-
大芝高原味工房リニューアルオープン
南箕輪村の大芝高原内にある味工房が11日、リニューアルオープンし、採れたての野菜や果物が並びました。 11日は、販売開始とともに多くの買い物客が商品を手に取っていました。 並べられたのは、野菜や果物、花などおよそ30種類です。 これまでワゴン1台分程度だったものを10台ほどに増やしました。 南箕輪村産にこだわり、村内の農家31人が旬な農産物を出荷します。 訪れた人達は、買い物かごいっぱいに商品を買っていました。 特に人気だったのは朝4時に収穫したというスイートコーンで、用意した57袋が開店から10分ほどで完売しました。 村では、「今後は味工房を中心に道の駅化を目指し、直売の一層の拡大を図りたい」としています。
-
劇団「歩」第10回定期公演
箕輪町文化センター付属劇団歩の第10回定期公演が、11日から箕輪町文化センターで始まりました。 2003年に旗揚げ公演を行った劇団歩の定期公演は、今回で10回目となりました。 今回の作品「あの、愛の一群たち」は、主人公の高校教師ふねが、東京での生活に疲れ居場所を求めて故郷へ戻ってくるシーンから始まります。 演出を手掛けた飯島岱さんは、祈る事で生きてきた日本人の心の深層を、祈る女集団「風の宮」で表現しました。 主人公ふねは、風の宮や故郷の人々と触れ合う中で、今の時代を生きていく上で大切なものを見つけ出すというストーリーです。 今回は、箕輪中学校の吹奏楽部も、町の鼓笛隊の役で特別出演しました。 劇団歩の第10回定期公演は、12日も午後1時から箕輪町文化センターで行われます。 なお、公演の模様は、8月にご覧のチャンネルで放送します。
-
伊那市の田舎暮らしモデル地域第1号 新山の活動学ぶ見学会
伊那市内4か所で田舎暮らしモデル地域の指定を目指す伊那市は、去年11月に第1号として指定した新山地域の取り組みを知ってもらうための見学会を、11日に開きました。 伊那市は、新山地域の他に、高遠町、長谷、旧伊那市の竜西地域でそれぞれ1か所、田舎暮らしのモデル地域指定を目指しています。 この日は、去年11月に指定された新山の取り組みを知ってもらい、地域で指定にむけた検討をしてもらおうと見学会が開かれました。 それぞれの地域の地域協議会や区長会、住民グループなど6団体から25人が参加しました。 新山定住促進協議会運営委員会の境久雄委員長は、新山保育園の再開や、小学校と保育園の連携などについて説明しました。 新山では、子どものいない家庭でも全ての世帯が小学校のPTAに加入する「全戸PTA」が昭和22年から現在まで続いています。 参加した高遠第2・第3保育園の存続と未来を考える会からは「子どもがいない家庭から、PTAに加入する事への反対はないのか」との質問があり、新山の協議会は「学校、保育園がなければ地域が成り立たないというのが地域の共通認識なので反対はない。子供のいない世帯でもPTAに加入する事で積極的に学校に関わり、それが張りあいになっている」と答えていました。 伊那市では、モデル地域指定による移住者の受け入れ体制の整備のほか、地域の子育て世代の定住、活性化を進めていくとしています。
-
最高気温32.1度で真夏日 今年1番の暑さ
10日の伊那地域の最高気温は32.1度の真夏日となり、今年1番の暑さとなりました。 伊那市役所のせせらぎ水路では、親子連れが水遊びを楽しんでいました。 このところ雨模様の天気が続いていましたが、10日の伊那地域は梅雨の晴れ間が広がり、最高気温は32.1度と今年1番の暑さとなりました。 長野地方気象台では、最も暑い時期を上回ったとしています。 11日以降もしばらく晴れの日が続く予想で、午前を中心によく晴れ10日と同じような暑さになるとみています。 関東甲信地方の梅雨明けは毎年7月21日頃で、今年も平年並みになると予想しています。 上伊那広域消防によりますと、午後4時半現在、管内で熱中症により搬送された人はいないということです。 気温の高い日が続くため、消防ではこまめに水分補給をすることや体調管理に気を付けるなど熱中症の予防を呼びかけています。
-
これはなんじゃ?第14回写真展なんじゃもんじゃ 開催
見た人が「これはなんじゃ?」と不思議に思う写真が並ぶ「第14回写真展なんじゃもんじゃ」が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、伊那市境のカメラ店「カメラのキタハラ」に通う小学生から80代までの作品60点が並んでいます。 作品展の名前は、ヒトツバタゴ別名なんじゃもんじゃの木から命名したもので、見た人が「これはなんじゃ?」と不思議に思うような作品を展示しています。 去年から展示している人形をモデルに使った「ドールフォト」は、出展者が去年の作品よりも力を入れて撮影したということで今年の目玉の一つとなっています。 ある会員は「腕自慢の作品展ではなく身近な被写体を写してユーモアを表現しているので子どもから大人まで多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。 「第14回写真展なんじゃもんじゃ」は、19日(日)まで伊那市の伊那図書館で開かれています
-
マツタケ博士 藤原儀兵衛さんから山の環境づくり学ぶ教室
マツタケ博士藤原儀兵衛さんによる、マツタケの生産技術向上を図るための教室が10日、伊那市富県新山のアカマツ林で開かれました。 教室には、市内の山林でマツタケの生産を行っている人など8人が参加しました。 講師を務めたのは、マツタケの生産を始めて50年以上になる伊那市富県新山の藤原儀兵衛さんです。 この日は、伊那市が所有するアカマツ林で枝打ちなどを行いながらマツタケが育ちやすい環境づくりについてコツを聞きました。 参加者は「毎年教室に参加しているが、知らないことをまた教えてもらえたので自分の山でも豊作になるよう頑張りたい」と話していました。 マツタケ教室は10月にも開かれる予定で、次回は藤原さんの山でマツタケの生えている様子を見学することになっています。
-
中国の小学生が伊那市で交流
中国重慶市の樹人(じゅにん)鳳天(ふぉんてん)小学の小学生28人が10日伊那市の西春近小学校を訪問し、ゲームなどで交流しました。 7月は、台湾や中国から34団体、1,130人の訪日教育旅行生が長野県を訪問し、小中学校や高校を訪れます。 このうち重慶市の樹人鳳天小学は、6日から15日までの日程で来日していて、10日は、伊那市の西春近南小学校を訪問しました。 児童会長の井口大瑛(たいよう)君は、「楽しみにしていました。今日一日楽しく過ごしてくれたらうれしいです」と歓迎のあいさつをしました。 これにこたえ中国のマー・ホウセイ君は、「日本はどこもきれいで中国がもっとも学ぶべきところ。短い時間だが、友達になりたい」とあいさつしました。 西春近南小からは、てまりがプレゼントされ、中国からは、人を育てるには100年かかるという意味の学校目標を書いた書が手渡されました。 2年生は、簡単な中国語もまじえた歌や合奏を披露し歓迎しました。 児童会主催のじゃんけん大会では、くやしがったり喜んだりと楽しそうに交流していました。 このあと、給食の配膳の様子を見学したり、清掃も一緒に行うなどして、市内のホームステイ先へとむかいました。 10日は、高遠北小学校や新山小学校でも旅行団との交流が行われました。
-
元気づくり支援金2次分内定
県が地域の特色ある取り組みを支援する元気づくり支援金の2次分が内定し、9日公表されました。 13の事業で、1,143万円です。 上伊那医療生協の外国人学校とのスポーツ交流大会に30万円、伊那市の伊那地域活性化事業「井月テキスト」に57万円、南箕輪村のVC長野トライデンツとのまっくんバレーボール教室に73万円、箕輪町の自然エネルギー普及事業に124万円、伊那経営フォーラム実行委員会のインバウンドおもてなしフォーラムの開催に74万円、伊那谷は子育てバレー実行委員会の交流イベントに191万円、伊那谷花卉生産者若手会の伊那谷発届け東北へ笑顔の花プロジェクトに69万円などとなっています。 2次分には、14の団体から1,543万円の要望がありました。
-
箕輪町の源泉くみあげポンプ故障
箕輪町の日帰り温泉施設ながたの湯などに温泉をくみ上げている源泉ポンプが故障し、10日から臨時休業しています。 施設を運営している箕輪振興公社によりますと、9日の午前11時頃異常を知らせるアラームによりポンプの故障に気づいたということです。 ポンプは、地下1500メートルから源泉をくみ上げていて、設置から6年が経過しています。 温泉の供給ができないことから、箕輪振興公社では、ながたの湯と近くにある温泉スタンドを10日から17日まで臨時休業とし、ながた荘は、沸かし湯で対応します。 ポンプの取り換えが必要で大規模な修理になるということです。 臨時休業となったながたの湯では、職員が訪れた利用客の対応に追われていました。
-
坂口登山フェスティバル はじまる
昭和53年の第33回長野国体登山競技で審判長をつとめた坂口三郎さんにちなんだ第13回坂口登山フェスティバル仙丈ヶ岳大会が10日から始まりました。 10日が前夜祭、11日登山が行われ、12日に下山し解散します。 フェスティバルには、全国各地、北は福島南は大分から120人が参加します。 参加者たちは、受付をすませると伊那市のイメージキャラクターいーなちゃんと写真撮影をしていました。 大会の名称にもなっている坂口さんは、第33回長野国体の登山競技の審判長をつとめたことから長野の登山愛好者との交流が始まり、日本山岳協会会長引退の折りに親睦登山を行ったのがフェスティバルの始まりです。 毎年、長野県内の各地でフェスティバルが開かれていて、第8回は、中央アルプスが会場でした。 前夜祭の10日は、仙流荘で講演会が開かれました。 南アルプスの開拓者を偲ぶ長衛祭の元実行委員長の唐木勉さんが講師をつとめ、竹沢長衛の人柄や実績を参加者に話ました。 11日は、仙丈ヶ岳コースや小仙丈ヶ岳コースなど4つのコースで登山がおこなわれることになっています。
-
木育 園児が木工作品づくりに挑戦
幼いうちから木に親しむ木育の事業の一環で9日、伊那市高遠町の高遠第4保育園の園児が地元の木を使った作品づくりに挑戦しました。 伊那市では、県の森林づくり県民税を活用した木育の事業の一環で木工作品づくりを市内の保育園で行っています。 今年度1回目となったこの日は、高遠第4保育園の園児40人が思い思いに作品を作りました。 サポートしたのは、市内で木の製品を作っている木工職人9人です。 使ったのは、ますみヶ丘平地林で間伐した栗やナラの木で、園児は置き物やおもちゃなどを作っていました。 木工職人は「園児の発想がおもしろかった。小さいうちから木に親しむ機会を大切にしてもらいたい」と話していました。 木工作品づくりは、今年度市内の2つの保育園で行われることになっています。
-
内山節さん 伊那市内小中学校食農体験視察
東京大学講師で田舎暮らしを実践している哲学者の内山節さんは、農業体験を取り入れている伊那市の小中学校を9日、視察しました。 伊那市が内山さんに各校の様子を視察してもらい、今後の取り組みにいかそうというものです。 伊那市では、学校生活の中に農業体験を取り入れる「伊那市学校給食食農体験事業“暮らしのなかの食”」を今年度より市内全小中学校で展開しています。 内山さんは東京大学の講師を務める傍ら、田舎暮らしを実践するため、東京都と群馬県の往復生活を送っています。 訪れた4校のうち高遠北小学校では、学校近くの畑で児童が栽培している作物について職員から話を聞きました。 高遠北小学校では、高遠そばや内藤とうがらしの栽培など、地域の歴史を学びながら全校で取り組んでいるということです。 内山さんは、11月に行われる小中学校の発表にも出席する予定です。
-
高遠中学校 図上訓練で地域防災を学ぶ
伊那市の高遠中学校で、大規模災害を想定した図上訓練が9日に行われ、全校生徒が、地域で起こりうる災害やその対策を考えました。 全校生徒147人が体育館に集まり、5人ほどのグループに分かれて訓練を行いました。 高遠中学校ではこれまで、災害発生時の避難訓練は行ってきましたが、高遠町地域全域に関する防災学習を行うのは初めてです。 県危機管理課の職員が講師をつとめ、災害図上訓練、DIG(ディグ)を行いました。 大地震や土砂災害など大規模な災害が発生した場合を想定した防災地図を作る訓練で、身の回りの危険を書き出し、地図上に落とすことで、日ごろの備えにつなげようというものです。 生徒らは、まず主要道路は茶、広場や公園は緑、河川は青にマジックで塗り分けて、自然条件や地域の構造を把握しました。 その後、山が崩れる、橋が壊れるなど、予想される危険を書き出し地図上に貼っていきました。 県が指定する土砂災害警戒区域内にある高遠中学校では、自分たちの住んでいる地域の防災を考えるきっかけにしていきたいとしています。 この日作成したマップは、中学校の文化祭で展示するなど、活用方法を今後検討していくという事です。
-
伊那友の会 夏の家庭料理講習会
夏野菜を使った料理講習会が、9日伊那市日影の伊那友の家で開かれ、参加者が、身近な食材で作る事ができる家庭料理を学びました。 講習会には、伊那友の会の会員や一般など25人が参加しました。 会員が講師となり、ちらし寿司や鳥もも肉のロースト、水ようかんなど、夏野菜を中心に使った5品を作りました。 伊那友の会は、昭和5年に創刊した雑誌「婦人之友」愛読者でつくる会で、上伊那の30代から80代まで、50人の主婦が会員となっています。 一般も参加できる料理講習会は年1回開かれています。 会員らは、野菜の切り方や美味しく見える盛り付け方などを一般参加者にアドバイスしていました。 伊那友の会リーダーの有賀みづきさんは、「男性も女性も、料理を含めて家事ができる事は人生を豊かにする上で大切なこと」と話していました。 次回は、11月に家計簿のつけ方を学ぶ講習会を開く予定です。
-
上伊那農業高校写真部 課題写真コンクールで最高賞
南箕輪村の上伊那農業高校写真部は、信濃毎日新聞社などが主催する課題写真コンクール・高校生以下の部で最高賞の1席を受賞しました。 上農高校3年で写真部副部長の久保田成美さんの作品「どこへ行く」です。 54点の応募があった高校生以下の部で、最高賞の1席を受賞しました。 今年の5月に伊那市坂下で撮影したもので画面の大部分を道にして、どこまでも続いているような表現が印象的だと評価されました。 このほか、3年で部長の高嶋海来君の作品「涼」と、3年生の斎藤里華さんの作品「はるぞら」が入選しています。 上農高校写真部は、部員13人で、週2回活動しています。 これまで学校周辺での撮影をしてきましたが、今年度から、月1回中心市街地で撮影を行っています。 今年の全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」では、40校の応募があった北信越ブロック大会で5校のみが選ばれる公開審査会まで初めて進みました。 甲子園へ応募した作品は「親父たちの秘密基地」をテーマに中心市街地の喫茶店に集う人たちを被写体にしたものです。 部長の高嶋君は「市内に出かけて街並みなど面白い作品をこれからも作っていきたい」と話していました。
-
森林税 里山資源活用に重点
森林税を活用して行う施策について住民の意見を聞く上伊那地域会議が8日、伊那合同庁舎で開かれました。 会議には、委員に委嘱されている関係する団体の代表など10人が出席しました。 今年度は、新たに里山活用推進リーダー育成事業として、里山資源を活用し活動する地域づくりの取り組みに重点を置く考えです。 この他、有害鳥獣捕獲等事業では、年々被害額が減少傾向にありますが、被害額に現れない高原植物の食害対策など、ニホンジカの捕獲促進にも力を入れるとしています。 また、塩尻市に建設が進められている木質バイオマス発電施設などについて、製材用、発電用の木材の供給量が示されました。 3月に木材加工や木材チップ製造施設が完成し4月から稼働しています。 今年度の製材用の木材供給量は、5万立法メートルで、上伊那地域に多いアカマツも供給されており、今後更に増える見込みです。 平成29年度には、発電施設が完成する予定で、発電用木材の供給量は、10万5千立法メートルとしています。 会議では、市町村の申請により配分される総額1,210万円の森林づくり推進支援金の上伊那の分配案が示されました。 伊那市は、松くい虫の被害木の処理などに400万円、箕輪町も松くい虫対策などに140万円、南箕輪村は、大芝高原関連などに97万円が配分されることが承認されました。 森林税は、平成20年度から導入されていて、間伐や里山の集約化などが進められ、税収規模は、毎年6億円ほどです。
-
上農 農業クラブ県大会4部門で最優秀賞
上伊那農業高校は、農業や林業の研究について発表する、農業クラブの県大会で7部門中4部門で最優秀賞を受賞しました。 大会は、4日に長野市で行われ、研究の成果を団体でまとめるプロジェクト発表や、農業の課題や新たな提案をする意見発表が行われました。 プロジェクト発表で最優秀賞を受賞したのは、地域との関わりなど、クラブ活動について発表した6人のグループ。トイレットペーパーともみ殻を使った、アツモリソウの培養技術について発表した8人グループの2つです。 意見発表では、アルストロメリアの新たな販売方法について提案した久保田成美さん。高校生と大学生が連携し、学生の視点による森林保全プロジェクトを発表した櫻井彩人君の2人です。 最優秀賞のうち、クラブ活動について発表した6人のグループは10月の全国大会に、その他は県代表として9月の北信越大会出場を決めています。 上伊那農業校によりますと、県大会で、4部門での最優秀賞受賞は今回が初めてだという事です。
-
木下北保育園 七夕送り
箕輪町の木下北保育園で8日、七夕送りの行事が行われました。 木下北保育園では、7月に入り、願い事を書いた短冊などを飾りつけた笹を、七夕飾りとして園内に飾っていました。 この日は、園児96人で七夕送りの行事として笹を燃やしました。 七夕飾りに火がつけられると、園児達は短冊に書いた願いが叶うよう、手を合わせていました。 山下いち子園長は「昔から続く行事を大切に、子供達に伝えていきたい」と話していました。
-
高遠高校でアウトリーチ授業
高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部の生徒は8日、東京芸術大学の学生3人による演奏会形式の授業を受けました。 高遠高校と東京芸術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で、交流を続けています。 授業は演奏会形式で行われ、受講した生徒18人は、芸大生の演奏に聞き入っていました。 指導した学生のうち相良夏美さんは、諏訪清陵高校の出身です。 相良さんが、母校で教育実習を行なった際、前の高遠高校校長で現在諏訪清陵高校の石城正志校長からアウトリーチ授業のことを聞き、今回訪れました。 相良さんは、「声は喉や鼻の奥にある空間を使い音を響かせている」「鍛えることは難しいが毎日の訓練で声量が増す」などとアドバイスしていました。 アウトリーチは、劇場や美術館、大学などが外で行う芸術活動です。
-
上伊那観光連盟 県内在住家族連れパンフレット作成へ
上伊那観光連盟は、地域の魅力の情報を発信するため、今年度は上伊那を含む県内在住の家族連れをターゲットとした「観光資源再発見パンフレット(仮称)」を作ることを決めました。 7日に伊那市のいなっせで開かれた上伊那観光連盟の総会には、市町村長など20人が出席し、今年度の事業計画などが示されました。 計画によりますと、今年度は上伊那を含む県内在住の家族連れをターゲットとしたパンフレットの作成を行うことが確認されました。 パンフレットは、地域住民が地元に関心を持ち、地域の魅力を知ることにより、地域外への魅力・情報の発信につなげるものです。 会長の白鳥孝伊那市長は「上伊那には多くの観光資源があり、様々な仕掛けや努力によりさらに発展することができる。景観資源を活かしながら何回でも来てもらえるアレンジを加え発信していかなければならない」と話しました。
-
箕輪町で子ども用品リユース会開催
使わなくなった子ども用品を再利用してもらうリユース会が7日、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれました。 箕輪町では、子育て世代の経済的な負担や環境への負担を減らそうと毎年リユース会を開いています。 会場には、衣類やおもちゃ、ベビーカーなどおよそ2,000点が並びましたが、開始から30分程でほとんどの物が無くなったということです。 子ども用品リユース会は、秋にも開かれる予定です。
-
東部中の生徒がブロッコリー収穫
伊那市の東部中学校の生徒は、給食の食材で使われるブロッコリーを7日、収穫しました。 東部中の2年1組の生徒33人は、去年から総合学習の一環で食育について学習しています。 地元農家の山岸さんに協力してもらい、5月に生徒たちがブロッコリーの苗植えをしました。 山岸さんの畑では、アスパラやスイートコーンなどを栽培していて、市内の小中学校などの給食で使われています。 生徒たちは、去年も苗植えから収穫までを体験しています。 山岸さんによると、今年は天候にも恵まれ、形がよく甘みがあって美味しいものが出来たということです。 生徒たちは、カマを使って茎を切り、その後まわりの葉を落としていました。 7日は、およそ40キロを収穫しました。 収穫したブロッコリーは8日と9日にサラダなどにして給食で提供されることになっています。
-
看護師再就職を支援 中病で研修会
育児などで看護の仕事から離れている人を対象にした看護師再就職支援研修会が、伊那市の伊那中央病院で開かれています。 これは、再就職を目指す場にしようと伊那中央病院が開いたものです。 研修会には、育児などで看護の仕事を離れて3か月から30年までの女性7人が参加しました。 7日は、急変時の看護方法や、採血などの技術を学びました。 技術研修では、参加者がシュミレーターを使って採血をしました。 看護師は「医療器具は日々新しくなる。実際に触って感覚を覚えて欲しい」と参加者に話していました。 7日は、他に輸液ポンプの使用法なども学びました。 参加した女性は「戸惑いもあるが、練習できるので自身につながる」と話していました。 看護師の再就職支援研修会は、9日まで行われることになっていて、8日は酸素療法や口腔ケアなどを学ぶことになっています。
-
鹿肉を使ったドッグフード販売へ
鹿肉を使った料理を伊那市長谷で提供している長谷部晃さんは、鹿肉のドッグフードを商品化しました。 長谷部さんは、「新たな産業につながれば」と期待しています。 長谷部さんが考えた鹿肉のドッグフードです。 鹿肉を使った料理を提供するざんざ亭を経営し、狩猟体験や解体見学ツアーなども行っています。 知人から鹿でドッグフードを作れないかと問い合わせがあり、先月から仕事の合間を見て作りました。 肉は、解体処理場から仕入れ、人が食べるには処理がしづらい筋肉や前足の肉などが使われています。 ひき肉にして、燻したレバーと合わせました。 犬だけではなく人も食べる事が出来るということです。 試食品の、モニターをしてもらった所好評だったということです。 モニターをした、長谷の松尾みゆきさんは「犬が喜んで食べている」と話していました。 長谷部さんは、「鹿肉は、鉄分やたんぱく質が豊富で、食欲がなかったり、アレルギーの犬には良い食べ物」と話しています。 鹿肉を使ったドッグフードは8月中旬からざんざ亭で販売する予定で、値段は30g600円です。
-
伊北環境行政組合 施設無償譲渡へ
箕輪町八乙女の不燃ごみ処理施設・クリーンセンター八乙女を管理運営する伊北環境行政組合は、平成29年3月に解散し、上伊那広域連合に移管される計画です。行政組合議会で施設の上伊那広域連合への無償譲渡について報告されました。 3日は、伊北環境行政組合議会全員協議会が、箕輪町役場で開かれ、行政組合の上伊那広域連合への移管が報告されました。 現在上伊那広域連合では、不燃ごみ・粗大ごみなどを箕輪町のクリーンセンター八乙女に集約し、上伊那全体で処理を一本化する方針で進めています。 それに伴い、クリーンセンター八乙女は平成29年4月に広域連合に移管され運営されます。 クリーンセンター八乙女の移管について、有償譲渡が検討されてきましたが、これまでに、広域化にともなう有償譲渡の例は全国でもないこと、施設の残存価値はほとんどないことから無償譲渡する方針が示されました。 伊北環境行政組合は、平成29年3月31日解散予定で、4月から上伊那広域連合に移管されます。
-
プロの美容師が伊那養でカット
箕輪町に本社がある松島美容室は6日、伊那市の伊那養護学校に通う子ども達の髪の毛を、無料でカットしました。 松島美容室は、上伊那地域5店舗で営業しています。 地域に貢献しようと中高生の職場体験学習の受け入れや、キャリア教育などを積極的に行っています。 定休日のこの日は、およそ20人の美容師が伊那養護学校を訪れ、80人の子ども達の髪の毛を、無料でカットしました。 無料カットは、毎年行われていて今年で6年目。今年度は秋と冬にあと2回予定しています。 子ども達は希望通りに好みの髪型にカットしてもらっていました。 松島美容室では、「イベントを通して地域の子ども達を育成し、将来的には地元で就職してもらえるよう活動を続けていきたい」と話していました。
-
県老人クラブ連合会会長に池上さん就任
伊那市高齢者クラブ連合会の池上弘祥会長は、今年度長野県老人クラブ連合会の会長に就任したことを、白鳥孝市長に報告しました。 この日は、県老人クラブ連合会会長に就任した池上さんが伊那市役所を訪れ、白鳥市長に就任の報告をしました。 池上さんは平成23年から4年間、長野県老人クラブ連合会の副会長をつとめ、今年4月、会長に就任しました。 県老人クラブでは、会員の増強運動を実施していて、平成26年度は目標値に対して達成できたのは、県全体で6市村だけでした。 伊那市老人クラブは、108人増の目標に対し209人で、目標人数を101人上回り、達成しています。 池上さんは、「65歳から入会できるので多くの人たちに入ってもらいたい」と話していました。
-
公共交通利用促進キャンペーン
バスや電車など公共交通の利用を呼びかけるキャンペーンが29日伊那市の伊那市駅前で行われました。 キャンペーンは日本私鉄労働組合総連合会に加盟する労働組合が全国で展開しているものです。 29日は伊那バス労働組合およそ20人が伊那市や駒ヶ根市など5か所に分かれて通勤、通学途中の会社員や学生に啓発パンフレットを配っていました。 組合員は「地域の皆様の移動の手段をしっかり考え持続可能な公共交通を維持するため取り組んでいます。」とPRしていました。 伊那バス労働組合では「公共交通の使命である安全・安心・快適な 輸送に努め特に安全対策は十分に労使で話し合いながら対応していきたい。」と話していました。
-
高遠学園構想を提案
高遠高校振興会理事会が6日高遠高校で開かれ振興会理事の松田泰俊伊那市教育委員長が地域の小中学校と連携を図る高遠学園構想を提案しました。 高遠高校振興会理事会には伊那市や教育関係者など20人が出席しました。 高遠学園構想は高遠高校の生徒が定期的に中学校や小学校に出向き交流を深めていくものです。 出席者からは「生徒のなかで割合の多い東部中や春富中との連携も必要」「互いのニーズに合わせたものにしなければならない」といった意見が出ていました。 高遠高校では福祉や芸術などコース制の特長や魅力を発信し進学希望者の増加につなげたいとしています。
-
上伊那地域の観光消費額減少
上伊那地域の観光振興について考える観光戦略会議が6日伊那市のいなっせで開かれました。 会議では去年上伊那地域への観光客は増加したものの消費額は減少したことが報告されました。 会議には観光関連業者や行政機関などから14人が出席しました。 報告によりますと去年、観光で上伊那地域を訪れた人は460万人で一昨年を2万8,000人上回りました。 しかし観光消費額は107億円で一昨年を4億円下回っています。 上伊那観光連盟が県内や首都圏、関西方面で1,000人を対象に調べた観光調査によりますと上伊那を知らない人が29%。知っているが訪れたことがない人が38.5%となっていて認知度の拡大や積極的な誘客の実施が必要としています。 貸切観光バスの制度改正により距離的な制約から首都圏からの日帰り客は減少傾向にあるとして宿泊型へシフトするべきとしています。 上伊那地域観光戦略会議では観光資源の掘り起こしや満足度向上を図るなど観光客増加に向けた取り組みを強化していくとしています。