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みはらしファームでいちごの出荷 始まる
日本一早いいちご狩りが楽しめる伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは、いちごの出荷が始まり、農家が赤く色づいたばかりの実を摘み取っていました。 標高900メートルの高台にあるみはらしファーム内には、羽広いちご生産組合が管理するビニールハウスが17棟あります。 このうち、泉澤勝人さんのハウスには、およそ8,000株のいちごの苗が植えられています。 甘味と酸味のバランスがいい「紅ほっぺ」糖度が高い「章姫」甘酸っぱい味が特徴の「女峰」の3種類です。 今年はどのハウスも生育が順調で、例年に増していい出来だということです。 今朝の伊那地域は、マイナス3.7度と今シーズン1番の冷え込みとなりましたが、ハウス内は5度以下にならないよう温度を調節しているということです。 いちごは、主にファーム内のとれたて市場と市内の菓子店に出荷されるということです。 また、みはらしファームでは1月1日の午前0時から、日本一早いいちご狩りのイベントを来年も行うということで、多くの来場を呼び掛けています。
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夜空に満開 咲光桜
伊那市西町の春日公園であすから、冬のイルミネーションイベント「夜空に満開 咲光桜」が始まります。 イベントは、伊那市の冬の新たな観光資源に繋げていこうと、伊那商工会議所青年部が今回初めて行うものです。 公園内の東側の桜には、満開の桜をイメージしてピンク色のLED電球が施されています。 1日は、午後3時から感謝祭が行われローメンやソースかつ丼などの屋台が並ぶ他、甘酒や豚汁が振舞われるということです。 点灯式は、午後4時10分頃から行われる予定です。
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高遠高校でプロシンガーが授業
下諏訪町出身でプロシンガーのゲンディさんが26日、高遠高校を訪れ、高遠高校芸術コース音楽専攻の歌唱指導を行いました。 高遠高校音楽専攻では、毎年定期演奏会を開いています。 演奏会では最近はポップスを歌う生徒が増えたことから、プロのシンガーに指導を受けることになりました。 ゲンディさんは、下諏訪町の出身で、高遠高校の石城正志校長の教え子だったことが縁で指導しています。 3回目となる今日は3年生5人が一人ずつ、歌う姿勢や表情についてレッスンを受けていました。 ゲンディさんは「夢を追う生徒の背中を押し、少しでも夢に近づけることができれば」と話していました。 来年1月に定期演奏会が予定されていて、ゲンディさんも出演することになっています。
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市民芸術文化祭 展示と発表
伊那市の芸術文化団体が日頃の成果を発表する、伊那市民芸術文化祭が30日と12月1日の2日間伊那市のいなっせで開かれました。 伊那市民芸術文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が開いているもので今年で10回目となります。 会場のいなっせには、生け花やちぎり絵、ステンドグラスなど様々なジャンルの作品約250点が並べられました。 このうち、お茶席体験のコーナーでは、裏千家のたてたお茶が無料でふるまわれました。 また、ステージ発表では日本舞踊など2日間で18団体が出場することになっています。 伊那芸術文化協会では、「展示、ステージとも充実したものになった。来年も、地域で活動する人たちの発表の場として、さらに充実させたい」と話していました。
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羽広菜まつり賑わう
伊那市西箕輪中条の畑で23日みはらしファーム羽広菜まつりが開かれ訪れた人たちが収穫作業を体験しました。 羽広菜まつりは信州の伝統野菜に認定されている羽広菜カブを知ってもらおうと、みはらしファームが行ったものです。 収穫した羽広菜を量り売りするもので1キロ100円と市価より安く販売されました。 訪れた親子連れは楽しみながら収穫作業を体験していました。 となりの畑では一面に広がる野沢菜の収穫も行われました。 いらない葉を切り落としてから束にして買い求めていました。 秤は昔ながらの分銅を使ったもので係員が重さを量っていました。 野沢菜は1キロ50円とこちらもお手頃価格ということもあり畑は一日賑わっていました。
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ほうかごえいご学習発表会
南箕輪村の英語教室「ほうかごえいご」の学習発表会が30日村民センターで開かれました。 30日はほうかごえいごで学ぶ保育園児から中学生までのおよそ80人が出演し、今年度の学習の成果を発表しました。 このうち、保育園児のクラスは、「太陽系とぼくたち」をテーマに発表しました。 太陽系の惑星の名前を英語で発表したほか、音楽にあわせて惑星の特徴を歌いました。 ほうかごえいごは、南箕輪村のオフィスTOJI(トジ)翻訳事務所が開いている英語教室で、学校帰りに立ち寄って英語に親しんでもらおうと2006年に始まりました。 天田(あまだ)美咲(みさき)代表は、「大勢の前で英語を話すことは自信になる。この体験を将来につなげていってほしい」と話していました。
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特定秘密保護法阻止 上伊那集会
参議院で審議が始まった特定秘密保護法案の阻止を訴える上伊那集会が30日伊那市のいなっせ北側広場で開かれました。 この集会は特定秘密保護法阻止上伊那実行委員会が開いたもので、およそ100人が参加しました。 特定秘密保護法案は、安全保障に関する情報のうち、特に秘匿が必要なものを「特定秘密」に指定し、漏えいした公務員らに罰則が科されるものです。 参加者はいなっせ北側広場を出発し、プラカードを掲げながら商店街をデモ行進しました。 集会では、元信州大学農学部長の野口俊邦実行委員長が「基本的人権を根こそぎ封殺するような法案。選挙権を持たない子供や孫のためにもこの法案を廃案にすることが有権者の義務」と訴えました。
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認知症を考える市民のつどい
認知症について理解を深めてもらおうと、伊那市のいなっせで「平成25年度認知症を考える市民のつどい」が22日開かれました。 高齢化社会が進む中、地域が支え合って住みやすい環境を目指そうと、伊那市が開いたものです。 アルツハイマー型認知症と診断された妻の介護を、平成20年から去年まで1人で行っていた、伊那市高遠町の山田昌三さんは、「家族のちょっとした変化に気付いてあげることが一番大切。認知症の疑いがあったらすぐに病院に連れていくこと、受け止めてあげることが重要」と話しました。 松本市の認知症高齢者グループホームすみかで介護士をしている江森けさ子さんと今村俶子さんは、施設での体験で学んだことを話しました。 江森さんは「無理をしないこと、怒らないことを心がけましょう。地域の人と人とが支え合える伊那市になってほしいです」と話しました。 伊那市で司法書士をしている戸田雅博さんは、「認知症になる前に、後見人や相続のことは自分で決めて備えておくことが大切」と話しました。
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伊那市議会12月定例会 開会
伊那市議会12月定例会が29日開会し、市側から27議案と陳情6件が提出され、全て委員会に付託されました。 このうち条例案件は、西箕輪にある考古資料館を廃止するものなど18件です。 一般会計補正案は、新山保育園の復園に向けたトイレ改修やスマートインターに関連する測量などで、4,900万円を追加するものです。 陳情は、特定秘密保護法案の制定に対し、拙速な審議の回避を求めるものと制定に反対する内容のもので、総務委員会に付託されました。 12月定例市議会は、10日から12日まで一般質問、20日に委員長報告と採決が予定されています。 なお、来年4月に任期満了となる白鳥孝市長は、選挙への立候補について触れませんでした。
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竜西の防災拠点施設整備へ
伊那市は、建物の老朽化と防災拠点施設整備に向け、西町にあるウエストパーク管理センターと勤労青少年ホーム、女性プラザを解体する考えを29日市議会に示しました。 伊那市のウエストパーク周辺防災エリア整備案によりますと、昭和54年建築のウエストパーク管理センターと昭和51年建築の勤労青少年ホーム、昭和58年建築の女性プラザを平成28年度に解体し、備蓄倉庫を併設した防災拠点施設を建設する計画です。 市によりますと、大災害発生時に天竜川をまたぐ橋が落ちた場合の西側地区の市役所的な位置づけにしたい考えです。 平成29年に建設に着工し、平成31年に使用を開始する計画です。 また、西春近小出島にあるサンライフ伊那も昭和56年建築であることから平成28年に解体し、現在実施している講座やイベントは、新しい伊那公民館や生涯学習センターで実施するよう検討するということです。 議員からは、「結論ありきでなく、利用者の声を吸い上げて進めて欲しい」とする意見がありました。 解体が計画されているどの施設も利用者は、年々減少傾向にあり、建築後30年以上が経過し老朽化が進んでいます。
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小黒川スマートインター 平成28年中の供用目指す
伊那市は、小黒川スマートインターチェンジの供用開始は平成28年12月31日を目標とすることを29日市議会に報告しました。 伊那市は、小黒川スマートインターチェンジの実施計画の概要を29日市議会全員協議会で報告しました。 それによりますと、供用開始時期は、平成28年12月31日を目標としています。 初年度の交通量は、1日2,000台で、名古屋方面への出入りが900台、東京方面への出入りが1,100台と予測しています。 スマートインター全体の事業費は、約14億円で、伊那市が負担する部分は、3億4,000万円程度を見込んでいます。 今後は、12月中に関係機関が入る地区協議会を設置し実施計画をとりまとめ、国に連結許可申請を行い来年度早い時期での事業化決定を目指す考えです。 議員からは、環状南線の開通前の供用開始で、市内への車の流入増を心配する声もありました。 伊那市の小黒川スマートインターチェンジの整備は、防災面からの高速道路との連結、企業誘致の推進、花見シーズンの渋滞緩和、リニア新幹線を見据えたアクセスの向上が主な狙いです。
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花ひらくサクラコマ 合格祈願バージョン販売へ
伊那市の推奨みやげ品「サクラコマ」の合格祈願バージョンが来月2日に発売されます。 サクラコマは、市内の企業や行政がプロジェクトチームをつくり、協同で開発し、設計から組み立てまで伊那市で行われている完全地産の製品です。 設計したのは、伊那市富県の設計デザイン会社㈲スワニーです。 回すと桜の花びらが開くコマです。 合格祈願バージョンは、今年2月から販売しているサクラコマの商品をそのままに、箱のパッケージシールが合格祈願用のものに変わります。 高遠町の弘妙寺で合格祈願の願掛けをし、来月2日からタウンステーション伊那まちなど市内3カ所で販売します。 価格は1,200円です
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10月有効求人倍率 3か月連続上昇
上伊那の10月の月間有効求人倍率は0.88倍で9月から0.02ポイント上昇しました。 有効求人倍率は、8月から3カ月連続で上昇しています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を8.2%上回る1,208人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を10.6%下回る843人でした。 これにより、10月の月間有効求人倍率は、9月を0.02ポイント上回る0.88倍でした。 月間有効求人倍率が0.8倍を超えた9月からさらに0.02ポイント上昇したことにより、平成20年10月のリーマンショック後最高の倍率となっています。 ハローワーク伊那によりますと、全体的に景気は改善傾向にあるということで、主力の製造業では、前の月と比べて新規求人数が23.8%増加し187人となっています。 ハローワーク伊那では、雇用情勢について、「依然として厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる」としています。 また、来年3月卒業の高校新卒者の求人倍率は0.94倍で前の月から0.04ポイント上昇しました。 就職内定率は74.6%で、前の年の同じ月と比べて5.3%上昇しています。
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Jアラートに連動した防災無線訓練
伊那市は、全国瞬時警報システムJアラートに連動させ、防災行政無線と防災ラジオで緊急地震速報を伝える訓練を、29日行いました。 Jアラートは地震、津波、火山などの気象関連情報や、ミサイル攻撃、大規模テロなどの有事関連情報を全国の自治体に瞬時に伝える国のシステムです。 午前10時15分にJアラートの信号を受信すると、防災行政無線と防災ラジオが連動し、緊急地震速報が伝えられました。 伊那市では、今年6月と9月にもJアラートを活用した訓練を行っています。 その中で、メール配信については、3分ほどの遅れが出るなどして、課題となっています。 伊那市危機管理課では、特に緊急性が求められる緊急地震速報以外の情報を、メール配信できるようにしたいとしています。 なお、29日は箕輪町と南箕輪村でも同様の訓練が行われ、不具合は無かったということです。
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伊那市食育川柳 入選作品決定
食を大切にする心を育んでもらおうと伊那市内の小中学生を対象に募集した食育川柳の入選作品が決まりました。 27日は、伊那市役所で受賞式がありました。 伊那小学校6年の池上大地くんの「食べ物に命をもらい感謝する」 伊那東小学校6年の筒井健一郎くんの「じいちゃんの作ったお米おいしいな」 美篶小学校5年の伊藤琴美さんの「おいしいね家族みんなで笑顔だよ」 長谷中学校2年の伊藤汐里さんの「生きるためもらう命に感謝する」など特選5作品が選ばれました。 食育川柳は、市内の小学校5年生から中学校3年生を対象に今年7月から9月まで募集しました。 小学校から779点、中学校から67点の、合わせて846点が寄せられました。 主催した伊那市食育推進会議の小林英明会長は、 「これからも食に関心を持って食べることを大切にしてください」と話しました。
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「ペレット運んで」リヤカー寄贈
伊那市の小学校にペレットストーブを納入している駒ヶ根市の製造業・ヨウホクと伊那市のオザワ燃料が、28日、伊那市内の小学校6校にリヤカーを寄贈しました。 28日は、ヨウホクの北林 友和(ともかず)社長と、オザワ燃料の小澤 陽一社長ら3人が、久保村清一教育長に、目録を手渡しました。 寄贈したのは、ヨウホクが製造した折りたたむ事ができるリアカーで、1台7万5千円相当です。 駒ヶ根市のヨウホクは、ペレットストーブやリアカーなどを製造するメーカーで、伊那市のオザワ燃料が代理店となり、伊那市内の小学校6校に80台のペレットストーブを納入しています。 ペレットの運搬などに活用して欲しいと、ストーブが納入されている小学校6校にリアカーを送ることにしました。 ヨウホクの北林社長は、「ペレットだけでなくさまざまな場面で活用して欲しい」と話していました。 久保村教育長は「折りたためるのでコンパクトに収納できるし、子ども達も喜んで使うと思う」と感謝していました。
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民間の力を活用し広域観光を推進
上伊那広域連合の白鳥孝連合長は、上伊那地域への観光客誘致を推進するため、専門的な知識やノウハウを持つ民間の力を活用して広域観光に力を入れていく考えを28日に示しました。 これは、28日に開かれた上伊那広域連合議会一般質問で、議員の質問にこたえたものです。 東京オリンピックやリニア中央新幹線の開通を見据え、情報発信のノウハウを持つ雑誌社や、海外観光客向けの通訳、外国の情報分析に優れている人などの力を活用したいとしています。 白鳥連合長は「民間の専門的な力を活用し、上伊那全体を動かせるような実働部隊を作っていきたい。今までは力点を置いてこなかったが、海外からも訪れてもらえるよう上伊那一丸となって取り組みたい」と話していました。
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箕輪町図書館でキャリアデザイン推進へ
箕輪町は図書館の資源を活用し、若者や女性の就職や起業等をサポートするキャリアデザインを推進するプロジェクトを始動させました。 27日夜は、初の運営会議が、町地域交流センターで開かれました。 委員は、町内の企業経営者や、商工会、箕輪進修高校の教諭など10人です。 近い将来全面改築を予定している新しい箕輪町図書館を見据えたプロジェクトとなっていて、知の拠点施設である図書館が地域の企業・商工会と連携し、若者や女性の起業・就職などをサポートしていこうというものです。 国の社会教育活性化支援プログラムの採択事業となっていて全国1100件の応募のうち109の事業の中に選ばれました。 これにより国から、今年度から3年間、毎年度110万円程度の補助が受けられます。 箕輪町では、これを活用して、町内の企業経営者による講座や、講演会を開き、若者の就職などにつなげたいとしています。 会議では、「女性の就職をサポートすることも目的とするならば、会議にも女性に参加してもらわないと意見を汲み取ることができないのではないか」といった意見や、箕輪進修高校の教諭からは、「文化祭で、企業の紹介ブースなどを設けて、生徒と企業が交流できる機会を設けられないか」などの要望が出ていました。 箕輪町では、年内にも次回の会議を開き、具体的な事業を決めていきたいとしています。
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橋爪まんぷさん 午をモチーフにした防犯ポスターを寄贈
伊那市の漫画家、橋爪まんぷさんは、来年の干支、午をモチーフにした防犯ポスターを28日、伊那市駅前交番に贈りました。 橋爪さんが伊那市駅前交番を訪れ、村松大樹所長にポスターを贈りました。 ポスターは、来年の干支、午が防犯を呼びかけるもので、「馬い話にのらない」と、特殊詐欺被害の防止を呼びかける言葉が添えられています。 橋爪さんは少しでも人助けになればと干支の防犯ポスターを毎年寄贈していて、今年で7年目になります。 村松所長は、「地域のみなさんの期待に応えられるよう、年末年始の防犯に務めていきたい」と話していました。 ポスターは、12月1日から31日まで、いなっせに掲示される予定です。
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ごみ処理施設建設候補地の地元区、桜井区が要望書を提出
上伊那広域連合が計画している新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元区、桜井区が27日、建設同意の条件となる要望書を提出しました。 これは、28日に開かれた、上伊那広域連合議会全員協議会で報告されたものです。 それによりますと、27日、藤澤繁弘区長ら区の役員が広域連合を訪れ、要望書を提出したということです。 要望書の内容については、まだ明らかにされていません。 広域連合と桜井区では、早急に要望内容について協議するということです。 もう一つの地元区、北新区からは、今月25日に建設に同意する回答がありました。 広域連合では、桜井区の同意が得られれば、地権者との交渉などの手続きを始め、3か月ほどをめどに2つの区と建設に関する基本協定を結ぶ計画です。 白鳥孝連合長は「桜井区についても年内に同意を頂けるよう、真摯に話し合いをし、全力で取り組んでいきたい」と話していました。
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児童養護施設たかずやの里 竣工式予定日は来年3月22日
移転新築に伴い広く市民に募金を呼びかけ建設が進められている児童養護施設たかずやの里の新しい施設について、上伊那広域連合は竣工式の予定日を来年3月22日としました。 管理棟、男子棟、女子棟が作られ、子ども達がグループごとに生活する施設になります。 施設建設の総事業費は、約4億円で、これまで個人や団体から施設整備に寄せられた寄付金は636件、約3,690万円となっています。
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工科短大 平成28年4月開校
長野県の阿部守一知事は、上伊那地域に設置が計画されている新たな県工科短期大学について平成28年4月の開校を目指す考えを27日示しました。 これは、27日開かれた長野県議会11月定例会の中で議員の質問に答えたものです。 阿部知事は、新たな工科短大の開校時期について平成28年4月を目指すとし、場所は南箕輪村の伊那技術専門校の校舎を改修し利用する計画で、来年度に実施設計に入りたいとしています。 名称は、南信工科短期大学校で、既にある上田市の県工科短大と同等の位置づけとし、専任の校長を配置するとしています。 学科は、機械システムと電気電子システムの2つの学科を設置し、より高度で専門的な教育を行うと共に、現在技術専門校で行っている短期の離職者を対象とした6か月間の訓練は、継続する予定です。 工科短大については、上伊那の自治体や商工団体などが、人材の育成による地域活性化や、若い世代の人口定着などを目的に設置を求めていました。 県では、これらの計画の内容を記した設置概要案を今月中に示す予定です。
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酒井一さん 伊那中央病院に来年の干支馬の作品寄贈
伊那市西春近の酒井一さんは、来年の干支「馬」の木工作品を21日、伊那市の伊那中央病院に寄贈しました。 この日は、酒井さんが伊那中央病院を訪れ、制作した来年の干支馬の作品を10個寄贈しました。 酒井さんは、5年前に入院したことがきっかけで、平成21年から、病院翌年の干支の作品を寄贈しています。 酒井さんは、大工の仕事の合間に余った木材で校歌や俳句の作品を作っていて、市役所や小学校などに寄贈しています。 今年は馬の作品を160個制作し、残りの150個は伊那市の産直市場グリーンファームで販売するということです。 受け取った職員は「今年もありがとうございます」とお礼を言っていました。
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箕輪西小学校4年生 間伐材で本棚作り
1年間を通して森林づくりについての学習を行っている箕輪西小学校の4年生の児童は27日、間伐材を使って本棚を作りました。 この日は、箕輪西小学校の4年生12人が、上伊那地域で間伐したスギを使って本棚を作りました。 指導したのは、役場職員や組合関係者などでつくるみんなで支えるふるさとの森林づくり上古田団地推進協議会のメンバー7人です。 箕輪西小学校の4年生は、ヒノキの植樹や間伐など、1年を通して森林づくりについて学習を行っています。 本棚の制作は、木がどのように活用されているかを知ってもらおうと行われました。 協議会のメンバーは、「森林の役割や木を育てる意味を分かってもらえたら嬉しい」と話していました。 制作した本棚は、児童が家に持ち帰るということです。
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保科さん飯塚さんナチュラルドライフラワー第4回二人展
伊那市の保科容子さんと飯塚智子さんのドライフラワー展示即売会「第4回二人展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、2人の作品およそ150点が並んでいて、購入も可能です。 保科さんと飯塚さんは伊那市在住で、別々のドライフラワー教室を自宅で開いています。 20年前にドライフラワー教室で出会ったことがきっかけで仲良くなり、4年前から2人で展示即売会を開いています。 並んでいる作品は、着色や脱色をあまりせずに素材そのままの色を活かす技法で、ナチュラルドライフラワーと呼ばれています。 2人は「身近な素材を使っていて、さりげなく生活の一部として飾れる作品です」と話していました。 保科容子さんと飯塚智子さんのナチュラルドライフラワー展示即売会「第4回二人展」は、29日金曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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第6回信州伊那高遠の四季展 短期集中開催
3年に1度全国公募で開かれる「信州伊那高遠の四季展」について、平成27年開催の第6回は会場数を少なくし、短期集中で行うことが決まりました。 27日は伊那市役所で第6回の四季展に向けた初めての実行委員会が開かれ、開催概要が決まりました。 それによると、開催期間は前回と比べ20日間少ない17日間で、平成27年10月10日から10月25日まで。 会場は市内6か所から、信州高遠美術館とかんてんぱぱホールの2か所となります。 これは、出品者・来場者の意見をもとに、会場に足を運びやすくし、短期集中で開催する狙いがあります。 また、作品の応募資格は、これまでは高校生を除く18歳以上でしたが、第6回からは高校生まで年齢を広げたらどうかという意見が出されました。 信州伊那高遠の四季展は、伊那を全国にPRし通年観光へつなげようと平成12年から3年に一度のペースで開かれています。 なお作品の募集は平成27年5月から行われます。
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江崎孝坪没後50年展
旧高遠町出身の日本画家江崎孝坪の没後50年展が27日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 会場には美術館が所蔵する江崎孝坪の作品7点が展示されています。 江崎孝坪は旧高遠町出身で、昭和初期から昭和30年頃に活躍した日本画家です。 時代に忠実に、服装や儀式などを再現する「歴史画」を得意としていて、黒沢明監督の映画「七人の侍」では衣装考証を担当しました。 ある作品は、奈良時代に鷹を使って狩りをしていた「鷹匠(たかじょう)」の姿を再現しているということです。 江崎孝坪は一般的な日本画に比べ輪郭線が太く、単純化したデザインで描いている点が特徴といわれています。 江崎孝坪没後50年展は来年3月30日まで、信州高遠美術館で開かれています。 入館料は一般500円、小中学生は150円です。
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信州型コミュニティスクール推進
伊那市教育委員会は、学校・家庭・地域が連携協力し、地域に開かれた学校づくりを進める県の信州型コミュニティスクール事業に取り組む考えを示しました。 26日は、伊那市教育委員会11月定例会が市役所で開かれ久保村清一教育長が概要について説明しました。 信州型コミュニティスクールは、学校、保護者、地域が一体となり子どもを育てる仕組みをもった学校のことです。 伊那市の推進計画によりますと各学校に今年度中に関係者による運営支援委員会を設置するとしています。 委員は、同窓会や子ども見守り隊などの代表や学校3役を含めた10人から15人で組織します。 委員会は学校の目標や課題について話し合う学校運営参画、見守り隊などボランティア活動を行う学校支援、地域との連携などについて評価する関係者評価を行います。 伊那市教育委員会は、モデル校として今年度、東部中学校、伊那東小学校、伊那北小学校にコーディネーターを配置し来年度出来る小中学校から支援委員会を設置していくということです。 また、教育委員会では成人式のあり方についての報告もありました。 委員からは「現状のやりかたをすぐ変える必要はない」「記念品など出来ることから統一していく必要がある」などの意見が出されていました。
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伊那谷演劇研究所設立へ
伊那市の伊那文化会館は地域で活動する演劇団体などに対し支援する伊那谷演劇研究所を設立します。 これに伴い付属劇団「南信協同」は来年3月をもって解散となります。 伊那谷演劇研究所は、南信協同で培われたノウハウを地域に還元し、演劇人口の増加につなげるとともに地域で活動する団体に対支援を行う目的で設立されます。 主に、演劇に関するワークショップの開催や地域の演劇に関する情報発信、演技や演出方法の指導を行う演劇アドバイザーの登録・派遣などを行います。 設立にともない伊那文化会館の付属劇団「南信協同」は来年3月をもって解散となります。 伊那文化会館の2階にある倉庫には、衣装や小道具が数多く置かれています。 南信協同は伊那文化会館の付属劇団として平成6年11月に発足し南信地域の演劇愛好者が集い活動してきました。 伊那文化会館の舞台スタッフが裏方としてサポートし、多い時には20人ほどが所属していたということです。 今年の9月まで劇団の代表を務めてきた阿部裕吉さんです。 阿部さんは平成8年から劇団員として活動してきました。 阿部さんは今後、小学校などで指導する演劇アドバイザー第1号として活動するということです。 伊那谷演劇研究所は12月1日に設立することになっています。
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伊那松島駅舎利活用検討委 提言書提出
伊那松島駅舎利活用検討委員会は駅舎の利活用についてまとめた、提言書を平澤豊満町長に提出しました。 今後は出された提言をもとに、箕輪町地域公共交通会議で方針を決めていくということです。 25日は、伊那松島駅舎利活用検討委員会の竹腰公夫座長が箕輪町役場を訪れ提言書を平澤町長に手渡しました。 駅舎を活用した作品展示やJRとタイアップした飯田線の歴史展などが上げられています。 竹腰座長は「一過性のものでなく、持続的に活用してほしい」と要望していました。 平澤町長は「前向きに検討していきたい」と話していました。 今後は出された提言をもとに、箕輪町地域公共交通会議で方針を決めていくということです。