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南箕輪村北殿で交通安全総点検
県道吹上北殿線の拡幅要望へ南箕輪村は26日、秋の交通安全運動にあわせ、北殿地区内の県道吹上北殿線の国道153号交差点から北殿公民館までの約150メートル区間で交通安全総点検をした。交通安全施設が未整備の区間で、早期の整備着手促進のため歩行者の目線に立って道路状況を点検した。村は今後、点検結果をまとめ、伊那建設事務所に拡幅工事の事業化を要望するという。
県道吹上北殿線は、春日街道から北殿公民館までは整備されているが、今回の点検区間は道路幅員が狭く、通勤・通学時間帯は交通量が多く歩行者だけでなく車同士のすれ違いにも支障をきたしている。06年度には、伊那建設事務所主催で村、北殿区、地権者らが参加してワークショップを開き、県に拡幅改良を要望している。
今回は村、北殿区、村交通安全協会、小・中学校と保育園の地元保護者会長、老人クラブ会長、道路管理者の伊那建設事務所など22人が参加した。3班に分かれて通学路など周辺も含めたルートを実際に歩き、道路・路面の状況、信号機や標識など設備・施設の状況、人・車・自転車の相互関係、道路と沿道の関係などを点検し記録した。
まとめでは、県道吹上北殿線については「危険なので拡幅が必要」とし、「歩道も設置している整備済み区間と同じ改良が望ましい」との意見になった。
各班からは▽車のすれ違いが危険▽狭い▽自転車やバイクが避ける場所がない▽車のすれ違いで危ないため人が歩けない▽国道や県道の渋滞を避けて通学路内に入ってくる車がある-などの報告があった。 -
南箕輪中「若竹祭」28、29日
南箕輪村立南箕輪中学校の文化祭「若竹祭」は28、29日に開く。
テーマは「南中物語(ストーリー)」。サブテーマは「完成させよう 全員が活躍し力を合わせてつくる 若竹祭という名のハッピーエンド」。
28日は開祭式、選択発表、有志発表、展示見学、生徒会企画、綱引き。29日は合唱祭、講演会、展示見学、文化系クラブ発表、閉祭式。
選択発表会は2年選択体育「なわとび」、3年選択英語「『不思議の国のアリス』劇」、3年選択体育「跳び箱・マット」、3年選択音楽「琴演奏」。有志発表は太鼓演奏「屋台囃」。生徒会企画はクラス対抗のミニ運動会で、種目は台風の目リレー、熊が出たぞゲーム、人文字。文化系クラブ発表は吹奏楽部、科学部。
講演会は伊那市西箕輪公民館長の城取茂美さんが「21世紀を生きる3つのヒント」と題して話す。 -
信州大学農学部で地域連携フォーラムが開催
地域の行政や住民、企業と大学との連携について考える「地域連携フォーラム2007」が22日、南箕輪村の信州大学農学部であった。各方面の代表者によるパネルディスカッションでは農山村の再生のために大学、住民、地域行政などが、それぞれの立場から取り組むべき課題について考えた=写真。
基調講演では、島根大学名誉教授の保母武彦氏が農山村再生策について提言。三位一体改革の影響で厳しい財政状況を強いられている地方の自治体に対し「生き延びるだけなら守りだけでいいが、生き残るには攻めが必要」と指摘。積極的な姿勢で「島まるごとブランド化」などに取り組む島根県海士町の事例を紹介し、「立て直しにはまず、行政担当者の意識改革が大切。役場が替われば地域も変わる」と語ったほか、「大学側は真剣になっている地域の人たちを一緒に取り組み、結果にも責任を持つことが必要」とした。
また、パネルディスカッションでは、飯田市企画部の井上弘司企画幹が同市におけるグリーンツーリズムへの取り組みを紹介。過疎高齢化地域では地域が持続していくための振興策となりつつあることを示し、住民一人ひとりが考えながら取り組む中で地域の持ち味を発揮していくことの大切さを訴えた。 -
古布を再生しパッチワーク楽しむ
南箕輪村
堀初恵さん「切れたら捨てて買うのでなく、物を大事にしたい。せっかく昔の人が知恵を出して作ってくれたんだから」
10年ほど前、南箕輪村公民館のパッチワーク教室に通ったのがきっかけで、古い布を再生し自己流で作品づくりに取り組んでいる。
最初に作ったのはクッションカバー。その後、「本を見てやるのは難しい。自分の頭で考えるのが楽しい」と、こたつ掛けやテーブルクロス、座布団カバー、バッグなど実用品を作っている。
「手持ちの物をただ捨てないで生かす。パッチワークにしたら生きるもんで楽しい」。ブラウスのレース部分を生かしてバッグにしたり、ネクタイで保険証入れを作ったり、古い蚊帳をのれんにしたり。旅先で気に入ったバッグなどを見つけるとデザインをメモし、自分の記念に購入したハンカチやコースターなどを使って、メモを参考に自分だけのバッグに仕上げる。
玄関には壁掛けを飾り、テーブルクロスは季節に合わせて替える。習い始めのころに作ったこたつ掛けもまだまだ現役。手作り作品は家の中で大事に使っている。
布は、家族や知人が浴衣の見本生地、布団の布、着物、帯などを持ってきくれることも多い。「古い布に出合うと、もう感動。暗がりの中で布の手触りが気に入ってもらってきた布を家で広げたら家紋がついていた。これを生かしてやらないといけないと思ってね」と、色が薄くなっていた家紋は刺しゅうをして新たな命を吹き込んだこともある。
布のお礼に筆入れなどを作って贈ったり、欲しいという人には作品をプレゼントしてしまうが、「お父さんに出会ったころのネクタイで作った保険証入れは、あげられない」と大切に手元に置いている作品もある。
京都の南禅寺に書いてあった『夢は行動しなければ実現しない』という言葉が好きで、専業農家で年中休む間もなく働きながら、夜のひとときを利用してパッチワークをする。「お嫁さんがご飯を作って片付けをしてくれる。だから半分はお嫁さんが作ってるようなもの。仕事では肩がこるけど、パッチワークしているときは肩がこらない。ぜいたくだね」。
一針一針心を込めて縫い上げた作品は現在、南箕輪村の大芝荘、大芝の湯で展示している。(村上裕子) -
秋の全国交通安全運動始まる
「高齢者の交通事故防止」を運動の重点とした、秋の全国交通安全運動が21日、全国一斉に始まった。30日までの10日間、飲酒運転の根絶、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止などを重点に、住民の交通安全意識の高揚を図っていく。
初日は、伊那警察署、上伊那地方事務所、伊那交通安全協会など約70人が伊那市下新田の市役所前の道路、環状南線で啓発チラシなどを信号待ちのドライバーに配布した=写真。参加者たちは「秋の交通安全週間です。お気をつけて」などと事故防止を呼び掛けた。
本年の伊那署管内の交通事故数(20日現在)は、377件で前年と比べて13件の増加、けが人は476人で同比20人の増となっている。死者は1人で4人減っている。 -
第一生命保険松本支社伊北支部
南箕輪の特老にタオル寄贈第一生命保険松本支社伊北支部は20日、南箕輪村にある南箕輪特別養護老人ホームにタオル130枚を寄贈した。
福祉施設へのタオル寄贈は5年目。松本支社には13支部あり、社員が家庭にある未使用タオルを1人3枚ずつ持ち寄り、支社に集まった1200枚を13支部に均等に分け、各支部のエリア内の福祉施設に届けている。
伊北支部のエリアは辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市大萱。今年は南箕輪村内の施設を選び、松田美代子支部長、社員代表の今井さん、三沢さんの3人がホームを訪れ、施設長にタオルを手渡した。松田支部長は、「いくらかでも福祉のお役に立てれば、これからもやっていきたい」と話した。
タオルは利用頻度が高いため、施設長は「喜んで利用者に配り使わせてもらう」と感謝した。 -
【記者室】民謡「御嶽山」
民謡「御嶽山」が縁で、南箕輪村の御嶽山保存会と木曽町の木曽節保存会の交流が始まった。木曽の保存会は「『御嶽山』は木曽にとっても重要。ぜひ覚えて残していきたい」と熱心。村の保存会も交流の発展に期待を寄せる▼村の無形文化財「御嶽山」は、元は木曽から伊那に伝わり村の大泉地区に残ったもの。1696年に伊那谷と木曽谷を結ぶ権兵衛峠が整備されてから広く伝播したといわれるが、300年以上の年月を経て権兵衛トンネルができ、今度は伊那から木曽への“里帰り”となった▼「御嶽山」は村内でも一時途絶えていたが、後世に残そうと組織された保存会が守り伝えてきた。その熱い想いが峠を越え、木曽の保存会を引き寄せたのかもしれない。(村上裕子)
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扇翔乃会が松寿荘で踊り披露
南箕輪村文化団体連絡協議会に所属する新日本舞踊の会「扇翔乃会」は10日から12日までの3日間、村のデイサービスセンター松寿荘を訪問して華麗な踊りを披露し、利用者を楽しませた。
施設の依頼を受けボランティアで訪問。会員6人が1人ずつ「城ヶ島雨情」「天命」「しあわせ坂」などを披露し、全員で「ああ上野駅」を踊った。「手拍子をお願いしますね」と声をかけると、利用者は楽しそうに手拍子しながら踊りに見入った。
最後は、簡単な振り付けの「大事な人だから」の曲に合わせて利用者も手を大きく振るなどして会員と一緒に笑顔で踊った。 -
南箕輪村の松沢はまさん
デイサービス松寿荘で100歳誕生祝い南箕輪村のデイサービスセンター松寿荘で12日、100歳の誕生日を迎えた利用者の松沢はまさん=田畑=に職員手製の羽織などを贈り、皆で長寿を祝った。
松沢さんは明治40年9月11日生まれ。週1回デイサービスセンターを利用しており、利用者の中で最高齢。
職員が縫った紫色の袖なしの羽織を着てステージ上に座り、同じ利用者から花束を受け取った。職員が金銀の鶴亀を張った特別バージョンの誕生日カードも贈り、利用者や職員が誕生日の歌で祝福した。
松沢さんは、足が丈夫で手押し車を使って歩き、病気もないという。「貧乏したけど泣くようなことはなかった。家の人がよくやってくれるからありがたい。甘えほうけ甘えてるところ」と笑顔で話していた。 -
南箕輪村議会9月定例会閉会
南箕輪村議会9月定例会は14日、06年度一般会計など歳入歳出決算7件を認定、意見書案、追加議案を含む13件を可決し閉会した。
追加の一般会計補正予算案は、歳入歳出総額に各127万1千円を追加し各総額を44億1483万4千円とする。歳入は寄付金で上伊那無人ヘリコプター利用組合から122万1千円、箕輪ロータリークラブから5万円。歳出は少年用サッカーゴール一式購入費85万円、予備費42万1千円。
意見書は▽「非核日本宣言」を求める意見書▽道路特定財源の堅持を求める意見書▽医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求める意見書-。
請願・陳情は、「『非核日本宣言』の意見書提出に関する陳情書」を採択。「久保原地区の冬期、児童スクールバス利用陳情書」「高齢者の医療制度に関する請願」を趣旨採択とした。
閉会後、2期8年務め9月末で退任する松沢英太郎教育委員長が、「村づくりは人づくり。人づくりの一番基になるのは教育。村当局、議会も教育にご理解、ご尽力いただき恵まれていた。さらに教育に力を入れていただくようお願いしたい」とあいさつした。 -
南箕輪村の子育て支援
奨学金制度08年度実施へ検討南箕輪村は、子育て支援策として奨学金制度の08年度実施に向け庁内で検討を始めた。13日の村議会一般質問で、子育て支援策拡大についての原悟郎議員の質問に唐木一直村長が答えた。
原議員は、大学への進学率が高まり保護者の費用負担が膨大となるため、奨学金制度などに対する支援や補助制度などが考えられないか質問した。
村長は、「一番お金のかかる時期に行政としてどう支援できるかも大切な課題」とし、奨学金制度を金融機関や県のアドバイスを受けながら検討していると説明した。
村には74年から奨学金制度があるが、利用者の立場では利用しにくく、ここ何年か利用されてない実情を示し、検討中の奨学金制度については「金融業は金融機関に任せるのがいい。村独自でなく金融機関の融資を使ってできないか考えている」と話した。 -
南箕輪村
御嶽山保存会南箕輪村大泉に残る民謡「御嶽山(おんたけやま)」。05年に村の無形文化財に指定されたこの民謡を後世に伝えようと、村内の15人が活動している。
「民謡の団体とは大いに交流したい」と清水伝之丞会長。そんな想いがかない、木曽町の「木曽節保存会」(田沢博会長)と初の交流が実現した。
9月9日、木曽町の総合体育館であった敬老会で、ボランティアで「御嶽山」と「伊那節」を披露した。観客は450人。「皆ではりきってやった。『御嶽山』や『伊那節』を聞いたことがある人もいて、中には見よう見真似で手を動かして踊る人もいた。とっても喜んでもらった」。
その後の茶話会で、木曽節保存会から「『御嶽山』は木曽にも重要。ぜひ覚えて木曽にも残したい」との話があり、近いうちにまた木曽を訪れ交流することが決まった。
今回の交流は、今春、名古屋であったイベントに両団体が参加し、木曽節保存会の田沢会長から「御嶽山」のいわれを尋ねられたのが発端。木曽から伊那に伝わったことを話したところ交流の話が持ち上がり、御嶽山保存会の清水会長が7月の木曽祭りに招かれた際に再び話をして今回の訪問となった。
「交流のスタートとしては大成功。木曽では役場の課長さんにも交流を続けてほしいと言われ、あちらは熱心。保存会としても喜んで交流していきたい」と清水会長はいう。
「御嶽山」は1820年ころにはすでに流行し、1908年に「御嶽山」から「伊那節」に名を変えたが、大泉では「御嶽山」の名で継承されてきた。祝い唄として村祭りや来客のときには必ず唄って踊り、60年ころまでは結婚式にも欠かせないものだったという。
その後しばらく途絶えていたが91年、大泉区内で民謡に親しんでいた人たちが、個人で唄い継いでいたものを集めようと保存会を発足。それから4、5年経ったころに、皆で踊りを研究するなかで現在の形に整えた。
会は伊那節振興協会に所属。唄2人、三味線2人、太鼓1人、残りの人は踊りを担当する。大泉の西部地区館で毎月第2金曜日に練習し、区内の敬老会や収穫祭で踊るほか、依頼を受けて催しなどでも「御嶽山」を披露している。
04年には、日本フォークダンス連盟(本部・東京都)の事業で、全国から選ばれた10曲のうちの1曲として、CD「ふる里の民踊」(コロムビアレコード)に収録された。全日本民踊指導者講習会で全国の民踊指導者千人に「御嶽山」を指導したこともある。
念願かなって民謡の保存会同士の交流も始まり、「『御嶽山』を全国に広めたい」と、ますます意欲を見せている。(村上裕子) -
伊那法人会女性部
南箕輪老人ホームにおはぎの贈り物伊那法人会女性部(66人、小口幸子部長)は12日、「敬老の日」とお彼岸に合わせ、地域貢献活動として南箕輪村にある南箕輪老人ホーム(特別養護、養護)2施設に部員の手作りおはぎを届けた。
女性部は年2回、イベントを上伊那の各地区が順番に担当して実施している。今年、熊本県であった全国フォーラムで同県法人会の地域貢献活動を知り、今回のイベントを担当した南箕輪村の藤田キヨ子代表が老人ホームの訪問を提案。会として初のボランティア活動に取り組んだ。
部員24人が、おはぎ約500個を心を込めて手作りし、あんことごま1種類ずつをパック詰めした。養護老人ホームでは、部員が利用者一人ひとりにおはぎを手渡し、一緒に席について話をしながら味わった。利用者は「とてもおいしい」と喜んでいた。
部員による手話ダンスと日本舞踊のステージもあり、利用者を楽しませた。
女性部は、県の合同例会や木曽法人会との交流、勉強会などの活動があり、「公益法人として内容の濃い活動をしていくためにも、今後も地域貢献活動に取り組みたい」と話していた。 -
松くい虫対策募金に寄付
南箕輪村マレットゴルフ同好会(池上辰夫会長)は11日、村の松くい虫対策募金に5万8500円を寄付した。同会の例会があった大芝高原MG場に唐木村長が訪れ、池上会長から寄付金を受け取った=写真。
会が村の松くい虫対策募金に寄付するのは初めて。本年8月下旬の「大芝高原まつり」のなかで開いたマレットゴルフ大会に参加の約130人に対し、募金箱を置いて呼び掛け、寄付金を集めた。
唐木村長が「去年から大芝高原のアカマツを守るため、薬剤を樹幹注入してきた。これからも村民あげて取り組んでいきたい」とあいさつ。池上会長は「来年も募金を集めて役立ててもらいたい」と話した。 -
敬老の日の読み聞かせと贈り物作り
南箕輪村図書館と村公民館は8日、「敬老の日」の読み聞かせと贈り物づくりを村民センターで開いた。親子33人が参加し、子どもたちが熱心に贈り物を作った。
敬老の日にちなんだ読み聞かせの後、おじいちゃん、おばあちゃんへ「ありがとう」の気持ちを込めた贈り物「ぶらぶらサーカス飾り」を作った。紙で作った手足を広げた形と逆立ちをした形の2種類のピエロを扇形の紙に張り、扇の下部分に毛糸のボンボンを吊り下げてサーカス飾りが揺れるように仕上げる。
子どもたちは堀薫公民館長に教わりながら、ピエロに色を塗ったり、好きなシールを張ってきれいに仕上げ、好きな色の毛糸でボンボンを作っていた。
小学生の女の子は、「一緒に住んでいるおじいちゃんとおばあちゃんにあげる」と、丁寧に青色のサインペンでピエロの服を塗っていた。 -
南箕輪村議会9月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会9月定例会の一般質問は13、14日にある。質問者は9人。質問要旨は次の通り。
原司宣議員 (1)産業振興と工業展(2)伊那中央病院医師不足(3)ゆとり教育(4)大芝野球場の整備
原悟郎議員 (1)子育て支援策の拡大(2)安全安心のむらづくり(3)村の教育の今後のあり方
高見利夫議員 (1)医師不足解消と地域医療の充実(2)口座振替制度の普及
山口守夫議員 (1)防災対策(2)公職選挙
山本昭子議員 (1)村の公的施設の安全管理(2)大芝高原みんなの森セラピーロードの有効活用
孕石勝市議員 (1)土砂災害防止法(2)村道6号線の交通安全対策
小坂泰夫議員 (1)大芝高原への民間活用
三沢澄子議員 (1)後期高齢者医療制度(2)病院、産科問題
久保村義輝議員 (1)交通安全の取り組み(2)防災の取り組み -
南箕輪村営農センター農作業事故防止・安全推進会議
南箕輪村営農センターは4日夜、農作業事故防止・安全推進会議をJA上伊那南箕輪支所で開いた。コンバインオペレーターら72人が事故防止のため安全意識を高めた。
秋の安全運動月間(15日縲・0月14日)に向け、農作業の安全に対する意識の高揚と農作業事故防止の徹底を図る目的。運動目標の▽農作業死亡事故ゼロ運動の推進▽高齢及び女性農業従事者の事故防止▽道路通行時の交通事故防止-の3点を確認した。
コンバインの安全作業のための対策として▽基本を怠らない▽焦って行わない▽適度な休憩を取る-を挙げ、農作業事故「魔」の時間とされる午前10時縲恊ウ午、午後3時縲・時の疲労のピーク時の危険時間帯に注意することなどの説明もあり、安全のための機械使用方法も再確認した。
営農センターの唐沢俊次会長は、「知識を高め、事故のない農作業でいきたい」と呼びかけた。 -
伊那署管内の小中学生防犯ポスター審査会
伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那防犯協会連合会と伊那署は5日、同署道場で、管内の小中学生を対象に集めた、防犯ポスターの審査会を開いた=写真。
15小学校5中学校(小学2年縲恍・w3年)から402点(前年比24点増)の応募があった。各学年から1縲・人の9作品を県審査会へ送る推薦作品として選出。そのほか金賞、銀賞など40作品を入賞作品とした。
伊那北高校の美術科担当の三沢正博教諭や小嶋惣逸署長ら審査員が、作品のメッセージ性、色使いなどのバランスを審査。薬物乱用、飲酒運転の禁止や振り込め詐欺の注意を促す趣旨のポスターが多かった。
推薦作品などに選ばれたのは次のみなさん。
◇小学4年▼推薦作品=北林未希(西春近南)▼金賞=曽根原智佳(伊那東)▼銀賞=宮下満喜(西春近南)▼銅賞=有賀穂乃夏(南箕輪)
◇小学5年▼推薦作品=春日俊輔(伊那北)▼金賞=倉田祐輔(南箕輪南部)▼銀賞=林優衣(南箕輪南部)▼銅賞=天道美雪(伊那北)▼佳作=中島秀真(長谷)熊谷魁人(南箕輪)伊藤大貴(南箕輪南部)
◇小学6年▼推薦作品=加藤美沙貴(南箕輪南部)赤羽郁海(箕輪中部)▼金賞=坂本祥子(箕輪中部)▼銀賞=小林大(箕輪中部)▼銅賞=城子颯一朗(箕輪中部)▼佳作=鈴木楓(箕輪中部)唐沢綾(箕輪中部)有賀亮太(西箕輪)小林由里香(箕輪中部)池田ひかる(箕輪中部)
◇中学1年▼推薦作品=有賀莉沙(南箕輪)高橋潤(南箕輪)▼金賞=藤沢亮太(南箕輪)▼銀賞=荒木香名(伊那)▼銅賞=丸山詩織(伊那)▼佳作=大久保杏衣(伊那)亀井翔子(南箕輪)曽我和佳奈(伊那)原真裕子(西箕輪)本井綾華(伊那)村上礼実(南箕輪)佐藤祐介(伊那)
◇中学2年▼推薦作品=鈴木希望(箕輪)尾形怜(南箕輪)▼金賞=荻原祐樹(箕輪)▼銀賞=清水里佳(箕輪)▼銅賞=山口夕貴(箕輪)田中萌乃(箕輪)▼佳作=原安祐美(箕輪)原佑実(南箕輪)平沢裕介(箕輪)藤田慧(箕輪)高山綾(箕輪)城倉未来(箕輪)中田惇一(箕輪)
◇中学3年▼推薦作品=鈴木早恵子(高遠)▼佳作=赤羽駿(高遠)星野雅和(高遠) -
南箕輪村神子柴地区で「きれいなアクセス道路にしよう会」が発足
南箕輪村神子柴地区で4日、伊那インター線の地域住民や事業所による「きれいなアクセス道路にしよう会」(中島重治会長)が発足し、県の「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」にかかる協定を結んだ。
これまで駒美交差点より西側のアクセス道路沿線では、個々人が別々に美化活動に取り組んでいたが、それぞれが力を合わせて活動ができないかを周辺住民や事業所などが検討。56人の賛同者を得て、同会を発足することとなった。
活動場所は伊那インター線駒美交差点から伊那インター西箕輪線信大前交差点までの約2・8キロ。活動は月1回で、事業者は自分の事業所周辺を、住民は道路沿線の美化に努めるほか、将来的にはメーン花壇の設置などを目指す。他団体と比べ、事業所の参加が多いのが特徴だという。
会の発足に合わせて唐木一直村長は「村の玄関口での清掃活動は、商工業の発展、村のイメージアップにもつながるほか、自助共助の精神に通じる。地域全体が一体となった活動になることを期待している」とコメントを寄せた。
また、会の発足に合わせてアダプトシステムにかかる協定を締結。ボランティアで道路の美化活動に取り組む団体を市町村や県が支援する協定で、村内で締結されるのは初めてとなる。 -
南箕輪村議会9月定例会開会
南箕輪村議会9月定例会は3日、開会した。村が18議案を提出し、07年度村下水道事業会計補正予算案を即決、任期満了に伴う教育委員会委員の任命に同意した。
提出議案は、南箕輪村学童クラブ条例など条例案5件、06年度一般会計などの歳入歳出決算認定7件、07年度一般会計など補正予算案5件、教育委員会委員の任命1件。報告は継続費の精算報告について。
07年度一般会計補正予算案は、歳入歳出に各1億5256万7千円を追加し、総額を44億1356万3千円とする。
村は現在、大芝高原内の味工房エリアで足湯も含めた総合的な見直しを進めているため、観光費として5813万8千円の増額補正を盛り込んだ。内訳の主なものは、味工房等設計委託料500万円、大芝高原温泉関連施設等整備基金の積立金7千万円、足湯建設工事請負費不用額1700万円の減額。
教育委員の任命は、大泉の清水篤彦さん(61)。松沢英太郎委員の任期満了(9月30日)による任命。
唐木一直村長は冒頭あいさつで、06年度一般会計決算で村税収入が20億993万3千円で初めて20億円を超えたことに触れたほか、解散した南箕輪村むらづくり委員会について経過説明し、今後の計画について「庁内で議論し、12月議会に条例改正を願い、新たに設置したい」と話した。
請願・陳情は次の通り。
◇請願=▽高齢者の医療制度に関する請願
◇陳情=▽「非核日本宣言」の意見書提出に関する陳情書 -
大芝高原まつりで中越沖地震の義援金受け付け
南箕輪村の大芝高原で25日にあった第22回大芝高原まつりで、まつり実行委員会は、7月16日に発生した新潟県中越沖地震の義援金を受け付け、来場者から2万1230円が寄せられた。
被災者の早期復興を心から願い、義援金受け付けの実施を決め、まつり本部に義援金箱を設置して来場者の協力を呼びかけた。集まった義援金は新潟県災害対策本部に全額送金する。 -
少年指導委員による立ち入り補導活動
伊那署は1日夕、同署管内の少年指導委員5人とともに、伊那市、箕輪町、南箕輪村のゲームセンターとパチンコ店計4店で、立ち入り補導活動をした。少年らの健全育成に障害を及ぼす行為を防止するため、委員らは営業者に対して適切な指導をした=写真。
パチンコ店、ゲームセンターへは、抜き打ちの立ち入り補導をした。パチンコ店では、店内外に18歳未満・高校生の入店を禁止することを示した掲示があるか、営業許可があるかなどを確認した。
この日の活動で、補導対象となる少年らはいなかった。
少年指導委員は、無報酬。非行少年などの補導、営業者、成人などによる少年の健全育成阻害行為に対する注意、助言などの協力要請などを目的に活動する。 -
南箕輪村議会9月定例会日程
南箕輪村議会9月定例会は3日開会し、14日までの12日間開く。
提出議案は、南箕輪村学童クラブ条例など条例案5件、06年度一般会計などの歳入歳出決算認定7件、07年度一般会計など補正予算案5件、教育委員会委員の任命1件。報告は継続費の精算報告について。
日程は次の通り。
▽3日=本会議開会・委員会審査▽4、5日=休会▽6、7日=連合審査▽8、9日=休会▽10日=連合審査▽13日=一般質問▽14日=本会議・一般質問 -
宮田村と南箕輪村の両民生児童委員が合同研修
宮田村と南箕輪村の両民生児童委員協議会は28日、2年に1度の合同研修会を宮田村で開いた。今後の取り組みに活かそうと、活動報告や意見交換。子どもから高齢者まで地域の人たちの生活を地道に見守っていこうと、改めて確認し合った。
宮田村の浦野勝人会長は、先日あった全国大会の様子を報告。子どものしつけや飽食など、社会の変化が周囲にも渦巻いていることを話した。
南箕輪村の掘深志会長も、社会環境の変化にふれながら「特に児童福祉が問題になっている」と指摘した。
委員数は宮田村が18人、南箕輪村が28人と違うが、同規模の自治体で環境も似通っていることもあり、交流は20年以上前から続いている。
席上、自己紹介で現況を報告し、活動するうえでの特色など情報も交換。新田区の本坊酒造にも足を運び、懇親も深めた。 -
第31回ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会
初出場で入賞社団法人全日本ピアノ指導者協会主催の第31回ピティナ・ピアノコンペティションの全国決勝大会(24-26日、東京都)で、連弾初級Aに出場した箕輪西小4年の垣内夕さん(9)と箕輪中部小4年の三沢文香さん(9)が奨励賞、ソロ部門B級の伊那小4年唐沢佑季さん(10)がベスト35賞を受賞した。いずれも全国大会初出場での入賞に喜んでいる。
3人は南箕輪村北殿の望月音楽教室(主宰・望月玲子さん)の生徒。連弾の垣内さんと三沢さんは25日に日本大学カザルスホールで、「はやおき」「3つのコントルダンス」を演奏。本番前はとても緊張したというが、「笑顔で楽しく弾けた」と三沢さん。垣内さんも「すごく楽しく弾けてよかった」と話し、2人の息の合った演奏ができたという。
ソロ部門の唐沢さんは26日に津田ホールで「リゴドン」「メヌエット ハ長調」「ウィンナーワルツ」を演奏。「笑顔で楽しく弾けた。演奏より表彰のほうがドキドキしたので名前がよばれたときはうれしかった」と話した。
毎年県内から数人しか出場できないという難関の大会。4月から課題曲の練習を始め地区予選、地区本選を通過し全国出場を決めた。夏休み中はそれぞれ多い日で5時間から7時間の練習に励み、教室にも2日に1回通うなど猛特訓をして全国に臨んだ。
全国大会入賞を機に三沢さんは「もっと上の賞をとってみたい」、唐沢さんは「きれいな音で弾きたい」など、それぞれ新たな目標ができたようだ。 -
「せせらぎサイエンス」で環境教育
南箕輪村は28日、小学生を対象とした生活環境教育事業「せせらぎサイエンス」を南殿の大泉川で開いた。参加したのは南部小6年2組(酒井恵美教諭、21人)。川底などに生息する、トビケラやサワガニなどの水中生物を採取、観察するなどした。
村内塩ノ井に住む、県自然観察インストラクターの征矢哲雄さん(77)の指導により、天竜川との合流点から約50メートル上流の大泉川で生物を採取。児童たちは、虫取り網を用いて、川の中で生活する虫のミズカマキリ、魚のヨシノボリなどの十数種類の水中生物を捕まえた。
川底の石の裏側からは、「ザザムシ」として知られるヒゲナガカワトビケラを多く発見。征矢さんによると、トビケラのえさとなるケイソウが豊富であり、冷たくて、美しい川である証拠であるという。
2組は、4年生の時から環境省が応援する「こどもエコクラブ」に会員登録しているクラス。原雅貴君(11)は「川の中にいっぱい生物がいることに驚いた。もっと違った種類の生物も見つけたい」と目を輝かせて参加していた。
川底の石の裏側から水中生物を採取する児童たち -
南箕輪村水田作業受託協業組合
「まっくんファーム」に組織移行で発展的解散南箕輪村水田作業受託協業組合(50人、清水忠雄組合長)は27日、臨時総会を大芝研修センターで開き、村の農業「担い手」集落営農組織「まっくんファーム」に組織移行し発展的に解散することを決定した。
同組合は05年5月に村内のコンバイン組合7地区9組合が統合し発足。05、06年度は小麦コンバイン作業、稲作コンバイン作業に取り組み、村一本化による効率化とコスト引き下げを図った。
本年度4月の総会で、新しい農政政策に即応するため「まっくんファーム」への早期組織移行の事業計画を承認し準備を進めてきた。組合の資産と水田受託作業はまっくんファームに移行。本年度の各作業は小麦の刈り取り作業から「まっくんファーム」の事業として実施する。
清水組合長は、「まっくんファーム移行の話がまとまった。胸を張った2年間だったと確信しあって終了したい」とあいさつした。 -
第22回大芝高原まつり
南箕輪村の第22回大芝高原まつりが25日、大芝高原であった。名物のたらいレース、おまつりステージ、パレードなど多くの住民が参加して盛り上がり、出店が軒を連ねたふるさとの味コーナーは黒山の人だかりでにぎわった。
今年10周年のクラシックカーフェスティバルでは特別企画で、映画「007は二度死ぬ」で使われたボンド・カーの「TOYOTA2000GTオープン」(トヨタ博物館所蔵)を特別展示。祭り客は前から後ろからじっくりと眺めたり、写真を撮るなどしていた。
新企画の縁台将棋は、祭りのけん騒をしばし忘れて、子どもも大人も一緒になって木陰に据えた縁台で将棋を指した。
大芝高原音頭アレンジ曲「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」をメーン曲とするおまつりパレードには22団体約900人、ステージには22団体32チームの約700人が参加し、夏を締めくくる祭りで大いに盛り上がった。 -
交通安全功労 山崎喜美夫さん
交通安全活動に長年尽力したとして、関東管区警察局長感謝状(交通安全功労)を受賞した南箕輪村南殿の農業山崎喜美夫さん(72)=写真=が23日、県警察本部で本部長からの伝達を受けた。この日、伊那署を訪れ、小嶋惣逸署長に報告した。
山崎さんは、1956年以降、伊那交通安全協会、南箕輪村交通安全協会委員及び役員として、地域の交通安全活動に尽力。現在は、伊那安協参与、南箕輪村安協顧問を務める。感謝状授与は97年から始まり、同署管内では初めての受賞となった。
山崎さんは「警察のみなさんの積極的な指導、村の交通行政の推進のため、安協を重要と位置付けてくれたことが励みになった」と感謝の言葉。「村内の交通事故発生場所をマップ化し、再発防止のため対策を考えるなど、これからもやれることはやっていきたい」と抱負を述べた。 -
伊那市と信州大学農学部との交流会
伊那市と信州大学農学部との交流会は23日、南箕輪村の信大農学部キャンパスであった。市の理事者や市議、信大の教授など約100人が参加。官学連携の取り組みとして進めているプロジェクトや新規連携課題について話し合った=写真。
毎年の懇談で今回が13回目。今年は市議も参加した。
懇談では、遊休農地の解消と特産品開発などを目的とする地域ブランドワインの開発プロジェクトや、有害鳥獣駆除プロジェクトなどといった現在進行中の連携課題について話し合ったほか、農学部側からは地元自治体と連携しながら地域ニーズに合った人材創出拠点の整備を図ることを目的とする「地域再生人材創出ユニット形成事業」の提案もあった。
唐沢豊学部長は「法人化し3年目となるが、運営経費の削減、人件費の抑制と厳しい状況にある。民間との共同研究をしながら成果を上げていきたい」とした。
また、懇談後は農学部の60周年記念として設けた食と緑の科学資料館などを見学した。