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少年軟式野球上伊那地区大会
第23回全日本少年軟式野球大会上伊那地区大会(県軟式野球連盟上伊那支部主催)が30日、宮田村の宮田球場で開かれた。6チームが出場してトーナメントで対戦した結果、若竹クラブ(南箕輪村)が優勝。南信大会(6・7日、伊那市)への出場を決めた。
結果は次の通り。
▼1回戦=梅の里(宮田村)5竏・飯島(飯島町)、箕輪(箕輪町)2竏・欅(辰野町)▼準決勝=若竹(南箕輪村)2竏・梅の里、牧ケ原(中川村)2竏・箕輪▼決勝=若竹1竏・牧ケ原 -
上伊那渓流魚釣研究会が初の教室 渓流釣り楽しもう
上伊那渓流魚釣研究会による「渓流魚釣り方教室」が27日夜、伊那市狐島の天竜川漁業会館で始まった。上伊那を中心に遠くは静岡県から約15人が参加。釣り歴40年のベテランで研究会代表の小木曽大吉さん(63)=同市福島=が釣りの基礎を教えた。
多くの人に釣りの楽しみを覚えてもらう竏窒ニ、本年初めて企画。退職後の趣味にしたいという人や、自分で学んで息子と釣りをしたいという人など、70代から小学生までの幅広い年代が集まった。
講義では竿(さお)の伸ばし方、たたみ方からはじまり、仕掛けの作り方やエサの選び方などの基本を学習。小木曽さんはニジマスを釣る時のエサについて「水が澄んでいればイクラやブドウムシ、濁っていたらミミズを使うと効果的」などと助言していた。
趣味を持とうと渓流釣りを始めたばかりの山口幸次さん(65)=箕輪町下古田=は「学んだことを生かして竿から買い直さないと」と心を弾ませていた。
自己流で取り組んできた伊那中学校2年の福井創祈君(13)は「一から基礎を学ぼうと参加した。最近は釣果が少なかったのでためになった」と熱心に話を聞いていた。
渓流魚釣り教室では5月の大型連休以降、実践講座を川で開く予定。現在、受講生を募集している。問い合わせは、小木曽さん(TEL76・1652)へ。 -
箕輪工業高校が新しい高校設置に向けた準備委員会が検討開始
高校改革プラン実施計画で新しい多部制・単位制高校への移行が示された箕輪工業高校はこのほど、校内教職員らでつくる将来計画準備委員会を発足させ、転換に向けた方針検討などを始めた。
委員会は校長を中心として教頭、工学科担当職員、各教科の担当などで構成、その下に小委員会がある。実施計画の決定に伴い、昨年度まで同校の将来計画を検討してきた委員会を準備委員会に移行した形。
今月21日には、新たな高校に統合する上伊那農業定時制の教職員とも初顔合わせをした。
現在は、転換に向けた基本方針の検討を進めているが、方針策定に当たっては、PTAや同窓会など関係者と、地域住民の意見を聞くための会を何度か開き、それらの意見を取り入れながら慎重に進めていきたいとしている。
1回目の説明会は5月下旬ころを予定している。 -
高校改革プラン実施計画住民説明会
3月に決定した高校改革プラン実施計画の住民説明会が27日、伊那市民会館であった。再編整備の対象となった箕輪工業高校や上伊那農業高校定時制関係者など約70人が集まり、多部制・単位制高校への不安と、地元意見への配慮を訴えた。
多部制・単位制高校に転換した箕輪工業へ、上伊那農業定時制を統合する竏窒ニした今回の実施計画だが、定時制関係者の多部制・単位制に対する不安は依然として強い。
県教育委員会は、ガイダンス機能の充実などによって従来の定時制が対応してきた生徒たちの心のケアに努める一方、ある程度の教室規模を確保することで生徒が相互に学び合う機会の増加、専門の教員の配置充実を図りたいとしている。
また、箕輪工業高校の未来を育てる会の関係者は、新たな高校が想定する普通科の中で、工業の専門性をどの程度まで追求ができるか質問。工業が盛んな上伊那に根ざす高校としていくため「工業課課程30単位」の履修が実現できるカリキュラムづくりを求めた。
県教委は、今後も地域の意見を聞きながら当該校が中心となり、実施計画を進めていきたいとした。 -
上伊那3ダム湖にジャンボニジマス放流
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)は28日、上伊那の高遠ダム湖(伊那市)など3カ所へジャンボニジマス千キロを放流した。同ダム湖ではさっそく、釣り人たちが竿を伸ばして、引きを楽しむ姿がみられた。
5月の大型連休に向けて釣りを楽しんでもらうための恒例。本年は高遠ダム湖、箕輪ダム湖、横川ダム湖(辰野町)の3カ所へ、約330キロずつを放した。
ジャンボニジマスは同漁協の養殖所(宮田村)で育てられた3縲・年の成魚。一尾あたりの平均サイズは40センチ、1・3キロ。
漁協によると水温が高くなってくる連休ごろは、エサの食いつきもよく釣果も期待できるという。
遊漁料は一日券千円(現場で監視員から購入した場合は1600円)、年間券6千円、中学生券300円。小学生以下無料。
5月下旬にはイワナの成魚を放流する予定だ。 -
地域に密着シニアリーダー養成へ実践講座開講
地域に密着した実践的な社会参加活動のリーダーを育成する、県シニアリーダー実践講座は25日、伊那市の県伊那合同庁舎で開講した。県長寿社会開発センター伊那支部主催。
受講生(50歳以上)は、昨年度より6人多い26人(男10、女16)。来年2月までの全16回、リーダーに必要な基礎的な知識や技術、地域における社会参加活動の進め方などを習得する。
講座内容は、地域活動、ボランティア、男女共同参画社会、児童虐待と家庭のあり方などの講義や、スポーツ、福祉施設でのボランティアの体験もする。
開講式で支部長の牛越徹・県上伊那地方事務所長は「広い見識や視野、実行力をもつ人材が地域に求められている。一年間学んで実り多きものとし、助け合い、協力し合って、仲間作りもして社会参加活動を続けてもらいたい」とあいさつ。
受講者を代表して佐合芳郎さん=駒ヶ根市=は「一年間頑張って、先生方の指導を仰ぎたい」と述べた。
伊那公民館長の武田登さんの講演に耳を傾け、「リーダーのあり方」についても学んだ。 -
伊那市地蜂愛好会総会
伊那市地蜂愛好会(会員約100人、小木曽大吉会長)は23日、06年度通常総会を伊那市の羽広荘で開き、越冬させた約5千匹の女王バチを会員に配布した。
本年度同会は、親子などを対象としたハチ追い体験学習会をしたり、地球元気村に参加するなどして、会員だけでなく、一般に向けた地バチアピールもしていく。
今年は、ハチを繁殖する巣の数を増やし、昨年の倍近い約1万4千匹の女王バチの発生に成功した。小木曽会長は「発生数を増やすことは長年目標としてきたことで、一定のレベルに達したと思う。今後はこれを維持していきたい」と話していた。
また、同会の活動に貢献した小松養蜂園(伊那市)の小松実治さんに感謝状を贈った=写真。
玉川大学農学部、小野正人教授によるスズメバチ類の社会性を紹介する記念講演もあった。 -
リトルシニア信越連盟春季大会・中南信ブロック予選
全日本リトル野球協会リトルシニア信越連盟の06年度春季大会中南信ブロック予選が23日、伊那市の市営、県営球場、南箕輪の大芝グラウンドであった=写真。上伊那からは伊北などが本大会の出場権を獲得した。
6つの代表枠をかけて中学生らが熱戦を展開。駒ヶ根は開催地のためシードに決まっており、残りの5枠を13チームで争そった。それぞれが2縲・チームずつのブロックをつくり、トーナメントで決めた。
春季大会は5月21、28日、駒ヶ根市などの球場で、新潟、東北信、中南信の代表16チームが優勝を目指して熱戦を繰り広げる。
試合結果は次の通り。
【1回戦】▽大町5竏・塩尻▽伊那6竏・諏訪▽松本西5竏・飯田
【代表決定戦】▽大町6竏・松本南▽伊北8竏・伊那▽波田10竏・穂高▽松本8竏・松本西▽松本東竏樗ォ盛(29日、駒ヶ根市アルプス球場で決定する) -
天竜川漁業協同組合 アマゴ成魚8千匹放流
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)は27日まで、上伊那の主要12河川などへアマゴの成魚750キロ、約8千匹を放流する。5月の大型連休に釣りを楽しんでもらうための恒例行事。28日にはジャンボニジマスを伊那市の高遠ダム湖などに放流する。
25日は伊那市、箕輪町、辰野町の6河川へ約330キロを放し、そのうち伊那市は、小沢川、小黒川、犬田切川、藤沢川の4河川13カ所に120キロを放流。藤沢川では組合員2人が、アマゴをトラックで運んできた水槽からバケツに移し、緩やかな流れの場所3カ所に約10キロを放した。
一匹あたりのアマゴの大きさは、全長18縲・0センチ、重さ70縲・00グラム。
同漁協によると、今季は水温が低く、エサの食いつきが悪いため、2月16日の解禁日以降の釣り人は昨年に比べて少なく、組合員の印象では前年の6縲・割りの人出。連休になれば水温も上がり釣果も期待できるという。
28日はジャンボニジマスを伊那市の高遠ダム湖、箕輪町のもみじ湖、辰野町の横川ダム湖に放し、5月下旬にはイワナの成魚を放流する予定だ。 -
2006年さくら杯オールオープンバドミントン
「2006年さくら杯オールオープンバドミントン」が23日、県伊那勤労者福祉センター体育館と伊那市民体育館であった=写真。参加した愛好者らは熱戦を展開、試合後は交流戦で友好も深めた。さくら杯実行委員会の主催。
技術向上と競技人口の底辺拡大を目的にした交流大会。7年前に旧高遠町を会場にはじまり、3年前から現在の場所で開いている。
本年はこれまでで最多となる参加。上伊那を中心に県内外から、高校生から50代までの約230人が出場し、上、中、初級者の男女別のダブルス6部門で、予選リーグ、決勝トーナメントを戦った。
大会長の松下始さん(58)=伊那市美篶=は過去最多の参加数について「底辺拡大を目的に開いてきた大会なので、参加者が年々増えてうれしい」とバドミントンの交流大会が定着してきたことを実感していた。
各部門の上位は次の皆さん(カッコ内は所属)。
【男子】
▽初級(1)増澤久樹・有賀章訓(伊那弥生ヶ丘高校)(2)小松仁・松尾純(伊那弥生ヶ丘高校)(3)土田光・伊藤敦史(伊那弥生ヶ丘高校)▽中級(1)今井和芳・北原智之(ホワイトウイングス)(2)酒井聡史・久保田裕一(メイエンジェルス)(3)澤井大輔・中村彰彦(飯田青少年)▽上級(1)平林貴志・村上勝(フェニックス)(2)黒岩森・林健司(フェニックス)(3)小松英一・伊東功一(親羽会)
【女性】
▽初級(1)丸山みち子・吉沢満智子(ミノワバド)(2)酒井香奈・原口祐美(赤穂高校)(3)泉俊江・酒井文代(土曜クラブ)▽中級(1)真鍋絹子・佐藤智美(習志野)(2)尾曽和美・前澤沙綾香(飯田青少年)(3)原春美・春日志保(西箕輪バド)▽上級(1)荻原直子・清水絵美(フェニックス)(2)黒河内恵子・林祥子(フェニックス)(3)小原奈美子・下村彩乃(赤穂高校) -
全日本軟式野球上伊那地区大会で1部宮田クラブ、2部エプソン伊那松島が優勝
第50回高松宮賜杯全日本軟式野球上伊那地区大会は23日、宮田球場で開き、1部は宮田クラブ(宮田村)、2部はエプソン伊那松島(箕輪町)が優勝した。両チームは5月20、21日の南信大会に代表として出場する。
宮田クラブは、打線が好調。準決勝は11点、決勝は12点を取って激戦を制した。
エプソン伊那松島は対照的に得点を守り、接戦を乗りきった。 -
あぐりスクール開校式
食と農の大切さなどを学ぶ「あぐりスクール」の開校式が22日、上伊那農業協同組合(JA上伊那)本所などであった。1年間一緒に学ぶ小学生71人が集まり、早速ジャガイモとトウモロコシの種をまいた。
JA上伊那が本年度、新たに始めた取り組みで、小学生3縲・年生が、12月までの間に、野菜づくりに挑戦したり自分たちで作った野菜を使った料理作りをする。
入校生代表の小松拓哉君(高遠小5)は「お日様のもとみんなで仲良く自然を体験したい」と抱負を語った。 入校式の後、1年間野菜を育てる東春近の畑へ移動。畑の管理に当たる伊東千元さん(69)から説明を受け、ジャガイモとトウモロコシの種まきをした=写真。
入校式に付き添っていた母親の一人は「こういう体験は滅多にできなくなってきている。体験を通して、農業のことをしっかり知ってほしい」と話していた。
今後は、田んぼづくりもしていく予定で、夏には収穫した野菜を使って料理作りに挑戦する。 -
伊那北高校甲子園初出場から50周年
1955(昭和30)年と翌年、2年連続で甲子園に出場した伊那北高校野球部員らでつくる甲子園会は22日夕、初出場から50周年の節目を記念した思い出会を伊那市西箕輪の羽広荘で開いた。メンバーら約20人が出席し、甲子園に導いた2人の監督を迎えて、思い出話に花を咲かせた。
甲子園会は数年に1度、甲子園で熱戦が繰り広げられている夏に開催している。半世紀を記念した今回は、甲子園初出場に導いた青木龍雄さん=静岡県=と、翌年の監督、久根下一幸さん=松本市=を招くなど、指導者とグラウンドで白球を追いかけた当時のメンバーが顔をそろえた。
会では話が尽きることがなく、用意した県予選から甲子園までのスコアブックや、スクラップした当時の新聞、両監督の手記などを見ながら、汗を流した厳しい練習や試合展開を懐かしんだ。
青木さんは「喜びと思い出でいっぱい。本当に幸せだ」と述べ、甲子園会幹事の井内吉彦さんは「半世紀前の感激が昨日のことのように思い出される。厳しい練習、勝利の喜び、自信と誇りが長い人生を支えてくれた」と語った。
メンバーからも「厳しい練習をしたグラウンドの光景がよみがえる」「もう一度甲子園に行きたい。選手としては無理だが、母校に出場してもらい応援をしたい」などと盛り上がり、互いに旧交を温めた。 -
食生活改善推進協議会上伊那支部総会
県食生活改善推進協議会上伊那支部(推進員545人、六波羅弘美支部長)の06年度定期総会が19日、伊那市の県合同庁舎であった。約160人が参加し、本年度事業を承認した=写真。
05年度は、おやこの食育教室講習会や高校生の「食」支援講座などを実施し、健全で健康によい食生活の普及に取り組んできた。7年前に始めた「在宅介護食ボランティア事業」は好評で、継続的に実施しているのは県下でも珍しいという。
06年度は、昨年度制定された食育基本法などに伴い、おやこ食育教室などを一層推進していく。
渡辺庸子伊那保健所長は「“私たちの健康は私たちの手で”をスローガンに頑張ってほしい」と激励した。
同支部の会員数は現在545人。県下でも2番目に規模が大きく、活動回数もトップクラスにある。 -
春を彩る
飯島町七久保高遠原の石神さん宅のミツバツツジが満開になった。
推定樹齢250年余、町内では最高齢という。樹高3・3メートル、幹周1メートルと巨木。石神家の墓所をすっぽりと覆い、紅紫色の花を咲かせている。
◇ ◇
中川村大草西丸尾の小松さん宅のしだれ桜が満開になり、県内外から観桜客やアマチュアカメラマンが訪れている。
樹齢400年余の古木。緑の里山をバックに、伸び伸びと枝を伸ばし、樹形はすこぶるいい。
薄紅色の桜とレンギョウの黄色、桃紫色のミツバツツジがのどかな里の春景色をつくっている。
◇ ◇
伊那市美篶下川手の半波徹さん宅で、モクレンが見ごろ。
モクレンは高さ6メートル以上。「今年は花つきがいい」そうで、白色の花が木いっぱいに咲く。隣には、淡紅色のモクレンもある。
母たね子さん(83)によると、50年余前、嫁に来たときはすでに植えてあったという。「きれいだが、花は瞬く間に落ちてしまう」と木を見上げた。 -
未成年者飲酒防止キャンペーン 伊那市駅などで街頭啓発
毎年4月の全国の未成年者飲酒防止強調月間に合わせ、県小売酒販組合連合会は10竏・5日の間、県下28カ所の主要駅前で街頭キャンペーンを初めて展開。駅を利用する通学中の高校生に対して「お酒は20歳になってから」と訴えかけている。
伊那小売酒販組合(伊藤勝弘理事長)は20日早朝、管内にある駅7カ所で一斉に、組合員約50人が啓発用のティッシュ千個を配布。伊那市のJR飯田線伊那市駅前ではキャンペーンを呼びかけるのぼり旗を立て雨の中、組合員8人が未成年者へPRした。
伊藤理事長は「未成年者にはお酒を売らない、未成年者はお酒を飲まないことは法律で定められている。社会全体の責務として未然防止を図っていきたい。保護者の協力も求めたい」と話した。
国税局の資料によると、成長期にある未成年の時期の飲酒は、急性アルコール中毒や肝臓障害などの身体的影響を及ぼす危険性があり、学習意欲の低下、性格の変化などの精神、交通事故などの社会的影響にもかかわるという。
県小売酒販組合連合会では今月中、各組合員の店舗に「未成年者飲酒防止」「年齢確認実施中」などと明示し、活動を支援している。 -
【登場】伊那教育事務所長
佐々木光男さん(58)学力低下、いじめ、不登校など、今の教育行政は課題が多い。中でも子どもの安全は、学校だけで解決できるものでない。学校、地域、警察などが連携していく必要がある竏秩B
下伊那郡松川町出身。飯田長姫高校を卒業後、1966年に就職した。初任地は伊那労政事務所。その後、中南信の出先機関と本庁を行き来しながら、税務、行財政、教育事務、観光など、多方面な行政事務に携わった。前任は中信労政事務所長。「その度に異なる仕事で苦労もあったけど、その分多くの経験ができた」。
県と地域円滑な連携を求める声も強い。「実際に教育現場を支えている市町村の教育行政。現場からの声にしっかりと耳を傾けたり、説明責任を果たすなどしてお互いの信頼関係を築き、しっかりとした連携を図りたい」と語る。
行財政を担当した中南信事務所下伊那支所は県下でも規模の小さい事務所だったため、交付税制度、市町村決算1人でいくつもの業務を掛け持った。そのため、財政全般を幅広い視野でとらえることができ、充実した日々を過ごせた。
「学校に関する暗い話題ばかりが取りざたされるが、現場の先生からは楽しい話題も多く聞く。そういう話題はもっと外へと発信すべき。『学校は楽しいところ』ということを伝えていくことも大切だと思う」。
釣りをはじめ、山登り、バドミントンなど、幅広い趣味を持つ。
松川町在住。息子2人。現在は妻と2人暮らし。 -
第11回NEC杯スプリングリーグ大会
上伊那家庭婦人バレーボール連盟主催の第11回NEC杯スプリングリーグ大会が16日、伊那市の県伊那勤労者福祉センターなどであった。南信地区の24チーム(上伊那16、下伊那5、諏訪3)が参加し、熱戦を繰り広げた。
互いの技術を学ぶと共に、交流を深めることを目的とした大会。3ブロック6コートに分かれ、ブロックごとに優勝チームを決めた。
選手の年齢は幅広く、今年は60歳以上のメンバーで構成するチームのみで対戦するコートも設けた。
選手たちは、大きな声をかけ合いながら、息の合ったチームワークでボールを運び、相手のコートへとスパイクを決めていた。
結果は次の通り。
◆1ブロック=(1)リュシオー(2)飯伊(3)銀西
◆2ブロック=(1)空木(2)かりん(3)コスモス
◆3ブロック=(1)マザーズ、あすか、みやだ -
加藤学後援会伊那支部設立記念講演会
加藤学後援会と民主党長野県第5区総支部は16日、民主党副代表広中和歌子氏を招いた記念講演会を伊那市駅前ビル・いなっせで開いた。広中氏は「公正で共生できる社会」をテーマとして、生活者の視点にたった医・職・住を充実を訴えた=写真。
民主党長野県第5区総支部の加藤学代表の後援会伊那支部は今月10日に設立した。講演会には来賓として羽田雄一郎参議院議員も招いた。これまで民主党上伊那支部はあったが、後援会組織はなかったため、同地区での支持基盤強化を目的として伊南、伊北支部と共に設立した。
広中副代表は、自由主義経済やグローバル化の進む裏側で、非正規雇用の増加、フリーター、ニート問題など格差社会が拡大している小泉政権の問題点を指摘。政権交代により公正な社会を実現することを強く訴えた。
伊那支部は今後、設立総会を開き、方針を検討していく。将来的には民主党上伊那支部を伊北、伊那、伊南に分けることも検討している。 -
春季北信越地区高校野球県大会南信予選 29日開幕
第114回北信越地区高等学校野球県大会南信予選は29日に開幕する。5月7日まで、県営飯田野球場、諏訪湖スタジアムの2会場で熱戦を繰り広げる。
南信地区は26校が出場し、県大会の出場権をかけてしのぎを削る。順調に試合日程をこなせば5月4日、出場チーム4校が決定する。
上伊那8校のうちシード校は伊那北、辰野、伊那弥生ヶ丘。高遠、箕輪工業、辰野、赤穂、伊那弥生ヶ丘は同じブロックに集中した。
決勝は5月7日、県営飯田野球場で午後0時30分開始予定。県大会は5月13竏・6日、諏訪湖スタジアム、県営飯田球場、県営伊那球場である。
組合せ表 -
上伊那の県不法投棄監視連絡委員委嘱
上伊那地方事務所は11日、不法投棄監視連絡員の委嘱式を県伊那合同庁舎で開き、牛越徹所長が11人に委嘱状を手渡した。
県が00年度に導入した監視連絡員は担当区域内を巡回して、廃棄物の不法投棄などに関する情報を関係機関に通報するなど、不法投棄の発見や未然防止に努める。本年度は「市町村からの要望が強く」(上伊那地方事務所)、昨年度より4人増員した。
上伊那地方事務所の発表によると、不法投棄実態調査の昨年度集計は2月末現在で、前年度同期に比べて約100件増の489件。このうち、家庭ごみや空き缶・空き瓶、タイヤなどの一般廃棄物が96・5%を占め、投棄個所は道路や山林が多かった。
牛越所長はあいさつで「不法投棄の早期発見、早期対応が大切。住み良い地域づくりに協力を願いたい」と呼びかけた。
式に続いて研修会もあり、不法投棄の現状や業務内容などの確認、各市町村との打ち合わせをした。 -
コモンズ支援金地域枠選定委員会
地域の特性を生かした取り組みなどを対象とした県の「コモンズ支援金」の上伊那地方(地域枠)選定委員会が11日、伊那市の県伊那合同庁舎であり、上伊那地方事務所長の牛越徹委員長ら5人の委員が出席して、支援金の要望状況や事業概要を確認した。次回の委員会で採択事業を絞り込む。
支援金の本年度予算は前年度と同額の10億円で、全県枠に3億円、地域枠に7億円を配分する。上伊那地方は前年度比100万円増の5070万円で、これに対して同比17件65万9千円増の79件9538万4千円(市町村分・40件6180万円、公共団体分・39件3358万4千円)の申請があった。
市町村別の市町村分と公共団体分の総計は、伊那市・31件3625万9千円、駒ヶ根市・8件974万1千円、辰野町・8件760万1千円、箕輪町・7件668万1千円、飯島町・4件851万3千円、南箕輪村・10件1203万2千円、中川村・4件777万7千円、宮田村・7件678万円。
事業区分別では、「安心・安全な暮らしの支援」が15件・1973万7千円、「美しいまちづくり」が10件・1401万3千円、「魅力ある観光の創出」が7件・1199万6千円と多かった。
委員会では、事業の選定にあたり▽妥当性▽有効性▽戦略性▽自律性▽協働性竏窒フ基準などを確認し、次回25日の委員会で採択事業を絞り込み、今月中に決定・内示することを決めた。 -
アフガニスタンで教育支援などに取り組む女性を招いた報告会
アフガニスタンにある教育の現状を知り、自分たちの教育のあり方を改めて考えてほしい竏窒ニ5月28日、女性や子ども医療、教育、自立支援に取り組むアフガン女性・ソハイラさんを迎えた対話会が、伊那市駅前ビル・いなっせである。
ソハイラさんは、アフガン女性の自立を目指して1977年に発足した「アフガニスタン女性革命協会(RAWA)」の一員で、現在は戦禍や貧困に追われた子どもや女性の教育支援をしている。
会の主催する尾崎真理子さん(24)は、日本からRAWAの支援するグループに所属しており「自分の地元の人にもアフガンの話を聞いてほしい」と今回の対談を企画した。
大学卒業後、アフガニスタンへのスタディーツアーに参加。米軍の侵攻と共に一時的に集中した各国のNGOは現地から徐々に撤退し、現地には再び貧困に困窮する人たちがいた。お金だけではない、支援の形があるのではないか竏窒サう考え、発展途上国での教育支援にも携わってきた。
尾崎さんは「アフガンの現状を通して、そもそも教育とは何のためにあるのかなどを考えてもらえるような対談にしたい」と話す。
対談は市民団体の交流イベント「市民バザール」の中で実施する予定。現在は対談の企画・運営をする実行委員も募集している。
問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)、または(TEL090・3536・3211)尾崎さんへ。 -
郷土をささえた書画展
上伊那の美術愛好者でつくる「芝田会」(網野幸治会長、70人)は11日から、県伊那文化会館美術展示ホールで「第6回郷土をささえた書画展」を開いている。掛け軸、額装、びょうぶなど145点がそろう。16日まで。
今回は、新伊那市誕生記念と位置づけた。伊那毎日新聞社など後援。出品点数は過去最高で、郷土の作家である池上秀畝、中村不折、小坂芝田、長尾無墨など会員約20人が所蔵する日本画、洋画、書などを持ち寄った。
「これだけの作品が集まる機会はそうない」といい、会場には、松に止まった2羽の「鴛鴦(おしどり)」(池上秀畝)、紅葉を描いた「松渓山水図」(小坂芝田)、野田九浦などの合作「四季花木図」、伊藤高志の「入笠山春色」などが並ぶ。会員が解説に当たり、郷土作家の作品を楽しむことができる。
網野会長(72)は「芸術文化の高い伊那市として、芸術家が育ってくれたら」と期待を寄せた。
開館時間は午前9時縲恁゚後5時半(最終日3時)。入場無料。 -
男子バレー公開ゲーム・NEC長野VS岡谷工業高校
男子6人制バレーボール「NEC長野×岡谷工業高校」の5セット公開ゲームと技術講習会が9日、伊那市の伊那中学校体育館であった。一流選手らが息をつく暇もない熱戦を繰り広げるのを、約460人の観客が見守った。上伊那バレーボール協会主催。
試合は大方の予想を反し岡谷工業が5セットすべてに勝利した。関係者によると、NEC長野の主力選手はけがのため力を発揮できなかったのが原因。岡谷工業は選手の入れ替え時期だったというが、前年度の春の高校バレーで全国3位になった力を見せつけた。
コートサイドなどでは、上伊那の小中学校でバレーに取り組む子どもたちが観戦。一流選手たちの白熱のプレーに飯島中1年の上原紗希さん(12)は「こういう試合を生で観ることができてうれしい。すごい迫力。あんな選手たちみたいになりたいな」とあ然としていた。
技術講習会には約300人の小中学生が参加。講師にVリーグ「茂原アルカス」元監督の辻智之氏(38)=千葉県=を招き、小学生は基礎プレー中心に、中学生はチームプレー中心に技術を学んだ。 -
上伊那消防協会 8市町村団員629人が教養訓練
上伊那消防協会(宮島忠夫協会長)は9日、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場などで、06年度消防団員教養訓練を開いた。8市町村の各部長以上の幹部団員のほか、ラッパ手ら629人が参加した。
幹部団員の災害現場での指揮能力の養成、新入団員への的確な指導の徹底を図るための指導力向上、ラッパ手のレベル向上を目指す訓練。幹部訓練に長野消防学校の滝澤巌さん、ラッパ手訓練に郡ラッパ講師の小林孝行さんを招き、それぞれが学習した。
幹部訓練では敬礼や号令のかけ方など基本動作を学んだ。グラウンドには「回れ右」「左向け左」など大きな声が響き、きびきびと停止間、進行間の訓練に取り組んだ。
ラッパ手訓練は近くの県伊那勤労者福祉センター体育館で技術向上に励んだ。
宮島協会長は「消防団の基本となる大事な訓練。現場で迅速な対応ができるよう、しっかりと身につけてほしい」と呼びかけた。 -
上伊那高校卓球選手権大会
第33回上伊那高校卓球選手権大会が8日、伊那市西箕輪のサンビレッジ伊那の体育館であった。男子シングルスで伊那北の佐藤良祐君が3大会連続優勝。それぞれが練習の成果を発揮しようと熱戦を繰り広げた。上伊那卓球連盟の主催。
国体、高体連の地区予選に向けての前哨戦に位置付けられる大会。上伊那の8校から89人(男子59人、女子30)が参加し、男女別の団体(ダブルス1、シングルス4)、シングル戦の各トーナメントを戦った。
上伊那卓球連盟の木下美智常任理事は「この試合で各自が課題を見つけ克服し、これからの大会に臨んでほしい」と話していた。
上位の結果は次の通り。
【男子】
▽団体 (1)伊那北A(2)伊那北B(3)上伊那農業(4)伊那北C
▽シングルス (1)佐藤良祐(伊那北)(2)西澤佳佑(伊那北)(3)征矢亮(伊那北)小林英成(伊那北)
【女子】
▽団体 (1)伊那西A(2)伊那西B(3)伊那西C(4)赤穂
▽シングルス (1)養田真実(伊那西)(2)村澤亜紀(伊那西)(3)伊藤梓(伊那西)高栖真里奈(伊那西) -
ツキノワクマの出没注意
県林務部はこの春、子連れツキノワグマの出没が多くなると見込んでおり、遭遇しないよう注意を呼びかけている。
林務部によると、昨年秋はツキノワグマのエサとなるドングリ類が並作以上だったため、十分な栄養を摂取した母熊が冬期に妊娠・出産している可能性が高いという。子連れの母熊は神経質になっている。注意が必要な時期は▽雪解け直後▽タラの芽などの採取時期▽ネマガリタケのタケノコ採取時期竏窒ネど。山に入る場合は、鈴やラジオなどを鳴らしたり、クマの痕跡(足跡、フンなど)、小熊を見かけたら引き返すなどして注意する。
万が一クマと遭遇した場合は、ゆっくり後ずさりしてその場を離れ、襲われた時は急所である顔、喉、後頭部、腹などを守れる姿勢をとる。 -
県伊那合同庁舎にもお尋ねコンシェルジュを配置
来庁者の相談や案内に応じるコンシェルジュ・ディスクが7日、伊那市の県伊那合同庁舎にも配置された。担当職員は来庁者から要件を聞き、担当部署や庁内のどこにあるかなどを丁寧に案内した。
「庁舎はよく分からず心細い」「相談を担当する課が分からない」などの声に対応するため県は03年から、県庁玄関ホールにコンシェルジュを配置し、県民の目線に立った迅速なサービス提供を目指してきた。
組織改正に合わせ4月からは、県下の合同庁舎でも同様のサービスを提供していくこととなり、上伊那合同庁舎はこの日から開始した。補佐級以上の49人が、半日交代でディスクに立ち、来庁舎の相談に応じていく。 -
上公連総会
上伊那公民館連絡協議会は7日、06年度総会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。辰野町から中川村の各公民館の館長、主事ら約60人が出席。新年度の会長に武田登さん(伊那公民館長)、副会長に下島大輔さん(中沢公民館長)吉川充彦さん(伊那公民館係長)竹中嘉文さん(箕輪町公民館社会教育指導員)を選出したほか、事業計画・予算案などを承認した。退職や異動に伴って公民館を退任する13人に感謝状が贈られた。
感謝状を受けたのは次の皆さん(カッコ内は旧職)。
▽辰野町=渡辺美江(館長)小野公(社会教育指導員)唐澤武志(主事)▽南箕輪村=小林勝(主事)▽東春近=松澤りょう(館長)▽高遠町=丸田武男(社会教育指導員)北原世津子(社会教育指導員)▽宮田村=上條雅典(主事)▽赤穂=北澤吉三(館長)宮下るみ(主事)▽中沢=所河輝男(主事)▽東伊那=細谷悦子(館長)▽中川村=有賀直(館長)