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第3回菊の湯利用者でつくる「いい湯だな会」と行政の懇談会
去年12月で営業を終了した伊那市の銭湯「菊の湯」の利用者でつくる「いい湯だな会」と行政の懇談会が25日、伊那市のタウンステーションいなまちで開かれました。 この日は、市役所の職員と菊の湯の利用者10人が、銭湯の廃業に伴い今年1月から運行を開始している西箕輪のみはらしの湯までの送迎バスについて話し合いました。 無料送迎バスは、伊那市荒井のセントラルパークの駐車場から乗降し、みはらしの湯まで行くことができます。 バスの運行は、伊那市観光株式会社が行っていて、来年3月末まで実施することになっています。 伊那市によりますと、1月の運行開始から今月19日まで、のべ671人、1日平均30人が利用しているということです。 利用者からは「菊の湯を一緒に利用していた人達とまた会える機会ができて嬉しい」といった意見や、 「来年3月以降も運行を続ければ、定着して利用する人が増えるかもしれない」といった要望が出されました。 職員は「中心市街地が乗降場所になっているので、利用者が増えれば活性化にもつながる。お年寄りが出かける機会にもなるので、意見を尊重していきたい」と話しました。 いい湯だな会では、行政と懇談会を定期的に行い、市街地への入浴施設の設置を呼びかけていくということです。
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長桂寺で親子で座禅
伊那市の長桂寺で9日の朝、親子座禅会が開かれました。 座禅会は、精神統一の場を提供し、青少年健全育成につなげようと、伊那ライオンズクラブが毎年この時期に開いています。 9日は、伊那市スポーツ少年団やガールスカウトの子どもたちとその保護者などが参加しました。 参加した子どもたちは本堂で足を組み、背筋を伸ばして静かに約40分間座禅に取り組んでいました。
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南ア体験イベント 食べる!知る!
今年9月に伊那市で開かれる日本ジオパーク全国大会を前に親子で楽しめるプレイベントが9日、伊那市の創造館で行われました。 これは、南アルプスジオパークなどについて感心をもってもらおうと南アルプスジオパーク協議会などが開いたものです。 創造館には親子で楽しめる様々な体験イベントが行われました。 伊那市長谷で見つかったアンモナイトの化石で型を取るストラップ作りや大量の貝殻の中から特定の種類を探す貝探しなどが行われました。 このうち、石灰岩を使ったハンコ作りでは、参加者たちが絵や名前などを書いてオリジナルのハンコを製作していました。 また、鹿肉を使ったシカケバブ作り体験も行われました。 ミンチ状にして塩コショウなど数種類の調味料で味付けをした鹿肉をまるめて焼きます。 焼きあがるとトマトチリソースとヨーグルトソースをかけて完成です。 9日は、およそ100人が訪れ体験イベントを通して、南アルプスについて理解を深めました。 南アルプスジオパーク協議会では、「子どもたちが楽しめるイベントを今後も計画したい」と話していました。
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脱原発訴え100人がデモ行進
東日本大震災からまもなく3年が経ちます。 伊那市の中心市街地で脱原発を呼びかけるデモ行進が9日に行われました。 脱原発のデモは「さよなら原発上伊那の会」が開いたもので約100人が参加しました。 会では、福島第一原子力発電所の事故以降、定期的にデモ行進を行ない一年前からは金曜日に集会を開いています。 参加した人達は、「政府や東電により原発事故の怖さの真実が伝わっていない」「被災地の事を忘れずアピールし続ける事が必要」などと訴えていました。 いなっせ北側多目的広場を出発した一行は、国道153号からJR伊那北駅を経由し市街地を戻る約5キロを歩きました。 原発なくせ、さよなら原発ななどと書かれたプラカードを掲げながら脱原発をアピールしました。 山本会長は、「避難し続けている人たちの事を忘れず、脱原発の世論を高めていきたい」と話していました。
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【3.11の今】 大好きなふるさと気仙沼に笑顔を
「伊那でたくさんの人とつながり、色々な事を成しとげ、思いをつなげていると感じた」 宮城県気仙沼市出身の野溝清美さん。 清美さんは仙台市にある短大を卒業後、信州大学農学部に編入し卒業しました。 卒業後は伊那に残り大学の事務員として働いています。 2007年に幸雄さんと結婚。2010年に息子の桧(かい)君が生まれ、平凡で幸せな日々をおくっていました。 桧君の成長の節目となった日。それが2011年3月11日でした。 「初めて歩いた日。仕事が終わったら実家の気仙沼に連絡しようと思っていた。すごく嬉しい日でした」 しかし、両親に報告する事はできませんでした。連絡が取れたのは、震災から1週間後だったからです。 「涙を流しながらテレビを見ていた。不安や恐怖で手が震えた。実家に連絡がとれるまでの1週間は、津波の夢ばかり見ていました」 気仙沼を襲った地震と津波。今年1月現在の気仙沼市の被害状況は、死者1041人、行方不明者236人、震災の関連死と認定されたのは107人です。 故郷を離れて暮らす気仙沼出身者の若者を中心に復興を応援し共に立ち上がろうと始まったプロジェクト「Re:us.気仙沼(りあすけせんぬま)」 清美さんも小学校の同級生に誘われ迷うことなく参加しました。 復興イベントや子供向けの英語の教室の開催、気仙沼のオリジナルのフォトブック作りなど様々な活動を行ってきました。 活動に参加する事で故郷を見直すきっかけになったと清美さんは話します。 「何ができるか不安でしたが、参加することで心の整理になりました。そして、気仙沼に帰ってくるたびに、なんていい街だと改めて気づかされました」 清美さんは、伊那でも報告会に参加し支援の呼び掛けや、市内の店舗の協力のもと、友人と一緒にキャンドルを作り、震災1周年の2012年3月11日に気仙沼で開かれたイベントに届けました。 清美さんを一番近くで見守ってきた幸雄さんは、この3年間を次のように振り返ります。 「考えてしまうとずっと考えこんでしまう。やると決めたら突っ走る所もあるが、仲間もいるのでうまくまとまり、ほどよくなっている」 故郷、気仙沼から470キロ離れた伊那の地で、清美さんの祈りは今日もつづきます。 「気仙沼を訪れた人がまた来たいと思ってもらえ、そんな人が増えていけばいいと思う」 気仙沼、好きですかと尋ねると、清美さんは笑顔で「大好き」
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【3.11の今】被災地にバラを アルプスバラ会
バラを使ったまちづくりが行われるなど伊那地域ではメジャーな存在になりつつあるバラ。 このバラで被災地の人たちを励まそうと苗木を育て活動するグループがあります。 南信地域のバラ愛好者でつくるアルプスバラ会です。 会では、震災があった2011年の4月から3年計画でバラの苗木を育てていて、今年の4月に宮城県の名取市にある農業高校に贈ります。 宮城県農業高校は入試業務のため部活動や農業実習を行う生徒のみが登校していました。 大津波が押し寄せ生徒や教員は屋上へと避難し、その時学校にいた199人全員が無事でした。現在は仮設校舎で生活しています。 被災地へ贈るバラは、伊那市西春近で育てられています。 代表を務める春日千定さん。 「被災地の人から心を癒せるものがない」と聞いた春日さんが提案しました。 3年前から会員25人で取り組みを始め、幼苗の植え付けや草取りなどを行ってきました。 育てているバラの苗木はおよそ50本。人気の高い「アンネのバラ」を贈ります。 2月の大雪でバラが植えてある畑は、一面雪に覆われていました。 来月23日に宮城県農業高校を訪れるアルプスバラ会のメンバーが2月22日に集まり、役割などを話し合いました。 会では他に、こちらで開いた苗木即売会の収益金を仮設住宅にお見舞として持っていく計画です。 6月には、たくさんのバラが被災地に咲きます。 春日さんは「宮城の高校生のみなさんがバラが見事に咲いて喜ぶ姿を思っている」と話していました。
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箕輪町交通少年団入退団式
箕輪町内の小学5、6年生でつくる箕輪町交通少年団の入退団式が8日箕輪町の松島コミュニティセンターで行われました。 式では、6年生68人が退団し、4年生76人が入団しました。 唐澤利夫団長は、卒団する6年生に「交通安全のリーダー的存在としての活動に感謝している。中学でも活躍してほしい」と話していました。 各小学校の6年生の代表者が感想文を発表しました。 このうち、箕輪中部小学校の浅井英雄(ひでお)君は、「事故防止の手紙を配ったら笑顔で答えてくれて嬉しかった。運転手に直接呼びかけることで、事故防止につながったと思う」と話しました。 箕輪町交通少年団では、交通安全を呼びかける手紙の配布や成人式で飲酒運転防止を呼び掛ける活動などを行っています。
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アドベンチャートレイン 親子で自然体験
飯田線を使って親子で楽しみながら自然体験を行うイベント「アドベンチャートレイン」が 8日、伊那市から飯田市までを往復運行しました。 午前10時、貸し切りの臨時列車が伊那北駅を出発しました。 イベントには、上伊那地域の小学生とその保護者合わせて75人が参加しました。 アドベンチャートレインは、飯田線の利用促進などを目的に上伊那観光連盟が実施するもので、今年度第3弾となる企画です。 地元の高校生を中心につくるゆるっと赤シャツワークショップが企画し、コンテストで採用されました。 電車内では、飯田線にちなんだクイズがだされ、盛り上がりました。 お昼は、煮物を中心にソースカツや野沢菜漬けなど、高校生がこの日の為に考えた特別弁当が用意されていました。 2時間後、列車は飯田市の天竜峡駅に到着しました。 駅では、い~なちゃんとアルクマが参加者を出迎えました。 天竜川では、3つのグループに別れそれぞれ自然体験学習を行いました。 ザザムシ探しをしたグループは、足で石を掘り起こし水生生物を捕まえていました。 石探しをしたグループは、10種類の異なる石を拾い集め、伊那谷と天竜川の成り立ちについて説明を受けていました。 参加者らは、自然に触れながら休日のひと時を楽しんでいました。
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伊那小6年正組 伊那まち案内ラストツアー
総合学習の一環で伊那市の中心商店街の活性化に取り組んできた伊那小学校の6年正組の児童は、活動のまとめとして、伊那まちを案内するラストツアーを8日行いました。 ツアーでは、「満ぷくコース」や「お得なサービスコース」など、7つの班に別れ、それぞれ4店舗を紹介しました。 伊那小6年正組は、4年生の時から中心商店街の活性化に取り組んでいます。 6年になってからは毎月案内ツアーを行っていて、今回で最後となります。 児童は、おすすめの商品や店の歴史などを紹介していました。 タウンステーション伊那まちには、児童による店の紹介コーナーが設けられ、あすまで飾られます。 ツアーには保護者など25人が参加し、町歩きを楽しんでいました。
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教育テーマに阿部知事と意見交換
「子育てと学校教育」をテーマに阿部守一長野県知事が住民と意見交換をするタウンミーティングが8日、箕輪町の文化センターで開かれました。 タウンミーティングは小中学校のPTAや保育園の保護者会などでつくる実行委員会が開いたもので、地域住民およそ300人が参加しました。 阿部知事は、教育制度について「国の関与は最小限にし、住民に選ばれた市町村長が責任を持てる仕組みに変えていかなければならない」と話しました。 教員の不祥事について住民から意見が出されると、知事は、「職員に対する責任が県と自治体に分かれてしまっていることが問題。この仕組みを変えていく中で、長野県の教育に対する信頼を回復していきたい」と話しました。
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早春の花 雪割草展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が8日と9日の2日間、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれています。 会場には、中南信の愛好家でつくる信濃雪割草愛好会の会員が育てた300鉢が展示されています。 花の中心部が白い「底(そこ)白(じろ)」や花びらが重なった「千重(せんえ)」など、さまざまな種類の花が並びます。 会場内では販売も行われ、市場に出ている価格よりも安く購入することができます。 会では、「たくさんの種類があるので、自分の好きな花を見つけて楽しんでほしい」と話していました。 雪割草展示会は、9日まで松島コミュニティセンターで開かれています。
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県公衆衛生専門学校で卒業式
長野県公衆衛生専門学校で7日卒業式が行われ、3年間の課程を学んだ15人が学びやを後にしました。 15人は、晴れ着に身を包み、在校生や保護者が見守る中、入場しました。 味沢孝校長からひとりひとりに卒業証書と専門士称号が手渡されました。 7日卒業した15人は、全員が県内の歯科診療所に就職が決まっているということです。 在校生を代表し、坂間由希子さんは、「先輩たちは、見本であり目標だった。出会えたことを誇りに思う」と送別の言葉を送りました。 卒業生を代表して小木曽春乃さんは、「3年間一緒に過ごした仲間と別れるのは寂しいが、これからも支えあい、患者に必要とされ信頼される歯科衛生士になりたい」とあいさつしました。
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東春近田原・西箕輪上戸 地名調査結果を報告
古い地名の調査を進めている伊那市東春近の田原グループと西箕輪の上戸グループは、今年度の調査結果をまとめ、6日報告しました。 この日は、伊那市役所で調査報告会が行われ、各グループから今年度の調査結果が報告さました。 東春近田原は、全区民を対象に行ったアンケートや高齢者から話を聞くなどして調査を進めてきました。 田原では、子どもを出産した時の胎盤や動物を埋葬した所に石を置いたのが由来とされる「石仏(いしぼとけ)」など21か所の古い地名についてまとめました。 西箕輪上戸は、今年度9回の会合を開き話し合いを重ねました。 上戸では、西箕輪羽広の仲仙寺の鐘を作ったのが由来とされる「鐘鋳場(かねえば)」など90か所を超える地名が見つかりました。 古い地名調査は、伊那市が進めているもので、「昔から人々の生活と根付いてきた地名にみんなが興味を持って後世に伝えていこう」という目的で今年度から始まりました。 来年度への課題として、昔のことが分かる人を開拓することや、資料を保管していくことが挙げられました。 今年度は先行して東春近地区と西箕輪地区の17グループで調査を行ってきましたが、来年度は4地区32グループに拡大し調査を進めていくということです。
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南箕輪村がアンケート調査
南箕輪村は、平成28年度から37年度までの第5次総合計画を策定するにあたり、村民を対象にしたアンケート調査を行います。 アンケートの対象は、無作為に選んだ18歳以上の1,400人と高校生世代全員の500人、中学生全生徒490人、小学4年から6年までの450人です。 一般向けのアンケートでは、村の施策に対する満足度を聞くほか将来像や幸福度も調査します。 高校生向けは、答えてもらいやすいよう工夫して、愛着度や今後の取り組みについて聞いています。 小中学生向けは、ふりがながふられ、誰でも答えられるようになっています。 アンケート調査は、20日しめきりで、6月ごろむらづくり委員会に報告されます。 第5次総合計画は、アンケート調査の結果を反映させ、平成27年度中に策定されます。
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中アビジネスフェアで企業説明会
伊那職業安定協会は、中央アルプスビジネスフェアにあわせた企業説明会を7日伊那市民体育館で開きました。 中央アルプスビジネスフェアと同時開催は初めてです。 フェア開催中の伊那勤労者福祉センター体育館に並ぶ伊那市民体育館で開かれました。 38社が参加し人事担当者らが来年春卒業予定の大学生や短大生らに会社の概要や製品の説明をしていました。 企業説明会には、大学生や短大生を中心に97人が訪れました。 ビジネスフェア会場に設けられた特設コーナーでは、10社が参加し、自社のPRをしていました。 実行委員会のまとめによりますと、6日と7日の2日間行われたビジネスフェアには、去年を300人ほど上回り過去最高となる2,221人が来場したということです。
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ワンコインガイド事前勉強会
天下第一の桜の名所として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園で、花見客に公園内のガイドを行う 「ワンコインガイド」の事前勉強会が7日、高遠城址公園で開かれました。 この日、勉強会に参加したのはボランティアで花見客を案内する「い~なガイドの会」のメンバー17人です。 およそ30分かけて、公園内の見所や歴史を紹介するもので、去年の4月から始まりました。 料金は1グループワンコインの500円となっていてガイドが1人つきます。 この日は、公園内の碑や桜の状態などについて意見や感想を言い合いました。 い~なガイドの会では、今年の春は急いでいる人や桜以外の観光も楽しみたいという人へのガイドの仕方も考えているということです。 ワンコインガイドは、去年75件の利用があり、今年は100件以上を目指しているということです。
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【3.11の今】 福島の未来のために 果樹農家 佐藤さんの闘い
「このままだと福島の人間はバカにされる。自分から何かしていない。行政に頼っていて。闘ってねえもん。俺は闘わなきゃいけないと思っている」 福島県から伊那市に単身で移住している果樹農家・佐藤浩信さんはこう話します。 福島原発から60キロの位置にある伊達市。 伊達市で佐藤さん一家は、高級ギフト用のりんごやさくらんぼ、ももの生産、加工販売を行う「伊達水蜜園」を営んでいます。 独自の栽培を行なう佐藤さんの果物は全国的にも高い評価を受けてきました。 2月23日。佐藤さんが、現在、一人で暮らす伊那市西箕輪の一軒家に、東京からの来客がありました。 6次産業化プランナーの大畑 太郎さんです。大畑さんは、福島県の農産物の商品の開発や、販売促進などに関っています。 佐藤さんが目指す方向性や、現状を確認するために、今回伊那を訪れました。 大畑さんはこう話します。「こちら(伊達水蜜園)の商品が動かないと、福島の果物動かないっていうくらいの気がありますんでね。佐藤さんの商品を動かすことはとても重要だと思っていますね。福島のためにも」 伊那食品工業㈱の子会社である「ぱぱな農園」。去年5月、佐藤さんが社長に就任しました。 付加価値をつけたトマトの開発を行うなど精力的に働いています。 2011年4月、震災直後。長男と次男に福島の果樹の管理を任せて、妻の玲子さんとともに、伊那に移り住んできました。 伊那を基点に再起をかけるためです。 しかし、一昨年の5月。玲子さんは心労から倒れ、福島に戻りました。 3男は現在、安曇野で果樹栽培の研修を受けています。家族は今、3箇所に別れて暮らしています。 家族と離れ、伊那で一人で暮らす日々。食事作りも慣れました。 「孤独。きょうは午後8時ごろで時間が早くてまだましだけど、9時10時頃になってきるとしんどい」 去年12月、佐藤さんは、伊達水蜜園の社長の座を退き、長男の佑樹さんに経営を託しました 佑樹さんは話します。「原発があったから突然だったんです。農業は、まだやるつもりはなかったんです。でも、父は長野にいっちゃったし。仕方ないです」 佐藤さんは、息子たちに会社を任せたことについて、「子どもたちに押し付けた。十二分に俺のせいだと思う。おくさんが倒れたのは俺のせい。でも、こども達が、何も知らない場所でゼロからはじめることはできなかったと思う。俺がやらなきゃいけなかった」 去年の夏。佐藤さんは、ぱぱな農園の果樹園で、りんごの摘果作業を行っていました。2年間佐藤さんが手を入れたりんごの木は、香り高い実をつける佐藤さんの木として変化を遂げていました。 そのりんごが、今年秋から日本最高峰の商品を扱う老舗の果物屋に並べられることがこのほど決まりました。 「福島と長野をつなぐ、そして福島業績を上げる。それが福島のイメージアップを図る。それが俺の仕事だと思っている」
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第3回中央アルプスアビジネスフェア
上伊那のものづくり産業を内外にPRし、地域活性化につなげようというイベント・中央アルプスビジネスフェアが、6日から、伊那勤労者福祉センター体育館で始まりました。 フェアは、「ものづくり産業の底力を知ろう!広げよう!」をキーワードに開かれていて、今年で3回目です。 機械加工、電気・光学などさまざまな業種から、137社が出展しました。 今年は、県外や地域外からの企業が28社と去年から倍増し、全体の2割ほどを占めています。 今年は、商談成立につなげていきたいと、大手メーカーなど発注業者を6社招待し、ビジネスマッチングの機会も広げました。 会場には特別展示コーナーも設けられ、諏訪東京理科大学が開発した、体重移動で前後左右に動くことができる乗り物を試乗する事もできます。 中央アルプスビジネスフェアは、7日まで、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれています。
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伊那小学校6年礼組 「御子柴艶三郎」卒業公演
農業用水の掘削に命をかけた地域の偉人、御子柴艶三郎の功績を、演劇を通して伝えてきた伊那小学校6年礼組の児童は、3年間の集大成となる卒業公演を1日、伊那文化会館で行いました。 神子柴艶三郎の功績を多くの人に伝えようと、4年生の時から自分たちで台本をつくり、地域の公民館などで公演を行ってきました。 この日は、その集大成となる卒業公演が行われ、会場は満席となりました。 命をかけて井戸を掘り起こす事を神に誓った艶三郎が、水神となるため自害するシーンになると、観客も息を飲んで見守りました。 礼組では、卒業までに艶三郎について自分たちでまとめたパンフレットを市内の公民館や図書館に配布するということです。
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クラフト作家 柴和彦さん木の渓流魚展
箕輪町のクラフト作家、柴和彦さんによる木の渓流魚展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、流木などで作った、アマゴやニジマス、カジカなど、200点が展示されています。 渓流釣りが趣味の柴さんは、大好きな魚を作品にしようと、5年ほど前から制作を始めました。 毎年個展を開いていて、今年はモモンガやアマゴを狙うカワセミなど、魚以外のものにも挑戦しました。 柴和彦さんの「木の渓流魚展」は、10日(月)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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箕輪西小学校 6年生に感謝する会
卒業を間近に控えた6年生に感謝する会が、6日、箕輪西小学校で開かれました。 5年生の児童が手作りした花のアーチをくぐって6年生が入場しました。 この日は学年ごと発表が行われ、5年生は、感謝の気持を俳句にして発表していました。 発表のほかにも、手作りのお守りや首飾りなどが6年生にプレゼントされました。 最後に6年生は、お礼に歌を披露しました。 将来、別々の道を歩んでも、同じ故郷の空の下に、また集まろうという思いを込めて唄ったということです。 箕輪西小学校の卒業式は、15日(土)に行われます。
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【3.11の今】 循環バイオガス 今、フクシマで
伊那市西箕輪で酪農を営む小野寺さん一家。 早朝からの搾乳を終え、ほっとひといきのお昼ごはんです。 小野寺瓔子さん66歳。 ご主人の哲也さん、長男夫婦と一緒に酪農を営んでいます。 お昼前の午前11時、今日は長男の奥さん歩さんが調理当番です。 ハヤシライスの具材を炒め、煮込みます。 きれいな青色に燃えるこのガスには、小野寺さんの脱原発の思いが込められています。 午前7時、瓔子さんの一日がはじまります。 自宅から近くの畜舎へ。搾乳です。 搾乳を終えると牛の糞を集めて水と一緒に投入口にいれています。 これがさきほどのガスを生みます。 投入口から入れられた牛の糞は、醗酵時にメタンガスを出します。 そのガスが自宅と牛舎で使われています。 自宅では、調理用に、牛舎では、搾乳の時に使われる器具やパイプラインの洗浄に使われます。 さらに発酵を終え排出されるものは、液肥として田畑や牧草地に帰っていきます。 液肥は、まったくにおいはなく、肥料としても優れていることが数値的にも証明されています。 牛がその牧草をエサとして食べるので、循環のサイクルが出来上がっているのです。 農業がしたくて農業関係の大学に進んだ瓔子さん。 活性汚泥について学び、企業入社後も活性汚泥の研究を続けました。 昭和51年、哲也さんと結婚し三宅島で念願の農業を始めました。 昭和56年、伊那市西箕輪へ。現在50頭の乳牛を飼育しています。 瓔子さんはチェルノリブイリ原発事故に不安を覚え原発反対を訴えました。 そして、自然エネルギーに着目したのです。 「反原発運動の無力感。自ら自然エネギーに挑戦することで発信したい」 プラントを作ったのは18年前。 もともと活性汚泥について学んでいた瓔子さん。 信州大学農学部の学生たちの協力で完成させました。 小野寺さんの家では、電気やプロパンガス、薪、そしてバイオガスを生活していくためのエネルギーとして活用しています。 調理でのバイオガスの占める割合は、7割を超えるといいいます。 このバイオガスの技術は、今福島で産声を上げようとしています。 伊那と福島の違いは、放射性物質の有無です。 フクシマでは、ウクライナで確立された技術を使い放射能を除去します。福島県郡山市にある会津地鶏の共同作業所では、以前は鶏糞を販売していましたが、今行き場所を失っています。 18年間、伊那で動き続けたバイオガスのシステムが今、フクシマで。
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伊那市景観計画住民説明会 始まる
伊那市は来月からの景観計画の実施を前に計画の説明を4日からスタートさせました。説明会は、24日まで市内9か所で開かれる予定です。 4日は手良公民館で説明会が開かれ、市の担当者が集まった人たちに2月に策定した景観計画の概要について話をしました。 土地利用については、「市街地」や「田園」、「山地と森林」、「山岳と自然公園」の4つの区域に分け、建物の配置や高さ、色彩などについて基準を設けています。 市の担当者は「ログハウスで使われる塗料のうち基準から外れる物がある」、「太陽光発電システムも届け出の対象になる」と話していました。 一定規模の住宅や駐車場などの新築や改築を行う場合は、4月1日から、市内全域で事前の届け出が必要となります。 伊那市では、住民の代表者などで組織する景観協議会を来年度の早い時期に立ち上げ、計画の推進や提言を行っていくとしています。
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桜の開花予想 高遠 4月13日
日本気象協会は5日、今年の高遠城址公園の桜の開花予想日を4月13日と発表しました。日本気象協会の発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は平年より1日遅く、去年より9日遅い4月13日と予想しています。 満開は、平年より1日遅く、去年より8日遅い4月18日と予想しています。
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新山小できのこの菌打ちを体験
伊那市の新山小学校の児童が2月26日、キノコの菌打ちを体験しました。 今年の秋には収穫ができるものもあるということです。 この日は、新山小学校の児童が、地元住民でつくる「新山山野草の会」の協力で、シイタケやナメコ、クリタケの菌打ちを体験しました。 「新山山野草の会」が、子供たちに地域の人との関わり合いの中で、地元の文化にふれてもらおうと企画したものです。 用意されたのは、ナラの木とクルミの木およそ30本です。 最初に上級生が菌を打ちつけるための穴をドリルであけていました。 下級生は穴に合わせて長さ1センチほどのキノコの菌を、金槌や木槌で打ちつけていました。 菌を打ちこんだ木からは、ナメコが一番早く成長するということで、今年の秋には収穫できるそうです。 とれたキノコは、給食などで味わう計画です。
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第8回南信地区会員展 9日まで
長野県水墨画協会が主催する第8回南信地区会員展が6日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。 会場には南信支部の会員の作品104点が展示されています。 審査の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、箕輪町の有賀妙子さんが優秀賞、箕輪町の日野源七さんが奨励賞を受賞しました。 作品展は、6日から9日まで伊那文化会館で開かれます。
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降雪16センチ 飯田線に遅れ
前線を伴った低気圧の影響で、伊那地域5日未明から重たい雪が降り始め16.8センチ積もりました。 踏切で動けなくなった車によりJR飯田線に遅れが出たほか、伊那市高遠町の一部で倒木により停電しました。 雪の影響でJR飯田線では午前7時頃、伊那市西春近の表木線踏切でスリップにより動けなくなった軽乗用車の女性が非常ボタンを押し、信号に気づいた列車が緊急停車しました。 列車は午前6時18分辰野駅発、天竜峡駅行きの2両編成で、乗客、乗務員70人と軽乗用車の運転手にケガはありませんでした。 停止した列車は、安全点検をして、およそ1時間後の午前8時に運転を再開しています。 この緊急停車で飯田線のダイヤに最大1時間の遅れや運休が出て、利用客に影響が出ました。
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【3.11の今】 全村避難の夫婦の今
現在、伊那市東春近で暮らしている小泉孝一さん・百合子さんは、13年前、昔からの憧れだった田舎暮らしの夢を叶えるため、福島県葛尾村に引っ越しました。 葛尾村は、人口1,500人ほどで、山々に囲まれた自然豊かな環境にあります。 およそ5,000坪の家の敷地には、2人で作った露天風呂、ピザを焼く窯、花畑のような庭、池などがあり、1年を通して友人達が遊びに来ていました。 2人の1番の楽しみは、ガーデニングです。 毎日手入れをして、庭を数えきれないほどの花でいっぱいにしました。 周囲の人とも打ち解け、楽しい毎日を送っていた3年前。 東日本大震災が発生。 住んでいた葛尾村は最大震度5強を観測しました。 葛尾村は、福島第一原発から30キロ圏内にあり、「避難指示解除準備区域」に指定されました。 地震が発生した次の日、「村民は全員役場に避難」との指示があり、小泉さん夫妻は1日分の服とペットを抱えて避難しました。 福島県と長野県の5カ所の施設を転々とした避難生活は、およそ1年続きました。 葛尾村は、全村民が避難を余儀なくされていて、住むことは認められていません。 小泉さんの自宅周辺は、去年の8月に1カ月かけて除染作業が行われました。 花でいっぱいだった家・・・ 今は何もありません。 小泉さん夫妻が、また葛尾村でガーデニングを楽しめる日は来るのでしょうか。
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公立高校後期選抜志願者数第2回目予定数調査発表
長野県教育委員会は、11日に行われる公立高校後期選抜試験の2回目の予定数調査をまとめ、4日発表しました。 伊那北高校理数科は3.75倍、普通科は0.96倍となっています。 それでは上伊那8校の志願状況をお伝えします。 辰野普通は61人で0.85倍、商業は16人で0.80倍となっています。
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農閑期を利用してむしろ作り
箕輪町富田の安藤国男さんは農閑期を利用して、わらで編んだ敷物、むしろを作っています。 安藤さんは、子どもの頃父親からわら細工を教わり、今でも草履やわらじ、暮れになるとしめ飾りなどを作っています。 むしろは、10年ぶりにもう一度作ってみようと始めたもので、昔の道具を使い新たにむし織機をつくりました。 なった縄を何重にも巻きつけ、横からわらを通し、はたおりと同じ方法で織っていきます。 完成したむしろは秋に、そばの実やまめなどの天日干しで使うということです。 安藤さんは、「むしろは水分を吸収するので使い勝手が良い」と話していました。 むしろ作りは、3月いっぱい行われます。