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横断歩道の渡り方は…保育園で交通安全教室
南箕輪村交通安全協会女性部などはこのほど、中部保育園(高島みよし園長、園児・167人)で交通安全教室を開いた。
園児の交通事故防止の徹底を図るため、村内5保育園を巡回する。女性部員や伊那署員ら10人余が指導に当たり、交通規則を守ることを呼びかけた。
園児たちはパネルシアターを観賞し、横断歩道の渡り方や信号機の見方などを学習した後、年長児と年中児は園周辺の道路で実践。手を上げ、左右確認をして横断歩道を渡るなど、事故に遭わないための正しい道路の歩き方を学んだ。 -
「作って食べよう!みんなの畑」
コンニャクイモなど植え付け作業南箕輪村の農村生活マイスターと南箕輪村輪の会は27日、コンニャクイモなどを栽培する初企画「作ってみよう!みんなの畑」で大泉川南のほ場でコンニャクイモなどの植え付け作業をした。
コンニャクイモを栽培し手作りコンニャク作りに挑戦するほか、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシなどを作り、収穫する喜び、食べる喜びを味わおうと計画。マイスター、輪の会会員、寺子屋の塾生ら約30人が参加した。
ほ場約7アールはマイスターの一人が提供した。第1回作業はコンニャク、サツマイモ、トウモロコシ、黒豆、落花生の植え付け。子どもたちはマイスターらに教わりながらコンニャクイモやサツマイモの苗などを楽しく植えた。
今後は7月に草取り、ジャガイモ、トウモロコシ、枝豆の収穫、大根と白菜の種まき、10月下旬にサツマイモとコンニャクの収穫、12月にコンニャク作りや野菜を使った調理実習を計画している。 -
パートナーシップ南みのわ総会
パートナーシップ南みのわ(酒井八重子会長)の06年度総会は24日夜、村民センターであった。06年度役員、活動計画、予算案などを承認した。
活動計画は男女共同参画フェスティバル参加、あいとぴあ研修会参加、男女共同参画基礎講座参加、理事者との語らい、会員同士の交流会、箕輪町との交流、文化祭への参加、パートナーシップ南みのわ通信発行(年2回)、ミニ勉強会、むらづくり賞への活動登録など。予算総額は15万902円。
酒井会長は、「パートナーシップ南みのわも丸5年。皆の協力でここまでやってこれた。“命の平等”という言葉は男女共同参画とイコールではないかと思う。男女共同参画は今が旬。絶大なるご支援、ご協力をお願いしたい」とあいさつした。
06年度役員は次の皆さん。
▽会長=酒井八重子▽副会長=三沢澄子、高橋紀美代▽会計=原敏子▽幹事=植田さち子、堀伊都子、小池つる子、清水伝乃丞、井原夏二▽監査員=丸山千恵子、纐纈泰治 -
地域筋トレ教室
南箕輪村は介護予防事業の一環で、各地区の公民館を巡回して地域筋トレ教室を開いている。24日は中込公民館であり、9人が参加して筋力トレーニングのやり方を学んだ。
介護を必要とせず、いつまでも元気に暮らすために、筋力トレーニングなどの運動が有効といわれることから各地区で2日間ずつある。おおむね65歳以上の人が対象で、役場理学療法士の山崎一さんが指導する。
初日は、筋力は80歳で60%低下すること、高齢者でも筋力が向上する報告があることなどを紹介し、筋力トレーニングで基礎代謝の上昇や身体能力の向上、転倒予防などの効果が期待できることを説明した。
体力測定で握力、開眼片足立ち、歩行速度を測ったあと、ひざを支えるために必要なひざ上の筋肉、腹筋、大でん筋など重点的に鍛えるトレーニングに挑戦した。 -
南箕輪村営農センター総会
南箕輪村営農センター(唐澤俊次会長)は23日夜、南箕輪村民センターで総会を開き、認定農業者の育成、集落営農組織の設立などを含む本年度事業計画を承認した。
国の新方針に基づく経営所得安定化対策の実施を来年に控え、同センターは、その担い手となる集落営農組織「まっくんファーム(仮)」の設立・加入促進を本年度進めていく。来年出荷の麦のまき付けは、今秋となるため、今年の9月から12月に加入申請を受け付けていくことを計画している。6月に各地で組織原案を説明し、8月中旬から仮申し込みを開始したいとしている。
また、面積規模4ヘクタールを満たす個人農業者を担い手とする認定農業者の要件も検討していく。
地産地消の取り組みとしては、学校給食に地元食材を供給するための体制を確立し、昨年供給したリンゴ、白ネギ以外にも出荷できる品目を模索していく。また、県下の町村会として取り組む「収穫祭めぐり」への参画を検討していく。 -
第19回南箕輪村長杯ゲートボール大会
第19回南箕輪村長杯ゲートボール大会が24日、同村の大芝高原屋内運動場であり、田畑チームが優勝した。村ゲートボール連盟(伊藤聖人会長)の主催。
競技は地区対抗戦で、6地区から9チームの計47人が参加した。98歳の現役選手を最高齢に、平均年齢78歳のベテランが、和気あいあいと熱戦を繰り広げた。
同大会は屋内運動場が建てられた翌年の1988年から続く恒例。大会当初の村のゲートボール人口は約150人だったが、現在は60余人と減少し、高齢化も進んでいるという。
伊藤会長は「ゲートボールは簡単に楽しめるスポーツなので多くの人に参加してもらいたい」と話している。
結果は次の通り。
(1)田畑(2)神子柴A(3)神子柴B -
第3回大芝高原マレットゴルフまっくん大会
第3回大芝高原マレットゴルフまっくん大会(旧名・大芝高原マレットゴルフ選手権大会)が24日、南箕輪村の大芝高原マレットゴルフ場であった=写真。信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長)の主催。
同大会は本年から村のイメージキャラクター「まっくん」にちなんで名称変更。これまで大芝高原中南信大会として10年、同選手権大会として2年の通算13回目を迎える恒例大会だ。
上伊那や岡谷市、諏訪市、塩尻市などから愛好者153人(男性97人、女性56人)が参加し、赤松、ひのきの両コース、計36ホール(パー144)で優勝を競った。
あいさつに立った北原会長は「セラピーロードに指定された大芝高原の中で、マレットが出来ることは幸せなこと。今後も自然を大切にしながらプレーしましょう」と話した。 -
伊那おやこ劇場・大芝でイベント
伊那おやこ劇場は21日、南箕輪村大芝高原研修センターで「おやこまつり縲怩ツくろう!はしろう!あげよう!縲怐vを開いた。伊那市西箕輪の、みはらしファーム内「工房Coo」の佐野博志代表から凧作りを学び、5月の青空に飛ばした。
伊那市、南箕輪村などの上伊那から、園児や小学校低学年を中心に50人の子どもと、保護者の計約100人が集合。ビニール袋やわりばし、紙などの材料で縦横50センチほどの大きさの凧を作り、表面にはオオカミ、ウサギなどの動物、家族の顔などの絵を描いた。
自分のお気に入りの凧は、近くの運動場で上げた。子どもたちは周りの友達には負けまいと、汗だくになって走り回ると、その活力に大人らは少し疲れた様子だった。
凧づくりの前には、伊那おやこ劇場の会員有志でつくるサークル・きらっぴー親子劇団が、おなじみの昔話「さるかにむかし(合戦)」を上演し、喜んだ。 -
経ヶ岳で自分を磨く 南箕輪中強歩大会
順延になっていた南箕輪中学校の「第54回経ヶ岳強歩大会」が23日あった。標高差1300メートル、約9キロ登山道の「完歩」タイムを競う伝統行事。心身を鍛えながら、村の広大な森林や眼下に広がる河岸段丘などの自然環境を自分の目で確かめた。
午前7時10分、大芝高原プール前の駐車場をスタート。くもり空の下、少し肌寒さを感じながら、生徒394人がそれぞれのペースで8合目(標高2153メートル)にあるゴールを目指した。
2合目地点は2年前の台風で沢があふれ、一部の登山道が崩れてしまっていたが、県の治山事業で新しい橋の設置などの整備が施され、生徒らの歩みを助けた。
次第に急勾配になっていく斜面に、真っ赤な顔で足をふんばり進む子もいれば、「去年はこんなに急だったっけ」と立ち止まり、一息付いてから歩き出す子もいた。
1位の男子は2年連続で清水広武君(3年)、女子は立石ゆきえさん(3年)だった。 -
南箕輪・北殿区民マレット交流
南箕輪村北殿区(山本昭子区長)主催の区民マレットゴルフ大会が21日、同村の大芝高原マレットゴルフ場であった=写真。新緑の木陰の中、区民らが交流しながらプレーを楽しんだ。
親ぼくを深めるための毎春恒例の行事に、50縲・0代の区民59人(男性37人、女性22人)が参加。白樺(9ホール)、ひのき(18ホール)の合計2コースで快音を響かせた。
参加者は初心者からベテランまでと技術はさまざま。上位6位までの入賞のほか、ホールインワン、ブービー賞などの特別賞も与えられた。
参加した深見フサエさん(77)は「試合はそっちのけで、冗談をいいながら楽しくプレーができた」と感想を述べた。
上位6位に入賞したのは次の皆さん。
▽男性 (1)倉田喜隆87(2)小倉孝一90(3)池上辰夫91(4)伊藤宏、池上安男92(5)藤田貞治、羽生剛93(6)有賀今朝男、堀始春94
▽女性 (1)大槻キサエ82(2)伊藤茂美86(3)根橋栄89(4)倉田さだ子、北澤ヒデ子90(5)松崎久子93(6)城戸ゆたか94 -
天竜川流域の合同巡視始まる 出水期に備え危険箇所確認
国土交通省・天竜川上流河川事務所(天上)と流域の市町村や関係者でつくる天竜川上流水防連絡会は19日から、梅雨や台風などの出水期に備えて、河川の重要水防箇所や水防倉庫などの点検をする合同巡視を始めた。
初日は辰野町、箕輪町、南箕輪村の3町村で実施。南箕輪村では、北殿の天竜川右岸から伊那市の新水神橋付近までを、村役場、伊那建設事務所、伊那署などの関係者約15人が巡視した。
参加者らは天竜川の右岸堤防を下流に迎いながら、重要水防箇所を回って堤防の断面や高さ、水衝・洗掘の様子などを確認した。村の加藤久樹助役は「台風などの発生で被害が出ることを心配している。危険箇所の確認などして被害が出ないようにしたい」と話した。
合同巡視は6月1日まで、天竜川流域の16市町村で実施し、26日は宮田村、駒ヶ根市、29日は飯島町、中川村、6月1日は伊那市である。 -
不法滞在外国人12人を摘発
伊那、駒ヶ根署と県警本部警備部警備第一課、東京入国管理局は合同で19日、伊那、駒ヶ根市、南箕輪村内に住み、働いていた不法滞在外国人12人を摘発し、11人を同管理局が収容(1人は在宅調査)した。
同日午前6時ころから、伊那、駒ヶ根市、南箕輪村内の7カ所で、フィリピン、タイ、韓国、ペルー国籍の3縲・1歳、男性4人、女性8人の計12人(伊那署10人、駒ヶ根署2人)を摘発。不法滞在期間は短くて10日、長くて13年9カ月だった。
市民から「不法滞在の外国人が伊那市内や駒ヶ根市内などに住んで、働いている」との通報を受け、東京入国管理局と合同で摘発をした。 -
あじーなでお米の日割引
上伊那農業協同組合(JA上伊那)ファーマーズあじーなは20日から、毎週土曜日を「お米の日」として上伊那産コシヒカリに限り、通常価格より安く販売する。
あじーなの上伊那産コシヒカリは、伊那市美篶地区で栽培されたものが中心で、人気がある。そこで、日ごろへの感謝とより多くの消費者に上伊那産コシヒカリを知ってもらいたいという思いから「お米の日」を企画した。
お米の日の当日は、5キロ1750円が1580円に、10キロ3500円を2980円に割り引く。 -
大芝高原味工房ヨモギ摘み
南箕輪村大芝高原の大芝高原味工房は16日、製造販売しているパンや草もちに使うヨモギ摘みをした。
ヨモギは一番人気の「よもぎロール」や、草もち、季節のジェラートとして現在販売中の「よもぎあずき」に使う。1年間に使うヨモギは約250キロ。味工房の会員が毎年大芝周辺で摘み取る。200キロを春、残り50キロを秋に摘む。
会員は雨の中、柔らかい葉だけを選んで手際よく摘み取った。17日は、ヨモギをゆでてフードカッターで細かくした状態で冷凍保存する作業をした。
昨年分は16日に終了。週末からは今回摘んだ新草を使った商品が店頭に並ぶ。 -
信大生が田植え体験で地元農家と交流
信州大学農学部森林科学科の学生が14日、南箕輪村大泉の地元農家と一緒に手作業で田植えを体験した。ほとんどが田植え初体験で、やり方を教わりながら作業に精を出した。
学生が大泉のそば祭りに参加した際に稲作体験の話が持ち上がり、大泉区の原吾郎さんが水田5・6アールを提供。ごみ拾いから始まり村のイベントや南箕輪村輪の会の活動などに参加し地域と交流している学生グループを中心に3、4年生6人が参加した。
学生、原さん親子、役場産業課職員の計11人が一人3、4列を受け持って手植えをした。実家が農家という学生は慣れた手つきで黙々と作業。初めての学生は前かがみの姿勢で作業するため腰の痛みに耐えながら少しずつ要領をつかんで丁寧に植えていた。
「自分で食べるものの栽培をこうやって体験すると勉強になる」と学生。原さんは、「専門は違うけど農学部の学生さんなので、地域の農家と交流するのはいいことだと思う。初めての人もいるけどすぐ覚えて上手。通りかかったら田を見て稲の成長を見てほしい」と話していた。
今後は稲刈り、脱穀などを一緒にし、収穫祭を楽しむ予定。 -
大芝高原音頭Newヴァージョン振り付け決定
南箕輪村の大芝高原音頭普及チーム会議は16日夜、村役場で開き、「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の振り付けを決定した。今後は講習会を開いて踊りを普及していく。
振付制作を担当するサクセスが、前回会議で示した第1案をチームメンバーの意見を基に修正した第2案を提示。修正は、手を上げる部分が多かったところをできるだけ上げない振りにする、回転をやめる、踊りのつながりの調整、手拍子とかけ声の場所を明確にする-など。
メンバーは実際に第2案を踊り、みこしを担ぐ、村を一望する、南箕輪の輪など、それぞれ意味のある振り付けを確認し、第2案を正式に決定した。
今後は6月上旬ころに講習会を開く。指導者的立場の人の講習をし、踊りを広めていく考え。竹製の鳴り物を手に持って踊ってほしい-とするチームの案で、鳴り物づくりから祭りに参加してもらうことも検討している。 -
すくすくはうすで救急法講座
南箕輪村の子育て支援すくすくはうすで12日、初企画の救急法講座があり、参加した母親が小さい子どもの救急法を熱心に覚えた。
伊那消防署員が、心肺そ生法を説明。8歳以上の成人に対する方法を意識の確認、助けを呼ぶ、気道確保、人工呼吸、心臓マッサージなど流れに沿って手本を見せたあと、乳児(1歳未満)と新生児(生後28日未満)の場合の人工呼吸と心臓マッサージを指導した。
乳児と新生児は、意識の確認は足の裏を刺激する、人工呼吸は子どもの口と鼻を救助者の口で覆ってやる、心臓マッサージは乳首を結ぶ線より指1本分下側を中指と薬指の2本で胸の厚さの3分の1がへこむくらい押す-などわかりやすく説明した。
参加者は、大人の人形と子どもの人形それぞれを使い、一つひとつの方法を署員に確認しながら熱心に練習した。 -
不審火の疑いのホームセンター火災 再発防止へ
13日、伊那市内のホームセンターで商品が焼ける不審火の疑いのある火災が発生。伊那署は16日、再発を防止し、盗難などの防犯体制も強化するため、管内の量販店など35店舗に対し、防犯診断をした。
店舗内の防犯カメラなどの防犯設備が効果的に働いているかなどを調査。署員20人が2人一組の10班に分かれ、ホームセンター、デパート、本屋、大型の薬局などを3店舗ずつ回った。
伊那市西春近のホームセンターでは、防犯カメラの設置位置や、録画テープが劣化しているかなどを点検したほか、カラーボール、通報装置の有無を店関係者とともに確認。商品陳列でカメラの死角をつくっている場所などについては改善を指導した。
防犯診断をした署員の一人は「不審者を発見したら、まずは声をかけてもらいたい。その時は一人でなく複数で対応してほしい」と話していた。
13日午後0時55分ころ、伊那市内のホームセンター内の建築・金物売り場にあった商品数点が燃えているのを警備員が発見して消火。店内にいた買い物客に被害はなかった。 -
伊那署が上農高で自転車盗の被害防止を啓発
伊那署は15日、南箕輪村の上伊那農業高校で、自転車盗の被害防止などを呼びかける街頭啓発をした。管内で最も発生している同盗難の件数を抑止するため、5月に実施している「街頭犯罪抑止総合対策強化月間」に併せて、生徒らに呼びかけた。
署員や教員ら約10人が学校からJR飯田線・伊那北駅(伊那市)までの5カ所に立ち盗難防止や交通安全について啓発。校門前では、学校へ生徒らが届け出ている通学用自転車登録番号や、防犯登録ステッカーの有無を確認したり、自転車の反射材を配ったりした。
16日は、署員や同高校風紀委員らが伊那北駅前で啓発チラシを配布し、自転車盗の被害防止を生徒らに訴える。
伊那署管内で05年に発生した街頭犯罪658件(前年比178件減)のうち、自転車盗は前年と比べて20件少ない185件。特徴は全体の48・6%を占める6竏・月までの温かい時期が多く、午前6時縲恣ッ10時、午後4時縲恣ッ8時の時間帯の金曜日の発生が目立つという。 -
南箕輪村の保育園に運動あそび導入
南箕輪村は本年度、村内5保育園に松本短期大学柳沢秋孝教授の柳沢運動プログラムを導入した。運動あそびで前頭葉を活性化させ、子どもたちに集中力や抑止力をつけたい-と5月から、運動保育士が各園を巡回して指導している。
運動あそびプログラムは跳躍、支持、懸垂の運動が基本。体を動かす遊びの減少から現代の子どもにあまり身に付いていない運動能力を楽しく遊びながら身に付ける。
3歳児以上を対象に1クラス年間12回。柳沢研究室で学んだ金井仁美運動保育士が指導する。
南原保育園の年少児24人は12日、第1回の運動あそびをした。動物クイズに答えて犬、ウサギ、カニ、クマに変身。運動保育士の手本も見て動物のまねをしながらリズム室の中を歩いたり、ジャンプした。ウサギに変身した園児は、ニンジンをもらってパワーアップし、格好いいウサギになって足を閉じた状態でジャンプ。クマになると今度はハチミツをもらい、1度目より速いスピードで歩くなど楽しんだ。
村は導入に向け、05年9月から06年1月まで各園3回、運動あそびを試行した。本年度は、始めは各クラス30分間、最終的には年中40分、年長50分のプログラムにする予定。 -
南箕輪村商工会総会
会長にマルタ工業社長田中秀明さん南箕輪村商工会の06年度通常総会は15日、商工会館で開き、任期満了に伴う役員選任で、会長にマルタ工業社長の田中秀明さん(57)=神子柴=を選任した。
役員選任で会長職は、3年任期3期と2年任期1期の計11年間務めた山崎重久さんが勇退し、田中秀明さんが就任した。田中新会長は、「補助金の大幅削減など収入減に対する商工会の改革、存続と活性化に取り組みたい」としている。副会長は、柴自動車ボデー社長の柴力さん(62)=中込、堀建設社長の堀正秋さん(57)=久保=を新任した。任期は3年。
06年度事業計画の基本方針は商工会自立のための改革、広域連携組織体制の促進、創業・経営革新支援事業の推進、会員情報化支援事業、地域活性化の推進。事業は05年度発足の商工会見直し委員会での継続検討、メッセ・展示会・商談会への出展、大芝高原まつりへの参加協力、青年部の木曽地域を含む各種青年団体との交流会、女性部40周年記念事業など。一般会計収支予算は5175万1376円で前年度比176万8379円の増額。
理事選出について現行22人を18人に削減し、選出方法を地区理事12人を削除し部会選出理事8人とする定款変更を承認した。
新理事、監事は次の皆さん。
▽理事=池上武志、中川博夫、桜井高文、征矢義昭、清水節人、今井善文、三沢正人、有賀章治、加藤祐治、北原孝幸、加藤泰久、久保村勉、今井久男、橋爪優、北沢博仁、征矢正典、後藤幸子、有賀あゆみ▽監事=上之平佳隆、原順子 -
南箕輪村沢尻の倉庫燃える 猫の尿と石灰が反応して発火
13日午前4時05分ころ、南箕輪村沢尻の無職・酒井政仲さん(75)方の住宅別棟の倉庫11・58平方メートルを全焼し、住宅一部を焼く火災があり、同4時35分に鎮火した。
伊那消防署によると出火原因は、猫のトイレに脱臭のために入れていた石灰が、尿と反応して発火したもの。この事故で倉庫で飼っていた猫4匹が死亡した。
伊那署では放火の疑いは少ないという。 -
西駒山草会展示会
伊那市中心の山野草愛好家でつくる西駒山草会(11人、網野幸治代表)の第5回山野草展が13日、南箕輪村南原の南原公民館で始まった。珍しい斑入り植物やアツモリソウなどが並び、山野草ファンが次々と訪れ興味深く見入っている。
主に斑入り植物で約450点を会員が持ち寄った。ヤマシャクヤク、ヤブレガサ、レンゲショウマ、ルイヨウボタン、ハッカクレンなど品種は約50種類あり、会員が全国を歩いて集めた貴重な植物も多い。
アツモリソウは、今年は開花が遅く出品数は予定より少ないが1鉢に30本も咲いているものもあり、来場者が関心を寄せている。
会員は、「年々来場者が増え、多くの人に見てもらい喜んでもらえると育てる張り合いになる。マニアがよだれをたらしそうな珍品ぞろい。これだけ一堂にそろうことはないのでぜひ見に来てほしい」と話している。
展示は14日まで。午前7時縲恁゚後4時。会員が育てた山野草も販売している。 -
「母の日」の贈り物作り
南箕輪村公民館と図書館主催の「母の日の贈り物作り」が13日、村民センターであった。小学生ら約40人が、お母さんへのありがとうの気持ちを込めて、メッセージカード立てとカードを熱心に作った。
贈り物は、柔らかいワイヤーで作るメッセージカード立て。花束の形のメッセージカードを添える。
カード立ては花、アヒル、ハート、イルカ、ト音記号など好きな形にワイヤーを成形する。細かい形の部分はワイヤーを曲げるのに力がいるため小さい子どもは少し苦労していたが、あきらめずに一生懸命作った。
カードは、ピンクと赤色の紙をカーネーションのようにギザギザに切り、花束のようにカードにはる。かわいい花になるように真剣なまなざしで丁寧に切り込みを入れカードを作り上げると、「いつもいつもありがとう」「いつもしごとがんばってくれてありがとう」など、お母さんへのメッセージを書いた。
母の日にちなんだパネルシアター「だれのせんたくもの」もあった。 -
南箕輪村でゆったり水中教室開講
自分の健康は自分でつくろう竏窒ニ10日、高齢者の介護予防などを目的とした「ゆったり水中教室」が南箕輪村のふれあいプラザで開講した。
65歳以上を対象とする講座で、負荷の少ない水中運動に取り組みながら介護予防や体調改善を目指す。無理せず楽しんで取り組めるため好評で、個人差はあるが関節痛の改善、体脂肪減少などがそれぞれ見られるという。
初日は自己紹介と体力測定、身体検査を実施。参加者は「一日でも長く自分の足で歩きたい」「体重を減らしたい」などと意気込みを語っていた。
講座修了の直前にも同様の測定をして、改善の度合いを見る。
65歳以下を対象とした「すっきり水中教室」は、現在参加者を募集している。
対象は村内在住の65歳以下。6月7日より約5カ月間で全17回開講する。場所はふれあいプラザで午後3時縲恁゚後4時半。初日は水着の販売あり。
問い合わせは村役場住民福祉課(TEL72・2105)へ。 -
大芝高原音頭Newヴァージョン2006の振付第1案のお披露目
大芝高原音頭普及チーム会議が8日夜、南箕輪村の村民センターであり、「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の振り付け第1案が披露された。
振り付けは宝塚歌劇団OGの可奈潤子さんや岡谷市のイベント企画制作会社・サクセスなどが担当。普及チームの要望などを織り交ぜ、簡単なステップやサンバの要素などを盛り込んだ。動作は11パターンで、歌詞の内容に合わせた動きもある。
新しい振り付けに挑戦した普及チームのメンバーからは「あまり息切れしないので長時間踊れる」「リズム的に合っていて面白かった」「練習すれば出来そう」などの意見や、「手が絶えず上にあり、年配者には大変」「若い人用、お年より用のバージョンをつくってほしい」「もっとメリハリをつけた方がよい」などの声もあった。
全体的には好意的な印象で、次回16日のに発表する第2案がほぼ完成となる見込み。正式決定は19日。今後は、普及方法などについても検討していく。 -
信州大学農学部の食料保健機能開発研究センターまもなくオープン
21世紀の食品機能開発の拠点に竏窒ニ、信州大学農学部が準備を進めてきた食料保健機能開発研究センターがまもなくオープンする。センターは産学官連携や技術相談の窓口的役割を担う。機能性食品の研究開発を進めたいと考える企業の依頼や相談を受け付け、それぞれに応じた実験・共同開発を進める。大掛かりな機器を持ちにくい中小企業でも、高度な研究が実現できる一方、大学としては新たな研究課題を見出す場となることを期待している。最終的には収益性のあるものにつなげることを目指す。
センターの開設に当たり同学部は、学部棟内の一画を改築。これまで散在していた機器を集約し、最先端の分析機器なども導入した。また、企業の研究者に貸し出せるオープンラボも設けた。
開発研究部門で主に大学側主体の研究を進め、産学連携受託部門で外部主体の研究に取り組む。センターに携わるのは機能性食品開発に強い教授陣が中心だが、医学部教授も兼任で加わることとなっている。
開設はまもなくだが、すでに地元の企業から依頼のあった4、5件が同センターの事業として進めることになっており、今後もさまざまな依頼・相談を受け付けていきたいとしている。
受託分析などの問い合わせは(TEL77・1518)、産学 -
彫塑歴40年余
南箕輪村 小倉孝一さん「彫塑をやってると夢中になる。何もかも忘れてね」
自宅には、これまでに制作した立像や首の作品が所狭しと飾られている。
美しいものを見ること、絵を描くことが好きで、教員時代は美術研究会によく出席していた。最初は絵を描いていたが、ある時、彫塑作品の少女の首を見て強くひかれた。「見るものに訴える生き生きとしたものを感じた。立体のほうがおもしろいぞと思って…そのときが分かれ目かな」。彫塑の会に入会。粘土を入れた重いリュックを背負って電車で通い、勉強を始めた。
「見たり、聞いたり。何回作ってもうまくいかないんだよ。一生懸命作るんだけど、間違えたものは後から気付くんだよね」。熱心に制作を続け、彫塑との出合いから40年余が過ぎた。
「彫塑は量感、重みが魅力」。石こう像とブロンズ粘土による2つの手法で、児童の首や女性の立像を制作する。首は人間性がにじみ出る、立像は動きや流れ-とそれぞれ異なる魅力があるという。
「モデルからにじみ出る人間性、人柄を自分がどう感じ、どう表現するか。モデルの生き方が表情、顔にあると思う。形だけでなく生き生きとしたその人のなりを量感で出す。そこにバランスがとれれば美しい作品になる」
鼻だけを一生懸命作っても作品に生命は宿らない。全体の流れと力関係が一緒になって初めて美しさが出るのだという。
彫塑にはデッサン力が必要で、これまでにデッサンしてきたスケッチブックが、部屋に高く積み上げられている。物を見る目を養うためでもあるが、「例えば田の水に山が映っていたら、うんと美しさを感じる。これを絵に描いたらいいなと思う」と、楽しみでもある。
楽しみは、彫塑だけにとどまらず、書道、ハーモニカ、マレットゴルフなどいろいろある。一つひとつは異なる趣味のようでも、すべてはつながっている。「チャンスがあれば取り入れる。何をやるにも勉強しないといけないけど、せっかく縁があって好きならやってみるか、とね。やれば自分が向上し、自分がうれしければさらに感動し、いい心持ちになる。自分が心よい生き方ができる」と考えるからだ。
伊那美術協会員で、県展などに出品し、各種の賞を受賞している。近年は出品目的ではなく、自分が今まで培ってきたものを出して作りたいという心境だという。
「知らん間に40年経った。人に見せるようにやってきたけど、それではうまくいかない。人がなんと言おうと、基準が自分の心にないとだめ。外に基準を置いたり、気を取られていたら、それはまね。自分が出ない。自分が好きでやるから好きなようにやるのが一番と思えてきた。デッサンして見たもの、感じたものを表現できたらと思う」
年年歳歳、咲く花を見て心動かされる。新しい気持ちになる。「心動かされるのは楽しいじゃんかね。それが彫塑にも通じるんじゃないかね」。そう言って窓の外を見つめた。
(村上裕子) -
【記者室】親子で絵本に触れる
南箕輪村の子育て支援すくすくはうすで4月から始まった「すくすく絵本の会」。わらべうた、絵本の読み聞かせ、パネルシアターなどがあり、子どもたちがお母さんのひざの上でお話を楽しむ▼村図書館のお話の会「小さなおはなしむら」は人気が高く利用者が多い。初めて訪れる親子は少し圧倒されるほどだとか。絵本の会はまだ小規模で、お話の会や絵本の会など“イベントデビュー”の親子にはぴったりかもしれない▼わらべうたが始まると、見ているこちらまで自然に微笑んでしまうほど、子どもたちは愛くるしい笑顔を浮かべた。絵本を見ながらお母さんと過ごす穏やかな時間が流れる絵本の会。デビュー検討中のお母さん、出かけてみてはいかがですか。(村上記者)
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南箕輪村巡回「まっくんバス」05年度運行状況
南箕輪村は、村巡回「まっくんバス」の05年度運行状況をまとめた。乗車人数は1万1553人で04年度より903人増えた。
まっくんバスは04年5月1日に路線を一部変更。2年目の昨年度は住民の利用が増え、保育園行事の利用もあった。
運行は245日で、年間乗車人数は1万1553人。月平均962・8人、運行日1日平均47・2人が利用した。
便別年間乗車人数は、第1便(午前8時役場発)3371人、第2便(午前10時30分役場発)3223人、第3便(午後1時役場発)3267人、第4便(午後3時30分役場発)1692人。月別では8月が最も多く1440人、次いで3月1134人、11月1014人、7月1007人だった。
運行経費などは、国・県の方式で04年10月から05年9月までの期間で、運賃収入(伊那バス)200万571円、伊那バスへの運行委託料1781万3千円(赤字補填額)、県補助金(廃止路線代替バス補助)63万9千円。
まっくんバスを通所や通園などに利用する障害者(児)への運賃2分の1減額措置のための証明書は5人に交付。大芝温泉入浴券付き回数券(10枚つづり2千円)は406つづり販売した。