿処理施設、伊那中央衛生センターは建設からおよそ40年が経ち老朽化していることから建て替えが計画されています。
センターを稼働しながら整備が必要となるため、隣にあるサンライフ伊那跡地に建て替える計画です。
審議会ではこの案に「異議なし」と答申しました。
建て替え後の新たな処理能力は、現在の3分の1程度の1日61キロリットルになります。
また、センターで製造していたバチルエースの販売は終了となりますが脱水汚泥については引き続き無料で提供するとしています。
新しい伊那中央衛生センターは10月に着工し、2027年4月に正式稼働の予定です。
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伊那市安全会議理事会
交通事故防止や防犯など、住民の安全を考える伊那市安全会議の理事会が8日に市役所で開かれました。
会議には、市の職員や警察、消防などおよそ30人が出席し、昨年度の事業報告や今年度の活動内容を確認しました。
このうち、交通安全部会は去年の人身交通事故発生件数が、前の年より25件少ない100件、傷者数は36人少ない112人でともに減少していると報告しました。
高齢者が関係する事故は人身交通事故のおよそ半分を占めていて、高齢者に対する交通安全啓発を継続していく必要があるとしています。
防火防犯部会は、伊那警察署管内での刑法犯認知件数が268件で前の年よりも17件減少したと報告しました。
車上ねらい事件や万引き事件が多発傾向にあることから、各関係機関で連携し、犯罪の予防活動や市民への啓発活動に努めていくとしています。
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伊那市議会議長に田畑さん
伊那市議会臨時会が13日市役所で開かれ、新しい議長に田畑正敏さん、副議長に二瓶裕史さんが選ばれました。
市議会臨時会では、2年間の申し合わせ任期の満了に伴う議長選が行われ、全議員21人が投票しました。
新しい議長には田畑正敏さんが15票で選ばれました。
伊那市富県北新区の田畑さんは73歳で2期目です。
議長就任にあたり「市民の信頼と期待に応えられる活力ある議会になるよう努めていきたい」と挨拶しました。
副議長の選挙では二瓶裕史さんが17票で選ばれました。
伊那市日影の二瓶さんは45歳で3期目です。
二瓶さんは「議長を支え、市民にとって開かれた議会を目指していきたい」と挨拶しました。
正副議長の任期は申し合わせにより2年間となっています。
また、常任委員会の構成も決まり、総務文教委員会委員長は宮原英幸さん、社会委員会委員長は小林眞由美さん、経済建設委員会委員長は原一馬さん、議会運営委員会委員長は唐澤千明さんが選出されました。
また、新しい教育長に、3月まで伊那市教育委員会学校教育課指導主事を務めていた福與雅寿さんを任命する議案が提出され、14日の臨時議会で諮られることとなっています。
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南箕輪村 太陽光発電施設を規制する条例制定へ
南箕輪村は、太陽光発電施設の設置において禁止する区域などを定める独自の条例を制定する方針です。
これは、13日に役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。
村では、4月1日から県の太陽光発電事業の推進に関わる条例が施行されたことを受け、県条例では避けるべき区域が決められていないことから、独自の条例を制定するものです。
条例では、土砂災害の危険がある場所や優良農地などの禁止区域を設定するほか、設置の際地域住民への同意を求めることなどが盛り込まれています。
条例は、6月定例会で可決されれば、来年1月1日から施行されます。 -
伊那市アプリで防災情報発信
伊那市では先月から防災や災害に関する情報をスマートフォンでリアルタイムに受信することができる防災アプリを導入しています。
こちらがそのアプリです。
防災行政無線の内容が音声や文字で確認できるほか、自分の現在地と照らし合わせたハザードマップや避難所の情報を得ることができます。
伊那市危機管理課防災係長の小松剛さんに使い方を説明してもらいました。
伊那市では災害時の迅速な情報提供や情報発信の多様化を目的に、昨年度からアプリの開発を進めてきました。
アプリは先月1日から導入が始まっていて、伊那市公式ホームページのほか、QRコードからダウンロードできます。
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箕輪町議会臨時会 3議案可決
箕輪町議会臨時会が8日役場で開かれ、物価高騰対応として非課税世帯に10万円を支給する事業などに1億7千万円を追加する一般会計補正予算案が可決されました。
緊急支援給付金事業は、全額、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を財源に行われます。
対象は、今年度新たに住民税の均等割または所得割が非課税となる世帯で、1世帯当たり10万円が給付され事業費は3千4百万円です。
この交付金では他に、所得が1800万円以下の住民が対象の住民税1万円と所得税3万円の定額減税なども行われ、事業費は1億4千万円となっています。
他に、箕輪中学校に太陽光発電や蓄電池を整備する1億500万円の事業についての議案が提出されました。
臨時会に提出された、補正予算案を含む3議案は、全て全会一致で可決しました。
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柘植伊佐夫さん 伊那市のアドバイザーに委嘱
伊那市山寺出身で人物デザイナーの柘植伊佐夫さんが市のブランド力強化や関係人口拡大について助言するブランディングアドバイザーに7日に委嘱されました。
7日は市役所で委嘱式が行われ白鳥孝市長から柘植さんに委嘱書が手渡されました。
柘植伊佐夫さんは山寺出身の64歳です。
柘植さんは東京都在住でNHKの大河ドラマや映画「シン・ゴジラ」「翔んで埼玉」などの人物デザインを手掛けています。
市の芸術文化大使に2012年に就任し、伊那市が進める50年の森林ビジョンを応援するミドリナ委員会の委員長を務めています。
アドバイザーとしてブランド力の強化や関係人口拡大のために俯瞰的・包括的な視点で助言をしていくということです。
白鳥市長は「伊那のブランドの全体像を柘植さんの目で見てもらいたい」と話していました。
任期は2026年3月31日までです。 -
CO2削減へ 箕輪町役場にソーラーカーポート設置
2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す箕輪町は、役場北側駐車場にソーラーカーポートを設置して電力を役場などに供給し、電力の地産地消に取り組みます。
2日は役場北側駐車場で、工事の安全祈願祭と起工式が行われました。
カーポートはおよそ100台分の広さで、屋根に太陽光パネルを設置します。
太陽光パネルは他に、役場屋上や文化センターなどにも設置されます。
町役場、文化センター、保健センター、情報通信センター、図書館を送電線でつなぎ、発電した電力を供給する計画です。
発電量は年間でおよそ43万kWh、5つの施設で使う電力の約50%を賄う予定で、年間の二酸化炭素削減量は107トンを見込んでいます。
このほか、公用車の電気自動車への転換に当たり、充電器の設置や、電気自動車の電力を役場に供給できるシステムの導入なども行い、総事業費は9億4,300万円となっています。
完成は来年3月末の予定です。
工事に伴い8日から役場北側駐車場が使用できなくなります。
保健センターで行っていた健康診断などは、期間中、地域交流センターみのわなどで行うということです。
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天竜川上流河川事務所長谷分室 開所式
伊那市長谷の旧三峰川総合開発工事事務所の庁舎を使用した、天竜川上流河川事務所長谷分室の開所式が23日に現地で行われました。
23日は開所式が行われ、長谷分室の看板がお披露目されました。
この施設は、土砂バイパストンネルやストックヤードを建設した三峰川総合開発工事事務所として使用されていました。
施設の完成に伴い、昨年度閉所し、今年度からは天竜川上流河川事務所の長谷分室として使用されています。
19日に静岡県で開かれた天竜川水系流域委員会では「洪水調整機能の増強が必要な場合は、既設ダムの放流能力の増強やダム・堤防の嵩上げ、また新設ダム等に関する調査・検討を行う」とする整備計画の変更案が示されました。
長谷分室では、上位計画の天竜川水系河川整備基本方針について調査・検討を行います。
新設ダムは有力な選択肢の一つとして挙げられているということです。
また、開所式には白鳥孝伊那市長も出席しました。
長谷の住民などで作る伊那市三峰川総合開発事業対策協議会 長谷地域対策協議会の中山晶計会長は大きな期待を寄せています。
長谷分室には職員4人が常駐し、調査・検討を行うということです。
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伊那市産業振興委員に栗林秀吉さん
伊那市が産業振興事業の円滑な推進を図るために設置している産業振興委員に伊那市富県の栗林秀吉さんが委嘱されました。
17日は市役所で委嘱式が行われ、白鳥孝市長から栗林さんに委嘱書が手渡されました。
産業振興委員に委嘱されたのは伊那市富県在住の栗林秀吉さん77歳です。
栗林さんは2019年度から産業振興委員を務めていて今回で6期目となります。
伊那市新産業技術推進協議会の会長も務めています。
栗林さんは林業や観光業、農業などの事業者に対し、アドバイザーとして経営改善をサポートしている他、行政や地域のニーズと企業の持つ技術とのマッチングなどを行っています。
白鳥市長は「スマート農業など、市としても各所と連携し、しっかりと進めていくので引き続き協力をお願いします」と話していました。
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大芝高原にアスレチック新設 泉翔が費用の一部を寄付
南箕輪村は、大芝高原内のアスレチック遊具4基を新設し、20日にお披露目式が行われました。
新たに設置されたのは、上下2本のロープを使って渡る「ロープ渡り」など連続する3つの遊具とターザンロープです。
これまでこの場所にあった遊具は、設置から40年以上が経ち老朽化していたことから更新したものです。
費用のうちの一部に、村内で運送業を営む株式会社泉翔からの寄付をあてています。
泉翔では、創業50周年の記念事業として、村にアスレチック新設のために500万円を寄付しました。
お披露目式で藤城栄文村長は、「今回の更新を機に、令和10年度までに全てのアスレチック遊具を新しくしていきたい」と感謝していました。 -
防災交流施設 みのわBASE完成
箕輪町が松島に建設を進めていた防災交流施設「みのわBASE」が完成しました。
一般利用開始は、27日土曜日からを予定しています。
みのわBASEは、JR伊那松島駅から徒歩3分、JA上伊那箕輪町支所の隣りに建てられました。
建物は、鉄骨造り2階建てで、延床面積はおよそ1,000平方メートルです。
防災拠点としての利用に加え、住民の居場所や交流の場として整備したもので、建設工事費はおよそ4億8,700万円となっています。
1階のフリースペースには、図書コーナーやキッズコーナーが設けられました。
カフェコーナーもあり、様々な用途で利用することができます。
「多世代がつなぎ目なく使える空間」をコンセプトにしていて、本棚などを利用して閉塞感を感じさせることなく各エリアを区切っています。
吹き抜けとなっているラウンジを通って2階にあがります。
2階には、会議室が3部屋ある他、無料の学習室が設けられました。
みのわBASEは、災害時には100人ほどを受け入れることができる避難所としても活用されます。
太陽光発電設備や蓄電池、倉庫も完備していて、100人が3日程度過ごすための電気と水を確保する計画です。
22日は、引き渡しに合わせて施工業者から記念品として大型テレビが寄贈されました。
施設の一般利用開始は、27日土曜日からとなっていて、午前9時からオープニングイベントが行われます。 -
箕輪町 庁内のDX化へワーキンググループ初会合
箕輪町は、役場窓口の電子化など、庁内のDX化に取り組む今年度のワーキンググループの初会合を18日に役場で開きました。
会議には職員40人が出席し、今年度の取り組みについて確認しました。
箕輪町では、2019年度からDX化に取り組んでいて、事業ごとにワーキンググループを立ち上げ、Wi-Fiの整備や文書管理電子決裁システムなどを導入してきました。
今年度は3つのワーキンググループを設置し、窓口の電子化などに取り組みます。
ペーパーレス、オンライン申請、キャッシュレスなど、書かない窓口を推進するほか、現在紙媒体で保管している書類などのを電子化し、各課のキャビネットの大幅削減を目指します。
また、地図システムを活用し、上下水道の管路や道路台帳などを役場に来なくても確認できるよう、データを順次公開していくということです。
また、全職員を対象にした研修やワークショップ、パソコンの基本操作を学ぶ研修など、人材育成と意識改革にも取り組みます。
町では「着実にDXを進め、利便性を高めたい」としています。 -
みなみみのわフォトプレミアム「冬」 原さん最優秀賞
南箕輪村観光協会が募集したみなみみのわフォトプレミアム「冬」がテーマの第1期の最優秀作品に、伊那市西箕輪の原妙子さんの作品が選ばれました。
こちらが原さんの作品「霜柱」です。
大芝高原内で撮影したもので、日なたの暖かな公園の雰囲気と手前の霜柱との対比などが評価されました。
「みなみみのわフォトプレミアム」は、村政150周年を記念して1年間をかけて季節ごとの写真を募集しようと、初めてこのコンテストを企画しました。
今回、村内外から17点の応募がありました。 -
伊那公園桜まつり 気温24.4度暖かな日差しの下で
伊那市の伊那公園で、恒例の桜まつりが、7日に行われました。
祭りは、桜を管理する「伊那公園桜愛護会」が行ったもので、今年で24回を数えます。
園内の東屋では、愛護会のメンバーが焼き鳥やそば、フランクフルトなど販売し、訪れた人が買い求めていました。
7日の伊那地域は、午後2時57分に最高気温が6月上旬並みの24.4度まであがり、今シーズン1番の暖かさとなりました。
園内では、家族連れがテーブルやゴザの上に料理を並べて味わっていました。
愛護会では、「ここ数日の暖かさで一気に桜の開花が進んだ。最高のご褒美です」と話していました。
公園内の桜は、ソメイヨシノはまだ咲きはじめですが、西側のコヒガンザクラは見ごろとなっています。
愛護会では、「4月中旬までは楽しめると思う」と話していました。 -
クリーンセンター八乙女 業務委託
箕輪町のクリーンセンター八乙女の運営維持管理の委託業務開始式が2日に行われました。
クリーンセンター八乙女の運営はこれまで上伊那広域連合の直営でしたが、1日から大阪府の極東開発工業株式会社などで構成する極東・KSE特定業務委託共同企業体に業務委託されました。
委託された極東・KSE特定業務委託共同企業体は全国で31か所のごみ処理施設を運営しています。
業務委託は2034年度末までの10年間で、契約金は21億3,000万円です。
式には関係者19人が出席しました。
極東開発工業執行役員の清水守さんは「施設が古いのでどうしたら長寿命化できるか考え計画的に運営していきたい」と話していました。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「利用者のサービス向上につながれば」と話していました。
上伊那広域連合では職員2人を常駐させるということです。
極東・KSE特定業務委託共同企業体は昨年度から改修工事も請け負っています。
工事費用は8億7,000万円で、来年度末までの3年間行われます。
クリーンセンター八乙女は1991年の稼働開始から32年が経過しています。 -
伊那市 集落支援員3人と地域おこし協力隊6人を委嘱
伊那市は新たに、集落支援員3人と地域おこし協力隊員6人を1日に委嘱しました。
1日は市役所で委嘱式が行われ、新規採用者と継続する隊員に白鳥孝市長が委嘱書を手渡しました。
集落支援員には、新たに3人が委嘱されました。
3人は、であいサポーターと有機給食コーディネーター、多文化共生推進員としてそれぞれ活動します。
地域おこし協力隊員には、新たに6人が委嘱されました。
高遠石工を通じたまちづくりの推進や、南アルプスの登山道整備などに取り組むもので、6人中5人が県外からの採用となります。
継続者を含めた人数は、集落支援員が16人、地域おこし協力隊員が22人で、ともにこれまでで最も多くなっています。
白鳥市長は、「1日も早く新しい環境に溶け込み、地域活性化に向けた新しい風を吹き込んで欲しい」と訓示しました。
新たに委嘱された支援員と隊員らは、「伊那谷が有機農業の里になるよう取り組みたい」「エンターテイメントの観点から高遠石工を市内外に広めたい」などと、意気込みを語っていました。
なお放送エリア内では他に、箕輪町と南箕輪村がそれぞれ1人を新たに地域おこし協力隊員に委嘱しています。 -
年度末 伊那市退職職員に辞令交付
年度末の29日、放送エリア内の各市町村では退職する職員への辞令交付が行われました。
このうち伊那市役所では、20年以上勤務した職員を対象に退職辞令交付式が行われました。
今年度は、定年退職の職員はおらず、早期退職者が9人となっています。
このうち、20年以上勤務した6人のうち出席した5人に、白鳥孝市長から退職辞令と感謝状、記念品が手渡されました。
式で白鳥市長は、「市町村合併や新型コロナの感染拡大など激動の時代に働いてこられた。伊那市が全国から注目を集めるようになったのは、みなさんのお陰です」と話していました。
早期退職者を代表して議会事務局長の久保田玲さんは、「1人ひとりの実績はわずかかもしれないが、職を得て働かせていただき足跡を残すことができた。今後の伊那市のさらなる発展を心から願っています」と話していました。 -
三峰川総合開発工事事務所 閉所式
1988年の開所から36年間に渡り三峰川総合開発事業を行ってきた「三峰川総合開発工事事務所」の閉所式が29日に現地で行われました。
29日は、長谷の事務所で閉所式が行われ、岩田伸隆所長と三峰川総合開発事業対策協議会会長の白鳥孝伊那市長が、入り口の看板を取り外しました。
三峰川総合開発工事事務所は、美和ダムの洪水調整機能の強化とダム機能の保全を図ることを目的に、1988年に開所しました。
多目的ダムとしては、国内で初めての再開発事業でした。
主な取り組みとして、洪水とともに流れてくる細かい土砂をダム下流に迂回させる国内初の「土砂バイパストンネル」を建設し、2005年度に完成しました。
他に、こちらも国内で初となる大雨などでダム湖に入ってきた土砂を一時的に貯めておくことができる「ストックヤード」が、2021年度に完成しました。
これらの施設の完成に伴い事業が完了したとして、今回事務所を閉所するものです。
もう1つの柱として取り組んできた戸草ダム建設については、ダム事業の見直しにより完成には至っていませんが、白鳥市長は「建設に向け良い形で進められるよう最後のひと踏ん張りしていきたい」と話していました。
建物は今後、天竜川上流河川事務所の分室として職員が数人常駐し、天竜川水系河川整備計画の見直しに関わる調査・検討を行うとしています。 -
伊那市議会と弥生生 意見交換会
伊那市議会は、若者に政治に関心を持ってもらおうと、伊那弥生ケ丘高校の生徒との意見交換会を18日に開きました。
この日は、伊那弥生ケ丘高校の1・2年生の生徒会役員14人が議場を訪れ、市議会議員と意見交換をしました。
はじめに、生徒が「まちづくり」をテーマに行った探究学習を発表しました
地域活性化や地域医療について、代表の生徒が発表しました。
そのあと、5つのグループにわかれ、地域の良いところや将来就きたい職業について話をしました。
西箕輪在住の生徒は、「通学のニーズにあった路線バスを運行してほしい」と話していました。
伊那市議会では、若者に政治や地域について関心を持ってもらおうと、高校生との交流を2019年から行っています。
この日出された意見は、市議会のホームページで公表するということです。
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南箕輪村と長野県弁護士会 災害時協定
南箕輪村は、長野県弁護士会と、災害時の相談業務に関する協定を28日締結しました。
28日は南箕輪村民センターで調印式が行われ、藤城栄文村長と長野県弁護士会の山岸重幸会長が協定書を取り交わしました。
協定内容は、災害時に村の要請を受け、長野県弁護士会が被災者支援のため無料で相談業務にあたるものです。
弁護士会によると災害時には罹災証明書や住宅ローンの債務整理に関わる相談が多く寄せられるということです。
藤城村長は「とてもありがたい。今後も協力して進めていきたい」と話していました。
長野県弁護士会は、2020年度から県内の自治体と協定締結を進めていて、今回で27例目となります。
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南箕輪村地球温暖化対策実行計画 答申
南箕輪村環境審議会は、2030年度の温室効果ガス実質排出量を、2010年度比で60%削減を目指す「地球温暖化対策実行計画」を、28日に藤城栄文村長に答申しました。
この日は、環境審議会の細尾佳宏会長が役場を訪れ、藤城村長に答申書を手渡しました。
地球温暖化対策実行計画は、2030年度に、2010年度比で温室効果ガス実質排出量60%削減を目指すものです。
計画は来年度からの7年間で、公共施設の断熱改修や太陽熱利用施設の導入、森林整備などに取り組みます。
細尾会長は「住民の意見を配慮しながら計画に取り組んでほしい」と話していました。
村では、実行計画をホームページで公表する予定です。
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富県子育て支援センター リニューアル
去年11月から改修工事が進められていた、伊那市の富県子育て支援センターがリニューアルしました。
リニューアルした施設は、遠くからでも目立つように、屋根を緑色に塗り変えました。
子育て支援センターは、親子同士の交流や子育ての相談などができる場所で、指導員が読み聞かせやパネルシアターを行うほか、子育て講座なども行われます。
富県子育て支援センターは、1982年に富県北部保育園として建てられました。
2007年に閉園した後、子育て支援センターとして活用してきましたが、雨漏りの発生などにより、去年11月から改修工事が進められてきました。
改修では子どもたちが安全に過ごせるよう、園庭の遊具を一部撤去し、未満児でも使える小さな遊具を設置したほか、入口付近にはゴムマットを敷き滑りにくくしました。
室内は、壁に地元産材のヒノキを使い、天井をカラフルにすることで、明るい空間を作ったということです。
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伊那市 4月1日付の人事異動内示
伊那市は、4月1日付けの人事異動を19日、内示しました。
196人の異動と小規模で部長級の昇格は3人です。
農林部参事・農政課長に農林部農政課長の下島聡さんが昇格します。
長谷総合支所長 兼 総務課長に市民生活部生活環境課長 兼 伊那市消費生活センター所長の篠崎和博さんが昇格します。
議会事務局長に企画部副参事・企画政策課付上伊那広域連合派遣の白鳥英一さんが昇格します。
組織改編では、50年の森林推進室を「50年の森林推進課」に、長谷総合支所の山岳高原観光課の名称を「南アルプス課」に変更します。
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伊那北高校の上島さん提出の請願が採択
伊那市議会3月定例会が15日に閉会し、伊那北高校2年の上島実来さんから提出されていた市の子育て環境の改善を求める請願が採択されました。
15日は、請願を提出した上島さんが傍聴席で採決の様子を見ていました。
上島さんは総合的な探究の時間で「子育てに優しい伊那市を作るには」をテーマに保育園児保護者約1,500人を対象に独自のアンケートを行いました。
366件の回答があり、新たな子どもの遊び場の検討や子育てに関する情報発信方法の見直しなどアンケート結果から要望をまとめ市に伊那市における子育て環境の改善を求める請願を提出しました。
採決では全会一致で採択となりました。
15日は3月定例会に提出されていた来年度の一般会計当初予算案など51議案がすべて可決し閉会しました。
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箕輪町人事異動68人中規模
箕輪町は、4月1日付けの人事異動を15日、内示しました。
68人の異動と中規模で課長級の昇格は3人です。
こども未来課保育園室長に総務課長補佐兼総務係長の前島昌子さんが昇格します。
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伊那新校 新校舎は2029年度末完成の方針
伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校が再編統合する伊那新校について、長野県教育委員会は、新校舎の完成は開校2年後の2029年度末とする方針を13日の懇話会で示しました。
工事中の3年間は伊那弥生ケ丘高校で授業が行われる計画です。
13日は伊那市の伊那合同庁舎で伊那新校再編実施計画懇話会が開かれ、県教委が校舎建設の方針を説明しました。
伊那新校は、2028年4月開校予定で、新校舎は現在の伊那北高校の校舎を解体し建設します。
県教委の方針では、新校舎の建設工事開始は2027年度、完成は2029年度、利用開始は2030年度からとしています。
工事期間となる開校前の1年間、開校後の2年間、生徒は伊那弥生ケ丘高校の校舎を活用します。
検討が進められていた統合の方法については開校時に伊那北・弥生の在校生が伊那新校の生徒となる「一斉統合」が望ましいとしています。
参加者からは「生徒数に対しスペースが足りないのではないか」「理科など、専門設備が必要な学習が十分に行えるのか」「建物ありきではなく人ありきで議論をしてほしい」といった意見が出ていました。
県教育委員会では、「生徒の安全を考えると工事中は弥生の校舎を利用するのが良いと考えている。中学生に対して十分な説明をするため工事の時期を2027年度からとした」としています。 -
箕輪町議会3月定例会 閉会
箕輪町議会3月定例会は、新たに提出された4議案を含む48議案すべてを原案通り可決し13日閉会しました。
このうち、離婚後の共同親権導入について慎重な議論を求める衆議院議長・参議院議長への意見書の提出についての議員提出議案は、賛成7、反対6、棄権1の賛成多数で可決されました。
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南箕輪村 人事異動内示58人
南箕輪村の4月1日付の人事異動が12日内示されました。
58人の異動で、課長級の昇任は1人です。
新設される危機管理課長に、地域づくり推進課企画係長の宮下裕司さんが昇任します。
保育園を除く役場職員の異動は58人ですが、課の名称変更に伴うものが多く、実質的には小規模の異動となっています。