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箕輪ダム渇水に伴う節水の申し入れ
上伊那5市町村へ水道水などを供給する箕輪ダムが過去最低の貯水率になったこと受けて28日、ダムを管理する県伊那建設事務所の松下泰見所長が上伊那広域用水企業団の企業長・小坂樫男伊那市長に節水の申し入れをした=写真。
過去最低の貯水率47・8%を記録したのは2月15日。企業団も各市町村の自主水源を増やすなどの対策をとり、昨年と比べて箕輪ダムからの1日当たり取水量を約15%減らしている。2月はまとまった量の雪や雨が降ったため、28日現在で貯水率は57%まで回復した。
しかし、水位はダムに十分な水が確保される「常時満水位」より6メートルも低い。例年であれば農業用水の取水が増える5月ころにダムは常位満水位まで回復するが、降雪量の少ない今年は難しい状況。農業用水と上水道も供給ルートは一緒のため、十分な水が確保できていない状況で農業用水の利用が増えれば上水道が不足することも想定される。
小坂市長は、広域連合長会などの場を通して自主水源の利用や節水の呼びかけを関係市町村に要請していく意向を示した。 -
第18回長野県芸術文化総合フェスティバル
水墨画展始まる第18回長野県芸術文化総合フェスティバル伊那会場の水墨画展が1日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。展示は5日まで。4、5日は邦楽、ダンス、バレエ、舞踊のステージが大ホールである。
水墨画展は長野県水墨画協会主催。長野会場のみで開いていた展示を長野と伊那の2会場で開き2年目。伊那会場は中・南信の作品101点を展示している。8号から100号までの額装、軸装で、役員特別出品もある。
出品者は県展出品レベル以上で、山や渓谷、寺、花、ヨットハーバーなどを墨の濃淡で美しく描き、色をつけた墨彩画も並ぶ。各地の指導者の個性、画風を見ることができ、出品規定がないため「自由に冒険している絵」もあるなど、さまざまな水墨画の世界を楽しめる。
協会長代行の下平瑞雲さんは、「昨年よりはるかにレベルが上がり、大きな作品を描くようになっている。水墨画は人格そのもの。人間性が筆先を伝わって画面に出る。人間性を高めることで結果としていい絵が描ける」と話している。
4、5日のステージは、4日午前10時縲恂M楽、午後1時縲怎_ンス・バレエ、5日午前10時縲恂M楽・舞踊、午後1時縲恤送xの予定。入場料は一般千円、小中学生・高校生500円(全日程・全催し共通券)。水墨画展のみは無料。 -
上農定時制、高校改革プラン実施計画策定を前に要請書を提出
定時制の機能を多部制・単位制の中で十分に確保してほしい竏窒ニ、上伊那農業高校同窓会定時制部会や定時制PTAなどが27日、県教育委員会に要請書を提出した=写真。
関係者は、第3通学区高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)の示した最終報告案は、現状の定時制の機能を十分確保できないとしている。要請書は(1)4学年を基本とした学年制にすること(2)20人を超えない少人数学級の実現(3)夜間部だけで独立した学習の場を確保すること竏窒・輪工業に設置する多部制・単位制に求め、定時制の役割を確保することが満たせないのであれば上農定時制の存続を訴える。
県教委は「基本的には4学年制を前提として3年でも卒業できるというもの」「夜間部だけで独立したしばりを持たせるのでなく、選択の余地をもたせて可能性の幅を広げたい」とこたえ、定時制の機能は損なわれないとした。
しかし、保護者や教員は「現状定時制を居場所とする生徒は必ずしも選択肢の多い環境を望んでいるわけではない。横のつながりを求めている」として、要請への十分な配慮を求めた。 -
ベテラン卓球選手権南箕輪大会
第13回上伊那ベテラン卓球選手権南箕輪大会は26日、南箕輪村民体育館で開き、30歳以上の50人が出場した。
種目はシングルス、ダブルス。それぞれ30歳以上49歳以下の1部、50歳以上の2部に分かれて競技した。ダブルスは男女混合で、当日朝の抽選で決まったペアで試合に臨んだ。競技歴の長いベテランぞろいで大会は盛り上がりを見せた。
結果は次の通り。
【シングルス】▼1部=(1)西村礼文(駒ケ根)(2)有賀益美(美篶レディース)(3)小林清(中央病院)佐藤直己(南箕輪)▼2部=(1)伊沢佐恵子(高遠)(2)千村淳子(駒ケ根)(3)埋橋澄子(伊那西)篠田洋子(南箕輪)
【ダブルス】▼1部=(1)小林清(中央病院)伊沢佐恵子(高遠町)(2)西村礼文・村上三和子(駒ケ根)(3)佐藤直己・古川美智子(南箕輪)、大芝信(駒ケ根)・埋橋澄子(伊那西)▼2部=(1)本田雅則(駒ケ根)原伊穂子(南箕輪)(2)杉浦博男・西尾和子(駒ケ根)(3)小坂秀一・三石房子(南箕輪)、有賀恒夫(南箕輪)・阿部恵子(伊那ママ) -
南信地区スポーツ少年団バドミントン冬季大会
南信地区スポーツ少年団バドミントン冬季大会は26日、伊那市の県伊那勤労者福祉センターなどであった。小学生185人が出場して熱戦を繰り広げた。
スポーツ少年団の大会は10月と2月の年2回。今大会は茅野、諏訪、伊那、駒ケ根、高森北、高森南、松川、飯田市上郷の8つのスポーツ少年団が参加した。
ダブルス、シングルスでそれぞれ学年別で競技。2階観客席からの熱い視線を受けながら、速いスマッシュを決めたり、さらに速いスマッシュで打ち返したりと白熱した。
結果は次の通り。
【女子ダブルス】▼3年以下=(1)小林澪奈(駒ケ根)吉川奈緒子(飯田市上郷)(2)佐々木梨衣・山崎琉奈(駒ケ根)(3)高田実花・高田侑花(飯田市上郷)富田綾音・森谷麻衣(高森南)▼4年=(1)花岡莉奈・伊藤朱音(茅野)(2)片桐綾美・杉山裕香(松川)(3)新井菜々美・小原梨紗(松川)鷲尾麻里菜・坪木祐奈(伊那)▼5年=(1)高田梨紗・後町萌絵(茅野)(2)依田史奈・玉木絵理(駒ケ根)(3)赤羽根舞子・竹村春香(駒ケ根)松田咲実・市瀬優菜(飯田市上郷)▼6年=(1)林加菜子・丸山さなえ(松川)(2)吉沢奈津子・嶽沢直美(駒ケ根)(3)宮沢采那・小原早貴(松川町)塩沢まどか・土橋里紗(茅野)
【男子ダブルス】▼4年以下=(1)柳沢守・高橋航(茅野)(2)山岸哲・松原大地(駒ケ根)(3)栗原宏樹・山岸賢治(伊那)新村樹・小松慎悟(諏訪)▼5・6年=(1)高田京佑・根岸将希(茅野)(2)北林宏太・北林翔太(松川)(3)小沢亮・原謙二郎(飯田市上郷)北沢慶尚・小沢貴弘(松川)
【女子シングルス】▼3年以下=(1)田畑まゆ子(伊那)(2)松下佳世(松川)(3)高田実花(飯田市上郷)伊藤朱音(茅野)▼4年=(1)後町萌絵(茅野)(2)新井菜々美(松川)(3)岩波四季恵(諏訪)小原梨紗(松川)▼5年=(1)高田梨紗(茅野)(2)赤羽根舞子(駒ケ根)(3)武田さやか(伊那)北原里美(高森南)▼6年=(1)吉沢奈津子(駒ケ根)(2)林加菜子(松川)(3)丸山さなえ(松川)藤森遙香(茅野)
【男子シングルス】▼4年以下=(1)柳沢守(茅野)(2)山岸哲(駒ケ根)(3)網野豊(伊那)原謙二郎(飯田市上郷)▼5・6年=(1)高田京佑(茅野)(2)北林宏太(松川)(3)北林翔太(松川)根岸将希(茅野) -
上伊那出身音高・音大在学生によるフレッシュコンサート
上伊那出身の音高・音大在学生による第9回フレッシュコンサートは26日、伊那市の県伊那文化会館大ホールであった。学生たちは一人ずつステージに立ち、若いエネルギーあふれる演奏を披露した。若い芽を育てる会主催。伊那毎日新聞社など共催。
音楽を学ぶ学生に発表の場を提供し大きなステージで発表する度胸をつけると同時に、地域の人に勉強の成果を聞いてもらおうと、保護者らでつくる同会が毎年開いている。
今年は音高生1人、音大生15人が出演。持ち時間は一人約10分で、ピアノ、サクソフォーンの独奏、ソプラノやバリトンの独唱を披露。それぞれが練習している曲、自分で作曲した曲など1曲から2曲を観客の前で堂々と演奏した。観客は学生たちの演奏に温かい拍手を送った。 -
手づくりの第九演奏会
伊那、木曽合同練習始まる伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通を記念した「手づくりの第九演奏会」に向け、伊那地域と木曽地域の合唱団の合同練習が始まった。26日夜、伊那市の県伊那文化会館での初練習は約270人が参加し、本番と同じ大ホールのステージで練習に励んだ。
有志でつくる合唱団は伊那地域240人、木曽地域80人の総勢320人。中学生から70歳代までが集まり、伊那は昨年6月、木曽は7月から月1回の練習を重ねてきた。
木曽地域からは遠い人で車で1時間かけて合同練習に参加。発声、緊張しても高い声が出る体操などをし、合唱指導を受けて歌った。
合唱はドイツ語で、4月末までに暗譜する。今後は合同練習が月2回あり、5月末からオーケストラやソリストと一緒にやる。
演奏会は6月18日午後2時から。「ソリストに合唱団320人、オーケストラ80人。迫力ある演奏になると思う」と事務局。チケットはすでに完売に近いという。 -
物語 抑揚豊かに演じて
伊那市の朗読愛好者でつくる伊那公民館サークル・伊那朗読の会(小林豊子会長)は25日、県文化会館小ホールで、年に一度の発表会を開いた。上伊那を中心に約100人が集まり、会員が語りかけるリズムや口調を目を閉じて聞き入った。
詩、エッセイ、小説などを会員16人が一人ひとり朗読したほか、全員参加の「群読」などの18プログラムを披露。会員の一年間の練習成果の発表に会場は大きな拍手で答えた。
発表会は2部構成で、前半は新入会員を中心に朗読を披露した。今年度の入会者は9人で、最高齢は80歳代の男性。それぞれのレベルはまちまちだが、初舞台に上がった会員たちは心を込め、聞き手に朗読の世界の魅力を伝えていた。
伊那朗読の会は、話し方の基礎を学ぼう竏窒ニ、1981(昭和56)年に創立。伊那公民館で月一回の練習や、NHKが主催する朗読セミナーへの参加などで朗読の腕を磨いている。 -
清水洋県議の後援会「志清会」南箕輪地区新年会
清水洋県議の後援会「志清会」南箕輪地区(原一雄会長)の新年会が25日、南箕輪村の北殿公民館であった。
清水県議は、「権兵衛トンネル開通で伊那谷で注目されているのが南箕輪村。政治的課題がまだある。細かい所をどう詰めるかが地元の私の役目。うちの息子、兄ちゃんを使おうという気持ちで声をかけて頂き、仕事をさせて頂きたい」と支援を求めた。
県会関連では、廃棄物条例の問題は「一般廃棄物は村長がトップで解決すること。県が入ってくるのは問題」との考えを示した。
知事については「ここまで改革を進めたことは事実で、評価しないといけない」としながら、「議会と知事の間が実はうまくいっていない。これは大きな意味で長野県の損失。もう少し信頼関係を持ってほしい」とした。
今年8月の知事選挙は「県議としてどう戦うかが大きな課題」とし、来年4月の県議会議員選挙については「新年会をしているので選挙をやらないということはないと思いますけど…」と話すに留まった。
新年会は約200人が出席。宮下一郎衆院議員、向山公人県議、唐木一直南箕輪村長、池田輝夫村議会議長らが祝辞を述べた。 -
上伊那地方松くい虫防除対策協議会
上伊那の市町村や行政関係機関でつくる上伊那地方松くい虫防除対策協議会が24日、伊那市の共済クラブ会議室であった=写真。
上伊那森林組合は05年度の上伊那における被害見込み量を約4200立方メートルと予測している。量はほぼ前年と同じだが、これまで確認がなかった伊那市の一部でも被害が確認された。
防除対策としては(1)誘導抵抗性林分の設置(2)カミキリムシの天敵・キツツキを導入(3)ラジコンヘリコプターによる薬剤散布竏窒ネど、新たな対策の効果が報告された。
人家から一定距離以上離れた場所で行う無人ヘリによる薬剤散布は、地上散布に比べて散布後の感染が少ないという結果がでた。しかし、健康への影響を懸念する声もあり、国や県は空中散布を縮小していく方向性を示している。キツツキの導入は、微害地などで補完的な役割を果たす可能性があると報告した。
上伊那としては、ワクチン接種や新たな手法などを組み合わせつつ、最善の策を模索していく。 -
協働による計画策定手法研修会
県伊那建設事務所は23日、住民参加型で建設事業の計画策定を図る手法の研修会を南箕輪村民センターで開いた。住民参加を基本とする地域計画の策定に携わってきた小野邦雄さん=写真=らを迎え、事業計画、事後管理の進め方を学んだ。
道路、河川整備などのハード事業は、透明性、公正性を確保する観点からも、協働で実施計画を策定することが求められている。上伊那でも、住民参加型で進められるケースが増えてきている。
小野さんは、行政だけで事業を進めた場合、どうしても気付けない住民ニーズを落としてしまうため、計画策定の段階から住民の参加が必要であることを指摘。事業終了後に必要となる整備・管理にまで住民を巻き込んでいくことが求められていることも説明した。
また「住民の多様化したニーズを生かしたまちづくりを進めるためには、行政側も多様化する必要がある」として、ワークショップなど、住民の意向を拾い上げるさまざまな手法を紹介した。 -
求職者らを対象に就職面接会
伊那公共職業安定所は24日、求職者や3月の大学卒業予定者らを対象にした上伊那地域合同就職面接会を伊那市内で開いた=写真。上伊那の企業49社が参加。学生31人を含む105人が訪れた。
本年度最終で、参加企業は37%が製造業で、そのほかはサービス業、医療・福祉などだった。ここ数カ月の状況から、正社員の募集が増えつつある。
求職者らは、それぞれ希望する企業担当者から個別で企業概要など説明を受けた。
管内の月間有効求人倍率は1・50倍で、県内2番目に高い。3月の新規学校(中学校縲恆蜉w・大学院)卒業予定者の求人状況は1月末で、255事業所(前年度比27増)、求人数1112人(295人増)。
短大・大学等卒業予定者で営業や現場を臨む人もいるが、企業側は技術職を求める傾向。また、高校生の就職内定率は99%(職安把握分)で、決まっていない学生の中には、希望職種を探したり、どういう仕事に就いたらいいのか迷っているケースがあるという。 -
食品製造業者と消費者の意見交換会
伊那市消費者の会12人は22日、飯島町田切の馬肉専門メーカー大成に訪れ、工場関係者と意見交換した。関東農政局長野農政事務所が生産から消費まで、顔の見える信頼関係の構築を目指し、食品製造業者と消費者の現地交流を計画した。
会では、プロジェクターを使って、加納勝広工場長が「馬肉の流通と製造について」をテーマに講話した。
この中で、加納工場長は「カナダの牧場で食用に適したドラフトホースに、独自の飼料を与え、約700日、専用飼育した3歳までを若馬を原料にしている」と高品質を強調「当社の専用処理工場でと畜し、専用ラインで解体され、本社セミクリーン工場で製品化している。入国時や工場などで衛生検査を行い、合格した商品のみ市場に出荷している」と衛生、安全面について詳細に説明した。
意見交換では消費者から「と畜から市場に出回るまでの所要日数は」「馬肉はなぜ生食できるのか」「おいしい肉の見分け方」「と畜方法は」などの質問が出され、加納工場長は1つ1つ丁寧に答えていた。
この後、製品ラインの視察。肉の固まりが切り分けられ、計量、パック詰めされるまでの一連の工程をガラス越しに見学した。
また、駒ケ根高原の観光売店「ビアンテさくら亭」に移動し、馬肉ソーセージの製造ラインを見学したり、馬肉製品を試食した。
伊那市の千葉ちほ子さんは「馬刺しは好きだが、生食なので安全面が気になっていた。関係者の話を聞き、これからは安心して食べられる」と話していた。 -
老人大学伊那学部卒業式
長野県老人大学伊那学部の卒業式が20日、県伊那合同庁舎であった。卒業生約130人が集い、修了の喜びを分かちあった。
老人大学は、高齢者同士が仲間づくりをしたり、新しい知識を習得する場。さまざまな分野で活躍する地元講師を迎えて2年間、同じメンバーが学びあう。
05年度卒業生は男性43人、女性93人。平均年齢は70歳だが、80歳以上も4人いた。約40%に当たる55人が皆勤だった。
伊那学部長の牛越徹上伊那地方事務所長は「本県は全国平均より高齢化が進んでいるが、医療費は全国一少ない長寿県。これからも自主活動を継続して若い世代と協力しながら積極的な社会参加をしていってほしい」と祝福の言葉を贈った。
卒業生代表の木下幸安さんは「2年間、生涯学習と仲間づくりで楽しく過ごす時間を与えてもらった」と話し、卒業を支えた関係者に感謝の気持ちを述べた。 -
シルバー人材センター会員作品展
伊那広域シルバー人材センターは24日まで、伊那市西町の事務所(ワークプラザ伊那)で互助会メンバーの作品展を開いている。絵画や手芸、盆栽など101人の会員が製作した多彩な307作品が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
会員互助会は、連帯感を強めたり交流を深めることを目的とした教室活動をしており、展示会はその成果を披露する場。会員それぞれが独自で取り組む活動の作品も展示。自然木を使ったオブジェや新聞広告で創った工芸品など、ユニークな作品も多数並んでいる。
会員は男性が3分の2を占めているが、出品は女性の方が多いという。 -
高校改革プラン住民説明会
長野県教育委員会は20日、高校改革プランの実施計画策定に向けた住民説明会を辰野町の町民会館で開いた。第3通学区推進委員会の最終報告で統廃合の対象となった諏訪、上伊那の高校関係者が集まり、それぞれが実施計画の策定に反映させたい思いを訴えた。
上伊那は、箕輪工業や上伊那農業定時制の関係者らが多数参加し「時代の要請の中で工業に軸足を置いてやってきたが、箕輪工業の多部制・単位制には工業科を残すことは許されるのか」「県内の定時制は半分近くがなくなるのに人数が少ないという理由であまり問題とされてこなかった。多部制・単位制は定時制に変わるものではない。(1)20人学級の実現(2)4学年で卒業するシステムの継続(3)午前部・午後部と一緒にならない定時制枠を残す竏窒ネどの条件が実現できないなら、上農定時制を存続させてほしい」と思いをぶつけた。
県教委は「多部制・単位制については、これまでの箕工が持っているものを生かし、要望も考慮してきたいと考えている」とする一方、「多部制・単位制は3年でも4年でも卒業できる柔軟なシステム。基本的には定時制をすべてなくすわけではない」と説明。
米澤教育長は最後に「行政責任としてみなさんの意見を実施計画に反映していきたい」と語った。
しかし、全県で8回しかない説明会の少なさに不満を訴える参加者も多く、実施計画に各地区の意向が十分反映されるかは疑問が残る。
県教委は3月末までに実施計画を策定する。 -
中川村06年度当初予算案
一般会計6・1%減中川村は21日、06年度当初予算案を発表した。一般会計は総額30億1400万円で前年度当初比2・7%増。一般・特別会計・水道会計の総額は49億3761万円で、同0・2%減となった。前年は村長選挙による骨格予算で、6月補正後の予算32億1千万円と比較すると、実質的には6・1%減で、11年前の95年並の規模。「村長就任以来初めて、自立初年度の予算。無駄を省き、将来に向けて、着実な布石を打つ中で、村民活力を引き出し、人口増、産業の活性化を図る予算」(曽我村長)とした。
歳入は村税が4億2019万円で前年度当初比2・1%増、うち個人村民税は税制改革により1344万円(11・8%)増、固定資産税は評価替えにより1・4%、339万円減。地方譲与税は国の財源移譲に伴い30・3%の大幅増で、1億840万円。地方交付税は2・5%減の15億6千万円、うち普通交付税は15億円を計上。
減要素として、人口減、公債費減、下水道高資本対策経費減など。繰入金は財政調整基金からは1億円とした。(前年度1億5千万円計上も取り崩しなし)。村債は過疎債を基本に3億2990万円、前年が骨格予算のため68・1%増、6月補正後と比較すると6・9%減。新規事業のつどいの広場、ふれあい公園整備、村道改良などに活用する。
歳出の人件費は収入役廃止、特別職の削減、議員定数削減など4・8%減の7億1933万円。物件費は2・6%減の3億8668万円、扶助費は児童手当、福祉医療費増などで11・0%増の1億3395万円、補助費は2億7490万円。普通建設費は3億3802万円で42・5%増、つどいの広場事業、ふれあい公園整備、村道改良-など。公債費は前年度がピーク、4・6%減の6億8028万円。公債比率は22・6%。
特別会計関係では、国民健康保険が3億7700万円、介護保険は4億1800万円、老人医療は5億8780万円。公共下水道事業2億5670万円で17・3%の大幅減、南原地区を予定し、93年着工以来、14年間にわたる下水道事業は完了となる。農業集落排水事業は1億5750万円。水道事業は1億2661万円となっている。 -
家庭婦人バレー上伊那大会に16チーム出場
上伊那家庭婦人バレーボール連盟は19日、箕輪町民体育館・社会体育館で第26回上伊那大会を開いた。上伊那の16チームが出場、総合優勝は飯島町の「どんぐり」が決めた。
競技(9人制)は4ブロックに分かれ、21点の3セットマッチ、変則リーグ戦で競った。
参加チームの中には、監督らで構成する混合チームが初出場。3セットにもつれ込む試合展開もあり、大会を盛り上げた。
各ブロックの優勝チームは次の通り。
(1)どんぐり(2)あすか(駒ケ根市)(3)かやの(箕輪町)(4)みやだ(宮田村) -
初の防災ボランティアセンター立ち上げ訓練
飯島町文化館で18日、第22回上伊那ブロックボランティア交流研究集会があり、上伊那10市町村から317人が参加、分科会では災害時に備え本番さながらの緊張感で「災害ボランティア立ち上げ訓練」などをした。
訓練は飯島町に震度6弱の地震が発生、死者9人、けが人200人、全壊、半壊家屋多数、国道寸断-を想定。県社協職員の指導、協力のもと、スタッフ役とボランティア役に分かれ、ロールプレーイング方式で進めた。
実行委員や社協職員ら約30人のスタッフを前に、本部長(堀越社協会長)が「災害ボランティアセンターを設置します」と宣言。総務・ニーズ・ボランティア・マッチング・送出し、迎え入れの各係に分かれ、ボランティアに受入準備をした。
ニーズ係にはボランティアを要請する電話が次々と掛かり、緊張感が募った。ほどなく、ボランティアがどっと到着。受付を済ませ、名札を着け、マッチング係から「中学校にニーズ調査へ10人」「救援物資の仕分け15人」など活動内容や場所、注意事項などの説明を受け、送出し係から必要な道具、スコップや筆記用具などを受け取り、現場に出動した。
指導に当った県社協職員は「訓練を通じて、協力し合う心を育み、災害現場ばかりでなく、日常の場面でも、問題解決力が身につけば」と話していた。
訓練に先立ち、各地の災害で災害ボランティアセンターを設置しするなど、支援活動を展開するサポートコミュニティー飛騨理事長の川上哲也さんが、豊富な体験を交えた講演で、センターの役割や設置のノウハウを伝えた。
また「地域での課題にボランティアとして関わることができるか」-をテーマにした分科会では、宮田村の仁科智弘さん、駒ケ根市の片桐美登さんが活動発表をした。 -
「伊那谷田んぼの生き物」全国書店で販売開始
伊那谷を中心に自然に近い形での水稲や野菜の栽培を進め、田んぼや畑に集まる虫や小動物の観察をしているグループ「ひと・むし・たんぼの会」(代表・小川文昭さん)。このグループが調査・作成した図鑑、「伊那谷田んぼの生き物」(飯田市美術博物館編)がこのほど、東京の築地書館から再出版され、全国の書店で販売が始まった。「百姓仕事がつくるフィールドガイド竏駐cんぼの生き物」と名称も変った。
04年夏に飯田市美術博物館で開いた同会の企画写真展に合わせて1500部印刷されたが、予想以上の好評で05年秋には完売、品切れ状態になっていた。再出版の道を探っていたところ、築地書館から話があり、再出版となった。
図鑑では、春の田起しから、代掻き、田植え……と1年の農作業の進展を追いながら、四季折々の水田環境の変化とそこに暮らす生き物を写真と文章で紹介している。田んぼに棲む、昆虫類・爬虫類・魚類を網羅した決定版。写真や文章は、会員が実際の農作業のただ中で撮影し、綴ったものであることが最大の特徴。
農に生きる人の視線で虫を見、虫の視線で人を見ている。
本紙でも毎週金曜日(変動有り)に「ひと・むし・たんぼの会」のリレーエッセーを連載している。
定価は2000円+税。飯田市美術博物館、全国書店、AMAZONなどのネットショップで購入できる。 -
食肉の安全を考える
伊那食品衛生協会(御子柴誠一会長)は16日、食肉の安全について考えるシンポジウムを伊那市の県伊那文化会館で開いた。食肉に関わる国や県の機関職員3人が牛海綿状脳症(BSE)対策などについて講演。同協会員のほか一般住民ら約150人が話に耳を傾けた。
県伊那家畜保健衛生所防疫課長の小室徳宏さんはBSEの感染源となる肉骨紛の感染経路などについて説明し、「本来は草食動物の牛に動物性タンパク質の肉骨紛をエサとして与えてしまったことで問題が生じた」と話した。
県飯田食肉衛生検査所主任食肉衛生専門員の山下貞秀さんはBSE検査などについて解説。県内では2001年10月から本年1月までに検査した約5万頭のうち、陽性数、BSE確認数は1頭もなかったと報告した。
農水省長野農政事務所消費安全部安全管理課長の布施克哉さんは牛肉パックに表示された国産牛肉の個体識別番号から、出生や飼育情報などの生産履歴が消費者でも開示できる仕組みについて、「スーパーで肉を買う時に、携帯電話で検索することもできる」と紹介した。
ディスカッションでは講師3人に対して会場から、「県が全頭検査を今後も続けるか」「綿羊についても全頭検査をしているのか」「特定危険部位の除去、焼却処分は永久に続くのか」などの質問があがった。 -
05年分の所得税、消費税 確定申告始まる
所得税と個人事業者の消費税、地方消費税の確定申告がはじまった16日、伊那税務署が設置した伊那市駅前ビルいなっせ内の申告相談会場に、ぞくぞくと申告者らが訪れた=写真。申告者らは署員から助言をもらいながら、申告書を作成するなどして提出した。
昨年度の申し込み数は3万3千件。本年度以降は年金課税の見直しにより、年金控除額が引き下げられ、対象者が増える見込み。消費税の免税店の引き下げや老年者控除の廃止などの要因も合わさり、申し込み件数は大幅に増えることが予想される。
申告相談会場内は申告書を自分で作成する「自書申告」のサポート体制も充実している。国税庁のホームページを利用しての説明や、集合指導方式による相談などがある。
初日は雨の影響で例年に比べ申告者は少なかったものの、毎年多い日で約300人が訪れる。3月10日以降、2月中旬の月曜日は申告が集中するため、伊那税務署では早期提出を呼びかけている。
確定申告期間は次の通り。
▽所得税=3月15日▽個人事業者の消費税及び地方消費税=3月31日▽贈与税=3月15日 -
西箕輪ふるさと景観住民協定者会、乱開発を防止するPR看板の設置を検討
トンネルの開通に伴い、自然環境や景観への悪影響が懸念される伊那市西箕輪地区。西箕輪ふるさと景観住民協定者会(小池知志会長)は、同地区が景観形成住民協定区域であることを示す看板などを設置し、権兵衛峠道路沿線の乱開発や景観破壊などを防止したいとして準備を進めている。
同会は昨年3月、西箕輪地区の景観保全と生活環境の維持を目的として、住民協定を締結。建築物、屋外広告物に関する制限や、農地を荒廃させないなどといった土地利用を示した内容に、協定賛同者の約6割が同意した。しかし、協定はあくまでも協定者相互の連携協力によって守られる約束事。法的拘束力はない。
看板設置はこうした事情を背景とした乱開発が進まないようにPRするもので、現在は県のコモンズ支援金事業として申請する準備をしている。看板は権兵衛峠道路沿線で、自己用広告物ガイドラインに示された間伐材などを使った統一デザインでつくり、景観を阻害しないものにしたいとしている。
しかし、土地利用への取り組みは、一地域だけの問題として解決できるものでないため、山口通之事務局長は「市町村を越えた広域的取り組みとして共有していく必要がある」と話している。 -
全国紬サミット、10月駒ヶ根で開催へ
全国各地の紬(つむぎ)の産地から生産者が集まる「全国紬サミット」が10月、駒ヶ根市で開催される。市内で伊那紬を製造販売する久保田織染工業(久保田治秀社長)が中心になり、本格的準備を開始した。19竏・0日、アイパルいなん。
10月19日は、前夜祭と交流会、20日は、駒ヶ根シルクミュージアムの岩下嘉光名誉館長の講演と、地元伊那の関係者を中心にしたシンポジウムがある。
全国紬サミットは7回目。大島紬で有名な鹿児島や、結城紬の栃木県などで開催されてきた。県内の紬は上田地区が発祥の地だが、現在では県内の手織り紬の約半分を久保田織染工業が生産している状況で、「この際、駒ヶ根でやろうということになった」(久保田社長)。
紬は糸を先に染めてから織る織物で、かつては、絹糸にできない真綿を紡いで作った紬糸を使った。現在では絹糸を使用するものも紬と呼ばれている。奄美大島の大島紬、八丈島の黄八丈、石川県の能州紬、栃木県の結城紬などが有名。久保田織染工業が造る伊那紬も、伝統的な手織りの技術を引き継ぐものとして定評がある。
久保田社長は「多くの皆さんの協力をいただき、長野県初の全国紬サミットを成功させたい。これを機会に皆さん紬の着物を着ていただければ幸い」と話す。 -
合併祝い、新伊那市4蔵の酒を記念発売
3月31日の伊那市・高遠町・長谷村の合併を記念して、新市内の4つの日本酒醸造会社の酒が記念酒としてセットで発売される。ラベルは伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが新たに描く。3市町村の小売酒販組合の主催。16日には伊那市役所で、酒販組合・蔵元・まんぷさんによる企画会議があり、ラベルに何を盛り込むかなど、熱心に議論した。
新市の誕生を祝うと同時に、地元の酒を県内外にアピールしようという趣旨。まんぷさんは、「4つの酒に統一性がありながら、水や米にこだわるそれぞれの蔵の個性を生かしたラベルにしたい」と話し、製作に意欲を燃やした。
各蔵元が提供する酒は、すべてしぼりたてで、漆戸醸造が「井の頭」の生、大國酒造が「大國」も生、宮島酒店が「信濃錦」減農薬特別純米酒生、仙醸が「仙醸」特別純米酒生の予定。
各銘柄を単独でも買えるが、セットで買うと、まんぷさんの漫画が「起承転結」で楽しめる。
720ml(4合ビン)1本1050円(税込み)で、限定1000本(各蔵250)を予定。予約のみの販売で、3月1日から伊那市・高遠町・長谷村の組合加盟の酒店で受け付ける。発売は合併当日の3月31日から、予約を受付けた新市の酒店で。
詳しくは、事務局の井田屋酒店(TEL72・2331)中村さんまで。 -
春の足音 ロウバイ香る
春はすぐそこ?厳しい寒さの中、ロウバイ香る-。
中川村大草の溝口一夫さん宅のロウバイがようやく咲き始めた。ろう細工のような透き通った花は芳香を放ち、道行くの人の足を止めさせる。
溝口さんの話では、毎年暮れにつぼみが膨らみ、迎春の花として、飾っているが、今年は寒さが厳しいせいか、開花は1カ月以上遅れた。
飯田測候所によると、15日の管内の最高気温は18・2度で、4月中旬並みの温かさだった。 -
地域の特産物を給食に 栄養士らが研究会
地域の特産物を導入した学校給食のあり方を考える初めての試み、上伊那学校給食特産物研究会がこのほど、伊那市の伊那中学校であった。小中学校の栄養士ら約30人が参加し、調理実習などに取り組み、今後の参考に役立てた。上伊那学校栄養職員部会などの主催。
地域と連携を図りながら、生きた教材としての学校給食をより充実し、食に関する指導を進めよう竏窒ニ企画。上伊那を中心に、下伊那や権兵衛トンネル開通をきっかけに、木曽地域への参加も呼びかけた。
伊那市内の学校を中心に、給食で取り入れられているローメンの調理実習を実施した。シャトレの黒河内明夫社長を招き、ローメンづくりのコツについて学習。黒河内さんは「ローメンの麺は一度蒸しているので伸びず、給食には向いている」などと説明した。
試食会では各地の特産物など約20点を紹介。シメジ入り餃子(伊那市)、ほたる丼(辰野町)、気の里工房の豆腐(長谷村)、すんき漬け(木曽)、ゆべし(飯田)などが並び、参加者らは味わいながら、改めて各地域の食文化にふれた。
木曽の三岳小中学校給食センターの山田加奈子さん(28)は「トンネルが開通して食文化もいっそう身近になったので、子どもたちにも積極的に知らせていけたら」と感想。木曽でも6月4日のローメンの日に、給食に取り入れたいとも話していた。 -
利き酒・男の料理にチャレンジ
伊那と木曽の地酒を飲み比べ、あわせて信州産の食材を使った男の料理を学ぶ催しが12日、南箕輪村田畑区の公民館であった。同村商工会商業部(桜井高文部長)の販売促進事業=「チャレンジ05」の第4回で、酒販店小松屋商店が独自に仕入れた日本酒をPRすることで販売促進を図った。
試飲・利き酒コーナーに並んだのは、上伊那の信濃錦・仙醸・信濃鶴・井の頭のほかに、木曽の七笑。試飲で味を覚え、銘柄を隠さして出された酒の名をあてるという趣向。参加者は、「難しい」「みんなおいしい」などと楽しくチャレンジしていた。開田そばなど木曽の産物も合わせて販売した。
男の料理教室では、上伊那調理師会会長の山越信次さん(駒ヶ根グリーンホテル総料理長)を招き、信州黄金地鶏を使ったカツ丼、信州サーモンを使った昆布〆、信州牛のロースビーフなどを講習。酒のつまみに味わった。電気釜を使わないご飯の炊き方も。山越さんは、昆布茶を使って昆布〆を作る方法なども伝授。「男の料理は、手軽さも重要」との解説に参加者はさかんにうなずいていた。
チャレンジ05は、加盟商店と趣向を凝らしたイベントを共催して地元消費者の購買力を引き出すことを狙った通年イベントで、05年度から始めた。これまで、自動車販売店のフェア会場での海産物販売や、大型店舗軒先での木曽の物産販売などを開催。地元の消費者からも好評だった。
桜井商業部長は「力を合わせて何かをしようという意欲を生み出すいう当初の目的は果たすことはできた」と1年間を振り返った。 -
新谷志保美選手も模範の滑走
第25回上伊那地区スケート競技会が11日夜、岡谷市内山のやまびこ国際スケートセンターであった。園児から一般までの25人が集まり、それぞれが自己記録に挑戦した=写真。上伊那スポーツ振興協議会などの主催。
トリノ五輪代表を惜しくも逃した新谷志保美選手も、地元大会に出場。500、1000メートルの2種で、子どもたちの手本となる滑走を披露し、会場を沸かした。
結果は次の通り。
【園児】
▽100メートル (1)田中大雅18秒44(2)小野優太▽300メートル (1)田中大雅54秒82(2)小野優太
【小学4年生以下】
◆男子▽500メートル (1)小泉俊貴(箕輪中部3年)1分00秒33▽1000メートル (1)小泉俊貴2分03秒05
◆女子▽500メートル (1)小野和希(両小野2年)1分02秒57(2)田中翔子(宮田3年)(3)矢彦沢夏希(両小野小2年)(4)小澤誠世(両小野小2年)▽1000メートル (1)小野和希2分12秒07(2)田中翔子(3)矢彦沢夏希(4)小澤誠世
【小学5年生】
◆女子▽500メートル (1)牛丸未稀(両小野)55秒35(2)小泉玲菜(箕輪中部)▽1000メートル (1)牛丸未稀1分58秒67(2)小泉玲菜
【小学6年生】
◆男子▽300メートル (1)柴翔馬(箕輪西)41秒12▽500メートル (1)唐澤昌平(箕輪西)1分00秒68(2)柴翔馬(3)吉村昴平(箕輪西)▽1500メートル (1)唐澤昌平2分48秒37(2)吉村昴平
【中学生】
◆男子▽500メートル (1)唐澤郁弥(箕輪3年)43秒61(2)唐澤俊樹(箕輪2年)(3)岩原勇介(両小野1年)▽1500メートル 唐澤郁弥2分21秒89(2)唐澤俊樹(3)岩原勇介
◆女子▽500メートル (1)新谷千布美(宮田3年)45秒57▽1000メートル (1)新谷千布美1分33秒61
【高校生】
◆男子▽500メートル (1)武井博史(上伊那農業1年)39秒20=大会新(2)上原千宏(上伊那農業1年)(3)小林成光(上伊那農業1年)(4)武田英太(上伊那農業3年)(5)酒井秀雄(上伊那農業3年)▽1500メートル (1)武井博史2分02秒85(2)小林成光(3)上原千宏(4)武田英太(5)酒井秀雄
◆女子▽500メートル (1)中島綾佳(東海大三2年)45秒40(2)瀬戸彩奈絵(岡谷工業3年)▽1000メートル (1)中島綾佳1分31秒18(2)瀬戸彩奈絵
【成年1部】
◆女子▽500メートル (1)新谷志保美(宮田村)40秒49=大会新▽1000メートル 新谷志保美1分30秒23
【成年2部】
◆男子▽500メートル (1)新谷逸也(宮田村)42秒75▽1500メートル 新谷逸也2分08秒64=大会新 -
権兵衛開通・新市誕生 - 今後の観光振興の道探る
権兵衛トンネル開通と新伊那市の誕生以降の地域観光のあり方を探るセミナーが12日、伊那市役所であった。伊那観光協会の主催。観光業の経験が長く、現在伊那市名古屋観光案内所長を務める小島茂さんの「今後の観光振興の在り方について」と題する講演に、35人あまりの参加者が耳を傾けた。
小島さんは「観光協会・商工会議所だけでなく、各層から幅広く意見を吸収して、地域の観光資源を発見・開発が必要」として、想定される観光素材として豊かな自然環境・歴史的街並み・美術館・伝統芸能・温泉・民泊・農業体験竏窒ネどを上げた。伊那市については権兵衛トンネル出口一帯からの南アルプスの景観・農業体験・桜(花見)・産業観光竏窒フ4つを指摘した。
講演は全体として「観光資源発見のポイント」「イベント展開のポイント」「パンフレット作成のポイント」などの概論的提案と、ビジネス・接客マナーが中心だった。
伊那市の「第2のふるさとサポーター」に委嘱されている3人の名古屋・東京在住者から、これまでに2回来伊した体験をもとにした観光施設の視察の体験発表もあった。「日本中から出演者を集めた民謡大会を」「知名度を上げるために写真の有効利用を」などの意見が出された。既に出されている観光マップの出来栄えをべた誉めするサポーターの発言に、かんてんぱぱガーデンの関係者から「重要な観光ポイントが並ぶ広域農道が重視されていないのでは」との反論する一幕もあった。