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森林セラピーモニターツアー実施へ
南箕輪村は、大芝高原内「みんなの森」にある「森林セラピーロード」を活用した健康づくりコースメニューを考案するため、来月、モニターツアーを実施する。
これは、23日開かれた村議会全員協議会で示された。
大芝高原内にある森林セラピーロードは、森林浴により、ストレスを抑える効果などが科学的に実証されている森林。
モニターツアーでは、南箕輪村の村内外から30人を募集し、脂肪燃焼効果や血圧・血糖値を下げる効果があるとされているインターバル速歩などを体験してもらう。
この結果を踏まえて、村では「健康づくり」をキーワードとしたコースメニューを提供し、リピーターを増やしたいと考えている。
セラピーロードの利用者を増やすことで、味工房や大芝の湯の利用促進にもつなげたい考え。
モニターは、来月1日から募集する予定。 -
南箕輪村平成22年度一般会計予算案
総額48億7100万円南箕輪村は22日、総額48億7100万円とする平成22年度一般会計当初予算案を発表した。
平成22年度当初予算案の一般会計の総額は48億7100万円で、本年度より3億4900万円、率にして7・7%の増額となっている。
歳入では、長引く景気の低迷などにより、村民税が19億3千万円と本年度より約1億2千万円の減額となっているが、地方交付税や国庫支出金は合せて4億1千万円あまりの増額が見込まれている。
主な新規事業として、防災行政無線の更新に伴うデジタル化工事や消防ポンプ車の購入等に3億400万円、老朽化に伴う北部保育園の改修工事に5100万円、春日街道から大芝公園へ通じる村道6号線に歩道を設置する事業に1800万円などが盛り込まれている。
ソフト事業では、障がいのある園児の保育を専門家が月に1・2回程度、試行的に行う療育保育事業に80万円、0歳から18歳までの子供やその保護者を対象に子育てと教育支援を一元化して行う子育て教育支援室設置事業に200万円などが盛り込まれている。
このほかに緊急雇用対策に関する事業として、1200万円を計上している。
この予算案は来月開会する南箕輪村議会3月定例会に提出される。 -
信大農学部で国際シンポジウム
信州大学国際シンポジウム2010が20日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
国際シンポジウムは、信大を卒業した留学生の意見などを参考に、留学生の過ごしやすい環境づくりを学ぼうと開かれた。
会場には学生や地域住民など約100人が集まった。
20日は「農学部における国際交流の現状と課題」をテーマに、卒業した留学生と日本人学生をパネリストに迎えパネルディスカッションが行われた。
「留学中に感じたことは?」という質問に対し、タイ出身のオラピンさんは「初めて日本に来た時はまったく言葉が通じず大変だった。日本語クラスの存在がありがたかった」と話していた。
言葉の問題についてフィンランド出身のヨニさんは「日本に学びにきた留学生として、その国の言葉を学ぶことはその国の文化を知る上で大切なことだと思う」と述べた。
また中国出身の鄭(てい)さんは「久振りに大学に来て、留学生と地域との交流が減ったように感じる」と話した。
これを受け、日本人学生の村上貴昭さんは「地域交流サークルの人たちが、留学生と地域との間に入って交流を補助できたらいいと思う」と話していた。
コーディネーターの南峰夫教授は「留学生の人たちの率直な意見が聞けて良かった」と話し、受け入れる側の協力の重要性を強調していた。 -
カメラリポート~信州大学国際シンポジウム2010
中国、インドネシア、バングラデュシュ・・・
様々な国からきた信大農学部の留学生と地元の子供達との交流会が開かれた。
彼らは大学院で、森林政策や機能性食品など国際的なレベルの高い研究をしている。
母国に帰れば政府機関で働きながら国の発展のために欠かせない研究に携わるような優秀な人材だという。
そんな彼らのために信大農学部では、留学生が地域の人と交流ができる環境作りにも力を入れている。 -
南箕輪村農業講演会
改正された農地法について学び、今後の地域農業を考えようという講演会が15日、南箕輪村のフォレスト大芝で開かれた。
これは南箕輪村農業委員会などが開いたもので、村内の農家ら約40人が集まった。
講演会では、信州大学農学部の加藤光一教授が、昨年12月に改正された農地法について説明した。
加藤教授は、これまでの農地法では農地の貸し借りを規制していたのに対し、改正された農地法は企業や近くに住んでいない人にも農地を貸すことができるようになったことを説明した。
また、さまざまな人が農業に参入してくる中、「今後地域としては、いろんな立場の人の声を聞きながら、地域に合った農業のあり方を模索していく必要がある」と話した。 -
信大農学部でジャムとはちみつの販売
南箕輪村の信州大学農学部で16日から、学生達が実習で作ったジャムとはちみつの販売が始まった。
ジャムは、イチゴ・ブルーベリー、マルメロなど9種類で、今年は新たに、ブドウの一種キャンベルアーリーとポートランドが加わった。
ジャムは、農学部で収穫された果実を食料生産科学科の2年生が実習の一環で加工した。
朝8時30分の販売開始とともに多くの人が訪れ、試食をしながら選んでいた。
ジャムは1瓶200グラム入りで価格は320円から500円となっていて、リンゴとナイアガラ以外は数に限りがあり、購入は1人2個までとなっている。
収穫量の少なかったプルーン・マルメロのジャムとはちみつは1人1瓶となっている。
関係者は「地域の多くの人達にジャムを味わってもらいたい」と来場を呼び掛けている。
ジャムは、学内の生産品販売所で販売している。 -
ジビエ活用技術研修会
野生鳥獣被害をもたらす鹿やイノシシ等の捕獲や、肉の活用について学ぶ研修会が15日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
研修会は、野生鳥獣対策の先進地に学ぼうと開かれ、県内外の自治体の関係者や大学生ら20人が参加した。
研修会は3日間の予定で行われ、初日は、罠を使った捕獲方法の説明や肉の活用事例について発表が行われた。
罠の説明では、上伊那猟友会のメンバーが、括り罠の取扱方法や仕掛けのコツについて説明していた。
メンバーは、「仕掛ける前に水につける、運ぶ時は素手で触らないなど人の匂いをつけないことが大切」と話していた。
このほか、県猟友会が国からの補助を受け導入したコンピューターを使った模擬銃の体験も行われた。
コーディネーターの信州大学農学部の竹田謙一准教授は「命あるもの、貴重な食資源として認識し、有効な活用方法を見つけていきたい」と話していた。
研修会は17日まで行われ、今後、捕獲現場の見学や調理実習などが予定されている。 -
南箕輪村指定管理者28施設継続委任を答申
南箕輪村指定管理者選定審議会は10日、本年度で委任の任期が満了となる28施設の指定管理者について、引き続き委任の継続を認めることを唐木一直村長に答申した。
村は、2006年から指定管理者による公の施設の管理をスタートさせた。
本年度任期満了となるのは、社会福祉施設や大芝高原内にある施設、村民体育館など28施設。
デイサービスセンターなど7つの社会福祉施設は村社会福祉協議会が、大芝の湯、味工房など19の大芝高原関連施設は大芝荘を運営する南箕輪村開発公社が指定管理者として委任されている。
審議会では、点数などで評価を行い、今後4年間の継続を認めた。
唐木村長は、「いかに住民にとって利用しやすい施設にしていくかが大切。特に大芝関連施設では不況が影響しているが、独立採算を保てるよう努力していきたい」と話していた。
村では、今回の答申を踏まえ、村議会3月定例会に関連議案を提出する。 -
信大生の味噌を贈呈
信州大学農学部の学生が栽培した大豆でつくった味噌が8日、南箕輪小学校に贈呈された。
大豆を栽培した農学部の水上積善さんと、味噌を加工した大芝高原味工房の会の会長馬場良子さんらが小学校を訪れ、昨年3月に仕込んだ味噌20キロを贈呈した。
水上さんは一昨年、南輪村内で仲間と一緒に栽培した大豆およそ100キロを村に寄贈した。
村では、その大豆を味工房で味噌に加工し、10カ月ほど熟成させてきたが、食べ頃となったため、村内の小学校と保育園全園に寄贈することにした。
南箕輪小学校では、12日の給食でこの味噌を味わうという。 -
南箕輪小児童がバンクーバー五輪出場新谷選手にエール
南箕輪小学校6年3組の児童は10日、スピードスケートでバンクーバーオリンピックに出場する新谷志保美選手にあてたメッセージ入りの応援旗を、父親でクラス担任の新谷純夫教諭に手渡した。
応援旗は、新谷志保美選手に児童や保護者からも応援メッセージを送ろうと作られたもので、父親で担任の新谷教諭に託した。
縦90センチ、横130センチの国旗には「親子で力を合わせて頑張ってください」「金メダルを目指してください」など、子ども達からのメッセージが書き込まれている。
志保美選手は、父親にあてたEメールで「氷の感触が良いし、調子も今までで一番いい」と話しているという。
新谷教諭は、地元応援団から受け取った応援旗などを持ち、14日に日本を出発。現地で志保美選手にエールを送るという。
新谷志保美選手が出場するスピードスケート女子500mは、日本時間の17日水曜日朝6時頃から始まる予定。 -
南箕輪村特別職報酬 村長給料「5%減額」答申
南箕輪村特別職報酬等審議会は10日、来年度の村長の給料月額を本年度と同様5パーセント減額するよう唐木一直村長に答申した。
上野勲雄審議会会長が、唐木村長に答申書を手渡した。
上野会長は、経済不況における財政への影響や人事院勧告に基づく村職員給料の減額などを勘案し、村長、副村長に支給する給料月額を5パーセント減とする検討結果を伝えた。
唐木村長は、答申を尊重したい考え。
条例に定める南箕輪村の村長の給料月額は71万9千円、副村長は61万1千円となっている。
5パーセント減額されると村長は68万3050円、副村長は58万450円となる。
村では、平成19年の4月から条例の付則での改正で、村長、副村長、教育長の月額給与を5パーセントカットしている。付則での改正は、期末手当には反映されない。
月額給料の減額は、3月定例村議会に条例改正案として提出され、可決されれば4月から適用される。 -
捕獲野生鳥獣の利活用研修会
野生鳥獣による被害対策の一環で捕獲した、シカやイノシシなどの利活用について考える研修会が9日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
会場には自治体の職員や猟友会のメンバーなどおよそ200人が集まった。
研修会は、捕獲した野生鳥獣の利活用について、知識と実践技術を身につけてもらおうと、信大農学部が開いた。
9日は主にシカの個体数調整に焦点を当て、専門家が講義した。
岐阜大学の鈴木正嗣教授は「日本ではシカを食べる概念がない。これを改善すれば、シカの経済的価値も高まり、個体数の減少、また地域振興につながる」と説明していた。
また北海道・酪農学園大学の伊吾田(いごた)宏正助教授はシカの生態について説明した。
伊吾田さんによると、シカの死亡原因の約7割が狩猟によるもので、自然死は極めて少ないという。
伊吾田さんは「シカは人為的に個体数を調整しない限り増え続ける。積極的に調整していくことが必要」と呼びかけていた。
信大農学部では、野生鳥獣の個体数調整の必要性を、地域の人たちにも広く知ってもらいたいとして、来週はシカやイノシシの肉や皮の活用実技研修会を開く。 -
南箕輪村議会臨時会 補正予算可決
南箕輪村議会臨時会が8日開かれ、村が提出した約5200万円の一般会計補正予算案が全会一致で可決された。
今回の一般会計補正予算案は、国の交付金決定によるもので、予算額は約5200万円。
主な事業は、国道153号バイパスの工事に関連した村道などの整備等に4100万円、大芝公園内の施設整備等に700万円となっている。
唐木村長は「比較的小規模な事業となるが、3月末までに事業着手できるよう、速やかに発注したい」と話していた。 -
南箕輪村の自然環境調査報告会
南箕輪村自然調査の会が昨年10月にまとめた、村の自然環境調査の報告会が7日、村民センターで開かれた。
報告会は、村の自然環境の実態を広く住民に周知しようと開かれ、約50人が集まった。
報告会は、地形や地質など5つの分野別に行われ、それぞれの担当者が、村の基盤岩は緩やかに西側に傾いていることや、水質の汚れや河川改修により、水路の植物の生育域や個体数が減少していることなどを発表していた。
村は、昨年度を環境元年と位置づけ、約30年ぶりに村の自然環境調査を行った。
調査の会の征矢哲雄会長は、「村全体をビオトープと考え、村民が一体となり自然緑地の保持と再生に努める必要がある」と話していた。
村では、今後も継続して調査をしていきたい竏窒ニしている。 -
交通事故防止コンクール ポスター部門
大明化学工業の大沢さん 最優秀賞交通安全への意識を高めるヤングドライバークラブ交通事故防止コンクールのポスター部門で、南箕輪村にある大明化学工業の大沢美己さんの作品が最優秀賞を受賞した。
3日に伊那警察署で表彰状の伝達式があり、依田公雄署長から大沢さんに賞状が手渡された。
このコンクールは、県安全運転管理者協会が県内企業の若手社員を対象に交通安全への取り組みを審査する。
34点の出品があった中から最優秀となった大沢さんの作品は、運転手がお酒を進められて困っている様子を擬人化したパンダで表現している。
大沢さんは「飲酒運転は当然良くないし、お酒を勧める人にも罪がある」と話し飲酒運転撲滅を呼びかけていた。
コンクールではほかに信英蓄電器箔、伸光製作所、大明化学工業、NTN長野製作所の4社が優秀クラブに選ばれている。 -
南箕輪村消防団が危険予知訓練
南箕輪村消防団は、公務災害を防ぐため、幹部を対象とした危険予知訓練を3日村民センターで行った。
この日は、来年度幹部となる予定の40人ほどが参加した。
南箕輪村消防団では、過去5年間に7件の公務災害が発生している。
打撲など軽いものがほとんどだが、骨折も1件あり、重大な事故につながる前に、危機管理をしていこうと、今回初めてこの訓練を行った。
この危険予知訓練、S-KYTは、イラストを使って、災害現場で想定される危険を把握し、対策を立てるというもの。
S-KYTではまず、指をさして安全を確認する「指差し呼称」を繰り返し行った。
また、訓練を行う前にリーダーが、団員の顔色を見ながら健康チェックを行っていた。
S竏狸YTでは、ホースを延長しているイラストを見ながら、どのような危険が考えられるかをワークシートに書き込んだ。
団員らは、実際の活動を思い浮かべながら、より具体的な危険性などを出し合っていた。
南箕輪村消防団では、先を読んで行動することで事故をなくし、更に住民から信頼の得られる消防団にしていくという。 -
節分 各地で豆まき
3日は節分。各地の寺などで厄を追い払おうと豆まきが行われた。
伊那市高遠町の蓮華寺では、今年厄年にあたる人や年男年女ら9人が、無病息災や家内安全を祈っていた。
本堂には、厄除けに訪れた人の家族や親せきら約100人が集まった。
長谷川湛道住職の読経が終わると恒例の豆まきが行われた。
本堂に集まった人たちは、福を招きいれようと、投げられた豆や菓子などを拾い集めていた。 -
子ども地球サミット応援団発足
会員を募集今年の夏に南箕輪村で開催予定のイベント「子ども地球サミット」の応援団が29日夜、発足し、応援団ではサミットのサポートなどをしてくれる会員の募集を始めた。
南箕輪村の味工房で発足式が行われ、唐木一直村長やサミットに2008年から出演している元宝塚歌劇団の但馬久美さんら約50人が参加した。
子ども地球サミットは、子供達がエコの大切さを発信していこうと2008年から南箕輪村などでスタートした。
応援団は、地域全体でイベントを盛り上げるための会員組織で、団長は但馬久美さんが務める。
サミットを企画・運営するトリニティーでは、会員数1000人を目指したい竏窒ニし、多くの参加を呼びかけている。 -
信大農学部長に中村宗一郎教授
信州大学農学部の学部長選挙が29日行われ、新しい学部長に応用生命科学科の中村宗一郎教授が選ばれた。
唐澤豊学部長の体調不良による辞任に伴う学部長選挙が行われ、投票の結果、中村宗一郎副学部長が選ばれた。
中村教授は山口県出身の56歳で、鳥取県の鳥取大学を卒業後、山口県の宇部短期大学、島根県の島根大学で教授を歴任し、平成17年に信州大学農学部の教授に就いた。
主に食生活や食習慣に関する研究を行っている。
今後の信大農学部のあり方について中村教授は、「教育、研究、地域貢献を3本柱に大学づくりをしていきたい」と話した。
中村教授は2月1日付けで正式に信州大学農学部の学部長に就任する。任期は平成24年の3月31日まで。 -
【カメラリポート】団員制作の映像で活動PR
団員の確保が課題となっている消防団。そんな中、南箕輪村消防団では活動をPRする映像を制作した。
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広報コンクール総合1位に伊那市
伊那市が発行している「市報いな」が、長野県市町村広報コンクールの総合1位に選ばれた。
コンクールは県などが毎年実施しているもので、広報紙の部、広報写真の部、広報映像の部の3部門で審査により優れたものを選び、全国コンクールへ推薦する。
そのうち、伊那市の市報いな11月号は、広報紙の部で総合1位になった。
市報いな11月号は、巻頭の特集で税金についてマンガで説明していて、「市民の目線に立った分かりやすい市報」と評価された。
また、表紙の写真はインパクトがあり、人目を引くこと、中の文面も見やすく工夫されていることなどが評価された。
市報いな11月号は、日本広報協会が開く全国広報コンクールに推薦され、その審査結果の発表は5月下旬の予定。
また今回広報映像の部では、南箕輪村の広報番組「素顔がいいねみなみみのわ」が優秀賞に選ばれている。 -
南箕輪村滞納整理 330万円を徴収
南箕輪村は、去年の12月中旬から今月初めにかけて行った集中滞納整理の結果を発表した。
この間、滞納者から納められた収納金は、およそ330万円となった。
南箕輪村では、夏と冬の2回、集中滞納整理を行っている。
去年の12月14日から1月8日までに行った滞納整理では、村の職員などおよそ70人が滞納者の自宅に出向いた。
その結果、滞納者150人からおよそ330万円の未納金を徴収した。
徴収の対象は、今年度、納められなかった各種税金のほか、保育料、介護保険料などの料金も含まれている。
村では、「納税者の状況に応じて対応していきたいので、差し押さえなどで信用を失う前に相談してほしい」と呼びかけている。
南箕輪村の未納金の累積総額は、去年の11月末の段階で、およそ1億9千万円となっている。 -
南部小児童が信州大学留学生と交流
南箕輪村の南部小学校の児童は、27日、信州大学農学部の留学生と、ゲームなどを通して交流した。
27日は、信大農学部に留学している、中国、インドネシア、バングラディシュからの留学生6人が南部小学校を訪れた。
留学生は、それぞれ自己紹介をした後、児童会が企画したゲーム「手つなぎ鬼」をして、児童と交流した。
留学生と子供達は、手をつなぎ鬼につかまらないよう一生懸命に逃げていた。
南部小学校では、信大農学部が近くにある事から、様々な国の文化を知り世界に目を向けるきっかけにしようと、昨年度から留学生との交流を始め今回が2回目。
その後クラスごとに交流し、子ども達が現地の言葉を学んだ。
南部小学校では、小学校での英語授業の本格導入に向け、今年度から5、6年生を対象に、外国語に触れる機会を授業に取り入れています。
日岐(ひき)博校長は、「少しでも国際理解につなげていきたい」と話していた。 -
山ブドウワイン講座修了
農商工の連携を担う人材を育てようという信州大学農学部のヤマブドウワイン講座が23日、最終日を迎え、受講者に修了証書が渡された。
昨年10月からこの講座を受講してきた約50人に修了証書と、実習の中で受講者が製造工程の一部を体験したヤマブドウワインが贈られた。
このワインは、受講者が学ぶために醸造されたもので、皆で実際に味をみた。
この講座は、農業、商業、工業の連携を担う人材を育てようと行われ、ヤマブドウワインを例に、地域の特産品の生産、加工、販売を考え、強みを持った商品の開発、販路の開拓を学んだ。 -
南箕輪村の酒井昌好さん写真俳句展
南箕輪村北殿の酒井昌好さんによる写真俳句展が南箕輪村の大芝の湯で開かれている。
会場には酒井さんが写した写真とそれに合わせた俳句25点が並べられている。
写真は花や風景が中心で、俳句は酒井さんがその写真を撮った時の心情を詠んでいる。
酒井さんは学生の頃から俳句に親しみ、写真については勤めていた会社で社内報を作っていたことから、撮影技術が磨かれたという。
酒井さんは「日常のなかで感じたことを写真と俳句で表現できることは楽しいです」と話していた。
この写真俳句展は大芝の湯で31日まで開かれている。 -
全国中学校スケート大会出場報告
南箕輪中学校1年の竹松秋美さんと小池明日香さんは、今月30日から長野市で開かれる全国中学校スケート大会に出場する。
竹松さんと小池さんが21日村役場を訪れ、唐木一直村長に全国大会の出場報告をした。
2人は小学4年生の時に当時担任で、現在所属している宮田スケートクラブの監督を務める新谷純夫さんに誘われスケートを始めた。
監督の新谷さんはバンクーバーオリンピックに出場する新谷志保美選手の父親で、2人は新谷さんの指導のもと毎週6日間練習に励んでいるという。
全国大会には竹松さんが500mと1000mで、小池さんが1500mと3000mで出場する。
唐木村長は「夢を大きく持ち、オリンピックに出られるような選手を目指してください」と2人を激励していた。
全国中学校スケート大会は、今月30日から長野市のエムウェーブで開かれる。 -
伊那北高の植木さんが高校生英語ディベート世界大会出場
2月にカタールで開かれる、高校生英語ディベートの世界大会に出場する、伊那北高校英語部の植木美渚さんが22日、唐木一直村長に出場の報告をした。
世界大会に出場するのは4人で、そのうち南箕輪村在住の植木さんと、伊那北高校の留学生で同じチームのデンマーク人、ディッテ・マリア・ミケルスンさんが村役場を訪れた。
伊那北高校英語部は、先月埼玉県で開かれた全国大会で優勝し、世界大会への出場を決めている。
大会では、4人1チームで与えられたテーマについて肯定側と否定側に分かれて英語で議論する。
植木さんは「大会に向けて緊張と不安がかなりあるが、世界のいろんな人と知り合える素晴らしい機会。とても楽しみ」と話していた。
現在、世界大会に向け与えられた課題を研究したり即興のディベートの練習などをしているという。
英語ディベート世界大会は、2月8日から中東のカタールで開かれ、世界59カ国が出場する予定。 -
信大農学部の学生らが林野庁賞受賞
大学と地域、行政が連携しながら里山への関心を高めていこうと取り組んできた信州大学農学部の学生らがこのほど、林野庁の研究発表会で最優秀賞となる林野庁長官賞を受賞した。
22日、最優秀賞を受賞した学生らに、南信森林管理署の竹内正比古署長から、賞状が伝達された。
受賞したのは、信州大学農学部森林科学科の有志でつくる「伊那守」のメンバー。
伊那守は一昨年から、伊那市手良地区の住民と一緒に、地元の里山「水無山」でハイキングコースを整備してきた。
昨年はハイキングイベントも企画し、地域と一緒になりながら、里山への関心を高めようと取り組んできた。
地元住民と学生を結びつけたのは、南信森林管理署の職員井元幸子さん。
井元さんは、地元住民が取り組む里山での活動に学生を参加させることで、学生が林業分野で活躍できる幅を広げたいと考えた。
この取り組みを、昨年12月に開かれた林野庁の研究発表会で発表したところ、「今後につながる活動」と評価され、最優秀賞の林野庁長官賞を受賞した。
また同日、伊那守のメンバー一人ひとりに、井元さんが手作りした感謝状も贈られた。 -
ポコリットが松寿荘で演奏披露
南箕輪村のハーモニカグループ、ポコリットみなみみのわが18日、村内のデイサービスセンター「松寿荘」で演奏を披露した。
メンバー8人が松寿荘を訪れ、15曲を披露した。
ポコリットみなみみのわは、公民館教室をきっかけに7年前に発足したグループ。
ハーモニカで地域貢献をしようと、発足当初から福祉施設などで演奏活動をしている。
主に季節の曲や昭和歌謡を演奏していて、聞いている人達が歌えるようにと、毎回歌詞を書いた模造紙を持ち込む。
この日もメンバーが昔懐かしい曲を演奏すると、お年寄りたちは歌詞を見ながら口ずさんでいた。
代表の高嶋一人さんは、「毎年多くの人が楽しみにしてくれている。演奏に来るたびに逆に元気をもらって次の演奏への励みになる」と話していた。 -
上農公開講座でソーセージ作り
南箕輪村の上伊那農業高校で16日、公開講座が開かれ、地域住民が集まり、上農高校の畜産班の生徒から、ソーセージの作り方を教わった。
参加者はまず、豚ひき肉に塩、コーンスターチ、香辛料のセージやバジル、黒コショウなどを入れて生地をこねた。
次に、ソーセージの皮になる、塩漬けにしておいた羊の腸を準備した。
7メートル近い腸をソーセージ用の機械に取り付け、その中に、こねた生地を少しずつ押し出し、根気よく作業を続けると、長いソーセージが出来上がった。
次に、10センチほどのソーセージになるよう、長いソーセージを少しずつひねった。
最後に、90度のお湯で10分程ゆでて完成した。
参加者は早速、出来立てのソーセージを味わっていた。ソーセージは各自が持ち帰った。