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地震災害について考える防災研修会
伊那谷・木曽谷の活断層や地震災害について考える防災研修会が、13日、伊那市のいなっせで開かれ、地質の専門家が防災に関する話しをしました。 地質学について詳しい信州大学理学部の原山智教授が伊那谷の地質などについて話をしました。 地震が発生した時の心構えについては、「揺れは長くても2分ほどなので慌てずにまず自分と周囲の人を助ける。高い建物から避難する場合は、上からガラスが落ちてくる可能性があるので慌てて飛び出さないこと」などと話していました。 研修会は、南海トラフ地震で震度6弱以上の揺れが想定される市町村などでつくる「長野県地震対策強化地域連絡協議会上伊那・木曽ブロック」が年に1回開いているものです。 会場には、上伊那と木曽地域の12市町村の関係者の他、地域住民が集まり、原山さんの話に耳を傾けていました。
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中村不折生誕150年 記念イベント始まる
伊那市出身の芸術家中村不折が生まれて今年で150年の節目を迎えます。 市内では不折に関するイベントが予定されていて、今日はプレ企画となる講演会が伊那文化会館で開かれました。 中村不折は、1866年幕末の江戸に生まれました。 明治3年5歳の時に高遠に移住し、以後少年期を中南信の各地で過ごしました。 フランス留学から帰国後は、洋画家として活躍するとともに書家として数多くの作品を生み出しました。 不折生誕150年となる今年は、年間を通じてイベントが開かれます。 その幕開けとなった13日は、長野県立歴史館の学芸員林誠さんが不折にまつわる話をしました。 伊那文化会館に8年間勤務していた経験がある林さんは、30年ほど前に開いた不折の企画展について、「不折が洋画家だったことを地元の人はほとんど知らず、ショックを受けた」などと当時のエピソードを話していました。 他に、「29歳の時に正岡子規が編集主任を務める新聞社に入社した」と話しました。 3月25日からは、高遠町歴史博物館で特別展が開かれる他、7月には創造館で企画展が予定されています。 伊那文化会館では、個人が所蔵する作品を集め10月に展示するということです。
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伊那CATVが伊那少年サッカースクールにユニフォーム寄贈
伊那市の伊那ケーブルテレビジョン株式会社は、市内の小学生が所属する伊那少年サッカースクールにユニフォームを13日寄贈しました。 13日は伊那ケーブルテレビジョン会長で伊那少年サッカースクールの向山公人理事長が、登内聖人キャプテンにユニフォームを手渡しました。 伊那少年サッカースクールのスポンサーとなっている伊那ケーブルテレビジョンは、20年ほど前にユニフォームを寄贈していて、今回新たに25枚を寄贈しました。 向山会長は、「サッカーができるのはお父さん、お母さんのおかげだということを忘れず、常に試合だと思って練習に取り組んでください。活躍を期待しています」と激励しました。 登内キャプテンは「試合で全部勝てるよう頑張ります」と話していました。 伊那少年サッカースクールには市内の小学生約70人が所属していて、随時団員を募集しています。
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大泉まんどの会が子どもたちと麦踏
お盆の伝統行事「振りまんど」を伝えていこうと大麦を育てている「大泉まんどの会」は、地域の子どもたちと13日麦踏をしました。 大泉まんどの会の会員やPTA、地域の子どもたちなど35人が参加し、麦踏をしました。 麦踏は、冬の時期に霜で浮き上がった麦を踏むことで根を丈夫にする作業です。 子どもたちは、列になった麦を踏みつけていました。 大泉まんどの会は、お盆の伝統行事「振りまんど」を残していこうと、4年前から休耕田を活用して大麦を育てています。 去年は育てたワラから220本のまんどを作ったということです。 唐澤俊男会長は、「作業を通して、子どもたちに自分たちの手で育てる大変さや昔の人の知恵を学んでほしい」と話していました。 大麦は6月に刈り取られ、8月に振りまんどを行う予定です。
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福祉施設でボランティアコンサート
松本市出身のシンガーソングライター葦木美咲さんのコンサートが7日、伊那市美篶の複合福祉施設みぶの里で開かれました。 葦木さんは1985年生まれの30歳で県内を中心に活動しています。 複合福祉施設みぶの里利用者の家族からの紹介によりボランティアでコンサートを開きました。 コンサートでは下諏訪町木遣保存会会員作詞で葦木さん作曲の「御柱」を披露し会場は一体感に包まれていました。 みぶの里には利用者と一般およそ100人が集まり葦木さんの歌を楽しんでいました。
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福を求めて だるま市盛況
伊那市高遠町で11日伝統のだるま市が開かれ、縁起物のだるまを買い求める人たちで賑わいました。 だるま市は鉾持神社の五穀豊穣を願う祈念祭に合わせて行われているもので、江戸時代から続くとされています。 訪れた人たちは神社へ続くおよそ300段の石段を上り古くなっただるまを奉納していました。 その後神社で参拝し無病息災や家内安全を願っていました。 参道には露天が立ち並び参拝を終えた人たちが新しいだるまを買い求めていました。 露天の前では値引き交渉が行われ、訪れた人たちは気に入っただるまを買い求めていました。 11日は天候にも恵まれ参道は縁起物のだるまを買い求める人たちで1日賑わっていました。
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伊那谷芸術文化公演 地域の伊那節披露
第11回伊那谷伝統文化公演が1月31日伊那市のいなっせで行われ、伊那市と南箕輪村の3団体が地域に伝わる伊那節を披露しました。 伊那節は、木曽地方に伝わる「おんたけ山(やま)」が、江戸時代に権兵衛峠を通る馬子歌として伊那に伝わったのが始まりとされています。 伊那市の伊那節保存会は、伊那まつりでも踊られ最も広く知られる「伊那節」を披露しました。 今回は扇を使ったものも披露されました。 西箕輪の与地伊那節保存会は「与地の伊那節」を披露しました。 嫁入りや建前を祝って座敷で歌われたものだということです。 南箕輪村大泉の御嶽山保存会は、「御嶽山」などを披露しました。 ほかの地域では明治時代に「伊那節」に名前を変えましたが、大泉では名前を変えずに受け継がれています。 公演は地域に伝わる文化を紹介し後世に伝えていこうとNPO法人伊那芸術文化協会が行っているもので、会場には340人が訪れました。
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一水十日会展 絵画68点並ぶ
伊那谷在住の画家を中心に一水会展出品者でつくる一水十日会展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には会員13人の作品、68点が並べられています。 一水十日会は現実をありのままに描く写実の技術を高めていこうとつくられたものです。 作品は6号から100号までで風景画のほか、静物や人物を描いたものもあります。 また去年秋の一水会展で初入選した2つの作品も出品されています。 伊那市の塚越祐三さんの「厳冬五竜岳」は白馬村で描いた80号の大作で丁寧な写実が評価されたということです。 岡谷市の高林公平さんの「冬晴の山河」も同じく白馬村で描いた80号の作品です。 展示会では絵画を販売し売上の一部をユニセフに寄付するチャリティーコーナーも設けられています。 一水十日会展は25日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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企業活動を募金に還元する仕組みづくり考える
伊那市社会福祉協議会は企業活動と社会貢献を結びつけ、企業の利益の一部を赤い羽根共同募金に還元する取り組みを始めます。 企業が利益の一部を赤い羽根共同募金に寄付するとともにそれを売上アップにつなげようというセミナーが11日伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。 セミナーは赤い羽根共同募金の業務委託を受けている伊那市社会福祉協議会が開いたものです。 講師は社会貢献と企業の売上アップの相乗効果について研究している地域福祉ファンドレイジングネットワーク代表理事の久津摩和弘さんが務めました。 久津摩さんは文具メーカーのゼブラ株式会社と大学のボランティアグループの共同企画を例にあげ「1本買うと5円の寄付となるボールペンを大学内で販売した。購入者はボールペンを買うことで社会貢献ができメーカーも販売により社会貢献ができる。また福祉事業者はそれを活用資金にあてることができるので相乗効果につながる。」と話していました。 セミナーには民間企業や福祉関係者などおよそ20人が集まり、講師の話しを熱心に聞いていました。 セミナーを開いた伊那市社協では企業活動を赤い羽根共同募金に還元する仕組みづくりに取り組みたいとしています。
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大正時代の押し絵雛
箕輪町郷土博物館で、大正時代の押し絵雛が展示されています。 平成8年に町の人から寄贈されたものの一部です。 押し絵雛は、江戸時代後期から全国で作られ、庶民のひな祭りに飾られました。 紙に綿をつけて厚みを出して布で包み、板や台紙に張って竹の串に取り付けます。 箕輪町郷土博物館では、28日に、押し絵雛を抽象化して自分だけのオリジナルエンブレムを描く「ひな祭りニューアート講座」が開かれます。
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シニア世代活躍支援 マッチングイベント
活動の場を求めるシニア世代と受け皿となる地域の団体が参加する地域づくり出会いの広場が12日伊那市で開かれました。 地域づくり出会いの広場は、長野県長寿社会開発センター伊那支部などが初めて開きました。 活動の場を求めるシニア世代は、150人、その受け皿となる団体や企業は上伊那を中心に県内各地から33にのぼりました。 おおむね60歳以上のシニア世代がボランティア活動などで積極的に社会参加できるよう、希望する人とその活動を求める人のマッチングをはかろうというものです。 参加したシニア世代の人たちは、積極的にそれぞれのブースをまわり活動内容などを聞いていました。 各団体のプレゼンテーションでは、「野菜づくりの好きな人を求めています。」「子どもが好きな人を求めています。」などとそれぞれが必要とする人物像を紹介しました。 主催者は、「シニア世代が社会参加するにあたり、情報が少なくうまく機能していない。何かを始めたいと考えている人のきっかけづくりにしてほしい。」と期待していました。
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リニアバレー構想実現へ 部会設置
リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議が12日飯田市の飯田合同庁舎で開かれリニアバレー構想実現に向けた課題を専門的に研究する部会を新たに設置することが確認されました。 12日は県庁と飯田合同庁舎を回線で結ぶウェブ会議が開かれ阿部知事をはじめ関係自治体から12人が出席しました。 会議ではリニア整備を地域発展の原動力とするリニアバレー構想が承認されました。 リニアバレー構想は国際空港へ1時間でアクセスするグローバル活動拠点や巨大災害時のバックアップと食料、エネルギーの新しい供給拠点を伊那谷の目指す姿とするものです。 部会はこれらを実現するために民間を交えた組織として新たに設置されるものです。 具体的には飯田市に建設される仮称リニア長野県駅を降りたあとの2次交通や広域観光、リニアと三遠南信自動車道を結びつけた交通網整備などについて検討していきます。 伊那谷自治体会議では部会によりリニア長野県駅にどのような機能が必要か、また県全体にその効果が及ぶようにするための方策を研究するとしています。
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春告げる福寿草 福与城跡に咲く
立春を過ぎ、日の長さが一日一日と長くなるのを感じられるようになりました。 箕輪町の福与城跡では、春を告げる花、福寿草が咲き始めています。 箕輪町福与の福与城跡(ふくよじょうせき)です。 本丸の土手には、福寿草の花が咲き始めています。 10日の日中の伊那地域の最高気温は、5.2度で、平年並みとなりました。 長野地方気象台によりますと、長野県中南部は、14日(日)まで暖かい日が続きますが、15日(月)には冷え込みが戻るということです。
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路線バス ネットで確定申告PR
2月16日から全国一斉に、所得税などの確定申告が始まります。 伊那税務署は、路線バスにステッカーを張り、インターネットを使った申告を呼びかけています。 10日は、伊那バスの職員が路線バスの車内に中吊り広告を掲示していました。 中吊り広告には、確定申告の会場の案内や、ホームページから書類作成を呼びかける内容が掲載されています。 また、バスの背面にも、インターネットの活用を呼び掛けるステッカーが貼られました。 伊那税務署では、平成16年度から、伊那市のいなっせに特設会場を設け、申告の対応をしていますが、会場は毎年込み合います。 インターネットでの申告書作成コーナーは、国税庁のホームページに設けられています。 夜間や休日でも使えて便利だとして、活用を呼び掛けています。 確定申告の会場は、15日(月)から3月15日まで、いなっせ2階の展示ギャラリーに開設されます。
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だるま市を前に 園児が人形飾りを見学
伊那市高遠町の商店街には、11日のだるま市に訪れた人たちを出迎える人形飾りが設置されています。 10日は、高遠町内の保育園児が人形飾りを見学しました。 だるま市を前に伊那市高遠町の商店街では、恒例の人形飾りが展示されています。 今年は、6団体が制作しただるまの張りぼてや映画のキャラクター、今年の干支申をモチーフにしたものなどが、商店街に展示されています。 10日は、高遠町内の保育園児が商店街を散策し人形飾りを見学しました。 だるま市は11日伊那市高遠町の鉾持神社参道を中心に行われます。
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伊駒アルプスロードルート帯決定
国道153号バイパス伊駒アルプスロードのルート帯は、伊那市西春近から駒ヶ根市北の原までの区間は天竜川沿いを通る「ルート帯B」に決定しました。 伊駒アルプスロードは駒ヶ根市の北の原を起点とし伊那市青島を終点としています。伊那市西春近から駒ヶ根市の北の原までは、宮田村の商店街を通る「ルート帯A」と、天竜川沿いを通る「ルート帯B」が示され、交通安全や環境、地域への影響、費用などについて検討されてきました。 その結果、道路の安全性の確保や事業費、整備期間で優れている事などから、ルート帯Bに決定しました。 ルート決定を受け、白鳥孝伊那市長は「一日でも早い開通を目指し事業化を進めてほしい」と話していました。 小田切康彦宮田村長は「宮田にとっては大きな影響を与える道路。バイパスを中心とした街づくりを村民と一緒におこなっていきたい」と話していました。 伊那建設事務所では来年度、環境影響評価と都市計画の決定の手続きを進め、事業着手を目指します。 伊駒アルプスロードは全長11.5キロメートルで、道幅は28メートル、走行車線は全部で4車線となる計画です。
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中央アルプス野生動物対策協議会 発足
中央アルプス野生動物対策協議会の設立総会が10日伊那市内で開かれ、会長には、駒ケ根市の杉本幸治市長が選ばれました。 設立総会には会を構成する、国や県、上伊那の8市町村長など20人あまりが出席しました。 中央アルプス野生動物対策協議会は、ニホンジカやニホンザルによる被害対策を関係機関が連携し、効率的に行っていこうと発足しました。 主に情報の収集や、調査、広域的な対策を行っていくとしています。 杉本会長は「着実に有効性のある対策を進め、早いうちに、木曽や下伊那とも連携をしていきたい」と話していました。 総会の後、南信森林管理署と信州大学から中央アルプスにおける、ニホンジカやニホンザルの生息状況について報告がありました。
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上伊那消防団「相互応援協定」締結へ
上伊那8市町村は、火災や災害発生時に消防団が必要に応じ相互に応援活動が行える「相互応援協定」を結ぶ事が、10日決まりました。 消防団活動に特化した広域圏での応援協定は県内で初めてということです。 10日は上伊那消防協会の古村幹夫会長がいなっせで上伊那の8つの市町村長に応援協定について説明をしました。 上伊那8市町村が結ぶ、消防団の応援の内容は、 ●市町村境界付近で発生した火災の消火・警戒 ●大規模火災の消火・警戒 ●自然災害発生時の防御 ●災害時の行方不明者の捜索などです。 これにより、現場の特定が難しい山林火災でも初動対応がスムーズに行え、局地的な災害や行方不明者の捜索では柔軟に支援が行えるとしています。 古村会長は「協定の締結により、消防団活動にも幅を持たせることができる。 今後も、協定が使われる事が無いように地域を守っていきたい」と話していました。 相互応援協定の運用は4月1日からを予定しています。
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田舎暮らしモデル地域第2号 伊那市長谷の溝口区を指定
伊那市は、移住定住を推進する田舎暮らしモデル地域第2号として長谷の溝口区を指定しました。 10日、溝口区の中山泰元区長と溝口未来プロジェクト代表の中山勝司さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長からモデル地域の指定書を受け取りました。 人口増に向けた移住、定住を推進するため高い意欲のある地域を指定するもので、市内では新山地区に続いて2件目の指定となります。 溝口区には現在、159世帯433人が暮らしています。 去年2月、定住促進など地域の将来について考える住民組織、溝口未来プロジェクトを立ち上げました。 今回の指定を受けプロジェクトはモデル地域としての事業を進めていく組織となります。 定住促進の他、交通弱者の支援や子育て支援など生活環境の整備、雇用を生み出すための農林業を中心とした産業の育成の3つを大きな柱として取り組んでいくという事です。 溝口区では来月のプロジェクトの会議で今後の事業計画を策定する事にしています。
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県がインフルエンザ警報発令
長野県は先週1週間の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数が30人を超えたことから10日、インフルエンザ警報を発令しました。 上伊那地域でも30人を超え警報レベルとなっています。 県によりますと今月1日から7日にかけて県内87か所で2941人の患者が確認され1医療機関あたりの患者数が33.8人となったことから警報を発令しました。上伊那地域でも1医療機関あたり31.25人で警報レベルを超えました。 上伊那地域ではすでに複数の学校などで学級、学年閉鎖がおこなわれています。 県では在宅療養中に家族の間で感染すると流行が職場や地域全体に拡大することが予想されるとしてこまめな手洗いや早めの医療機関への受診を呼びかけています。
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中ア国定公園化研究部会 初会合
中央アルプス県立自然公園の国定公園化について研究する部会の初会合が伊那合同庁舎で9日、開かれました。 中央アルプス国定公園化研究部会は、国定公園化について研究し、観光振興や山岳観光などの推進を図ろうというものです。 中央アルプス周辺の上下伊那、塩尻、木曽の自治体や観光連盟などで組織する中央アルプス山岳観光協議会が設置したものです。 部会では、中央アルプス県立自然公園の現状や課題について意見を交わす他、国定公園化することのメリットやデメリットなどについて研究を行います。 部会長には、駒ヶ根市の産業部の萩原浩一部長が選任されました。 来年度県は、中央アルプス一帯の動植物や地形地質、観光客数などの調査をし、研究部会に報告していくとしています。 9日は、東京農工大学教授の土屋俊幸さんが国定公園についての講演を行いました。 次回の研究部会は5月下旬に開かれることになっています。
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指定管理者審議会が公園7施設について答申
南箕輪村の指定管理者選定審議会は、今年度で指定管理が満了となる村内の公園7施設の指定管理者について引き続き継続を認めることを唐木一直村長に9日、答申しました。 9日は、審議会の塩澤肇会長が唐木村長に答申書を手渡しました。 今年度で指定管理が満了となるのは、村内の都市公園3施設と村が条例で定めた公園4施設です。 公園はそれぞれ区が指定管理者となっていて審議会では引き続き今後10年間の継続を認めました。 付帯意見として、「各指定管理者は定期的な清掃や遊具、トイレの点検などを行っており適切に管理されている姿勢が認められている。地域住民の憩いの交流の場として長く愛される公園となるよう努めてほしい」としています。 今回の答申を踏まえ唐木村長は、村議会3月定例会に議案として提出する考えです。
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伊那西スケート場14日まで無料開放
伊那市横山の天然リンク伊那西スケート場が9日から14日まで無料開放しています。 ここ数日の冷え込みで氷に乗れる状態になりました。 今シーズンは去年の12月24日から今月7日まで46日間の、営業を予定していましたが暖冬の影響などで平成13年以来1日も開場出来ませんでした。 スケート場を管理する伊那市教育委員会では、リンクのコンディションが良好ではないため、少しでもスケートを楽しんでもらおうと9日から無料開放しています。 初日の9日は、平日ということもあり利用者はいませんでした。 開場時間は14日(日)までの午前7時から午前10時までで、ナイター営業はしないということです。 滑走出来ない場合は、スケート場の入り口に赤旗を立てる他、留守番電話で案内しています。 伊那市教育委員会では「冬のスポーツ、スケートを多くの人に楽しんでもらいたいです。」と話していました。
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西箕輪小学校の児童が地域の人を招き感謝する会
伊那市の西箕輪小学校の4年すぎ組は、お世話になった地域の人を学校に招き、5日「感謝の会」を開きました。 この日は、野菜の育て方などを指導したJA上伊那の職員や学校近くに住む農家6人が招待されました。 西箕輪小学校4年すぎ組の児童は、去年12月に地域の特産品 羽広菜カブを収穫し、漬物にしました。 天候不良により種を蒔き直すなどの苦労をしましたが、およそ80キロを収穫したということです。 カブの漬け方は、児童の祖父林今朝文さんを中心に、地域の人達から教わりました。 この日はその時に漬けたカブとカブの葉、ナスが入ったおやきを全員で味わいました。 すぎ組では、今年度、羽広菜カブも含め、28種類の野菜を育てたということです。 林さんは「寒い中、手袋をはめずに一生懸命取り組んでいたみんなの姿は忘れません。美味しい漬物ができて本当に良かった」と話しました。 児童は感謝の気持ちを込めて歌をプレゼントしました。 すぎ組では、来年度も野菜づくりに取り組むということです。
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公立高校前期選抜試験 県内一斉に実施
公立高校の前期選抜試験が9日、県内一斉に行われました。 南箕輪村の上伊那農業高校では、雪が舞う中、受験生が会場に向かっていました。 県内の平成28年度の公立高校志願予定者数は20,085人で、このうち36.2%にあたる7,267人が前期選抜試験に出願しました。 上伊那8校では、伊那北高校普通科、伊那弥生ヶ丘高校普通科、赤穂高校普通科以外の学科で前期選抜試験が実施されました。 倍率が最も高いのは上伊那農業高校の園芸科学科で、募集人員20人に対し43人が志願していて、倍率は2.15倍となっています。 県教育委員会によりますと、開始時間の遅れなどトラブルは無かったということです。 前期選抜試験の合格発表は17日(水)です。
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元NHKテレビ体操インストラクター 有賀暁子さんが講演
伊那市出身で、NHKのテレビ体操でインストラクターをしていた有賀暁子さんが9日、伊那市のいなっせで講演しました。 有賀さんは、伊那市西町出身で、2003年から2014年までの11年間NHKのテレビ体操でインストラクターを務めていました。 現在は、全国各地でラジオ体操の指導や普及活動を行っています。 この日は、まほらいな市民大学の講座の一環で「一生使える楽しいラジオ体操」と題して実技を交えながら講演しました。 ラジオ体操の1つ1つの動きのポイントを説明し、手の伸ばし方や筋肉の動かし方などをアドバイスしていました。 有賀さんは「人の身体には600個以上の筋肉があり、ラジオ体操ではそのうちの400個の筋肉を動かすことができます。背骨を伸ばして良い姿勢を保つことが健康や怪我防止に繋がります」と話していました。 講演はまほらいな市民大学の講座の一環で行われ、会場には市民大学の学生およそ100人が訪れ、有賀さんと一緒に体を動かしながら学んでいました。
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上牧でソリ滑り楽しむ
伊那市上牧の林道で6日、ソリ滑りが行われました。 この日は、近くの保育園児や小学生などおよそ30人がソリ滑りを楽しみました。 上牧の住民有志でつくる「上牧里山づくり」が林道を整備してコースを作りました。 コースは全長200メートルで途中にカーブがあり、迫力ある滑りを楽しむことができます。 昔からのソリ遊びを楽しんでもらおうと2年前から行っています。 止まらずにどこまで滑れるかを競いながら、子ども達は何度も楽しんでいました。 上牧里山づくりのメンバーは、「自然の中で様々なことを体験して、地元の良さを感じながら育っていってもらいたい」と話していました。
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伊那市議会4会派合同で予算要望
伊那市議会の4つの会派は、市の新年度当初予算について8日、合同で白鳥孝伊那市長に要望しました。 要望したのは新政クラブ、平成クラブ、政和会、公明党です。 8日4会派の代表者と伊藤泰雄議長が市役所で白鳥市長に要請書を手渡しました。 議会では、これまで各会派で要望してきましたが、今回は、特に市民からの要望が強い4項目について、来年度当初予算に反映してもらおうと、4会派合同で要請したものです 要請したのは「地域の道路や水路の維持修繕費の予算化」、「高校3年生までの医療費の無料化」、「教育ローンや奨学金の利子分を市が負担する制度の新設」、「環状南線の平成28年度中の着工」の4項目です。 白鳥市長は「今日の意見を参考にさせていただきながら、予算編成を考えていきたい」と話していました。
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村北部保育園 増改築基本設計示す
南箕輪村は人口増加に対応するため、来年度、北部保育園の増改築工事を行います。これにより、これまでよりも最大で27人多く受け入れが可能になるということです。 8日は、議会全員協議会が役場で開かれ村から基本設計案が示されました。 それによりますと、保育園に隣接する村有地に新たに調理室を建設し現在の調理室は保育室に改修する予定です。 保育室を増やす事により、現在の定員に加えさらに最大で27人の園児を受け入れる体制ができるということです。 増築部分の面積は145平方メートルで、事業費は1億5千万円です。 村では、4月から8月にかけ実施設計を行い、来年度中の完成を目指します。
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手づくりの演奏会 合唱団初練習
市民による手作りの演奏会「第九」が6月に開催されます。 7日は、合唱団の発足式と初練習が行われました。 合唱団は公募により、上伊那を中心に県内各地から168人が集まりました。 初練習では、音楽の教員として県内の小中学校で40年以上務めた白鳥彰政さんが指導しました。 白鳥さんは「今回の第九はスピード感のある演奏を目指している。「速さを保つ事」や「ドイツ語の発音」に注意するよう歌ってください」とアドバイスしていました。 手づくりの演奏会は、伊那文化会館の落成記念に市民オーケストラと一般公募の合唱団による第九演奏がきっかけとなり始まりました。 今回が12回目の開催で、新伊那市誕生10周年を祝って行われます。 手づくりの演奏会「第九」は6月12日 伊那文化会館で開かれる予定です。