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伊那市ボランティアポイント 来月から
伊那市は65歳以上の人を対象に、福祉施設などでボランティアを行う事でポイントをため、そのポイントを商品券などに交換できる事業を来月からスタートさせます。
伊那市では伊那市社会福祉協議会に委託し、来月1日か「イ~ナ介護支援ボランティアポイント事業」をスタートさせます。
ポイントをもらうには、伊那市社会福祉協議会でボランティアの登録が必要となります。
事業に参加する市内の福祉施設や市が行う認知症オレンジカフェなどでボランティアを行うと、ポイントカードに1時間当たり1個スタンプが押されます。
スタンプは1日最大2個までで50個ためると年度末に5千円分の商品券等と交換できる仕組みです。
この事業に登録した事業所のひとつ、伊那市御園のふれ愛センター伊那北です。
高齢者向けのデイサービスやショートステイを行っています。
福祉施設とボランティアのコーディネイトを行っている社協では、ボランティアが増える事で災害時の共助につながればと話します。
伊那市では、これをきっかけに、65歳以上の人が地域に出て、生きがいに繋げてもらいたいと話します。
伊那市社会福祉協議会では、22日からボランティアの登録を始めます。
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西春近南保育園草もち作り
伊那市西春近の西春近南保育園の園児たちが17日、草もち作りをしました。
この日は、年少から年長園児あわせて54人が草もち作りを楽しみました。
草もちに使ったヨモギは、散歩で摘んできたものです。
園児たちは、食べやすいサイズに丸めて草もちを作っていました。 -
毎日着たい服展 キルトガッセ
手作りの洋服の展示販売会「毎日着たい服展 キルトガッセ」が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、手作りの洋服など200点ほどが展示されています。
展示販売会は、伊那市福島の工房で洋服などを作る根津幸江さんが開いています。
3年ほど前から本格的に洋服を作り始めた根津さんは、麻や綿などの天然素材を使い、シンプルなデザインの洋服を作っています。
根津さんは、「普段の生活にも使え、日常でのアクセントになるような洋服を揃えている。試着もできるので実際に着てもらって確かめながら選んでほしい」と話していました。
展示会は、20日(月)までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
スワニー春富中へ3Dプリンター寄贈
伊那市富県の有限会社スワニーは14日、春富中学校に3Dプリンターを寄贈しました。
スワニーの橋爪良博社長は14日、出身校の春富中学校を訪れ、3Dプリンターを贈りました。
3Dプリンターはデータをもとに立体物を作る機械で、スワニーではこれを使い、様々な製品の設計を行っています。
橋爪社長は「3Dプリンターはアイディアをすぐ形にできる道具です。失敗は経験となるので、どんどん使ってほしい」と話していました。
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郷土誌「伊那路」昭和目録作成
伊那市美篶青島の矢島信之さんは、郷土誌『伊那路』の昭和32年1月から昭和63年12月まで発刊された383冊をとりまとめた、昭和目録を作成しました。
創刊号の昭和32年1月号から昭和63年12月号まで発刊された383冊分の伊那路の表紙をコピーし、目次をファイルにまとめました。
『伊那路』は、上伊那の歴史や風土など記した郷土誌です。
『伊那路』の編集委員でもある矢島さんは、「目次をまとめることで伊那路を使いやすくした。過去のことを調べるのに目録を役立ててほしい」と話していました。
なお、平成の目録はすでに完成しているということです。 -
JC 食育体験イベント
一般社団法人伊那青年会議所は、小学生の親子が対象の食を学びながら自然体験をするイベントを、来月29日に伊那市内で開きます。
14日は、伊那市の伊那商工会館でイベントについての記者会見が開かれました。
イベントでは、保護者は食育のマナーについて学び、子どもたちは、つかみどりしたマスを調理します。
他に、専門家による鶏を食肉に加工する様子の見学も予定しています。
日時は6月29日(土)午前9時からで場所は伊那市横山の山荘ミルクです。
小学生の親子20組で1世帯3人までとなっていて応募多数の場合は抽選となります。
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春日公園で園児が桜の植樹
伊那市の竜西保育園と竜南保育園の園児たちが15日、春日公園に桜の苗木を植えました。
竜西保育園の年長園児と竜南保育園の年長園児合わせて44人がコヒガンザクラの苗木5本を植えました。
桜の苗木は、伊那市西町の有志、ルネッサンス西町の会から贈られたもので、今年で15年目になります。
これまでに桜75本、つつじ5株が贈られています。
ルネッサンス西町の会では「大きくなって成長したときみんなで植えた桜だと思ってほしい」と話していました。 -
通り町・美篶堂フェア開催
伊那市で製本業を営む美篶堂は、中心市街地の5つの店舗と協力し、「通り町・美篶堂フェア」を来月2日まで行っています。
通り町のワイルドツリーでは、去年の全国カタログ展で入賞した「うさぎがきいたおと」の本やポストカードが置かれています。
今月下旬からは、この絵本の原画展も計画されています。
美篶堂では、多くの人に本に親しんでもらい、自社の製本技術を知ってもらおうと、今回初めて通り町の店舗と協力しフェアを企画しました。
開催しているのは、ワイルドツリー、オ・ルージュかぐや、コミュニティカフェ・セジュール、カリカリブックス(仮)、ネイバーシップの5店舗です。
美篶堂・通り町フェアは来月2日までを予定していて、来月の1日と2日には製本のワークショップや朗読会などが予定されています。 -
「遠隔医療」実証へ 市が協定締結
伊那市は、専用車両で遠隔医療を行う「次世代型モビリティサービス」の連携について、MONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ)と14日、協定を締結しました。
この日は、伊那市の白鳥孝市長と、モネ・テクノロジーズの柴尾嘉秀(しばおよしひで)副社長兼COOが、協定書を取り交わしました。
モネ・テクノロジーズは、東京都に本社を置く会社で、トヨタ自動車とソフトバンクが共同出資しています。
トヨタの次世代型電気自動車を活用して、移動中・移動先で飲食や小売、医療などを提供するサービスの構築に取り組んでいます。
今回の協定は、医療に特化したサービス「モバイルクリニック」の実証を伊那市で行い、実用に向け連携・協力していくというものです。
実証では、事前予約をした慢性疾患患者の家に医療機器を乗せた車が向かい、看護師が血圧や脈拍などの測定を行った上で、医師が、テレビ会議システムを使って車内で患者を診療します。
この事業は、トヨタ・モビリティ基金の助成3,000万円を活用するほか、伊那市が6月議会に1,500万円の補正予算案を提出する予定です。
白鳥市長は「診療所に行くにも数少ないバスや高い運賃を使って行かなければならない。自分の思うとおりにいけないということもある。患者さんにとってみると、本当に安心できる地域づくりにつながっていくんじゃないかと思う」と話していました。
柴尾副社長兼COOは「モネにとっては日本で初めてこういった取り組みに参加させていただく。そこでいろんなことを学び、全国に展開していけるように一生懸命取り組んで行きたい」と話していました。
実証には、伊那中央病院・春日医院・神山内科医院の3つの医療機関も参加する予定です。
伊那中央病院の北澤公男統括副院長は「このあたりの地域では、山間地になると一軒まわって、次に2~30分とかかけて行くなど非常に効率が悪い。そういった課題をうまくカバーできる(システム)。患者さんにとっても、医師の少ない地域にあってもお互いにメリットがある」と話していました。
実証実験は、今年の秋以降から来年度末までを予定しています。 -
新山小5年 もち米の苗植える
伊那市の新山小学校5年生の児童は14日、小学校近くの田んぼで品種の違う2種類のもち米の苗を植えました。
この日は、新山小の5年生5人が保護者と一緒に、総合学習の時間で田植えをしました。
児童たちは、品種によるコメの成長の違いを調べるため、白毛餅とモチヒカリの2種類の苗を植えました。
田んぼを白いビニールテープで区切り、全体の4分の1ほどがモチヒカリ、残りは白毛餅です。
今後は、稲の成長を観察しながら9月中旬に収穫し、10月の新山まつりでコメの販売を予定しています。 -
東ティモールの絵画展
東ティモール民主共和国の2020年東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして登録されている伊那市は、東ティモールの人々が描いた絵画の展示を行っています。
展示されているのは、東ティモールの10代から30代の20人が描いた作品です。
東ティモールの首相夫人・イザベルさんが現地の若者を対象に学習指導を行っていて、作品はその生徒たちが描きました。
風景や建物のほか、国の形に似ていて神話にも出てくるワニも描かれています。
伊那市高遠町出身で、一般社団法人日本東ティモール協会会長の北原巖男さんです。
作品は、2日まで東京の展示会に出品されていたもので、東ティモールのことをもっと知ってもらおうと伊那市での展示を北原さんが提案し実現しました。
協会からクレヨンや絵の具を提供し、これまでほとんど絵を描いたことがない若者たちが今回作品を仕上げたということです。
会場にはイザベル夫人からのメッセージも展示されています。
展示は、東ティモールの独立回復記念日の5月20日を挟んで、24日(金)まで伊那市役所1階市民ホールで行われています。 -
公民館教室押し花作品展示
伊那公民館の女性教室・押し花クラブの会員による作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で15日から始まります。
会場には、およそ50点の作品が並んでいます。
20年程前に伊那公民館で始まった講座で、現在は上伊那の60代から80代の13人が作品づくりに励んでいます。
指導しているのは、伊那市中央の野澤伊代子さんです。
作品には主に会員が家庭で育てた草花が使われていて、仕上がったものは真空にして乾燥剤を入れているため、10年以上経っても色が変わらないということです。
クラブでは年に1回、近隣の山へ出かけ押し花に使う花を摘んでいて、野澤さんは「使う植物を探すところから楽しんでやっています。会員の思いを作品から感じ取ってもらいたい」と話していました。
伊那公民館女性教室・押し花クラブの作品展は、15日~25日まで伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。
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セーフティーリーダー委嘱式
自分の身の回りなど防犯意識を高め地域に広める、わが家のセーフティーリーダー委嘱式が8日、伊那市高遠町の高遠小学校で行われました。
委嘱式は、学校や家庭、地域が一体となり子どもの防犯意識を高めようと行われています。
委嘱を受けた児童は高遠小6年生38名です。
リーダーとなった児童は、横断歩道の正しい渡り方を下級生に教えたり、きちんとしたあいさつなど暮らしの中から防犯意識を高めます。
伊那警察署の石坂達雄署長は、「家庭や学校でお手本となるように行動してほしい」と話していました。
セーフティーリーダー委嘱式は伊那署管内で高遠小のほかに3校での実施が予定されています。 -
凍霜害被害額 伊那市は5,330万円
伊那市は4月28日と今月8日の霜による果樹被害の状況をまとめました。
それによりますと被害額の合計はおよそ5,330万円となっています。
これは13日伊那市役所で開かれた市議会経済建設委員会協議会で報告されたものです。
4月28日の霜による被害額は梨とさくらんぼ合わせて820万円でした。
今月8日はりんごや梨など合わせて4,510万円で2日間のの合計は5,330万円となっています。
伊那市ではりんごは、全ての品種で被害があったがつがる等、早生品種で被害が大きくなる恐れがあるとしています。
県では今月末を目途に各市町村の被害額をまとめることにしていてJAと協力しながら技術指導を行うとしています。
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伊那西高校生徒が市議会6月定例会を傍聴
伊那西高校の生徒は伊那市議会6月定例会の一般質問を傍聴します。
これは13日に市役所で開かれた伊那市議会議員懇談会で報告されたものです。
一般質問を傍聴するのは伊那西高校2年生です。
2日間の日程で行われ7月には市議会正副議長と常任委員長が
伊那西高校に出向き意見交換も予定されています。
高校生の議会傍聴は魅力ある議会づくりの一環で行われるもので
学校のクラス単位では初めてだということです。
伊那市議会では、議会の役割を若い人たちに理解してもらう機会にしていきたいとしています。
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ARでそば店情報を発信
スマートフォンに情報を表示する技術ARにより伊那市内のそば店の情報を見ることができるようになりました。
ARは伊那そば振興会と伊那市観光協会が作成した伊那そばマップのQRコードを読み込みアプリをインストールすると見ることが
できます。
マップで紹介されている店舗の位置情報のほかARでしか見ることができない「店長のおすすめ情報」が表示されます。
伊那そば振興会と伊那市観光協会では新世代の広告としての話題性とともにスマホ世代へのそばへの関心度を高めたいとしています。
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手良小5年生 園児と泥んこ遊び
伊那市の手良小学校の5年生と手良保育園の年長園児が13日、小学校南の田んぼで泥んこ遊びをして交流しました。
この日はおよそ3アールの田んぼで5年生と年長園児、合わせて41人がドッジボールや、ゲームなどをして遊びました。
手良小学校の5年生はお米作りを行っていて、手良保育園との交流は田んぼの代掻きも兼ねています。
この泥んこ遊びの交流は毎年行われています。
今後は、5月24日に田植えを行い、9月末には稲刈りを行う予定です。 -
春の全国交通安全運動に合わせて街頭迎発
現在実施中の春の全国交通安全運動に合わせて、各地で交通指導所の開設や人波作戦が、13日に行われました。
このうち伊那市役所周辺では、伊那警察署の署員や伊那交通安全協会の会員などおよそ50人が、ドライバーに啓発グッズを手渡しました。
運動の重点は、【子どもと高齢者の交通事故防止、飲酒運転の根絶】などです。
また、長野県の重点目標は【通学路・生活道路の安全確保と歩行者保護の徹底】となっています。
伊那署では、「今月10日に滋賀県大津市で発生した事故では、近くにいた園児が巻き込まれてしまった。少しの油断でどこででも起こりうる事故。通り慣れた道でも常に注意して運転をしてほしい」と話していました。
伊那署管内では、今年に入って85件の人身事故が発生し、死者は去年の同じ時期に比べて1人多い2人となっています。
春の交通安全運動は、20日までで、期間中は街頭啓発や取り締などが行われます。 -
田楽座が伊那市長へ報告
伊那市富県高烏谷を拠点に活動している田楽座は、先月行われた東京新宿公演について、伊那市の白鳥孝市長に4月26日報告しました。
公演当日はおよそ900人が来場したということです。田楽座の新宿公演は、伊那市と新宿区の共催で行われたもので、2017年に開催された新宿ふれあいフェスタでの出演がきっかけとなっています。
代表の中山洋介さんは、「初めて田楽座の公演を見に来てくれた人も多く、伊那市と新宿のつながりをアピールできた」と話していました。
白鳥市長は、「今後も定期的に開催できるようになれば」と話していました。 -
高尾公園で例大祭&つつじ祭り
伊那市山寺の高尾公園で、例大祭とつつじ祭りが11日に行われました。
高尾公園は、昭和4年に当時の山寺商工会が整備した公園で、祭りは昭和8年から始まりました。
今年は元号が平成から令和に変わったことを記念して、すいとんが無料で振る舞われました。
山寺の住民でつくる高尾公園管理委員会のメンバーが手作りしたものです。
祭りでは他に、生ごみ処理機などがあたる恒例の100円くじが行われ、家族連れで賑わいました。
園内では数種類のつつじおよそ600本が植えられています。
開花は例年より2~3日遅いということで、20日頃までは楽しめるということです。 -
地域の魅力再発見!わくわくフェス
熱気球に乗れる体験や仕事に関するビンゴゲームなどを行う「地域の魅力再発見!わくわくフェス」が、12日に伊那市内で行われました。
伊那市役所駐車場には、熱気球の乗車体験コーナーが設けられ、朝早くから親子連れで賑わいました。
イベントは、伊那青年会議所のまちづくり委員会が、初めて開いたものです。
地上およそ20メートルの高さから街並みを眺めてもらうことで、地域の良さを感じてもらおうと企画しました。
他にビンゴゲームでは、縦・横4マスずつ計16の職種が書かれたカードが来場者に配られ、青年会議所のメンバーに何の仕事をしているかを訪ねて丸を付けていました。
地域の飲食店を知ってもらおうと、ローメンや日本茶などの屋台が並び、訪れた人たちが味わっていました。 -
洞泉寺で大般若会
伊那市美篶の洞泉寺で、仏教の教えが書かれた全600巻の経典を読み上げる大般若会が、30日に行われました。
大般若会は、経典を上から下へ落とすようにして読む「転読」という方法で行われました。
大般若経は、今からおよそ1400年前に、唐の僧・玄奘がインドから持ち帰って翻訳したとされ、あらゆるものの実体は存在しないという仏教の教え「空」が記されたものです。
転読する時の風に当たると1年間、無病息災や家内安全のご利益があるとされていて、洞泉寺では毎年4月30日に法要を行っています。
本堂には、12人の僧侶の力強い声が響いていました。
洞泉寺の横山凌雲住職は「新しい時代『令和』は、災害がなく平穏な時代になることを願っています」と話していました。
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高校野球北信越地区予選 弥生・赤穂敗れる
第140回北信越地区高校野球長野県大会が11日開に幕しました。
上伊那からは伊那弥生ケ丘高校と赤穂高校が出場しました。
伊那市の伊那スタジアムでは、白のユニフォーム伊那弥生ケ丘とグレーの佐久長聖の試合が行われました。
2点をリードした佐久長聖は7回の裏、1アウト満塁と追加点のチャンスを迎えます。
しかし、ピッチャーの富永君がこのピンチで佐久長聖の3番と4番を打ち取り、追加点を許しませんでした。
ピンチを乗り切った弥生は、8回の表、ヒットで出たランナーを送りバントで進め1アウト2塁とします。
しかし、後続が打ち取られ得点をあげられません。
弥生は、佐久長聖に3安打に抑えられ、3対1で敗れました。
スタンドでは、地元の少年野球チームがメモを取りながら試合を観戦していました。
なお、第2試合の赤穂対松本第一の試合は、7対2で赤穂が敗れました。 -
池上晃さん宅のフジの花見ごろ
伊那市狐島の池上晃さん宅のフジの花が見ごろとなっています。
11日の伊那地域の最高気温は、今シーズン最高の27.3度まであがり、7月中旬並みとなりました。 -
鉋がけの薄削り技術を競う全国大会
大工や木工職人が鉋がけの技術を競う全国大会が、伊那市内で11日と12日の2日間の日程で始まりました。
初日の11日は、制限時間内に鉋を使ってヒノキを削りその薄さを競う「薄削り競技」の予選が行われました。
大会には、全国各地からおよそ430人が出場しました。
開会式では、白鳥孝伊那市長が初削りを行いました。
全国削ろう会は、古来から伝わる伝統の技の習得や技術の向上などを目的に、建築会社や工務店などでつくる実行委員会が毎年開いています。
全国大会は今年で35回目で、長野県では初めてです。
少しでも薄く削れるように鉋の刃の長さを調節しながら挑戦していました。
参加者の中には、20代の女性の姿もありました。
予選は3回計測のチャンスがあり、納得いくものができるとやぶれないように慎重に運んで計測器にかけていました。
計測に使われる機器は、南信工科短期大学校と削ろう会が共同で製作したものです。
会場の外では、機械を使わずに丸太を割ったり、削ったりする実演が行われました。
森林資源の活用が大会のテーマとなっていて、これらの丸太は建て替えが進められているJR沢渡駅の柱と梁に使われるということです。
12日は、引き続き薄削り競技の予選と決勝が行われます。 -
伊那文化会館 新館長に北沢理光さん
今年4月に伊那文化会館の館長に北沢 理光さんが就任しました。
北沢さんは、オリンパス工業伊那工場に勤めていましたが、伊那文化会館の誘致活動を行うため、1983年、34歳の時に会社を早期退職しました。
誘致活動の母体として、伊那フィルハーモニー交響楽団を1985年に発足させたほか、いな少年少女合唱団やアルプス男声合唱団など多くの合唱団を立ち上げました。
2003年に伊那市の市街地にいなっせが完成した際には、NPO法人・クラシックワールドを立ち上げ、ホール活用の推進と市街地活性化に取り組んできました。
また、オーケストラと公募による合唱団が共演する手作りの音楽会を2年に1度、11回にわたり開催してきました。
今後は、南信全体の文化活動の育成と、地域外からも集客できるようなイベントを検討していきたいとしています。
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洞泉寺 親と子の禅の集い
親子で座禅を体験してもらうイベントが、伊那市美篶の洞泉寺で、4日に行われました。
親と子の禅の集いには、伊那市内から16人が参加しました。
禅に親しむ機会にしてもらおうと洞泉寺が大型連休に合わせて初めて企画しました。
初めに横山凌雲住職が、座禅の姿勢や心構えについて話しました。
背骨を積み木で積んだイメージで、力まずまっすぐ座り、目は、1mから2m先を見て半眼にします。
腹式呼吸で心を落ち着かせ、10分間の座禅を3回行いました。
最後の座禅では、横山住職が警策を持ち、希望者の肩を叩いていました。
横山住職は、「座禅をすることで『物事にとらわれないこと』を感じてほしい。人間関係の悩みなどがあるが、自分の生きる場所は広いのだと気付いてほしい」と話していました。
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那須さん 伊那北で憲法について語る
伊那北高校の図書委員会は、OBの元最高裁判事で弁護士の那須弘平さんを招いての座談会を9日開きました。
座談会には図書委員会の委員と希望した生徒およそ20人が出席し、那須さんに憲法改正や外国人の国籍取得、これからの弁護士の仕事など様々な質問をしていました。
「自衛隊を憲法で認めるべきなのか」との質問に対しては「現在の自衛隊については一定の限度で認め、しかし憲法の改正は行わない。憲法9条は社会に対してアピールするところがあるので、両方を維持しながら折り合いをつけていく事を考えなければならない」とこたえていました。
那須さんは憲法改正について「日本は国民主権の国家です。投票で国会議員を選ぶ事から考えてほしい」と生徒達に呼びかけていました。
弁護士の仕事については、「昔は裁判での弁護が殆どだったが、今は企業からの相談や第三者委員会の仕事など幅が広がってきている」と説明していました。
那須さんは伊那市富県出身の77歳です。
伊那北高校の卒業生で、元最高裁判事で現在は東京で弁護士をしています。
新聞で母校の図書室に法学者の芦部信喜さんのコーナーが設置された事を知り、関連書籍と那須さんが使用した判例集、合わせて40冊を寄贈しました。
図書員委員会では法律の第一線で活躍している先輩の声を聞こうと同窓会と協力して座談会を企画しました。
この日那須さんは、「自分らしさを守り、真実をつきつめる」という意味の「守拙求真」と書いた色紙を母校に贈りました。
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名称が「令和伊那トンネル」に決まる
伊那建設事務所は現在工事が進められている国道153号伊那バイパスの伊那市福島から野底へ抜けるトンネルの名称を「令和伊那トンネル」に決定したと10日発表しました。
伊那建設事務所では現在工事を進めているところだが地域住民の意見を踏まえて「令和伊那トンネル」に決定したとしています。
また南側に隣接する高架橋については「野底大橋」に決定したとしています。
令和伊那トンネルは長さ166.7メートルで車道2車線の歩道付きで今年の7月末完成予定です。
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新産業技術推進協議会 実用化ベースへ
伊那市新産業技術推進協議会の会議が10日伊那市のいなっせで開かれました
協議会は産学官が連携しIoTやロボット技術、ドローンなどを使い地域課題を解決しようと平成28年度に設立されました。
白鳥孝市長は「各部会での取り組みを実証実験から実用化ベースに移行させ、地方が国を支える新たなモデルを示していきたい」と挨拶しました。
協議会の栗林秀吉会長は「今年度は社会実装の本格化を図り、事業運営の採算ベース化と普及に重点をおいていきたい」と話していました。
きょうの協議会では、農業や工業、ドローン物流など7つの部会が今年度の事業計画について説明しました。