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県教育委員会が高校校長会の「高校再編中間まとめ」についての意見を募集
長野県高等学校長会「高校再編について(中間まとめ)」の報告を受け、長野県教育委員会は来年1月11日まで、これに対する一般の意見などを募集している。
県教委では今年6月に決定した「高等学校改革プランの今後の進め方について」に従い、県高校長会からの意見を聞いているが、その中間まとめが16日、提出されたため、それに関する一般の意見を募集することにした。
意見の提出方法は郵送、FAX、電子メールのいずれか。寄せられた意見に対しての個別回答はしないほか、プライバシーに配慮したうえで公表する場合もある。
送付先は郵便が〒380竏・570(専用郵便番号)長野県教育委員会事務局高校教育課高校改革推進係。FAXは026・235・7488、電子メールはkoko@pref.nagano.jp。
校長会の中間まとめは県教委のホームページ(http://www.pref.nagano.jp/kenkyoi/shingikai/koukoup.files/H19kochokai/kochokai_iken.htm)からアクセスすることができるようになっている。 -
第55回上伊那郡縦断駅伝 駒ヶ根市3年ぶりV
第55回上伊那郡縦断駅伝競走大会は25日、駒ヶ根市縲恍C野町の6区間38・1キロを舞台に8市町村15チームが健脚を競い、駒ヶ根市が2時間6分53秒で3年ぶりの優勝を飾った。2位は2分37秒差で伊那市、3位は辰野町だった。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催。KOA特別協賛。
駒ヶ根市は序盤の1区北原(トーハツマリーン)、2区福沢純(上伊那農高)が連続区間賞の好走。3区浦野(赤穂小教員)は区間2位の安定した走りを見せ、前半をトップでゴールした。一斉スタートの後半は4区滝沢(ジェルモ)が区間新記録の快走で2位以下を大きく引き離し、5区小林(内堀醸造)、6区田中(トーハツマリーン)がともに区間2位の好走で首位を独走した。
連覇がかかった伊那市は前半、萩原(ジェルモ)、守屋(嬉楽Q)、高橋(伊那弥生高)がいずれも区間3位以上の好走で2位。後半一度は順位を落としたが、アンカーの鈴木(ジェルモ)が区間優勝の走りで2位に浮上した。
辰野町は序盤で出遅れたものの、3区山口(上伊那農高)、5区上島通(平井星光堂)の区間優勝で一時は2位まで順位を上げた。しかし、最終6区で伊那市にかわされ、及ばなかった。 -
施設規模、現状の試算値として149トン/日を容認
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の施設規模などを検討するごみ処理基本計画推進委員会が26日、伊那市内であった。事務局は各市町村におけるごみの減量化施策を加味した今後のごみの見込み量から算出した施設規模「149トン/日」を提案。委員会は現状の試算として容認したが、実際の施設建設までには時間があるため、今後もごみの資源化、減量化施策の検討を進め、建設時にはさらに縮小できるよう努めていく方向となった。
事務局は各市町村の報告に基づき、各品目ごとに実現可能な削減量を報告。資源化などにより、削減可能な燃やせるごみ、燃やせないごみの見込み量は年間1149トン。また、生ごみは、資源化可能率を5・9パーセント、削減量見込み量を725トンと算出。その他削減施策による削減量も含め、全体では年間2453トンの削減が可能と算定した。
この数値と、減量後の排出ごみに含まれる資源化可能な部分を2013年度の年間排出量の推計、約3万8千トンから差し引くと3万4トンとなるが、同委員会で決定した新しい処理対象物4品目(最終処分場の掘り起こし残さ、下水道汚泥など)を加えると年間処理量は3万9千トンとなり、施設規模は149トン/日と算出される。この数値は上伊那広域連合が当初想定126トン(下水道汚泥を除く)を上回っている。
委員からは「あくまでもこれは現状の試算結果今後、検討の余地が十分ある」などといった声が強く、今後さらに施設規模縮小にむけた検討をすることでまとまった。
機種評価については、総合評価落札方式を導入する方針が示され、用地選定委員会から参加している委員から「施設が分からず、どんな影響があるか分からないのに用地選定をするのは不本意」とする声もあったが、「環境影響評価の中で各施設の最も影響が大きい数値を基準として判断すれば、どの機種になっても問題ない」とする専門家の意見から、総合評価落札方式の導入を容認。用地選定委には一定の基準となる資料を提供していくことになった。 -
ニシザワ文芸コンク 表彰式
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)の第4回文芸コンクール表彰式が24日夕、伊那市駅前ビルいなっせであった。小、中学生両部門の優秀賞以上にそれぞれ、荒木社長が表彰状と副賞の図書カードを手渡した。
コンクールは04年、同社が書店として創業してから80周年を迎えたことを記念して始めたもので、今回集まったのは753点(小学生の部481点、中学生の部272点)。小中学校の教諭らが審査員となり、小学生の部で最優秀賞3点、優秀賞19点、佳作45点、中学生の部で最優秀賞2点、優秀賞6点、佳作33点を選んだ。
表彰式であいさつに立った荒木社長は「読書には、その年齢でしか感じれない感動がある。そのチャンスを逃さないで。今後も本を読んで心豊かな大人に育って」とあいさつした。
入賞者は次の通り。
【小学生の部】▼最優秀賞=小池さや(赤穂東3)佐々木友花(赤穂南2)平沢奈津美(伊那東6)▼優秀賞=唐沢真里南、中山莉佳子(以上赤穂1)米山大智(赤穂2)白崎莉玖(赤穂3)大久保菜美(赤穂東5)白鳥奨、溝上博子、橋詰怜奈、坂下真奈美(以上伊那東6)正木あゆみ(新山6)矢野もも恵(西箕輪3)小池みなみ(南箕輪2)倉田早希(南箕輪6)丸山綾音、白鳥菜都(箕輪中部3)川久保淳史、市川紗貴(以上箕輪中部6)垣内夕(箕輪西4)北野沙世(箕輪南5)▼佳作=はっとりたいが、小原あきほ、上の天ゆう(以上赤穂2)下沢大地、高沢渉平(以上赤穂4)上谷海(赤穂6)西村愛美、遠藤龍吾、福沢沙紀、小沢友哉、奥村知佳、小出智生、北原灯(以上赤穂東5)中城しずか(赤穂東3)長橋舞、小沢春(以上赤穂東6)かすがたけひろ(宮田1)宮下結里香(宮田5)桐山彩織(宮田6)田中ふみ(伊那6)佐久間美沙、有馬優衣、六波羅理子、宮下順奈、平沢壮太郎、唐沢侑子、掛川鈴月、滝沢佳歩(以上伊那東6)みやしたなつみ(西春近南1)白鳥満帆(美篶5)羽場碧(新山6)小池友理、からさわ真な(以上西箕輪3)重盛綾音、伊藤ももな(以上西箕輪6)菅野翔(高遠5)小林千づる(箕輪中部2)中坪紗英、鈴木楓(以上箕輪中部6)小池梨央(箕輪中部3)鈴木泰地(箕輪東4)おおやゆき、おぎはらせいか(以上箕輪南2)儀保ユリ(箕輪南5)小野由梨花(辰野西6)
【中学生の部】▼最優秀賞=鈴木壮一郎(西箕輪1)吉田遼(高遠1)▼優秀賞=石倉みほ(宮田3)宮原永津子、伊藤優香(高遠1)伊藤孝亮(高遠3)板山香純(伊那東部3)三ツ井彩乃(伊那2)▼佳作=小池巧(赤穂)服部勇飛(赤穂1)野村美結(赤穂)名子修平(赤穂2)鳴沢あゆみ(赤穂)土橋美紗子(赤穂3)倉田桃子(赤穂2)白鳥綾菜、阪口寛(赤穂1)森川大樹(赤穂3)後藤佑梨(宮田3)竹俣有沙、新井春香(以上宮田1)中塚亜美(宮田2)久保村英、平林梨子、伊藤翼、笠原美咲、米山陽子、宮下真美、冨永優子、下井しおり、浦野勝平(以上宮田3)世良優佳(宮田1)唐沢純香、唐沢慎二(以上西箕輪3)、唐沢志帆(西箕輪2)荒川遥菜(西箕輪1)鎌倉美月(高遠3)中村瑞穂、将田綾子(伊那東部3)金子美穂(伊那2)矢ノ口真実(伊那3)
最優秀賞の受賞(小学生の部) -
第55回上伊那郡縦断駅伝 きょう号砲
第55回上伊那郡縦断駅伝競走大会は25日、駒ヶ根市役所縲恍C野町役場の6区間38・1キロを舞台に、上伊那8市町村15チームが健脚を競い合う。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催。KOA特別協賛。
県縦断駅伝選手5人を投入する駒ヶ根市、連覇を狙う伊那市、前回2位の辰野町が軸となって優勝争いを繰り広げそう。中学、高校、大学生の若手選手で挑む箕輪町、戦力を整え4年ぶりの出場となる中川村にも注目したい。
選手たちは、駒ヶ根市役所正面玄関前を午前9時にスタート、天竜大橋を渡り竜東線を北上し、前半のゴール伊那市役所へ。後半は、4区の伊那市民会館前を一斉スタートし、ゴールの辰野町役場を目指す。 -
上伊那地域ふるさと市町村圏計画後期計画の策定に向け、住民アンケートの結果を報告
上伊那広域連合はこのほど、08年から10年を計画年度とする広域的な地域づくりを推進するための「ふるさと市町村圏計画後期計画」の策定に向けて実施した住民アンケートの結果と行政検証の結果をまとめた。住民アンケートでは全体的に「まあ満足」とする分野も多かったが、地域医療や救急医療体制を不満とする回答が多く、約6割が地域医療、高度医療の充実を優先課題と考えていることが分かった。また、産業分野は他分野より満足度が低かった。
これらの調査はふるさと市町村圏計画前期計画の検証と後期計画施策の優先度調査を目的として実施したもの。今年6月から7月にかけて実施した住民アンケートでは▽前期計画の42項目の住民満足度▽特に優先すべき分野にかかる28項目について▽前期計画策定時以降の意識変化竏窒ネどを調査。各市町村の対象者2千人のうち、712人から回答を得た。
満足度調査では、42項目中33項目について50%以上の住民が満足しており、前期施策は一定の満足を得られたと判断。
しかし、保健・福祉、自然環境、生活環境、教育・文化、産業、生活基盤・住民参画の6分野に分けた場合、産業分野に該当する就労機会の確保、農業、商業、観光振興などの項目で満足とする住民が50%に達しておらず、優先度調査でも約30%が雇用の創出と安定を優先課題にあげた。また、安心して暮らせる地域づくり、少子高齢化対策についても、優先課題とする回答が多かった。
一方、生涯学習、社会教育、保育・子育て支援、消防・救急体制などの項目は、満足とする回答が70%以上となった。
行政検証は各市町村の担当部門による5段階評点評価を実施。結果、おおむね住民評価と一致する傾向だったが、個々の施策で乖離(かいり)するものもあった。
これらを考慮して後期基本計画の素案を作成。今月30日に学識経験者や各機関の代表者などでつくる審議会に諮問し、答申を得る。その後、来年3月に上伊那広域連合議会の議決を得て、決定することとなる。 -
上伊那郡駅伝 上位争いは駒ヶ根、伊那、辰野か
第55回上伊那郡縦断駅伝競走大会は25日、8市町村15チームが出場し、駒ヶ根市縲恍C野町の6区間38・1キロで競い合う。3年ぶりの優勝を狙うため、実力者をそろえた駒ヶ根市、2連覇が懸かる伊那市、前回2位の辰野町などが上位争いを演じそうだ。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催。KOA特別協賛。
駒ヶ根市は、県縦断駅伝・上伊那チームのメンバー5人を投入。1区北原でスタートダッシュし、北信越高校駅伝に出場の福沢につなぐ。後半も4区滝沢、5区小林で引き離す考え。調子を上げ、県縦で区間3位の力走をした6区田中に期待したい。下島監督は「それぞれが力を出し切れば勝てる」と自信を口にしている。
前回、14年ぶりの優勝を飾った伊那市は、駒ヶ根市に次ぐ県縦選手4人を起用した。スピードランナーの1区萩原、県縦で区間優勝の2区守屋の両選手で序盤の流れをつくり、5区飯塚、6区鈴木にうまくつなぎたいところ。鈴木は「県縦で不完全燃焼だったのでチームに貢献したい」と意気込んでいる。
辰野町は上伊那のエース上島通を柱に、前回出場の高校生らでチームを構成。県縦選手の1区中村、前回4区で区間賞に輝いた3区山口らが5区上島通へつなぐまでにどれだけ粘れるかが鍵。上島監督は「高校生の1年間の成長に期待。若い力とベテランの力で勝ちたい」と上を見据えている。 -
花ろまん29、冬薔薇(ふゆそうび)
枝の先端に1輪残った薔薇(ばら)、冬薔薇(ふゆそうび)は生と滅びの象徴。16世紀のフランスのバラの詩人、ピエール・ド・ロンサールは「あはれ、見よ、かくも疾く、恋びとよ、はやここに、散れし、ああ、花薔薇!、げに、心なき自然、美しき この花の命はも、いちにちか」。冬薔薇、今日紅に咲いたとて、明日は花を散らす木枯らしが吹く。、つぼみを落す雪も降る。「心なき自然よ」。寒さに震えつつ、精いっぱい、最後の力を振り絞って咲く、冬薔薇、愛おしさ、ひとしお、最後の花を咲かせる伊那市高遠のしんわの丘ローズガーデンと、初冬の庭のかわいらしいオーナメント、ローズヒップ(バラの実)が魅力の中川村の平宮一恵さん、駒ケ根市の中城澄子さんのガーデンを訪問した(大口国江)
##(中見出し)
「冬は一生懸命咲く花を見に来て」
高遠しんわの丘ローズガーデン
108種類4380本が互いに競い合って、咲き誇った夏の日:。今、再び、初冬の庭に訪れれば、見る人とてなく、振興公社の職員が黙々と冬の準備をしていた。4季咲きの大輪は最後の花を咲かせ、中小輪の修景バラは月末ころまで楽しめそうだ。
振興公社の矢沢雄一さんは夏は白、秋になるとピンクに変わるアスピリンローズの手入れをしながら「夏は元気な花を、秋は花の色の変化を、冬薔薇は一生懸命咲く姿を見に来て」と話していた。
」
##(中見出し)
「ローズヒップは庭のオーナメント」中川村平宮一恵さん
冬枯れの庭に、灯りを点したようなバラの赤い実が見える。平宮さんは今年は夏咲いた修景バラの花を実らせた。
「夏の実は大きく、色づきもいい。今月末には切り取り、クリスマスリースのオーナメントに使いたい」。
「秋、冬のバラは香と色を凝縮し、人を引き寄せる」駒ケ根市、中城澄子さん
百種類150本のバラで華やかに彩られた夏のガーデン。今は20種類の花、赤やオレンジ、扁平なもの、長細いものなど様々なローズヒップが存在をアピールする。
「夏の大輪の花もいいが、ひとひら、ひとひら、ゆっくりと咲く、冬の花はもっとすてき。ローズヒップも1つ1つ特徴があって、見て楽しい」。 -
伊那中央病院の改修費、当面はふるさと市町村圏基金の無利子貸し付けで対応
分娩場所、産科外来確保などを目的として病棟改修を行う伊那中央病院の改修費につき上伊那広域連合(連合長・小坂樫男連合長)は22日、当面はふるさと市町村圏基金の無利子で貸し付けで対応していく方針を示した。
昭和伊南総合病院が来年4月から分娩取り扱いを休止することから、関係市町村などでつくる上伊那医療問題研究会は、昭和伊南からの患者の流入が見込まれる伊那中央病院の施設改修を検討してきた。
その中で、分娩については08年3月から対応できる施設整備をし、08年度事業で産科外来診療を整備する方針を決定。費用負担については、県の財政支援を求めるほか、伊那中央病院の収益性の中で判断するが、最終的には上伊那全体で対応することとした。しかし、改修後の収支を現段階で予想するのは難しく、市町村別負担金の算出も困難であるため、市町村の負担分については、ふるさと市町村圏計画にかかる事業への貸し出しを目的として設置している「上伊那ふるさと市町村圏基金」の無利子貸し付けで対応することとなった。
現在ふるさと市町村基金の総額は10億円。改修にかかる建設費の合計は1億1700万円となることを見込んでいる。 -
上伊那広域連合11月定例会、条例案件1件を可決
上伊那広域連合(連合長・小坂樫男伊那市長)の11月定例会が22日、伊那市内であり、広域連合の機関などに関連する申請、届け出などを電子化し、住民がコンピューターを利用した手続きを可能にする事業にかかる条例案件1件を原案通り可決。人事案件1件を承認した。
人事案件では任期満了に伴う飯島町長選で再選された高坂宗昭氏を、上伊那広域連合副連合長に選任。任期は飯島町長としての任期である2011年11月29日までとなる。
一般質問では、柳川広美議員が産婦人科の医師不足について、母子保健センターの設置、助産師外来での妊婦検診実施などに広域連合として取り組む方針がないかなどを質問。小坂連合長は、母子保健センターの設置などに関してはいずれの場合にも専門的知識を持つ医師の立会いなどを希望するケースが多いことに触れ「いずれにしても医師の確保が先決」とした。
また、改修に伴い産科医1人の増員が必要とされる伊那中央病院のについては「現在の現場には4人の産科医がいるが、信州大学から1人派遣してくれることになっている」と説明。しかし、対象となる産科医が産休などに入った場合は、要望に沿えないこともあるとしていることを示した。
また、新ごみ中間処理施設建設に伴い、上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会で、箕輪町八乙女の最終処分場として再生利用する方針が示される中、根橋俊夫委員は「地元住民にとっては今までの状況とは少し異なる新しいこと。納得のいく説明を早期にしてほしい」と指摘。
事務局は来週早々に話し合いの場を予定していることを示した。 -
上伊那広域連合、新ごみ中間処理施設の機種評価、あらかじめ機種、処理方式を決めない入札方法を導入する方針を示す
上伊那広域連合議会(連合長・小坂樫男伊那市長)全員協議会が22日、あり、現在用地選定などを進めている新ごみ中間処理施設の機種評価について、あらかじめ機種、処理方式を決めない入札方式を導入する方針を示した。これにより、現在新ごみ中間処理施設の機種選定などを検討している上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会は、処理方式、機種の決定は行わないことになり、機種や処理方式が決定するのは用地選定後となる。今後はこうした手順について、候補地となる地元住民の理解をどのように得ていくかが課題となる。
廃棄物処理施設の建設については従来、あらかじめ機種・処理方式を決め、それに基づき設計をコンサルタントに委託。指名競争入札を行って施行業者を決定してきた。しかし、廃棄物処理施設の建設は技術的に複雑である一方、発注する市町村側にはこうした技術に関する蓄積がなく、機種を選定することにより、市場で強い影響力を持つプラントメーカーが施行業者になってしまうなど、適正な入札が困難な状況にあった。
こうした背景を受けて国では、公正・公平性の確保などを目的として入札制度の改善に着手。一定の指針を示しており、発注に関しては▽設計、施行を一括して発注する▽あらかじめ機種、処理方式を決めないで競争的に決める▽公募型指名競争入札とする▽総合評価落札方式とする竏窒ネどといった一定の改善手法を示している。
これに伴い、上伊那でもこうした指針を考慮した入札を行う方針を提示。あらかじめ機種、処理方式を決めず、総合評価落札方式で入札することを目指す。その評価項目の検討については、前回広域連合が機種評価を行った検証結果をもととし、その後の技術開発の動向などを踏まえながら、専門家、ごみ処理基本計画推進委員のメンバーなどでつくる組織が検討、評価することとした。 -
第55回上伊那郡縦断駅伝競走大会 25日
第55回上伊那郡縦断駅伝競走大会は25日、駒ヶ根市縲恍C野町の6区間38・1キロで行い、8市町村15チーム=別表=が初冬の上伊那を舞台にたすきをつなぐ。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催。KOA特別協賛。
コースは駒ヶ根市役所正面玄関前をスタートし竜東線を北上、伊那市役所で前半のゴール。後半は伊那市民会館前を一斉スタートし、辰野町役場前のゴールを目指す。
開会式は8時、閉会式は午後0時30分の予定。
第55回上伊那郡縦断駅伝競走大会出場チーム紹介
※監督(チーム関係者)のコメント、注目選手
【(1)辰野町】
上島元辰監督
前半勝負。若手とベテランの力を合わせて何とか3位以内を狙いたい。高校生の粘りに期待したい
注目選手・山口宏和
北信越高校駅伝にも出場しているので期待。下りの3区で頑張ってほしい
【(2)箕輪町A】
唐沢文生さん
箕輪町の今後の展望に期待する高校生、大学生らでつくるチーム。上位争いで力を磨け
注目選手・白鳥敦
性格的にもエースの素質がある。今年の県縦断駅伝にも出場した選手
【(3)箕輪町B】
唐沢文生さん
世代交代をにらんだAチームのサポート役。若手、ベテラン選手でたすきをつなぐ
注目選手・三谷健二
30歳を過ぎてから走り出した選手で郡縦初参加。食らいついていく自分の力を発揮して
【(4)箕輪町C】
唐沢文生監督
みんなで参加する駅伝のだいご味を楽しみたい。年間の走り納めとして、1年間の集大成になれば
注目選手・松下弘
耳などに障害を持つ。障害者の代表として走ることの面白さをアピールしてほしい
【(5)箕輪町D】
唐沢文生さん
右同
注目選手・増田健幸
走力のある信大生。エース区間で頑張ってもらい、チームを引っ張ってほしい
【(6)南箕輪村】
友松瑞豊さん
前回と比べて総合力は下がったが、全員の気持ちを一つにして、たすきをつなぎたい
注目選手・桜井澄江
メンバーの中で一番走り込んでいる。フルマラソンの大きな大会にも出場している
【(7)伊那市A】
鈴木昌幸さん
県縦断駅伝メンバーを中心としたチーム。前半でつくったリード後半につなぎたい。昨年より力は落ちるが連覇を目指して頑張りたい
注目選手・萩原英雄
スピードのある万能型選手で、1区のスタートダッシュに期待。チームの流れをつくってほしい
【(8)伊那市B】
鈴木昌幸さん
上伊那の高校生でつくったチーム。ここから上伊那の駅伝を引っ張ってくれる人が出てくれることを期待
【(9)伊那市C】
清水達雄監督
高遠町、長谷のメンバーで結成。前半で貯金をつくり後半、粘って上位争いができれば
注目選手・北原弘司
高校生ランナーで3千メートル障害で活躍する選手。2区の峠越えで上位を狙ってほしい
【(10)伊那市D】
清水達雄監督
今年は高遠町、長谷から2チームの出場。このチームでは駅伝を楽しみたい
注目選手・清水理江
スピードのある男子ランナーが集まる4区で頑張ってほしい。チームの流れをつくれれば
【(11)宮田村】
平沢健太郎監督
ベテランと若手の融合チーム。今年は若くて、速い人が入ったので期待できる
注目選手・榎本宗長
フルマラソンで3時間を切る実力者。1区でチームの流れをつくってほしい
【(12)駒ヶ根市A】
下島修監督
県縦断駅伝メンバー5人を投入。前、後半とも安定感がありトップ争いができそう。今年こそは優勝を
注目選手・田中秀一
これから伸びていく選手。期待と不安はあるがアンカーとして頑張ってほしい
【(13)駒ヶ根市B】
下島修監督
ベテランと今後を期待したいランナーで構成。前半で上位争いもできそう
注目選手・羽生吉浩
練習不足でどれだけ走れるか分からないが、得意の上り坂で力を発揮してほしい
【(14)飯島町】
北村光由監督
チームのエースが抜け、昨年と比べて戦力ダウン。なんとかたすきをつなぎたい
注目選手・小林芳明
調子を上げている選手。粘りの走りでチームに勢いをつけてほしい
【(15)中川村】
平沢洋一監督
久しぶりの出場となるが期待できる。前半戦で頑張れれば後半につながりそう
注目選手・細田勇一
いい走りでつないでくれればチームものれる。チーをうまくまとめてほしい -
南信森林管理署がわな捕獲によるニホンジカなどの個体数調整実施へ
森林におけるニホンジカの食害などが深刻化する中、八ヶ岳以南の国有林を管理する南信森林管理署(久保田広署長)は来年2月の狩猟期間終了後から、わなを使ったニホンジカなどの捕獲を開始する。わな捕獲を行うのは同署の現場職員など30人。森林整備による国有林管理を本来業務とする同署のような組織が、有害鳥獣の個体数調整に乗り出すのは県内でも報告されていない(同署職員)。こうした捕獲業務は高齢化が進む狩猟者の補助的役割を果たすことも考えられ、個体数調整促進の一端を担うことが期待される。
現在わな捕獲は、環境省や都道府県の許可を必要とする行為となっており、同署職員であっても、許可を得なければわな捕獲はできない。そのため従来は、食害などが深刻な森林の樹木に直接防護ネットの設置するなどして、被害対策に努めてきたが、ネットの設置、メンテナンスには大変な時間と労力を要する一方、全体的な被害防止にはらなず、根本的な打開策が必要となっていた。
また、市町村との懇談の中でも、積極的な有害鳥獣対策を求める声が強かったことから、わな捕獲による個体数調整に乗り出すこととなった。
現在同署が管理する国有林の面積は約7万ヘクタール。うち、約1万7千ヘクタールが人工林だが、その約半分で、剥皮被害や下層植生の破壊などといった何らかの被害が出ている。
それに伴い21日、わな捕獲を遂行する同署職員30人を対象とした研修会があり、上伊那地方事務所林務課の職員から、くくりわなによる捕獲方法などを学んだ。規定により、同署職員の場合、一定の研修を受けることでわな捕獲を行うための資格を得ることができる。今後、県に対し許可申請を行うことで、正式にわな捕獲を行えるようになるが、同署職員が遂行できるのは捕獲まで。その後の止め差し、解体などは猟友会や各市町村の協力が必要となるため、各組織と連携をとりながら事業を進める。また、主にはニホンジカを対象としているが、クマ、イノシシなどの被害があった場合、こうした野生動物についても許可を求めていく。
来年度は、諏訪、上伊那、下伊那それぞれにモデル地区を設置し、取り組んでいく予定。 -
輝く!経営者~新たな挑戦~ 三洋グラビア 原敬明社長
大きな反響を呼んだ「上伊那・輝く!経営者」キャンペーン(2003年4月縲・005年3月)が終了してから2年半が経過しました。
同キャンペーンは、商工会議所、信州大学、県などの産学官でつくる推進委員会が地域産業の振興を目的に、上伊那の元気な中小企業・商店経営者を伊那毎日新聞の紙面やCATV番組、あるいはシンポジウムなどで紹介。「収益性」「技術力」「地域社会への貢献」「環境対応」などさまざまな面から地域や業界で高く評価されているそれぞれの優れた事業内容を・ス経営者・スに焦点をあてた取材を通じて浮き彫りにしました。
取り上げた経営者の数は約100人。伊那毎日新聞社はそれらすべてを単行本「信州伊那谷からの挑戦」にもまとめました(好評販売中)。
地元中小企業経営者からは「とても参考になった」「経営のヒントと元気をもらった」などの声が続々と寄せられ、推進委員を喜ばせました。
また、同キャンペーンは、身近にある郷土の事業所が、実は業界・関係筋で非常に高く評価され、全国、世界を相手にしても決して引けを取らない実力を持っていることを地域に広く知らせる結果ともなり、若者の郷土定着やIターンなどにも影響を及ぼそうとしています。
そのキャンペーンが終了してから2年半が経過し、最近になって「あの・ス輝く経営者・スたちはその後、どんな活躍をしているのか」「あの元気をどのように持続しているのか」という声を耳にするようになりました。
そこで今回、キャンペーンで紹介した約100人の・ス輝く経営者・スの「その後」の状況を伝える連載「上伊那・輝く!経営者・その後縲恊Vたな挑戦縲怐vを企画し、読者や関係者のみなさんの要望にこたえることに致しました。上伊那の産業がもっと・ス元気に・スなることを願って。 -
上伊那地域景観協議会
関係市町村や各種団体などでつくる「上伊那地域景観協議会」が16日、伊那市の県伊那合同庁舎であり、来春を目標として活動している伊那市西箕輪地区の景観育成特定地区の指定に向けた取り組みを引き続き支援していくことなどを盛り込んだ本年度事業計画案を承認した。
同協議会は地域の特性を活かし、広域的観点から調和のとれた景観育成を推進することを目的とした事業を展開。昨年度は屋外広告物禁止地域である国道361号伊那木曽連絡道路沿線における既存不適格広告物の撤去の推進に取り組み、対象だった69業者のうち、67業者が不適格広告物の撤去に取り組んだ。
本年度は、景観育成住民協定に向けた取り組み支援をするとともに、新たな協定候補地の選定などに取り組む。
地域の景観保護に向けた活動に取り組む地域景観リーダーからは「最近は奇抜な建物も多くなっており、建築物の外観についても、基準が必要ではないかと感じる」などといった意見が出た。 -
県縦断駅伝 力を出し切れず上伊那3位
第56回県縦断駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)の最終日は18日、松本市縲恃ム田市の9区間98・5キロであり、上伊那は通算タイム12時間2分20秒で3位となり、2年ぶりのV奪還はならなかった。全佐久が11時間52分53秒で初優勝、長野市が12時間2分4秒で2位、飯田下伊那が12時間10分51秒で4位だった。
上伊那は初日トップの全佐久と2分1秒差でスタート。逆転優勝を狙うが16区を走り終えた時点で3位に後退すると、その後は終始、長野市と2位争いを演じた。全佐久は初日トップを一度も譲らず、2位と9分11秒の大差をつけてゴール。上伊那は長野市と16秒差で3位に終わった。 -
【記者室】駅伝はなぜ人気があるのか
県縦断駅伝で上伊那は3位に終わった。残念ながら優勝は成らなかったが、ありったけの力を振り絞って走り抜いた選手たちの精神力をたたえたい▼駅伝はほかの多くのスポーツと違い、スタートすれば一瞬たりとも休むことができない。ゴールまで止まらずにひたすら走るのみだが、初めて見たという外国人が言っていた。「テレビの画面には何時間たっても黙々と走る選手の姿が映っているだけ。なぜ日本人が夢中になるのか理解できない」▼思うに、苦しさに負けてリタイアすればチームも失格竏窒ニいう悲壮感が、情緒的な日本人の感性を刺激するのだろう。レースは人生にも例えられる。秋から春にかけては駅伝シーズン。次は25日の上伊那縦断駅伝に注目したい。(白鳥文男)
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エースドッジ 知事杯上伊那予選15チームで熱戦
岡谷、諏訪など県内4地区でつくる県エースドッジボール協会の県知事杯上伊那地区予選が17日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館などであった。県大会(12月9日・岡谷市)の出場に向けて各学年の代表1チームを決めた。伊那毎日新聞社など後援。
上伊那の小学校単位でつくる、3縲・年生の各学年ごと計15チームが出場し、トーナメントやリーグ戦を展開。大会は1チーム、1人のエースマンを置き、相互がいかに早くエースマンにボールを当てるかを競った。17回目。
結果は次の通り。
【3年生の部】 (1)東小ゆめっこ(箕輪東)(2)南小ファイターズ(南箕輪)(3)森組アイガモドッジ(伊那)
【4年生の部】 (1)こころファイターズ(箕輪東)(2)ハッピー3組(伊那北)(3)パワフルキッズ(箕輪中部)辰東レインボー(辰野東)
【5年生の部】 (1)勝利のびっこ一番2(箕輪東)(2)火ノ鬼ファイヤーズ(西箕輪)
【6年生の部】 (1)南小ハトポッポ(南箕輪)(2)元気ワールド6325(伊那北)(3)南小ボンバーズ(南箕輪)チームHAGI(西箕輪)
エースマンを守りながらチーム一丸となって戦う選手たち -
県縦断駅伝第1日 上伊那首位と2分1秒差で2位
第56回県縦断駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)の第1日は17日、長野市縲怏ェ谷市の12区間119・9キロであり、上伊那は全佐久と2分1秒差の6時間34分10秒の2位でゴール。前回優勝の長野市は、上伊那から遅れること1分4秒で3位につけた。
レースは、中央大学の上野らを起用した全佐久が序盤から抜け出し、上伊那と長野市が追う展開。上伊那はトップの全佐久に少しずつ引き離され9区を走り終えた時点で最大5分42秒差までリードを広げられるが、終盤3選手が詰め寄り最終日の逆転優勝に望みをつなげた。
上伊那は序盤、長野市の追い上げで3位に後退するも8区守屋の区間優勝の活躍などがあり、9区で逆転。その後、長野市の猛追を受けた10区唐木が1秒差で2位を死守する。11区大蔵は「優勝に導きたい」と前を意識した力走で全佐久との差を1分32秒短縮、12区加藤は53秒縮めた。
清水監督は「駅伝は最後までやってみないと分からない。みんなを信じ、自分を信じて走れば勝てる」。上島主将は「最後まで諦めずに走れば射程距離。(最終日には)たくさんの上伊那の声援をお願いしたい」と逆転優勝を誓う。 -
上伊那創造ものづくりフェア
第4回上伊那創造ものづくりフェアは17、、18日、伊那市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで開いている=写真。上伊那の小中学校の児童、生徒が技術・家庭科の授業で作った浴衣や木製の椅子など約120点を展示している。上伊那教育会など主催。伊那毎日新聞社など後援。
地域の人たちに学校の授業成果を披露する場。本棚作りで「のこぎりで正確に切断できるよう努力した」、LEDスタンドライト作りで「プログラムをPICに焼き込むのが大変だった」など、作品それぞれに出品者の製作課程における苦労話などが書かれたコメントを添えている。
中学校の作品は生徒作品コンクールを兼ねていて、技術分野、家庭科分野それぞれから2点ずつを選出し、県大会(23日・佐久市)に出品する予定だ。
事務局の後藤衛教諭(赤穂中学校)は「授業時間が限られているなかで工夫しながら製作している児童、生徒たちの作品を見てほしい」と来場を呼びかけている。
入場無料。18日は午前10時縲恁゚後3時。 -
県縦断駅伝 きょう号砲
第56回県縦断駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は17、18日、長野市から飯田市までの21区間218・4キロのコースで郷土の代表15チームが健脚を競う。長野市に連覇を阻まれた前回の雪辱を晴らすため、一丸となった上伊那は2年ぶり、34回目の総合優勝を誓う。
昨年の大会で長野市と5分差で敗れた上伊那は、前回、上位争いの中で「粘り負け」した若手選手の奮起で総合力は確実に底上げされた。メンバー27人中12人を入れ替え、就任2年目の清水監督は「去年(の長野市)と比べて十分に戦える戦力が整った」という。
清水監督は1日、2日目と序盤にリードを奪い逃げ切る考え。
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初日1区は、箱根駅伝を控える東京農大の有賀を起用。1万メートル30分10秒前後の走りでチームに勢いをつけたい。4区は上島。上位争奪の要となる1日目最長16・4キロには前回20区で区間新のエースを惜しみなく投入する。
中盤は8区の守屋、9区の鈴木と、いずれも前回同区間で区間賞に輝いた2人を中心に県縦常連者で固める。チーム最年長の守屋は「この大会に向け準備は整っている。昨年より良い状態で臨める」と自信を口にする。
上伊那にとって苦戦が続く後半、白樺湖縲怺摶・フ10区下りは2年ぶりの出場となる唐木に期待。「精神的にも強く、絶好調」と監督の信頼は厚い。
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2日目スタートの13区でもスタートダッシュ。小林太は最近、5千メートルで自己記録をマークするなど調整は万全だ。
上伊那入りする16区には前回、肉離れで実力を発揮できなかった北原がリベンジを誓う。北原は若手選手のリーダーとして底上げにも貢献。「今年は順調に年間を通して練習できた。地元を先頭で走れるよう、持てる力を出し切りたい」と意気込む。
女子区間の18区はふるさと選手の宮下、19区は県中学駅伝で活躍の小林純が走る。大会両日を通して最長17・0キロの20区は滝沢。アップダウンの激しいコースは各チーム実力者をそろえるが好調を維持する滝沢は「挑戦するつもりで臨みたい」と上を見据える。
最終区はチーム最多17回の出場を誇る細田。アンカーを願い出た細田は「チームの順位を上げることと、区間優勝を狙う」と決意する。 -
第29回引込みおよび内線工事技能オリンピック大会で、長野チームB(飯田)優勝
中部電気工事協力会連合会が14日に愛知県で開いた「引込みおよび内線工事技能オリンピック大会」で、長野県電気工事協力会飯田支部(上・下伊那)が優勝した。メンバーは駒ケ根市「新井電気工業」の高沖昭彦さん、同「タケウチ電気」の太田俊広さん、宮田村「加藤電器店」の小田切豊さん。
同大会は会員の技術、技能の研さん、向上の場として、1965年から始まった。82年の第17回大会まで毎年開催されていたが、第18回大会以降隔年で開いており、今回で29回目となる。中部5県(長野、愛知、静岡、三重、岐阜)の各県大会を勝ち抜いた代表12チーム36人(一チーム3人)が参加し、電気工事の技と知識を競った。
実技と学科があり実技は電線を引き込み配線する模擬などで、技能と安全を競った。学科は電線の引き込みや配線などの知識を競い、3人の平均点がチームの得点となる。
同チームは実技で1位。学科では高沖さんが2位、太田さんが4位となり、優勝を飾った。
「優勝できて本当にうれしい」と高沖さん。大会のために毎日練習し、夜は学科に向けて勉強したのこと。「今回、身につけた技術や知識を、現場で生かしていきたい」と語った。 -
長野県高等学校長会が県立高等学校の再編にかかる意見の中間まとめを教育委員会に提出
上伊那は「交通の利便性を考慮した再編統合や新たなシステムを導入した学校づくりも考える必要がある」県立高校の再編にかかる意見をまとめている長野県高等学校長会が16日、中間まとめを県教育委員会に提出した。上伊那が対象となる旧第8通学区は「1学年5学級規模以下の学校が4校あり、交通の利便性を考慮した再編統合や新たなシステムを導入した学校づくりも考える必要がある」としている。
中間まとめには、高校再編に対する基本的な考え方、各地域の現状と課題を掲示。
現在すでに小規模化している高校については、生徒に魅力的な自主活動を保障するため、「早期に高校再編を進める必要性がある」と指摘。現時点で入学予定数を見通せる平成30年代を見据え、高校再編計画を策定するよう提案している。また、各校の適正規模については、地域の状況によって多様な現状にあることから、統合などにより募集停止となる場合は、その地域における高校教育の保障に配慮し、慎重に検討することを求めている。
小規模化が進む専門高校については、厳しい財政状況を考え、各地区で各専門学科の拠点校を決め、そこを重点的に整備、充実させる方針を提案。一方、異なる学科との統合を検討し、学科を越えた教科選択ができるシステムづくりの研究を進めることなどを求めている。総合学科、多部制・単位制高校は、各通学区に1校以上の設置が望ましいとしている。
今後は各方面からの意見を聞きながらさらに検討を重ね、来年1月31日までに最終まとめを提出する予定。 -
ニシザワCS全社大会
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)は16日、同市中央区の伊那商工会館で、第5回CS(カスタマー・サービス)全社大会を開いた。上伊那を中心とするスーパーストアを中心に16店舗が出場し、「お客様に満足いただける接客」を目的に、ロールプレイング発表をした=写真。
「商品の推奨販売」の場面を必ず組み込んだ商品説明、クレーム処理などをテーマに各出場チームが考えたシナリオをそれぞれ披露。荒木社長をはじめとする同社役員ら17人の審査員が身だしなみやあいさつ、言葉づかいなどのポイントを採点した。
結果は次の通り。
▽最優秀賞=ベルシャイン伊那店▽優秀賞=ショッパーズ双葉店、ベルシャイン諏訪インター店▽努力賞=ショッパーズ高遠食彩館、ショッパーズ福岡食彩館 -
狩猟解禁 3カ月間の「猟期」
狩猟が解禁となった15日、上伊那でも山でイノシシやキジなどを狙う猟友会員らが晴天の中で狩りを満喫した。来年2月15日までの3カ月間が猟期となり、期間中は、鳥獣保護区などを除く区域でニホンジカ、マガモなどの狩猟を繰り広げる。
本年度は、前年度に続き雌ジカの捕獲枠が無制限となり捕獲量が増える見込み。そのほか、カワウが狩猟鳥獣の追加となり、ウズラが狩猟鳥獣の捕獲禁止(期間=07年9月15日縲・2年9月14日)の追加になるなどした。
上伊那管内の06年度捕獲数(有害駆除を含む)は、ニホンジカ2134(前年度922)頭、イノシシ941(同449)頭、ツキノワグマ27(同6)頭で、カモやカラスなどの鳥類は2823(同4122)羽。狩猟登録人数は、06年度現在527(同535)人。 -
専攻建築士登録認証交付式
長野県建築士会上伊那支部は13日、専攻建築士登録認証交付式を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。21人の専攻建築士が認定された。今年度認定された人数では県内で最も多い。
専攻建築士は、消費者保護の視点に立ち、高度化・多様化する社会ニーズに応えるために、建築士の専攻領域および専門分野を表示して建築士の責任の明確化を図るために、日本建築士会連合会が独自に運営している任意の制度。「まちづくり」「設計」「構造」「環境整備」「生産」「棟梁」「法令」「教育・研究」の8専攻領域がある。申請対象にはそれぞれの分野別に定められた実務経歴年数、責任ある立場での3件以上の実績経験、研修などで取得するCPD単位が必要。
長野県建築士会上伊那支部の坪木澄人支部長は、「専攻建築士制度を通して自分たちの品位を高めていきたい」とあいさつした。
坪木支部長から一人ひとりに認定書が手渡され、最後には坪木支部長自身も認定書を受け取った。 -
保健補導員上伊那支部研修会
県保健補導員連絡協議会上伊那支部研修会は11日、駒ケ根市文化会館で開いた。上伊那各市町村の補導員や住民らが参加。箕輪町、駒ケ根市の両補導員が活動発表。FM長野の人気番組「346GROOVE FRIDAY!」でもおなじみ食文化研究家の永山久夫さんの講演もあった。
寸劇を通じて生活習慣の改善を地域に呼びかけようと、6月に劇団を結成した箕輪町保健補導員。
この日も劇を上演して、食生活などが乱れ健康を害した子どもが立ち直っていく過程を分かりやすく伝えた。
駒ケ根市保健補導員連合会は、転倒や腰痛予防、脳の刺激にも効果がある「フリフリグッパー体操」を行った。
永山さんの講演はラジオと同様に笑いを誘いながら展開。健康と笑いを絶やさないことが密接な関係にあることを爆笑トークで伝えた。 -
上伊那郡身障協ふれあい広場
上伊那郡身体障害者福祉協会は10日、恒例の「ふれあい広場」を箕輪町のながた荘で開いた。100人余が集い、歌や踊りの演芸大会を楽しみ親ぼくを深めた。
定期総会と並んで多くの会員が集まる催しで、常日頃会えない人たちが顔を合わせ元気に過ごそうと、協会に所属する5町村を巡回し年1回開いている。
開会式で郡副会長の登内嘉夫さんは、「協会があってこそ、支えになり、励みになる。ふれあい広場を一つの契機に明日から互いに元気づけあっていきたい」とあいさつした。
アトラクションで、箕輪町に結成された「たそがれシーラクバンド」の演奏を楽しんだ後は、演芸大会。各協会から4、5人が出演し、剣舞や歌、詩吟、踊りなど多彩な芸を披露。食事をしながら演芸を楽しみ、1日のんびりと過ごしていた。 -
新ごみ中間処理施設候補地決定に伴なう関係地区の合同説明会
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設候補地決定に伴なう関係地区の合同説明会が10日夜、伊那市役所であった。当該地区と隣接地区の役員約80人、一般傍聴者約20人が集まる中、市の事務局が候補地決定に関するこれまでの経過と今後の方針について説明=写真。今後、伊那市の用地選定委員会が候補地1カ所を絞り込み、その地元地区の合意を得る手続きを踏む。
事務局は、伊那市の用地選定委員会が候補地13カ所が決定するまでの経過を説明。今後は立地を回避すべき用地を判断する詳細な評価基準と、その優先順位を決める中でこれらの候補地を相対的に評価し、最終候補地1カ所を選定するとした。
酒井茂副市長は「最終候補地が決定した時はその旨を地元地区のみなさんに報告し、理解していただけるようお願いしていきたい」とした。
また、上伊那広域連合からはこれまで同連合で検討してきた新施設の処理方式や規模、処理対象物について説明。これらの事項は現在、上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が再度検討していることなどを示した。
参加した隣接地の役員の一人は「まだ用地選定の中間なので、委員会の今後を見て決めたい」と話していた。
当該地区と隣接地区の役員を対象とした説明会は今後3回開催する予定で、そのほかの地区を対象とした説明会も1回予定している。また、地区の要望があればその地区に出向いて地元住民に対する説明会も実施していく。 -
ミニバス中南信大会 上伊那男女5チームが県大会
第32回県ミニバスケットボール選手権中南信地区大会(パナホーム東海カップ)は10、11日、県伊那勤労者福祉センター体育館など4会場であり、県大会に出場する男女上位8チームが決まった。県バスケットボールボール協会主催。
男子29チーム、女子31チームが出場し、それぞれがトーナメントで、優勝を目指して熱戦を展開。上伊那勢は男子の箕輪、女子の伊那が優勝するなど男女計5チームが県大会(24、25日・安曇野市)の出場権を手にした。
結果は次の通り=上伊那関係分。
▽男子 (1)箕輪(4)駒ヶ根
▽女子 (1)伊那(2)TOSC(8)箕輪健全
県大会を目指して熱戦を展開