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まほら伊那地球元気村
野外活動を通して新しい自然観を養う「まほら伊那地球元気村」(実行委員会主催)が8月27窶・8日、伊那市の鳩吹公園で開かれる。8月9日まで、参加者を募集している。
本年で8回目を数える、家族を対象としたイベント。キャッチフレーズに「寝ころべば、まほら伊那の夏休み」を掲げ、講師に村長の冒険ライダー風間深志さん、マルチアウトドアマン白井糺さんらを迎える。
野外教室のメニューには18教室を用意。新たに、石がまによるピザづくり、野外生活技術習得講座、野外絵本ライブなどを加えた。
開村式後のナイトイベントは27日午後7時半からで、地元の芸能披露とハーモニカ奏者松田幸一さんのミニコンサートがある。
昨年は天候不順で参加者が少なかったが、例年、地元のほか、中京方面などから約200人が参加している。
入村料は大人3千円、小学生以下1500円、3歳以下無料。地球元気村民は500円引き。
申し込み・問い合わせは、市役所商工観光課内の実行委員会(TEL78・4111内線332・335)へ。
野外教室のメニューは次の通り。
◇27日▽木工教室=開始時刻正午、定員200人、料金3千円▽あんどんづくり=同、30人、3500円▽デジカメプリント入門=午後1時・2時半、各10人、300円▽野外生活技術習得講座窶狽スき火術=1時半、20人、1500円▽野外絵本ライブ=同、30グループ、無料▽伊那谷の自然風土を詠む=1時、10人、1千円
◇28日▽石がまによるピザ=午前9時、75人、800円▽国産素材で作るギョウザ&マーボ豆腐=10時、20人、1千円▽伊那谷林道ツーリング=8時、30グループ、無料▽流しそうめん=同、同、800円▽野外生活技術習得講座窶薄・O料理術=9時、20グループ、2千円▽早朝ウォーキングとふろ=8時半、10グループ、500円▽気功&中国茶を楽しむ=7時半、20人、500円
◇両日▽紙トンボ=27日午後1時半・28日午前9時、各20人、200円▽ネーチャーゲーム=27日午後1時半・28日午前8時半、同、300円▽カヌー=27日午後1時・28日午前7時半、10人、4千円▽マウンテンバイク教室=27日午後1時・28日午前7時、各15人、無料 -
シルバー人材センターの会員が奉仕作業
駒ケ根伊南広域シルバー人材センター宮田地区(小椋乾二地区委員)は21日、宮田村役場の庭木せん定や草刈りなど、奉仕活動を行った。65人の登録者のうち半数近い約30人が参加。「村にはいつもお世話になっているから」と、暑さにも負けず作業に汗を流した。
庭木の手入れは、人材センターが受託する事業のなかでも最も多い仕事。精通している人が多く、プロの技術で刈り込んでいった。
「やっぱり知識や技術がある、シルバーの人たちにやってもらうと全然違う」と役場職員は喜んでいた。
センター宮田地区は村から多くの事業を受託しており、日ごろの感謝を込めて毎年奉仕作業を続けている。
この日は、宮田駅前でも環境整備作業を行ったが、事務局の後藤元紀さんは「1年に1度のことだけれど、少しでもお役にたてたら」と話していた。 -
宮田中1年が飯ごう炊さん
宮田村の宮田中学校1年生は21日、飯ごう炊さんを駒ケ根市の駒ケ根キャンプセンターで行った。班ごとにメニューを決め、趣向を凝らした野外料理に挑戦。協力しながら美味しいご飯も炊き、自然の中で友情を深めた。
事前に買ってきた食材を使って調理開始。定番のカレーライスのほか、ビーフシチュー、オムライスなども。
なかにはつくねのハンバーグなど凝ったメニューもあり、ワイワイにぎやかにつくっていた。
ご飯はもちろん「飯ごう」を使って直火炊き。火の調節に注意しながら、美味しく炊きあげた。
「ちょっと分量を失敗したかも」と話す声もあったが、手作りの野外料理にみんな大満足。おかわりをする姿もあった。
引率し教諭は「小学校の時にキャンプを経験しているが、中学生になったら私たちは何も口出ししない。責任感や互いの協力など、より深まったのでは」と話していた。 -
定年退職以来20数年-ボランティアで街掃除
伊那市荒井区 竹内荘一さん(82)伊那市の街を毎日掃除する。
JR伊那市駅や伊那北駅、県伊那合同庁舎や「いなっせ」の一帯。ほうきとチリトリを手に一生懸命働く姿を目にしたことのある人は多いだろう。
竹内荘一さん。82歳。「きれいな方がみんな気持ちが良いだろうと思ってやっているだけだよ。だから、あんまり大きく書かんでな」と笑う。
完全なボランティア。定年退職後続けている段ボール回収のアルバイトで、毎日、荒井区上手町の自宅から伊那北駅近辺を通る。その時に、ゴミなどが目に付いた所を、仕事が終わった後に1人で掃除するのだという。
取材の日も伊那市駅の駅舎周り・トイレを掃き、雑巾掛けし、痛んだ箇所を修理していた。最後の仕上げは自転車置き場の整理。乱雑に乗り捨てられた自転車を、一台一台並べなおした。
数日前には、伊那市駅の敷地でコンクリートのひび割れ箇所を補修していた。補修用の資材などはどうしているのか?と聞くと、「そりゃ誰かがくれるわけじゃないから、自分で用意したんだよ。今回はあとで駅が出してくれてうれしかったよ」と苦もなさそうに語った。聞けば、駅の東側の石積みの修理や、草取りも一人でしているのだという。
「ほっときゃ草がぼうぼうさ。誰もやらねえんだから、ワシがやりゃあいいんだよ」
退職してから始めた。でもいつからかは正確には覚えていない。「20年位になるのかな」という。
掃除をしていれば顔見知りが増え、声をかけてくれる。通りすがりに道を聞かれ、案内することもある。「ウチにいたんじゃ、そんな経験もできないよ。それが楽しいからやっているんだ」という。
もちろん嫌なこともある。壊れたところを修理し、きれいに掃除した駅のトイレに、若者が落書きをし、ゴミをまき散らしていく。「誰もいない時に悪さをするんだ。それを思うと嫌な気持ちになる」と悲しげに語る。
20年の間に伊那の街は大きく様変わりした。「毎日毎日変わっていくな。店だったところが空家になり、車庫になりっ、てね。移り変わりだよ」。だが、中心市街地に活気が無くなっても「ゴミだけは出るんだ。すいがらとかジュースのカンとかな。人はあまり変らんちゅうことだな」。
05年の6月に60年間連れ添った奥さんを亡くした。畑に行ったまま帰らず、夜、探しに行って倒れているのを見つけた。心臓麻痺だった。以来一人暮らし。
昼間は街を掃除して紛らわせているが「夜はやっぱりチョット寂しい」と話す。
「おじさん、いつまで続けられそうだい?」「誰かにもう止めろっていわれるまでさ」
竹内さん、本当にご苦労さまです。ありがとうございます。
(毛賀沢明宏) -
中一、身近な職場で体験学習
宮田村の宮田中学校1年生は22日、職場体験学習を行った。109人の生徒は村内外の55事業所に散らばり、仕事の苦労を肌で味わった。
家族や親戚など身近な人が働いている職場で実習。働く意義や自分の進路も考えながら、汗を流した。
食品スーパーの「ニシザワ宮田店」では、母親が同店に勤務している富永優子さん(12)と友人の諸田葵さん(13)が実習。青果と鮮魚の2部門に分かれた。
商品の包装や値札つけ、品出しなどさまざまな仕事を体験。「ラップで包むなど、思ったより難しかった」と働く現場の大変さを実感していた。
同中は全学年で職場学習を導入し、3年生は福祉ボランティアを施設などで体験。2年生は希望する職場で9月に実施する。 -
建労宮田分会が学校施設修繕のボランティア
宮田村の建設関連従事者でつくる上伊那建設労働組合宮田分会の青年部(北原裕二部長)は23日、宮田小、中学校の施設を修繕するボランティア活動を行った。18人の職人が・ス匠の技・スで、戸の修理から床の補修などまで手がけた。
「子どもたちに快適な学校生活を送ってほしい」と年に1度の奉仕作業。青年部員は減少しているが、分会全体で支え、継続している。
戸や窓枠など建具関係の修理が中心だったが、宮田小学校では音楽室のカーペットの補修も。床にそって、まっすぐきれいに貼り直した。
「ちょっとでも良くして、子どもたちが喜んでくれれば」とメンバーのひとり。黙々と作業を続けていた。 -
はらぺこ流しそうめん
食欲の落ちるこの時期、涼しさを感じながら食事を楽しもう窶狽ニ22日、伊那市富県の自主保育園「はらぺこ」は流しそうめんを行った。子どもたちは、流れるそうめんと格闘しつつ、夏の風物詩を楽しんだ。
保護者も参加したこの日は「日ごろ世話になっている人にも楽しんでもらおう」と地域住民数人も招待した。キュウリやトマト、ナスなど、子どもたちが育ててきた野菜も収穫の時期を迎えており、一緒に味わうことになった。苦手意識があった野菜も、子どもたち自身が育てた野菜は食べるため、好き嫌いも克服できたという。
最初なかなか上手につかめなかった子どもたちも、コツを覚えるに連れてたくさんすくえるようになり「こんなに取れたよ」と、すくったそうめんを、母親にうれしそうに見せていた。
保育士の小林成親さんは「暑いこの時期でも、ちょっとした工夫で子どもたちは、普段の3、4倍も食べる。最近はあまり見られなくなった夏の風物詩を楽しんでほしい」と話していた。 -
第2回高遠城下まつり
高遠町の夏を彩る「第2回高遠城下まつり」が23日、本通りを中心に開かれた。町内外から大勢の観光客を集めたほか、友好交流を深めている東京都三宅村からも関係者が訪れた。
城下町らしさの全面に打ち出したまつりとなるよう、従来の絵島まつりを36回目を最後に、昨年から名称を変更して行なっている。
伊那市、長谷村との合併を見据え、町として最後の祭りになることで、これまでの高遠の時代を辿った「高遠時代絵巻」は、平安末期から現代までの高遠を代表する人物を地域住民ら総勢50人が演じ、本町からJR高遠駅までの本通りを練り歩くなどして会場を沸かせた。
地元実業団などによる出店が祭りの雰囲気を盛り上げたほか、高遠ばやしや高遠太鼓の披露、さらには夜の町民踊りなど、多彩なイベントを繰り広げて、盛大に幕を閉じた。 -
長谷村で親子マスつかみ獲り体験
長谷村青少年育成会(伊藤善明会長)は23日、「親子マスつかみとり大会」を黒河内戸台地籍の黒川で開いた。村内の家族連れ約200人が参加して楽しんだ。
川で遊ぶことの少ない現代の子どもたちに、恵まれた自然で夏の一日を堪能してもらいたいと企画され、夏の恒例行事。
緩やかな流れの場所で、ニジマス50キロ、約500匹のほか、アマゴやヤマメが放流され、子どもたちは石の下を探ってみたり、逃げ回るマスを夢中で追いかけた。子どもたちが「大きいのがいっぱい取れたよ」と喜ぶ一方で、「なかなか難しいものだ」と苦戦する保護者の姿もあった。
捕まえたマスは、その場でスタッフが塩焼きにしてふるまい、参加者からは「おいしい」と好評を集めた。 -
高遠町で大奥絵島の法要
高遠町的場の蓮華寺で23日、江戸時代の疑獄事件で高遠に遠流された大奥女中の絵島の法要が営まれた。
伊東義人町長をはじめ、絵島のゆかりの地である長谷村、東京都三宅村などから約70人が出席し、本堂での法要後、絵島の墓に献花をして、めい福を祈った。
絵島は徳川6代将軍家宣の側妻、月光院に仕えた大年寄。絵島が34歳の1714(正徳4)年1月、月光院の代理で家宣の墓参りをした際に、恋相手といわれる歌舞伎役者の生島新五郎の芝居見学をして城の門限に遅れ、「公務をおろそかにした」と高遠の遠流の刑が下された。
その後、1741(寛保元)年、4月に没するまでの約30年間、屋敷の中に囲まれたまま生涯を過ごし、遺言によって日蓮宗の同寺に葬られた。
法要は、町が一昨年まで開いていた「絵島まつり」に併せて行ない、昨年から祭りは「高遠城下まつり」と名称を変更したが、引き続き、祭りに先立って営まれている。 -
消防の放水で水遊び?
○:宮田村中央保育園が21日行った避難訓練で、伊南広域消防の消防車が駆けつけて放水。園児たちが水着に着替えて、水遊びする姿があった。
○:「整然と避難できたごほうびに」と、毎年この時期の訓練では放水による水遊びをあわせて企画。消防署員の協力で、勢い良く水を浴びせた。
○:真夏の陽気だったこともあり、子どもたちは大喜び。水に打たれながら、園庭を駆けまわっていた。 -
県60歳OB野球
第9回県60歳OB野球大会が17日、駒ケ根市内2会場で開かれた。県内各地から15チームが出場。トーナメント戦で争い、熟練した味のあるプレーをみせた。<br> 還暦を過ぎた選手ばかりだが、みんな元気ハツラツ。年齢を感じさせない鋭い打球が、野手の間を抜けていった。<br> 駒ケ根市営グラウンドの会場では駒ケ根OBが2位に入るなど、上伊那のチームも健闘した。
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中川村野球大会
第14回中川村野球大会は17日、19チームが参加して村内3会場で開いた。中学生から高齢者まで幅広く参加し、熱戦を繰り広げた。
暑さにも負けず、元気にプレー。真剣勝負の醍醐味を楽しみつつ、地域の交流の輪も深めた。
AブロックはKTクラブ、Bブロックはパイレーツがそれぞれ優勝。勝っても負けても、日焼けした各選手は充実感に満ちていた。 -
イーゼル会の第2回水彩・パステル画展
伊那市内の女性8人でつくる絵画サークル・イーゼル会の「第2回水彩・パステル画展」は8月5日まで、市内中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。<br> 上伊那の風景を中心に、会員一人づつ3点ほどの、計27点を出品。「技術の前に、自分の視点で描く」をモットーに取り組んでいる会員の、優しくて、心和む作品に、来場者の関心が集まっている。<br> 桜のきれいなピンク色が鮮やかな「桜と仙丈ケ岳」、高台から雪解けの中央アルプスを眺めた「雲かかるアルプス」のほか、シャクナゲやミズバショウなどの静物画も飾っている。<br> 同会は市内の「女性プラザ伊那」の絵画サークル。講師の白日会会員の奥村憲さんのもと、月に2回の教室を実施。花や風景の美しさを「よく見て、まずは素直に」を心がけながら勉強している。<br> 会員の伊藤ハツエさん(62)=荒井区川北=は「みんな絵が好きで集まっている。じょうずへたではなく、会員が楽しんで描いた絵を見てほしい」と来場を呼びかけている。<br> 土・日曜日、祝祭日は休館。午前8時30分から午後5時10分まで。
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第30回県青少年補導活動推進大会
22日、第30回県青少年補導活動推進大会(県青少年補導センター連絡協議会、県青少年対策本部など主催)が駒ケ根市文化会館で開かれた。県下各地から補導委員ら約300人が参加し、補導事例の発表や講演、功労・功績者の表彰などを行ったほか「青少年をめぐる深刻な情況を打開するために家庭、学校、職場、地域社会、行政が一体となって自発的に行動し、連携を深めて効果的な取り組みを積極的に進めよう」とする大会宣言を採択した。
参加者らは活動事例発表では伊那市少年補導委員の宮原崇さんによる「スポーツ活動を通じて地域の健全なる育成を」など4委員が補導活動で得た体験談を聞き、講演では駒ケ根美術館副館長の松井君子さんによる「生きることの手助けと青少年犯罪の防止」を熱心に聞いていた。
月岡温大会委員長はあいさつで「高度情報化社会の急激な発展とともに青少年の犯罪も増え続けている。大人が変われば子どもも変わる窶狽ニいう姿勢で、親や地域社会の大人自身が衿を正す必要がある」と述べた。 -
ポンプ操法県大会に上伊那代表で出場
ポンプ操法大会小型ポンプの部で、4年連続して村の代表となり、上伊那大会に出場。6位、3位、準優勝と年々成績をあげ、ついに悲願の優勝を成し遂げた。24日に千曲市で開かれる県大会も優勝をねらう。豊富な練習量で築きあげた、まとまりの良さは抜群だ。
5月の連休明けから訓練を開始。早朝4時から集まり、約2時間毎日厳しい練習を続けてきた。
「遅れて来ることはあっても、出場メンバー以外の団員も必ずみんな来て練習した。全員が優勝しようと意識を持っていたからだと思います」と2番員の保科靖国さん。
同部は大原区が対象となるが、世帯が決して多いわけでもなく、団員確保は課題だ。それでも15人の若者が加入し、地域を守ろうと活動している。
かつて操法大会も村の代表になることさえできなかったが、10年ほど前から高い目標を持って強化。
大会は毎年メンバーを入れ替え、誰もが高いレベルで技術を維持できるようにも取り組んだ。
「出場メンバーは固定したほうが本当は有利かもしれないが、体験しなかった人は何も知らないままで終わってしまう」と主将の北原貴明さんは話す。
訓練や業務の時は上下関係を保つが、それ以外の時は気さくにふれあえる仲間づくりを心がける。それがどこにも負けないまとまりを生み出した。
郡大会は2位と僅差(きんさ)だったが、減点もなく快心の勝利。「あの時の形を崩さず、再現できれば県大会も上位は狙える」と、各団員自信を深めている。
「何年も前の先輩からつくりあげ、ようやくここまで漕ぎつけた。やるからには優勝を目指す」。 -
カヌーなどの体験会
海の日にあわせて17日、飯島町千人塚城ケ池でカヌーやヨット、モーターボートの体験会が開かれた。町教育委員会の主催。湖面に漕ぎ出し、ウォータースポーツの醍醐味を味わった。<br> 子どもや初心者も多かったが、カヌーは基本のパドリング操作を学んでさっそく水上へ。2人乗りのカヌーで、親子が力をあわせて漕ぐ姿もみられた。<br> モーターボートは幼い子どもたちに大人気。風をきるように水面をグングン進み、歓声をあげていた。<br> 駒ケ根市から家族と一緒に来ていた佐藤舞里恵ちゃん(4つ)は、「水の上を走っている時、本当に気持ちが良かった」と喜んでいた。<br> 村内には海洋クラブがありカヌーやヨットなどを楽しんでいるほか、学校の授業でもカヌー体験などを取り入れている。<br> また、5人以上で事前の申し込みがあれば、カヌーなどの体験が一般でもできる。問い合わせ、申し込みは町教委へ。
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はら美術・山中一正絵画展
SF系アートなどを中心とした作品を手がける伊那市在住のフリーイラストレーター山中一正さんの初めての個展が、伊那市旭町のはら美術で21日から開かれ、独自の世界観でリアルに描いたアクリル画約60点が、訪れた人々を魅了している。
通常の空間や枠を科学的に越えたSFの世界を描いてきた山中さんは、手塚治虫などが審査員を務めたSF系アートコンテストなどで多くの賞を受賞。宇宙空間や地平線が見える荒涼とした世界に、現実には存在し得ないモチーフなどをリアルに描いた作品には、想像と現実のギャップがあり、不思議な印象が感じられる。
今回は、伊那谷などを描いた風景画約30点も展示している。友人の勧めから風景画を描き始めた山中さんは、2年ほどかけて今回の風景画を準備してきた。白い月の下に雄大にそびえる仙丈や、山頂の雪が風に舞う蓼科山を描写した風景などは、SF系アートとは違う幻想的な作品になっている。
入賞無料。26日まで。 -
伊那まつり市民バンド練習開始
伊那まつりの市民おどりで「ダンシング・オン・ザ・ロード」などを特設ステージで演奏する市民バンドの練習が今年も始まった。
この日は15人ほどが伊那市役所の駐車場横に集まり、CDバージョンのダンシング・オン・ザ・ロードを練習。メンバーは「出だしはもっとこうしたほうがいいのではないか」などと言い合いながら、それぞれ感覚を確かめ合っていた。
この他にも、バンドメンバーそれぞれのソロがある市民バンドバージョンもあり、次回はその練習も行う。
ボーカルを中心に、和太鼓、ドラムなどのパーカッション、サックスやギターなど、管・弦さまざまな演奏者が集まっている市民バンド。伊那市を中心に、20代縲・0代の上伊那在住メンバーが参加しており、当日参加の県外メンバーもいるという。
音合わせの機会は残り2回だが、メンバーそれぞれが個人練習を重ねつつ、本番に備える。 -
アスベスト健康被害などの相談窓口開設
県は、アスベストに関する相談窓口を7月8日に開設し、平日対応しているが、23、24日も相談窓口を開設する。
2日間の窓口は、健康に関しては県庁衛生部保健予防課(TEL026・235・7151)、建材・建築物の関しては同住宅部建築管理課(TEL026・235・7334)、アスベスト検査に関しては同生活環境部地球環境課(TEL026・235・7177)となっており、午前9時縲恁゚後6時の間、相談を受け付ける。
平日は、伊那保健所保健予防課(TEL76・6837)、上伊那地方事務所建設課(TEL76・6839)、同事務所生活環境課(TEL76・6838)が、それぞれの窓口となっており、受け付け時間は午前8時半縲恁゚後5時15分。 -
第35回上伊那郡市献血推進大会
上伊那郡市献血推進対策協議会は21日、伊那市役所で総会と第35回目献血推進大会を開催した。引き続き安全な血液製剤の供給体制構築に尽力することを確認し、献血推進功労者などを表彰した。
04年度、管内の献血者は前年比4・5パーセント減の5323人。成分献血は目標の325人を上回る392人の協力が得られ、理解が広がりつつある一方、初回献血者や16縲・9歳の献血者数は依然として少なく、こうした層への働きかけが必要であることを確認した。
表彰は次の通り。
◇第41回献血運動推進全国大会厚生労働大臣感謝状=日本発条伊那工場(宮田村)
◇05年度長野県献血推進協議会長表彰=飯島セラミックス(飯島町)、日本ピスコ(南箕輪村)
◇05年度上伊那郡献血推進対策協議会長表彰=昭和伊南総合病院(駒ケ根市)、箕輪ライオンズクラブ(箕輪町)
◇05年度献血推進ポスター受賞者表彰▼優秀作品=中山沙希、松下太一▼佳作作品=植木千尋▼入選作品=浦野咲紀、篠田琢充、吉岡美奈(以上、宮田小学校1年) -
南箕輪中2年生職場体験
南箕輪村立南箕輪中学校の2年生は20、21日の2日間、村内で職場体験をし、働くことの大変さや大切さなどを学んだ。
村役場に“出勤”したのは辻岡瑞季さん、山下澄人君、佐々木雛子さんの3人。「役場でどんな仕事をしているのか知りたい」「広報番組でしゃべってみたい」などそれぞれの思いを抱き、伊那ケーブルテレビジョンで放映している村広報番組のコーナー「素顔レポート」の製作を体験した。
テーマは大芝高原まつりの紹介。20日は関係各課をまわって収録のための取材、打ち合わせをし、「文章の組み立て、流れが難しい」と苦戦しながら収録用の原稿を作った。
21日はカメラの前でマイクを持ってレポーターになり村長や職員にインタビュー。「緊張する」と口をそろえた3人だが、カメラがまわると意識して言葉をはっきりと話し、村長室での収録では村長のイスにも座らせてもらい、少しだけ村長気分も味わっていた。 -
南箕輪中2年生6人がカナダへ
南箕輪村は20日、人材育成村民国外派遣研修事業「ホームステイ&語学研修の旅」の激励会を村民センターで開き、カナダを訪れる南箕輪中学校2年生6人が外国の文化や習慣にふれ多くの貴重な体験ができるよう期待し激励した。
唐木一直村長は、「これからの人生にきっと役立つ経験になる。言葉の壁はあるが、ホストファミリーと生活し、海外の文化、生活にふれ、学んできてほしい」と激励した。
生徒は、「英語で話し、カナダの文化にふれてきたい」「カナダの人と交流し、いろいろ発見し、勉強してきたい」「自分の英語力をもっと高められるようにしたい」など一人ずつ抱負を語った。
伊藤教育長、南箕輪中教頭も生徒を激励。皆で食事をしながら懇談した。
生徒6人は、上伊那郡内の中学生と一緒に31日から8月12日までの13日間の日程でカナダを訪れる。 -
ボランティア村民のつどい
中川村文化センターで23日、「ボランティア村民のつどい」があり、中学生から一般村民約80人が参加、体験発表や山形村の「しゃぼん玉劇団」の寸劇を鑑賞し、ボランティアとは何か、地域づくり、仲間づくりに思いを深めた。
体験発表では「お話のへや」「生き生きサロン」で絵本の読み聞かせ活動を進める「ムーミンの会」の長尾久美子さんが、「へんしんトンネル」「チビゴリラのチビチビ」などの読みきかせを交え「自分の子どもに読んでやろうと、始まった活動。絵本は子どもばかりか、大人にも感動を与えてくれる」と話した。
また、柳沢地区子ども会の冨永健司さんは「地区子ども会活動でみつけたつながり」と題して「老若男女多数が参加し、豊作を祝う秋の収穫祭には、子ども会は豊年踊りを披露した。クリスマス会ではお年寄りを招き、たき込みご飯や歌のプレゼントでもてなした」と紹介し「これからも、お年寄りと子どもたちが関わりあっている地域でありたい」とまとめた。
山形村から総勢28人で来村した「しゃぼん玉劇団」は寸劇「忠吾さんの父は戦争で死んだ」を披露し、悲しくもユーモラスな舞台が感動を呼んだ。 -
水生生物観察教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は23日、親子自然教室「水生生物観察教室」を開いた。駒ケ根市や箕輪町などから親子約10人が参加し、川でトビゲラやカワゲラの幼虫などを捕まえたり、標本にしてガラス瓶ごしにじっくり観察するなど、川に住む水生生物に親しんだ。
参加者らはかっぱ館で説明を聞いた後、歩いて約5分の所にある天竜川の支流新宮川に出かけ、水中に住む昆虫を採集。流れの浅い所に入り、手近な石を引っくり返しては「いたいた」と歓声を上げた。指導したのは駒ケ根市学芸員の林赳さんと気賀沢和男さん。「これなあに?」という子どもたちの質問に「これはトビゲラ」「これはカワゲラ」とにこやかに答えていた。
採集した昆虫をかっぱ館に持ち返った参加者らは、本格的な標本づくりに挑戦。ガラス瓶に入ったエタノール漬けの昆虫標本の出来に、参加者は満足そうな表情だった。 -
第3回天竜川シンポ
「川は楽しいよ、おもしろいよ! 川の魅力を次世代に伝えよう」をテーマに国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三所長)は23日、駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館で「第3回天竜川シンポ」を開いた。約200人が参加し、小学生の体験発表や学識経験者らによるパネルディスカッションなどを通して天竜川の魅力について考えた。
伊那小学校5年智組は「カヌーづくりを通して」赤穂小学校5年3組は「川の流れが変わったよ・回れ水車」飯田市の天竜川総合学習館「かわらんべ」の子ども研究員は「水辺の楽校は自然がいっぱい秘密がいっぱい」と題した発表をそれぞれ行った。パネルディスカッションでは信州大名誉教授の森本尚武さんをコーディネーターに、伊那小教諭の北澤夏樹さん、赤穂小教諭の浦野紀子、アルプスぼうけん組楽部の今牧嗣昌さん、三上所長が「天竜川の魅力を次世代に伝えよう」のテーマで意見を交わした。 -
放置自転車処理
箕輪町は20日、町内の伊那松島、沢、木下駅の駐輪場で放置自転車の処理作業をした。1日に実施した放置自転車整理で撤去を求める警告札を取り付けた自転車で、なお放置されている34台を町住民環境課職員が回収した。自転車は役場所有の中原倉庫に7日間保管し、その後処理する。
前回の作業で、15日までの撤去を求める警告札を、防犯登録していない、使用不能で明らかに乗っていないと思われる自転車に取り付けた。
伊那松島駅は2台撤去され回収は18台だったが、沢駅と木下駅は撤去がなく整理時と同じ沢駅13台、木下駅3台を回収した。
自転車は、中原倉庫で7日間保管し、伊那警察署に連絡後、クリーンセンター八乙女で処理する。 -
宮田中3年生が福祉ボランティア体験
宮田村の宮田中学校3年生は21、22日、福祉ボランティア体験を行っている。役場業務や村内外の各施設に分かれ、高齢者や障害者、園児たちと交流。仕事を学びながら、社会の一員としての自分を再発見した。<br> 村社会福祉協議会のデイサービスセンターには、5人の生徒が実習。高齢者と朝から夕方まで過ごした。<br> 一緒にテレビを見たり、おしゃべりをしたり。工作を楽しむ場面もあった。<br> 風呂に入ったお年寄りの髪の毛を乾かす手伝いも。ドライヤーやくしを使って丁寧にとかすと「気持ちいいねぇ」と、おじいちゃん、おばあちゃんは満面の笑みを浮かべた。<br> 平沢翔太君(15)は「車イスのお年寄りとか、姿勢を低くして同じ視線で接することが大切だと感じた」と話していた。<br> 役場で実習した生徒は、歩道の街路樹整備や草刈りなどを体験。地域を支える裏方の仕事の大切さも実感していた。
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改選後初の宮田村農業委員会
改選した宮田村農業委員会は任期初日の20日、役場で開き、小田切信樹さん=南割区=を会長に再任。営農組合の設立など村内農業は重要な時を迎えているが「営農組織をしっかりと整備し、担い手育成を大きな課題として取り組みたい」とあいさつした。<br> 前回は投票で会長を決めたが、「営農組合の立ち上げ最中で、引き続き続投してもらいたい」と小田切さんの選任で全会一致した。<br> 会長代理も引き続き保科充さん=町2区=を選出。農地部会長は浦野正喜さん=北割区=、振興部会長は田中一男さん=大田切区=を選んだ。<br> 村は営農組合設立を目指しているが、準備段階で難航。村内農業の転換期を迎えている。役員任期は農業委員の任期と同じ3年。<br> 委員会の各部会構成は次の通り。<br> 【農地部会】新谷清人、小松芳美、浦野正喜、芦部周三、小田切武雄、保科充<br> 【振興部会】小田切信樹、田中賢一、原田博安、田中一男、樋屋喜代美、有賀絹代
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長谷小学校「川の学校」開催
長谷村の良さを生かし、ここでしかできない体験をしよう窶狽ニ21日、長谷小学校は、川遊びや飯ごう炊さんなどを行う「川の学校」を黒川の河原で開いた。1年縲・年、全ての児童が参加し、学年の枠を越えてを協力し合いつつ、地元の自然に親しんだ。
同小学校は、小規模校の特色を生かし、学年を越えた縦の結びつきを強める活動をしている。この行事もその一環で、昨年からは「長谷の自然を通して、豊かな感性も身につけてほしい」と、これまで校内でしていた活動を校外で行っている。
学年の異なる生徒同士で班を組み、各班で野菜や調理器具の持ち寄り分担などを話し合ってきた。
カレーライス作りに挑戦したこの日は、高学年の生徒が年下の児童を指導しながら、協力して準備。高学年の生徒は、昨年の経験を参考にしながら手順のアドバイスなどをしていた。
来年は、山を体験する「山の学校」にする計画もあるという。