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竜東九条の会発足
伊那市の竜東地区の住民有志は、憲法九条を守り安保関連法案反対を呼び掛ける「竜東九条の会」を発足させました。 8日は設立のつどいが、伊那市の中央区公民館で開かれました。 竜東九条の会は、特定の団体や政党に関係なく、戦争と平和について考え、安保関連法案の反対と民主主義を守るための活動を行います。 竜東地区13の区に呼びかけを行ったところ、125人が賛同し、会員となりました。 8日は、安保関連法案廃案に関する署名活動や、ポスターの掲示、街宣活動の実施など今度の活動方針が承認されました。 他に、地域の有識者による講演が行われました。 伊那市文化財審議委員会の竹入弘元委員長は「軍事費はいくらあっても十分ということはない。国家予算の使い方が民衆の生活向上に廻らず、倹約を強いられ慎ましやかな生活を送った」などと、自身の戦時中の経験を話しました。 竜東九条の会では、今後も会員拡大を図り、平和への取り組みや抗議行動などに参加するとしています。
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福島の農家佐藤さん 2年目の桃の出荷
東日本大震災で、福島県から伊那市に自主避難した農家の佐藤浩信さんは、避難直後に植えた桃の出荷作業を始めました。 出荷2年目の今年は、去年に比べ玉が二まわりほど大きくなっているということです。 西箕輪の佐藤さんの畑では、早朝から作業が行われていました。 50アールの畑には、5年前に植えた3種類の桃の木118本があります。 このうち、福島から持ってきた「あかつき」という品種が収穫時期を迎え、三男の孝樹さんと今シーズン初めての収穫を行いました。 佐藤さんは、福島第一原発事故後の風評被害を見越して、震災直後に伊那市に自主避難し、桃の苗木を植えました。 独自の技術と経験を活かして栽培された桃は、震災前は1玉千円で出荷しギフト用として販売されていました。 初出荷となった去年は玉が小ぶりで、納得したものはできませんでした。 今年は、去年よりも二回りほど大きく、7~8個で5,000円ぐらいで出荷できるのではないかと話します。 それでも、木によってばらつきがあり、全て納得のいくものができるにはあと2年はかかるのではないかとみています。 8日は、120キロを収穫し、うち5分の1はギフト用に、残りは地元の直売所に出荷するということです。 作業は9月上旬まで続きます。
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まんどづくり各地で
お盆を前に、先祖の霊を迎える伝統行事「振りまんど」で使用するまんど作りが、8日、各地で行われました。 このうち、南箕輪村の田畑神社には、住民およそ30人が集まりまんどを作りました。 田畑では、これまでPTAを中心に振りまんどを行ってきましたが、地域の伝統文化を残していこうと今年「田畑まんどの会」を発足させ、取り組んでいます。 振りまんどは、その昔迎えまんどとご馳走まんど、送りまんどと4日間に渡り行われていたということですが、現在では13日と16日の2回実施しています。 以前は、各家庭でまんどを作っていたということで、大人たちは手慣れた手つきで子ども達に指導していました。 まんどは、3種類合わせて200個ほど作ったということです。 迎えまんどは13日、送りまんどは16日に行われます。
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伊那谷遺産登録を受けて 法華道に碑を建立
今年3月に伊那谷遺産100選に登録されたことを受け、伊那市高遠町芝平の法華道に、遺産登録を記念した碑が8日建立されました。 この日は、かつて芝平で生活をしていた住民が伊那市や諏訪市方面などから集まり、碑の建立に立ち会いました。 法華道は、伊那市高遠町から富士見町までを繋ぐ全長およそ22キロの道です。 芝平出身で伊那市の北原厚さんが笹やぶを刈るなどして古道を復活させました。 建てられた碑は、高さおよそ1メートル、幅が80センチです。 芝平地区は、50年程前までおよそ600人が暮らしていましたが、三六災害で住民は村を離れることを余儀なくされました。 伊那谷遺産100選には、芝平のものが3つあり、法華道の他に芝平石灰岩採掘場跡と芝平集落も登録されています。
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二十四節気「立秋」 ながた荘で鈴虫の鳴き声響く
8日は二十四節気の1つ「立秋」です。 暦の上では秋となり、箕輪町のながた荘のロビーには鈴虫の音色が響いています。 8日は二十四節気の1つ「立秋」で暦の上では秋となりましたが、この日の伊那地域の最高気温は午後2時39分に35.9度を記録し今年1番の暑さとなりました。 30度以上の真夏日を記録するのは16日連続です。 箕輪町のながた荘の外ではセミの鳴き声が響いていますが、建物に入ると一転して、鈴虫の鳴き声が響き秋の訪れを感じることができます。 鈴虫は、東京都に住む夫婦が毎年7月にながた荘を訪れる際にプレゼントしているものです。 鈴虫はおよそ100匹いて、9月上旬までその音色が楽しめるということです。
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池上直人さん夫妻 ガラス工芸作品展
伊那市境出身のガラス工芸作家、池上直人さん夫妻の作品展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、池上さんと、妻の西村由美さんの作品400点が展示されています。 池上さんの作品は、ガラスの透明感をより大事にして、気泡で模様を描いた作品です。 妻の由美さんの作品は、色ガラスを使ったカラフルな作品です。 2人は2011年に中川村に工房を構え、はら美術での展示会は、3年前に初めて行い今回で2回目です。 池上さんは、暑い夏の日に透明感のある涼しげな作品を楽しんで欲しいと話していました。 池上直人さん、西村由美さんのガラス工芸作品展は、8月9日まで、はら美術で開かれています。
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株式会社日本ピスコ 献血に協力し、厚生労働大臣から感謝状
16年以上継続して献血に協力している南箕輪村の株式会社日本ピスコに、厚生労働大臣から感謝状が贈られました。 6日、伊那保健福祉事務所で感謝状の伝達式が行われ、伊那保健福祉事務所の西垣明子所長から、日本ピスコ経営管理グループ総務チームの佐々木和実課長に感謝状が伝達されました。 日本ピスコの主力工場となっている南箕輪村の第一・第二工場では、身近な社会貢献活動として年に2回献血を実施しています。 関連会社の従業員を含め、去年は、のべ122人が献血に協力しました。 佐々木課長は、「献血の必要性と重要性が広まるように、今後も続けていきたい」と話していました。 感謝状は、日本ピスコを含め県内7つの企業や病院に贈られました。
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広島平和集会に参加
上伊那高校生平和ゼミナールに所属する箕輪進修高校の生徒3人が、広島の平和記念式典に合わせて5日に開かれた全国高校生平和集会に参加しました。 7日箕輪進修高校で、生徒らが平和記念式典や集会のまとめを行っていました。 3人は、4日に出発し、5日は、全国高校生平和集会に参加。 全国から100人ほどが参加したということです。 日ごろの活動発表や被爆者の話を聞き、分科会で様々な課題を考えました。 平和ゼミナール代表で箕輪進修高校3年の西村太一君は、沖縄の米軍基地を考えるという分科会に参加しました。 1年生の北原翔太君と伊藤拓海君は、憲法を考える分科会に出席し刺激を受けたようです。 上伊那高校生平和ゼミナールは、去年10年ぶりに復活しました。 代表の西村君は、「知ること、考えること、表現することをキーワードに活動していきたい」と話しています。
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さんよりこより
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社に古くから伝わる奇祭「さんよりこより」が7日に行われました。 伊那市美篶の下川手・上川手の境にある川手天伯社には、七夕飾りを手にした子どもたちが集まりはじめました。 天伯社では神事が行われ、ご神体が神輿の中へと移されます。 その神輿の下を3回くぐると無病息災、安産のご利益があるといわれていて、集まった子どもたちや近くの美篶西部保育園の園児がくぐっていました。 さんよりこよりは、三峰川の氾濫を治め無病息災を祈る行事です。 応永年間の1427年、高遠の藤沢片倉にあった天伯様が大洪水で流されて、桜井に流れついた後、再び流されて対岸の川手に流れつきました。 そこで、川手には、大棚機(おおたなばた)姫(ひめの)命(みこと)、桜井には瀬(せ)織津(おりつ)姫(ひめの)命(みこと)と、双方に天伯社が祀られたと言い伝えられています。 神輿くぐりが終わるとさんよりこよりが始まりました。 子どもたちは、さんよりこよりと唱えながら3周した後、合図とともに氾濫を引き起こす鬼に見立てた大人を滅多打ちにし、これを3回繰り返します。 さんよりこよりで川が鎮められると、神輿が天伯社を出発。 桜井の天伯社をめざし、三峰川をわたっていきます。 40年ほど前に三峰川の水が多かったため、車で桜井天伯にご神体を運んだところ、ひょうが降って農作物が全滅したことがあったということです。 無事桜井天伯社に神輿が到着しました。 神輿からご神体が取り出され、1年に一度の逢瀬となったのです。 さんよりこよりは、伊那市の無形民俗文化財に指定されています。 毎年曜日に左右されずに8月7日に行われています。
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第5回伊那市中学生サミット
伊那市内6つの中学校の生徒会役員が集まり、それぞれの学校での活動などを発表する中学生サミットが7日、伊那市役所で開かれました。 これは、学校間の情報交換を通して他校の活動を知り視野を広げてもらおうと伊那市教育委員会が企画したもので、今回で5回目です。 サミットには、伊那中学校、東部中学校、西箕輪中学校、春富中学校、高遠中学校、長谷中学校の正副会長とオブザーバーも含めて43人が参加しました。 はじめに、各中学校が取り組んでいる「食育・食農」について発表がありました。 高遠中学校は学年毎に違う野菜を育て給食や調理実習で味わったと発表し、「分からないことは地域のお年寄りに聞いて育ててきた。きれいな形や美味しい野菜を育てる大変さを実感した」と話しました。 第二部では「自分が将来も住んでみたい伊那市とは」をテーマに意見交換を行いました。 生徒からは「若者が集まる伊那市にしていきたい」「店が少ないとは感じるが、大きなショッピングセンターよりも駅前の商店街が活気に溢れる街にしたい」「今ある自然を大切に守っていけば伊那市を訪れる人も増える」などの意見が出ました。 白鳥孝市長は「数十年後、地域がどうなっているかをさらに考えてもらい一緒に暮らし続けてもらいたい」と話しました。
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あさみちゆきコンサート牧草ロールでPR
10月に伊那文化会館で開かれるあさみちゆきさんのコンサートを前に、伊那市ますみヶ丘の牧草地には、コンサートをPRするためのメッセージが書かれた牧草ロールが設置されています。 山口県出身で伊那市観光大使のあさみちゆきさんが伊那市でコンサートを開くのは今回で9回目です。 牧草ロールのメッセージは、コンサート実行委員会の金澤幸宣さんをはじめファン5人が作り7月下旬に設置しました。 37歳のあさみさんは今年1月に結婚し7月に第1子となる男の子を出産しています。 実行委員会では「母親となって復帰後初のコンサートを多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。 あさみちゆきコンサートin伊那Vol.9は10月17日(土)に伊那文化会館で開かれ、今年初めて伊那西高校の生徒との共演も予定しているということです。
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さくら松陰塾で夏の特別講座 箱庭づくりに挑戦
箕輪町木下の個別指導塾「さくら松陰塾」で夏の特別講座が始まり、小中学生が箱庭づくりを体験しました。 3日は、箕輪町内に住む小学校3年生から中学校3年生までの11人が、箱庭づくりに挑戦しました。 さくら松陰塾は、木下の南宮神社近くに7月に移転改装オープンした個別指導方式の塾です。 5教科の他にも人としての力をつけてもらおうと、様々な分野で活躍する講師を招いて特別講座を開いています。 この日は、伊那市西箕輪でトールペイントの教室を開いている藤田麻子さんが講師を務め、木の箱にヘビイチゴやクローバーなどの草を敷き詰めてつくる箱庭を作りました。 参加者は、飾る看板の英語の意味を辞書で調べたり、パーツに自分で色を塗るなど工夫しながら作品を作っていました。 さくら松陰塾の特別講座は、10日、11日にも開かれる予定で、若干名の参加を募集しています。
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太田国土交通大臣がリニア駅予定地視察
太田昭宏 国土交通大臣が、5日飯田を訪れました。 リニア長野県駅の設置場所、上郷飯沼を視察しました。 5日午後4時半ごろ、リニアの長野県駅が設置される、上郷飯沼地区を訪れた太田大臣。JR東海が測量を終えた リニアの中心線の上で、県の担当者や牧野市長から、今後の駅周辺整備などについて説明を聞きました。 説明を受けたあとは、地元の代表者とも言葉を交わしました。 滞在時間、およそ15分で太田大臣は、次の目的地へと移動しました。
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広島原爆投下から70年 伊那市民が黙とう
広島に原爆が投下されてから、6日で70年を迎えました。 伊那市の丸山公園では、投下された午前8時15分、市民が黙とうをささげました。 6日は、丸山公園に市民有志40人ほどが集まり、黙とうをささげました。 この平和祈念式典は、非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会が毎年開いていて、今年で29年目になります。 広島に投下された原爆の火を絶やさず燃やし続けている平和の塔の前で、参加者は花を供え、手を合わせていました。 非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会は、市民レベルで核兵器廃絶と恒久平和を推進していこうと活動しています。 6日は、広島市から送られたアオギリの苗木が、平和の塔の隣に植樹されました。 被爆したアオギリの苗木を平和のために全国に送り続けたヒロシマの被爆者・沼田鈴子さんの遺志を継いで送られました。
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第33回反核・反戦・平和のつどい
長野県教職員組合上伊那支部などが主催する「反核・反戦・平和のつどい」が、広島原爆の日の6日、開かれました。 会場となったいなっせ4階の上伊那教育会館には、100人ほどが訪れました。 この集いは、毎年、開かれていて今年で33回を数えます。 集いでは、辰野中学校2年3組の生徒が、平和学習で感じたことなどを発表しました。 生徒たちは、戦争に賛成と反対の立場でディスカッションしたり、安保関連法案について学習したりしてきました。 まとめとして、「これからの日本がどうなっていくか心配です。平和についてこれからも考えたい」と発表していました。 また、中国で戦闘し、4年間シベリアに抑留された経験を持つ伊那市荒井在住の長田 伊三男さんの講演がありました。 長田さんは、「シベリアでは、零下40度の極寒の中、かちかちに凍った友を、氷を割って葬った。安保関連法案が通ったならば、戦争できる国になる。 断固戦争には反対したい」と話していました。 集いでは、「これからも『教え子を再び戦場に送るな』のスローガンを掲げ、核も戦争もない平和な世界を願って平和運動を進める」などとするアピール文を採択しました。
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六道地蔵尊のお祭り
伊那市美篶に古くから伝わるお祭り、六道地蔵尊の縁日祭が、6日六道の森で行われました。 伊那市美篶にある六道の森。中には四方を開放したお堂があります。 朝6時頃には、多くの人が訪れていました。 この、六道地蔵尊のお祭りは、毎年、8月6日に先祖の霊を迎えるために行われています。 お札には、松の葉が添えられていて、その松に、霊が宿るとされています。 訪れた人は、線香を供えると手を合わせていました。 地蔵尊は、平安時代、今から850年ほど前に、平清盛が全国6か所に分けて祀ったものの一つとされています。 以前は、北は塩尻、南は飯田から多くの人が参拝に訪れ、列が途切れることはありませんでした。 以前ほどではありませんが、現在でも一晩中祭りが行われていて、午前5時頃に、最も人出が多くなるということです。 美篶の上川手と下川手の老人クラブが、交代で運営を行っていて、今年は上川手が担当しました。 本堂のわきには、賽の河原に水子地蔵があり、小石を積んで、合掌していました。 六道の祭は、この日いっぱい行われ、次々と参拝者が訪れていました。
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最高気温35.2度 この夏6回目の猛暑日
6日の伊那地域の最高気温は35.2度の猛暑日となりました。 伊那地域の最高気温は午後2時15分に35.2度となり、この夏6回目の猛暑日となりました。 長野地方気象台では、明日も引き続き高気圧に覆われ気温は上昇しますが、気圧の谷や湿った空気の影響で雨の降る所もあると予想しています。
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伊那市と南箕輪村の一部2,600戸で一時停電
6日午前8時頃、伊那市と南箕輪村の一部で約2,600戸が停電となりました。電気設備に鳥が接触したもので10分ほどで復旧しました。 中部電力伊那営業所の発表によりますと、停電があったのは伊那市の小四郎久保、西箕輪、御園、山寺と南箕輪村の一部、約2,600戸です。 伊那市西箕輪の変電所で電気設備に鳥が接触したのが原因だという事です。 午前7時50分に停電が発生し、午前7時58分に復旧しました。
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伊北リトルシニアが東日本大会に出場
辰野町を拠点に活動する中学生の硬式野球チーム伊北リトルシニアが、7日から新潟県で開かれる第4回日本リトルシニア東日本選抜野球大会に出場します。 5日は、チームに所属する箕輪町在住の選手9人が箕輪町役場を訪れ、白鳥政徳町長に出場の報告をしました。 伊北リトルシニアは、伊那市、箕輪町、辰野町を中心に41人が所属しています。 先月開かれた中南信予選で1位となり、32チームが集まる東日本大会への出場を決めました。 伊北リトルシニアが全国規模の大会に出場するのは7年ぶり、2回目となります。 白鳥町長は、「まず1勝を目指してがんばってください」と激励していました。 大会は7日から新潟県で開かれ、初戦は茨城県の代表チームと対戦します。
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大泉川を美しくする会が河川関係功労者表彰
南箕輪村大泉の住民有志でつくる大泉川を美しくする会は、長野県河川協会の河川関係功労者表彰を受賞しました。 5日は田中秀臣代表が南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に受賞の報告をしました。 大泉川を美しくする会は、平成24年に設立され、現在は70人の会員がいます。 活動範囲は、大泉川の春日街道から西側の花窪橋までの、およそ500メートルで、ゴミ拾いや草刈りなどの環境整備を年4回以上行っています。 これまでに、川の両側に桜を80本植樹しました。 積極的に保全活動に取り組んだとして県河川協会から功労者表彰を受賞しました。 唐木村長は、「大泉川は村内でも天竜川に次ぐ河川。これからも活動をお願いしたい」と話していました。
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東春近学童クラブ竣工式・開所式
去年から新築工事が行われていた伊那市の東春近学童クラブの竣工式と開所式が7月22日行われました。 式では白鳥孝市長や学童クラブを利用している児童などが看板の除幕をしました。 新築された東春近学童クラブは、木造平屋建て。 延床面積はおよそ150平方メートルです。 職員の目が広く届くよう、クラブ室にしきりはありません。 自由に本を読むことができる静養室もあります。 東春近学童クラブは、これまで旧東春近支所の2階を利用していましたが、老朽化や耐震面から、同じ場所に新築しました。 東春近学童クラブには現在37人の児童が登録されていて、東春近小全校児童の1割を超えています。 東春近小学校の倉嶋隆雄校長は、「新しい施設になり、保護者も安心して預けることができる。大切に利用するよう児童にも伝えていきたい」と話していました。
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伊那公民館西町分館おいで塾
夏休み中の子ども達が宿題などをして過ごすおいで塾。 伊那市西町の伊那公民館西町分館では5日から始まりました。 西町分館のおいで塾には、伊那小学校の児童26人が参加しました。 おいで塾は、夏休み中の子どもたちの居場所づくりとして西町分館が行っているもので、今年で4年目です。 指導者は公民館の役員や地区住民が務めます。 子どもたちは、わからないところを聞きながら宿題を進めていました。 西町分館では、「学年をこえて友達を作ってもらうと共に、地元の大人とも顔を合わせ、世代を超えた交流を図っていきたい」と話していました。 午後は館外で活動を行い、6日は地元の伊那部宿や春日神社などで写生大会をするということです。
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信州伊那高遠の四季展 小中高校生の部 表彰
「信州伊那高遠の四季展 小中高校生の部作品展」の表彰式が伊那市役所で7月20日行われました。 表彰式には、児童や生徒、関係者などおよそ40人が出席しました。 小中高校生の部作品展には、伊那の風景や行事をテーマに市内の学校から57点の作品の応募がありました。 小学生の部金賞は、東春近小学校5年の松沢夏芽さんが受賞しました。 中学生の部金賞は、春富中学校3年の田畑佳純さんが受賞しました。 高校生の部 金賞は、伊那西高校3年の保科美帆さんが受賞しました。 この作品展は、3年に1度行われる、全国公募の信州伊那高遠の四季展に合わせ開催されています。 応募のあった作品は、7日まではいなっせ2階ギャラリーに展示されています。
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上伊那産りんご出荷始まる
箕輪町の箕輪果実選果場では、極早生の「夏あかり」が持ち込まれ、今シーズンのりんごの本格的な出荷が6日スタートしました。 お盆にあわせたりんごの需要に対応していこうと、JA上伊那では、これまでのシナノレッドに加え、去年から「夏あかり」の出荷を行っています。 左が極早生種の「夏あかり」、右が早生種の「シナノレッド」です。 夏あかりは、長野市の農家が、品種改良で生み出したりんごで、酸味が少なく、噛み応えがあり、これまでのシナノレッドと比べ、ボケづらいということです。 6日は、500キロの夏あかりが持ち込まれ、ベルトコンベアーに流されると作業員がキズや着色のチェックをしていました。 その後、大きさや糖度などを瞬時に測定する光センサー選別機を通って箱詰めされていきました。 花が咲いてから100日で収穫できるという極早生種の夏あかりは、今年、去年の倍の2トンの出荷を見込んでいます。
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夢大学 中学生がメッキ加工体験
上伊那の中学生が、伊那市内の企業を訪問しながら経営者の話を聞いたり、職業体験をする「夢大学」が6日、開かれました。 6日は、上伊那の6つの中学校から50人が参加しました。 伊那市西箕輪でメッキ加工しているサン工業では、中学生たちがグループ毎に別れ、キーホルダーへの金メッキ処理を体験しました。 生徒達は、社員から教わりながら、下処理されたキーホルダーを金を溶かした溶液に入れました。 その後、電気を通しメッキ加工を行いました。 およそ1分で、銀色だったキーホルダーの表面は、金色に変わっていました。 生徒達は、この他にメッキに用いられる金属の種類や、メッキの特性について話を聞いていました。 経営者協会や市町村の教育委員会、行政の産学官が連携し昨年度からキャリア教育を実施しています。
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伊那地域13日連続の真夏日
6日の伊那地域の最高気温は34.7度でした。 猛暑日とはなりませんでしたが、先月24日から13日連続で30度以上となる真夏日となっています。 6日の伊那地域の最高気温は、午後2時11分に34・9度を記録しました。 猛暑日とはなりませんでしたが、最高気温が30度以上となる真夏日は先月24日から13日連続となっています。 長野地方気象台によりますと、伊那地域は高気圧に覆われ、この先1週間程度は暑い日がつづくという事です。 上伊那広域消防本部によりますと、午後4時現在、熱中症とみられる症状での搬送者は、いないという事です。
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5日連続猛暑日 エアコン需要増
4日の伊那地域の最高気温は35.6度と5日連続の猛暑日となりました。 熱中症対策や暑さをしのごうと、市内ではエアコンの需要が高まっています。 伊那市山寺にあるキタノヤ電器。 7月30日頃からエアコンを購入する人が増えているということです。 去年のこの時期、1日平均7台だった設置台数は今年12台にのぼっているということです。 省エネタイプでスマートフォンを使って外からでも電源が入れられるタイプのものが人気だということです。 北原國人社長は「こんな忙しい夏はなかった」と話します。 4日も開店の10時前から社員が軽トラックに荷物を積み、注文があった家庭に向かっていました。 毎日8人が2人1組で3台ほどを設置しているということですが社員は、「追いつかない」と嬉しい悲鳴を上げています。 4日設置をすませた市内のある女性は「熱中症対策のために設置しました。これで快適に過ごせる」と話していました。 キタノヤ電器では、10日まで作業が続きそうだということです。 一方、伊那市ますみヶ丘のグリーンファームの動物たちです。 動物も暑さでぐったりしていました。 長野地方気象台によりますと、暑さはしばらくつづくということで、こまめに水分補給をすることや体調管理に気をつけるなど熱中症の予防を呼びかけています。
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伊那弥生ヶ丘高校ソフトボール部 5年ぶりインターハイへ
伊那弥生ヶ丘高校ソフトボール部は、8月8日から滋賀県で開かれるインターハイに、5年ぶりに出場します。 伊那弥生ヶ丘高校ソフトボール部で、伊那市在住の選手が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長にインターハイ出場の挨拶をしました。 5月31日に伊那市で開かれた県大会で飯山北と飯山の合同チームに5回コールド、10対0で勝ち全国大会出場を決めました。 弥生ソフトボール部は、堅い守りから攻撃のリズムを作っていくのがチームの特徴です。 エースでキャプテンの西村清剛くんは、スピードのあるストレートとチェンジアップを織り交ぜた、緩急をつけた投球が持ち味です。 選手らは、「力を最大限活かして頑張りたい」などと抱負を話しました。 全国高校総合体育大会、インターハイは8月8日から滋賀県で開かれ、弥生は初戦、10日に大阪の興国高校と島根の安木高校の勝者と対戦します。
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伊那市とJA共同開発 果実ゼリー8日販売
東京都新宿区の老舗のフルーツ専門店新宿高野が監修し、伊那市とJA上伊那が共同開発した果実ゼリーが8日から販売されます。 4日はJA上伊那本所で新商品の発表がありました。 果実ゼリーは、ブルーベリー味とふじりんご味の2種類です。 伊那市とJA上伊那は、去年から新宿高野でブルーベリーフェアを共同で行っています。 高野からブルーベリーのお菓子が作れないかとの話があり、今年の1月から伊那市とJA上伊那の有志でつくる高野プロジェクトチームが準備を進めてきました。 今年の7月1日から新宿高野で開かれたブルーベリーフェアで先行販売したところ480個が売れ好評だったということです。 パッケージデザインは2つのアルプスに抱かれた伊那谷をイメージし伊那市の花、桜をあしらいました。 ゼリーに使われている果物は100%上伊那産で果物の味が感じられる製法にこだわったということです。 価格は430円で上伊那のファミリーマートや直売所などで8日から販売されることになっています。
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上伊那農業高校の生徒が大阿原湿原の木道整備
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、伊那市長谷の入笠山にある大阿原湿原の木道の整備を、4日に行いました。 整備作業をしたのは、上伊那農業高校の緑地創造科2年生37人と、諏訪・上下伊那の林業、建設業者でつくる一般社団法人長野県林業土木協会天竜支部の会員12人です。 木道などの整備を行いながら特徴的な自然を学んでもらおうと、平成16年から上農生が作業の一部を体験しています。 大阿原湿原は、入笠山の標高1,810メートルにあり、国内の高層湿原の分布では最南端に位置しています。 この日は、木道の周りに打ちつけてあった杭を新しいものに取り替える作業を行いました。 生徒たちは3つの班に分かれてプロの指導を受けながら作業を進めていました。 大阿原湿原を管理している南信森林管理署では「整備をすることで、大阿原湿原の自然やプロの指導を目で見て学んでもらい、将来の職業選択に生かしてもらいたい」と話していました。