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立命館大教授 地方財政の講演
10月の消費増税を前に、地方財政について考える講演会が8日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
講師は立命館大学政策科学部の森裕之教授が務め、「財政を変えれば、暮らしは変わる」と題し、話をしました。
森教授は、今年の10月に実行される消費税増税については、「消費税が増税をされると景気が後退し、国の財政はさらに悪化する」と話しました。
森教授は「国の財政が厳しい中で、地方は生活困窮者に対する自立支援プログラムを考えたり、多様な働き方を受け入れることが大切だ。住民とコミュニティの再生をはかることで、地方創生につながる。」と話しました。
今回の講演は、地域住民の生活を幸せで健康にするために、上伊那社会保障推進協議会とSOSネットワーク上伊那によって企画されました。
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17日は「雑穀の日」 給食に雑穀カレー
伊那市では、雑穀の語呂から、3と5と9(3=ざっ、5=こ、9=く)を足した、毎月17日を「い~な雑穀の日」に定めています。
17日は、伊那市内の小学校の給食で地元産の雑穀を使った「雑穀カレー」がメニューとして出され、児童が味わいました。
給食に出されたのは伊那市産のアマランサスや、上伊那産のモチキビ、アワやハトムギ、古米などが入った雑穀カレーです。
普通のカレーに比べて、鉄分やカルシウム、タンパク質が豊富に入っています。
伊那市の伊那北小学校でも雑穀カレーが給食で出され、児童が味わいました。
児童は「いつもより甘い」「粒が入っている」と話しながら味わっていました。
雑穀の日は、雑穀の研究家や栽培農家でつくる「い~な雑穀ネットワーク」と伊那市が、普及などを目的に2011年の6月に制定しました。
雑穀カレーは、小中学校の栄養教諭や市教育委員会が、子どもに地域食材でもある雑穀への関心を高めてもらおうと年に1回の特別な献立として提供しています。
伊那北小の小松和江栄養教諭は「子ども達にも、栄養価の高い雑穀を知ってもらいたいという思いで提供している。地域でも雑穀がつくられているということを知ってもらいたい」と話していました。
雑穀の日にちなんだ雑穀カレーは、12日から28日まで、伊那市内の小中学校全21校で提供されるということです。 -
子供たちが自転車技術競う
自転車の運転技術や安全に対する知識を競う「交通安全子供自転車地区大会」の県予選となる伊那地区大会が伊那市のエレコム・ロジテックアリーナで15日、開かれました。
大会には、伊那市内で唯一自転車クラブがある富県小学校の4年生から6年生8人が出場しました。
伊那地区大会は、安全走行に関する知識と技能を身につけてもらおうと伊那警察署や伊那交通安全協会などが開いています。
走行テストでは、信号待ちや安全確認の仕方などの試験が行われ伊那警察署の署員が採点しました。
富県小学校自転車クラブは、今年の4月から練習をしてきたということで、児童たちは左右を確認しながら走行していました。
大会の上位4人は、来月長野市で開かれる県大会に出場することになっています。
なお富県小学校では、去年の県大会で団体3位でした。
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美篶公民館男の料理教室10周年
伊那市の美篶公民館で開かれている講座「男の料理教室」は、発足10周年を記念した感謝の集いを、16日に開きました。
集いでは、炭火で焼いた五平餅や、具だくさんの餃子など、手作りの料理が振る舞われました。
会員が前日から準備をし、10品近くが提供されました。
美篶公民館「男の料理教室」は、2008年に公民館に調理室が出来た時に、男性も集える機会を設けようと発足しました。
発足当初の会員は8人でしたが、10年経って現在は23人に増え、月に1回様々な料理を作り交流しています。
会員は40代~80代後半までで、これまでに作った料理は500品以上だということです。
この日は、会員の家族30人が集まり、作り立ての料理を味わっていました。
男の料理教室では「これからも和気あいあいと料理を楽しみながら、20周年を目指して頑張りたい」と話していました。
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伊那友の会 家庭料理講習会
雑誌「婦人之友」の愛読者のグループ、伊那市の「伊那友の会」は11日、家庭料理講習会を開きました。
講習会には、会員15人と一般20人が参加しました。
この日作ったのは、酢豚や かぼちゃのサラダなど全5品です。
旬の食材を使い、暑い夏でも食が進む料理を考えました。
参加者たちは8人ほどのグループに分かれ、それぞれ料理を作りました。
伊那友の会リーダーの山田惠子さんは、「小さい子供を持つお母さんも、簡単・手軽に作れるメニューです。」と話していました。
伊那友の会は、月1回の例会や、こうした講習会で、衣・食・住などについて学んでいます。
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ガールスカウト英会話修了式
伊那市と南箕輪村の子どもが所属している、ガールスカウト第26団の英会話教室の修了式が
15日、伊那市の伊那公民館で行われました。
この日は、修了生12人のうち、7人が出席し、英会話教室で講師を務めるナイジェリア出身のクラーク・ラケルさんから修了証を受け取りました。
修了証は、継続して受講しているメンバーに、激励の意味を込めて、年1回授与されます。
平澤恵美子団委員長は、「グローバル社会において、英語に沢山触れて親しんでほしい。」と話していました。
修了式の後は、授業が行われました。カードに描かれた絵や、自分の好きな果物を英語で発音しました。
この英会話教室は、保育園の年長児から小学6年生までが対象で、月に2回開かれています。
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南アルプス林道バス 北沢峠まで運行
本格的な夏山シーズンを前に、伊那市長谷の南アルプス林道バスの全線運行が15日始まり、北沢峠までが開通しました。
始発の午前6時5分のバスには3人が乗車しました。
南アルプス林道バスは、4月25日から歌宿までの運行を行っていて、15日全線開通となりました。
標高2,032メートルの北沢峠まではおよそ1時間かかります。
南アルプス林道バスは運行開始から40年間無事故で運行しています。
林道では高山植物が見ごろを迎えていました。
白岩には紫色のムシトリスミレや黄色のコキンバイが咲いています。
終点の北沢峠です。
14日まで登山を楽しんだという、帰りのバスを待つ人たちの姿がありました。
バスの運行は11月15日までを予定していて、仙流荘前から北沢峠までの運賃は片道1,130円となっています。
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伊那ビデオクラブ会員の作品を審査
上伊那を中心としたビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの作品コンクールの審査会が15日伊那市の美篶きらめき館で開かれました。
コンクールには、会員12人が15作品を出品しました。
これまでは1作品5分以内と決めていましたが今回から5分以内か10分以内のどちらかで作品制作が行われました。
会員の他に映画監督の後藤俊夫さん、伊那市職員、報道機関なども加わったおよそ20人が審査に当たりました。
伊那ビデオクラブは、会員の技術向上につなげようと毎年コンクールを開いていて、今年で22回目です。
赤羽仁会長は、「活動を通して地域の記録を映像として残していきたい」と話していました。
表彰式は30日に伊那公民館で行われ、各賞が発表されます。
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伊那文化会館にリハ室を 要望へ
伊那市の伊那文化会館近くにリハーサル室の建設を要望していく上伊那の音楽団体で組織する会が15日発足しました。
15日は伊那フィルハーモニー交響楽団やアルプス男声合唱団など上伊那の音楽団体を中心に15人ほどが集まり、「伊那文化会館にリハーサル室・練習室の建設を要望する会」が発足しました。
伊那文化会館には、リハーサル室がなく、コンサートなどの際には楽屋か屋外でリハーサルを行っているということです。
建設希望地は伊那文化会館西側の公園で、15日は参加者が現地を見学しました。
この土地は伊那市が所有しているため、会では伊那市に土地の提供を求めて
いくということです。
参加者からは「多くの団体が集まるコンサートではリハーサル室が必要だ」「公園を利用している人もいるので一部を公園として残す方向で考えた方が良い」などの意見が出ていました。
会は、伊那文化会館館長で、伊那フィルハーモニー交響楽団団長の北沢理光さんが呼びかけ発足しました。
今後は、音楽団体のほか演劇や舞踊などより広い文化団体に声をかけていくということです。
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東京芸大生が中学生を演奏指導
伊那市内の中学生を対象にした東京芸術大学音楽部の学生による楽器の演奏指導が15日、行われました。
15日は市内3校で行われ、このうち伊那中学校では、吹奏楽部の生徒40人が楽器ごとに分かれ指導を受けていました。
学生は、楽器の持ち方や姿勢、息づかいなど演奏の基本から指導していました。
旧高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の縁で伊那市と東京芸大は、交流を行っています。
毎年秋に伊那市内で東京芸大の学生が記念音楽祭も行っています。
中学生は「芸大生から指導を受けるのは貴重な体験で勉強になりました」と話していました。
東京芸術大学の演奏指導は市内5つの中学校で行われ音楽部の学生20人が指導を行います。
16日は、東部中学校・春富中学校合同の演奏指導が予定されています。
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青野恭典さん写真展14日から
伊那市のかんてんぱぱホールで、14日から、山岳写真家青野恭典さんの写真展が始まります。
写真展は「山に魅せられて」と題し開かれていて、会場には日本のアルプスやヨーロッパの雪山など、モノクロ写真を中心に47点の作品が並んでいます。
青野さんは山岳写真家として国内外の山岳や、海岸などの自然風景を撮影してきました。
2002年、かんてんぱぱホールに、常設のフォトギャラリーを設立し、様々な自然界の写真を展示してきましたが、3年前の2016年に亡くなりました。
青野さんが亡くなってからは、妻のハツ子さんが写真展を開いています。
写真展「山に魅せられて」は、かんてんぱぱホールの青野恭典フォトギャラリーで、14日から9月24日(火)まで開かれます。 -
新山小3年生 総合で地域の魅力探し
伊那市の新山小学校の3年生は、今年度から始まった総合学習で地域の魅力について学んでいます。
11日は、児童が地域住民と一緒に新山の名所を巡りました。
(写真)は、新山から駒ケ根市に抜ける道沿いにある大岩です。
岩の高さは10メートル、岩の上の広さは30畳あるといわれています。
この日は、新山に住む北原和俊さんと六波羅文利さんの案内で、地域を巡りました。
子ども達は、大岩の上に到着すると、北原さんから岩に関する言い伝えを聞きました。
北原さんは「その昔この岩の上では「博打」と言われるゲームが行われていました。そんなことからこの岩は「博打岩」とも言われています」と子どもたちに説明していました。
新山小の3年生は、総合学習で、自分たちが住む新山の魅力について、探検しながら学んでいます。
児童は今後、地域の魅力の発信についても考えていくということです。 -
伊那市行政相談委員に感謝状
3月まで伊那市の行政相談委員を務めた市ノ羽茂則さんと、伊藤順一さんに総務大臣からの感謝状がきょう、伊那市役所で伝達されました。
総務省長野行政監視行政相談センターの阿藤英行所長から市ノ羽さんと伊藤さんに感謝状が手渡されました。
行政相談委員は、地域住民と国や県、市のパイプ役として国から委嘱されます。
市ノ羽さんは平成17年から14年間、伊藤さんは平成25年年から6年間務めました。
市ノ羽さんは、「地域の人に支えられて務めることができました」。
伊藤さんは「地域と行政の橋渡しができればという思いでこれまでやってきました」と話していました。
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あかりの会 五平餅を楽しむ会
伊那市下小沢の高齢者の集い「下小沢あかりの会」は8日、小沢地域交流センターで五平餅を作り楽しみました。
会員が持ち寄った4升のお米を炊いて半分ほどつぶし、直径5㎝ほどに丸めてフライパンで炙り、タレを塗って再び炙ります。
みそベースの甘ダレにはクルミと山椒が入っていて、まろやかさの中に山椒のアクセントが効いた味つけです。
この日は60代後半から90代の会員と、地域の住民25人が参加しました。
会は今年で11年になるということで、毎年田植えが一段落したこの時期に交流会を開いていて、秋は、蕎麦や
おやきなどを作るということです。
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JA上伊那 農業機械初心者講習会
JA上伊那は13日、農業機械を安全に使うための初心者講習会を伊那市西箕輪のJA菜園で開きました。
この日は、午前と午後の2回に分けて講習会が開かれ、合わせて41人が参加しました。
午前の部には23人が参加し、トラクターや自走式草刈り機などの使い方を学びました。
講習会は、JA上伊那が新規就農者を増やす目的で毎年開いていて、今年で5回目です。
参加者は、JA上伊那の職員に指導を受けながら、農業機械を操作していました。
JA上伊那は、「農業機械は農作業の時間短縮など効率化が見込めるが、使い方を間違えると事故が起きる。正しい使い方を学んでほしい」と話していました。
JA上伊那では、8月にも同様の講習会を予定しているということです。
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古道具と器の展示即売会
伊那市御園の陶芸家、伊藤真一さんの古道具と器の展示即売会が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、御園の工房で作られた皿や茶わんと、日常生活に溶け込む古道具などあわせておよそ500点が展示されています。
普段使いに適した食器を中心に、伊藤さんが独自に仕入れたステンレス製のポットや掛け時計などの古道具が並んでいます。
伊藤さんは「比較的手ごろな作品を数多く出品している。気に入った作品があれば手に取って楽しんでもらいたい」と話していました。
展示即売会は、18日(火)まで開かれています。
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入笠牧場で牛の放牧
夏の間、牛に涼しい環境の中で足腰を鍛えてもらおうと伊那市高遠町の入笠牧場で牛の放牧が12日、行われました。
12日は、上下伊那と諏訪地域の畜産農家から39頭が放牧されました。
去年は、初日10頭でしたが今年は3倍近くとなっています。
放牧は、初めての出産を迎える雌牛の足腰を鍛えるとともに、畜産農家の夏場の労働軽減などを目的に毎年6月上旬に行われています。
今年は全部で50頭ほどを放牧する予定で牛たちは10月中旬まで入笠牧場で過ごします。
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ICTに関する協定
伊那市教育委員会は、ソフトバンクのグループ会社SB C&S㈱とICT活用教育に関する連携協定を今日、締結しました。
この協定により市内の小中学校のICT教育の推進をSB C&Sが支援します。
12日は、市役所で締結式が行われ笠原千俊教育長とSB C&S㈱ICT事業部の仲畠太士本部長が協定書を取り交わしました。
SB C&Sは、2013年からICT教育の推進に向けた専門チームを設立し、教育現場のニーズに対応できるICT機器の導入や、授業での活用で自治体を支援しています。
協定は、学校現場における多くのノウハウを持つSB C&Sの協力を得て更なるICT教育の推進を図ろうというものです。
SB C&Sでは、今回の協定を通じ教員の指導力の向上を目的とした研修の開催や機器の貸し出しなどを行います。
また、12日は伊那市の伊那西小学校の学校林で行われたタブレット端末を活用した算数の授業をSB C&Sの社員が見学しました。
児童たちは、学校林内にある垂直と平行のものを探しタブレットで写真を撮っていました。
伊那市教育委員会では、平成26年度から順次小中学校にタブレットを導入しています。
小規模校同士による遠隔授業なども行っています。
今年度は、市内小中学校合わせてタブレットを2000台を導入する他、電子黒板をすべての普通教室に設置するとしています。
また、SB C&Sの協賛を得て伊那市教育委員会は、8月にタブレットを活用した自然に親しむサマーキャンプを伊那西小学校で開く予定です。
SB C&Sでは、北海道・東京・佐賀の自治体と協定を締結していて、伊那市との協定は全国で4自治体目となります。
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地域野菜の魅力 学内販売でPR
南箕輪村の信州大学農学部の学生有志は、地元の農産物の魅力を発信する取り組みの事業化を目指しています。
その第一歩となる生野菜サラダの販売が、農学部キャンパス内にある生協の購買と食堂で始まっています。
生協の購買ではおしゃれな箱に入った生野菜が売られています。
「伊那谷サラダの十二ヵ月」と名付けられたこちらは、ひと箱321円で、毎週10箱出荷しています。
レタスや五寸人参など旬の野菜10種類が入っています。
この取り組みは地域の農家・飲食店のシェフなどでつくる会社「結屋(ゆいや)」の運営に参加している学生や大学院生など7人のチームが企画しました。
11日は、チームに参加する学生のうち4人が、学内で記者会見を開き、概要を説明しました。
会見で信大農学部博士課程の岩本啓己さんは「学生、大学がもっと地域の食とか農業とかと近い距離になる。学内で勉強しているだけでなくて、地域の食とか農業とかとつながっていくことが理想」と話していました。
学生チームが所属する「結屋」では、飲食店からリクエストのあった新鮮な野菜を農家から集め、配送を行っています。
今回、同じキャンパスで学ぶ仲間たちに伊那谷の魅力をもっと知ってもらおうと、生協での販売を企画しました。
大学院生の坂田章太郎さんは「『農学部は何もない』とみんな言うが、自分たちで活動してみて、伊那には良いところがいっぱいあると気付いた。それをみんなに知ってもらいたい。地域の美味しいものを生協に置いてもらい、食の感動を知ってもらって、地域に目を向けるきっかけにしてもらえればうれしい」と話していました。
岩本さんは「もっと大学と地域、食と農業の距離が近くなって一緒に何か地域を盛り上げていく、一緒に問題を解決していく、そういう関係がつくっていけたらいいな、と思う」と話していました。
今後は地域の他の大学や短大にも営業をかけるなどして、この取り組みを採算ベースに乗せていきたいとしています。 -
卒業から45年 母校に寄付
伊那市高遠町の高遠中学校の昭和48年度卒業生が10日、母校を訪れ寄付金を手渡しました。
この日は卒業生4人が高遠中を訪れ、小林久通校長に寄付金15万円を手渡しました。
昭和48年度卒業生は、還暦を迎えたことから今年2月に同窓会を開き、母校のために何かできないかと寄付金を募ったところ、15万円が集まりました。
同窓会には、遠くは北海道から、卒業生の半分以上の99人が集まったということです。
久しぶりに学校を訪れた卒業生は、当時強かった部活の話などで盛り上がっていました。
卒業生の斎藤正秀さんは「同窓会では、卒業ぶりの人もいて、盛り上がったし、懐かしかった。母校のためになるものを購入してほしい」と話していました。
高遠中学校では、この寄付金を備品の購入などに充てるということです。 -
ラジコン草刈機 実演会
スマート農業技術を推進している伊那市は、ラジコンで動く草刈機のデモンストレーションを11日、富県上新山で行いました。
この日は、㈱クボタのラジコン草刈機の実演が行われました。
この機械は、重量が124kgと比較的軽量で、軽トラックの荷台に載せられるということです。
草刈機は傾斜40度まで対応でき、ラジコンを操作する人から100メートル以内の範囲まで電波が届くようになっています。
価格は、99万7千円です。
この日のデモンストレーションには、農家や集落営農法人などおよそ70人が参加しました。
伊那市ではこれまでに8機種の実演を行ってきました。
農林水産省は、今年度から全国69か所でスマート農業の効果を検証する実証実験を行っています。
そのうちの1つ、東春近の農事組合法人田原では、同じ型の草刈機を7月から本格的に導入する予定です。
伊那市では「農業者のニーズに合った機種があれば、随時紹介していきたい」と話していました。 -
下島さん宅のバラが見頃
伊那市富県南福地の下島一樹さん宅のバラが見頃となっています。
下島さん宅の中庭はローズガーデンになっていて、およそ70種類のバラが現在見頃となっています。
この場所は、4年前に現在の家を建てた時に空いたためバラを育て始め、現在は妻の恵子さんが主に管理をしています。
庭の奥の方には、5種類のバラが上へ伸び壁のようになっている空間があり、甘い香りを楽しむこともできます。
下島さんによりますと、バラの見頃は来週いっぱいまでだということです。
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園児に熊よけ鈴の使い方指導
上伊那地域振興局は10日、伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の園児に、熊の習性や熊よけの鈴の使い方を教えました。
この日は、園児たちが実際に熊よけに使う鈴に触れ、その音を確かめました。
上伊那地域振興局が「やまほいく」を行っている高遠第2・第3保育園の園児に熊について知ってもらおうと企画しました。
保育園児に、熊について教えるのは、上伊那では初めてです。
講師を務めたのは、熊対策を担当する振興局職員の中田早紀さんです。
熊は、7月から8月の夏場にかけて本格的に活動をはじめ、人間の生活圏まで標高を下げるため、出没することが多くなります。
園児たちは、手作りの劇を見て、熊の生態や対処法について学びました。
劇では、熊が本当は臆病な動物だということや、熊よけの鈴は自分の居場所を知らせるためだということなどを話していました。
上伊那地域振興局では今後、要望があればどの保育園でも実施するということです。
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引きこもりについて講演会
伊那市のいなっせで7日、引きこもりや不登校の子どもについての講演会が開かれました。
講演会は、引きこもりや、仕事をしていない若者などを支援している、長野県南信子ども・若者サポートネット事務局が開いたものです。
7日は、南信地区の市町村の福祉や保健担当者を対象に開かれました。
講師を務めたのは、不登校や引きこもりなどの若者支援や、行政機関への中間支援を行っている一般社団法人代表の田中俊英さんです。
田中さんは講演の中で、「引きこもりの学生は、学校に行くという社会規範にがんじがらめになっている。引きこもり当事者のつらさを周りの大人が代弁してあげることで抜け出せるきっかけになる」と話していました。 -
伊那市議会6月定例会開会
伊那市議会6月定例会が10日に開会し、4億6,000万円を追加する補正予算案など14議案が提出されました。
補正の主な内容は、「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」に4,300万円、移住定住にむけた「地方創生アルカディア構想」に7,800万円、糖尿病や喘息などの遠隔医療を行う「モバイルクリニック事業」に1,400万円などとなっています。
今議会では他に、放置自動車の所有者に対し罰則を設ける条例の制定など14議案が提出されています。
6月定例会は、19日から21日まで一般質問、来月1日に委員長報告と採決が行われます。 -
伊那東小 将棋団体戦県大会優勝
第15回小・中学校将棋団体戦長野県大会が9日、松本市で開かれ、伊那市の伊那東小学校が小学校の部で優勝しました。
10日は、伊那東小の将棋チーム3人が浦山哲雄校長に県大会優勝の報告をしました。
伊那東小のチームは、5年生の城倉僚介くん、5年生の堀米真喜くん、3年生の堀米真爾くんの3人です。
県大会は、県内から8チームが出場しました。
4チーム1組のリーグ戦を行い、上位4チームがトーナメントで争いました。
将棋団体戦は、チーム3人のうち2人が勝てば勝利となります。
決勝は、伊那東小と長野市立山王小が争い、3対0で伊那東小が勝ちました。
東日本大会出場は堀米真喜くんと堀米真爾くんは2回目、城倉僚介くんは初となります。
なお、チームは今後7月23日に東京で開かれる東日本大会に出場します。 -
松本山雅ミニサッカー大会
JA上伊那が主催する松本山雅FCミニサッカー大会が8日伊那市陸上競技場で開かれました。
大会には小学2年生と3年生が出場でき、中南信から30チームが参加しました。
試合は5対5のミニゲームで行われ予選のリーグと決勝トーナメントで順位を決めました。
審判は松本山雅のスタッフや元選手が務めました。
この大会は、松本山雅のスポンサーとなっているJA上伊那が、子どもたちにサッカーに親しんでもらおうと2017年から年2回開いているものです。
お昼の時間には上伊那産のキュウリとトマトがふるまわれ子どもたちが味わっていました。
大会の結果、優勝は松本市のチーム、上伊那では「南箕輪A」が5位入賞しました。
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動いて、食べて、交流深める
伊那市山寺区山本町の高齢者を対象にしたいきいきサロンが9日、きたっせで開かれました。
この日は、高齢者や社会福祉協議会のメンバーら30人が集まり、脳いきいき体操で体を動かしました。
長野県レクリエーション協会の小林治さんが講師を務め、座りながら体を動かすことができる簡単な体操をしました。
2人1組になって民謡に合わせて行う体操では、パートナーとリズムを合わせながら、笑顔で体を動かしていました。
体操が終わると、五平餅を食べながら高齢者同士交流を深めていました。
山本町社会福祉協議会の橋場厚彦会長は「時代の変化とともに寄り合いも少なくなり、高齢者の交流も減っている。この機会に会話を楽しんで交流を深めてほしい」と話していました。 -
自慢のバラを拝見 ツアー初開催
伊那市内でバラを育てている住宅や店舗を巡る「バラのお庭拝見ツアー」が9日伊那市内で初めて行われました。
ツアーにはおよそ50人が参加し、市内の住宅や店舗4か所をまわり、庭に咲いているバラを見学しました。
伊那市野底の望月貞子さん宅です。
望月さんは15年前、バラの育て方講座に参加した事をきっかけに植え始めたという事です。
現在はおよそ80種類、80株のバラを育てているという事です。
次に訪れたのは伊那市荒井の雑貨店「グリーン ゲイブルズ」です。
7年前に店舗を作った時に空いていたスペースを有効活用しようとバラを植え始めたという事です。
参加者は、代表の小平伸子さんに、手入れの方法などを聞いていました。
バラのお庭拝見ツアーは、中心市街地で行われているバラによる活性化イベント「伊那まちバラぶらり」の実行委員会が、個人で管理する自慢のバラを再発見しようと企画されました。
実行委員会では、来年伊那市で開かれるばらサミットに向けて、地域に魅力を広めていきたいとしています。
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旧井澤家住宅でダンスなど発表
伊那市西町の旧井澤家住宅でダンスやジャズ、マジックを楽しむ「伊那部宿大イベント」が9日行われました。
イベントは旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会が地域住民との交流を深めようと企画し今年で7回目となります。
伊那市のダンス教室に通う園児から高校生までの25人が練習の成果を披露しました。
9日はこの他にジャズの演奏やマジックショーも行われました。
伊那部宿を考える会では「旧井澤家住宅を多くの人に利用してもらい、この家の大切さを伝えていきたい」と話していました。