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早生種の梨「幸水」とりんご「つがる」選果開始
早生種の梨「幸水」とりんごの「つがる」の選果が、19日からJA上伊那箕輪果実選果場で始まりました。 19日は、早生種の梨「幸水」500キロと、りんごの「つがる」700キロが農家から持ち込まれ、作業員が選果作業を行っていました。 JA上伊那によりますと、今年は春から夏にかけて気温が高く生育が順調だったことから、去年より4,5日早い収穫となりました。 従業員は、表面に傷がないか、形が良いかなどを1つ1つ確認していました。 今年の幸水の出荷は去年より1割多い1万ケース、つがるは若干多い2万ケースを見込んでいます。 幸水とつがるの選果作業は9月上旬まで行われます。
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先祖の霊を迎える「迎えまんど」 各地で
先祖の霊を迎える伝統行事「迎えまんど」が、13日、各地で行われました。 このうち、南箕輪村の大泉川堤防では、大泉区の住民およそ100人が集まり、花火の合図と共にまんどを振りました。 大泉区では、伝統行事を後世に残していこうと、2年前に発足した地元の有志でつくる大泉まんどの会やPTAが中心となってまんどの材料となる大麦を育てています。 手作りのまんどに火が付けられ、子ども達は大人から教わりながら円を描くように振り回していました。 大泉まんどの会の唐澤俊男会長は「大麦の栽培からまんど振りまで、一連の活動を通して協同の精神を養ってもらいたい」と話していました。
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卒業から30年 箕輪中同窓会
昭和60年の箕輪中学校卒業生の同窓会が15日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。 同窓会は卒業から30年の節目を祝おうと有志20人による実行委員会が開いたものです。 同窓会には恩師2人を含む7クラスおよそ120人が集まり30年ぶりの再会を祝いました。 集まった同窓生は記念写真を撮ったり思い出や互いの近況を語り合ったりしていました。 会ではほかに卒業生から恩師2人に記念品が贈られました。 宮坂義広実行委員長は「卒業してから30年。これを機会に横のつながりを広げていきたい。」と話していました。 集まった同窓生は互いの絆を深めこれからの活躍を誓い合っていました。
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夏の夜 ふるさと歩行者天国賑わう
15日夜JR伊那市駅前から伊那北駅前までの県道でふるさと歩行者天国が行われ家族連れなどで賑わいました。 これは中心商店街の店主らでつくる実行委員会がふるさとでの思い出づくりをしてもらおうと行ったものです。 交通規制がかかった県道では屋台が並んだほか輪投げやヨーヨー釣りなど夏祭りの雰囲気を演出するイベントが行われていました。 また、たかずやの里の子どもたちによる太鼓演奏が披露され会場を盛り上げていました。 この日は浴衣姿の子どもたちなどが集まり夏の夜を楽しんでいました。
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上伊那の小中学校で2学期スタート
長い夏休みも終わり上伊那の小中学校で2学期の始業式が18日行われ新学期がスタートしました。 このうち伊那市の伊那東小学校の子ども達は20日間の夏休みを終え、休み中の工作などを抱えて登校していました。 日焼けした全校児童646人が体育館に集まり2学期の始業式が行われました。 はじめに、代表児童5人が「苦手な算数を頑張りたい」「運動会に向けなわとびを頑張りたい」などと2学期の目標を発表していました。 小林克彦校長は「一年間で一番長い学期。2学期の目標をたて、それに向かって頑張りましょう」と呼びかけていました。 式の後、子どもたちはそれぞれの教室に戻り休み中の工作を見せあったり思い出を発表していました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校合わせて9校で18日、始業式が行われました。 19日は、18の小中学校で始業式が行われます。
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もう一日休みを 田畑区で盆正月
区の役員宅をバリケード封鎖してもう一日休みを要求する南箕輪村田畑の伝統行事、盆正月が16日の深夜に行われました。 夜10時過ぎ、小学校PTAのメンバーでつくる田畑の伝統を守る会が田畑公民館に集まりバリケードの準備が行われていました。 盆正月は、地区役員の家を封鎖し、盆休みの延長を訴える田畑区の伝統行事です。 田畑公民館では、しめ飾りづくりが行われていました。 一方、区内の畑では、ひまわりや野菜などを収穫していました。 準備が終わると、軽トラックに乗せて出発です。 11時30分過ぎ、区長の加藤一夫さん宅に到着。 地元の消防団も応援に駆け付けていました。 メンバー達は、区長の家にあるハシゴや鉢植えなどを持ち出し、玄関先などをバリケード封鎖していました。 最後は、石灰でお正月と書いて完成です。 封鎖が終わると、メンバー達は軽トラックに乗り込み暗闇に消えていきました。 翌日17日の早朝、めずらしく雨降りとなりました。 加藤さんの家には、その様子を写真におさめようと区内の人たちが訪れていました。 加藤さんが自宅から出てきます。 早速、区内の役員に「盆正月で休みです」と伝えていました。 加藤さんは、この日半日かけて片づけをしたということです。
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731部隊元隊員が証言
伊那文化会館で15日と16日に平和のための信州・戦争展が開かれ旧満州で人体実験を行った731部隊に所属していた元隊員がその体験を語りました。 伊那市在住の北原忠義さんは1945年昭和20年、14歳の時に731部隊に入隊しました。 部隊はペストやコレラなどを使った細菌兵器について研究していてその際外国人捕虜を人体実験に使っていたとされています。 北原さんは「捕虜は人ではなく実験材料として扱われていた。また証拠隠滅のため施設を破壊するよう命令が下されたときは多くの捕虜が殺された。」と話していました。 戦争展ではほかに原爆や軍事教育、朝鮮人強制労働などに関するパネルが展示されていました。 伊那ケーブルテレビではこの戦争展の模様を9月7日から放送します。
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箕輪町南小河内で伝統の「おさんやり」
箕輪町南小河内区に伝わる伝統行事で町の無形民俗文化財に指定されている「おさんやり」が16日に行われました。 午後3時半、白い服を身にまとった地区の男たち40人の担ぎ手がお舟を持ち上げ区内およそ2キロを練り歩きました。 おさんやりは、区内を流れる用水路「大堰」が天竜川とは逆に流れることが疫病の原因と考えられたため、その厄を払おうと始まったとされます。 途中4か所の辻で民謡「ヨイソレ」を披露しました。 午後8時過ぎ、盆踊りが終わると「おさんやり」もクライマックスを迎えます。 男たちは、広場に置かれた舟を担ぎ上げるとナラの木の回りを3周し、その後左右に揺らしながら舟を壊しました。 舟の破片は、玄関に飾ると厄除けになると言われ、集まった人たちは1年の無事を祈りながら拾い集めていました。
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満蒙開拓団の手記 朗読会
戦時中に上伊那北部から満州に渡った開拓団の人たちの手記の朗読会が12日、箕輪町郷土博物館で開かれました。 町内で活動する朗読ボランティアサークルせせらぎ会の会員が、上伊那北部から満州に渡った富貴原郷開拓団の手記を朗読しました。 富貴原郷開拓団は、昭和16年から20年までにおよそ300人が満州に渡り、85人が亡くなったとされています。 この朗読会は、箕輪町郷土博物館が、開館40周年記念に発行した「満州開拓富貴原郷開拓団の記憶」に掲載されている手記の朗読を通して、戦争と平和について考える機会にしようと開いたものです。 終戦後に母親と妹を連れて匪賊から逃げた体験をつづった白鳥富美子さんの手記です。 箕輪町郷土博物館では、「集めてきた資料をどう活用し、次の世代に伝えていくか考えていきたい」と話していました。
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戦時中の資料に残る生活の記録
戦時中のグラフ誌や書籍など、銃後の人々の生活に関する資料が並ぶ展示会「戦時中の資料に残る生活の記録」が伊那市創造館で開かれています。 会場には、戦時中に発行されたポスターや書籍、教科書など58点が展示されています。 中には、金属不足のために50銭硬貨の代わりに発行された50銭札もあります。 創造館では、毎年8月に戦争に関する展示を企画していて、今年で4回目です。 今回は日中戦争から太平洋戦争中の一般国民、いわゆる「銃後」の人々の生活に焦点を当て、ています。 戦時中に発行された書籍のコーナーでは、実際に手に取って本を読むこともできます。 創造館では、「当時の生活がどのようなものだったか知ってほしい」と話していました。 創造館の特別展「戦時中の資料に残る生活の記録」は9月14日まで開かれています。
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新体操クラブと写真クラブ 優勝報告会
伊那西高校で10日、全国高校総合体育大会と全国高校総合文化祭で日本一となった新体操クラブと写真クラブの優勝報告会が開かれました。 報告会では新体操クラブと写真クラブのメンバーが壇上に立ち全校生徒およそ500人の前で喜びや感謝の気持ちを伝えました。 新体操クラブは今月6日から大阪市で行われた全国高校総体女子団体で県勢初優勝を果たしたほか個人総合でも猪又涼子さんが初優勝しました。 全国高校総合文化祭では写真クラブの森川未稀さんが最優秀賞、平澤真波さんが奨励賞を受賞しました。 最優秀賞となった森川さんの作品は女性の顔に水がかかる瞬間を撮影したものです。 報告会では全校生徒が校歌を歌い日本一となった新体操クラブと写真クラブのメンバーを祝福していました。
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上農伝統盆花市30分で完売
上伊那農業高校伝統の盆花市が12日伊那市のいなっせ北側などで開かれ会場は行列ができる賑わいとなりました。 いなっせ北側の会場には、販売開始の9時前から100人以上が並びました。 生徒の掛け声と共に販売が始まると、集まった人たちは盆花を買い求めていました。 上農の盆花市は今回で63回を数える伝統行事です。 いなっせ北側と伊那北駅前の2か所で開かれ、合わせて500束用意されました。 一束500円で、上農で育てたアスターや小菊、カーネーション等7種類が入っています。 今年は猛暑の影響も心配されましたが、上々の出来だという事です。 一人1束まで購入でき中には購入後再び列に並ぶ人の姿も見られました。 今年は、販売開始から30分後に完売となりました。
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鋳造技術で自在な形に「アルミアート花器展」
小諸市在住の工芸作家長崎隆雄さんの「アルミアート花器展」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 長崎さんは、発泡スチロールと砂で作った型に、溶かしたアルミを流し込む、鋳造の技術を使い作品を製作しています。 鋳造の技術を用いる事で、木の葉の模様や曲線など簡単に作り出せ、金属とは異なる質感が表現できるという事です。 アルミアート花器展は17日まで開かれています。
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戦後を語り継ぐ公開シンポジウム
太平洋戦争の終戦から今年で70年。 戦争の悲惨さを後世に伝え平和について考える「語り継ぐ戦争公開シンポジウム」が伊那市のいなっせで11日、開かれました。 シンポジウムは、戦後70年の節目に「戦争とは何か、平和とは何か」を改めて考える機会にしてもらおうと伊那ケーブルテレビが開いたものです。 初めに、戦争体験者の証言から作詞作曲し伝える活動を続けている長野市出身のシンガーソングライターの清水まなぶさんがミニコンサートを行いました。 2007年に祖父の戦争体験を歌にした「回想」を歌いました。 この後、研究者や教育者たちによるパネルディスカッションが行われました。 パネリストは17歳で広島の海軍兵学校に入り原爆投下を目の当たりにした三澤和人さん。 高遠小学校教諭で戦後60年の企画展では県内の学童疎開の状況や戦争遺構について調査を行った田村栄作さん。 箕輪進修高校3年生で上伊那高校生平和ゼミナール代表として今年、広島で開かれた全国高校生平和集会に出席した西村太一さん。 そしてコンサートに続き清水さんもパネリストとして参加しました。 コーディネーターは、前の伊那図書館長で現在は、県立長野図書館長の平賀研也さんが務めました。 それぞれの立場から戦争や平和についての想いを話しました。 三澤さんは「戦争は絶対やってはいけないだけでなく、戦争をどうやったら抑止できるか、これからの若い人たちに考えてもらいたい」 田村さんは「戦争の話を何度でも聞くことによって新しい発見もでてくる」 西村さんは「戦争体験をした人たちの話を聞きつつ、自分たちはスマートフォンなど調べるものはいくらでもある。それを利用してみんなで議論できたらいい」 清水さんは「意外と暗い話は目が向きづらい。曲にすることによって伝わりやすくなっている」とそれぞれ話していました。 平賀さんは「証言などの記憶を記録し次の世代に受け渡していくことが大切」とまとめました。 この模様は、15日の午前11時からご覧のチャンネルで放送します。
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あこがれ先生プロジェクト伊那で開催
学校の教員について理解を深め応援しようというイベント「あこがれ先生プロジェクト」が伊那市の伊那文化会館で9日、行われました。 あこがれ先生プロジェクトは教員たちが自らの原点を見つめ直すことや学校をみんなで元気にしようと2008年から三重県で始まりました。 長野県での開催は3回目で、伊那市では初めてです。 9日は、現役の教員や子どもを持つ親などおよそ350人が訪れました。 第一部では、このプロジェクトの発起人でもあり、全国で講演活動をしている飲食店経営者の中村文昭さんが講演しました。 中村さんは便利な世の中になっていると話し「親や先生がもっと子どもと真剣に関わって欲しい」と呼びかけていました。 実行委員長の半澤ゆかりさんはイベントを通し「学校や先生を応援する人が増えれば嬉しい。長野から全国に発信していきたい」と話していました。
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上伊那農業高校 12日盆花販売
南箕輪村の上伊那農業高校伝統の盆花市が12日、伊那市のいなっせと伊那北駅前で開かれます。 11日は、盆花市を前に生徒50人が花束づくりを行いました。 盆花に使われる花は、菊やアスター、トルコギキョウなど6種類ほどで、すべて生徒が栽培しました。 盆花は、12日の午前9時からいなっせ北側多目的広場と伊那北駅前で販売されます。
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伊那市50年の森林ビジョン策定委員会 現地視察
50年先を見据えた伊那市の森林や市民との関わり方を検討する「伊那市50年の森林(もり)ビジョン策定委員会」は、現状を把握するための現地視察を11日に行いました。 この日は委員21人が伊那市長谷の鹿嶺高原を視察しました。 伊那市50年の森林(もり)ビジョン策定委員会は、50年先の森や市民との関わり方について検討を行っています。 今日視察した鹿嶺高原では、友好提携を結んでいる新宿区と環境保全に関する協定を締結し、森林整備を行っています。 この森林整備により新宿区の二酸化炭素排出量を相殺する「カーボンオフセット」を実施しています。 委員は、整備の状況や植物の生息状況などを確認していました。 次回の委員会は10月に開かれる予定で、「生物多様性と自然環境の保全と向上」や「山地保全と水資源保全の機能向上」などそれぞれ目標テーマが決められた6つの専門部会から示される理念や具体的な目標などについて議論する予定です。 12月にはパブリックコメントを募り、来年3月にビジョン策定を行う予定です。
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長野県の遺跡発掘2015
県内の遺跡から発掘された土器や石器などが並ぶ「長野県の遺跡発掘2015」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、県内15の遺跡から発掘された土器や石器などおよそ385点が並んでいます。 この展示会は、多くの人に信州の歴史を身近に感じてもらおうと県立歴史館や県埋蔵文化財センター、伊那文化会館などが開いているもので、伊那文化会館での開催は今年で12年目です。 平成24年に箕輪中学校の体育館を改築する時に敷地となっている中山遺跡から発掘された土器や土鈴です。
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西駒登山道 横山ルート復活
伊那市横山から西駒ヶ岳への登山道、横山ルートが住民有志らの手によりおよそ15年ぶりに復活しました。 9日は、横山の有志でつくる「横山維者舎(よこやまいじゃや)」のメンバー14人が、桂小場ルートの分岐点から横山の登山道入り口までの5キロを下り安全の確認をしました。 横山ルートは、平成10年頃まで登山道や山仕事の作業道として利用されてきました。 しかし、ここ15年余りは作業で山へ入る人や登山者の減少もあり、倒木や笹がしげり荒れた状態となっていました。 会では、もう一度地域の山を見直してもらう機会にしようと国や市の補助を受け登山道として整備を行う事にしました。 草刈りや倒木の撤去など、今回を含め3回作業を行い、集落から桂小場ルートの分岐点までの横山ルート5キロが復活しました。 会では今後も登山道維持の為、毎年、整備を行なっていくとしています。
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あす公開シンポジウム
伊那ケーブルテレビはあす、伊那市のいなっせで語り継ぐ戦争公開シンポジウムを開催します。 戦後70年の節目の年に戦争とは何か平和とは何かを考えます。 10日はシンポジウムを前に会場づくりが行われました。 シンポジウムは3部構成でまず戦争体験者の証言を歌を通して伝える活動を行っているシンガーソングライター清水まなぶさんのコンサートが行われます。 続いて伊那ケーブルテレビが2008年から収録している「戦争体験をきく」の中から証言をピックアップしてまとめたVTRを上映します。 最後に研究者、教育者、高校生、そして清水さんを交えたパネルディスカッションが行われます。 パネリストは17歳で広島の海軍兵学校に入学し原爆投下を目の当たりにした戦争研究者の三澤和人さん。 高遠小学校教諭で戦後60年の企画展では県内の学童疎開の状況や戦争遺構について調査を行った田村栄作さん。 箕輪進修高校3年生で上伊那高校生平和ゼミナール代表生徒として今年の全国高校生平和集会に出席した西村太一さん。 そしてコンサートに続き清水さんもパネリストとして参加します。 またコーディネーターは県立長野図書館長の平賀研也さんが務めます。 語り継ぐ戦争公開シンポジウムはあす11日火曜日午後1時半開演。 場所は伊那市のいなっせ6階ホールです。 シンポジウムの模様は15日午前11時から放送します。
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富県小学校子供自転車クラブを自転車指導員に認定
伊那市の富県小学校子供自転車クラブのメンバーは27日、交通ルールなどを指導する交通安全子供自転車指導員に認定されました。 27日は富県小学校で伝達式が行われ指導員に認定された子供自転車クラブ員18人に指導員証が贈られました。 これは安全な乗り方や交通ルールを学んでいるクラブ員にその知識を学校全体に伝えてもらおうと行われたものです。 クラブ員は今月4日に松本市で開かれた子供自転車長野県大会に出場し3位となりました。 県大会に出場した5人には県警本部長と県交通安全協会長連名のものが、また他のメンバーには伊那警察署長と伊那交通安全協会長連名の指導員証となっています。 今後は大会に向け練習し培った技術や知識を他の児童や家族に伝え事故防止に役立てます。
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親子で天竜川の「水生生物調査」
川の中にいる生物の種類や数を調べる事で水質や環境を知る「水生生物調査」が6日、箕輪町の天竜川で行われました。 夏休み中の子供や保護者を対象に天竜川上流河川事務所が毎年行っているもので、この日は町内の親子など3組が参加しました。 天竜川で採取した生き物を種類別に分けたところ、きれいな水に生息するヒラタカゲロウが一番多く見つかりました。 天竜川の支流が流れ込む場所のため、別の調査地点ではあまり見られないヒラタドロムシも多く見つかりました。 ヒラタドロムシは、ややきれいな水に生息しているという事です。 水生生物調査は22日まで天竜川やその支流の12か所で行われる事になっています。
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日影区戦没者聞き取り調査報告会
伊那市日影区内の戦没者聞き取り調査報告会が5日、日影区公民館で開かれました。 報告会は区内の歴史などについて調べている日影区の歴史を語る会が開いたもので会場にはおよそ40人が集まりました。 報告会では戦没者の遺族が出征した父親の記憶などについて話をしました。 日影区では区史を編纂した平成10年の調査で日中戦争、太平洋戦争による戦没者は27人となっています。
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市民と議会との意見交換会開催へ
伊那市議会は議会改革の推進などを目的に市民と議会との意見交換会を今月18日から3日間開催します。 10日は伊那市議会の伊藤泰雄議長、竹中則子議会運営委員会委員長、飯島光豊議会改革特別委員会委員長の3人が記者会見を開き意見交換会についての概要を説明しました。 意見交換会は18日はいなっせ、19日はJA上伊那本所、21日は高遠町総合福祉センターで開かれ時間はいずれも午後7時から9時までとなっています。 内容は3か所とも共通で「伊那市の将来像について」「子育て支援について」「あなたが考える地方創生」の3つをテーマに分科会に分かれて行われます。 伊那市議会では意見交換会で出された意見を報告書にまとめるほか議会活動に活かしていくとしています。
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御嶽山の捜索に参加した隊員が連合長に活動報告
7月29日から8月6日まで行われた御嶽山の行方不明者の捜索に参加した上伊那広域消防本部の隊員が、10日、白鳥孝連合長に活動を報告しました。 隊員4人が伊那市役所をれ、白鳥上伊那広域連合長に捜索活動の報告をしました。 4人は御嶽山の剣ヶ峰山荘付近の捜索を行いました。 多い所で80センチほどの灰が積もり、硫黄のような臭いがしていたという事です。 捜索活動3日目に一眼レフカメラを発見し、それが行方不明者の物だと分かりました。 原秀一隊長は、「隊員の安全確保をしながら捜索した。全ての行方不明者を見つけられなかった事は悔しい」と話していました。
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全国大会に出場する小中学生 教育長を表敬訪問
陸上競技などで全国大会に出場する伊那市の小中学生が、10日、北原秀樹教育長を表敬訪問し、大会に向けての決意を発表しました。 全国大会に出場するのは、走り高跳びで富県小6年の田畑翔汰朗くん、走り幅跳びで東春近小6年の北原小遥さん、ソフトボール投げで手良小6年の池上桃花さん、柔道で春富中2年の小澤志賀くん、水泳100m背泳ぎで春富中3年の増田賢吾くん、新体操で東部中3年の伊澤夢伽さんです。 それぞれ、「自己ベストを出したい」「表彰台に立ちたい」「優勝したい」などと決意を発表していました。 全国小学生陸上競技交流大会は21日から神奈川県で、全国中学校体育大会は17日から北海道などで開催されます。
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県の審査会で合格した観光土産品 販売コーナー設置
県の観光土産品に合格した上伊那の商品をPRする販売コーナーが伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷に設置されました。 施設内には県の観光土産品に合格した高遠そばや五平餅、りんご漬けなど上伊那の5社12品が並んでいます。 商品は、2年に1度行われる「長野県観光土産品統一審査会」で合格したものです。 今年1月に審査会が行われ、上伊那から出品した36品全てが合格となっています。 販売コーナーは、夏の行楽シーズンに合わせて毎年設置され、今年で5年目です。 上伊那観光土産品公正取引協議会では「上伊那の商品を知ってもらう年に1度のイベント。県内外多くの人に訪れてもらい普及、PRに力を入れたい」と話していました。 販売コーナーは、9月27日まで設置されることになっています。
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春富中2年小澤君が柔道で全国へ
柔道全国大会に出場する伊那市の春富中学校2年の小澤志賀君は大会に向け稽古に励んでいます。 白帯が小澤志賀君。 黒帯で有段者の兄に稽古をつけてもらっています。 小澤君は7月に長野市で開かれた中学総体長野県大会に南信代表として出場しました。 4地区から16人が出場しトーナメント方式で行われた大会の81キロ以下の部で優勝し全国大会出場を決めました。 幼い頃から父親の影響で柔道に励む小澤君の得意技は払い腰。 2年生ながら上級生を破っての全国出場となりました。 各都道府県の優勝者が集まる全国大会は17日から北海道で開かれます。
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長崎に原爆投下から70年 平和音楽会
長崎に原爆が投下されて9日で70年が経ちました。 原爆の悲惨さを伝え、核兵器のない平和な世界をつくろうと伊那市のいなっせで、音楽会が9日開かれました。 長崎に原爆が投下された午前11時2分にサイレンが鳴り、市内では、ソフトボールの試合を行っていた大学生達が黙とうをささげていました。 いなっせでは、上伊那で歌を通して平和を訴え活動している「うたごえサークルざざむし」が平和音楽会を開きました。 第1部では4つの団体が発表しました。 第2部では、長崎の被爆者で1993年に亡くなった渡辺千恵子さんの体験談を、語りと合唱で綴る「平和の旅へ」が演奏されました。 渡辺さんは、原爆により16歳の時に半身不随となりましたが、母親の励ましで、ナガサキの語り部として生きる事に人生の意味を見出していきます。 渡辺さんは、自らの体験を語る中で、32年間の寝たきり生活から自立すること決意します。大きな手術やつらいリハビリを乗り越え車いすで生活できるようになりました。 「うたごえサークルざざむし」では戦後70年の今年、被爆者の願いや平和への願いを、音楽を通して発信していきたいと話していました。
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地震火山こどもサマースクール 参加者露頭見学
地域の地形や岩などを観察し、南アルプスの特徴や自然を学ぶ体験イベントに参加している子供達が9日、伊那市長谷の溝口露頭を見学しました。 「地震火山こどもサマースクールin南アルプス」は日本地震学会や南アルプスジオパーク協議会等が主催し8日から1泊2日の日程で開催されました。 イベントには、関東方面を中心に、小学生から高校生までの26人が参加し、9日は、中央構造線を直接観察できる、伊那市長谷の溝口露頭を見学しました。 露頭では、早稲田大学の高木秀雄教授が「中央構造線を境に急斜面な西側は、マグマが固まった花崗岩で、なだらかな東側は堆積物が地中で圧力により固まった変成岩でできている」と説明していました。 参加した生徒や児童は、構造線付近の岩を間近で見たり、中央構造線が分杭峠へと延びている事などについて話を聞いていました。 ある小学生は「構造線近くの岩はプレートの摩擦によりもろく、柔らかくなっているのが触って分かりました。」と話していました。