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立冬 南箕輪村の恩徳寺 イチョウが見頃
7日は、二十四節気の一つ立冬です。暦の上では冬となりますが、7日朝の伊那地域の最低気温は9.5度と、10月上旬並みの暖かい朝となりました。 南箕輪村の恩徳寺にある、樹齢400年のイチョウです。 恩徳寺によりますと、ここ2日くらいで一気に色づき始めたということです。気温が下がると葉が一日で落ちてしまうため、見頃は今週いっぱいではないかと話していました。 7日の伊那地域の最低気温は平年より7度ほど高い9.5度で10月上旬並みの暖かい朝となりましたが、前線の影響で雨が降り、日中の最高気温は11月中旬並みの13.6度となりました。 長野地方気象台では、8日は次第に高気圧に覆われ天気は回復し、気温も平年並みになると予想しています。
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求職中の若者対象 職場見学会
実際に職場を見学することで就職活動に役立ててもらおうと、若年者を対象にした職場見学会が、7日、伊那市内で開かれました。 7日は、伊那市内にある企業、株式会社サカイヤと、日本電産サンキョー㈱を見学しました。 これは、松本市に本部を置く長野労働局などでつくる若年者地域連携事業推進センターが、若者の就職を支援しようと行ったものです。 7日は、伊那市を中心に20代から30代までの求職中の5人が参加しました。 5人は、サカイヤの金澤 幸宣工場長から説明を受け、工場を見学しました。 ㈱サカイヤ伊那工場では、自動車の内装表示パネルなどを生産しています。 参加者からは、自動車産業では受注量に季節的な変動はあるのか、どのような人材が欲しいのかなどの質問が出されていました。 若年者地域連携事業推進センターでは、こうした見学会やセミナーを通して、若者の就職につなげたいとしています。
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女性支援「Wee+」来年1月オープン
人生を前向きに楽しむ女性を応援する施設・アクティブエイジングプラザWee+(ウィー)が、来年1月に、伊那市西春近にオープンします。 7日は、設立についての説明会が、オープンを予定している建物で行なわれました。 wee+代表をつとめる井坪美佳さんは、「女性が集まってお互いにつながり元気になれる場所にしたい」と話していました。 井坪さんは福井県から駒ヶ根市に嫁ぎ、出産や子育てをする中で、女性のスキルアップや交流、自立に向けた取り組みが出来る場所の必要性を感じたといいます。 そうした中で、就職・結婚・出産など変化する女性のライフステージをサポートする場としての「wee+」設置を決めました。 以前カラオケ店舗だった3階建ての建物を改装して活用します。 施設利用者は女性限定とし、1階は喫茶スペースやハンドメイド作品を販売するレンタルボックススペース、2階は、期間限定で店舗運営を体験できるチャレンジショップ、3階は、多彩な講座を開講するレッスンルームなどとして活用します。 また、部屋を貸し出し、ホームパーティや女子会などとしても活用できるようにしたいということです。 wee+では、オープンまでに各種講座の講師や、ショップの出店者、スタッフなどを募集しています。(電話96-7995 担当:内藤さん) 井坪さんは、Wee+で資格や技能を取得し、店舗運営のノウハウを学び、地域に出て出店する、女性の自立支援の場所にもつなげていきたいとしています。
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伊那北駅前でイルミネーションフェスタ始まる
伊那市の伊那北駅前で、イルミネーションフェスタが7日から始まりました。 7日は午後5時に点灯式が行われ、イルミネーションに明かりが灯されました。 駅前には伊那市と南箕輪村の企業の作品9基と、伊那小学校3年森組の作品が飾られています。 イルミネーションフェスタは山寺活性化協議会が冬場に駅前に足を運んでもらおうと去年から行っているものです。 期間は12月24日までで、午後5時から午後10時までライトアップされます。
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アダプトサポーターが支援品贈呈
コンクリートブロックなどの販売をしている南箕輪村の株式会社アドヴァンス長野事業部伊那出張所は、ボランティアでアクセス道路の美化活動をしている伊那市と南箕輪村の住民グループ2団体に支援品を6日贈呈しました。 この日は、伊那市の伊那合同庁舎で贈呈式が行われ、アドヴァンスの沖村隆営業部長から、伊那市のアクセス通りを美しくしよう会の小松宏会長に安全ベストが、南箕輪村のきれいなアクセス道路にしよう会の中島重治会長にチュウリップの球根、それぞれ2万5千円分が贈られました。 長野県では、道路の一定区間の清掃や植樹など美化活動を行う団体と協定を結び、清掃用具などを提供してきました。 県では、より地域で美化活動に積極的に取り組んでもらおうと、アダプト団体を応援するサポーター制度を、昨年度から始めました。 これまでに県内で13社が登録していて、上伊那ではアドヴァンスが初めてです。 アドヴァンスの沖村さんは、「美しくしてもらえる、一助となれるようできる限り、資材を提供し、これを機会に人的支援も行っていきたい」と話していました。
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現代の名工上伊那から1人 藤原政治さん
伊那市新山の藤原政治さん53歳。 辰野町にある長野オリンパス株式会社に勤務しています。 高遠高校卒業後、昭和53年4月にオリンパス光学工業株式会社伊那工場に入社。 入社から35年に渡り、旋盤工として働いてきました。 カメラや顕微鏡など、加工可能な部品の旋盤を全て担当しています。
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伊那市手良と南箕輪で502戸が停電
6日午後3時20分頃、伊那市と南箕輪村の502戸で倒木による停電が発生しました。 6日午後5時現在、10戸を残し復旧しています。 中部電力伊那営業所によりますと、停電があったのは伊那市西箕輪と南箕輪村の502戸です。 これは西箕輪中条で倒木があり、電柱が2本倒れたためです。 原因について、中部電力では、付近で行われていた伐採作業が関係しているのではないかとしています。 6日午後5時現在停電は西箕輪中条の10戸を残し復旧しているということです。 中部電力伊那営業所では、6日中の復旧を目指しているということです。
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伊那市手良 鈴木孝さんの畑で七色の菊見頃
伊那市手良の鈴木孝さんの畑で、菊が見ごろとなっています。 畑には、7色の菊が6列に植えられています。 鈴木さんは5年ほど前から菊を育てていて、最初は2種類ほどだった菊も、現在では12種類になったということです。 鈴木さんは、「見に来てくれるのが嬉しい。来年はもっと色を増やしたい」と話していました。 菊は10日頃まで見ごろだということです。
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手良小児童が馬耕に挑戦
伊那市の手良小学校5年生が6日馬を使った田おこし「馬耕(ばこう)」を学校近くの畑で行いました。 6日は5歳の木曽馬一頭と、飼育をしている横山晴樹さんらが学校近くの畑を訪れ、5年生20人と馬耕を体験しました。 馬耕は、馬に「犂」を引かせて田んぼを耕す方法で、上伊那でも昭和30年頃まで行われていたということです。 今年度、手良小5年生は総合学習の一環で米作りに取り組んでいて、10月に収穫を行いました。 児童は機械を使わず昔ながらの方法を体験したいと、馬で田おこしをすることにしました。 木曽馬は、伊那市高遠町で不登校の子どもなどが共同生活をしているフリーキッズヴィレッジで3年前から農耕馬として飼育されています。 横山さんは馬に親しんでもらおうと去年から上伊那の小学校で農耕体験に出張しています。 児童は人力でも犂を引き、その重さを体感していました。 手良小の5年生は今年この田んぼで120キロの米を収穫していて、今週末の収穫祭でおにぎりや餅にして食べるほか、残った稲わらでしめ縄も作ることにしています。
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沖縄と高遠 介護予防体操で交流
沖縄県読谷村と伊那市高遠町のボランティアグループが6日、伊那市でそれぞれの介護予防体操を披露し交流しました。 交流研修会では、転倒や介護予防を目的とした介護予防体操を披露しました。 長野と沖縄、リズムや手の動きに違いがありますが慣れてくると音楽にあわせ体を動かしていました。 伊那市を訪れたのは、沖縄県読谷村のゆいまーるボランティアグループのメンバー30人で、伊那市高遠町の「いきいきサポーター高遠」と交流しました。 互いの体操を考案した健康運動指導士の藍早瀬さんが縁となり、平成22年から交流をしています。 かつて沖縄県は、長寿県でしたが、最近では食事のかたよりや若い世代の健康への意識が低くなっているという事です。 読谷村では、「この研修を通して、山岳県長野の良い点を参考に、若い世代からの健康への意識づけのきっかけにしたい」と話していました。
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南箕輪村 村長杯少年サッカー大会
南箕輪村の村長杯少年サッカー大会が3日、大芝総合運動場で開かれました。 南箕輪村村長杯少年サッカー大会は毎年開かれていて、県内から16チームが参加しました。 大会はトーナメント戦で優勝を争いました。 去年は、地元の南箕輪FCjrが優勝しています。 南箕輪は1回戦、松本市の鎌田スポーツサッカー少年団と対戦して、5対0で勝利しました。 その後順調に勝ち進み、準決勝では諏訪プライマリーと対戦して0対2で敗れ、連覇はなりませんでした。 大会はリュシオ辰野が2回目の優勝を果たしました。
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特殊詐欺 1,041万円被害
伊那市に住む60代の男性が「宝くじの当選番号を事前に教えてもらう事ができる」などと言われ、現金1041万円を騙し取られる詐欺被害にあっていたことが分かりました。 伊那警察署の発表によりますと、今年5月上旬、被害に遭った男性は、インターネットで宝くじの当選番号情報を提供する会社を見つけメールで連絡しました。 この会社から電話で「情報元を通じて、当てる数字を事前に教えてもらう事ができる」「情報料が要る」などと言われ、指定した口座に現金を振込み、当選番号を教えてもらったという事です。 教えられた数字でくじを購入しましたが当たらず「機械の調子が悪い」「次は大丈夫」などと言われ、10月までに23回にわたり1041万円を振り込んだという事です。 情報提供会社の倒産通知が届き、連絡が取れなくなったことから、被害に気づき、5日警察に被害を届け出ました。 今月に入り、伊那警察署管内で発生した、宝くじの当選番号情報をかたる詐欺被害は2件、被害額は合わせて1250万円余りとなっています。 伊那署では、冷静になり、「旨い話には安易に乗らない」「金銭の支払いは、1人で即決しない」など、詐欺被害防止を呼び掛けています。
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伊那自動車教習所でセーフティーフェスタ開催
教習所のコースや教室で、子どもから大人まで楽しみながら交通安全意識を高めてもらおうと4日、伊那市の伊那自動車教習所でINAセーフティーフェスタが開かれました。 急ブレーキやスラロームが体験できるセーフティーセミナーには、地元住民39人が参加しました。 これは、伊那自動車学校、株式会社ブリジストン、一般財団法人日本交通安全教育普及協会が主催したもので、県内で行われるのは今回が初めてです。 セミナーでは、急ブレーキやスラローム、発煙筒の焚き方や運転する時の車内の点検などを指導員から学びました。 会場では、パトカーの展示や子ども向け交通安全コーナーも設けられ、多くの人で賑わっていました。
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新山保育園入園希望者 再開条件の20人に達する
園児数の減少により休園となっている伊那市富県の新山保育園の来年度の入園希望者数が、再開に必要な20人ちょうどに達したことが5日、分かりました。 伊那市では、再開決定の時期について今後検討していくということです。 5日は、有志でつくる新山の保育園・小学校を考える会のメンバー3人が伊那市役所を訪れ、子育て支援課の担当者から説明を受けました。 新山保育園は、平成21年度から休園となっていて、平成27年度までに再開しなければ、平成28年度に廃園となります。 再開には、定員の半分の20人の園児が必要です。 伊那市が1日までに行った来年度の入園希望調査と転園希望調査によりますと、新山保育園を希望した人は20人ちょうどだったということです。 伊那市では、書類審査の結果や転勤などによる引っ越しにより、20人を切ることも考えられるとして、再開決定の時期については今後検討していくということです。 会では、引き続き他地区からの転園を呼び掛けていく考えです。 また、4月再開を見据えて「花いっぱいプロジェクト」を立ち上げていて、保育園のまわりに花壇を設置するなどし、花いっぱいの園舎で子ども達を迎えたいとしています。
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3月上旬運行予定のイベント列車企画決定
上伊那観光連盟が、飯田線の利用促進を図る目的で来年3月に運行を予定している「飯田線イベント列車」の企画コンテストが4日、伊那市役所で開かれました。 審査の結果、地元の高校生や大学生を中心に結成された「ゆるっと赤シャツワークショップ」の「伊那谷アドベンチャートレイン」が採用されました。 ゆるっと赤シャツワークショップは、飯田線の駅の利活用を考えるワークショップの中で、若い世代ができることはないかと高校生や大学生を中心に発足したグループです。 伊那谷アドベンチャートレインは、小学生の親子80人が対象です。 伊那北駅から飯田市の川路駅までを往復する車内で、講師を務める高校生が伊那谷の自然や文化などをクイズやゲーム方式で紹介します。 目的地の天竜川総合学習館「かわらんべ」でも高校生が講師を務め、参加者は歴史や文化について学びます。 車内のお弁当は、イナゴやザザムシなど郷土料理を使った大人用と、アマランサスやゴマなどの食材を使った子ども用を予定しています。 今回のコンテストには4団体が参加し、それぞれ沿線地域の祭りや写真撮影、時間割りを決めた授業方式のツアー内容をプレゼンテーションしました。 審査員は「どの企画も伊那谷の文化を伝えられる魅力がある。実現してみたい内容になっていた」と話していました。 ゆるっと赤シャツワークショップが企画した「伊那谷アドベンチャートレイン」の運行は、来年3月上旬を予定しています。
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伊那中央病院開院10周年記念式典
伊那市の伊那中央病院が、今年4月に開院10周年を迎え、4日いなっせで記念式典が開かれました。 この日は関係者およそ200人が出席し、開院10年の節目を祝いました。 伊那中央病院は、伊那市、箕輪町、南箕輪村で組織する伊那中央行政組合の病院として、平成15年4月に開院しました。 式典で、伊那行政組合長の白鳥孝伊那市長は「上伊那地域の中核病院として発展してこれたのは、全職員一丸になって取り組んできた努力の賜物。今後も、医療サービスの充実や連携を図り、医療体制の充実を進めていきたい」と挨拶しました。 川合博院長は、「地域完結型の医療が求められる今日、多くの皆さまの協力で10周年を迎えることができた。今年10月に竣工した研修センターなどを活用し、人材育成に努め、先進医療に前進し続ける病院にしていきたい」と話しました。 式典の後は、京都大学の中辻憲夫(のりお)教授によるIPS細胞についての講演も行われました。
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リニア環境影響評価準備書に関する意見書提出
南アルプス世界自然遺産登録推進協議会に関係する委員会や部会はJR東海に対しリニア中央新幹線、環境影響評価準備書に関する意見書を5日提出しました。 意見書は南アルプス世界自然遺産登録推進協議会に設置された南アルプス総合学術検討委員会などがJR東海のホームページから入力し提出したものです。 意見書ではリニア建設工事による地盤沈下や土壌汚染、動植物の生態系に与える影響などへのさらなる説明を求めています。 南アルプスの隆起について準備書では年間1ミリから4ミリとしていますが、委員会ではこれを1,000メートル前後の山地で得られたデータであり3,000メートル級のデータに基づいていないとして、山の崩壊や土石流発生の恐れがあると指摘しています。 意見の受付は5日までで、JR東海では寄せられた意見について見解をまとめ県知事と各市町村長に回答するとしています。
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箕輪町のきぬた農園 イチョウ見ごろ
箕輪町松島のきぬた農園のイチョウが色づき道行くドライバーの目を楽しませています。 きぬた農園は松島の広域農道沿いにあります。 ここには、イチョウの木およそ70本が植えられていて写真の撮影スポットにもなっています。 5日は、七五三詣りに向かう途中の家族が記念撮影をしたりして紅葉を楽しんでいました。
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伊那市農業委員会 建議書を提出
伊那市農業委員会は、有害鳥獣や耕作放棄地対策など農業振興に関する建議書を5日、白鳥孝市長に手渡しました。 5日は、伊那市農業委員会の田中哲雄会長が白鳥市長に建議書を手渡しました。 要望事項は、伊那市の農業振興、有害鳥獣対策、耕作放棄地対策の3つです。 農業振興では、新規就農者の農業経営者教育の強化や支援体制、地域にあった特産品の掘り起しなどによる農産物のブランド化などを求めています。 有害鳥獣対策では、捕獲した個体の処理用地の確保やジビエの有効利用、地域で被害防止に取り組む体制づくりの推進などを求めています。 耕作放棄地対策では、市農業振興センターを中心に地域に適した作物の研究をすすめる事を求めています。 白鳥市長は、「意見を真摯に受け止め、さらにブラッシュアップをして農業振興に繋がるよう努めていきたい」と話していました。 伊那市では建議書に対する考えや対応について11月29日までに回答することになっています。
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山寺義士踊りが100周年を迎え記念碑建立
江戸時代の赤穂浪士討ち入りにちなんだ踊りを継承する、伊那市山寺の「山寺義士踊り保存会」は100周年を記念して今日、地元きたっせに記念碑を建立しました。 建立された記念碑は、高さ150センチで「伝承百年山寺義士踊り」と書かれています。 現在、保存会の会員は山寺区の男性およそ110人です。 3日は、そのうち7人が義士踊りを披露しました。 山寺の義士踊りは1915年(大正4年)に、大正天皇の即位で奉納されてから、今年で100年を迎えました。 約8分ほどの踊りとせりふで構成されています。 中でも寺坂吉右衛門が「待った」と言って場外から威勢良く現われ、大石内蔵助の前にひざまずく場面が見せ場になっています。
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伊那部文化祭
伊那市西町の伊那部文化祭が3日に行われました。 伊那部集会所では、物品販売や地域住民の作品展示が行われました。 井澤家住宅から見つかったという古い写真も展示され、訪れた人の関心を集めていました。 明治36年に撮影された上伊那教育会の写真や大正13年に撮影された当時の伊那中の野球部の選手の写真、春日神社の建築中の写真などです。 伊那部宿を考える会が協賛事業として展示したもので、初公開のものもありました。
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火ぶせの神 箕輪町松島で例大祭
火ぶせの神秋葉三尺坊と深沢鎮火大神の例大祭が3日箕輪町松島の深沢公園で行われました。 箕輪町松島の松島王墓がある深沢公園内には、火ぶせの神が、神仏それぞれまつられています。 3日は、例大祭で、神式と仏式それぞれでお祭りをしました。 まずは、深沢鎮火社です。 消防団や団体の代表者らが石碑の前に集まり、神事で防火を祈願しました。 神事が終わると、今度は、秋葉三尺坊のお堂に移動します。 ここでは、仏式でお経の転読祈祷が行われました。 その昔、一緒に奉られていた火ぶせの神は、明治の神仏分離令により、2か所に別れました。 大正5年、村の商工会の祭りに若者たちが三尺坊の像を神輿に乗せ松島の商店街を曳き回したところ、500件が焼ける松島の大火が起きたということです。 村人は、火ぶせの神、秋葉様のたたりだとおそれ、このお堂が建立されました。 祈祷の最後には、「オン ヒラヒラ ケンヒラケンノウ ソワカ」と火事を防ぐと言い伝えられている秋葉真言を21回となえました。 この例大祭は、松島区内の防火を祈るお祭りで、300年続いているということです。
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文化の日 各地で表彰式典
文化の日の3日、各市町村で表彰式典が行われ、永年にわたる功績をたたえました。 このうち、伊那市は、5人の個人と2つの団体を表彰しました。 消防功労として伊藤仁さん、寄附功労で向山僚一さん、教育文化功労で、田中眞郎さん、武田登さん、伊那混声合唱団、伊那少年少女合唱団、保健衛生功労で松本孝さんが表彰されました。 白鳥孝市長は、「平和で明るく住みよい伊那市発展のためにこれからもよろしくお願いします」と式辞を述べ、これまでの功績をたたえるとともに今後の協力をよびかけました。 10年間伊那公民館長をつとめ教育文化功労を受賞した武田登さんは、「みんなで喜びたい。これからは一市民として地域の発展につとめていきたい」と謝辞を述べました。 箕輪町では、3人、南箕輪村では、15人が表彰されました。
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西駒山荘回顧展
建て替えが進められている中央アルプス西駒山荘の歴史を振り返る「回顧展」が、2日から、伊那市の創造館で始まりました。 回顧展は、大正4年に建てられた西駒山荘の歴史を振り返えろうと、登山愛好者などでつくる西駒こまくさ会が開いたものです。 西駒山荘は、大正2年に中箕輪尋常高等小学校の生徒ら11人が死亡した駒ヶ岳遭難を機に、山小屋の必要性を感じた地元有志によって建設されました。 会場には、山荘が完成した頃や戦時中、昭和24年の大改修の頃の写真などが、年代ごとに展示されています。 これらは、一般の人から提供を呼び掛けたもので、およそ20人から90点ほどが集まりました。 この写真は、山荘建設から3年後に撮影されたもので、石室の内部でとられた数少ない写真だということです。 この写真は戦時中のもので、武運長久とかかれた旗が写っていて、戦時色が色濃くにじみでています。 西駒山荘回顧展は、12月1日まで伊那市創造館で開かれています。 9日午後1時半からは、関係者による講演会が開かれることになっています。
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南中 ボランティア活動報告会
南箕輪村で2日から村民文化祭が始まりました。 初日の2日は、今年の8月に東日本大震災の被災地でボランティアを行った南箕輪中学校の生徒が、その活動を報告しました。 南箕輪中学校では、被災地の状況を見たり聞いたりすることで今後の支援や防災の在り方につい考えるきっかけにしていこうと、抽選で選ばれた生徒41人が今年の8月に2泊3日の日程で宮城県の南三陸町を訪れました。 現地では、草取りなどのボランティアの他、仮設住宅に住む被災者から震災当時の話を聞きました。 生徒らは「辛い体験をしたにも関わらず、笑顔で迎えてくれた」「現地ではいまでも瓦礫の撤去作業が行われていて、復興にはまだ時間がかかると感じた」などと感想を発表していました。 文化祭では他に、盆栽や絵画など村内の60団体がおよそ960点の作品を展示しています。 文化祭は3日までで、あすは午前9時から午後4時半までステージ発表が行われます。
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みのわ太鼓発足35周年記念公演
箕輪町の太鼓チーム、みのわ太鼓の発足35周年、ジュニアチームの発足10周年記念公演が町文化センターで2日行われました。 2日はみのわ太鼓やみのわ太鼓ジュニアチームのほか、県内の太鼓チームが演奏を披露しました。 記念公演は2日から始まったみのわ町民文化祭の一環で行われました。 みのわ太鼓は昭和53年、ジュニアチームは平成15年に発足しました。 現在は月に4回練習を行っていて、町内外のイベントで演奏を披露しています。 ジュニアチームのメンバーは発足当時15人でしたが、現在は29人と年々増えているということです。 みのわ太鼓保存会の三澤興宣(おきのり)代表は、「太鼓に興味がある人が増えているのを感じ、継続は力だと感じている」と話していました。 みのわ町民文化祭は、箕輪町公民館などでつくる実行委員会が行っているもので、会場内には写真や工芸品などが展示されています。 文化祭は4日までで、3すはダンスや吟詠の発表、4日は合唱や楽器の演奏などが披露されます。
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伊那小学校5年謹組が手作り舟で川下り
伊那市の伊那小学校5年謹組の児童は、西春近の天竜川で自分たちが作った舟で川下りをしました。 2日は5年謹組の児童24人がベニヤ板で作った舟に試乗しました。 総合学習の一環で、自作の舟で天竜川を下ることを目標に活動しています。 これまで学校のプールで試乗し改良を重ねてきたということで、2日は初めて天竜川で舟に乗りました。 児童は50メートルほどの距離を下り、舟の乗り心地や川の流れを体感していました。 謹組では、2日の体験をもとに改良を重ね、さらに長い距離を下ることができる舟を作っていくということです。
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山麓一の麺街道フェスタ開催
国道361号沿線の名物麺料理が集まる、山麓一の麺街道フェスタがあすまで、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれています。 麺街道フェスタは岐阜高山から木曽、伊那をつなぐ、国道361号沿いの麺料理をPRしようと実行委員会が毎年開いているものです。 伊那市の行者そば、高遠そば、ローメン、木曽町のすんきそば、高山市の高山ラーメン。 訪れた人たちは、列を作って買い求めていました。 このうち高山ラーメンは濃い味のスープに縮れ麺が特徴です。 木曽のすんきそばは、赤カブのカブ菜を乳酸発酵させたものがそばにかけられていて、酸味のある味わいが特長です。 フェスタは高遠城址公園の紅葉に合わせて毎年開かれていて、秋の彩を楽しみながら、それぞれの地域の自慢の麺を味わうことができます。 山麓一の麺街道フェスタは3日まで開かれています。
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特殊詐欺被害 209万円騙し取られる
辰野町に住む50代の男性が、「ロトシックスの当選番号を教える」と言われ、現金209万円を騙し取られる詐欺被害にあっていたことが分かりました。 伊那警察署の発表によりますと、今年9月中旬頃男性の元にロトシックスの当選番号情報を提供するとうたう会社の社員を名乗る男から「1等は一般の方は当たらない」「特別会員になる必要がある」などと電話がありました。 その後「審査に通りました。当選番号を教えるには情報料が必要です」などと言われたことから、男性は先月指定された口座に合わせて209万8,800円を振り込みました。 男性は、当選番号を教えられロトシックスを買いましたが、全く違う番号であったため男に連絡をとったところ電話が繋がらず、昨日伊那署に被害届を出したものです。 伊那署では「旨い話には安易に乗らない」「金銭の支払いは、1人で即決しない」など、詐欺被害防止を呼び掛けています。
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箕輪ダムのもみじ見頃
箕輪町の箕輪ダム上流にあるもみじの景勝地が見ごろを迎えています。 箕輪ダムの周辺には一万本のもみじが植えられていて、現在見ごろを迎えています。 2日は県内外から観光客が訪れ、紅葉を楽しんでいました。 3日もみじ湖夢まつりが行われる箕輪ダム下のイベント広場にには、牛のエサを丸めたロールに絵を描いたロールアートが展示されています。 ロールアートは来年度統合されるおごち保育園と長岡保育園の園児が描いたものです。 もみじ湖夢まつりは、東箕輪の住民有志で作るもみじ湖夢くらぶが毎年行っているもので、あすはロール転がしや地元産農産物の販売などが予定されています。