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ツキノワグマ注意!
上伊那では山中での遭遇気をつけて上伊那では特に山の中での遭遇に気をつけて窶伯ァは15日、ツキノワグマの重要なエサであるコナラ・ミズナラ・ブナなど堅果類の豊凶調査結果から、秋のツキノワグマの出没予測を発表した。
上伊那は、松本・北安曇などとともにコナラ・ミズナラがある程度結実しているため、キノコ採りなどの際に山中で遭遇する危険性が高いので注意が必要とのこと。クマは広範囲で移動し、堅果類以外の要因でも出没するんで、人里でも警戒を怠ってはいけないと呼びかけている。
長野・下伊那・木曽・諏訪では結実量が少なく餌不足から人里まで降りてくる可能性が高く、特にコナラが道路際の日当りが良いところで局部的に結実している場所では厳重に警戒する必要があるとしている。
山中に入る時は複数で、ラジオや鈴を鳴らし、人里でも出没の危険性がある地域では同様。人里のエサを覚えたクマは出没を繰り返すので、不要な果実や野菜を適正に処理するなどの処置が必要としている。 -
上伊那福祉協会に専任会長の意向
箕輪町の平沢豊満町長は町議会9月定例会の一般質問で、会長を務める上伊那福祉協会について、06年の年末までに専任会長をおきたい考えを示した。
社会福祉協議会の役員について13日、三井清史議員が質問した。
平沢町長は、「切り替えをしたい。来年の年末までに上伊那福祉協会は、いわゆる民間のように専任会長をおきたいと考えている」と答えた。
町長が会長の町社会福祉協議会についても、「早急に専任をおいて、民間として体制を改善したい」とした。 -
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール
歯の衛生についての理解と認識を高める目的で、上伊那歯科医師会などが主催する「歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール」の作品審査が14日、伊那市の上伊那歯科医師会館であり、上伊那の小中学校が応募し727点の作品をから優秀作品選んだ。
53回目。昨年は応募数が若干減少したが、今年は例年並みに回復した。版画を使った珍しい作品もあり、力作ぞろいだった。
最優秀・優秀作品は、伊那市の上伊那歯科医師会に展示後、アルプス中央信用金庫の赤穂営業部(9月26日縲・0月7日)、竜東支店(10月11日縲恣ッ月21日)、宮木支店(10月24日縲・1月4日)でそれぞれ展示する。
入賞者は次の皆さん。
◇小学校低学年
▼最優秀=五味祥穂(七久保)井口槍(伊那東)▼優秀=中村花琳、吉岡美奈(以上宮田)池上美来、竹内アサリ(以上南部)上山千夏(七久保)宮沢星人、松村青(以上赤穂東)▼佳作=赤堀梓未、高田亮介、河合里奈、林舞香、倉田祐輔(以上南部)、植木千尋、小田切愛奈(以上宮田)山口ありさ、那須野将史(以上七久保)大前茜(伊那)北原和、中坪雄大、三枝洸喬、漆山颯、三浦和夏(以上赤穂東)
◇小学校高学年
▼最優秀=小澤みゆき(辰野西)松井早希(赤穂)▼優秀=高橋美奈(赤穂南)松尾奈津子(辰野西)木下美月、村上夏紀(以上赤穂)西村奈菜(辰野西)大澤早絵(宮田)、守屋美結(高遠)▼佳作=亀田夏希、木下凌太(以上赤穂南)丸山修平(赤穂東)小林里香(飯島)赤羽郁海(箕輪中部)小澤仁那(辰野西)井口琴絵(赤穂)清水李野(南部)武居寛美(両小野)池田紗希(東春近)平谷梓(伊那北)岩井莉奈(南箕輪)大前栞、唐澤梨花(以上伊那)小松彩花、伊藤理図、有賀みなみ、長谷川道華(以上高遠)
◇中学校
▼最優秀=唐澤奈美(赤穂)▼優秀=佐野琳、北村理乃(以上赤穂)松本昴絋(西箕輪)▼佳作=坊園美佐(西箕輪)浦野透子、有賀史織(以上南箕輪)西村慎太郎、吉川茉那、小沢厚子、土川ひかる(以上赤穂) -
05衆院選 当選、一夜あけて
宮下一郎氏インタビュー「12万票は予想もしなかった数。構造改革の必要性と、それを進める際に地域の活性化を重視したいという私の訴えを多くの人々に理解していただけた結果と受け止めている。責任の重さを感じる」
11日投票の衆院選長野5区で大量得票で再選を果たした翌朝、宮下一郎氏(47)は、やや緊張した面持ちで報道陣の共同インタビューに応じた。
郵政民営化をはじめ、年金・社会保障制度・税制・などの構造改革を進め、憲法改正の議論も開始することが当面の課題とした上で、2期目に力を入れたい問題として第1に、「WTOの農業交渉とりまとめの方向付け」を上げた。日本農業を守りながら諸外国と折り合いをつけると同時に、政府の食料・農業基本計画に盛り込まれた認定農業者の要件などを「地域の実情にあった形で調整する必要がある」との考えだ。
第2は「適切で効率的な社会資本整備」。特に建設業界が厳しい状況に置かれている中で、「小さな政府を目指した改革を進める以上公共投資の減額はやむをえない」とした上で、「安心して生活できるよう必要な公共事業を選定して効率的に進めるようにしたい」と述べた。
これらは「選挙中に有権者と話す中でその必要性を強く意識したものだ」という。
小泉首相が唯一の争点に掲げた郵政民営化については、「党内議論の積み重ねの欠如を指摘し、中山間地の郵便業務と貯金・保険の窓口業務の保証を求めて政府案に反対し・修正を迫ったことで、地域の代表としての責務を果たせたと思う」とした上で、次期国会に法案が再提出された場合には、「法案の不備な点などをできる限り修正したい」と言葉を選んだ。
自身予想しなかった12万票の得票。全国的にも自民党歴史的圧勝に終わった今回の選挙だが、それについては「日本がギリギリの正念場に立たされていることの理解が広がり、改革の必要性を分かっていただけた」と総括。「小さな政府を目指した改革を断行すると同時に、地域活性化を図る視点を貫いて行きたい」と結んだ。
前夜は、支持者らへのあいさつの後、奥さんの昌子さんと二人で「じんわり勝利を喜んだ」。「妻も頑張りましたから……」。「大勝利なのに表情が硬いですよ」などと報道陣から突っ込まれていたが、この時はさすがに柔らかい笑顔になった。 -
05衆院選長野5区
宮下一郎氏、圧勝で再選第44回衆院選は11日、全国一斉に投票が行なわれ、即日開票の結果、小選挙区長野5区では自民党前職の宮下一郎氏(47)が、次点の民主党新人・加藤学氏(36)に4万7520票の差をつける圧勝で再選を果たした。投票終了直後に当選確実が打たれると、宮下氏の事務所は喜びの声に包まれた。共産党新人の三沢好夫氏(61)は、保守2党制への流れに埋もれた形になった。
全国的にも郵政民営化推進を前面に押し出した「小泉劇場」の演出が効を奏し、自民党と公明党の与党で圧倒的に過半数を占める圧勝をおさめたが、長野5区でも同様の形になった。
5区の投票率は75・86%で、前回(03年)の71・55%を約4・3ポイント上回った。
宮下氏は今回の解散・総選挙の焦点だった郵政民営化法案に衆院での採択直前まで反対し、「自説の多くが法案修正に取り入れられた」として採択時では賛成に回る事前の経緯をたどった。選挙戦ではその経緯を「地方の視点から首相に対しても言うべきことは言う姿勢」として押し出し、「一年生議員とは思えない活躍ぶり」を強調。森喜朗元首相、安倍晋三党幹事長代行、福田康夫前官房長官などが次々と伊那谷に入って、「将来を担う逸材」と評価して見せるなど、「政権中枢への近さ」を印象づけた。懸案だった青壮年層での支持の拡大も、伊那青年会議所時代の同期生を中心にサポーター組織が結成されるなど、一歩前進。前回より約1万1500票を上乗せした。
民主党の加藤氏は、「頑張っている者が報われる政治」を掲げて連合上伊那・飯田地協の全面的バックアップを受けたが、地元候補擁立を求める声も出る中、民主党の5区での候補者選定が遅れたことが影響し、宮下氏追撃の体制が整わなかった。
2度目の挑戦になった共産党の三沢氏は、年金・増税・憲法問題を正面に掲げた「自民も民主も庶民泣かせの根は同じ。確かな野党、共産党を」と呼びかけたが、前回と同じく組織票を固めるに留まった。 -
長野5区当選 宮下一郎氏(自民前)の歓びの声
急な解散から始まった2回目の選挙は大変厳しい戦いとなったが、気を引き締めて頑張った。多くの方の支援で勝つことができて感謝しているとともに、2期目の仕事に向けて重い責任を感じ、決意に燃えている。
選挙戦を戦う中で、地域の元気、活性化を一貫して訴えてきたことが理解されたと思う。争点だった郵政民営化には基本的に賛成の人が多いとの感触を得た。民営化すると田舎の郵便局はなくなってしまうのではないか窶狽ニの心配の声も聞いたが、こういうマイナスの面はきちんと手当てし、やってよかったと言われる改革にしなければならない。民営化をはじめとする構造改革を進め、現在の難局を乗り切っていくよう努力したい。 -
三沢好夫氏(共産新)の敗戦の弁
結果では期待に応えきれなかったが、国民の暮らし、平和を守るという党の主張が大勢の皆さんの共感を得たことは前回に比べて、その市町村でも強く感じた。
年金・福祉・暮らしなど深刻な問題が国民の中にある中、それにどう応えるか訴えてきたし、手応えもあった。伊那谷では憲法9条を守ることに関する国民の期待も今まで以上に力強く感じた選挙だった。私たちの役割も一層増している。
これらの問題への期待に応えられるよう、これからの頑張っていきたい。 -
加藤学氏(民主新)の敗戦の弁
予想外だ。なぜこんなに自民党が強いのか?宮下さんには圧倒的な組織力があり、私は名前が浸透しなかった。小泉さんのパワー、マスコミの報道姿勢、宮下さんの組織力の前に敗れた。時間があってもっとキチンと話をすることができれば、小泉さんのやり方では地方は良くなっていないことは分かってもらえたはずだ。まともに考えれば、このような郡部で自民党が票を延ばす要素はない。郵政民営化反対と言いながら賛成票を投じた宮下さんが当選するのはおかしいと思う。今後も、この地で私の意思を浸透させるために、地道に人と合う機会を増やし組織を作り上げていきたい。
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信濃教育会生涯学習講座
教職員に生涯学習の視点から生き方を見つめ直す機会にしてもらおうと信濃教育会生涯学習センターと上伊那教育会は10日、第3回生涯学習講座「地域文化と生涯学習窶狽ニもに創る・ともに生きる」を駒ケ根市東伊那の農林業体験宿泊施設「ふるさとの家」セミナーハウスで開いた。駒ケ根市を中心とした上伊那各地の小中学校教諭ら約70人が参加し、教育活動の実践についての発表と講演を聞いた。参加者は時折メモを取ったりしながら真剣な表情で発表に耳を傾けていた。
東伊那小学校は5年生児童を対象に今年7月に行ったふるさとの家からの通学合宿について発表した。宮脇正実教諭は「4泊5日の合宿を通じて集団生活のルールと実践的な食育教育ができた」と報告した=写真。
駒ケ根市教育委員会の生涯学習課と東伊那育成会が火山地区子ども会の活動について発表したほか、信濃教育会の牛越充会長は「生涯学習社会における学社融合」と題した講演を行った。 -
「マツタケ、良くて平年並み」
まつ茸博士 藤原儀兵衛さん予測「良くて平年並み、このままだと下回りそう」窶蝿ノ那市上新山に住む、上伊那農業委員会協議会まつ茸博士の藤原儀兵衛さん(67)は9日、本紙の取材に答えて05年秋のマツタケの生育状況について話した。
県林務部などは「豊作」と予測しているが、藤原さんはマツタケに関わって50年の経験から「いったん気温が19℃以下に下がり地温も下がって菌が動き始めて以降に、気温が30℃を越える日が続くと収穫量が落ちる」と見ており、05年はそれに該当しているという。
藤原さんは例年、贈答用などに注文を受け自分の山から採取して出荷しているが、今年は出遅れており、「もう少し温度が下がらないと」と気を病んでいる。
「県などは湿り気、つまり雨量を軸に予測しているが、肝心なのは温度」というのが藤原さんの主張だ。これに対して「マツタケは他のきのこに比してむしろ気温に左右されにくいのでは」と異説を唱える人もいる。
マツタケ生態学にも関心はあるが、なるべく安価で口にしたい窶狽ニいうのが庶民の本音か。
##(写真・がん首) -
地元産きのこ、グリーンファームに続々
例年よりやや遅め伊那市ますみケ丘の産直市場グリーンファームに、地元の山で採れた自生きのこが続々と集まり始めた。
10日には、おなじみハナイクチをはじめ、アカダケなどとも呼ばれるサクラシメジ、コムソウとかズボウと呼ばれるショウゲンジ、クロカワなど、採れたてきのこが入荷。マツタケも入荷したが、開店直後に売り切れた。
このほか、ナラタケ、コウタケ、タマゴダケなども次々と持ち込まれており、秋の味覚山きのこの見本市のよう。
客が「コムソウがあるよ」「クロカワをもっと欲しいのだが…」「マツタケは売り切れちゃったの?」などと言いながら手をのばす場面が目立った。
同店代表の小林史麿さんは「今年はやや出遅れたが、ここに来てようやく種類も量もそろってきた」と話す。 -
上伊那対決は伊那弥生
第113回北信越地区高校野球県大会南信予選5日目は10日、準決勝が県営飯田野球場であり、上伊那勢同士の対戦となった伊那弥生ケ丘窶蝿ノ那北は、終盤の逆転劇で弥生が決勝に駒を進めた。
伊那弥生ケ丘
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伊那北
伊那北は初回、二死一、三塁で春日(健)が左中間を破る2点適時打で先制。2回にも1点を加え主導権を握る。
追いかける弥生は3回に打線が爆発。一死から5連打の猛攻で2点を返す。なおも満塁とするが後続を断ち、好機を逸した。
伊那北2点リードで迎えた終盤8回、弥生は3つの四球で一死満塁の好機に、唐澤、内城、押野の3連打で4点を入れ、一気に形勢逆転。その後も四死球などで加点し、試合を決めた。伊那北は主戦森、継投した志賀、藤澤の投手陣がこの回、合わせて7四死球と崩れ、涙をのんだ。
決勝、3位決定戦は17日、県営飯田野球場である。試合予定は次の通り。
▽3位決定戦・伊那北窶箔穴C第三(午前10時)▽決勝戦・弥生窶柏z訪清陵(午後0時30分) -
2種目に大会新記録 上伊那陸上選手権
第45回上伊那陸上競技選手権大会が10日、伊那市陸上競技場であった。100メートル、走り幅跳び、砲丸投げなど一般男子8、一般女子8、中学男子8、中学女子7、男子共通3、女子共通3の合計37種目に、約250人の選手が出場。日ごろの練習成果を発揮し、2種目で大会新記録が生まれた。
上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催、KOA協賛。
女子共通棒高跳びで前田朋子さん(ヤマトヤT・C)が、01(平成13)年に自身が出した大会記録を80センチ更新する3メートル80をマーク。今回は01年大会以来の出場で、これまでの努力による成長を見せつけた。
中学走り高跳びは、稲村立吉君(春富3年)が1メートル75の大会新記録を樹立。81(昭和56)年以来、24年ぶりに記録を1センチぬりかえた。ほかの選手より助走距離を長く取り、軽やかに跳んだ。 -
第45回上伊那陸上競技選手権大会結果
◆トラック男子
【100メートル】▽中学(1)三村瑞樹(辰野2)11秒92(2)堺沢博樹(赤穂3)(3)赤澤侑生矢(春富3)(4)加藤一樹(赤穂1)(5)原司(箕輪2)(6)原翔太(伊那1)(7)倉田健斗(箕輪2)▽一般(1)橋爪 純(高遠2)11秒93(2)竹松正輝(高遠2)(3)北平浩貴(駒ヶ根工業2)(4)田村元(伊那弥生ヶ丘2)(5)宮腰嵩宏(赤穂1)(6)尾崎光弘(駒ヶ根工業1)(7)唐沢仲明(伊那北1)
【200メートル】▽中学(1)唐沢和也(赤穂3)t24秒38(2)赤澤侑生矢(春富3)(3)大野裕紀(赤穂1)(4)野坂大樹(赤穂2)(5)森雅貴(赤穂1)(6)上島佑基(辰野3)(7)田畑勇貴(伊那1)(8)藤沢祐輔(箕輪2)
【400メートル】▽共通(1)加納晃(伊那北2)55秒33(2)山口裕(上伊那陸協)(3)大石洋祐(伊那3)(4)春日豪(高遠2)(5)中平英貴(伊那弥生ヶ丘1)(6)肥野諭志(赤穂3)(7)中塚渓滋(中川2)(8)村井大介(赤穂3)
【1500メートル】▽共通(1)小林太一(信州大)4分11秒34(2)林孝行(信州大)(3)正木達也(信州大)(4)徳永吉彦(伊那中教)(5)福沢潤一(駒ヶ根東中1)(6)大村英樹(高遠高2)(7)大蔵孝典(赤穂中2)(8)白石祐也(伊那北高2)
【3000メートル】▽中学(1)山口宏和(辰野3)10分30秒60(2)一ノ瀬黎(辰野2)(3)永原耕太(辰野2)(4)小林勇輝(駒ヶ根東3)(5)天野努(駒ヶ根東2)(6)小澤大介(辰野3)(7)宮脇千博(駒ヶ根東2)(8)根橋完(辰野2)
【5000メートル】▽一般(1)大槻勉(箕輪町陸協)15分50秒16(2)小林太一(信州大)(3)鈴木昌幸(上伊那陸協)(4)守屋智春(上伊那陸協)(5)松村博文(上伊那陸協)(6)萩原英雄(上伊那陸協)(7)大村英樹(高遠2)
【110メートルハードル】▽中学(1)森嵩貴(赤穂3)17秒87(2)赤羽巧(辰野2)
【4×100メートルリレー】▽中学(1)赤穂A(村井大介、森嵩貴、唐沢和也、堺澤博樹)46秒50=大会新(2)赤穂B(野坂大樹、森嵩貴、大野裕紀、加藤一樹)(3)辰野B(中谷俊貴、一ノ瀬黎、林亜希彦、三村瑞樹)(4)辰野A(5)伊那(6)箕輪(7)駒ヶ根東(8)辰野C▽一般(1)高遠(橋爪純、丸山拓実、竹松正輝、春日豪)45秒44(2)伊那北(松崎孝紀、加納晃、石川文月、加納拓馬)(3)赤穂(池場竜一、小松高弘、水上直樹、宮腰嵩宏)
◆フィールド男子
【走り高跳び】▽中学(1)稲村立吉(春富3)1メートル75=大会新(2)宮崎友宏(中川3)(3)久保田哲也(中川2)(4)松本昌士(赤穂1)
【棒高跳び】▽共通(1)丸山拓実(高遠高2)4メートル20(2)松澤成治(春富中2)(3)城取寛幸(高遠高1)(4)加納拓馬(伊那北高1)(5)松崎孝紀(伊那北高2)(6)稲垣侑希(辰野中2)(7)春日太陽(春富中1)(8)伊藤雅恭(南箕輪中2)
【走り幅跳び】▽中学(1)一ノ瀬智生(辰野3)5メートル66(2)小林正俊(中川2)(3)田畑裕(春富2)(4)宮原恵一郎(南箕輪2)(5)赤羽聡志(辰野2)(6)赤羽元輝(赤穂1)(7)市川誠(箕輪1)(8)北原蒼士(駒ヶ根東1)▽一般(1)
北原涼平(伊那弥生ヶ丘2)6メートル25(2)野溝亮太(高遠1)(3)西尾辰也(高遠2)(4)井原健吾(駒ヶ根工業2)
【三段跳び】▽一般(1)野溝亮太(高遠2)12メートル11
【砲丸投げ】▽中学(1)中谷俊貴(辰野2)t11メートル63(2)三村瑞樹(辰野2)(3)竹村渉(駒ヶ根東2)(4)北原柊斗(赤穂1)▽一般(1)遠藤邦彦(駒ヶ根市陸協)12メートル22、オープン参加=中島公徳(富士見町体協)
【円盤投げ】▽一般(1)遠藤邦彦(駒ヶ根市陸協)30メートル16(2)福島健一(駒ヶ根市陸協)、オープン参加=中島公徳(富士見町体協)
【やり投げ】▽一般(1)福島健一(駒ヶ根市陸協)42メートル58(2)池場竜一(赤穂1)(3)馬場元樹(高遠2)(4)下平裕介(赤穂2)(5)桜井勇希(高遠1)(6)上條智浩(高遠1)
◆トラック女子
【100メートル】▽中学(1)今井沙緒里(辰野3)13秒33(2)松井萌(赤穂2)(3)赤羽優希(赤穂2)(4)中原里奈(春富1)(5)三浦舞美菜(辰野2)(6)茅野万里奈(辰野1)(7)池田美咲(春富3)▽一般(1)伊東かほり(伊那西高1)14秒30(2)木下夏美(赤穂高1)、オープン参加=中村夕貴(駒ヶ根スポ少6)
【200メートル】▽中学(1)小田切朱音(赤穂3)29秒56(2)アルッガマゲ左諭(赤穂1)(3)関沙織(箕輪2)(4)中村芝津(辰野2)(5)山寺由莉(辰野2)(6)小池麻美(駒ヶ根東1)(7)飯澤瞳(辰野2)(8)下島瞳(駒ヶ根東1)▽一般(1)平澤成美(伊那西高1)29秒39(2)木下夏美(赤穂高1)(3)倉田好美(伊那西高1)
【400メートル】▽一般(1)小田切朱音(赤穂中3)66秒96(2)小林由佳(中川中1)(3)平澤彩佳(赤穂高1)(4)清水亜希穂(中川中1)(5)森下美彩(中川中1)
【800メートル】▽共通(1)青木美智子(駒ヶ根東中2)2分28秒47(2)池田杏奈(箕輪中2)(3)篠田美樹(駒ヶ根東中1)(4)守屋風姫(春富中2)(5)斉藤有希(中川中2)(6)林優子(辰野中1)(7)玉田歩(辰野中1)(8)小林朋華(箕輪中1)
【3000メートル】▽共通(1)山田香織(赤穂高1)11分47秒93(2)片桐和佳奈(中川中2)(3)福沢奈津美(駒ヶ根東中3)(4)井沢里紗(伊那西高2)(5)宮島有理恵(伊那北高1)(6)板倉唯(駒ヶ根東中1)(7)寺平稚博(駒ヶ根東中1)(8)水上八重子(伊那西高1)
【100メートルハードル】▽中学(1)大場沙奈(赤穂2)16秒96(2)大江亜紀(辰野2)(3)伊藤真弓佳(伊那2)(4)中谷恵(辰野1)(5)唐沢萌(箕輪2)(6)吉沢文香(駒ヶ根東1)(7)牧野りく(駒ヶ根東1)▽一般(1)林恵里香(伊那西高1)20秒54
【4×100メートルリレー】▽中学(1)赤穂(松井萌2大場沙奈2アルッガマゲ左諭1赤羽優希2)54秒62(2)辰野A(山寺由莉2小澤彩香2宮澤理佳2三浦舞美菜2)(3)駒ヶ根東(吉沢文香1小池麻美2下島瞳1青木美智子2)(4)辰野B(5)伊那(6)箕輪(7)春富(8)南箕輪▽一般(1)伊那弥生ヶ丘高(北原瑞季2仲田千秋2・ス橋優妃1菊地真奈美2)51秒52(2)伊那西高(平澤成美1伊東かほり1小口紗也加2林恵里香1)
◆フィールド女子
【走り高跳び】▽中学(1)田中郁恵(春富3)1メートル35(2)林亜衣理(辰野2)▽一般(1)小口紗也加(伊那西高2)1メートル45
【棒高跳び】▽共通(1)前田朋子(ヤマトヤT・C)大会新3メートル80(2)丸山恵理子(伊那北高2)(3)和泉はるか(高遠高1)
【走り幅跳び】▽中学(1)鹿野恵理(春富3)4メートル42(2)伊藤夏希(春富2)(3)春日智香(伊那1)(4)小池麻美(駒ヶ根東1)(5)小林明日香(箕輪1)(6)藤澤茜(箕輪1)▽一般(1)中原有紗(伊那西高1)4メートル48
【砲丸投げ】▽中学(1)宮下摩衣(駒ヶ根東1)7メートル39(2)小澤彩香(辰野2)(3)宮下花歩(中川1)(4)藤澤茜(箕輪1)(5)伊東愛香(駒ヶ根東2)(6)原美月(南箕輪1)(7)伯耆原菜月(箕輪1)
【やり投げ】▽一般(1)小林知恵実(伊那西高1)31メートル97(2)田中明美(伊那西高1) -
稲刈り開始
上伊那農業協同組合のライスセンターなどの稼働日に合わせて上伊那の各地で稲刈りが始まった=写真。
三峰川沿いの高遠町の水田地帯でも、いくつかのほ場で10日、稲刈りがスタート。伊那市富県北福地の田畑栄市さん(50)宅のほ場でも、朝からコンバインが稼働し、垂れ下がった黄色い稲を刈り取っていった。昨年より刈り始めが1週間ほど遅いという。約60ヘクタールのほ場を田畑さんは、色づきの早い川沿いから刈り始め、10月上旬まで作業に追われる。
田畑さんは「先日の台風で一部転んだところもあるが、影響は少ない。収量は多くなるだろう」と今年の出来を話していた。 -
大所帯の建具屋で奮闘する2代目
(有)唐沢木工所 唐沢剛さん(34)箕輪町松島箕輪町松島の唐沢木工所。上伊那では一番大人数の従業員7人の建具屋の2代目だ。会社全体では、年間約100以上の新築・増改築の現場に関わり、ドア・引き戸・障子・ふすまなどの建具や、食器棚やタンス・下駄箱など作り付けの家具を造る。
「建具は造って収めれば終わりでなく、うまく動かないとだめじゃないですか。だから見た目よりはむしろ、機能性や耐久性にこだわった仕事をしたいんですよ」
柔らかだがはっきりとした口調で話す。「建具は、客が触れて、動かしてみて初めて製品になるんだ」との思いが強い。
建具造りは、施主や建設会社の担当者と相談してデザインや素材を決めると、建設途中の現場で寸法を取り、図面を起こして、それに基づいて木工所で製作する。そして出来上がった建具を現場に持ち込み、所定の場所に設置して完成する。もちろん、施主がそれを動かしてみて、最終的に完成するのだが…。
「木工所での加工は機械が入っているから、まぁ一応はできる。一番技術が求められるのは、据え付けの時。ノミとカナヅチ、ノコギリとカンナ、昔ながらの道具を使った手仕事の質がそこで問われるんです」
丹精に造った建具でも、柱やハリに据え付ける時にわずかでも歪みを出すと使い勝手の悪いものになる。要求されるのは細かい手仕事。一番心を砕くところだという。
木工所内での仕事では材料選びが難しい。
「建具の材は細くて薄いですよね。だから仕入れてきた板などを、どのように使うかを良く吟味しないと、細く切ったとたんに曲がったりねじれたりして使い物にならないんですよ」
どんなところに生えていた木か?丸太のどの部分の材か?木目の詰まり方はどうか?窶狽サんなことを瞬時に総合して、建具のどの部分に使うかを決めるのだという。
「これはもうキャリアが物を言う世界で、僕なんかまだまだ修行中そのものですよ」
弥生ヶ丘高校から神戸国際大学に進んだ。学生時代はソフトボールや野球に打ち込んだ。卒業後レジャーランド関連の建設会社の営業マンになったが、25歳で家業を継ぐために帰省。1年間伊那技術専門校の木工科に学び、父・滋雄(59)さんの会社に入った。
以来8年。子供の頃から知っている先輩従業員に「とにかく何でも教えてもらい」、雪見障子や組子など、細かい技術を身につけてきた。しだいに自分でできる仕事が多くなるうちに、「ものづくりの楽しさが分かるようになってきた」という。
このごろようやく、『良い仕事しているじゃないか』とお施主や同業者に言われるようになった。「そりゃ、やっぱりうれしいですよね」。2代目は、照れくさそうに笑った。【毛賀沢明宏】 -
今日、衆院選投票
小泉式「構造改革」への伊那谷住民の審判は?第44回衆院選は今日11日、投票が行なわれる。候補者名で投じる小選挙区長野5区(定数1人)と、政党名で選ぶ比例代表北陸信越ブロック(定数11)の2つの選挙と、罷免する裁判官に×印をつける最高裁裁判官国民審査(第20回)が同時に行われる。
長野5区では、届け出順に、共産党新人の三沢好夫(61)、自民党前職の宮下一郎(47)、民主党新人の加藤学(36)窶狽フ3氏が立候補している。30日の公示以来、各派政策を打ち出し舌戦を繰り広げてきたが、小泉内閣の進めてきた「構造改革」に伊那谷有権者がどのような審判を下すかが注目される。
投票は、5区合計で349カ所の投票所で、午前7時から一部を除き午後8時まで受け付ける。駒ヶ根市の4カ所、高遠町の5カ所、飯島町の3カ所、中川村の2カ所、長谷村の1カ所は投票締め切り時間が繰り上げられる。
有権者数は5区合計で29万4731人(9月2日現在)。 -
税作文を審査
伊那地区納税貯蓄組合連合会(坂井武司会長)は9日、伊那公民館で税についての作文を審査した。県審査の推薦に、伊那市の西箕輪中学校3年生鈴木沙也子さんを決めた。
作文は中学生が対象で、上伊那10校から198点の応募があった。授業などで租税教育を受けた生徒もおり「海外派遣研修は税金で行くことができた」「税は日常生活になくてはならないもの」「租税教室に参加して税に関心を持つようになった」など体験を交えた作文が集まった。
審査員は連合会役員、伊那税務署職員ら約10人。それぞれ作品を読み、文章の構成や、体験が盛り込まれ、説得力があるかなどの点を審査した。
表彰式は各市町村で開く。 -
JAが落果ナシを販売
JA上伊那は9日、台風14号の影響で被害を受けた果樹農家の救済対策として昨年同様、JA職員らを対象に、落果したナシ「南水」約1トンを販売した。
管内のリンゴ・ナシ被害額は約2千万円。「南水」は今月下旬から出荷が始まる品種で、被害の大きかった伊那市、箕輪町の果樹農家から持ち込まれた落果ナシを販売した。
熟期に早く、消費者には販売できないもので、JA職員がJA本所・支所(一部)、上伊那地方事務所などを回った。
1袋5、6個入りで350円と格安。各職員に理解を求めたところ、2袋、3袋とまとめ買いする人もいた。甘さがまだ足りないものもあったようだが「おいしい」と好評だった。 -
電話応対コンクール
日本電信電話ユーザ協会伊那・駒ケ根地区協会は9日、伊那市の「かんてんぱぱホール」で電話応対コンクールの地区大会を開いた。会員事業所から19人が出場、北原美和子さん=中部電力長野支店伊那営業所=が優勝した。
コンクールは、各事業所の電話応対レベルの向上を図るねらい。
信越放送報道局アナウンス部長の久保正彰さんら4人が音声表現力、コミュニケーション、サービスマインドなど5項目を基準に審査した。
初出場で優勝した北原さんは「緊張したが、ふだんの応対を心がけた。日ごろから相手の気持ちに立った応対をし、信越大会への準備をしていきたい」と気を引き締めた。
審査委員長の久保さんは「電話は声だけのコミュニケーション。いかに相手の気持ちをくむか、各職場で生かしてほしい」と呼びかけた。
上位3位の入賞者は10月21日、新潟市で開かれる信越ブロック大会に出場する。
優勝以外の結果は次の通り(敬称略)。
▽2位=松崎和枝(ルビコン)▽3位=松沢潤子(伊那郵便局)▽4位=有賀香奈子(トヨタUグループ)▽努力賞=北原葉子(ルビコン)市村麻似子(トヨタUグループ) -
05衆院選 あす投票
各派「最後のお願い」へ第44回衆院選は11日投票日を迎える。全国の小選挙区300議席と11ブロックの比例区180議席に座るのは誰か?
小選挙区長野5区には、三沢好夫(61)=共産党・新人、宮下一郎(47)=自民党・前職、加藤学(36)=民主党・新人窶狽フ3人(届出順)が立候補。各派30日の公示以来、遊説や個人演説会で精力的に政策を訴えてきた。
比例区北信越ブロックには自民党21人、民主党18人、公明党2人、共産党3人、社民党5人、国民新党3人の名簿が届け出られている。宮下氏と加藤氏は重複立候補している。
郵政民営化法案の参院での否決を引きがねにした今回の衆院解散・総選挙。「構造改革」を進める小泉自民党政権に対して国民がどのような判断が下すかが注目される。
三沢派は、「小泉指揮構造改革は庶民いじめの最悪の政治」として、年金制度・増税問題・改憲問題を前面に打ち出し、「自民党も民主党も大企業・米国べったりは同じ。確かな野党=共産党に一票を」と呼びかける。
宮下派は、「郵政民営化を軸にして『小さな政府』を目指す構造改革を止めるな」と呼びかける。特に中山間地・地方の視点からの改革が重要と強調。森喜朗元首相、安倍晋三党幹事長代行、福田康夫前官房長官ら自民党の有力者が次々と伊那谷に入り、宮下氏の政権中枢への近さを浮き彫りにしていた。
加藤派は、「郵政民営化一本の自民党は争点隠し」として、年金・社会保障制度や増税問題など全般について民主党のマニフェストにそって主張を展開。「2世・3世議員による独り善がりな政治を続けるのか、真に頑張っている者のための政治を行うのか、政権交代を迫る選挙」と呼びかけて、5区内を走り回った。
第5区の有権者29万4731票(9月2日現在)はどう動くか?
各陣営は今日1日、「最後のお願い」に走り回る。 -
台風の被害状況まとまる
県は8日、台風14号による県内の農作物・農業用施設の被害状況をまとめた。
上伊那はリンゴ、ナシなど果樹が中心で、被害額は2560万円。ほかに宮田村でソバが倒れ、約4ヘクタールのテッポウユリの倒伏が飯島町で確認された。西箕輪などの一部で、大きな果樹被害があった伊那市は、施設被害も発生した。
市町村別被害額は、▼伊那市=果樹880万円(リンゴ679万円、ナシ164万円、ブドウ37万円)施設404万円▼箕輪町=果樹552万円(リンゴ176万円、ナシ325万円、マルメロ43万円、クリ8万6千円)▼辰野町=果樹206万円(リンゴ181万円、24万円)▼飯島町=果樹229万円(リンゴ135万円、ナシ94万円)▼南箕輪村果樹106万円(リンゴ91万円、ナシ15万円)▼宮田村=ソバ=59万円、果樹(リンゴ)21万円窶煤B
県は、応急技術対策の情報提供をしている。
【果樹】(1)倒伏は早期に立て直し、支柱で固定する。根が露出した場合は土盛りし、マルチ・灌水で乾燥防止と新根発生に努める(2)大枝が裂けた場合、傷口を平に削り、癒着促進剤を塗布する。完全な立て直しができない場合も固定するか可能な範囲で持ち上げ、地面との間に空間を作る(3)落下果実の出荷は、JAや集出荷団体と十分連絡をとり、指示に基づき農薬使用基準を確認し、適切に処理する(4)収穫中のブドウ棚が倒壊した場合、地面との間に空間をつくり風通しを良くする支柱入れ、出来るだけ早く収穫し、棚は後で立て直す(5)葉や果実の痛みが大きい場合は、農薬使用基準に沿って殺菌剤散布する。
【水稲】(1)倒伏した水田は排水し、稲体をできるだけ引き起こし、茎葉の腐敗や穂発芽を防ぐ(2)倒伏した稲で成熟期の5日程度前のものは、直ちに刈り取る(3)フェーン減少でほ場水分の低下が予想される場合は走り水を行う
【花き】(1)キク、リンドウ、シンテッポウユリなどの露地品目が倒伏した場合は、支柱を立て直し、ネットにより株を引き起こして曲がりを防ぐ(2)リンドウ、シンテッポウユリで先端が折れた場合は、そのまま茎葉を残して次年度の株養成にまわす(3)茎葉の保護と葉枯病防除のため、農薬使用基準に沿って殺菌剤散布を行う(4)施設の損傷を確認・補修する -
家畜排せつ物処理技術研修会
上伊那畜産振興協議会の家畜排せつ物処理技術研修会は7日、箕輪町文化センターや伊那酪農業協同組合であった。資源循環型農業を確立するため、畜産農家や農協、市町村など関係機関から約30人が参加し、たい肥化や尿の液肥化技術を熱心に学んだ。
たい肥製造技術研修は、県農業技術課主任専門技術員の吉田宮雄さんが指導。基本6条件に栄養分、空気(酸素)、水分、微生物、温度、時間を挙げ、最も重要な空気と水分は、通気性の目安が容積量が1リットルあたり0・5キロ、水分は家畜ふんの場合55-70%と説明した。
空気と水分の加減を簡単に見る「容積重」の計測方法として、10リットルのポリバケツにたい肥原料をすり切りいっぱい詰めたときの重さが5-7キロの範囲ならば、初期の好気性発酵に理想的な水分で空気も十分に含んでいることも話した。
また、一般から多くの苦情がある尿散布時の臭気を低減させる尿曝気処理の液化技術研修もあった。
曝気処理装置の仕組み・設置方法に加え、実際装置を導入した農家の事例を紹介。その農家が、処理を施した肥料を今年の春に散布をしたところ、明らかに臭気の減少が見られたという。
曝気装置は、既存の尿溜槽に直接設置でき、積極的に導入する農家も、徐々に増加しているが、装置を設置できる尿溜槽を持つ人が大規模農家に限定されていることや、コスト的な制約があることが、今後の課題となっている。 -
上伊那陸上選手権あす
第45回上伊那陸上競技選手権大会が10日、伊那市陸上競技場である。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催、伊那市、伊那市教育委員会後援、KOA協賛。
100メートル、4×100メートルリレー、走り高跳び、砲丸投げなど、一般男子11、一般女子9、中学男子8、中学女子7、共通男子3、共通女子4の合計42種目に242人がエントリー。
一般男子100メートルで5連覇していた白鳥徹也さん(上伊那陸協)が出場しないことは惜しまれるが、一般女子4×100メートルリレーの伊那弥生ヶ丘高校の走りに注目。国民体育大会(10月下旬)に出場する仲田千秋さん(2年)の参加で、圧勝が予想される。
また、中学女子100メートルで、同じく国体選手の今井沙緒里さん(辰野3年)の記録への期待も大きい。
午前8時30分から開会式。競技開始9時。 -
伊那学コモンズ講座 第4回
飯島町営農センター、環境保全型有機農法の2事例を発表上伊那農業改良普及センターなど県の出先機関が合同で開く伊那学コモンズ講座の第4回が6日、県伊那合同庁舎であった。飯島町産業振興課長齋藤久夫さんの「飯島町の1000ヘクタール自然共生農場づくり」と、伊那市美篶の水稲農家小川文昭さんの有機農法に関する「ひと・むし・たんぼ」の2つの事例発表があり、約50人が熱心に耳を傾けた。
齋藤さんは、04年12月に政府発表の米政策改革大綱に盛られた「認定農業者制度」や「集落型経営体」の規定が、「農業と農村のあり方に大きな影響を与える」と強調。飯島町の営農センターの仕組と、独特な環境配慮型農業のプラン概要を説明した。
「頭脳集団」としての営農センターが作付け計画等を作成し、「実働集団」としての地区営農組合がそれを実施するという形で、町独自の環境基準を設けて、多様な食物を栽培すると同時に、グリーンツーリズムや農業関係ビジネス学校なども開催するという独特のプランに、参加者の関心も高かった。
小川さんは、有機農法による水稲栽培を17年間続ける中で、田んぼの生き物を観察・保全する活動を進めてきたことを紹介。知り合いの農家の後継ぎが自殺したことことに触れながら、「農家が農業を続けて行くことに魅力を感じられなくなっているのは何故か」と問題を提起。
「農家の経営は大切だが、お金になる作物をたくさん作ることに没頭するあまり、農業は米や野菜だけでなく、田んぼや畑に住む生物を育て、それを見つけたり観察したりする喜びを発進する力を失った。それが現在の最大の農業問題ではないか」と訴えた。
伊那学コモンズ講座は、県や地方自治体の職員が自ら働く伊那谷の歴史や魅力を知り、行政サービスに活かすことを目指して始められた。峯村きぬ子農業改良普及センター所長は「講演の2事例は、上伊那が全国に発進で切る優れたもの。当初は当センター主催の『環の農業者セミナー』で事例発表をお願いしたが、門戸を広げようと思い、伊那学コモンズ講座として行った」と話した。
なお、講師の一人、小川文昭さんが所属する「ひと・むし・たんぼの会」の会は、毎週木曜日、本紙6-7面にリレーエッセーを寄せている。 -
上伊那の今年の水稲作況予測まとまる
水稲の収穫を目前にひかえ上伊那農業協同組合は5日、上伊那で一斉に坪がりをし、作況を104、例年より良好と予測した。
上伊那の10アールあたりの予想収量平均は623・2キロ。地域別には、伊那市、南箕輪村、高遠町、長谷村からなる中部が最も高く625・6キロ。南部は622・1キロ、北部は620・2キロとなった。
収穫時期は平年より1、2日早く、施設受け入れは、予定通り。
登熟は良好で品質も良いが、刈り遅れによる胴割れが心配されるため、JA上伊那は、稲作農家に適期刈り取りを呼びかけていく。 -
台風14号の影響
台風14号の影響で強い風が吹き、7日、伊那市、箕輪町を中心に、リンゴや梨の落果、稲やソバの倒伏、ブドウ棚の倒れなどがあった。上伊那地方事務所は8日以降に被害面積や被害額などをまとめる。
伊那市内で、「つがる」やジョナゴールドなどを栽培する生産者の一人は「台風の直撃を逃れて、よかった。9割が落果した数年前に比べてまだいい」と話しながらも「台風前に若干収穫したが、熟期でないものは残しておいた。落ちなくても、すれて傷ものになってしまう」と心配そうに雨の中を見守っていた。
また、収穫を控えたぶどう園では、一部の棚が根本から倒れた。豊作だっただけに、生産者は「まいった」と肩を落としたが、ブドウに傷みはなく、まずはひと安心。復旧作業が進み、予定通りにオープンする。
宮田村では、使用していないハウス2棟が倒壊。大田切区で栗の木が倒れ、一時道をふさいだが、村が撤去した。宮田高原に向かう寺沢林道で落石もあった。
飯島町のJA果実選果場には「つがる」「幸水」が通常に比べて2窶・割増の持ち込みがあったという。
今後、果実の玉ずれ被害が広がる可能性もあるとみられる。
小中学校は、時間を切り上げて集団下校するなど対応した。
飯田測候所によると、伊那の最大風速は15メートルで、降水量(午前6時窶伯゚後6時)は14ミリだった。 -
05衆院選 いよいよ終盤戦
各陣営、票固めに懸命第44回衆院選は11日の投票日まで残り3日となり、三沢好夫=共産新、宮下一郎=自民前、加藤学=民主新=の3氏の陣営は、最後の票固めに入った。
三沢陣営は、7日に党と後援会の決起大会を開き、最後の3日間を候補者・選対全体で有権者との対話を徹底する体制を固めた。特に、「郵政民営化よりも有権者の関心が高い」とする、暮らし・年金・増税の問題を強調する。連日、こまめに街頭演説を行ってきたが、終盤を迎えて有権者からの激励電話も多くなり、「反応をビンビン感じている」という。
宮下陣営は、7日に福田康夫前官房長官を招いた決起大会を行い(伊那市の選対事務所、駒ヶ根市のアイパルいなん)、「地元の代表を国政に送り、伊那谷を日本の理想郷に」と最後の意志一致をした。公示以来1日平均15カ所での街頭演説、毎晩2縲・回の個人演説会を通じて、宮下氏の「構造改革を止めるな」との主張が広く受け入れられてきたと評価し、残り3日間は、遊説とともに、地域の後援会支部・推薦団体・支援団体全力での票固めに入る。
加藤陣営は、8日に箕輪町で羽田雄一郎・津田弥太郎両参院議員を招いた決起大会を開き、選対全体での「声かけ」に突入する予定。選対では「連日15縲・0回の街頭演説で、候補者選定の遅れによる知名度不足を解消した」と評価。「毎日調子が上がってきており、このまま投票日まで登り詰めたい」と話す。民主党のマニフェストが浸透し、争点は郵政民営化だけでなく国政全体を問うものだという意識が広範に広がってきた窶狽ニ分析する。 -
高速バス長野~飯田線
10月に増便実験県の南北を結ぶ高速バス「みすずハイウェイバス長野縲恃ム田線」は10月、1日2便の増便実験を行う。
増便実験ダイヤは現在の最終便の1時間後で、長野行きでは飯田バスセンターを18時40分発(駒ヶ根IC19時25分、伊那IC19時38分)、長野県21時42分着。飯田行きでは長野県庁を19時35分発(伊那IC21時44分、駒ヶ根IC21時57分)、飯田バスセンター22時42分着。
10月の土・日・祝日を除いた平日に20日間運行する。停留所や運賃は現行と同じ。
公共交通機関の利便性の向上を図るもので、8月4日から24日までの間、ハイウェイバス社内やバス会社の運行窓口などで行ったアンケート調査で寄せられた185人の回答のうち、一番希望の多かった時間帯に増便し、利用状況を調べる。 -
05衆院選 参謀に聞く 宮下派選対統括責任者 三沢岩視さん(67)
支持者の中には「現職有利」と見る向きもあるが、実際は予断を許さない厳しい選挙だ。特に加藤さんの陣営は、実働の皆さんの実態がつかみきれないところもあり、終盤に向け予期せぬ動きが出ないかと警戒している。
昔と違い今の選挙は、組織で上から号令してもどうにもならない面がある。気を引き締めて着実に支持を広げることがカギだ。
前回の選挙は創平氏の後援会の力で戦ったが、04年2月から若返りを目指してきた。05年度中にすべて終わらせるつもりだったが、解散・総選挙となり、若返りの途中で選挙戦を迎えている。一つの柱は青壮層にどのように食い込むかだが、伊那青年会議所のOB中心に峰明会が結成され、その第一歩は記した。農協や商工会議所の青壮層にも地歩を広げつつある。下伊那も、地方議員を中心に支持層を広げている。
伊那谷を良くするということでは一郎氏も創平氏の思いを継いでやっているが、国の財政が厳しい中で、その方法や手法は変ってくるだろう。それが時代の流れだ。地方を尊重するために「三位一体改革」などを推進すべき。
一郎氏はまじめで腰が低く、誰にでも好かれる人。その個性を活かして、大政治家になって欲しい。