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白鳥一利さん 箕輪町の副町長に再任
24日に閉会した箕輪町議会9月定例会で、白鳥一利さんが、副町長に再任されました。 白鳥町長から副町長選任の人事案が提出され、議会が同意しました。 就任の挨拶で白鳥副町長は、「町長の補佐役として、目指す町づくりのため一丸となって取り組みたい」と話しました。 白鳥副町長は、平成23年10月から1期4年間副町長をつとめています。 任期は、10月1日から平成31年9月30日までとなっています。
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箕輪町 11月中に空き家バンク制度を開始
箕輪町は10月に不動産業者などでつくる宅建協会と協定を結び、早ければ11月中に空き家バンク制度を開始する方針です。 24日に開かれた箕輪町議会全員協議会で町が議会に説明しました。 箕輪町では、去年、各常会長を通じて空き家の数を調査し、今年7月に所有者の意向調査を実施しました。 調査では、町内に81軒の空き家があり、そのうち24軒が貸し出しや販売の意思があるという事です。 町では、10月の始めに県宅建協会南信支部の伊北不動産組合と協定を締結します。 所有者から申し込みがあった空き家物件を宅建協会が調査し、間取りなどの情報を町がHPなどで公開します。 白鳥政徳町長は、「町民と都市住民の交流拡大や、移住定住による地域の活性化を図りたい」と話しました。 町では今議会に、空き家調査に関する調査会社への委託料として500万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出していて、最終日の24日に可決されました。
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伊那バス観光が南アジオパークの旅
伊那バス観光株式会社は、南アルプスジオパークガイドの会と連携して初めての一般向けツアーを20日に行いました。 伊那市高遠町の板山露頭です。 ここでは、南アルプスの山中を北から南へ一直線に走る中央構造線の断面をみることができます。 ツアーには、地元を中心に約20人が参加し、南アルプスジオパーク認定ガイドの北原滋夫さんから説明を受けました。 昨年9月に開催された日本ジオパーク南アルプス大会で、7つのコースのジオツアーが大会参加者を対象に行われました。 そのうちの展望コースが今回一般向けに民間の旅行会社により初めて行われました。 中央構造線板山展望台では、西側がけわしく、東側がなだらかな地形を上からながめました。 参加者たちは、秋晴れのもと、行楽気分でジオパークの魅力に触れていました。
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美篶バトミントン主催 B-1大会
美篶バドミントン主催のバドミントンNo.1を決めるB―1大会が、20日、伊那市民体育館メインアリーナで開かれました。 今年で8回目となる大会には、南信地域の高校生から60代まで208人が参加しました。 美篶バドミントンは、美篶小学校の体育館で週1回練習をしていて、大会は競技人口を増やすことを目的に毎年この時期に開かれています。 参加者に1試合でも多く楽しんでもらおうと、1チーム最低3試合が組まれ、男子と女子に分かれてダブルスで勝敗を競いました。 参加者の7割が高校生ということですが、大人も負けじとハツラツとしたプレーで盛り上げていました。 美篶バドミントン代表の松下始さんは、「参加者同士交流の場にもなっているので、これからも続けていきたい」と話していました。
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宮崎吾朗監督 母校で後輩と対談
映画監督の宮崎駿さんの長男で信州大学農学部卒業の宮崎吾朗さんは、農学部創立70周年の記念として後輩たちと20日に対談しました。 現在映画監督の宮崎さんは、平成元年に信州大学農学部森林工学科を卒業し、卒業後は、建設コンサルタント、環境デザイナーとして公園緑地や都市緑化の計画・設計に従事しました。 スタジオジブリの美術館建設を機に1998年にジブリに入社。 アニメーション映画ゲド戦記、コクリコ坂で監督をつとめています。 対談では、映画で出てくる建物が、農学部の学生寮中原寮をモチーフにしていることなどの裏話を披露。 学生たちからは、当時の学生生活や授業、アルバイトのことなどに質問が集まりました。 心に残っているのは、南アルプス仙丈ヶ岳の馬の背ヒュッテで1か月アルバイトしたことと答えていました。 宮崎さんは、「成績は良いが役に立たない人が多い。 自分の言葉できちんと伝えることができ、行動力のある人が求められている。」と話し、さらに「学生時代に無駄なものをたくさんつめこんでおいたほうがいい」と後輩たちにエールを送っていました。
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旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅で20日、野点の茶会が開かれました。 茶会は、日本の文化に触れてもらおうと、旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会が開いたものです。 伊那市山寺の福澤登美子さんが指導する表千家の教室の会員らが、抹茶と和菓子を振舞いました。 また抹茶茶碗は、20日まで旧井澤家住宅で展示を行っていた浦野真吾さんの高遠焼を使用しました。 伊那部宿を考える会の中村國義会長は、「天気にも恵まれ最高の雰囲気の中で行えてよかった」と話していました。
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国体出場伊那市在住の選手・監督 壮行会
26日から和歌山県で開かれる第70回国民体育大会に出場する伊那市在住の選手の壮行会が17日、市役所で開かれました。 この日は、国体に出場する伊那市在住の選手と監督11人が市役所を訪れ、林俊宏副市長と北原秀樹教育長に出場の挨拶をしました。 壮行会に参加した選手と監督は、陸上、サッカー、バレーボール、バスケットボール、軟式野球、弓道の競技に出場します。 選手はそれぞれ、「1回戦を突破したい」「自分の力を精一杯発揮したい」「応援してくれる人の思いを背負って頑張りたい」など決意を述べました。 林副市長は「今まで培った力を発揮して目標が達成できるように頑張ってください」と激励しました。 第70回国民体育大会は、26日から和歌山県で開かれます。
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赤そばの里オープン 連休中の家族連れなどで賑わう
高嶺ルビーと呼ばれる赤そばが一面に広がる箕輪町上古田の赤そばの里が、19日オープンし、連休中の家族連れなどで賑わいました。 19日は、オープニングイベントが現地で行われ、花火の合図と共に鳩が放たれた他、地元の太鼓グループ箕輪太鼓ジュニアの演奏で祭りの開始を祝いました。 赤そば「高嶺ルビー」は、宮田村のタカノ株式会社と信州大学が共同で開発したものです。 上古田区では、赤そばを使って地区の活性化につなげていこうと、平成18年に「古田の里赤そばの会」を立ち上げ、今年で10年目になります。 広さ4.2ヘクタールの畑一面に広がる赤そばと南アルプスを眺めることができ、シーズン中は県内外から多くの観光客が訪れます。 今年は先月8日に種を蒔き、現在は五分咲きとなっています。 今年は雨の影響で成長が遅れているということですが、それでも大型連休初日の今日は家族連れやアマチュア写真家が景色を楽しんでいました。 ある会員は、「全国放送のテレビで取り上げられるなど、有名な観光地となりつつある。今後は付加価値をつけて、さらに広域的な観光に繋げていきたい」と話していました。 花の最盛期は、今月末から来月上旬ごろということです。 26日と27日には、赤そば花まつりが上古田公民館で行われる他、来月11日までの期間中は敷地内で打ち立てのそばが味わえます。
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伊那谷住宅建築展
伊那市などに住む建築士による住宅建築展が19日から伊那市の伊那図書館で始まりました。 会場には、伊那谷の建築士の仕事を紹介したパネルや模型などが展示されています。 「逆手に取る」がテーマで、「土地が狭い」「日当たりが悪い」「予算が少ない」などといった悪条件をうまく活用した建築のアイデアをパネルで紹介しています。 建築士の仕事を多くの人に知ってもらおうと開かれているもので、伊那市などの建築士11人が参加しました。 会場内には、高さ3メートルのグリーンウォールも展示されています。 間伐した際に出た不要なスギの葉を利用して制作されました。 20日は午後1時半から酒屋に飾られ新酒ができたことを知らせる「杉玉」を作るワークショップが行われます。 伊那谷住宅建築展は27日(日)まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
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信州大学農学部 創立70周年祝う
今年で創立70周年を迎える南箕輪村の信州大学農学部で、19日、節目を祝う記念式典が行われました。 19日は、農学部のOBや来賓などおよそ100人が集まり、70周年を記念して伊那市から寄贈されたタカトオコヒガンザクラの苗木3本を構内に植樹しました。 信大農学部の前身となる県立農林専門学校は、第2次世界大戦終戦の年の1945年昭和20年に開校しました。 4年後の昭和24年には、信州大学の設置に伴い農林専門学校を吸収する形で農学部が発足。 これまでに、9,375人の卒業生を輩出しています。 今年4月には、これまでの3学科制から複数のコースを専攻することができる1学科4コース制に改め、卒業後の活躍の場の広がりが期待されています。 第4期生で信州大学農学部の北澤秋司名誉教授は「開校当時は実験道具もなく、国や県の出先機関、民間企業から器具を借りてなんとか研究ができるような質素な大学だった。今後も、農学部の発展のために尽力したい」と話していました。 式典では他に、信州大学交響楽団のメンバーによる演奏が披露されました。 20日は、午後1時から農学部OBでスタジオジブリの宮崎吾朗さんと現役学生との特別対談が行われます。
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高遠ブックフェスティバル始まる
本をテーマにしたイベント「高遠ブックフェスティバル」が19日から伊那市高遠町で始まりました。 これは、地元住民や高遠町図書館などで作る実行委員会が、高遠を本の町にしようと毎年開催しているもので、町内のいたるところに本棚が並んでいます。 空き店舗の旧いてふやでは、県内6軒古本屋が出店しています。 旧ほていやでは、今回初めて伊那市内の書店が選んだ本が並びました。 「絵本」や「郷土に関係のある本」など、それぞれがテーマを持って選んだということです。 まちかど本棚は、町内およそ20か所に設置されています。 商店街だけでなく、町内をくまなく見て楽しんでもらおうと、今回は路地にも多く本棚が置かれています。 会場内3か所を周りページを集めると、高遠町出身の小説家島村利正の短編が完成する企画もあります。 高遠ブックフェスティバルは23日(水)まで行われます。 22日(火)には島村利正の読書会が開かれます。
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総合型地域スポーツクラブと行政の連携考える
伊那市の行政関係者と伊那市総合型地域スポーツクラブの連携について考える会議が11日、伊那合同庁舎で開かれました。 会議には行政関係者と総合型地域スポーツクラブの会員など30人が出席しました。 会議は行政とクラブとの連携のあり方について考えようと開かれたものです。 市は年間およそ100の講座をクラブに委託していて委託料は300万円となっています。 伊那市教育委員会スポーツクラブ振興課の辰ノ口祐三さんは「行政ではなくクラブだからこそ企業からの協賛を得られたり、安価で講師を頼むことができる」また「イベントでは信頼して協力を依頼することができる」としたうえで「市にとってなくてはならない組織」だと話していました。 クラブの課題としては財政状況の脆弱さがあげられ活動が継続できるよう検討していくとしています。
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障がい者スポーツの体験通し人権学ぶ
障がい者スポーツの体験を通して人権について学ぶ講座が、18日、箕輪町の箕輪進修高校で開かれました。 講座には、箕輪進修高校の夜間定時制に通う生徒40人が参加しました。 体験講座は、障がい者スポーツの競技性の高さや面白さを知ると同時に、人権について学ぶきっかけにしてもらおうと、NPO法人パラリンピックキャラバンが全国各地で開いているものです。 長野県では、今年初めて開かれました。 パラリンピックに出場した経験がある車いすラグビーの選手の他、バスケットボールや陸上競技などで活躍する選手3人が訪れ、生徒と一緒にプレーを楽しみました。 ラグビーでは、タックルの際の衝撃の強さを体感していました。 キャラバン隊の諸隈有一さんは、「ロッククライミングやスカイダイビングなど、車いすでもまわりの人に協力してもらうことで何でもできる。障がい者やお年寄りが過ごしやすい街になるよう協力してほしい」と呼びかけていました。
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給食費納付求め提訴
駒ケ根市の赤穂中学校と東中学校を卒業した生徒の保護者7人を相手どり、学校やPTAでつくる給食委員会は、未納となっている給食費の納付を求め伊那簡易裁判所に18日提訴しました。 原告代理人の長谷川洋二弁護士が18日伊那簡易裁判所に提訴しました。 訴状によりますと、未納額は、1世帯あたり1万1,752円から19万1,724円、総額で70万8,098円です。 再三の支払い請求や呼び出しに応じていないということです。 裁判は、個別に行い、被告が出廷しない場合は原告の主張が認められ、判決に従わない場合は、強制執行になるということです。
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安保法案廃案請願 議長決裁で不採択
18日の伊那市議会では、委員会で不採択となった安保関連法案の廃案を求める請願が本会議で採決され、賛成10、反対10と同数で議長決裁により不採択となりました。 さらに議員提出による廃案を求める意見書についても、賛成、反対同数の10人で、こちらも議長決裁により、不採択と決まりました。 この件についての討論では、「参議院での強行採決は異常事態」「選挙の争点にせず採決するのは卑怯、国民に問うべきだ」などとする意見が相次ぎました。
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安保関連法案可決 地域の受け止めは・・・
17日の参議院特別委員会で、安保関連法案が強行採決されました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の市町村長や議長、一般はどう受け止めたのでしようか。 17日の午後4時半頃、参議院特別委員会で安保関連法案は、採決され、与党などの賛成多数で可決されました。 伊那市の白鳥孝市長は、「国民の理解は十分とは言えないが、今後、国民の平和と安全を守るための法案であることを国民が実感できる運用、行動を期待している。」とコメントを発表しました。 伊藤泰雄伊那市議会議長は、「戦争をさせないために抑止力のため。何もせず攻めないでくださいというのは国際社会じゃ通らない。 ただアメリカと一緒に海外に戦争に行くようなことは認められない。 当然国会でも止めなければならない。」と話しました。 白鳥政徳箕輪町長は、「もう少し整然と議論・採決をしてほしいと思った。 今の国会で決着をつけなければいけないとは感じていない。 もう少し議論続けても良かったのではないか。」と話しました。 木村英雄箕輪町議会議長は、「国民の理解が広まっていないと感じる。もう少し十分な審議が必要。 しかし、みんなが考える機会ができたということはそれはそれで評価するべきかと思う。」と話しました。 唐木一直南箕輪村長は、「国や国民を守ることは国の責任であるが、その中でいろんな疑問も出てきている。 民主的な国会運営ができていたのか疑問。 多くの国民が慎重審議や廃案を求めているので、もう少し国民の理解を得てから採決するべきだった。」と話しました。 原悟郎南箕輪村議会議長は、「強行採決は、本当に日本の国会かと不思議に思う状態だった。 国民に分かりやすい資料や説明が必要。しっかり時間をかけて審議するべきである。」と話しました。 一般市民は今回の強行採決をどのように受け止めたんでしょうか。 街の声です。 10代男性「強引に決めた感じ。国民の意見を取り入れてほしい」 30代男性「アメリカとの関係があり必要だとも思う」 20代女性「政治に詳しくないのでわからない」 80代男性「大事な法案だからじっくり時間をかけて合意して決めることが必要」 70代女性「孫を戦争にとられたくない」 40代男性「戦争を始める法案。70年間戦争をやらずに来た。安倍内閣はやっちゃいけない」 40代男「アメリカとの関係がありしょうがない」 70代男性「国民にもっと説明してから採決しなければだめ」 10代男性「国防面からしょうがない」 60代男性「自民党はもう少しみんなの意見を聞くべきだ」 70代男性「真剣に国や我々を守ってくれるのはどこなのか。早い成立を願っている」 20代女性「子どもたちが戦争に行くことにならなければよいが」 50代男性「強行採決はちょっとやりすぎ。もう少し時間をかけたほうが良かった」 18日午後4時半過ぎには、伊那谷九条の会のメンバー3人が、伊那市内で、安保関連法案の廃案を求める街頭アピールを行いました。 代表の角(すみ)憲和(のりかず)さんは、「自衛隊が武器により人を殺し、殺される、戦争の現実が迫っている。 廃案にするためにも、ぜひ皆さんも声をあげてほしい」と呼びかけていました。
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日本山岳写真協会南信支部 第21回写真展
山岳写真愛好家でつくる日本山岳写真協会南信支部の写真展「貌(かたち)・季節の中で」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、南信支部の会員15人の作品57点が並んでいます。 日本山岳写真協会は全国に7つの支部があり、プロアマ問わずおよそ400人が所属しています。 南信支部では年に数回県内各地で写真展を開いていて今回で21回目です。 1年間を通して県内外や国外に足を運び撮影した写真が並んでいます。 日本山岳写真協会南信支部の写真展「貌・季節の中で」は、23日(水)まで伊那文化会館で開かれています。
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秋の全国交通安全運動はじまる
21日から始まる秋の全国交通安全運動に合わせて、ドライバーに安全運転を呼びかける啓発活動が18日、伊那市役所前で行われました。 啓発活動には、伊那交通安全協会や伊那市交通指導員、自動車販売協会の会員など70人が参加し、ドライバーに安全運転を呼びかけました。 運動の基本は「子供と高齢者の交通事故防止」で、「信濃路は ゆとりの笑顔と ゆずりあい」をスローガンに掲げています。 今年に入って伊那警察署管内では17日現在で323件の交通事故が発生していて、3人が死亡しています。 亡くなった3人はいずれも65歳以上の高齢者だということです。 秋の全国交通安全運動は、21日から30日まで行われます。
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田楽座 旧たかずや体育館で稽古場公演
伊那市富県を拠点に活動する歌舞劇団田楽座は、9月25日と26日に、恒例の稽古場公演を開きます。 今回は、購入することになった旧児童養護施設たかずやの里の体育館で、演目を披露します。 田楽座では、現在、本番に向けて、連日、稽古を行っています。 稽古を行っているのは、旧たかずやの里の体育館です。 たかずやの里が東春近の新しい施設に移転したため、田楽座が体育館を購入することになりました。 中には幕が張られ、公演の準備が整えられています。 田楽座では、毎年、この時期に、稽古場公演を行っていて、今年で22回目です。 今回の演目は、小学校などで主に披露している「おまつり てれんどろん」です。 滋賀県に伝わる祭り「水口囃子(みなくちばやし)」をアレンジしたものや、創作民話、太神楽(だいかぐら)などを披露します。 出演するメンバーも若返りが進み、7人中6人が20代です。 今回の演目では、移動式の舞台も用意されています。 今回の公演は、新たな拠点のひとつとなる体育館の披露の意味合いもあります。 おまつりてれんどろんの公演は、25日と26日の2日間、それぞれ、午後1時からと午後7時からの1日2回行われます。 入場料は大人千円、子ども500円となっています。 (歌舞劇団 田楽座 電話78―3423)
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伊澤修二音楽祭へ市民合唱団練習開始
来月31日に予定されている第29回伊澤修二記念音楽祭に向け、市民合唱団の練習が伊那文化会館で始まりました。 16日夜は、参加を申し込んだ市民70人ほどが、初練習を行いました。 今回、市民合唱団が挑戦する曲は、ヨハン・シュトラウス2世作曲の「美しく青きドナウ」です。 音楽祭は、高遠町出身で、東京芸術大学初代校長の伊澤修二の縁で毎年開かれていて、東京芸大のオーケストラが、演奏を披露しています。 市民合唱団も、オーケストラと共演する予定です。 練習は、毎週1回、計7回予定されていて、10月7には、東京芸大の学生が指揮をし、合唱団を指導する予定です。 また、今回の伊澤修二記念音楽祭に合わせて、本番終了後に市民合唱団と芸大オーケストラの伴奏による「伊那市の歌」の収録も予定されています。 来年度音楽祭が30周年を迎えることを記念して行われるもので、CDにして市内の小中学校や公民館などで活用するということです。 伊澤修二記念音楽祭は10月31日(土)に予定されています。 市内の小学生などが出演する第1部は、高遠町文化体育館で、午前9時から開かれ、入場は無料です。 市民合唱団や東京芸大のオーケストラが出演する第2部は伊那文化会館で午後1時から行われ、入場料は500円となっています。
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南箕輪村の長寿者訪問 唐木村長が長寿を祝う
敬老の日を前に、南箕輪村の長寿者訪問が17日から始まり、唐木一直村長らが高齢者宅を訪問して長寿を祝いました。 このうち、北殿の西澤悌次郎さん宅には唐木村長が訪れ、祝い金を贈りました。 西澤さんは、昭和2年生まれの88歳。 広島県江田島市にあった海軍兵学校に19歳で入学し、いよいよ特攻という直前に終戦を迎えました。 戦後は小学校の音楽教諭をつとめ、退職後は消防団のラッパ指導にあたりました。 現在は、喉を傷めて耳鼻科に通院していますが、他に悪いところはなく健康だという事です。 教員時代に東京に通って芸大の教授からピアノや作曲、指揮の指導を12年間受けていた西澤さんは、「機会があればこれからもその技術を活かしていきたい」と話していました。 南箕輪村の長寿者訪問は、88歳以上の高齢者を対象に行われていて、村の理事者が、あすまでに336軒を訪問する事になっています。
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「くらしに生きる手仕事展」 古布リメイク作品を展示販売
古布をリメイクした作品の展示即売会が、17日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には、昔の着物など古布をリメイクした作品約600点が展示販売されています。 出展しているのは、上伊那や諏訪、木曽などに住む作家10人です。 手作り小物を販売するイベントで知り合った仲間で、毎年3月と9月に展示会を開いています。 代表の塀和紀代子さんは「同じものが二つとできないリメイクの魅力を知ってもらいたい」と話していました。 くらしに生きる手仕事展は、23日(水)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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K・絵画サークル 第6回作品展「K展」
伊那市高遠町を拠点に活動しているK・絵画サークルの第6回作品展が、17日から、伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、日本画やアクリル画、油絵など11人の作品36点が展示されています。 高遠高校の元美術教諭で国画会会員の北原勝史さんが指導するK・絵画サークルは、高遠高校が地域住民を対象に行った学校開放講座で学んだメンバーが中心となって2009年に発足しました。 月2回教室を開いていて、30年以上絵を描いているベテランもいます。 年々力もついてきているという事で、県展や伊那美術展での入賞、入選作品も数多く展示されています。 この1年で制作した力作が並び、今年は50号の大作が増えたという事です。 代表の大脇弘造さんは「メンバーそれぞれの個性を楽しんで欲しい」と話していました。 第6回K展は、23日(水)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が16日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で開かれ、西箕輪中学校1年の宮下いのりさんの作品がポスターに採用されることが決まりました。 ポスターに採用されることが決まった西箕輪中学校1年の宮下いのりさんの作品です。 「仕上げが美しく、毎日コツコツ歯を磨くことの大事さをかわいらしく表現している」と評価されました。 16日は上伊那歯科医師会館で審査会が行われました。 コンクールには、上伊那の小中学校から665点の応募がありました。 ポスターは250枚用意され、上伊那の小中学校や市町村などに配布されるということです。
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農商工マッチング交流会
上下伊那の農業関係者と食品関連企業の連携を進める上伊那農商工マッチング交流会が16日伊那市の伊那商工会館で開かれました。 交流会では上下伊那の農家と農産加工業者が出展しました。 この交流会は、上伊那地域の農畜産物を食品関連企業や観光事業者にPRし、新たな連携作りのきっかけにしてもらおうと上伊那農業改良普及センターなどが開いたもので、今回で2回目です。 出展者は、試食などを用意し、食品関連の業者に農産加工品などをPRしていました。 主催者のまとめによりますと、前回の交流会では11件の取引が成立したということです。 上伊那農業改良普及センターでは、「今後も農産物をPRできる機会を作っていきたい」と話していました。
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写真展「信州に生きる野鳥たち」
県内の野鳥の写真展「信州に生きる野鳥たち」が南箕輪村の日帰り温泉施設大芝の湯で開かれています。 会場には、県内で撮影された野鳥の写真40点が展示されています。 伊那市境の戸谷省吾さんが撮影したもので、「郷土に生きる野生の鳥の姿を多くの人に見てもらいたい」と展示会を開きました。 写真展「信州に生きる野鳥たち」は、28日(月)まで南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
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地価公表 住宅地19年・商業地23年連続下落
長野県は7月1日現在の県内の地価を公表しました。 全体では住宅地が平均で19年連続、商業地は23年連続の下落となりましたが、下落幅は前年より縮小しました。 県内77市町村399か所で調査が実施され、林地を除く390地点のうち、前年より上昇したのは21地点、横ばいが24地点、下落が345地点でした。 指標となる価格を提供し適正な土地取引が行われるよう調査が行われています。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内市町村の平均変動率は、伊那市がマイナス1.4%、箕輪町がマイナス2.5%、南箕輪村がマイナス0.5%で、それぞれ前年より下落しましたが、下落幅は縮小しました。 地価は1平方メートル辺りの標準価格です。 放送エリアの商業地で下落幅が大きかった地点は、伊那市山寺駐車場付近が、去年の4万7400円より3.2%下落し4万5900円、箕輪町の伊那松島駅前付近で、去年の3万3000円から3.9%下落し3万1700円、南箕輪村神子柴のクスリのサンロード南箕輪店付近が、去年の2万7300円から3.7%下落し、2万6300円となっています。 県内の商業地のうち、軽井沢の2地点では、平成20年以来7ぶりに上昇しました。
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市議会総務委員会 安保法案廃案もとめる請願 「不採択」
伊那市議会総務委員会は、安全保障関連法案の採決強行を止め廃案を求める意見書を提出する請願について不採択としました。 採決の結果、請願は賛成3、反対3と同数になり、委員長決裁により不採択となりました。 市議会には、安保関連法案の採決強行をやめ廃案を求める意見書を提出することを求める請願が市民有志から提出されています。 議員からは、「国会で十分審議がされていない」「憲法9条の精神を守るべき」といった、賛成意見や、「安保関連法案は、9条の範囲内で戦争を防止するもの」「抑止力を高め、国民の幸福を守る必要がる」といった反対意見が出されていました。 傍聴していた市民は、「残念。本当に法案の意味を理解しているのか疑問が残る」と話していました。 この請願の採択を求める署名およそ2900人分が議長あてに提出されていました。 この請願については、市議会最終日に、採決が行われる予定です。
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旧陸軍伊那飛行場 遺構保存求め議案提出へ
伊那市議会総務委員会は、伊那市上の原に残る旧陸軍伊那飛行場に関する建物や資料などについて、白鳥孝伊那市長に保存に向けた対策を求める議案を市議会最終日に提出します。 これは16日開かれた総務委員会で遺構保存に関する議案が示され、全会一致で可決しました。 伊那飛行場については、敗戦の混乱により資料が失われ、周辺地域は宅地化が進み当時の状況を知る事が難しくなっています。 今後は近くにバイパス整備も見込まれている事から、市議会では戦後70年の節目にあたり、後世につたえる取組が必要としています。 決議では、伊那飛行場の遺構保存に向け、市長に対し必要な対策や道路整備などの開発にあたっては、保存に配慮するよう求めています。 伊那飛行場の遺構保存に関する議案は、議会最終日の18日に提出される見通しです。
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小水力発電を活用し農業を守る
上伊那地方事務所や伊那市、春富土地改良区は、農業施設の維持管理の負担軽減に向け、用水路の水を活用した小水力発電施設を伊那市富県に建設します。 16日は、県や市、土地改良区の関係者およそ60人が出席し発電所建設の安全祈願祭と起工式が行われました。 伊那市富県に建設されるのは、農業用水路の23メートルの落差を利用する水車式の小水力発電施設です。 事業費は3億7千万円で、国の補助などを活用し地方事務所が建設します。 完成後に春富土地改良区に譲渡し、維持管理をおこないます。 発電出力は197キロワットで、水路に水が通る農繁期の4月から9月にかけ発電を行います。 140世帯の1年間分の電気をまかなう規模だという事です。 発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用して全て中部電力に売電し、収入を農業用水路などのポンプ場の維持管理に充てる計画です。 発電所の完成は、平成29年12月を予定しています。