-
力強い演奏披露 伊那谷ブラス定演
上伊那の音楽団体に所属する金管奏者や打楽器奏者でつくる伊那谷ブラスの定期演奏会が16日駒ケ根市の駒ケ根市文化会館で開かれました。
演奏会は3部構成で行われ地元で活動する約40人が金管楽器と打楽器の演奏を披露しました。
伊那谷ブラスは上伊那の吹奏楽団に所属する金管奏者、打楽器奏者で構成していて定期演奏会は今年で6回目です。
第2部ではゲストでプロのトローンボーン奏者奥村尚美さんが出演しました。
第3部ではスターウォーズの力強い音楽が披露されました。
伊那谷ブラス代表の北条崇博さんは「上伊那の奏者が集まるので皆で楽しもうと準備してきた。観客の皆さんには私たちの演奏で音楽の素晴らしさを少しでも感じてもらえれば嬉しい」と話していました。
-
変わる来年度教科書 展示会
来年度、県内の小・中学校や高校で使用される教科書の展示会が、伊那市のいなっせビル4階にある上伊那教育会館で開かれています。
教育会館ロビーには、来年度使用される教科書がずらりと並んでいます。
この日は、教員や支援員などでつくる伊那市ICT活用教育推進センターのメンバーが、新しい教科書の内容を出版社ごとに見比べながら確認していました。
小学校の教科書には変化があります。
算数や理科にはプログラミングについて学ぶ時間があり、該当するページにはQRコードが掲載されています。
タブレット端末でコードを読み込むと、端末上でプログラミングを操作できる教材にアクセスすることができました。
展示会は、教科書の内容を見てもらおうと、長野県教育委員会が県内17会場で開催しています。
県教育委員会の担当者は「子どもたちがどのような教科書でどんなことを学んでいるのか、実際に手に取ってみてもらいたい」と話していました。
上伊那教育会館での展示会は、来月4日(木)まで開かれています。
-
食生活改善推進員の養成講座「いきいき健康づくり教室」
食生活改善推進員の養成講座「いきいき健康づくり教室」が今日から始まり、参加者が、食事のバランスについて学びました。
この日は、実物大の1人前の料理の写真を組み合わせて、バランスのとれた献立を考えました。
上から、主食、副菜、主菜・乳製品と、コマの形で1日の食事のバランスを示したガイドです。
参加者は、今日食べたものを写真の中から選び出し、ガイドに色を塗り、自分の食事のバランスを確かめていました。
これは、伊那保健福祉事務所が毎年開いている食生活改善推進員を養成する全4回の講座です。
初回は、健康づくりの基本となる食のバランスを学び、次回からは調理実習を行います。
-
地域野菜の魅力 学内販売でPR
南箕輪村の信州大学農学部の学生有志は、地元の農産物の魅力を発信する取り組みの事業化を目指しています。
その第一歩となる生野菜サラダの販売が、農学部キャンパス内にある生協の購買と食堂で始まっています。
生協の購買ではおしゃれな箱に入った生野菜が売られています。
「伊那谷サラダの十二ヵ月」と名付けられたこちらは、ひと箱321円で、毎週10箱出荷しています。
レタスや五寸人参など旬の野菜10種類が入っています。
この取り組みは地域の農家・飲食店のシェフなどでつくる会社「結屋(ゆいや)」の運営に参加している学生や大学院生など7人のチームが企画しました。
11日は、チームに参加する学生のうち4人が、学内で記者会見を開き、概要を説明しました。
会見で信大農学部博士課程の岩本啓己さんは「学生、大学がもっと地域の食とか農業とかと近い距離になる。学内で勉強しているだけでなくて、地域の食とか農業とかとつながっていくことが理想」と話していました。
学生チームが所属する「結屋」では、飲食店からリクエストのあった新鮮な野菜を農家から集め、配送を行っています。
今回、同じキャンパスで学ぶ仲間たちに伊那谷の魅力をもっと知ってもらおうと、生協での販売を企画しました。
大学院生の坂田章太郎さんは「『農学部は何もない』とみんな言うが、自分たちで活動してみて、伊那には良いところがいっぱいあると気付いた。それをみんなに知ってもらいたい。地域の美味しいものを生協に置いてもらい、食の感動を知ってもらって、地域に目を向けるきっかけにしてもらえればうれしい」と話していました。
岩本さんは「もっと大学と地域、食と農業の距離が近くなって一緒に何か地域を盛り上げていく、一緒に問題を解決していく、そういう関係がつくっていけたらいいな、と思う」と話していました。
今後は地域の他の大学や短大にも営業をかけるなどして、この取り組みを採算ベースに乗せていきたいとしています。 -
少年野球箕輪大会 16チーム熱戦
上伊那地域の少年野球16チームが参加する「少年野球箕輪大会」が9日、箕輪町の番場原運動場で開かれました。
開会式では、箕輪タイガースの主将 清水結君が選手宣誓をしました。
箕輪少年野球連盟が主催するこの大会には、加盟する6チームに加え、招待された伊那市・駒ケ根市・辰野町の10チームが参加しA・B2つのブロックに分かれてトーナメントで優勝を争いました。
試合では、ベンチのメンバーから大きな声援が送られていました。
大会の結果、Aブロックの優勝は箕輪町の守屋スネークス。Bブロックの優勝は南箕輪村の南小ドラゴンズでした。 -
上伊那華道展 10日まで
上伊那の華道11の流派でつくる上伊那華道会のいけばな展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
上伊那華道会は、辰野町から中川村までの185人が会員となっていて1年おきにいけばな展を開いています。
展示会では会期を前期と後期に分けて、1人1点ずつ作品を並べています。
いけてある花や器は流派ごとに異なり、それぞれの個性の違いを楽しむことができます。
会長の竹内理子さんは「令和になって初めての展示会で、気持ちが引き締まる思いです。」と話していました。
上伊那華道会のいけばな展は10日まで開かれています。 -
キタノヤ電器の新店舗オープン
伊那市上新田のナイスロード沿いのキタノヤ電器の新店舗が完成しオープンしました。
7日は多くの人が訪れていました。
これまでの伊那市山寺の店舗から移転したもので新しい店舗は鉄骨平屋建て延べ床面積は約600平方メートルです。
店内には太陽光パネルにより作られた電気を蓄える蓄電池を100万円から販売するなどエネルギーの自産自消を提案するコーナーが設けられています。
またカフェコーナーをつくり、ゆっくりくつろぎながら買い物ができるようにしています。
キタノヤ電器は来年創業60年を迎えるということで、地域から
必要とされる「街のでんきや」を目指したいとしています。
-
上伊那歯科医師会が伊那養護学校で歯科検診
上伊那歯科医師会の会員が6日、伊那市の伊那養護学校を訪れ、小学部の児童の歯科検診を行いました。
この日は、上伊那歯科医師会の会員12人と、歯科衛生士5人が、伊那養護学校を訪れ、歯科検診を行いました。小学部4年の児童10人が検診を受けました。
児童一人に一人の歯科医師が付き、マンツーマンで、歯の磨き方などを指導していました。
伊那養護学校での検診は、児童に歯科医師に慣れてもらうとともに、自分である程度歯磨きができるようにすることを目的としています。平成25年から始まり今年で7年目です。
4・5・6年生を対象に行っていて、2日間に渡り検診を行いました。
中には、一緒に参加する保護者もいて、仕上げ磨きの方法などを教わっていました。
ある保護者は、「気になっていたことを相談でき、対処法も教えてもらえて安心できた」と話していました。
-
JA農政対策委員会総会 「TAG毅然たる交渉を」
JA上伊那の関係者でつくる農政対策委員会の総会が、きょう伊那市内で開かれ、日本政府に対し、日米貿易交渉で毅然とした交渉をするよう求めることなどが決議されました。
この日は、JA上伊那の生産部会や生活部会、青壮年部などで作る農政対策委員会の総会がJA上伊那本所で開かれました。
総会では「TAG=日米物品貿易協定は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定を超える市場開放につながる恐れがあるとして、日本政府に対しアメリカと毅然とした交渉をするよう強く求めていく」ことなどを決議しました。
総会では、ガンバロー三唱をして出席者が士気を高めました。
-
松くい虫被害 130㎥減少
上伊那地区の松くい虫被害の昨年度の状況は4,722㎥と、前の年度と比べ130㎥減少しました。
5月22日は伊那市の伊那合同庁舎で上伊那地区松くい虫防除対策協議会が開かれ、平成30年度の被害状況が報告されました。
上伊那全体の昨年度の被害量は4,722㎥でした。
市町村別では伊那市が最も多く2,342㎥でした。
協議会では松くい虫被害が箕輪町と辰野町の境まで北上してきている事から、アカマツ林での林業に関する指針を今年度変更しました。
辰野町は、被害の拡大の恐れがある箕輪町に接している事からこれまでの予防未被害被害地域から危険未被害地域に変更されました。
材木用としてのアカマツの搬出時期はこれまで制限はありませんでしたが、今後はマツマダラカミキリの活動期間外の10月から翌年5月までとなります。
-
ガレット6万8千食提供
信州伊那谷ガレット協議会に加盟する18店舗での、昨年度のガレット提供数は6万8千食で売り上げは6,800万円と前の年度と比べ販売数、売上ともほぼ倍増となっています。
4日は伊那市内で協議会の総会が開かれ、昨年度の実績の他、今年度事業について協議しました。
協議会に加盟する箕輪町から中川村までの7市町村18店舗での昨年度のガレットの販売数は、前の年度より3万食増の6万8千食あまりで、売り上げも2倍近い6,800万円となっています。
協議会が販売数から算出した経済効果は2,800万円だということです。
協議会の渡邊竜朗会長は「伊那谷のそば粉と食材を使った伊那谷ガレットを、上伊那以外にも広めていきたい」と話していました。
協議会では今年度から料理人を対象にした講座やメニュー開発のサポートを行う計画です。
-
4月の月間有効求人倍率1.54倍
上伊那の4月の月間有効求人倍率は3月を0.15ポイント下回る1.54倍でした。
月間有効求人数は4096人、月間有効求職者数は2655人で
4月の月間有効求人倍率は1.54倍でした。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
-
鈴平・JA 1年生に五平餅
伊那市西春近で五平餅を製造・販売する㈱鈴平とJA上伊那は、上伊那地域の小学1年生に入学祝として五平餅を提供しました。
伊那小学校1年生の教室です。
30日の給食には、ごはんの代わりに五平餅が出ました。
㈱鈴平は、入学祝いとして上伊那の小学1年生に毎年五平餅を贈る活動をしています。
平成20年度からは伊那市内の小学校に、平成24年度からは、JA上伊那の協力のもと上伊那全域の小学校を対象に行っていて、今年で10年目です。
使われている米は、昨年度、JA上伊那管内で収獲したコシヒカリで、今年は120kgが無償で提供されました。
きょうは、鈴平の鈴木良典会長やJA上伊那の御子柴茂樹組合長らが学校を訪れ、児童と一緒に五平餅を食べました。
御子柴組合長は、「伝統の食べ物をしっかり食べて、大人になっても地元で活躍してください」と話していました。
五平餅は今年度、上伊那8市町村32校で、1,373人に提供されたということです。 -
バイパス 2027年までの完成要望
国道153号伊那バイパスの建設促進期成同盟会の総会が伊那市役所で29日に開かれ、リニアが開通する2027年までに全区間の開通を要望する事などが決議がされました。
総会には、伊那市や箕輪町、南箕輪村の地域住民や農業団体、行政関係者などおよそ60人が出席し、153号バイパスの早期完成を国や県に求めていくことを確認しました。
期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は「リニアの経済効果を十分発揮する為にも、2027年までに完成するよう、国・県に求めていきたい」と挨拶しました。
伊那バイパスは箕輪町木下から伊那市美篶青島までのおよそ7.6キロの区間です。
現在は伊那市福島から美篶方面に向かい工事が進められていて2021年までに伊那市の若宮団地まで開通する予定です。
-
土砂災害警戒情報の発表基準を変更
上伊那地域総合土砂災害対策等推進連絡会・幹事会合同会議が
27日伊那市の伊那合同庁舎で開かれ土砂災害警戒情報の発表基準の変更について説明がありました。
土砂災害警戒情報は平成19年から長野県と長野地方気象台が
運用していて各市町村の避難勧告などの発令基準となっています。
長野県全体ではこれまでに134回、上伊那では伊那市で11回
発表されています。
ただ警戒情報を発表中に実際に土砂災害が発生した割合は62%で、災害が発生していて警戒情報が出されていない見逃しが25件あったということです。
伊那市での災害発生件数は3件でうち2件の見逃しがあったということです。
これらから土の中の雨の量と1時間の雨の量から設定する基準を見直し2月から運用を始めています。
県では基準の見直しにより土砂災害発生の見逃しを無くしていくとしています。
また山間部など人的社会的被害があまり発生しない地域については土砂災害警戒情報の発表を行わないとしています。
会議には県や市町村などの防災担当者約30人が出席し災害時の連携について確認していました -
2日連続の真夏日
26日の伊那地域の最高気温は31.4度で2日連続の真夏日となりました。
真夏日となった26日、箕輪町のみのわ天竜公園では水遊びをする子どもたちの姿が見られました。
最高気温は平年を8.6度上回る31.4度で2日連続の真夏日となりました。
この暑さは27日も続く予想で長野地方気象台では暑さに慣れていな時期で熱中症の危険が特に高くなるとして水分をこまめに
補給するなど対策を十分とるよう呼びかけています。
-
JA上伊那 支所再編案承認
JA上伊那総代会がきょう開かれ支所の再編や広域営農センター導入など今年度から2021年度までの3か年の事業計画案が承認されました。
24日はJA上伊那本所で第23回総代会が開かれ組合員200人ほどが出席しました。
JA上伊那では、農協法の改正により10年後を見据えた長期構想と共に今年度から実施する具体的な3か年計画を設定しました。
3か年計画では農業生産の基盤強化を重点項目にしていて、来年度までに12の小規模支所の廃止や上伊那を3つのエリアに分け農業指導員を重点的に配置する広域営農センター制を導入するとしています
御子柴茂樹組合長は「国際貿易交渉など課題は山積しているが、10年後に向けて地域に必要な組織を目指していきたい」と挨拶しました。
JA上伊那の今年度の農畜産物の販売目標は141億円です。
-
伊那谷アグリイノベーション総会
伊那谷の産学官が連携し、農林畜産業などで新たな産業創出を目指す伊那谷アグリイノベーション推進機構の今年度の総会が、23日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。
アグリ推進機構は、薬草・薬木、スマート農林業など6つの勉強会に分かれて、産業化の検討を進めていて、信州大学農学部にある技術やノウハウを企業や行政の要望に生かそうと取り組んでいます。
昨年度は、入野谷ソバの育成とブランド化、南アルプスの獣害対策などに取り組みました。
今年度は、伊那谷地域の教育研究機関との連携強化に努め、会員の増員を図り、6次産業化へ向けた取り組みを進めるとしています。
-
市町村の防災計画修正へ
県や市町村でつくる「長野県地震対策強化地域協議会」の総会が23日、伊那市の防災コミュニティセンターで開かれ、今年度末までに各市町村の防災計画を修正することが確認されました。
総会では、今年3月に国が南海トラフ地震に関するガイドラインを公表したことを受け、県や市町村の防災計画を修正することが確認されました。
今後は、県の防災計画の修正案が7月に示された後、各市町村が防災計画の修正を行い、今年度末までに完了させる予定です。
この後、防災に関する講演会が開かれ、静岡大学防災総合センター長の岩田孝仁さんが話をしました。
岩田さんは、「減災ではなく、防災の原点に立って、被害を起こさない・拡大させない『被害ゼロ』を改めて目指してもらいたい」と話していました。 -
野生鳥獣被害8年連続減少
昨年度の上伊那全体の野生鳥獣被害額は、およそ6,200万円で、8年連続の減少となりました。
22日、伊那合同庁舎で開かれた上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会で報告されました。
それによりますと、上伊那地域の農林業の被害額は6,200万円で前年度に比べ1,600万円、ピークだった平成19年度と比べ1億5千万円減少しています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の市町村別では、伊那市が2,000万円、箕輪町が1,400万円、南箕輪村が93万円となっています。
特に被害の多かったニホンジカについては県が定めた捕獲目標頭数3,141頭に対して昨年度は暫定値で目標値を上回る3,390頭を捕獲しています。
被害額減少については、ニホンジカの捕獲対策を中心に取り組んだことなどをあげています。
上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会では、「今年度も引き続き関係機関と連携して被害減少に取り組んでいきたい」としています。
-
上伊那教育会総研修会 「仰望の日」
上伊那地域の教職員でつくる公益社団法人上伊那教育会の研修会が22日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
会長で伊那小学校の校長の林武司さんは「上伊那教育会の活動をとおして共に学び、教師としての資質向上に励み、子ども達の学びと育ちにつなげていきましょう」と挨拶しました。
研修会ではパネルディスカッションが開かれ、若手教師が教育会の活動で感じた事を発表しました。
辰野東小学校で図書館司書をしている馬場綾菜さんは「地域の作家を調べた事で真の研究について考えるようになりました」と話していました。
箕輪中部小学校で2年生の担任をしている丸山翔平さんは「研修に参加する事で、クラス運営のヒントを知る事ができました」と話していました。
上伊那教育会には上伊那の小中学校52校が所属し、教職員1,165人が会員となっています。
研修会は伊那市高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の詩から言葉を取り「仰望の日」と名付けられています。
-
上伊那地区企業説明会
来春、大学や短大などを卒業する予定の学生を対象にした「上伊那地区企業説明会」が21日、伊那市のいなっせで開かれました。
企業説明会には、上伊那の製造業を中心に71社が参加しました。
参加した学生は、採用担当者から話を聞いていました。
今回、関東の大学に通う学生にも説明会参加を呼び掛けたということですが、午前中に降った雨の影響もあり、例年より少ない41人が参加しました。
説明会は、ハローワーク伊那が主催したもので、毎年3月と5月に開かれています。
ハローワーク伊那によりますと、去年3月と5月に開いた説明会をきっかけに上伊那の企業に就職した学生は、男性5人、女性2人の合わせて7人だということです。
企業の担当者からは、人手不足の声が聞かれました。
来春卒業予定の学生の選考解禁は、6月1日です。
-
みはらし五月まつり 賑わう
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、上伊那産の野菜に興味を持ってもらおうと「みはらし五月まつり」が19日に行われました。
並べられた野菜をカゴに入れ、昔の取引で使われた単位「一貫目」3.75キロにするゲームでは、参加者がニンジンやカブで調整して、ちょうどの重さを目指していました。
みはらしファームには県内外から多くの観光客が訪れ、イベントを楽しんでいました。
まつりは、上伊那産の旬の野菜に興味を持ってもらおうと毎年行われています。
昼前にはJA上伊那によるきのこのスープカレーの無料配布が行われ、ブースの前には長蛇の列ができていました。
会場内では伊那市で生まれた木の笛「ユカイナ」の演奏も行われました。 -
シニア大学伊那学部72人入学
高齢者の仲間づくりと社会参加を目的に行っている県シニア大学伊那学部の入学式が16日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
今年度伊那学部に入学したのは、男性25人、女性47人の合わせて72人で、最高齢は駒ヶ根市の84歳の女性です。
式辞で、岩本靖彦伊那学部長は「長野県は健康で元気に活躍している高齢者が多い。これまでに身に付けた知識や経験を活かして、これからの長野県を支えていってください」と述べました。
新入生を代表して、駒ヶ根市の堀内茂彦さんは「力を十分に発揮して社会に貢献していきたい。シニア大学では仲間との友情を深めたい」と挨拶しました。
シニア大学は、高齢者の仲間づくりと社会参加を目的に、県長寿社会開発センターが県内10か所で行っているものです。
入学生は2年間、環境や医療など様々なジャンルで学びながら、健康体操などの実技も行うことになっています。 -
鹿児島系の牛 バイテクで増やそう
南箕輪村の上伊那農業高校で、品質の良い鹿児島系の肉牛を増やそうと、受精卵の移植が16日に行われました。
上農高校には鹿児島系の牝牛が1頭いて名前は「ふくよ」です。
上農高校では、肉質が良いこの鹿児島系の牛を増産したいと考えていますが、過去に4回「ふくよ」が出産したのは すべて牡牛で出荷するしかありませんでした。
そこで、バイオテクノロジーの技術を使って鹿児島系を増やすことにしました。
16日は、上農高校の牛の繁殖に協力している箕輪町にラボを持つ小松洋太郎獣医師に依頼し、受精卵移植を行いました。
移植の様子を生徒たちが見学しました。
「ふくよ」にはホルモン剤を投与し複数の卵子を排卵させ、血統が良い鹿児島系の牡牛の精子を人工受精させてあります。
子宮内に液体を流し込み、受精卵を取り出します。
顕微鏡で調べると、3つの受精卵が採取できていました。
この3つの受精卵を、違う3頭の牝牛の子宮に移植していきます。
移植を行ったのは、上農高校の卒業生で受精卵移植師の資格を持つ柴勇一郎さんです。
特別なカテーテルを使って、受精卵を子宮に注入していました。
受精卵が受胎したかどうかは、40日ほどで分かり、出産は来年2月中旬になるということです。
なお、受精卵移植を行っている高校は全国的にも珍しいということです。
-
伊那谷観光局 総会
官民一体となって観光づくりを推進する組織、長野伊那谷観光局の総会が14日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
総会では、今年度の事業計画案が示され了承されました。
今年度は、情報発信の一元化、インバウンド誘客、滞在プログラムの作成、上伊那圏内を移動するための公共交通を考える二次交通対策の4つを重点事業にあげています。
今年度は、観光客の受け入れのためのWi-Fi整備やトイレの洋式化・バリアフリー化の促進を図ります。
他に、広域観光パンフレットの新規作成や上伊那8市町村の観光情報を共有するHPの新設、 英語版サイトのの構築などを進める計画です。
長野伊那谷観光局は、上伊那8市町村でつくる上伊那観光連盟に代わる新しい組織で去年10月に発足しました。
9年後のリニア中央新幹線や三遠南信自動車道の開通などを視野に入れ官民一体となって地域の自然や文化を生かした広域的な観光地域づくりの推進を図ります。
-
罠センサー上伊那全域に
野生鳥獣による農林業への被害防止に広域的に取り組む上伊那鳥獣被害対策協議会が15日、伊那市役所で開かれ、来年度に向け伊那市が行っている罠センサーを上伊那全域に導入することなどが報告されました。
ニホンジカが罠にかかった際、センサーについている金属が外れるとインターネット上で確認できるシステムです。
猟友会の負担軽減を図るため、伊那市や県、信州大学などが連携して平成29年度から手良・富県地区を中心に実証実験を行っています。
総会では、開発に携わっている信州大学農学部の渡邊修准教授が、罠センサーについて紹介しました。
端末は1台2万円、受信機は30万円で月額の使用料が300円となっています。
協議会では今年度、伊那市が現在所有する、230台の端末を使用し上伊那全域で実証を行い、来年度は
農水省の補助金で罠センサーを導入し本格的に活用していく考えです。
-
1月から3月の業況感 大きく落ち込む
アルプス中央信用金庫が発表している中小企業景気レポートによりますと、1月から3月の業況判断指数は前期より19ポイント下降しマイナス20.1で、業況感は大きく落ち込んでいます。
アルプス中央信用金庫が取引先の202社を対象に3か月毎にアンケート調査を行い、発表しています。
今期の業況は良かったとする企業は20.1%、悪かったとする企業は40.2%で、好転から悪化した企業割合を差し引いた業況判断指数はマイナス20.1となっています。
業種別では、建設業で改善しているものの、それ以外は悪化していて、業況感は大きく落ち込んでいます。
今後の見通しについては、良いと予想する企業は12%、悪いと予想する企業は31.5%で、業況判断指数はマイナス19.5%と、今期と同じ程度を予想しています。 -
伊那文化会館 新館長に北沢理光さん
今年4月に伊那文化会館の館長に北沢 理光さんが就任しました。
北沢さんは、オリンパス工業伊那工場に勤めていましたが、伊那文化会館の誘致活動を行うため、1983年、34歳の時に会社を早期退職しました。
誘致活動の母体として、伊那フィルハーモニー交響楽団を1985年に発足させたほか、いな少年少女合唱団やアルプス男声合唱団など多くの合唱団を立ち上げました。
2003年に伊那市の市街地にいなっせが完成した際には、NPO法人・クラシックワールドを立ち上げ、ホール活用の推進と市街地活性化に取り組んできました。
また、オーケストラと公募による合唱団が共演する手作りの音楽会を2年に1度、11回にわたり開催してきました。
今後は、南信全体の文化活動の育成と、地域外からも集客できるようなイベントを検討していきたいとしています。
-
伊東由香バレエスクール第10回発表会
南箕輪村田畑の伊東由香バレエスクールの第10回発表会が、4日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
発表会にはスクールに通う3歳から一般までの85人が出演しました。
伊東由香バレエスクールは、開設して20年になり、発表会は2年に1回行われていて今回が10回目になります。
プロのバレエ団や阪神タイガースのチアリーダー、ヨガインストラクターなど様々な卒業生を輩出しているということです。
コンテンポラリーと呼ばれる現代舞踊や、講師の振り付け作品のほか、古典の名作「白鳥の湖」の短縮版も全編上演しました。