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宮田村少年野球大会
秋季宮田村少年野球大会は2日、宮田球場で開いた。上伊那各地から8チームが参加。伊那市の西友クラブが、地元の河原町リバースに逆転で勝利して優勝した。
46回目を迎えた伝統の大会。以前は宮田村内にも複数のチームがあり争ってきたが、今は河原町と西駒ウイングスの2チームになり、村外のチームを招いてトーナメント戦を行なっている。
優勝した西友クラブは西駒、飯島ウイングスに連続で零封勝ち。
決勝戦は初回に河原町に2点を許したが、すぐに逆転して追撃を断った。 -
上伊那医療生協「まつり」
上伊那医療生活協同組合は2日、健康増進と交流を目的としたイベント「5000人健康まつり」を箕輪町町民体育館で開いた。漫才師「正司敏江・玲児」の漫才ショーや、伊那市富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団「田楽座」の公演、おでん、五平もちなどの出店も出て大勢にぎわった。
今年は、来年4月オープンを目指し建設が同町で進んでいる「上伊那生協病院」の建設記念と合わせて盛大に開催。屋外には50店余の屋台が並び、豚汁の無料サービスのほか、健康チェック、体力測定コーナーなどを設けた。
ステージプログラムは、歌手のきたがわてつさんが「平和コンサート」と題してギターで弾き語り、観客を魅了した。 -
交流一層広く・深く
結成25周年を迎えた上伊那手話サークルの記念大会が2日、高遠町総合福祉センター「やますそ」であった。会員や関係者約80人が出席し、節目を祝った。
式典で尾曽共春実行委員長は「聴覚障害者が求めるものに対し、どう支援するかは、相手の立場に立って考える必要がある。それには聴覚障害者と、意見を出し合ってコミュニケーションをとることが大切。互いに協力し合ってサークルを一層発展させたい」とあいさつ。
大会では、会員らが3班に分かれ、手話を交えた劇や、プロジェクターで、目的や理念の違いによって結成までに約2年を要したことや活動秘話などを紹介し、25年間を振り返った。
同サークルは1980年、伊那、辰野、箕輪、駒ケ根の手話サークルで結成。その後高遠など2団体が加わり、現在6団体、114人が所属している。学習会のほか、イベントなどを通して聴覚障害者への理解を求め、社会参加を促進している。 -
NPO伊那谷菜の花楽舎 製造施設を一般公開
循環型社会の形成のため廃食用油から精製するバイオディーゼル燃料(BDF)の普及を目指すNPO法人「伊那谷菜の花楽舎(関浩行理事長)は2日、箕輪町中原に新設したBDF製造施設を一般公開し、活動への理解を呼びかけた。11日に本格生産を開始し、本年度は月産2千リットルを目標にする。
BDFは硫黄分をほとんど含まないため硫黄酸化物の排出がない軽油の代謝燃料。大気中の二酸化炭素増加も制御し、排ガスの黒煙も少ない。欧米では普及が進んでいるが、国内での品質基準は確立していない。国産自動車メーカーはBDF使用による故障の保証はしていないという。
製造装置は、廃食用油を2回の化学反応で精製するのが特徴で、国内メーカーでは採用していないというシステム。既存の装置に比べ生産量も多く、良質のBDFが取れる。廃食用油は1度に160リットルを投入し、145リットルを精製。同会理事でアルプス開発技術研究所の前澤功さんを中心に、約1千万円で開発・製造した。
一般公開には上伊那を中心に、諏訪、岡谷から約30人が集まり、製造装置の詳しい説明を聞いた。関理事長は「BDFが地域のなかに広がるよう活動を進めたい」と話した。
廃食用油は当面、企業の食堂や飲食店など約20カ所から無料で回収。1リットル100円で販売していく。
問い合わせは、事務局(TEL0265・94・5039)または、(090・4159・2559)へ。 -
上伊那教育研究会
県教組上伊那支部などが主催する上伊那教育研究会が1日、伊那市の伊那中学校などであり、小中学校の教員やPTAなど約千人が26の分科会で、教育についての認識を深めた。
子どもの主体的な教育研究を進めるため、教育が直面するさまざまな課題などを話し合う。今回は「開かれた学校づくり」や「食と子どもの健康」などをテーマに分科会を設定し、近年増加傾向にあるADHDやLD、アスペルガー症候群などの、軽度発達障害の子どもへの配慮を学ぶための分科会もあった。
県教育委員会スクールカウンセラー・スーパーバイザーの小平幸春さんは「学校は子どもの症状を理解してあげ、楽しく学べる環境を提供してあげる場」と話し、家族との協力体制や、学内での支援体制の築き方を、事例を通して紹介した。 -
知的障害者通所授産施設「ほっとワークス・みのわ」開所
長野県社会福祉事業団が運営する知的障害者通所授産施設「ほっとワークス・みのわ」(宮脇孝浩所長)が1日、箕輪町大出山口に開所した。伊那市から辰野町の在宅やグループホームに暮す20人が通い、パンの製造販売や企業受託作業に取り組む。
西駒郷から地域生活移行した人や地域の在宅障害者に作業の場を提供し、利用者の自立と社会経済活動の支援が目的の施設。地域住民や家族との交流の場としてふれあいの輪も広げる。
パンづくり班は、1日600個製造できる機器を導入して出前販売する。3日からクロワッサンやあんぱんなど6種類を製造し、辰野町と箕輪町の役場などで販売。室内作業班は企業からの受託作業をする。来年4月からは、農園芸班がパンや給食の食材、新種野菜を作る予定。
職員は作業支援員ら10人。利用時間は午前9時-午後4時。利用日は土・日・祝日を除く毎日で盆と年末年始は休日。送迎サービスがある。
施設はパン工房、食堂、厨房、作業室、会議室、医務室、相談室など。鉄骨造平屋建。敷地面積2010・55平方メートル、建築面積436・81平方メートル。
開所式で宮脇所長は「利用者が充実した日中活動が送れるよう職員一丸となって支援していく」、利用者代表の木下節三さんは「皆さんと楽しく、仲良くやりたい。よろしくお願いします」とあいさつした。内覧会では“ほっとなパン”の試食もあり、「おいしい」と好評。来賓や地域住民らが次々と焼きたてパンを味わっていた。 -
子どもを育む上伊那ネットワークフォーラム準備会
第2回子どもを育む上伊那地域ネットワークフォーラムに向けて24日、実行委員らが伊那市立図書館で立ち上げ準備会を開いた。
フォーラムは、子育て中の親や、学校など、子どもに関係する個人・団体間にネットワークを築くことを目的とした昨年からの取り組み。
今年は、不登校問題や学力低下、学習への意欲低下が叫ばれる今、学ぶことの本来の意味や学校のあるべき姿を考えよう窶狽ニ、夜間学校を舞台としたドキュメンタリー映画「こんばんは」の上映や、不登校体験者や教育関係者などによるシンポジウムを計画。準備会で映画の試写会もした。
映画の舞台である夜間学校には、戦争中、十分な教育を受けられなかった人や残留帰国孤児といった、70歳を越える人、一方、不登校生徒なども共に学んでいる。多様な生徒がいる分、それぞれにあった授業をしており、生徒らも学ぶことを楽しみながら学校に通っている。老いてなお、学びたいと願う老人や、言葉を発っせなかった不登校生徒が、話せるようになった姿を映し出す映画は見る人に感動を与え「学びを通じた生き方」を伝えてくれる窶狽ニ会の立ち上げ人、黒川卓さんは話す。
試写会に参加した人は「本来学校は映画の中にでてくるような楽しい場所のはずなのに、それを忘れてしまっている」「よい映画なので、どうにかして多くの人に見てもらいたい」と話し、フォーラムの成功に向け、志を新たにしていた。
フォーラムを主催する上伊那子どもサポートセンターは、現在もフォーラムの実行委員を募集している。
問い合わせは同センター(TEL76・7627)へ。 -
第4回ブロードバンド活用研究会無線編伊那食で開催
県経営者協会上伊那支部など4者によるブロードバンド活用研究会(無線編)が30日、伊那市西春近の伊那食品工業であり、ブロードバンド環境のない長距離間無線通信の実証実験をした。
研究会の無線編は、無線での長距離間通信や、大容量情報のやり取りを研究。光ファイバーなどの回線がない地域での、無線の実用化の可能性を模索している。
この日は伊那食品工業の情報システム部が「越境無線通信縲恣・Aルプスを越えて縲怐vと題し、山梨県甲斐市にある支社と無線通信を試みた。
入笠山と山梨県と愛宕山の頂上2カ所に中継点を設置。約83キロの区間で、音声と映像のやり取りに成功した。ただ、実験に取り組んだ伊那食品の社員は、見通しの良さを必要とするために、受信アンテナの設置ポイント選定に苦労したことや、中継点を2カ所設置したために、コスト高となり、実用化は難しい窶狽ニ振りかえった。 -
権兵衛トンネル、来年2月上旬開通
10月15、16日にプレイベント伊那と木曽をつなぐ国道361号線・権兵衛トンネル道路の開通は2月上旬になる。工事を進める飯田国道事務所などが30日、記者会見して発表した。10月15、16日には開通を祝うプレゼントがある。
プレイベントは、伊那市のみはらしファームで「伊那物産展」が、木曽郡日義村の木曽文化公園で「木曽路食の祭典」が開かれる。この間をトンネル見学・通行体験バス「GO!GO!ごんべえ号」が運行する。伊那側は伊那インター工業団地内の臨時駐車場で午前8時から乗車券を発券する。先着順で無料。
新たに開通するのは伊那市与地から木曽側の塩尻市奈良井までの区間9・9キロ。このうち権兵衛峠道路は、4・5キロのトンネルを含めて7・6キロ。木曽側出口から、既に02年12月に開通している姥神トンネルの東側出口まで2・3キロ(姥神峠道路の一部)も同時に開通する。
これにより、伊那市窶薄リ曽福島町間は現在約90分かかるところが約45分に短縮される。姥神トンネルから木曽福島町までの区間がさらに整備されるとさらに15分短縮されて約30分になる予定。
今回の開通に関係する事業費は伊那側の区間などを含めて全体で約723億円。
現在、トンネル部の電気・防災設備の工事や、全線の舗装工事などが進行中で、順調に進めば設備や機器の調整点検、防災訓練などを行なって開通となる。工事はトンネルと道路の一部は、県から権限代行された国土交通省飯田国道事務所が行なっているが、完成と同時に県に供用開始の手続きを行う。以後、県が管理する。
05年度当初、工事は05年度末までかかるとされたが、順調に進み開通が早まった。雪などが心配される厳冬期の開通になったことについては「木曽側のスキー客への期待が強いため」と飯田国道事務所では説明している。
プレイベントの問い合わせは飯田国道事務所TEL0265(53)7204まで。 -
「南大東島で働けよ」
中古トラクタ、再生利用へ伊那谷で古くなった中古トラクタを再生・改造して、南大東島で利用する試みが始まった。
中古トラクタの修理をしたのは宮田村中越の加藤保男さん(68)。8月に伊那を訪問した南大東島青パパイア生産組合の平安山正治さんの依頼を受け、知り合いのディーラーを介して手に入れた4WD11馬力の中古トラクタを新品同様に生まれ変わらせた。
南大東島はじめ沖縄の離島は強い潮風のためトラクタなどの大型農業機械の損傷が激しい。新品を買っても中古を買っても、すぐサビが出てしまい、使用できるのはほぼ同じ期間。当然安価な中古品を求める農家が多いという。
加藤さんは以前から機械いじりが好きで、中古の農機具を自分で修理するなどしてきたが、7月に所用で立ち寄った伊那市の産直市場グリーンファームで、偶然、南大東島からの要望を聞き、「面白いと思って」引き受けた。
8月に島民が来た際にも島唄コンサートなどに出かけるなどして交流を深め、意見を聞いて、島のサトウキビ畑に適するように車輪とロータリーの幅が調節できる機能なども付加した。塩害に注意して、冬場の融雪剤エンカルに強い塗料を選び、普通以上に入念に塗り上げた。
加藤さんは「島に行ったことはないが、このトラクタが良く働いて島の人を助けてくれるのが夢。伊那谷の夕陽のオレンジと、島の青パパイアの緑で塗り分けた」と話す。
中古トラクタは近く梱包して発送。船便で島に送られる予定だ。 -
伊那谷に輝いた化学工業の光【IV】
-「同時に2つの道を選べないのが人間の救い」
大明化学工業(株)
取締役相談役
池上房男さん(92歳)大明化学工業の現相談役・池上房男さん(92歳)の特集後編-その2。
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伊那谷に輝いた化学工業の光【IV】
-「同時に2つの道を選べないのが人間の救い」
大明化学工業(株)
取締役相談役
池上房男さん(92歳)上伊那郡南箕輪村に本社を構える大明化学工業の現相談役・池上房男さん(92歳)の特集後編。前回は、上伊那の多くの経済人がその実績を認める池上さんの経営哲学にスポットをあてた。今回は、池上さんのお話をもとに大明化学工業の歴史をエピソード的にまとめた。
【毛賀沢明宏】 -
上伊那手話サークル結成25周年記念大会準備会
結成25周年の節目に、歩みを振り返り、一般にも活動を知ってもらおう窶狽ニ、上伊那手話サークル(会員110人)は10月2日、高遠町福祉センター「やますそ」で年記念大会を開く。準備会が27日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。
上伊那の手話サークル6団体と要約筆記グループが集まり「手話活動団体の間のにつながりをつくり、情報を共有しよう」と結成。手話を学び社会に広めることで、聴覚障害者への理解を求めたり、社会参加を促進。聴覚障害者のイベント協力も積極的に取り組んでいる。
県聴覚障害者協会上伊那支部と共に活動し、聴覚障害者とのつながりも深めている。
大会は、手話劇などで25年間の活動を紹介。手話の分からない人でも分かるように配慮し、一般にも参加を呼びかけている。尾曽共春実行委員長は「新しく入ったメンバーには歴史を知ってもらい、一般の人には一層の理解を求めていきたい」と語った。 -
伊那谷に輝いた化学工業の光【II】
上伊那経済人が語る池上房男さん大明化学工業相談役の池上房男さんを、上伊那の経済人たちはどのように見ているか? ルビコン登内英夫会長、タカノ堀井朝運相談役、伊那食品工業塚越寛会長-の3人に聞いた。
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上伊那靖国招魂碑慰霊祭
上伊那靖国招魂碑慰霊祭が26日、高遠町の高遠城址公園であり、満蒙開拓殉難者、日清・日露戦争以来の戦没者遺族と来賓、約130人が参列した。
伊東義人高遠町長は「今日の平和は戦没者の努力とその後の発展を支えた先人らのお陰だが、少子高齢化や財政問題など、さまざまな問題も抱えるようになった。60年を経て、遺族が高齢化しつつあるが、命を持って示してくれた平和への思いを語り継ぐのが私たちの使命」と語った。
訪れた遺族は約65人。20年前に比べ、参列者の減少・高齢化は目に見えて著しい。遺族会会長は「戦後60年の風化は激しく、英霊の思いを伝える人も少なくなりつつある。現在ここにいる人が出席できなくなっても、家族に引き継ぎ、“戦争はいけない”という思いを引き継いでほしい」と語った。 -
小学生の「税についての書道」作品審査会
伊那地区納税貯蓄組合連合会(坂井武司会長)は22日、小学生の「税についての書道」作品審査会を伊那市総合福祉センターで開き、金賞37点、銀賞71点を決めた。
上伊那10市町村の小学校37校から5366点の応募があった。昨年度と比べ285点の増。対象は4年生から6年生で、4年生は「ぜいきん」、5年生は「税金」、6年生は「納税」と書いた。
審査員は連合会女性部を中心に上伊那地方事務所、伊那税務署などの18人。小学生らしくのびのびとして筆勢があるか-などを基準に選考した。
入賞作品は「税を考える週間」(11月11-17日)などに市町村ごとに展示する予定。
金賞受賞者は次の皆さん。
平沢卓哉(伊那6年)山口聖(西箕輪6年)河野真奈美(伊那西6年)木下ありさ(伊那東5年)篠田渓(伊那北4年)吉沢有香音(富県5年)井上美智子(新山6年)倉田英里奈(美篶5年)登内紗希(手良6年)駒井遥(東春近6年)春日みわ(西春近南5年)中谷梨沙(西春近北4年)下平達也(赤穂6年)増田あやね(赤穂東6年)西村亮太郎(赤穂南5年)下平侑奈(中沢4年)竹村知世(東伊那6年)涌井唯衣(辰野南6年)丹羽まどか(辰野西4年)有賀遥菜(辰野東5年)小沢謙太(川島5年)小野由理子(両小野6年)山口夕貴(箕輪中部6年)矢崎萌子(箕輪北6年)鮎沢知弘(箕輪南6年)林純貴(箕輪西6年)尾崎綾佳(箕輪東4年)山川春奈(高遠5年)北原早希(高遠北4年)土村瑞紀(飯島6年)菅野雅子(七久保5年)有賀慎吾(南箕輪6年)清水李野(南部6年)高坂栞(宮田6年)丹羽博彦(中川西6年)米山誌識(中川東6年)西村ひかり(長谷6年) -
伊那谷に輝いた化学工業の光【I】
-人間尊重の経営哲学
大明化学工業(株) 取締役相談役
池上房男さん(92歳)南箕輪村、JR北殿駅の近くに本社を構える大明化学工業は、伊那谷だけでなく長野県でも数少ない化学製品を製造する会社だ。
水道水を浄化するためのポリ塩化アルミニウム「タイパック」。食品添加物用のミョウバン。ファインセラミックスの原料であるアルミナ粉体-こうした現代生活には欠かせない化学製品で、比類ないトップシェアを誇るだけでなく、品質管理・労働衛生管理などの面で、幾多の賞に輝く。
現在、同社取締役相談役の池上房男さんは、1946(昭和21)年の創業以来、先頭で経営にあたり、その理念・手腕は高く評価されている。従業員の健康と生活を徹底して重視するその姿勢は、上伊那どころか、日本の経済産業界に「この人あり」と言われて久しく、「師」と仰ぐ経営者も多い。
その池上さんに焦点をあてた。
【毛賀沢明宏】 -
第11回伊那ケーブルテレビ杯争奪マレットゴルフ大会
第11回伊那ケーブルテレビ杯争奪マレットゴルフ大会は27日、南箕輪村の大芝高原マレットゴルフ場であった。さわやかな秋の風を感じながら、98人が林間でプレーを楽しんだ。
加入者や利用者サービスの一環で地域の人に楽しんでもらうと同時に、ケーブルテレビの普及を目的に開催。昨年の大会より参加が20人多く、南箕輪村から81人、伊那市、箕輪町、岡谷市からも出場した。
赤松・白樺コースの27ホールで競技。テレビカメラを向けられて少し緊張した表情で打ったり、インタビューに答えたり、普段とは少し違った大会の雰囲気も楽しみながら、プレーに熱中していた。
大会の様子は、10月5日午後6時半から、1チャンネルで録画放送する。
結果は次の通り(敬称略)。
(1)北條明(南箕輪)86(2)小松みさえ(同)87(3)橋本政春(伊那市)87(4)林茂良(同)88(5)小沢かほる(南箕輪村)89(6)北條つね子(同)89 -
伊那技専・デュアルシステム訓練1期生が修了式迎える
南箕輪村の県伊那技術専門校(石川秀延校長)で22日、同校内での訓練と企業内研修を半年づつ行う、機械科デュアルシステム訓練を受けた1期生3人が、他の訓練生ともに修了式を迎えた。修了生らは今までの学校生活を振り返り、新たな気持ちで社会に臨むことを誓った。
企業現場で働く期間を設け、若年者を就職につなげやすくするための「デュアルシステム訓練」は、厚生労働省と文部科学省が連携して実施する訓練システム。県内では同校と長野技術専門校が昨年10月から、飯田技術専門校が今年7月から取り入れ始めた。
修了生3人は、研修先の精密機械加工企業に就職内定を受けている。
式辞で石川校長は「これからの素晴らしい人生をつくるために、焦らず誠実にこつこつと努力することを願う」とあいさつ。機械科デュアルシステム訓練の修了生の栗原健さん(25)=箕輪町=は「これまで学んだ技能を生かし、社会に貢献できるよういっそうの努力をしていきたい」と答辞した。 -
伊那弥生は長聖に完敗
第113回秋季北信越高校野球県大会2日目は24日、県営上田、長野オリンピックスタジアムで準々決勝があった。伊那弥生ケ丘は、優勝候補の強豪佐久長聖に5窶・1で敗れた。
【県営上田球場】
伊那弥生
000101300窶・
16110002X窶・1
佐久長聖
弥生は、終盤の集中打で反撃したが、序盤に許した大量失点が最後まで響き、強豪の前に敗れた。
弥生打線は1点を先制されて迎えた2回、二死二塁から敵失と四球で満塁の好機を迎えたが、続く原が三振に倒れた。
その裏、弥生先発原は無死から長短打などで2点を追加された後も、二死一、三塁から四連打を浴び、この回長聖の打者一巡の猛攻で、一挙6点を奪われ序盤から苦しむ。
3回にも追加点を許した弥生は4回、一死から小島、赤羽、大久保の三連打でようやく1点を返す。続く原が四球を選び満塁としたが、後続を断ち切られ好機を逸した。
長聖の主戦・左腕の萩原を打ち崩せず、嫌なムードを断ちきりたい弥生は、両校とも1点ずつを加えて迎えた7回、2四球で二死一、二塁に小島が二塁打を放ち、一走が一気にホームを突き2点を返して反撃。なおも続く赤羽の適時打で加点して徐々に追い上げるが、8回から継投した長聖松浦に抑え込まれた。 -
中村早恵子さん3教室合同展
和紙ちぎり絵講師の中村早恵子さん(73)=伊那市御園=指導する3教室の7回目の合同作品展が24、25日、伊那市通町の西沢デパート4階催事場で開かれている=写真。入場無料。
教室は県老人大学伊那学部の卒業生でつくる「七絵会」「二千絵会」と、中村さんの自宅で開く「御園教室」。上伊那地域を中心に諏訪、岡谷など計70人ほどの会員が一人2窶・点の合計180点を出品。和紙独特のやわらかさで表現した、温かみが伝わる作品を、多くの来場者たちが楽しんでいる。
アジサイ、アマリリス、バラ、つゆ草などの花を中心に風景、人形などが題材。生徒各自のテーマに沿った創作作品も多数並び、「年々創作作品も増えてきている。これだけ立派な作品がそろうなんて」と、中村さんも喜んでいる。
会場には初めての試みとなる、製作風景の写真も並び、教室でちぎり絵を学ぶ生徒の様子も紹介している。
25日は午前10時から午後5時まで。 -
上伊那少年野球連盟秋季大会
54回目となる上伊那少年野球連盟の秋季大会が24日、高遠町の総合グラウンドなどであった。16チーム約290人の小学生が、白熱した試合を繰り広げた。
大会は春秋の2回あり、連盟に所属する31チームがA、Bの2ブロックで対戦する。各ブロック上位3チームが、10月に伊那市である選手権大会の出場権を得る。
監督や保護者の、気合がこもった声援が飛び交うグラウンドで選手らは、日ごろの成果を存分に出し合っていた。
結果は次の通り。
◇Aブロック
【1回戦】▼伊那中部スポーツ少年団20窶・高遠スポーツ少年団、守屋スネークス14窶・中川ベアーズ、辰野エンゼルス11窶・手良スポーツ少年団、箕輪彗星クラブ14窶・西春近スポーツ少年団
【準決勝】▼伊那中部スポーツ少年団7窶・守屋スネークス、辰野エンゼルス5窶・箕輪彗星クラブ
【決勝】▼伊那中部スポーツ少年団6窶・辰野エンゼルス
◇Bブロック
【1回戦】▼辰野ニュースネークス2窶・伊那スターズ、美篶スポーツ少年団10窶・河原町リバース、箕輪中部ヤンキース14窶・富県スポーツ少年団、辰野ヤンガース9窶・片桐ヤンキース
【準決勝】▼美篶スポーツ少年団15窶・辰野ニュースネークス、箕輪中部ヤンキース13窶・辰野ヤンガース
【決勝】▼美篶スポーツ少年団12窶・箕輪中部ヤンキース -
馬込勇ファゴット奏法セミナー
ファゴット奏者の馬込勇さんによるファゴット奏法セミナーは23日、伊那市の県伊那文化会館であった。中学生と高校生の7人が、吹き方や指使い、姿勢など基本から指導を受けた。
ファゴットは吹奏楽でも重要な役割を担うが指導者が少ないため、世界的に活躍し、後進指導にあたっている馬込さんの指導を受けて技術の向上を図ろうと年2回開き、今回12回目。塩尻志学館から3人、伊那東部中学校と箕輪中学校から各2人が参加した。
受講生は、ファゴットはまっすぐよりも少し下を見る、ろうそくをふっと消すように吹く-などアドバイスを受け、繰り返し練習に励んだ。
セミナーの最後には玄関ホールでアンサンブルコンサートを開き、来館者を前に練習を生かして熱心に演奏した。 -
自閉症講演会開催
自閉症への理解を深めてもらおう窶狽ニ24日、南箕輪村の大芝荘研修センターで、講演会があった。約50人が集まり、実例から、自閉症者への配慮の方法や思いの受け止め方などを学んだ。
自閉症児を持つ親の中には、子どもの行動が理解できずに悩む例も多い。こうした親が、悩みを相談し合うため結成した「伊那ピノキオ」(小林孝子会長)が講演会を準備。講師には飯田市で自閉症者の支援などをしている知的障害者入所更正施設「明星学園」の宮下智園長を迎えた。 事あるごとに「服を脱ぐ」という行動をとっていた自閉症女性。彼女のその行動には、伝えたい全く別のメッセージがあり、それを理解して対応してあげれば、行動は納まった窶狽ニいう事例を紹介。宮下さんは「自閉症の子どもの障害は自分の感情を出しにくいこと。彼らの行動に込められた本当の思いを理解してあげ『その行動には何かあるんだな』と思うことで、自分たちの考えにも折り合いをつけることができる」と語った。また、不安要因が多く、それによってパニックになることも多いことから「相手の不安を知り、分かりやすく説明してあげることも重要」と話し、スケジュールボードで示す方法などを提案した。 -
上伊那少年サッカーフェス・9団体で熱戦
第13回上伊那少年サッカーフェスティバルが23日、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場であった。上伊那各地から9団体が参加。サッカー少年・少女が、日ごろの練習の成果を発揮し、フィールドを力いっぱいかけ回った。
上伊那少年サッカー協会主催、伊那毎日新聞社共催、KOA、上伊那ケーブルテレビ協議会協賛。
砂煙を立てながら熱戦を繰り広げた1チーム5人・試合時間10分間で競うミニゲームは、各学年(1・2年は混合)ごとに予選リーグ・決勝トーナメント。4窶・年それぞれのPKトーナメントも、手に汗握る勝負を展開した。
心配された天候も試合中は良好。日傘を差して我が子の勇姿を見守る保護者やチームメイトの応援が飛び交った。
結果は次の通り。
【ミニゲーム】▼1・2年(1)飯島B(2)トップストーンA(3)南箕輪▼3年(1)トップストーンC(2)南箕輪(3)箕輪B▼4年(1)トップストーンB(2)トップストーンA(3)南箕輪B▼5年(1)南箕輪A(2)飯島(3)伊那少年▼6年(1)飯島A(2)箕輪C(3)飯島B
【PKトーナメント】▼4年(1)東春近(2)南箕輪(3)伊那少年▼5年(1)駒ヶ根(2)南箕輪(3)飯島▼6年(1)東春近(2)伊那少年(3)南箕輪 -
上伊那地区高校演劇合同発表会前に練習に励む
上伊那の高校演劇部の合同発表会が25日、伊那市の県伊那文化会館である。本番を目前に控え、出場校演劇部の練習も熱を増している。
県高校文化連盟演劇部会などの主催する発表会で、今年は4校が出場する。県の審査に進む1校を決める。
駒ケ根市の赤穂高校演劇部(10人)は、2年生の久保田優香さん(16)が脚本・演出を手がけた独自作品「アカルイ場所へ」で発表に臨む。
物質的豊かさの反面、空虚さや孤独感を感じる人も少なくない現代社会。主人公は二重人格者。それぞれの人格を別の役者が演じ、内なる自分との葛藤(かっとう)を怪奇に表現している。久保田さんは「異質な事件が報道されることも多いが、実はこうしたものは身近に存在することを感じてほしい」と話す。
主人公の一つの人格を演じる小澤里佳さん(16)は「自分に起きたことのないテーマで、少し不安もあるが、役に入り込んで演じている」と話している。
授業のある日は、連日午後9時ころまで練習するという。
合同発表会は、午前9時10分からで、発表校の演目と発表時間は次の通り。
▼伊那弥生=「幸(さち)縲恷クいかけた希望縲怐v午前9時半縲怐・伊那西=「推定相続人」午前10時50分縲怐・赤穂=「アカルイ場所へ」午後12時50分縲怐・上伊那農業=「ハックルベリーにさよならを」午後2時10分縲怐B -
県書道展伊那地区展
第58回長野県書道展伊那地区展が23日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。小学生から一般までの力作、秀作がそろい、関心を集めている。
展示作品は、伊那地区関係分の小学校の条幅346点、半紙182点、中学校の条幅149点、半紙48点、高校の条幅136点。一般は特選1点、秀作2点、褒状2点、入選59点、審査員1点、委嘱4点、会友1点の計931点。このほか県巡回作品の当番審査員作品48点、高校特選50点もある。
地区主任の千葉耕風さんは、「今年は一般の80%が入選。通常65%くらいの入選率を大きく上回り、県内でもトップクラスの成績でレベルが上がっている。作品も多様化し、読める書、見る書という作品が増えている」と説明。小・中学生は氏名をしっかり書く、自分の国の文字を書く-ことを大切にし、氏名がしっかり書けているかどうかも選考基準になったという。
会期は25日まで。午前9時半-午後5時(最終日午後4時)。 -
南箕輪老人ホームで敬老祝賀会
南箕輪村にある特別養護老人ホーム、養護老人ホームの南箕輪老人ホームで22日、敬老祝賀会があった。両施設とも式典のほか演芸や特別メニューの会食で利用者の長寿を祝った。
特別養護老人ホームの利用者は54人、ショートステイ10人前後。80歳を迎える人は5人、88歳以上は12人で最高齢は96歳。
鶴と亀を飾った会場で、唐木一直南箕輪村長が、80歳と88歳以上の利用者一人ひとりに祝い金を贈った。
上伊那福祉協会の平沢豊満会長は、「千年も万年も長生きしてもらおうと開いた敬老祝賀会。これからもお元気で、長生きしてください」と祝辞。利用者代表が「今日は本当にありがとうございました」とお礼のあいさつをした。
式典には、職員ふんする高砂島からお祝いに駆け付けたじいさん、ばあさんも登場し、利用者を楽しませた。
養護老人ホームの利用者は69人。最高齢は99歳。75歳2人、80歳2人、88歳以上10人に村が祝い金を贈った。 -
上伊那少年サッカーフェス・きょう
第13回上伊那少年サッカーフェスティバルが23日、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場である。上伊那少年サッカー協会主催、伊那毎日新聞社共催、KOA、上伊那ケーブルテレビ協議会協賛。
競技は1チーム5人・試合時間10分間で競うミニゲーム。各学年(1・2年は合同)ごとに予選リーグ・決勝トーナメントをする。
また、4窶・年はそれぞれPKトーナメントもある。
午前8時30分から開会式、午前9時から競技開始。
参加チームは▽箕輪少年サッカークラブ▽南箕輪FC・Jr▽伊那少年サッカースクール▽伊那フットボールクラブジュニア▽東春近少年サッカークラブ▽アルカス高遠フットボールクラブ▽宮田TOP STONE▽駒ヶ根サッカースポーツ少年団▽飯島FC -
新卒予定者対象に「ふるさと就職面接会」
伊那公共職業安定所(山田末男所長)などが主催する06年3月新規大学・短大・専修学校等卒業予定者を対象にした「ふるさと就職面接会」が22日、伊那市西町の「プリエ・キャスレード」であった。
今年度2回目の面接会に、前年度同期と比べて12人多い、大学生50人(男子・32人、女子・18人)、短大生19人(2人、17人)、専修学校生などが25人(16人、9人)の計94人(50人、44人)が参加。上伊那の建設、製造など40企業(前年度同期比2企業増)の人事担当者から直接採用情報を得た=写真。
山田所長によると、今年度は大学生の求人数は前年と比べると59・9%増加し、全体でみても29・6%増えている。職種別では、専門・技術、サービス系の順に多く、事務系は少なく厳しいという。