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長野県縦断駅伝 初日は上伊那6位
第62回長野県縦断駅伝が16日始まりました。 長野市から岡谷市までの初日、上伊那は6位となっています。 16日は朝8時30分に15チームが長野市の信濃毎日新聞本社前をスタートしました。 長野県縦断駅伝はきょうとあすの二日間で、長野市から飯田市までの22区間、217.5キロをたすきでつなぎます。 上伊那は、2区までに10位と出遅れましたが徐々に順位を上げ、1位の上田東御小県と9分6秒差の6位で岡谷市役所にゴールしました。 上伊那チームの竹入増男監督は、「上位を狙っていたが、思った以上に大差をつけられてしまった。明日は序盤から追い上げて上位にプレッシャーを与えられるようなレース展開にしたい」と話していました。 17日は松本市から飯田市までの98.5キロを走ります。 伊那市の中継所は山寺の長野ダイハツ販売伊那店前で、午前10時半ごろ通過の予定です。
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新山保育園を花でいっぱいの園舎に 球根植え
伊那市新山の住民有志でつくる保育園・小学校を考える会は、現在休園となっている新山保育園の来年度の入園希望者数が再開に必要な20人に達したことを受け、16日園舎の花壇に花の球根を植えました。 16日は地域住民およそ30人が集まり、園舎のまわりの花壇にチューリップの球根300個を植えました。 これは、住民有志でつくる新山の保育園・小学校を考える会が保育園再開に向け花いっぱいの園舎で子どもたちを迎えようと行ったものです。 16日植えた球根は9月に行われた新山まつりなどで呼びかけ、集まった募金で購入しました。 園舎には花が咲いたときの予想図や、保育園再開に向け地域住民から寄せられたメッセージがはり出されていました。 新山保育園は園児数の減少により平成21年度から休園となっていて、再開には定員の半分の20人の園児が必要です。 伊那市が1日までに行った来年度の入園、転園希望調査によると、20人の希望があったということです。 再開した時花いっぱいの園舎で子どもたちを迎えられるよう会では、来年3月にはパンジーなども植えたいとしています。
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伊那フィルハーモニー交響楽団第26回定期演奏会
伊那フィルハーモニー交響楽団の第26回定期演奏会が10日、伊那文化会館で開かれました。 この日は、団員など85人が出演し、ムソルグスキーの「展覧会の絵」など3曲を演奏しました。 伊那フィルハーモニー交響楽団は、伊那文化会館の建設を機に伊那谷初のアマチュアオーケストラとして発足しました。 長野県出身で今回も指揮を務めた東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の征矢健之介さんとは、10回目の共演となりました。 会場を訪れた900人は、迫力のある演奏に耳を傾けていました。 この演奏会の模様は、年末にご覧のチャンネルで放送します。
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地方の時代映像祭 伊那ケーブル制作番組が選奨
伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「スタート~フリーキッズの子どもたち」が第33回地方の時代映像祭2013ケーブルテレビ部門で4年連続の選奨を受賞しました。 16日、大阪府吹田市の関西大学で贈賞式が行われました。 地方の時代映像祭はNHKや日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟などが共同主催しているものです。 放送局部門、ケーブルテレビ部門など4部門があり、応募総数は258点でした。 選奨受賞作品、「スタート~フリーキッズの子どもたち」は、伊那市高遠町山室で不登校や家族関係に悩む子どもたちを受け入れているフリーキッズビレッジの一年間を追いかけたドキュメンタリーです。 なお今回の地方の時代映像祭入賞で伊那ケーブルテレビ制作の番組は4年連続で選奨を受賞しています。 グランプリには静岡放送制作の「死の棘~じん肺と戦い続ける医師~」が選ばれました
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タウンステーション伊那まちで東北応援セール
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる、伊那まちの再生やるじゃん会は、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の海産物をタウンステーション伊那まちで16日から4日間販売します。 会場ではかつお節やのりなど、16種類が販売されています。 伊那まちの再生やるじゃん会は復興支援につなげようと、気仙沼市の海産物業者から定価で買い取り、販売することにしました。 やるじゃん会では、「東北のものを買うことで支援につながっていくのでぜひ来てほしい」と呼びかけています。 タウンステーション伊那まちでの販売は19日火曜日まで、20日水曜日は荒井や美篶など5か所で出張販売します。
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上伊那の景観を考えるツアー
長野県建築士会上伊那支部による上伊那地域の景観を考えるツアーが16日行われました。 これは、長野県発地域元気づくり支援金活用事業で行われたもので、およそ90人が参加しました。 景観とは何か?をテーマに箕輪町の下古田や南箕輪村の大芝高原など5か所を回りました。 東京大学アジア生物資源環境研究センターの堀繁教授が講師をつとめました。 堀教授は景観とは「見たいものが景観ではなく、見る視点があるから景観」と説明していました。 下古田では仙丈を望むには見たいものも、視点も良いが、萱野高原を見た場合は手前の木が大きすぎるため視点が悪いと説明をしていました。 景観を良くするためには、こまめな手入れも必要と話していました。 長野県建築士会上伊那支部の堀口隆支部長は「景観は地域の活性化に大きく影響する。多くの人たちに景観の意味を理解してほしい」と話していました。
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陸前高田市議が白鳥市長表敬訪問
東日本大震災で壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市の及川修一市会議員が15日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に支援に対する感謝の気持ちを伝えました。 及川修一市議は、伊那市西春近のまつり工房、北原永代表と太鼓を通じ交流があります。 陸前高田市では、震災前から全国太鼓フェスティバルを開催していました。 及川市議は、実行委員会会長で、北原代表は、太鼓フェスティバル復活を支援しようと現金370万円を寄付しています。 太鼓フェスティバルは、去年陸前高田市で復活し、北原さんが芸術監督をつとめる太鼓グループ大太坊も招待されました。 及川さんは、白鳥市長に震災当時の陸前高田の写真集を手渡し、自ら指導していた少年野球チームの子どもが非難先の体育館でなくなったことなどを話していました。 白鳥市長は、「そういう話を聞くと被災地にまた行かなくてはならないという気持ちになりますね。」とこたえていました。
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花火 一般市民からも協賛を
伊那まつり花火委員会は、長引く景気の低迷などにより協賛額が年々減少しているとして、一般市民からも協賛を得られるよう要望書を15日に提出しました。 15日開かれた第41回伊那まつり実行委員会の反省会で、花火委員会の鈴木一比古副委員長から堀内潤一郎伊那まつり実行委員会委員長に要望書が手渡されました。 要望書によりますと、協賛額は年々減少していて、今年は、過去最低の協賛額だったということです。 今年の協賛額は、1,381万千円で、最高額だった平成10年と比べると700万円減少しているということです。 さらに、花火の原材料価格の高騰と消費税の増税で花火業者から値上げをせまられているということです。 花火委員会では、従来の商工業者からのみでなく一般市民からも協賛の協力をしてもらい、伊那まつり花火大会を継続できるよう要望しています。 実行委員会では、最高決定機関の伊那まつり委員会にこの要望をあげていくことにしています。
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フジ 出荷最盛期へ
冬のりんご、フジの出荷がピークを迎えています。 箕輪町中原の果実選果場では、15日一日で10キロ入りのケース、1,000ケースを出荷しました。 箕輪果実選果場には、伊那市より北の上伊那4市町村からりんごが集まってきます。 フジは、11種類あるりんごの中で4割を占める主力品種で、関東や中京、関西などの都市部に出荷されています。 出荷作業は、6日から始まっていますが、ここ数日の冷え込みで蜜が入り本格化しました。 パートやアルバイト、JAの職員など20人ほどで作業にあたります。 キズの有無を確認したあと、光センサーで着色や糖度、大きさをチェックし箱詰めされていきます。 今年は、春先の霜と夏場の高温干ばつ、台風18号による擦り傷の被害で総出荷量は、去年の2万ケースより2割ほど減になるものと見られています。 ただ、糖度は高く、味は去年を上回っているということです。 出荷は、11月末までで、20日以降は、一日に1,500ケースを見込んでいます。
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南アルプス林道バス8年ぶり5万人
今シーズンの伊那市営南アルプス林道バスの利用者が、8年ぶりに5万人台を突破しました。 15日で今シーズンの運行が終了し、4月25日からの利用者は、5万561人となりました。 平成17年以来8年ぶりの5万人台達成です。 運行最終日の15日は、あいにくの天候となり、始発以外は全て運休となり乗客はいませんでした。 午前9時頃、唐沢洞門から雪になり、午後2時、北沢峠は30センチの積雪になりました。 長谷総合支所の南アルプス林道管理室によりますと、5万人突破は、富士山の世界遺産効果や北アルプスの天候不良、広報活動など相乗効果で利用客が伸びたものと分析しています。 10月の紅葉シーズンに台風が通過するなどマイナス要因もある中で、久しぶりの5万人超えに関係者は喜んでいます。 去年の利用者数は、4万5,841人でした。 来シーズンの営業は、4月25日からの予定です。
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高遠小学校統合30周年記念音楽会
高遠小学校の統合30周年を記念して2日、記念式典と音楽会が開かれました。 昭和59年に旧高遠町の旧高遠小学校と旧河南小学校が統合して今年で30年になります。 旧高遠小は現在の高遠町図書館の南側にありました。 旧河南小はJA上伊那東部支所の南にあり、現在も当時の校舎が残っています。 記念式典では児童が作った高遠だるまの目入れが行われ、30周年を祝いました。 音楽会では2年生が、旧高遠小校歌と旧河南小校歌を斉唱すると、一緒に歌っている人もいました。 30周年記念式典実行委員長の伊東洋明さんは、「両校の伝統をこれからも引き継いで行って欲しい」と話していました。
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南箕輪村南原地区開拓時代の話を地元住民が語る
南箕輪村南原地区での戦後の開拓の歴史を語り継ごうと15日、南原コミュニティーセンターで区民による高齢者の集いが開かれ、3人が開拓時代を話しました。 これは南原地区社会福祉協議会が開いたもので、このは住民およそ40人が集まり、開拓当時の様子を知る地元の3人の話を聞きました。 南原は戦後昭和20年から、林だった土地を南原の入植者46戸が27年かけて開拓してきた歴史があります。 開拓当時子どもだった原武友さん70歳は「電気は開拓団が自ら電線を買ってひき、昭和29年頃から徐々に各家庭に普及した」と話しました。 西村満次さん88歳は戦争が終わり満州から帰ってきた昭和20年に開拓団に入団しました。 およそ40戸で作る南原開拓農業協同組合に入った西村さんは当時の様子を「道路を作るため林を切り開いたが作業は1日数平方メートルしか進まなかった。長い年月がかかったが、道路をつくるための執念があり、努力家が多かった」と話しました。 昭和22年5月に高遠町から入植した伊沢(いさわ)文雄さん83歳は、当時の生活の様子を話しました。 伊沢さんは、水の確保に苦労した開拓団は、井戸を掘るなどして長い年月をかけて水の確保に尽力したと話しました。 集いに招かれた唐木一直村長は「今の南原地区があるのは、当時の人の苦労があったから。貴重な話を後世に伝えていきたい」と話しました。
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南信高校生 就職内定率77.2%
長野県教育委員会は、来春卒業予定の高校生の就職内定状況を発表しました。 南信地域の就職内定率は、10月末現在77.2%で、県内4地区で最も高くなっています。 これは、14日長野県教育委員会が発表したものです。 それによりますと、来年3月に卒業を予定している南信地域の高校生の就職希望者数は1,055人で、内定者数は814人ということです。 内定率は77.2%で、前の年の同じ時期を4.4ポイント上回りました。 県内平均は69.8%で、南信は7.4ポイント上回っています。 男女別では、男子が77.4%、女子は76.7%となっています。 県全体では、3,091人が就職を希望していて、うち2,158人が内定しているということです。 県教育委員会では、今後は個々の希望に応じた支援の強化と、各高校にいる自立支援コーディネーターとの連携による指導を行い、内定率をさらに高めていく考えです。
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西駒山荘を回想する講演会
中央アルプスの安全登山に寄与してきた西駒山荘の98年間の歴史を、郷土史家や、歴代の小屋管理人などが回想する講演会が9日、伊那市の創造館で開かれました。 これは、山岳関係者などで組織する西駒こまくさ会が主催しました。 郷土史家であり、中学校教諭時代に生徒を連れて西駒登山をした春日博人さんは「小屋ができる前は、学校登山でも野営をしていた。小屋のありがたさを後世に伝えなければならない。」 高遠中学校教頭で、長野県の近代史に詳しい塚田博之さんは「中箕輪尋常高等小学校の遭難がなければ学校登山はこれほどまで続かなかっただろう」と話しました。 講演会では、98年前に西駒山荘を建設した中心人物の子孫にあたり、自身も改築に係った内ノ萱の唐木 好春さんと同じく内ノ萱で小屋の管理人をつとめた室岡 智明さん、現在の管理人宮下拓也さんが、小屋にまつわる思い出を語りました。
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弥生ヶ丘高校美術部の生徒が火災予防看板
伊那市の伊那消防署に火災予防啓発のため伊那弥生ヶ丘高校美術部の生徒が手掛けた火災予防看板が設置されました。 29日は伊那消防署で看板がお披露目されました。 製作したのは伊那弥生ヶ丘高校美術部の1・2年生8人です。 看板は縦1.8メートル、横は2.7メートルで7月から制作に取り組んできました。 看板には虎と龍のにらみ合っている姿が描かれています。 虎を危険な炎に見立てています。 龍は危険な炎に立ち向かう消防士を表しています。 制作に携わった生徒の一人は「少しでも消防士の皆さんが出動する機会が減ってくれれば嬉しい」と話していました。 伊那弥生ヶ丘高校の製作した看板は2年間設置されることになっています。
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ブックスタートとウッドスタート
伊那市はおもちゃなどの木製品と絵本を14日、伊那保健センターで新生児にプレゼントしました。 これは、伊那市が子育て環境を応援しようと行われたもので、去年まではどちらか一点のプレゼントでした。 14日は、新生児の6ヶ月検診に訪れた親子がプレゼントを選びました。 木製品はウッドスタートと呼ばれ市内の職人が作った、おもちゃやお椀など7品から選びます。 絵本はブックスタートと呼ばれ、10種類から選ぶことができます。 伊那市では「赤ちゃんと過ごす時間を楽しみ、親子のコミュニケーションを深めるツールになれば嬉しい」と話していました。
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伊那市日影区の通りの愛称決定
伊那市の「日影の道に愛称を付けよう会」は伊那市地域づくり活動支援事業の一環で、地区内を南北に走る7つの通りに名前を付けました。 12日、日影区公民館で日影の道に愛称を付けよう会の田中利幸代表が名前を発表しました。 8月から1ヶ月間地域住民に愛称を募集したところ、30程の候補が上がりました。 そのうち会で21の候補に絞込み、日影区文化祭で来場者に投票してもらいました。 国道361号から南へ伸びる6つの通りと東部中学校へ登る坂道のあわせて7つに名前が付けられました。 投票の結果、木曽権兵衛前の通りが、新子西通り。 広瀬建設横の通りが法華堂通り。 日影公民館から南への通りが公民館通り。 都築木材横からの通りをひだまり通り。 清野建設横からの通りを日影東通り。 大宮口バス停からの通りを二番井通り。 東部中への坂道をすず竹坂と名付けました。 会では、来年2月頃にはそれぞれの通りに看板を設置したいとしています。 日影の道に愛称を付けよう会の中村健一事務局は「決定した名前を広め、区民に地域への愛着心を深めてもらいたい」と話していました。 来年は東西に走る通りや、古道にも名前をつけるということです。
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「信州の伝統野菜」羽広菜のかぶの漬け込み作業 始まる
上伊那で唯一「信州の伝統野菜」に認定されている、羽広菜のかぶの漬け込み作業が、伊那市西箕輪で14日から始まりました。 前日に収穫した80キロのかぶが、次々と機械にかけられ洗われた後、粕漬けに加工されていきます。 伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある農産物加工場では、朝から、羽広菜生産加工組合のメンバー6人が作業に追われていました。 羽広菜は、西箕輪羽広を中心に昔から栽培が行われてきたもので、普通のかぶより歯ごたえがあるのが特徴です。 粕漬けは、縦に2つに切ったあと、地元産の酒粕と味噌、砂糖などを混ぜたものに漬け込み、20日から30日ほど熟成させます。 羽広にある組合の畑は20aほどあり、毎年4トンの羽広菜かぶを収穫しています。 羽広菜生産加工組合は、生産者が減少する中、伝統の味を残していこうと、平成4年に農家16人で発足しました。 羽広菜のかぶ漬けは、12月上旬から来年3月頃まで、みはらしファームや南箕輪村のファーマーズあじ~な、ニシザワなどで販売されます。 価格は、250グラム入り、300円となっています。
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伊那地域の最低気温-2.6度 今季一番の冷え込み
14日朝の伊那地域の最低気温は、-2.6度と、今シーズン一番の冷え込みとなりました。 14日朝の最低気温は、平年より4度ほど低い-2.6度で、12月上旬並みの冷え込みとなりました。 長野地方気象台によりますと、明日は上空に残っていた寒気が抜けるため気温は平年並みに戻るということですが、湿った空気が流れ込み朝から昼過ぎまで雨になると予想しています。
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はびろの里で防災学習会
災害時の福祉避難所に指定されている伊那市西箕輪の老人保健施設はびろの里で9日、施設と地域住民の連携について考える防災学習会が開かれました。 はびろの里は、伊那市から災害時に高齢者や障害者などの要援護者を受け入れる福祉避難所に指定されています。 学習会は地域との連携を深めていこうと初めて開かれたもので、およそ15人が伊那市危機管理課の職員から災害時の対応について話を聞きました。 職員は、「地域と施設がお互いに協力できることをはっきりさせておくことや、顔のつながりを作っておくことが大切」と話していました。 はびろの里では、「ここには医師が常駐しているので、災害時には医療面でも協力できる」と住民に説明していました。 現在、伊那市は29の施設を福祉避難所に指定しています。 はびろの里では、災害時に備え今後地域と合同で防災訓練を行っていきたいとしています。
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厳しい寒さの中 糸寒天づくり
13日の伊那地域は最低気温-1.2度となり2日連続で氷点下を記録しました。 伊那市東春近田原で糸寒天づくりを行っている小笠原商店では 冬の寒さを利用した天日干しの作業が始まっています。 13日は朝から糸寒天を天日干しする作業が行われていました。 創業から100年余りの小笠原商店では、寒暖の差を利用して、糸寒天を凍らせたり溶かしたりを繰り返す、昔ながらの方法を守っています。 厳しい寒さに晒し自然の中でじっくりと乾燥させる手間ひまをかけたこの製法により食感や風味が増すということで、毎年この時期から作業が行われます。 富士見町から伊那市東春近に移って14年目で寒暖の差の大きさと、三峰川水系の良質の水が豊富にあることが寒天づくりに適しているということです。 潮の香りが漂う工場内には糸寒天の原料となる天草を洗ったり溶かす作業が行われます。 国内外から仕入れた天草を煮て、溶かしてから凍らせて糸寒天にします。 小笠原商店では関東関西の高級和菓子店に出荷していて原料と製法にこだわった品質の良いものを届けることが信用につながっていると話していました。 この糸寒天づくりは寒さがつづく来年3月頃まで行われるということです。 長野地方気象台によりますと14日以降、朝方は冷え込みますが日中は平年並みに戻ると予想しています。
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選挙の「三ない運動」推進へ
明るい選挙推進県大会が13日、伊那文化会館で開かれ、選挙での贈らない求めない、受け取らないという「三ない運動」を推進していくことが確認されました。 大会は県選挙管理委員会が開いたもので、各自治体の職員などおよそ600人が集まりました。 大会では今年の参院選などの選挙違反や投票率について報告がありました。 選挙違反について検挙はありませんでしたが、警告が36件あったということです。 投票率は57%で全国平均の 52%を上回っているものの前回の64%を下回る結果となっています。 大会では他に政治評論家の中島勝さんが1票の格差問題について話をしました。 中島さんは、「去年の衆院選の定数配分についての判決が今月20日に最高裁で言い渡される。投票価値の平等について司法判断が下されるものなので注目してほしい。」と呼びかけていました。
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南原保育園 県指導で増工事
園児数の増加に伴い増築工事が行われている南箕輪村の南原保育園は、県の指導により壁を防火構造に変更するなどの対策を追加します。 8日に開かれた南箕輪村議会臨時会で関連する議案が全会一致で可決されました。 工事内容の変更に伴う増額分は、214万2,000円で増築工事全体では、9,118万2,000円となります。 建築確認に伴う県からの指導によるもので、隣接する神社との境界からの距離が3メートル未満のため防火サイディングと壁を防火構造に変更します。 また、既設部分も防火対策が必要となり防火サイディングが設置されます。
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古布を使ったパッチワークキルト展
南箕輪村の伊東栄子さんのパッチワークキルト展が13日から伊那市西町の旧井澤家住宅で始まりました。 会場にはタペストリーや小物などおよそ20点が展示されていて、半分ほどは古い着物などの布を使った作品です。 この作品は、夜空の星をイメージして作られたもので、4センチ角の絣の古布がおよそ1,700枚使われています。 伊東さんは40年ほど前から趣味でパッチワークの作品を制作しています。 伊東さんは、「古布の藍染めの色合いを楽しんでほしい」と話していました。 パッチワークキルト展は18日月曜日まで旧井澤家住宅で開かれています。
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ベンリー伊那上牧店13日にオープン
ハウスクリーニングや水回りのメンテナンスなどを行う全国チェーンのベンリー伊那上牧店が13日オープンしました。 昨夜はベンリー伊那上牧店で店舗スタッフなどによるキックオフミーティングが行われました。 ベンリーは、愛知県清須市に本社があり、全国に200店舗があるチェーン店です。 ハウスクリーニングや引っ越しの手伝い、各種業務代行など利用者の要望に応じてサービスを行います。 ベンリー伊那上牧店の板倉光店長は、「地域に密着し、地域に愛される店舗にしていきたい」と話していました。
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レジ袋削減へ市内のスーパーでマイバッグ無料配布
県が進めるレジ袋削減運動に協力してもらおうと、伊那商工会議所女性会のメンバーは4日、市内3カ所のスーパーでマイバッグを配りました。 ベルシャイン伊那店では、伊那商工会議所女性会のメンバー9人が、マイバッグ100個を買い物客に手渡しました。 伊那商工会議所女性会は、環境問題に取り組んでいて、保育園で環境に関する紙芝居の読み聞かせなどを行っています。 配布後、早速買い物にバッグを利用している人もいました。 女性会では「買い物をする時はマイバッグを持ち歩いて、レジ袋の削減に努めてほしい」と話していました。
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公衆衛生専門学校の学生が歯磨き指導実習
歯科衛生士を目指している公衆衛生専門学校の学生が13日、伊那市の竜西保育園を訪れ園児に歯の磨き方を教えました。 13日は、公衆衛生専門学校の学生12人が、年少から年長までの園児およそ100人に歯の磨き方を教えました。 公衆衛生専門学校では子供への歯科指導を学んでもらおうと、毎年保育園で実習を行っています。 園児は自分で歯を磨いたあと、仕上げ磨きをしてもらっていました。 このほかに学生が手作りした人形劇も行われました。 好き嫌いせず食べること、食事の後は必ず歯を磨くこと、全ての歯を綺麗に磨くことが大切と園児に呼びかけました。 公衆衛生専門学校では、「子供だけでは上手にみがけていないことがあるので、親が仕上げ磨きをしてあげることが大切」と話していました。
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新名称「北沢峠 こもれび山荘」
伊那市が募集していた南アルプスの北沢峠にある山小屋「長衛荘」の新しい名称が決まりました。 「北沢峠 こもれび山荘」です。 12日は、新しい名称を選定した長衛荘新名称選定委員会の中山彰博委員長らが市役所を訪れ選定結果を白鳥孝市長に報告しました。 疲れた登山者にホッとできる場所のイメージを与えることや長衛の人柄を連想させること、アットホームな登り口のイメージを表していることなどを選定理由としています。 伊那市では、長衛荘の近くにある北沢駒仙小屋の名称を長衛小屋に戻したことから登山客の混乱を避けるため新しい名称を募集しました。 伊那市の公式HPや全国の山岳雑誌などで新しい名称募集を呼び掛けた所、全国45都道府県の916人から予想を上回る1301点の応募がありました。 審査の対象となったのは978点で3回の委員会を経て「北沢峠 こもれび山荘」を選びました。 委員会が選定した「北沢峠 こもれび山荘」の新しい名称は市議会12月定例会に提出され、可決されれば正式に決定されます。
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今季一番の冷え込み
寒気の影響で12日の伊那地域は氷点下となり今季一番の寒さとなりました。 長野地方気象台によりますと冬型の気圧配置が強まり12日の伊那地域はマイナス1.9度と12月上旬の寒さとなりました。 日中も気温が上がらず最高気温は9.5度で、こちらも12月上旬の陽気でした。 朝7時過ぎ、伊那市東春近の畑家には霜が降りていました。 通学する小学生たちは冬支度で登校していました。 中には、寒さに負けず半袖半ズボンで登校する児童の姿もありました。 長野地方気象台によりますとこの冷え込みは14日まで続きその後は平年並みに戻るということです。
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高遠町弘妙寺 イチョウのじゅうたん
伊那市高遠町の弘妙寺では、イチョウの葉が落ちて黄金色の絨毯が広がっています。 弘妙寺の境内には樹齢数百年のイチョウの木があり、12日の冷え込みで葉が一気に落ちました。 弘妙寺では、毎年この風景を楽しみに訪れる人もいるということで、13日までこのままにしておくということです。