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2月11日のだるま市に合わせ人形飾り準備
江戸時代から続く恒例のだるま市が、2月11日に伊那市高遠町で開かれます。 商店主らでつくる実業団や企業などでは、祭りを盛り上げる人形飾りの製作が始まっています。 伊那市高遠町の旧北條ストアーです。 ここでは、霜町実業団のメンバー13人が人形を製作しています。 霜町では、半世紀以上前から毎年人形を展示していて、今年は18日から作業を始めました。 今年のテーマは、「高遠モンキーパーク」です。 去年11月のラグビーワールドカップで活躍した日本代表の一場面を干支の猿で表現します。 作業は、人形を作る班と背景を描く班に分かれて行います。 人形を作る班は、発砲スチロールをヤスリやのこぎりで削り、猿の顔を作っていました。 背景を描く班は、完成予想図を見ながら色を塗っていました。 だるま市は、毎年2月11日に鉾持神社で行われる祈念祭に合わせて開かれていて、参道には縁起物の福だるまの露店が並び2万人近い参拝客で賑わいます。 今年も、去年と同じ6団体が人形飾りを展示します。 祭りの雰囲気を盛り上げようと地元の商店主らでつくる実業団が始めたということですが、商店の数も減り実業団で製作するのは霜町だけとなっています。 メンバーらは、「だるま市での売り上げがいいと花見シーズンの売上が良くなると言われているので、一丸となって盛り上げたい」と意気込みます。 作業は週5日行われ、祭りの数日前には完成させて展示することになっています。
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箕輪町民と町議会議員の意見交換会
箕輪町民と町議会議員との意見交換会が22日地域交流センターで開かれました。 意見交換会には、町議会議員全員の15人と、区長など住民側から37人の、合わせて52人が参加しました。 意見交換会が開かれるのは去年4月の改選以降初めてです。 産業振興などの第1分科会と、子育てなどの第2分科会の2会場に分かれて開かれました。 産業振興や若者に魅力のあるまちづくりをテーマに開かれた第1分科会では、「工業団地が空いているので、大企業だけでなく中小企業を誘致するなど、資源を有効活用し、雇用の創出につなげてほしい」といった意見が出されていました。 子育て環境の整備や安心安全な暮らしやすいまちづくりをテーマに開かれた第2分科会は、「防災無線が聞こえない場所がある。安全にかかわることなので危機感を持って対応してほしい」「子どもが遊べるような場所がない。みんなが集まれるような公園がほしい」といった意見が出されていました。 町議会では、住民から出た意見を議会の活性化に活かしていきたいとしています。
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松島分館 マジックショー&エコクラフト教室
箕輪町公民館松島分館は、マジックショー&エコクラフト教室を23日松島コミュニティセンターで開きました。 マジックショーでは伊那マジッククラブの平澤光子会長が、ひもやスカーフなど身近なものを使った手品を披露しました。 箕輪町公民館松島分館では、地域の人たちに楽しんでもらおうと、年に4回、料理や工作などの教室を開いていて、今回は今年度最後の教室です。 教室には親子連れなど15人が参加しました。 エコクラフトは、箕輪町社協リサイクルの会のメンバーが講師となり、風がよく当たるよう羽根の作り方をアドバイスしながら牛乳パックのかざぐるまなどを作りました。 子ども達はかざぐるまが出来上がると、扇風機の前で回していました。 唐澤栄治分館長は、「これからも子どもが楽しめ、思い出に残るような教室を企画していきたい」と話していました。
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最高気温マイナス1.2度 今季初の真冬日の見込み
23日の伊那地域の最高気温はマイナス1.2度(午後5時現在)で、今季初めての真冬日の見込みです。 箕輪町の上古田スケート場には全面に氷がはり、24日にオープンの予定です。 長野地方気象台によりますと、23日は昼頃から雪が降り気温が上がらず、最高気温はマイナス1.2度(午後5時現在)と今季初めての真冬日の見込みです。 雪は23日夜には止む見込みですが、冷え込みは月曜日頃まで続くということです。 箕輪町上古田の天然リンク、上古田スケート場には全面に氷がはり、24日オープンとなります。 一般の滑走は土日の午前7時から10時までで、無料です。 なお、降雪や気温によっては利用できない場合もあります。
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高遠高校卒業制作展 2月1日まで
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展「第15回芸術フェスティバル」が16日から、信州高遠美術館で始まりました。 卒業制作展は、芸術コースの集大成の場として毎年開かれていて、会場には美術専攻と書道専攻の生徒12人の作品およそ70点が並んでいます。 美術専攻の生徒は、大小さまざまな油絵を1人2点制作した他、高遠焼の浦野真吾さんの協力を得て作った陶芸作品を展示しています。 書道専攻の生徒は、お手本通りに忠実書く臨書の他、好きな漢字一文字で字の力強さや流れを表現した作品などを展示しています。 作品には、3年間の思い出など生徒のコメントが添えられています。 高遠高校芸術コース卒業制作展は、来月1日月曜日まで、信州高遠美術館で開かれています。 なお、24日には音楽専攻の生徒による演奏会も開かれます。開演13時~
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伊那市内の量販店で釘が刺さったカップめん
22日午前10時50分、伊那市内の量販店からミニカップめんに釘が刺さっていたと客から連絡があったと伊那警察署に連絡がありました。 伊那署で捜査を進めています。 伊那署の発表によりますと、22日午前10時50分、伊那市内の量販店から、「お客様から昨日購入したミニカップめんに釘が刺さっていたと連絡があった」と通報がありました。 カップめんの上から短い釘が刺さっていたということです。 伊那署では、いつどこで釘が刺さったかなどを調べています。 現在見つかっている釘が刺さったミニカップめんは一つだということです。 警察は、量販店の店名を公開していません。
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3市町村縦断バス 平成29年度から運行開始の見通し
伊那地域定住自立圏構想により、伊那市・箕輪町・南箕輪村の路線バスが、平成29年度から行政区域を超えて運行される見通しです。 22日は南箕輪村役場で村地域公共交通会議が開かれ、伊那地域定住自立圏構想に伴う路線バスのルートの概要等について説明がありました。 それによりますと、ルートは、県道146号と国道153号を軸に伊那市から伊那中央病院・村役場を経由し、箕輪町を折り返すルートを基本としています。 これにより、3市町村の間で総合病院や商業施設、高校に、乗り継ぎせず移動することができ圏域内の人の移動・交流が活性化されることが期待されています。 新しいルートによるバスの運行は、平成29年度からを予定しています。 会議では他に、まっくんバスの東コースで、4月から新たに堀田内科クリニック前に停留所が設けられることが承認されました。
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節分に向けて 無量寺で福升づくり
箕輪町北小河内の無量寺で2月3日の節分で使う福升の準備が22日から始まりました。 福升に文字を書いているのは、中川弘道住職です。 幸せを願う「福」と、健康や長寿などを願う「寿」の2文字を書いています。 無量寺では、毎年2月3日の節分に、年男と年女が豆まきをします。 福升はその豆まきで使われるもので、およそ60個用意するということです。 中川住職は「節分を通して、自分の信念が持てるように心と体の健康を養ってもらいたい」と話していました。 無量寺では、2月3日(水)の午後3時から護摩祈祷会を、午後4時から福豆まきを行います。 豆まきでは、特等のダルマなどが当たるクジも行われる予定です。
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31日に上伊那ベースボールシンポジウム
伊那市出身で、去年の夏の甲子園で優勝した東海大相模野球部の初代監督柴田光氏を招いての上伊那ベースボールシンポジウムが31日に伊那市内で開かれます。 現在73歳の柴田さんは、伊那市西春近出身で、赤穂高校野球部時代には、内野手で甲子園出場を果たしています。 大学卒業後、1965年、昭和40年に東海大付属相模高校に保健体育教諭として就職。 初代野球部監督に就任し、その後部長として原貢監督とコンビを組み、黄金時代を築きました。 さらに昭和50年には、東海大浦安高開校と同時に転任し、野球部を創部。監督に就任し、春・夏甲子園出場を果たしています。 シンポジウムは、柴田さんの貴重な体験を上伊那の高校野球のレベルアップにつなげようと地域のケーブルテレビ局などが実行委員会を組織し開くものです。 さらに、地元高校野球部の指導者を交えたパネルディスカッションでは、上伊那の高校野球の明日を探ります。 上伊那ベースボールシンポジウムは、31日日曜日、午後2時半から、信州INAセミナーハウスで入場無料で開かれます。
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「ゼロ磁場の秘水」気の寺弘妙寺で祈願
伊那市長谷でミネラルウォータの販売を行っている株式会社プラーナ零磁場は大寒に合わせて、21日、気の寺とされる高遠町の弘妙寺で年頭祈願を行いました。 伊那市長谷の分杭峠直下からくみ上げた「ゼロ磁場の秘水」です。 商品を仏前に備え、田中勲雄住職が読経を行いました。 ゼロ磁場の秘水には、「大願成就」「恋愛成就」などと書かれたタグがつけられています。 以前はパワースポットとして知られる分杭峠までタグを持っていき社員のみで願掛けを行っていましたが、3年前からは弘妙寺で行っています。 この日は、プラーナ零磁場の社員7人が、田中住職の読経に合わせて商品を購入する人達の健康などを祈願しました。 取締役の木下護さんは「水を飲んで体調を整え、それぞれの願いを叶えてほしい」と話していました。 タグのついた「ゼロ磁場の秘水」は、長谷のプラーナ零磁場の店頭や、インターネットで販売しているという事です。
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大寒 寒ざらしそばを川に投入
21日は、大寒。今朝の伊那地域の最低気温は、今季最低となるマイナス10.5度まで冷え込みました。 伊那市の高遠そば組合は、大寒のこの日、寒ざらしそばを、川に投入しました。 今年、用意されたそばは、去年と同じ90キロです。 長谷から高遠町三義一帯の入野(いりの)谷郷(やごう)で収穫されました。 およそ600食分になります。 この日は、寒ざらしそばを復活し商品化した高遠そば組合のメンバーが、長谷市野瀬の粟沢(あわさわ)川に、そばをさらしました。 寒ざらしそばは、全国的に大寒の日に川に投入するということで、高遠が発祥と言われています。 江戸時代、内藤家が高遠藩主の時に、寒中にさらしたそばを、夏に将軍に献上したことが古文書に記されています。 清流にさらすことで渋みやあくが抜け、甘みが増すとともに、モチモチ・シコシコ感が強くなるということです。 また、夏になっても虫が食わないということで、冷蔵庫の無い時代に高遠にうまれた暮らしの知恵だということです。 そばは、夏は味が落ちるといわれることから、高遠そば組合では、夏のそばの消費拡大につなげようと寒ざらしそば復活に取り組んでいて、商品化してから、今年で3年目です。 寒ざらしそばは、節分の2月3日ごろ引き上げる予定で、その後、乾燥させます。 提供店は、壱刻、華留運、ますや、楽座紅葉軒の4軒です。 7月16日、17日、18日の3日間限定で、1食1200円で提供する予定です。
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みのわ未来委員会が「町民参加」を町に提言
今後10年間の箕輪町の目指すべき将来像とまちづくりの基本方針を定めた第5次振興計画について検討してきた未来委員会は、「町民自らが参加してまちづくりに取り組む必要がある」と、白鳥政徳町長に21日提言しました。 この日は、未来委員会が、箕輪町役場で開かれました。 提言では、「人口減少と少子高齢化による新たな時代に対し、町の将来像である『みんなが創る、未来につながる、暮らしやすい箕輪町』の実現に向け、町民自らが参加してまちづくりに取り組む必要がある」としています。 町民自らが町をPRしたり、セールスマンとなってまちづくりに参加する体制が理想として、町の状況を把握できるような情報を提供し、課題を共有できる場を設けることなどを町に対して求めました。 みのわ未来委員会の浦野正敏会長は、「人口減少の時代、町民一人一人が主役となり、活躍できるよう取り組みを進めてほしい」と話していました。
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伊那市の空き家バンク登録 説明会始まる
去年11月から伊那市内全域に登録エリアが広がった伊那市の空き家バンクについての説明会が、21日から山寺の事務所で始まりました。 相談会は、伊那市山寺の集落支援員事務所で行っています。 伊那市は、これまで高遠町地区と長谷地区のみで空き家バンク制度を実施していましたが、去年11月から伊那市内全域に対象地域を広げました。 これまで旧伊那市エリアで登録に至った物件はありませんが、荒井、坂下、西箕輪、美篶のそれぞれ1件で登録に向けた調査や相談を具体的に行っているという事です。 相談会では、空き家の所有者に使用状況や、賃貸・売却の意思、修繕が必要な箇所などを確認します。 次回は来月24日(水)と27日(土)に開かれる事になっています。
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高遠スポーツ公園文化体育館 今年秋から改修工事
伊那市は、21日に開かれた市議会全員協議会で、高遠スポーツ公園文化体育館の耐震補強を行うための改修工事を実施する事を報告しました。 耐震診断の結果、基準を満たしていない事がわかったという事です。 今年秋に工事を始め、来年秋の完成まで約1年間利用できなくなります。 工事費用は合併特例債を財源とした約5億円です。 伊那市では、早めに利用の再開ができるよう、来年度当初予算で工事を実施していくという事です。
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伊那市営住宅 子育て世帯の要件緩和へ
伊那市は、子育て世帯の市営住宅の入居要件を、来年度から緩和する方針です。 21日に開かれた伊那市議会臨時会で条例改正案が提出され、全会一致で可決されました。 市営住宅の入居要件は、これまで世帯の収入が月15万8千円以上ある事でした。 これが、40歳未満の夫婦または、中学生以下の子どもがいる子育て世帯に限り、12万3千円以上に引き下げられます。 また、中学生以下の子どもがいる場合の家賃は2割減額となります。 収入の額が入居要件となっている市営住宅は高遠町地区、長谷地区に159軒あるという事です。 改正された伊那市営住宅条例は4月1日から施行されます。
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赤カブに似た野菜、ビーツをスムージーに
ストレッチ体操や健康食の教室を主宰する伊那市西町の原田信子さんは、ウクライナ原産の野菜、ビーツをスムージーにした商品を開発し販売を始めました。 18日、原田さんが市役所で商品の概要を説明しました。 「生き生きするビーツスムージー」という商品名で、西箕輪の農家が有機無農薬栽培したビーツを使っています。 ビーツは赤いカブのような形をしたウクライナ原産の野菜です。 皮をむいたビーツをミキサーにかけたもので、食物繊維を摂取できるほか、疲労回復や動脈硬化予防などの効果が期待できる成分が含まれているという事です。 原田さんは伊那谷で栽培された農作物の良さを多くの人に知ってもらおうと一昨年から開発に取り組んできました。 凍らせたものをヨーグルトに混ぜたり、ドレッシングにしてもいいという事です。 「生き生きするビーツスムージー」は伊那市の酒店いたやなどで販売されているほか、市内の串正と梨麻で提供しています。 価格は200ミリリットル入り750円となっています。
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マイコンカーラリーで駒工2年の中村俊介君が全国優勝
ロボットカーの速さを競う高校生の全国大会ジャパンマイコンカーラリー2016の上級者部門で、伊那市西箕輪大萱で駒ヶ根工業高校2年の中村俊介君が優勝しました。 20日は中村君と駒ヶ根工業高校ロボット研究制作部顧問の小池伸一教諭が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に優勝の報告をしました。 中村君の全国大会出場は2回目で、去年は決勝トーナメントでコースアウトしてしまいました。 今年はどんなコースにも対応できるようプログラムを組んだりギアを3週間かけて調整するなど優勝をめざしてきたということです。 10日に東京都で開かれた全国大会には、地区大会で上位となった59台が出場し、予選と決勝トーナメントが行われました。 決勝戦では1周65メートルのコースを走り、15.22秒で2位に0.15秒差をつけ優勝しました。 白鳥市長は、「来年も優勝して報告しに来てください」と話していました。
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若手作家公募個展「トライアル・ギャラリー」
長野県ゆかりの若手作家3人による公募個展「トライアル・ギャラリー2015」が21日から伊那市の伊那文化会館で始まります。 この展示会は、伊那文化会館が若手作家を支援しようと去年から開いているものです。 美術展示ホールを3つのエリアに分け、3人の作家が個展を開いています。 長野市在住の伊藤倫さんは、和紙や廃材の段ボールを使った創作書道を展示しています。 大町市在住の遠藤励さんは雪のあたたかさやぬくもりをテーマにした写真を展示しています。 駒ヶ根市在住の原口風花さんは、4号から200号までの油彩画18点を展示しています。 サイやヤギ、ゾウなどを多く描いていて、動物の持つエネルギーや力強さを表現しているということです。 赤や黄色など鮮やかな色が特徴で、東南アジアを旅行した経験がもとになっているということです。 若手作家公募個展「トライアル・ギャラリー2015」は、26日(火)まで伊那市の伊那文化会館で開かれています。 24日(日)午後1時半からは作家による作品解説が行われます。
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地区の安泰願い上戸で大文字下ろし
伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事「大文字」。行事を締めくくる大文字下ろしが20日行われました。 大文字は、道祖神のある辻に柱を建て、厄除けや家内安全、五穀豊穣を願う行事です。 上戸では、約2300年前から始められたと言われ、今でも曜日にとらわれず14日に柱を建て20日に下ろしています。 朝5時半、太鼓の音が響くと大文字柱のある三ツ辻に区民が集まってきました。男衆およそ60人が、綱やサスマタを使い電線などに当たらないよう慎重に柱を下していきます。 長さ12メートル程の柱が無事下ろされると、巾着や花飾りが取り外されると集まった人たちは、気に入った物を持ち帰っていました。 持ち帰った飾りは、縁起物として今年1年間、各家庭の神棚に飾られます。 家に飾られた古い物は正月の縁起物などと一緒に23日に行われるどんど焼きで燃やされるということです。
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上伊那医療体制維持に向け公立3病院連携必要
伊那市の白鳥孝市長は20日開かれた定例記者会見で上伊那の医療体制の維持に向け、「公立3病院が連携していかないと堅持できない」との考えを改めて示しました。 伊那中央病院、昭和伊南総合病院、町立辰野病院の経営の一本化について白鳥市長は「財政面などで課題があると」答えました。 しかし、上伊那全体の医療体制の維持に向けては、相手があることとしたうえで、「産婦人科や小児科など医師確保が難しい診療科では、公立3病院で医師の応援など連携が必要」と話していました。
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伊那市職員研修 上農生が講師に
伊那市役所の職員を対象にした研修会が19日に開かれ、初めて高校生が講師を務めました。 市の理事者や職員およそ60人を前に発表をするのは上伊那農業高校の生徒です。 耕作放棄地の解消や、有害鳥獣対策など農業をとおして地域の課題解決に取り組んでいる上農生を講師に迎え、今後の取り組みの参考にしようと研修が行われました。 このうち、有害鳥獣対策で捕獲された鹿の有効活用について研究しているグループは、身近な食料資源として地産地消する仕組みを作る事が消費拡大へのカギだと説明しました。 そのためには「代表となる料理」「観光向け」「身近なレシピ」などニーズに合った調理方法の開発や、価格を抑えるために解体施設を普及させることが必要だと話していました。 19日はこのほかに、上農生が開発した鹿肉の餃子とジャーキーがふるまわれました。 白鳥孝市長は「高校生と協力し、農業を基にした地域づくりを進めていきたい」と話していました。
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杖突峠トラックスリップ 一時通行止め
国道152号杖突峠は、スリップしたトラックにより20日午前11時頃から4時間あまり通行止めとなりました。 茅野警察署によりますと、事故が起きたのは、杖突峠の頂上から約100メートル茅野市側に下った場所です。 事故を起こしたトラックは、茅野市方面に進行中スリップし道を塞ぐ状態で停止しました。 このため杖突峠は、午前11時ごろから午後3時までのおよそ4時間に渡り、通行止めとなりました。 この事故によるけが人はいませんでした。 警察では、月曜日に降った雪により、路面が滑りやすい状態となっている、運転には十分注意してほしいと呼び掛けていました。
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ガソリンスタンドの計量器に軽自動車衝突
伊那市山寺のガソリンスタンドで20日、スタンド内の計量機に軽自動車が衝突する事故がありました。 これによるケガ人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと事故があったのは20日、午前8時10分ころで、上伊那郡内の66歳無職の男性が運転する軽自動車が給油のためにガソリンスタンドに入った際、計量機に衝突したものです。 計量機は反対側で給油していた男性の軽トラックに倒れかかりました。 運転していた男性と給油中の男性、従業員にけがはありませんでした。 また計量機が破損したことによる燃料漏れもないということです。 事故の原因について伊那警察署では運転操作を誤ったものとみていて危険物を取り扱う場所では細心の注意を払うよう呼びかけています。
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いな少年少女合唱団がマタイ受難曲演奏会に出演
いな少年少女合唱団は、30日に東京都で開かれるバッハ作曲の「マタイ受難曲」の演奏会に出演します。 17日は演奏会に向け、東京から指揮者を招き練習をしました。 17日は演奏会で指揮を担当する福島章恭さんを招き、伊那公民館で練習をしました。 マタイ受難曲は、聖書を題材にした曲で、バッハ最高傑作の一つとされています。 合唱、ソリスト、オーケストラが演奏する大編成の曲で、全体の演奏時間は3時間を超えます。 全体で70曲ほどで構成されていて、いな少年少女合唱団は、そのうちの2曲に出演します。 演奏会に出演する東京の合唱団の伴奏者が、いな少年少女合唱団と親交があり、出演が決まりました。 福島さんは、ドイツ語の発音や声の強弱など指導していました。 「マタイ受難曲」の演奏会は、30日(土)午後3時から、東京都のめぐろパーシモンホールで開かれます。
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新ごみ処理施設事業 落札者決定
伊那市富県に建設される新しいごみ中間処理施設の整備運営事業落札者は神戸市の㈱神鋼環境ソリューションを代表とするグループに決まりました。 落札金額は158億9千万円となっています。 19日は、上伊那広域連合で記者会見が開かれ入札結果が報告されました。 事業者は、兵庫県神戸市に本社を置く神鋼環境ソリューションを代表とし上伊那の7社が協力企業となっているグループです。 上伊那広域連合によりますと入札は総合評価一般競争入札で、2グループから提案書の提出があり総合評価の結果、技術、価格とも両面で評価されました。 落札額はおよそ158億9千万円となっています。 処理量は1日当たり118トンで処理方式を流動床式ガス化溶融炉としています。 受注実績は同じ方式で15件あるということです。 施設は、最新の排ガス処理により環境への影響を最小化しごみを燃やすエネルギーによる発電で施設の電力を賄います。 また、敷地内にマレットゴルフ場や足湯など憩いの場を整備する計画です。 事業期間は、設計・建設が平成28年度から3年間、運営、維持管理が平成31年度から15年間の合わせて18年間となっています。 2月下旬に事業仮契約を締結し広域連合議会に議案として提出することになっています。
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旧井澤家住宅で新春書画展
地元出身の芸術家の作品や骨董品、今年の干支「申」にちなんだ作品が並ぶ「新春書画展」が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。 展示会は、伊那部宿を考える会が毎年開いていて、会場には掛け軸や美術作品などおよそ130点が展示されています。 掛け軸は、中村不折や小坂芝田など地元出身の芸術家の作品や井上井月の句が書かれたもので、そのほとんどは今回初めて展示されたものだということです。 他に、伊那市長谷の手芸グループ「美里会」は毎年干支にちなんだ木目込人形を展示しています。 地元の芸術家にも協力を呼びかけ、伊那市の漫画家橋爪まんぷさんの申にちなんだイラストや、西春近の酒井一さんの木工作品なども並びます。 新春書画展は25日まで、旧井澤家住宅で開かれています。
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南箕輪村特別職報酬等審議会に白紙諮問
南箕輪村の唐木一直村長は、来年度の理事者や議員の特別職報酬等について19日、審議会に白紙諮問しました。 この日は、唐木村長から審議会の塩澤肇会長に諮問書が手渡されました。 唐木村長は「職務に見合った報酬が望ましいとされている中、村は人口増加対策に力を入れていく。審議会での議論の内容を尊重したい」と挨拶しました。 今年度の理事者の給料は条例で定められた額と同じで、村長が71万9千円、副村長が61万1千円、教育長が52万円となっています。 また、議員の報酬は20万千円です。 塩澤会長は「村の財政状況や村民の意見が反映されるような答申をしたい」と話しました。 審議会は2月上旬までに村長に答申する予定です。
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イーナムービーズ動画をHPで公開
伊那市の魅力を市内外に発信するシティプロモーション映像「イーナ・ムービーズなつかしい未来」のHPが開設し一部の映像が公開されています。 18日は、総合プロデュースをする伊那市出身で人物デザイナーの柘植伊佐夫さんらが記者会見を市内で開きました。 開設したHPには、これまでに撮影した市内の自然や歴史、文化などが紹介されています。 この他、4分ほどでまとめた高遠城址公園や子育て支援センターなどを映した春編と南アルプスや伝統行事さんよりこよりなどの夏編が公開されています。 現在は冬編の撮影が行われていて柘植さんは「鹿の猟やジビエについて紹介したい」と話していました。 伊那市では、この映像を首都圏の列車内やテレビCMなどで放送するとしています。 伊那市のプロモーション映像は3月の完成を予定しています。
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雪の影響で乱れた交通機関などが回復
18日の大雪で通行止めとなっていた中央自動車道は19日通行止めが解除されました。 JR中央東線の特急あずさ、スーパーあずさも通常運行し交通機関の乱れは回復しています。 中央道は、19日午前11時に上り線が、午後4時に下り線の通行止めが解除されました。 高速バスは午後1時以降、一部の便で運行を再開しました。
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伊那警察署管内の3団体が交通栄誉章を受章
伊那交通安全緑十字会など伊那警察署管内の3団体が、交通安全活動に功績があったとして交通栄誉章を受章しました。 18日、3団体の代表者が伊那警察署を訪れ受章の報告をしました。 伊那交通安全緑十字会は、自宅訪問や出前講座を通して、高齢者の交通事故防止の活動を行っています。 伊那東小学校は、地域住民と協力し、学校周辺地域での車の最高速度を時速30キロに制限する「ゾーン30」の指定に貢献しました。 南箕輪村の信英蓄電器箔株式会社は、研修会を実施するなど社員の交通安全意識向上に努めています。 交通栄誉章は交通安全活動に貢献した団体に全日本交通安全協会会長から贈られるものです。 今回全国で、団体は44団体、学校は48校、事業所は92事業所が受章しています。