-
南箕輪村「エコロジーコンサート」近づく
子どもと環境について考える南箕輪村の「KID,Sエコロジーコンサート」の音楽劇に出演する、地元を中心とした児童59人が最後のけい古を終えた。8月4日、村民センターで開く本番に向け、歌や踊りなどに励んできた子どもたちの気持ちは高まっている。
コンサートは清内路村の「子ども地球サミット」連動企画。同村では、大芝の自然や田畑半沢のホタルを舞台に書き下ろした音楽劇「蛍火の空の下で」などを公演する。28日夜、ホタル役として舞台に立つ児童たちは、約1時間の音楽劇を通しでけい古した。
計8回のレッスンを終え、南箕輪小4年の飯村千波さん(9)は「本番は緊張しそうだが、ダンスを一番に頑張りたい。参加したみんなと良い思い出がつくれそう」と話していた。
コンサートは午後5時30分開場(入場整理券を配布)、同6時開演。同イベントに合わせ、3日午前10時からは大芝公園・大芝湖南側で「新エネルギー設備の展示とエコ体験」を催す。
最後のレッスンに臨むホタル役の児童たち。元気よく歌やダンスを披露 -
南ア食害対策シンポ
南アルプス地域で拡大しているニホンジカの食害に歯止めをかけようと伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村と地方事務所、南信森林管理署などが集まって07年9月に設立された「南アルプス食害対策協議会」(会長・小坂樫男伊那市長)は26日「南アルプス食害対策シンポジウム できることから始めよう! 南アルプスの貴重な高山植物保護に向けて」を南箕輪村の信州大農学部で開いた。一般、学生など約200人が集まり、専門家による講演を聴くなどして、シカの食害への理解を深めた。
講演は元千葉県立博物館副館長・大場達之さんの「植生から見た赤石山系の特質」、信州大名誉教授・土田勝義さんの「高山植生の復元と高山植物の保全」、信州大農学部准教授・泉山茂之さんの「南アルプスを越えるシカ」。いずれも研究に裏打ちされた説得力のある内容で、集まった聴衆は熱心に話に耳を傾けていた。
同協議会によると、増え過ぎたシカによる食害などの被害は県内でも数年前から急速に拡大し、仙丈ケ岳の馬の背付近の花畑でもシナノキンバイなどの高山植物が食べられる被害に遭っているという。被害防止のため、8月7縲・日の3日間、シカ防護柵を南アルプス仙丈ケ岳の標高2600縲・700メートル付近の馬の背周辺に初めて設置する。作業は一般から募ったボランティア延べ約100人(予定)の力を借りる。 -
南箕輪村図書館 リニューアルオープン
世代間交流施設の整備のため増築工事を終えた南箕輪村図書館が25日、リニューアルオープンした。工事に伴い約2カ月間の休館となっていた図書館。初日は、心待ちにしていた地域住民らがぞくぞくと新しい施設へ足を運んだ。
地域介護福祉空間整備事業とし、図書館南側に面積約108平方メートルの施設を増築し、既存図書館を改修した。高齢者と子どもたちの交流の場を提供するため、増築部は「読み聞かせ」「伝承」の両コーナーを設けた。
記念イベントとして、8月9日は美咲蘭さんを招いた幼児や小学低学年を対象としたイベント「おはなしむら」、20日は「村の民話・童話のおはなし会」がある。
26日縲・月19日は小学生の夏休みに合わせ同9時30分から開館。26日は同9時20分からオープニングセレモニーがある。
リニューアルオープンを心待ちにしていた利用者たち -
大芝高原祭りに向け ポスターなど完成
南箕輪村の「第23回大芝高原まつり」(8月23日)に向け、祭りポスター、うちわが完成した。村役場の職員らは24日から、庁舎内で祭りをPRするTシャツを着て、イベント周知に努めている。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設や飲食店などに掲示、うちわは6千本を作り村全戸に配布し、当日も配る予定だ。いずれのデザインは、南箕輪村中学校の美術部から募集した図案を使っている。
祭りTシャツを着て仕事に励む職員の一人は「いよいよ祭りが始まるかなという気持ち。祭りに関する問い合わせも多くなり、村民の機運の高まりを感じる」と話していた。
完成した祭りポスターとうちわ。村役場庁舎内では職員が祭りTシャツを着てPRしている -
大泉川下流田畑愛護会 県河川協会功労表彰受ける
南箕輪村の田畑区民でつくる「大泉川下流田畑愛護会」(孕石勝市代表)が31日、長野市で開かれる、県河川協会通常総会の席上で同協会の河川関係功労表彰を受ける。地域の河川愛護活動を評価し、県内7団体(上伊那は同会のみ)が受賞する。
会は1975(昭和50)年以前から活動する区民530世帯の組織。年1回持ち回りで、区内の一級河川・大泉川右岸約3キロの川岸などの草刈り作業に取り組んでいる。本年も7月13日にあり、約260人が参加。活動は区民にとって「当たり前のこと」として定着しているという。
孕石代表は「昔、カジカ捕りなどをして遊んだ川で、区民それぞれに思い出のある場所だと思う。河川清掃は自分たちの仕事として当たり前のようになっている。表彰を受ける、受けない関係なく、水辺の環境は自分たちで守っていこうとの思いは強い」と話す。
田畑区民が河川清掃を30年以上続ける大泉川下流の右岸と孕石代表 -
上農高周辺花壇 色鮮やかに
上伊那農業高校(南箕輪村)の園芸科学科2、3年生が手掛けた同高敷地周辺にある県道伊那・箕輪線(通称・春日街道)沿いの花壇の花が咲き始めた。夏空の下、黄色、オレンジ色、白色など色鮮やかに咲き誇る花が通行人らの心を和ませている。
街道沿いの約170メートル間にある花壇の花は、マリーゴールド、日々草、アゲラタム、サルビアなど9種計2千本。生徒たちが6月中旬から花壇づくりを始め完成させた。地域住民からは「花の種を分けてもらいたい」と声を掛けられるなど好評だ。
花壇づくりは8年ほど前から始まった恒例。今年は降雨が少なかったため生育が悪いというが、草取りや水やりなどを一生懸命行ったため見事に花を咲かせた。花壇の見ごろは8月中旬。9月下旬まで楽しむことができるという。
上伊那農業高校の生徒が丹精込めて手掛けた花壇に花が咲く -
南箕輪村農業委員会 第1回総会
南箕輪村農業委員会は22日、村役場で第1回総会を開いた。任期満了に伴う委員改選後初めての総会。互選により会長は宮下勝美委員=大芝=、会長代理は倉田晃委員=北殿=に決まった。
宮下会長は就任後「農業には難しい問題もあるが、みなさんの協力を得て農業委員会の責務を果たしていきたい」とあいさつした。
総会に先立ち、委員定数16人のうち村議会推薦4人、土地改良区推薦1人、JA上伊那推薦1人の計6人が唐木一直村長から選任通知を受け取った。
推薦を受けた委員は次のみなさん。
▼議会=山崎しず江(北殿)松沢祐子(田畑)池上ひとみ(南原)唐沢俊男(大泉)▼土地改良区=小松満喜雄(南殿)▼JA上伊那=原英雄(大泉)
唐木一直村長から選任通知を受け取る委員(推薦)のみなさん -
南箕輪村消防団 水難救助訓練
南箕輪村消防団(松沢武夫団長)は19日、大芝公園村民プールで08年度水難救助訓練を実施した。村消防団員、赤十字奉仕団委員ら約80人が参加。伊那消防署員を講師に招き、心肺蘇生法などの救助方法を学んだ。
訓練は水難事故が増えるこの時季に合わせて開いている恒例。心肺蘇生法のほか、AED(自動体外式除細動器の操作方法、浮き輪などを使った救助訓練で、有事の際の対処方法を勉強した。
浮き輪などを使った救助で、消防署員は「しがみつかれないよう、救助者の前からではなく後に回って救助を」と話した。また、本年は衣服を着たままの団員が救助者役となり、実際の救助を想定して訓練を行った。
##(写真たてよこ)
救助者に浮き輪を投げる団員 -
大芝高原まつり ポスター図案など入賞者表彰
南箕輪村の「第23回大芝高原まつり」をPRするポスター図案などの入賞者表彰式が18日夕、村役場で行われた。祭りの実行委員会が選定した最優秀賞3点、優秀賞4点、佳作10点の作者、南箕輪中学校の生徒17人が訪れ、実行委員長の唐木一直村長から賞状を受け取った。
図案は同中のわくわくクラブ美術部の31人が一人1作品ずつ応募。6月中旬、実行委員会の副委員長、顧問、事務局ら11人が審査員となり、祭りのポスター、うちわ、パンフレットの図案となる最優秀賞3点など入賞作品を決めた。
表彰式で美術部顧問の辻やよい教諭は「中学生の図案を採用してくれる南箕輪村に感謝してほしい」とあいさつ。美術部の倉田愛実部長は「部員が今まで頑張って描いてきたものなので、表彰していただけてうれしい」と話した。 -
南箕輪 保育料引き下げを答申
南箕輪村保育料審議委員会(北條明委員長、11人)は18日、唐木一直村長に対し、階層区分2縲・の保育料引き下げなどについて答申した。改定により、村保育料は上伊那他市町村の中で、一部階級を除き「最も低い部類」となった。適用は8月1日から。
子育てに力を入れる村は、同委員会に他市町村と比べて低所得者階層の保育料が割高となっている現状の見直しを要望。これに対し、委員会は階層区分2縲・の保育料を平均16%、価格幅では700縲・400円の引き下げとした。村の保育料引き下げは4年連続となった。
答申ではこのほか、同時期にわが子3人以上が保育園に通っている家庭については、3人目以降の保育料を無料とした。また、委員会では、年々増加傾向にある保育料未納について、未納保育料徴収対策の確立を強く要望した。
唐木村長に答申する北條委員長 -
JA上伊那 南箕輪村小学生に食農教材贈呈
上伊那農業協同組合(JA上伊那)は18日、食農教育応援事業として、食農、環境、金融経済を題材とした補助教材や教師用指導書を南箕輪村教育委員会を通じ、村内の小学5年生(159人)に贈呈した。
同事業はJA、信用農業協同組合連合会、農林中央金庫によるJAバンクが本年度、創設。次世代を担う子どもたちに、農業について理解を広げてもらおうと全国の小学校に贈呈している。
教材は農業生産や農産物流通の現状、食品の価格形成の仕組み、農山村や里山が果たす環境保全機能などを説明した内容。村へ寄贈に訪れたJA上伊那南箕輪の原英雄代表理事は「農業の役割などいろいろなことを学んでくれれば」と話していた。
伊藤修村教委教育長に教材を受け渡す原英雄JA上伊那南箕輪代表理事 -
伊那技専校学生 技能検定受検に取り組む
南箕輪村にある県伊那技術専門校(遠藤昌之校長)のメカトロニクス科1、2年と機械科の学生計22人が国家資格の技能検定受検に取り組んでいる。検定は7種あり、同校を会場に6月中旬から8月上旬にかけ、述べ46人が実技試験を受ける。
伊那技専では、今回の検定種にある「数値制御旋盤作業」「普通旋盤作業」「電気系保全作業」の2、3級受検を05年度から、必須学習カリキュラムとする。これらの一般合格率は3割程度。同校の前年度実績は各種5縲・0割と高く、就職へ有利に働いている。
実技試験は、図面通りに金属を切削加工し、規定の時間内に製品を製作する技術を評価するもの。7月下旬から8月下旬までの間にそれぞれ学科試験があり、10月までにいずれの合否が分かる。関係者は「学生自身が目標を持って取り組んでいる姿が見られる」と話す。
伊那技術専門校では28日、8月10日、見学説明会を開く。問い合わせは、同校(TEL72・2464)へ。
技能検定試験に取り組む受験生たち -
南箕輪「南部小祭り」 販売体験を楽しむ
南箕輪村の南部小学校(日岐博子校長、児童185人)は16日、商品の販売などを体験する「南部小祭り」を開き、児童たちが交流を深めた。1縲・年生それぞれが企画した、紙粘土で作った果物の店、手作りのしおりなどが当たるくじ引きなどの出店が校内に並び、にぎわった。
学級の連帯感を高めるための恒例。児童会が発行した・スおもちゃ・スの紙幣を一人あたり3千円配り、各教室などに設けた100円ショップ、お化け屋敷、雑貨屋などで買い物を楽しんだり、大きな声で「いらっしゃいませ」と呼び込みに精を出したりした。
5年生はくじ引きのほか、ゴム鉄砲の射的や紙飛行機を飛ばすゲームなどを計画。企画は好評で、他の学年からも注目を集めた。男子児童の一人は「買い物もいっぱいしたけど、声を出しすぎて疲れちゃった」と呼び込みに力が入っていた。
紙粘土で作った果物などを販売した1年生 -
大芝高原音頭振付講習会 まつりに向けはじまる
南箕輪村の「大芝高原まつり」実行委員会・おまつりパレード委員会は15日夜、南箕輪小学校体育館で大芝高原音頭Newヴァージョンの振付講習会を始めた。集まった地域住民約30人は8月23日の祭りに向け、同音頭の振り付けを一つひとつ覚えていった。
2年前から祭りテーマソングとなった村独自の「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の振り付けを覚えてもらう目的。初日のこの日、講習会には、昨年すでに踊った経験のある参加者もおり、1年ぶりに体を動かしながら思い出していた。
講習会は全3回で29日と8月5日もある。時間はいずれも午後7時30分からで、29日の会場は南箕輪中学校体育館となる。参加希望者は当日受付。踊れる服装でタオル、舞竹(持っている人)を持参すること。
大芝高原まつり・おまつりパレードの参加などについては、大芝高原まつり実行委員会事務局(TEL72・2104、内線153)へ。
「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の振り付けを覚える参加者たち -
南箕輪小1年 ビオトーブで魚とり
ビオトープで水中生物を飼育する南箕輪村の南箕輪小学校1年1組(遠山信之教諭、児童30人)は17日、8月末の魚捕りに向け、事前体験をした。フナやメダカなどを網ですくったり、手づかみで捕まえたりして、水の中に住む生き物と触れ合った。
1組は生活科の時間を使って自然体験活動を展開。5月から学校近くに借りた8アールの休耕田を活用し、ヤリタナゴ、タニシ、ドブガイなど十数種類の水中生物を飼っている。活動の目的は水田フナの養殖で、8月末には子ブナを捕まえ、甘露煮にして食べようと考えている。
ビオトープには以前、児童の祖父らが確保した産卵期の親ブナ約20匹を放しておいたため、この日、子どもたちは成長中の子ブナの姿を確認して大はしゃぎ。フナを捕まえて「先生、いたよ」と報告したり、魚の群れを発見し「メダカがお祭りしてる」などと大声で喜んでいた。
学校近くのビオトープでフナなどを捕まえる児童たち -
全日本一般男子ソフトボール大会にミノワオールスター出場
全日本ソフトボール協会主催の第5回一般男子大会(8月2縲・日・山梨県甲斐市、48チーム出場)に箕輪町の選手を中心にしたチーム「ミノワオールスター」が出場する。15日、山浦秀一代表、山田光治監督、大槻信部長、上田俊明キャプテンが町役場を訪れ、平沢豊満町長にあいさつをした。
平沢町長は「ぜひがんばって優勝してください」と激励した。
ミノワオールスターは箕輪町早起きソフトボールの選手の中から、大会出場のため選手を募り結成した。第2、4回にも全国大会に出場し、ともにベスト8に進出した。今年は6月7、8日に箕輪町であった県大会で優勝し、全国大会出場を決めた。
チームは守備重視で、前大会後は「守りの強化に8割の力を注いだ」。県大会の決勝も、ZAZA天竜伊那を相手に得点を与えなかった。
山田監督と山浦代表は「メダルを取ってきたい」「みんなにメダルをプレゼントしたい」、上田キャプテンは「チームをまとめていくことが一番だと思うのでベストをつくしたい」、大槻部長は「選手のみんなが集中できるようバックアップしていきたい」とそれぞれ意気込みを話した。
ミノワオールスターの初戦は8日2日午前9時から、山梨県甲斐市の双葉スポーツ公園グラウンドで、大和ワイルドボアーズ(兵庫)と対戦する。 -
丸中産業の産業廃棄物焼却施設に行政処分
上伊那地方事務所は16日、産業廃棄物焼却施設を設置する南箕輪村の丸中産業(唐沢佳代子代表取締役)に対し、排ガス中のダイオキシン類の濃度が排出基準を超過したため、産業廃棄物処理施設(焼却施設)の使用停止・改善命令の行政処分をした。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定により、(1)08年9月3日まで産業廃棄物処理施設の使用を停止すること(2)煙突から排出される排ガス中のダイオキシン類濃度を排出基準以下となるよう必要な措置を講ずること-を命じた。
上伊那地方事務所によると、丸中産業が設置している産業廃棄物の焼却施設について、5月27日に県が行政検査で煙突から排出される排ガス中のダイオキシン類の濃度測定を実施。7月14日に判明した測定値は15ナノグラムTEQ立方メートルノルマルで、排出基準値の10ナノグラムTEQ立方メートルノルマルを超過していた。丸中産業は15日から焼却施設の稼働を自主的に停止している。 -
担い手育成塾第3回講習会
新しい形のふる里づくりを進めるNPO法人「信州養命の里プロジェクト」(松村俊彦理事長)が主催する、「結いと絆(きずな) 協働で拓く担い手育成塾」の第3回講習会がこのほど、南箕輪村の信州大学農学部内の食と緑の科学館「ゆりの木」であった。
本年度から始まった担い手育成塾は、伊那谷の豊かな山林、農地を守り、持続可能な地域づくりに必要な人材、仲間づくりを目的としており、09年3月まで全9回を予定。
第3回目の講習会は、野菜の地方品種の保護と活用などの研究に取り組んでいる信州大学農学部教授の大井美和男さんが「里山の伝統野菜の保護と利用」について講義。
受講生からの「野菜を作っているが苗などを買ってみるとほとんどが外国性の名前がついている。将来的には外国品種ばかりになるのか」という質問には「日本の伝統野菜というのは、日本的な食文化が背景にあるので、全部外食産業になってしまえばなくなってしまうことも考えられる。これからの日本の食文化がキーになる」と話していた。 -
大芝高原プール 今季19日オープン
19日から今季の営業を始める、南箕輪村の大芝高原内プールで16日、安全祈願祭があった。同高原内のスポーツ施設を管理する公園管理事務所の関係者ら15人が出席。今シーズン、プールで事故が起こらないことをみなで祈った。
今季の営業に向け、プールの循環パイプやプールサイドを修繕するなど準備を進めてきた。村開発公社事務局の山崎文直局長は「みんなで力を合わせ、プールの安全運営に取り組んでもらいたい」と関係者に呼び掛けた。
プールは50メートル、25メートル、幼児用の3つがあり、19日から8月31日まで営業する。使用料金は一人、大人300円、小中学生200円、未就園児無料。受け付けは午前10時縲恁゚後3時。問い合わせは、公園管理事務所(TEL78・5835)へ。
今季のプール営業の安全を祈る関係者たち -
南箕輪村が公用バイクを導入
南箕輪村は本年度、経費削減・環境対策のため公用車の代わりに公用の原動付自転車1台を購入し、14日から同バイクの利用を開始した。村では今後、原油高対策として公用自転車の購入も考えていきたいという。
本年度購入予定の公用車数台のうち1台をバイクにした。購入費は約17万円。軽自動車に比べ購入費は6分の1、燃料費は2分の1ほど。かつて村では、バイクを公用車として使った時代もあったが10年以上前の話だという。
村では近年、経費削減のため公用車を減らしたり、軽自動車に切り替えたりと整理統合を進めていた。購入した公用バイクは、普通自動車免許で運転が可能な自動変速機を搭載した排気量50ccクラスのバイクで、近距離移動などで活躍が期待される。
経費削減・環境対策のため導入した公用バイク -
伊那市有線放送が緊急地震速報サービス開始
伊那市有線放送農協(いなあいネット)は14日、緊急地震速報の放送サービスを開始した。有線放送が独自に行うサービスとしては県内で初。
気象庁から地震の情報が発信されると、放送室の一角に設置された専用設備が受信し、警報音とあらかじめ録音した音声を自動的に加入者宅の有線電話のスピーカーから流す。放送されるのは予想震度が3以上の場合で、まず警報音が流れ、続いて音声による警告メッセージが放送される。メッセージは震度「3」「4」「5以上」用の3種類があり、震度5以上の場合は「緊急地震速報。強い揺れの地震がくる恐れがあります。身の安全を確保してください」と音声が流れる。
サービスを受けられるのは、有線放送に加入する旧伊那市の約7300戸、南箕輪村の約1100戸、計8400戸。新たな利用料金負担などはない。設備導入などにかかった事業費は約250万円。
式典でスイッチを入れて設備を稼動させた野笹吉男組合長は「本年度最大の事業として準備を進めてきた。地震の前に放送が流れることで加入者に安心感を提供できると思う。作動しない方がよいのだが、もしもの時には威力を発揮してくれると期待している」と述べた。 -
あんざんコンクール
日本珠算連盟と同伊那支部(伊藤正会長)は12日、08年あんざんコンクールを伊那市の商工会館で開いた。各地の珠算教室などに通う伊那市、箕輪町、辰野町、南箕輪村の小学2年生縲恍・w生52人が参加し、学年別に掛け算、割り算、見取り算の暗算能力を競った。
終了後に行われた表彰式で各部の上位入賞者に賞状とトロフィーが贈られた。伊藤会長は「無限の可能性を鍛えるため、暗算は非常に大事。しっかり勉強して、将来この地域で活躍してくれることを期待する」と述べた。
上位は次の皆さん。
▽小学2年の部(1)小沢昌輝(箕輪中部小)(2)小沢朋輝(同)(3)小原彩季(西箕輪小)▽小学3年の部(1)伝田智宏(西箕輪小)(2)遠山快晴(美篶小)(3)鈴木麻修(伊那東小)▽小学4年の部(1)小沢奈々(箕輪中部小)(2)高岡明歩(南箕輪小)(3)松田真依(辰野西小)▽小学5年の部(1)唐沢希(伊那北小)(2)戸田和輝(南箕輪小)(3)神田朋美(伊那東小)▽小学6年の部(1)有賀友哉(箕輪中部小)(2)宮沢ひなの(南箕輪小)(3)加藤綾乃(同)▽中学・高校の部(1)沢島里奈(箕輪中1)(2)伝田真由香(西箕輪中1)(3)鈴木一朗(同) -
社会を明るくする地域大会
7月の「第58回社会を明るくする運動・青少年の非行問題に取り組む全国強調月間」に合わせ、上伊那地区保護司会中部分区のエリアに当たる伊那市と南箕輪村は12日「社会を明るくする地域大会」を伊那市の生涯学習センターいなっせで開いた。保護司、民生児童委員、防犯団体関係者など約200人が参加し、啓発ビデオや中学生の作文発表、講演を通して明るい社会づくりについての理解を深めた。
昨年の「第57回社会を明るくする運動長野県作文コンテスト」で最優秀賞の伊東麻由さん(春富中2年)と優秀賞の小田切州広君(東部中1年)がそれぞれの入選作文を発表した。伊東さんは『今に生かしたい江戸の知恵』として「人口密集地だった江戸ではすれ違う時に互いに傘を傾けるなどの心遣いがあったが、これはほかでも通じること。私も江戸の知恵を生かしながら、自分なりの方法で社会を明るくしていきたい」、小田切君は『家族の大切さ』として「社会を明るくするためにはまず家族間の助け合いが大事。そして地域の人とのあいさつなど、身近なところから良い関係をどんどん社会に広げていきたい」と発表して大きな拍手を受けた。
飯田女子短大講師の辰野恒雄さんは講演『女の子の髪は命の次に大切サ」で、自立支援施設に勤務した経験などから「子どもには幅広い体験が重要。健全な成長が明るい社会につながる」と話した。 -
南箕輪村議会 農業委員推薦
南箕輪村議会は11日、臨時会2日目を開き、議会推薦の農業委員4人を推薦する動議を賛成多数で可決して閉会した。共産党の久保村義輝議員、三沢澄子議員が賛成しなかった。
推薦が決まったのは次の皆さん。
唐沢俊男(大泉)山・スしず江(北殿)松沢祐子(田畑)池上ひとみ(南原) -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は10日開き、後期高齢者人間ドック受診補助金などの一般会計補正予算案を可決した。臨時会の会期は11日までの2日間。
一般会計補正予算は、488万4千円を追加し総額を44億1802万8千円とする。歳出の主なものは、後期高齢者人間ドック受診補助金100万円。一般ドック3万円、日帰りドック1万5千円、脳ドック2万円を補助する。村は後期高齢者医療制度の導入で人間ドック費用の助成を受けられなくなった75歳以上の該当者に、制度導入の4月にさかのぼって補助する。
南箕輪小学校の陸上チームが東海大会に出場するための大会補助金は7万2千円。児童1人あたり8500円の12人分から、PTA補助の3万円を引いた金額。
歳入は市町村振興協会基金交付金(社会教育施設事業)で488万4千円。
臨時会2日目は、村農業委員会委員の議会推薦に対する動議がある。 -
南箕輪村 中学生海外研修
中学校の夏休み期間を使ってニュージーランドで語学研修する南箕輪村の中学2年生3人のための壮行会がこのほど、村民センターであった。生徒たちが外国でのホームステイ体験に向け、意気込みを語った。
本年度、同村からは南箕輪中の太田理空さん、高橋潤さん、溝口晶子さんの男子2人、女子1人の計3人が参加。期間は8月1縲・2日の12日間で、ニュージーランド北島の北部にあるオークランド近郊のハミルトンでホームステイし、地元の学生たちと交流活動を展開する。
壮行会で太田さんは「ニュージーランドで数多くの友人をつくることで英語や文化を学びたい」。高橋さんは「楽しむだけでなく日本と異なる文化、社会を知りたい」。溝口さんは「地域の人やホストファミリーとたくさん交流してきたい」とそれぞれが目標を述べた。
唐木一直村長は「他市町村の仲間と楽しく体験学習してきてほしい。自分の目、肌で外国の生活を知ることは、今後の大きな財産になると思うので頑張って」と3人に呼び掛けた。
研修には同村の3人のほか、伊那市10人、箕輪町3人、宮田村1人も参加する。
ニュージーランドへ語学研修する南箕輪中の太田さん、高橋さん、溝口さん(右から) -
松くい虫防除募金に寄付
南箕輪村マレットゴルフ同好会(伊沢文雄会長、119人)は10日、同村の松くい虫防除募金に6万円を寄付した。この日、大芝高原マレットゴルフ場に唐木一直村長が訪れ、伊沢から寄付金を受け取った=写真。
同MG場を日ごろホームコースとして活用しているので、感謝の気持ちを込めて村の松くい虫対策に協力できればと実施。前年に続いて2度目。募金は、1人500円以上の協力を6月から呼び掛けており、今回、ほぼ全員が善意を寄せた。
唐木村長は「松くい虫被害は、天竜川北では箕輪町まで北上している。いつ村に入ってもおかしくない状況。同好会をはじめ、村民からいつも温かい寄付をいただき、ありがたい」とあいさつ。
村は大芝高原の赤松を守るため、06年度から高原内約1万3千本の赤松の2割にあたる2500本を対象に防除剤の樹幹注入を行っている。 -
南部小図書委員 読書週間に読み聞かせ企画
南箕輪村の南部小学校(日岐博子校長、児童185人)はこのほど、1学期の読書週間の一環で図書集会を開いた。同小の図書委員会14人がパネルシアターによる読み聞かせや「図書クイズ」などを企画し、全校児童に読書推進を呼び掛けた=写真。
パネルシアターでは、委員会や休み時間を使って練習してきた「アラジンと魔法のランプ」を披露。委員らの熱演を集まった児童らが楽しんだ。「図書クイズ」では委員が本に関係するクイズを出題し、答えてもらっていった。このほか本の紹介もあった。
6月30日縲・日の週間中は、「朝の一斉読書」を実施したり、自分が呼んだ本を他の児童や学校職員に紹介する「読書ゆうびんカード」などの企画があった。 -
山村うたごえの輪 6周年記念コンサート
歌の好きな人たちに披露の場を提供する南箕輪村の「山村うたごえの輪」(倉田加代子代表)は5日夜、村民センターで同会発足6周年記念のコンサートを開いた。約40人が参加し、季節の童謡や唱歌を歌った。
4度目となるコンサートは本年度、夏を意識したという「エーデルワイス」「夏の思い出」などを歌った。このほか「ユーフォニウムとピアノのアンサンブル」「ハーモニカ演奏」もあり、参加者全員で音楽を楽しんだ。
山村うたごえの輪は、「出会いがうれしい歌声広場」をキャッチフレーズに毎月1回、村民センターで活動。倉田代表は「歌の背景や作曲者の思いを知ったうえで歌うとひと味違う」と参加を呼び掛けている。
「この広い野原いっぱい」を歌う参加者たち -
南箕輪村図書館 オープン25日
世代間交流施設の整備のため増築工事を進めている南箕輪村図書館は25日、オープンする。地域介護福祉空間整備事業として、現在の図書館南側に増築中。オープン後は新しい施設を使い順次、読み聞かせなどのイベントを繰り広げていく。
村図書館の機能充実などを目的とした工事。面積約108平方メートルの施設を増築し、既存図書館も改修している。増築部分には「読み聞かせ」と「伝承」の両コーナーを設け、高齢者と子どもたちの交流の場を提供する。
図書館ではオープンの記念イベントとして、8月9日、幼児や小学低学年を対象としたイベント「おはなしむら」で美咲蘭さんの読み聞かせがある。
25日の開館は午前10時からで、26日縲・月19日は小学生の夏休みに合わせ同9時30分から。閉館はいずれも土・日曜日、祝日は午後5時、平日は同6時。
25日のオープンを目指し、急ピッチで工事を進めている村図書館