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鮎釣り解禁前に稚魚を放流
天竜川漁業協同組合は6月の鮎釣りの解禁を前に、鮎の稚魚の放流を9日から始めました。 初日の9日は漁協前の天竜川で放流しました。 放流した稚魚は1月にふ化させたもので体長は8センチほどです。 友釣りが解禁となる6月18日には、20センチ位に成長するということです。 天竜川漁協では、大水などで川が荒れないよう今シーズンの天候に期待しています。 放流は、天竜川とその支流で24日までに20回行う予定です。 放流する稚魚の量は3・5トンで、43万尾になるという事です。 天竜川の鮎釣りの解禁は6月18日の午前6時です
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第5回合同写真展
上伊那の高校生や大学生、社会人による「第5回合同写真展」が30日から伊那市の伊那図書館で始まりました。 会場には上伊那農業高校写真班、信州大学ALL写真部、社会人の旭光カメラクラブの作品合わせて42点が展示されています。 テーマは自由で風景や人物などの作品が展示されています。 合同写真展は上伊那地域の写真文化の発展を目的に5年前から毎年開かれています。 ある参加者は「幅広い年代の人に見てもらい、それぞれの活動を知ってほし い。」と話していました。 「第5回合同写真展」は5月8日まで伊那図書館で開かれています。
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地域発元気づくり支援金内定事業発表
長野県が、市町村や公共的団体を支援する「地域発元気づくり支援金」で上伊那地域の44事業が内定し、28日に伊那合同庁舎で開かれた記者会見で発表されました。 今年度の県全体の予算額は8億5000万円で、上伊那の配分額は7,593万円となっています。 内定した事業のうち市町村別では、伊那市は「イーナちゃんで地域活性化!プロジェクト」の1件で54万円となっています。 箕輪町では「自然エネルギーの地域循環推進事業」など4件で470万円となっています。 南箕輪村は「運動あそびin南箕輪」の1件で64万円となっています。 その他に上伊那観光連盟の「上伊那の観光資源発掘事業」に616万円、上伊那林業振興協議会の「上伊那発!ぬくもり伝える木の良さ発信事業」に291万円などとなっています。 28年度は、46団体から53件、8,232万9,000円の要望があり、そのうち38団体の44件、5,978万6,000円が採択されました。 県では、5月2日から2次募集を行う予定です。
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上伊那森林組合 248万円の黒字
上伊那森林組合の総代会が、28日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。 2年間赤字が続いていましたが昨年度の決算では、248万円の黒字となりました。 この日は、総代会が開かれ、50人ほどが出席しました。 昨年度は、高遠0工場の廃止や借地料の見直しなど経営健全化を進め、木質ペレット燃料などの普及を進めたところ、248万円の黒字を達成したということです。 木質ペレットは、昨年度1750トンから2500トンに生産量をあげました。 公共施設などにボイラーを導入し、需要拡大を図ってきました。 今年度はさらに100トン生産量を増やすとしています。 白鳥孝代表理事組合長は「黒字達成は、組合員の努力の結果。黒字を安定化させ、手当やボーナスを出せるようにしたい。全国で注目を集める取り組みをしていきたい」と挨拶しました。
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3月の月間有効求人倍率 1.35倍
上伊那の3月の月間有効求人倍率は、2月を0.06ポイント下回る1.35倍でした。 求人倍率が下がった事についてハローワーク伊那では、求人数が急激に増えた2月の反動が要因だと分析しています。 新規求人数は1,450人、新規求職者数は723人で、求人倍率は、2月を0.06ポイント下回る1.35倍でした。 求人倍率は下がりましたが、7か月連続で全国と県を上回りました。 全国は1.3倍、長野県は1.31倍です。 ハローワーク伊那では雇用情勢について「着実に改善が進んでいる」と、前の月の判断を据え置きました。
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中小企業の3分の1が「後継者についてまだ考えていない」
アルプス中央信用金庫がまとめた経済動向調査によりますと、中小企業の事業継承について半数の企業が「後継者がいる」と回答した一方で、3分の1の企業が「後継者についてまだ考えていない」事がわかりました。 あるしんが、上伊那を中心とする取引先の中小企業、210社に対し調査を行ったものです。 後継者について「まだ考えていない」が33.5%で最も多くなっています。 「すでに決まっている」「いるがまだ決まっていない」を合わせて、約半数の企業が「後継者がいる」と回答しています。 社長の年齢層については60歳代が39.2%で最も多く、次いで50歳代が23.2%、40歳代が17.7%、70歳以上が16.6%、20歳代・30歳代が3.3%となっています。 事業継承の考え方については半数近くが「嫁や婿を含む子供に継承」と回答しています。 また、68.3%が継承の際「事業の将来性」を問題にすると回答し、多くの企業が将来性を見据えた事業継承を重要視している結果となりました。
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「上伊那から甲子園の会」発足
上伊那地域の高校から甲子園出場を目指す「上伊那から甲子園の会」が23日発足しました。 23日は、上伊那の中学高校の野球部顧問、リトルシニアの指導者、企業や行政から発起人となる15人が伊那市内に集まり、「上伊那から甲子園の会」が発足しました。 会長には伊那ケーブルテレビジョン取締役会長の向山公人さんが選ばれました。 向山さんは「高校野球を地域として支援し、一緒に目的達成を図っていきたい」と話していました。 今後は、オフシーズンに中学校の野球部が高校の部活を体験する「野球部体験ツアー」や、幼児、小学校低学年向けの野球の体験会、県外の公立強豪校の視察などを行う予定です。 会は、地域の野球組織を一体化し連携を強化していこうと発足しました。 上伊那の高校の甲子園出場は昭和36年の伊那北高校が最後だということです。
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新商品「伊那華のねぎだれ」発売
JA上伊那のプライベートブランド「伊那華シリーズ」の新商品「伊那華のねぎだれ」の販売が南箕輪村のファーマーズあじ~ななどで始まりました。 伊那華のねぎだれはJA上伊那の重点品目白ねぎを100%使用しています。 ねぎだれは南信州の郷土食でおでんや冷奴、焼肉などにかけて食べるほか野菜炒めの調味料にも使えるということです。 上伊那ではあまり知られていませんが、ネギの風味がよく、コクのあるタレだということです。 22日ファーマーズあじ~なに並べられると訪れた人が早速買い求めていました。 伊那華のねぎだれは120グラム入り250円でJA上伊那管内の直売所、Aコープ、ファミリーマートJA店で購入することができます。
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熊本へ支援物資
地震が相次いでいる熊本市へ、20日、上伊那・諏訪・木曽地域から支援物資が送られました。 この日は、伊那市荒井の旧伊那消防署敷地内で積み込み作業が行われました。 熊本地震への支援については、長野県市町村災害時相互応援協定に基づき、全県で対応しています。 調整の結果、今回上伊那からは伊那市と駒ヶ根市から物資を送ることになりました。 熊本では、アルファー化米の要請があったということで、伊那市から4000食、駒ヶ根市から6000食が提供されました。 アルファー化米は熱湯または水を注ぐだけで食べられる非常食です。 旧伊那消防署には、諏訪や木曽からの支援物資も集められ、トラックに積み込まれました。 諏訪からは3780食、木曽からは、2000食分が用意されました。 なお、駒ヶ根市の養命酒から500ミリリットルの水1万本も提供」されています。 職員らは、手早く荷物を積み込んでいました。 運搬は、県トラック協会に県が委託していて、全線、高速道路を使って熊本まで物資を運ぶということです。 出発したトラックは、21日の早朝には熊本に到着する予定で、物資が集められている熊本県民総合運動公園へと運ばれることになっています。
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伊那警察署と教委が健全育成で協定
伊那警察署と、管内5つの市町村の教育委員会は児童生徒の健全育成の相互連絡に関する協定を、21日、締結しました。 21日は、南箕輪村民センターで協定の調印式が行われました。 調印式では、伊那警察署の内川政澄署長と、管内の伊那市や箕輪町、南箕輪村などの教育長が出席し協定書に調印しました。 今回の調印は、児童生徒の健全育成に係る相互連絡に関するものです。 これまでも、教育委員会と警察は連絡を取り合って少年に関する事案にあたってきましたが、去年8月に、県警と県教育委員会が協定を締結したことを受けて、各警察署の単位でも市町村と協定を締結しています。 具体的には、不審者や、児童生徒の安全確保のための連絡、非行少年について、深刻ないじめなどについて連絡を取り合います。 なお、検挙などされた非行少年の数は、去年は、県内で686人、伊那署は18人と年々減少傾向にあり、10年前と比べると、3割程度まで減っています。 内川署長は「万引きや自転車盗などの軽防犯は減少しているが、虐待や児童ポルノは増加している。児童生徒の健全育成は、治安基盤のために重要だ」と話していました。 なお、長野県内には、22の警察署があり、今回の調印は17番目だということです。
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全国学力テスト 上伊那でも
全国すべての小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストが19日、実施されました。 このうち伊那市の伊那北小学校では、6年生79人がテストに臨みました。 全国学力テストは、平成19年度から文部科学省が行っています。 県内では小学校と中学校合わせて555校で実施され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内すべての小中学校でも行われました。 19日は、国語と算数・数学のテストが行われました。 全国学力テストは、各市町村の教育委員会が学校別に成績を公表できますが、伊那市・箕輪町・南箕輪村の教育委員会ではこれまで学校別の公表はしていません。 テストの結果は文部科学省が夏頃にまとめる予定です。
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「元気づくり支援金」 上伊那分の選定始まる
市町村や公共的団体が取り組む事業に対して交付する県の「元気づくり支援金」の今年度の採択事業を決める1回目の選定委員会が、14日、伊那合同庁舎で開かれました。 今年度は、県全体で8億5千万円、このうち上伊那には昨年度とほぼ同じ、7,593万円が配分されました。 上伊那での市町村や団体からの要望は53件、約8,200万円となっています。 事業区分別では、産業振興、雇用拡大が23件で4,400万円、教育、文化の振興が9件で880万円、地域協働の推進が7件で1,000万円などとなっています。 堀田文雄上伊那地方事務所長は「地域への思いが強い取り組みを支援していきたい」と話していました。 委員会では、次回21日に事業の採択、不採択を決定し、今月末に採択事業を内示する予定です。
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南信工科短期大学 開校
ものづくりに必要な技術者を養成する長野県南信工科短期大学校の開校式が11日行われました。 11日は、県や南信地域の市町村関係者、産業界などからおよそ100人が出席し南信工科短大の開校を祝いました。 開校式で阿部守一長野県知事は、「南信工科短大では、これからの長野県の産業を支えるスペシャリストを養成し、共同研究など企業との連携をはかり、長野県の発展に貢献していきたい」と式辞を述べました。 南信工科短大は、製造業分野で即戦力となる技術者を養成しようと長野県が伊那技術専門校の校舎を活用し開校しました。 開校式のあと関係者によりテープカットが行われ、出席者はあらたに整備された学校施設を見学しました。 職員は、授業で使用する金属を複雑な形状に加工できる機械や、最新のレーザー加工機などについて説明していました。 南信工科短大の整備の総事業費はおよそ18億円です。
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【信越花便り】上田城跡公園 満開
信越各地の花の情報をお伝えする信越花便り。 上田市の上田城跡公園では、枝垂れ桜とソメイヨシノが満開となっています。 上田城跡公園では6日から「上田城千本桜まつり」が始まりました。 まつりは今年で13回目を迎えます。 まつりの期間中には県内外から多くの観光客が訪れていて、今年は大河ドラマの影響もあり例年よりさらに賑わいをみせています。 まつりの期間は、17日までで、上田市内の銘品をはじめ、地場産品などを集めた「おもてなし観光物産展」のほか、ステージイベントや体験型アトラクションも予定されています。 9日には、物産展の会場に特設のステージが設けられ、上田城をバックに上田市内の文化団体らによるおもてなしステージイベントが開催されます。 <問合せ>上田市観光課 0268-23-5408
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上伊那未来を考える若者の会
20代から30代の若者が安全保障関連法や戦争について考える「上伊那未来を考える若者の会」が23日、伊那市西春近で会合を開きました。 会合には、伊那市を中心とする20代から30代の若者と、新聞報道を見て会場を訪れた50代や60代も加わり14人が参加しました。 呼びかけをした伊那市西春近のパティシエ・北原 三根子さんは、92歳になる祖母の戦争体験を聞いたことや、アメリカの9.11同時多発テロ事件などを通して、戦争について関心を持つようになりました。 去年9月に安保関連法が可決されたことを受け、友人や身近な人たちに声をかけ去年10月から月に1度集っています。 この日は「アメリカから独立するために」というテーマで、アメリカとの関係をどのように築いていけばよいと思うか、参加者が意見を交わしました。 北原さんは、政党や団体にとらわれることなく若者が未来について考える機会にしたいと話し、20代から30代の若者に、会合への参加を呼び掛けています。
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JA上伊那で入組式 新規採用職員は26人
一般企業の入社式にあたるJA上伊那の入組式が31日、JA上伊那本所で行われました。 新年度からJA上伊那に採用されるのは、男性14人、女性12人の合わせて26人です。 全員上伊那出身で、今年度定年を迎えた職員が多かったため例年の2倍近い人数を採用したということです。 はじめに、全員で声を合わせてJA綱領を唱和しました。 御子柴茂樹組合長は「新たな発想やパワーを活かして、地域において『JA上伊那があって良かった』と思ってもらえる組織を皆さんと創り上げていきたい」と話しました。 新規採用職員を代表して、箕輪町の小林大さんが誓いの言葉を述べました。 職員は、4月1日から各支所に配属されるということです。
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2月月間有効求人倍率 8年ぶりに1.4倍台に
上伊那の2月の月間有効求人倍率は、1月を0.03ポイント上回る1.41倍でした。 求人倍率が1.4倍台となるのは、平成20年2月以来8年ぶりです。 新規求人数は1,719人、新規求職者数は816人で、上伊那の2月の月間有効求人倍率は、1月を0.03ポイント上回る1.41倍でした。 これは、県内12の地域の中で3番目に高く、平成20年2月以来、8年ぶりに1.4倍台となりました。 ハローワーク伊那によりますと、新たに増えた求人の2割程が派遣求人のため、正社員の占める割合は減ったということです。 また、この春卒業予定の高校生の内定率は、99.4%となっています。
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伊那ダイヤモンドツインズ1勝
全国大会に出場している伊那市のミニバスケットボールチーム伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは、28日東京都の国立代々木競技場体育館で予選リーグを戦い、48対41で神奈川代表の戸塚ミニバスケットボールクラブに勝ちました。 29日は、決勝トーナメント進出をかけて鳥取県代表チームと戦うことになっています。 結果は、29日のこの時間にお伝えします。
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伊那中央病院 里帰り出産受け入れ再開へ
伊那中央病院は現在中止している里帰り出産の受け入れについて今年7月1日以降の分娩を予定している人を対象に再開する方針です。 これは25日伊那市役所で開かれた伊那中央行政組合議会全員協議会で川合博院長が報告したものです。 受け入れ再開は、来年度から伊那中央病院で医師が1人増えるほか平成22年と27年に駒ヶ根市と伊那市で民間の産婦人科の病院が開院したことによるものです。 増員となる医師は信大病院からの派遣でこれによりこれまで常勤医3人嘱託1人から常勤医4人嘱託1人となります。 伊那中央病院では分娩件数の増加にともない平成20年4月から里帰り出産の受け入れを中止してきました。 分娩件数のピークとなる平成20年度は年間1170件でしたがその後改善傾向となり平成27年度は2月までで711件となっています。 伊那中央病院の里帰り出産の受け入れは、7月1日以降に分娩を予定している人が対象で5月ごろから妊婦検診を開始するとしています。
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上伊那地区企業説明会 129人が参加
来年春に大学や短大などを卒業する学生を対象にした企業説明会が24日に伊那市のいなっせで開かれ129人の学生が説明を受けました。 説明会は、商工団体や行政などでつくる「上伊那地域若者人材確保連携協議会」とハローワーク伊那が開いたものです。 この日は、製造業、建設業、小売業など、上伊那の60社が説明を行い、学生は去年より35人少ない129人が参加しました。 進学で県外へ出た学生にも地元企業に目をむけてもらおうと去年から説明会に合わせて新宿から伊那市までの無料の バスを運行していて、この日は5人の学生が利用したという事です。 去年8月1日だった企業の選考開始日が、今年は6月1日に前倒しされていて、学生が面接までに企業の情報を収集できる期間が2か月短くなっています。 ハローワーク伊那では学生、企業にとって短期決戦となるとして複数の企業から一度に効率的に話がきける説明会などを有効に活用してもらいたいとしています。 次回は4月9日(土)に東京の新宿エルタワーで「伊那谷就職説明会」が開かれ、上伊那の地元企業30社が参加する予定です。
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小さな親切運動で車いす寄贈
小さな親切運動上伊那支部は、発足20周年を記念して、伊那市社会福祉協議会などに、車いすを寄贈しました。 17日は、小さな親切運動上伊那支部の山田 益(ます)支部長らが、伊那市福祉まちづくりセンターを訪れ、市社会福祉協議会の伊藤隆会長に車いす5台を送りました。 小さな親切運動上伊那支部は、平成7年に設立し、現在は78事業所が加盟しています。 5年ごと、記念事業を行っていて、今回、上伊那8市町村の社協に、合わせて20台の車いすを送りました。 伊那市社協では、車いすを市内4つのデイサービスセンターで活用するということです。
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平成28年地価公示 商業地・住宅地 下落
国土交通省は、平成28年1月1日現在の地価公示価格を22日に発表しました。 県内の平均は、住宅地で19年連続、商業地で24年連続の下落となりましたが、下落幅は縮小しました。 地価公示は、不動産鑑定士が1平方メートルあたりの価格を判定したもので、一般の土地の取引価格の指標や、公共事業用地の取得価格算定の基準となります。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市荒井の商業地が、1平方メートルあたり52,800円でマイナス3.3%、上新田の住宅地が30,800円でマイナス1%となっています。 箕輪町では、松島の商業地が32,700円でマイナス4.1%、同じく松島の住宅地が28,100円でマイナス2.8%。 南箕輪村では、沢尻の住宅地が19,100円でマイナス1.5%となっています。 調査は、県内の43市町村、313地点で行われました。 県内の住宅地の最高価格地点は軽井沢町の85,800円で、長野市以外の標準地が最高価格地点となるのは、昭和53年以来38年ぶりです。
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石工の道具 使い方学ぶ
高遠石工守屋貞治の調査・研究をしている高遠石工研究センターは、19日勉強会と調査報告会を伊那市のいなっせで開きました。 高遠石工の流れをくむ高遠町の北原石材店店主北原多喜夫さんです。 北原さんは、貞治が愛した高遠産の青石を持参し、のみやつちなど石工の道具の使い方を紹介しました。 調査報告会では、三重県志摩片田にある貞治作の延命地蔵菩薩を訪れた時の様子を高精細な4K映像で紹介しました。 この地蔵は、明治政府の廃仏毀釈の中、地元の庄屋の尽力で伊勢から片田に運ばれ、津波の塚の守り神として願いをかなえてくれる伝説の石仏として今も大切にされています。 映像では、近くの海女が手を合わせていました。 今後は運ばれた経緯などを詳しく調査するとしています。 さらに研究センターでは、高遠町の建福寺の三十三観音を貞治の最高傑作と位置づけました。 関係者は、「調査を進めるにつれて、高遠には優れた作品が多く残っているということが改めてわかった。」と話しています。
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日本で最も美しい村連合 作品展示会
NPO法人「日本で最も美しい村連合」に加入している県内の町村在住の作家による展示会が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、切り絵や工芸品などおよそ80点が並んでいます。 日本で最も美しい村連合は、日本の農山漁村の文化や景観の継承を目的に、2005年に7町村でスタートし、現在は60町村が加入しています。 県内では、大鹿村や中川村の他、去年は新たに高遠町が加わり、全国で最多の9町村が加盟しています。 展示会は、24日(木)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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喜びの春 高校後期選抜合格発表
公立高校後期選抜の合格発表が18日、県内一斉に行われました。 県内の公立高校では全日制・定時制など合わせて1万2,084人が受検し1万1,311人に喜びの春が訪れました。 伊那市の伊那北高校では午前8時半に合格者の受検番号が張られた掲示板が運び出されました。 伊那北高校の普通科・理数科の後期選抜には合わせて207人が受検し普通科203人・理数科4人が合格しました。 上伊那では全日制、定時制など合わせて1,081人の募集があり1,063人が受検、うち1,009人が合格しています。 上伊那の公立高校で再募集を行うのは全日制で上伊那農業高校 生産環境科1人、園芸科学科2人 緑地創造科1人 高遠高校普通科が12人。 定時制は赤穂高校普通科と箕輪進修高校普通科でそれぞれ若干名となっています。
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市議会が建設反対の意見書案 可決
宮田村で計画されている放射性物質を含む廃棄物最終処分場建設計画について伊那市議会は県知事へ建設反対を求める議員提出の意見書案を18日、全会一致で可決しました。 市議会には南箕輪村の業者が宮田村大久保地区に計画している放射性物質を含む廃棄物の最終処分場の建設反対を求める陳情が提出されています。 陳情は宮田村の環境を守る会会長で宮田村議会の田中一男議長から提出されたものです。 様々な疑問点や住民不安が解消されていないことや計画地が天竜川に近く下流域に与える影響が大きいとして阿部守一知事と関係機関へ建設反対の意見書提出を求めています。 18日の市議会で陳情が採択され、それに基づき建設に反対する議員提出の意見書案が全会一致で可決されました。 意見書では県が事業許可を与えないことや条例を見直し自然環境と水資源を守ることを求めています。 箕輪町議会と南箕輪村議会もこの陳情を採択していて建設に反対する議員提出の意見書案を箕輪町議会が全会一致で南箕輪村議会が賛成多数で可決しています。
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小中学校で卒業式 新たな一歩へ
伊那市と南箕輪村の小中学校10校で16日卒業式が行われました。 このうち南箕輪中学校では、義務教育を終えた生徒たちが卒業証書を手に新たな一歩を踏み出しました。 南箕輪中学校では今年度男子89人、女子79人の合わせて168人が卒業を迎えました。 式では戸谷省吾校長から1人1人に卒業証書が手渡されました。 式辞で戸谷校長は、「いくつもの節を作りながら立派な若竹に成長した。限りない未来へ一歩ずつ進んでいってほしい」と、学校のシンボル若竹に例えてはなむけの言葉をおくりました。 卒業生を代表して唐澤瑠奈さんは、3年間の思い出を振り返りながら感謝と新たな道に進む決意を述べました。
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廃棄物政策審議会 ごみ袋の証紙代金改定など原案通り答申へ
ごみ処理費用有料制度の見直しについて審議している上伊那広域連合廃棄物政策審議会は、ごみ袋の証紙代金を容量別の金額にするなどの改定について、原案通り答申することを15日確認しました。 この日は、5回目の廃棄物政策審議会が伊那市のいなっせで開かれ、ごみ処理費用有料制度の見直しについて最終確認をしました。 原案では、ごみ袋1袋につき一律30円となっている証紙代金をごみ袋の容量別の金額に改定するとしています。 小袋20リットルは現行のまま30円、大袋45リットルは50円に値上がり。 大小の間に35リットル入りの中サイズを新たに設け、料金は40円となります。 原案は去年12月の審議会で示されていて、今回の審議会では、1月中に募集した住民意見の結果と、それに対する広域連合の見解が示されました。 「減量の意識が定着してきているのでチケット制度は廃止してもよいのでは」といった住民意見に対して広域連合は「更なるごみ減量の意識を高める必要があるため、新ごみ中間処理施設稼働後にごみ量等が安定した時点で廃止に向けた検討をする」としています。 審議会では22日に白鳥孝連合長に答申する予定です。
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松くい虫被害増加
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が11日、伊那合同庁舎で開かれ松くい虫被害が増加していることが報告されました。 今年度の12月末現在の被害量は4299立法メートルで前の年度の同じ時期に比べて3%増加しました。 被害量は平成20年度の6357立法メートルをピークに減少傾向にありましたが最終的に今年度は前の年度と同じかやや増える可能性があるということです。 協議会では被害拡大を防ぐためより効果的な防除対策を進めていくとしています。
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第10回新視象展
毎年春に開かれる全国規模の展覧会「国画会展」に出品している南信地方の画家による「第10回新視象展」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、油絵を中心に80号から500号の大作19点が並んでいます。 主に上伊那で活動する画家7人でつくる新視象会は、常に新しい形を追求しようと、平成15年2月に第1回の展示会を開きました。 毎年春に開かれる「国画会展」に出品していて、会員同士で批評し合ったり、一般の人にも鑑賞してもらおうと展示会を開いています。 会場には、国画会員6人の特別出品もあります。 ある会員は「絵の形や色合いから新鮮さを感じてもらいたい」と話していました。 第10回新視象展は、13日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。