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い~な音楽祭 合唱グループ一堂に
伊那市内の合唱グループが一堂に会する、い~な音楽祭が15日伊那文化会館で開かれました。 15日は市内で活動する合唱グループ22団体、およそ650人が出演しました。 い~な音楽祭は音楽愛好者などでつくる実行委員会や伊那市が開いているものです。 前身は合奏なども合同で行っていた伊那市民音楽祭で、合唱の団体が増えてきたことから、い~な音楽祭として独立しました。 全員合唱では、毎年恒例の伊那市の歌を歌いました。 ある参加者は、「いろんな年代のグループの歌が聴けて刺激になった」と話していました。 ホールには澄んだ歌声が響いていました。
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桜大学講座 長野県教育委員会の伊藤学司教育長が講演
伊那市高遠町の公民館講座、桜大学が15日高遠町総合福祉センターやますそで開かれ、長野県教育委員会の伊藤学司教育長が講演しました。 15日は、伊藤教育長が「信州教育の再生に向けて」と題して話しました。 伊藤教育長の両親は高遠町藤沢出身で、伊藤さんも幼少時代たびたび高遠を訪れたということです。 伊藤教育長は、「学校の教育力を上げるには、教員の質を上げることが不可欠。授業に対応した宿題など、全国の良い取り組みを取り入れていくことが大切」と話していました。 また、中学校の朝の部活動については、「長野県の中学生女子の運動部への加入率は全国的にみても低い。熱心な朝部活が運動が苦手な生徒の加入を敬遠させてしまっている」と話していました。
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年賀状の受けつけ開始
15日から年賀状の受付が始まりました。 伊那市の伊那郵便局では年賀状用の特別ポストが設けられ、訪れた人が早速投函していました。 伊那郵便局では、25日までの早めの投函を呼びかけています。
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伊那ファイターズ33期生卒団式
上伊那の中学生が所属する硬式野球チーム伊那ファイターズの33期生の卒団式が15日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。 卒団するのは、3年生11人です。 伊那ファイターズには、伊那中学校、東部中学校、西箕輪中学校、箕輪中学校、南箕輪中学校の生徒が入団しています。 卒団する11人には、登内英夫代表から修了証書が、浦野博監督から色紙とボールが手渡されました。 登内代表は「野球を通じてたくさんのことを学んだはず。自分の選んだ道に迷うことなくまっすぐ進んでください」と挨拶しました。 卒団生代表の金沢樹くんは「技術力、精神力ともに成長できた3年間でした。 最後まであきらめない気持ちや悔しい思いから学んだことを高校生活で活かしたいです」と話しました。
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雑穀を使った料理教室
雑穀に関心を持ってもらおうと、い~な雑穀フェスタが伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で14日開かれ、雑穀を使った料理を作りました。 日本雑穀協会認定の雑穀クリエイター、持田怜美さんが講師を務めました。 作ったのは雑穀米のパエリア、もちあわ入りのポタージュスープ、シコクビエの粉入りのスコーンです。 雑穀と野菜を中心に体にやさしいメニューになっているということです。 教室には主婦や親子連れなど32人が参加しました。 持田さんは、「雑穀はミネラルや食物繊維があり、栄養価が高い。普段の料理に取り入れていってほしい」と話していました。 料理教室は、地元産の雑穀の普及をめざし9年前から開かれています。
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伊那市地域づくり大賞 板山露頭の会が最優秀賞
地域の環境整備や福祉活動、伝統芸能の伝承などに地域住民が主体となって取り組んでいる団体と個人に贈られる、伊那市地域づくり大賞の今年度の最優秀賞に高遠町の板山露頭の会が選ばれました。 板山露頭の会は、高遠町板山地区32戸でつくるもので、平成15年5月に発足しました。 板山露頭は、南アルプスの最北端にある中央構造線の露頭で、地学的に重要なものとされています。 板山露頭の会は、露頭周辺の山の整備や、花の植え替えなど景観を守る活動を行ってきました。 3日は、この他に優秀賞などを受賞した5団体と1人に白鳥孝市長から賞状が手渡されました。 白鳥市長は「皆さんの活動は地域の元気に繋がります。活動が伊那市全域に広がるように次の活動への歩みを進めてください」と話しました。
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岡谷工業高校ラグビー部全国大会出場挨拶
第93回全国高校ラグビーフットボール大会に、箕輪町在住で岡谷工業高校3年の井澤治樹さんと丸山大輝さんが出場します。 11日は、井澤さんと丸山さんが箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に出場の報告をしました。 岡谷工業高校は、27日から大阪府で行われる第93回全国高校ラグビーフットボール大会に長野県代表として出場します。 岡谷工業高校はこの大会に去年も出場しましたが、自分たちのプレーが思うように発揮できず1回戦で広島県代表の尾道高校に敗れました。 平澤町長は「コンディションを整えて頑張ってください」と話していました。 岡谷工業高校は28日に京都府代表の桂高校と初戦を迎えます。
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南殿の住民有志 三峯神社に案内板を設置
南箕輪村南殿の住民有志でつくる文化遺産伝承実行委員会は、14日、地区内にある三峯神社に案内板を設置しました。 14日は、委員会のメンバー12人が作業を行いました。 案内板は、高さ150センチほどで、5つ設置されました。 境内には、アマテラスオオミカミやヤマトタケルノカミなど25の神様が祀られているということで、案内板は参拝に来た人にいわれが分かるよう設置されたものです。 実行委員会では今後、地区内にある史跡のパンフレットを作成するなど、継続的な活動を行っていくとしています。
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三館連携 クラフト体験
箕輪町は、子ども達にものづくりの楽しさを知ってもらおうとクラフト体験イベントを14日、町文化センターで開きました。 イベントは、郷土博物館、図書館、公民館の三館連携事業として開かれたものです。 夏と冬の年に2回開いていて今回で6回目です。 会場には、石鹸アートや折り紙クラフトなど17のブースが設けられました。 このうち石鹸アートのブースでは、溶かした石鹸を使って星やハートの形に模っていました。 この他、フラフープやめんこなど昔の遊びを体験するブースもあり、親子連れで賑わっていました。 イベントには、箕輪進修高校の生徒らもボランティアで参加し、運営を手伝っていました。 町では、子ども達が物作りの楽しさを体験できるようなイベントを今後も計画していきたいと話していました。
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南宮神社山車飾り 制作すすむ
来年1月の初祭りを前に、箕輪町木下では南宮神社の山車飾りの制作が進められています。 14日は、木下山車飾り保存会のメンバーの他、箕輪中部小学校の児童8人が、南宮神社の境内にある祭典準備室で作業を行いました。 今年は、忠臣蔵の「刀傷・松の廊下」など6つの場面が製作されています。 南宮神社の山車飾は、箕輪町の無形民俗文化財です。 明治の初めごろ高遠から木下に養子入りした青年が「高遠の山車飾りの様なものを祭りで飾ってはどうか」と提案したのが始まりとされています。 当時は、地区の常会や青年会らによって作られた飾りが商店の店先に数多く並んだということですが、戦後の経済状況の変化などにより年々数が減っていったということです。 そんな状況をなんとかしようと事業の存続を願う人達でつくる保存会が昭和54年に発足し、今でも初祭りには毎年奉納されています。 毎週土曜日に作業を手伝っているという子ども達は、浦島太郎の山車を作っていました。 人形が着る衣装の製作を20年以上前から担当している浦野ちゑ子さん85歳。 作業は大変と話しますが、その分出来上がった時の喜びは一入(ひとしお)ということで、出来るうちは続けていきたいと話します。 箕輪南宮神社の初祭りは、来年1月11日と12日の2日間で、山車飾りは神社と木下駅前に展示されることになっています。
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高校生が選ぶ読書大賞 1リットルの涙に決定
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞。 今年は「いのち」をテーマに選考が行われ、木藤亜也さん作のノンフィクション「1リットルの涙」が大賞に選ばれました。 1リットルの涙は、難病で亡くなった少女の日記をもとに書かれたノンフィクションです。 14日は伊那市のいなっせで座談会と最終投票が行われ、上伊那8校の図書委員など32人が参加しました。 今年は「いのち」をテーマに6作品の候補から選考が行われました。 秋には各学校の生徒による投票が行われ、今日の最終投票の結果と合わせ、大賞が決まりました。 各学校での投票は年々増えていて、今年は去年より135人多い302人だったということです。 高校生が選ぶ読書大賞は、上伊那の高校8校の図書委員や司書でつくる上伊那図書館協会高等学校図書館部会が行っていて、今年で5回目です。
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山寺区霊園に64体の石仏安置
伊 那市の山寺区霊園に64体の石仏が安置され、14日開眼法要が行われました。 14日は地区役員などが集まり、石仏に魂を入れなおす開眼法要をしました。 今回、山寺区霊園に安置された64体の石仏は、区内にある白山社八幡社合殿横にある集会所の裏にあったものです。 集会所の建て替えに伴い、広く住民に見てもらおうと境内から運び出し、先月30日に山寺区霊園内に設置しました。 1737年に作られたものが一番古く、江戸時代から昭和にかけての石仏が並んでいます。 集まった人たちは、ひとつひとつの石仏の前に線香を供えていました。 山寺区は、いずれは案内板を設置したいとしています。
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親孝行の賛歌作文コンクール 入選作品決定
両親への感謝の気持ちを書いた伊那市の親孝行の賛歌作文コンクールの入選作品が決まりました。 高校生以上の一般の部で最高賞にあたる孝行賞に選ばれたのは、駒ヶ根市の宮脇美穂子さんの「おいしかったよ、とっても」など3作品です。 小中学生の部で最高賞にあたる最優秀孝ちゃん賞に選ばれたのは、上諏訪中学校3年の小倉瑞貴さんの「大切な両親」です。 13日は伊那市の創造館で第二次審査会が行われ、審査員6人が審査を行いました。 この作文コンクールは、旧長谷村に江戸時代から伝わる孝行猿の民話にちなんで実施されたものです。 6月から9月に募集をして、小中学生の部には上伊那地域の小中学校を中心に514点、一般の部には全国から405点の応募がありました。 コンクールの表彰式は来年1月25日に長谷公民館で行われる予定です。
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伊那スキーリゾート雪作り本格稼働
13日の伊那地域は、雪が舞う寒い一日となりました。 夜間の冷え込みも一段と厳しさを増したことから伊那スキーリゾートでは、スノーマシンによる雪づくりが12日から本格的に始まりました。 伊那スキーリゾートのゲレンデのほぼ真ん中の標高約900メートル地点です。 伊那市の夜景が一望できるこの場所で、スノーマシンがうなりをあげ、霧状の水を空に向けて吹き上げていました。 12日夜から今朝にかけて13台のスノーマシンが雪づくりを行いました。 伊那スキーリゾートが使用しているスノーマシンは、水を空気中で雪に変える仕組みのもので、外気温がマイナス2度以下にならないと使用できません。 スノーマシンから噴出す霧状の水は、外気で冷やされ雪へと変わります。 ゲレンデの下から見上げると、水は見事に雪となって吹雪いていました。 13日の伊那の最低気温は、午前2時33分に平地でマイナス3.4度、最高気温も3.5度と真冬並みの一日となりました。 スノーマシンによる雪づくりは、夜9時から翌朝8時までほぼ毎日行われ2月中旬まで続けられるということです。 伊那スキーリゾートのオープンは、21日を予定していて、スノーマシンによる積雪は、50センチになるということです。
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南箕輪村除雪ボランティア説明会
南箕輪村は、きめ細かな除雪と区の自主的な取り組みを支援する除雪ボランティア制度をこの冬から実施します。 13日は、ボランティアに登録された人たちへの説明会が開かれました。 説明会は、13日、14日、15日の3日間、除雪ボランティアに登録した村民に対し開かれます。 初日のこの日は、25人が参加しました。 参加者たちは、村が貸し出し用に購入した自走式の除雪機の使用方法や注意点を職員から教わっていました。 南箕輪村は、大雪が降った際の通学路などのきめ細かな除雪の実現や区の自主的な取り組みを支援しようと今年初めて除雪ボランティア制度を導入しました。 区の除雪路線を区長の依頼を受けてボランティアが除雪した場合、自前の除雪機を使用した場合は、1時間あたり1,500円、村の除雪機を使用した場合1,000円が作業料として支払われます。 村は、これに当てる費用として12月定例村議会に250万円の補正予算を計上しました。 現在ボランティア登録されているのは90人です。 説明会では、制度の説明や除雪の際の注意点などについても説明を受けました。 説明会は、14日・15日午前8時30分から村役場で開かれることになっています。
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伊那市 子育てニーズアンケート内容まとまる
伊那市が国の子ども子育て支援法の成立に伴い実施するニーズ調査の内容が12日開かれた審議会でまとまりました。 ニーズ調査のアンケート用紙は、年内に発送されます。 調査の対象となるのは、5歳までの子どもがいる家庭の半数の約1,650世帯です。 調査の内容は、保護者の勤労状況や保育園、幼稚園などの利用状況、子育て支援事業の利用状況など約30項目です。 都市部では、待機園児の解消などが調査の主な目的とされていますが、伊那市では、キャパシティーは担保されているとして、保育内容などに踏み込んだ独自の質問を15問加えます。 朝食と夕食は誰と食べるかや、午後8時以降に外出する場合どこに行くか、また、現在市内の保育園や幼稚園では、取り組んでいない特色ある教育を取り入れるべきかなどを聞くことにしています。 伊那市は、来年1月中に調査を回収し、3月までに県に報告するとしています。 子ども・子育て審議会は、この調査に基づき、平成26年度中に伊那市の子ども・子育て支援事業計画を策定し、27年度からの実施を予定しています。 ニーズ調査は、箕輪町や南箕輪村でも行われます。
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伊那市が湯澤かよこさんを観光大使に委嘱
伊那市は、東春近出身のシンガーソングライター湯澤かよこさんを観光大使として13日委嘱しました。 伊那市の特命大使は、これで11人目となりました。 委嘱式が13日市役所で行われ、白鳥孝市長から湯澤さんに観光大使としての委嘱状と専用の名刺が手渡されました。 湯澤さんは、東春近下殿島出身で春富中から伊那北高校に進み、アメリカのバークリー音楽大学で学びました。 そこで、ゴスペルなどのブラックミュージックに触れ、帰国後は、シンガーソングライターとして活動しています。 東京都在住で、ライブ活動のほか、FM長野のパーソナリティーも務めています。 白鳥市長が「伊那市の食や文化・芸術、景観をすばらしい歌声で発信してほしい」とあいさつ。 これに対し湯澤さんは「伊那で培ったパワーを歌で表現し、伊那のすばらしさを全国、世界へアピールしていきたい」と抱負を話していました。 湯澤さんは、特にローメンと高遠が好きだということで、24日に安曇野市で行われるライブで早速紹介したいと意気込んでいました。 また、伊那市にちなんだ楽曲も作りたいと話していました。 式が終わると出席者と名刺を交換し、大使としての初仕事をしていました。
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特殊詐欺被害防止 チラシ配って啓発活動
年金支給日に合わせて、13日伊那警察署管内の金融機関で特殊詐欺被害の防止を呼びかける啓発活動が行われました。 この日は、伊那市と飯田市の消費生活センターの職員や防犯ボランティア団体のメンバー40人が伊那警察署管内7カ所の金融機関で、チラシを配り特殊詐欺被害防止を呼びかけました。 今回は県内で初めて消費生活センターが啓発活動に加わりました。 今年、伊那警察署管内で発生した特殊詐欺の被害件数は14件、およそ7,900万円となっています。 県内では11月末時点で160件、およそ8億6,400万円の被害が報告されています。 去年に比べて今年は被害が急増していて、伊那警察署では「怪しい電話が来たら必ず誰かに相談する。留守番電話にしたり、電話番号が記録される機能を使って情報を残すことをしてほしい」と話していました。
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サン工業が年末コンサート
伊那市西箕輪の表面処理メッキ加工業、サン工業株式会社による、年末コンサートが7日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。 サン工業による年末コンサートは社員教育の一環で毎年開かれていて、今年で10回になります。 会場には社員70人のほか、一般の客など合わせて150人が集まりジャズを楽しみました。 今回はミュージカルや歌手として活躍中の、グレース美香さんと、ジャズ演奏者を招きました。 ドラム担当の、高木幹晴さんは、実は愛知県でメッキ加工会社を経営しています。同業者であるサン工業の川上健夫社長との縁で今回のコンサートが開かれました。 コンサートではワムのラストクリスマスなど20曲が演奏されました。 「上を向いて歩こう」など、知っている曲が演奏されると、訪れた人も一緒に口ずさんでいました。 歌を聞いた人は、「間近で聞くジャズは迫力がある、まだまだ聞いていたい」と話していました。
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中学校の朝練「技術や体力が向上」64% 「睡眠不足」28%
県教育委員会が今年9月に行った中学校の朝の部活動のアンケートで、伊那市の生徒は64%が「技術や体力が向上する」と朝練の良さを実感している反面、28%が「睡眠不足を感じている」との結果がわかりました。 アンケート結果は、12日に開かれた伊那市議会12月定例会一般質問で、松田泰俊教育委員長が、議員の質問に対し答えたものです。 県教委は9月に県内の中学校を対象に調査を行い、伊那市内では、東部中、春富中、西箕輪中の1、2年生91人が回答しました。 それによりますと「朝練の良さとして感じている事は」との問いに「技術や体力が向上する」と答えたのが64%、「爽快な気持ちになる」が43%、「一日の生活が充実する」が33%でした。 一方で朝練後の1時間目の授業については、24%が疲れて集中できなかったと回答し、28%が睡眠不足を感じていると答えています。 家を出る時間は、午前6時半前が57%、7時前が93%となっています。 長野県教育委員会から依頼を受けた検討委員会は、中学校の運動部の朝練について「原則として行わない」との報告書を提出しています。 松田教育委員長は「これから示される県教委の方針を参考に、学校、地域の実情を考慮しながらより良い部活動の在り方を検討していきたい」と話していました。
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長谷独自 空き家バンク開拓へ
伊那市は、将来にわたる人口減少の緩和を図ろうと「伊那市移住定住プログラム」をまとめました。 合併後人口が減少の一途をたどっている長谷地域は、独自に、住民と協働で空き家バンクの開拓と移住推進に取り組む考えです。 これは、11日開かれた長谷地域自治区地域協議会で示されたものです。 空き家バンクは、高遠町地区と長谷地区内にある空き家を有効活用することで定住促進と地域活性化につなげていこうと、平成22年度に制度化されました。 平成21年度に行われた調査によると、長谷地域には空き家が87軒あり、その後も増加しています。 しかし、平成25年度までに空き家バンクに登録されたのは3軒で、契約件数は1軒に留まっています。 伊那市では、空き家内に家財道具がそのまま残されていることや登記が済んでいないことなどが物件の登録に結びついていない理由とみています。 空き家バンクに関する移住希望者からの問い合わせは多いということで、今後はホームページへの掲載など認知度の向上を図る他、職員同士情報を共有しあい移住推進を図る仕組みづくりを構築していく考えです。 長谷地域の人口は、合併した平成18年には2,182人でしたが、現在は、1,974人と、208人減少していて、今後も減っていくことが予想されるということです。 協議会では、人口減少の緩和にむけ、小委員会を作って協議していく考えです。 協議会で委員からは、「古い住宅をそのままというのではなく、リフォームして提供したほうが買い手が見つかるのではないか」といった意見が出されていました。 中山晶計自治区長は、「空き家は年数が経てばたつほど朽ちていく。そうならないためにも、今がチャンス。行政と地域が一緒になって取り組んでいく必要がある。」と話していました。 伊那市では、今年度中には、長谷地区の空き家の状況を把握するための再調査を実施するとしています。
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八十二銀行箕輪支店に伊那警察署から感謝状
伊那警察署は、オレオレ詐欺を未然に防いだとして、箕輪町の八十二銀行箕輪支店に、12日感謝状を送りました。 12日は、伊那警察署の青木辰夫署長から、八十二銀行箕輪支店の吉村 繁支店長に感謝状が送られました。 先月27日、八十二箕輪支店に、「お金をあるだけ下ろしたい」と80代の女性が訪れ高額な現金を払い戻そうとしました。 窓口の職員から報告を受けた、窪田 一成次長は、女性から詳細な話を聞き、詐欺ではないかと警察に通報し、オレオレ詐欺を未然に防ぎました。 窪田次長は、「携帯電話を変えた、風邪を引いているといっていたことなど、特殊詐欺の手口に間違いないと思った」と話していました。 吉村支店長は、「詐欺の手口をよく研究して、今後も被害を未然に防ぎたい」と話していました。 伊那警察署管内の今年の特殊詐欺被害発生件数は、11月末現在で14件、被害額は8,000万円ほどとなっています。 今年に入り、金融機関が未然に防いだ件数は、今回の八十二銀行箕輪支店を含め9件となっています。
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上伊那高校美術展 15日まで
上伊那の高校の美術クラブの生徒達による作品展が、12日から、伊那市の伊那文化会館で始まりました。 今回で52回目となる作品展には、高校生100人から205点が寄せられています。 今年は、駒ヶ根工業高校からの参加はなく、それ以外の上伊那8校の美術クラブや芸術コースの生徒の作品が並んでいます。 ジャンルは油絵を中心に、イラストやデザイン、版画、陶芸などさまざまです。 辰野高校の、宮澤 芳博教諭は「内面を抽象的に表した作品が多い。荒削りだが、高校生の若さとエネルギーがあふれる意欲作が並んでいる」と話していました。 この第52回 上伊那高等学校美術展は、15日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。
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南ア登山口 名称検討へ
伊那市長谷地域自治区地域協議会が今日、長谷総合支所で開かれ、南アルプス北部地区の登山口の名称について検討するよう委員から提案されました。 長谷黒河内の南アルプス北部地区の登山口は、昭和40年代までは「長谷村の戸台」という名称で呼ばれていたということですが、現在は「仙流荘があるところ」というあいまいな表現になっています。 協議会では、新たに名称をつけることで、南アルプス北部地区の長野県側登山口としての知名度アップを図り集客数の増加につなげたい考えです。 委員からは「公募してはどうか」「学校登山で仙丈に登った中学生に聞いてみては」などの意見が出されました。 今後は、選考方法などについて協議していく考えです。
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ひまわりの家 一部改築で重度障害者受け入れへ
障害者の就労支援を行っている南箕輪村のひまわりの家は、来年度一部改築を行い、重度障害者の受け入れを行います。 これは、12日に開かれた村議会12月定例会一般質問で唐木一直村長が議員の質問に答えたものです。 南箕輪村大芝にある障害者生きがいセンター「ひまわりの家」は、村が設置し、村社会福祉協議会が運営を行っています。現在23人が通所していて、自主製品の製作や企業から委託を受けた部品の組み立てなどを行っています。 来年度、重度障害者1人を受け入れる予定で、建物の一部を改築して生活の介護を行う計画です。 村では、来年度予算案に改築費用約1千万円を計上することにしています。
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富県小の校門改修工事完了で関係者に披露
老朽化していた伊那市の富県小学校の校門改修工事がこのほど完了し9日関係者に披露されました。 9日は校門改修を行ってきた同窓会会員らが集まり改修工事の完了を祝いました。 工事は平成21年度からはじまり事業費はおよそ140万円となっています。 4本の柱が建てられ正門は高さ4メートル、副門は3メートルほどとなっています。 同窓会によりますと改修前の校門は昭和初期につくられたということで老朽化が進んでいました。 同窓会では完成した校門を学校のシンボルとして大切にしてもらいたい。」と話していました。
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伊那市西春近地区「西春近よいとこマップ」完成
伊那市西春近地区の神社や観光名所などが掲載された「西春近よいとこマップ」が完成しました。 11日は、マップを制作した西春近自治協議会のメンバーが、西春近公民館で完成説明会を開きました。 西春近よいとこマップは、今年度の自治協議会の事業として県の元気づくり支援金の一部を活用して制作したものです。 掲載する場所の候補には158カ所が挙がり、制作メンバー12人が検討会と現地の視察を行いマップを完成させたということです。 マップに掲載された見どころの1つ「沢渡稲荷社」 大正から昭和初期にかけて特に商工業が栄えた沢渡稲荷社には、商売繁盛を願って多くの人が参拝に訪れました。 西春近1番地にある「貫道学校跡」 明治6年に開校した今の西春近北小学校の前身にあたる跡地とされています。 マップには、沢渡稲荷社や貫道学校跡の他、神社や寺、城跡、桜の観光案内などが載っています。 制作に携わった、西春近自治協議会の橋爪俊夫会長は「調べてみると自分たちも知らなかった歴史を再発見することができた」と話していました。 今年度は、マップに載っている場所に案内看板や石柱を設置し、来年度以降にマップを活用したハイキングなどを計画する予定です。 西春近よいとこマップは、年内中に西春近地区の全世帯2,176戸に配布する他、公民館や小学校、保育園などに置く予定です。
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バラキャラプロジェクトフリーペーパー完成
バラをキーワードに伊那市の中心市街地の活性化を目指すバラキャラプロジェクトのフリーペーパーが完成しました。 今回完成したフリーペーパーです。 7月に誕生したオリジナルキャラクター風羽薫を主人公にしたストーリーや、これまでの活動の様子が書かれています。 中心市街地にある6店舗で使用できるクーポンも付いています。 昨夜はタウンステーション伊那まちで製本作業が行われました。 3000部発行され、年内に商店街や公共施設で配布されるほか、市内の保育園にも配られます。 プロジェクトでは、今後絵本や紙芝居の制作に取り組んでいくとしています。
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箕輪中部小と箕輪中がTBSこども音楽コンクールで優秀賞
箕輪町の箕輪中部小学校と箕輪中学校は11月30日に東京都で開かれたTBSこども音楽コンクール東日本優秀演奏発表会で優秀賞を受賞しました。 11日は箕輪中部小合唱団、箕輪中合唱部の12人が役場を訪れ、平澤豊満町長に受賞を報告しました。 TBSこども音楽コンクール東日本優秀演奏発表会には、長野県、山梨県、新潟県から小学校合唱の部には8校、中学校合唱の部には9校が出場しました。 両校とも2位にあたる優秀賞を受賞し、 箕輪中部小は初出場での入賞、箕輪中は2年連続優秀賞獲得です。
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南箕輪村 太陽光発電設置の対応検討必要
南箕輪村の唐木一直村長は、中規模以上の太陽光発電システムの設置について、対応を検討する必要があるとの考えを示しました。 これは11日に開かれた村議会12月定例会一般質問で唐木村長が議員の質問に答えたものです。 南箕輪村では現在、北原の工業用地でメガソーラーの設置が進められています。 これは、東京都に本社がある日本ケミカルズ販売㈱が進めているもので、3万4,000平方メートルの用地におよそ1万2,800枚の太陽光パネルを設置する計画です。 このほか、農地を転用して、中規模の太陽光発電システムを設置する申請が3件あるということです。 唐木村長は、「今後太陽光発電システムの設置は増加が予想される。景観への影響などを考え、村景観計画策定委員会などで来年度から対応を検討していきたい」と話していました。