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高遠北小児童が高遠そば作りに挑戦
伊那市高遠町の高遠北小学校の児童は4月から地元名物「高遠そば」について学習してきました。 20日は、この秋収穫したそば粉を使って、そば打ちをしました。 これは、伊那市教育委員会が今年度進めている「暮らしのなかの食」事業の一環で行われたもので、高遠北小学校では全校児童が高遠そばを学習しています。 高遠そばは、辛み大根をおろしたものと焼き味噌を混ぜた辛つゆで食べるのが特徴です。 1~2年生が大豆、3~4年生が辛み大根、5~6年生がそばと内藤唐辛子を栽培しました。 20日は、5、6年生の児童がこの秋に収穫したそば粉でそば打ちをしました。 児童は、これまで2回に渡って地元のそば打ち名人から指導を受けてきたということで、手際良くそばを打っていました。 調理室では、学校近くの畑で収穫した辛み大根をおろしたり、焼き味噌づくりが行われていました。 スタートしてから1時間、およそ130人前のそばが完成し、鍋でゆでました。 ランチルームには教育委員会、地域の人たちが訪れ、児童と打ちたてのそばを味わいました。 高遠北小学校では、12月に児童が年越しそばを打つということです。
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ASEAN加盟国の中学生が高遠中学校の生徒と部活動で交流
ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国の中学生が20日伊那市高遠町の高遠中学校を訪れ、生徒達と部活動で交流しました。 高遠中学校を訪れているのは、ASEANに加盟しているシンガポール・カンボジア・ブルネイの3か国の中学生18人です。 交流は、文部科学省から委託を受けて国立信州高遠青少年自然の家が行っているもので、東南アジアの生徒は10日間の日程で日本に滞在しています。 今回の交流のため、高遠中生を中心に実行委員会をつくり、内容を企画したということです。 この日は5つの部活動に分かれて交流しました。 剣道部は、胴着の着方から技まで生徒が1対1で教えました。 23日には、高遠中の生徒が町内の施設や観光地を案内する予定です。
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成年後見制度を「講談」でわかりやすく
認知症、知的障害、精神障害などで判断能力が不十分になってしまった人をサポートする成年後見制度についてわかりやすく紹介するセミナーが、19日、伊那文化会館で開かれました。 セミナーは、伊那市社会福祉協議会と上伊那成年後見センターが開きました。 広く一般にも制度について知ってもらおうと、講談師の神田 織音(おりね)さんが、成年後見制度について講談しました。 講談では、知的障害のあるよしこさんと、よしこさんの近くに住む兄、アメリカに住む弟の3人の間に起きた金銭トラブルを紹介しました。 よしこさんの貯金が急に減っていることを聞いた弟が急きょ帰国すると、兄が、よしこさんの貯金を勝手におろして借金の返済に使っていることがわかり、トラブルをなくすために成年後見制度を利用するというストーリーです。 認知症や、障害者の貯金を勝手に使うことは虐待にあたることや、判断能力に応じて利用する制度が選べることなどが紹介されていました。 伊那市社協の伊藤隆会長は、「制度を必要とする人々にとって安心して生活できる地域にしていきたい」と話していました。 なお、上伊那では、郡内8市町村からの委託を受け、平成23年度に上伊那成年後見センターが設立されました。 センターの受任件数は、平成23年度は6件だったものが、27年度では46件と、年々増加しているということです。
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高遠町長谷組織再編で職員減
伊那市が合併して来年3月31日で10年を迎えることから、高遠町と長谷の総合支所の組織を再編し、合わせて12人の正規職員を減とする案が示されました。 18日夜は、長谷地区区長会と地域協議会合同の会議が、長谷総合支所で開かれました。 伊那市が合併して来年3月31日で10年となることから、合併特例法による地域自治区の設置期限となります。 それに伴い、特別職の総合支所長は廃止となり、部長級の支所長が配置されます。 示された長谷の組織再編案は、現在ある6つの課を、総務課・市民福祉課・農林建設課の3つにまとめます。 そのほか、桜や山岳観光に力を入れるため、高遠・長谷の商工観光課を新設するとしています。 商工観光課には7人配属される予定で、季節に応じて、仕事量が増える支所の方に配属となります。 現在の長谷の職員数は32人で、商工観光課の7人を加えれば増減はありません。 高遠町も5つの課を3つにまとめ、職員数は、現在の48人から、新設の高遠長谷商工観光課の7人を含めた数字で5人減の43人となります。 これにより、高遠長谷の職員数は、実質12人減となっています。 伊那市では、「支所の現在の事務量を把握し再編した。受付業務などの住民サービスはこれまでと変わりない」と説明していました。 委員からは、「有害鳥獣対策や南ア林道バスなど、地域にとって重要な事柄があいまいな位置づけにならないようにしてほしい」などの要望が出されましたが、再編案については了承されました。 伊那市では、「高遠・長谷ともに理解いただけたと思う。伊那市の組織規則を改正し4月から実施したい」と話していました。
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富県小学校 親子で学ぼう会初開催
働くことや仕事について保護者が演劇やパフォーマンスを通して子供達に伝える催しが、伊那市の富県小学校で18日初めて開かれました。 富県小学校のPTAは、今年度「成長しよう子どもと共に」をスローガンに活動しています。 親の働く姿を子供達に見てもらい、働く事に感心を持ち、将来への夢を持ってもらおうと保護者達が演劇やパフォーマンスを通して普段の仕事の様子を披露しました。 医療、建築、美容をテーマに3つのグループが9月から準備を進めてきました。 このうち、建築のグループは、ステージ上で部屋ができるまでの行程を再現しました。カンナがけを披露する場面では、子供達が薄く削りとられる木材の様子を興味ぶかげに見ていました。 美容師の仕事を紹介するグループは、髪型のセットや、着物の着付けを紹介しました。 富県小学校PTAでは、今回の発表を働く事や親の仕事について家庭でも語りあうきっかけにしてほしいと話していました。
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遺族の寄付基に交通安全対策実施
今年1月に伊那市のナイスロードで発生した交通死亡事故の被害者の遺族からの寄付を基に現場には新たな交通安全対策が施されました。 18日は、遺族や交通安全協会の関係者等が出席し犠牲者の冥福を祈り、施設のお披露目をしました。 事故は今年1月、近くに住む87歳の女性がナイスロードにある信号機の無い横断歩道を歩いて渡っていた時に車にはねられ、搬送先の病院で亡くなったものです。 亡くなった女性の夫と、長女からの寄付を基に、伊那市では現場の横断歩道の安全対策を実施しました。 主な対策は、夜間に発光する標識の設置や、路面にはライトで反射するカラー舗装などが行なわれました。 長女は、「東京オリンピックを父と2人で見る事を目標にしていた母の事を思い出すととても残念」と話していました。 伊那市交通安全協会では、事故を起こさない、事故に遭わないようドライバー、歩行者共に気をつけてほしいと話していました。 伊那市内での交通死亡事故は今年に入り2件となっています。
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第2回上伊那地域おもてなし向上セミナー
地域をあげた観光客へのおもてなしの気運を高めようと、「第2回上伊那地域おもてなし向上セミナー」が、18日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 市町村や商工団体、観光、交通事業者などでつくる上伊那地域おもてなし向上プロジェクト実行委員会が開いたものです。 セミナーでは、長野市の七味唐辛子メーカー、㈱八幡屋磯五郎社長の室賀豊さんと、アメリカ出身で上山田温泉の旅館、亀清の若旦那タイラー・リンチさんが講演しました。 室賀さんは、商品開発に必要なものとして、ストーリー、デザイン、話題性、素材をあげ、2008年から店舗でのおもてなしの取り組みを始めました。 タイラー・リンチさんは、「映画などで空手や芸者、侍にあこがれて日本に来る欧米人でも、今の日本の本当の姿に触れる事を求めている」と話していました。 実行委員会の川上健夫会長は「魅力ある地域になるためにも、個人や企業、団体、それぞれのおもてなし向上につなげていきたい」と話していました。
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一人暮らしの高齢者宅で火災予防点検
75歳以上の一人暮らしの高齢者宅を訪問し、火災予防や地震などによる被害を予防するための指導が伊那市内で行われています。 伊那消防署と高遠消防署では、毎年11月中に75歳以上の一人暮らしの高齢者宅を訪問し、火災予防の指導を行っています。 今年は対象となっている伊那市の竜西、富県、美篶など8地区1,057戸のうち92戸で実施します。 伊那消防署の署員と消防団員、民生委員が出向き、火災報知器の設置や家の周りに燃えやすい物がないかなどを確認し、気になる点を指導します。 上伊那広域消防本部によりますと、去年12月から今年3月までに管内で33件の火災が発生していて、原因の多くが焚き火の燃え広がりやストーブからの引火によるものだということです。
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羽広菜かぶ 漬け込み作業始まる
「信州の伝統野菜」に認定されている羽広菜かぶの漬け込み作業が、伊那市西箕輪で17日から始まりました。 16日に収穫した200キロのかぶが次々と機械にかけられ洗われた後、粕漬けに加工されていきます。 伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある農産物加工場では、朝から羽広菜生産加工組合のメンバー5人が作業に追われていました。 羽広菜は、西箕輪羽広を中心に昔から栽培が行われてきたもので、普通のかぶより歯ごたえがあるのが特徴です。 粕漬けは、縦に2つに切ったあと、酒粕と味噌、砂糖などを混ぜたものに漬け込み20日から30日ほど熟成させます。 組合では、地区内に畑を借り毎年4トンの羽広菜かぶを収穫しています。 かぶ漬けは、12月上旬まで行われ、来年3月頃までみはらしファームや南箕輪村のファーマーズあじ~な、ニシザワなどで販売されます。 価格は、250グラム入り、330円となっています。
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中心市街地で蕎麦を振る舞うイベント 初開催
伊那商工会議所青年部は、中心市街地で蕎麦を振る舞うイベント「街なか新そばまつり」を、21日土曜日に初めて開きます。 16日は、イベントの詳細についての記者会見が、伊那商工会館で開かれました。 街なか新そばまつりは、中心市街地で気軽にそばを味わってもらい信州そば発祥の地をPRしようというものです。 青年部の活動に対する日頃の協力に感謝しようと、1,000人分のそばを振舞います。 そばは、一人前通常の半分の量で、全て伊那市産のそば粉を使い青年部のメンバーが前日に打ちます。 他にも、豚や鴨肉、ニジマスの炭火焼きも振る舞われます。 そばまつりは、21日土曜日午前10時から伊那市のセントラルパークで開かれます。 当日は、伊那西高校の生徒による書道パフォーマンスの他、東部中学校吹奏楽部による演奏、そばの大食い大会も企画しているということで、多くの来場を呼び掛けています。
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人権教育講演会 ハンセン病について学ぶ
ハンセン病について正しく知り、偏見や差別のない社会を目指す人権教育講演会が、17日、伊那市のいなっせで開かれました。 講演会は、伊那市が年に3回行っている人権同和教育講座の一環として開かれました。 演劇を通して人権や環境問題についての普及、啓発活動を行っているNPO現代座の木下美智子さんが講演しました。 ハンセン病は、明治6年にノルウェーのハンセンによって発見された「らい菌」という細菌による感染症で、顔や手足など体の末梢神経に麻痺やただれなどの異常を起こす病気です。 遺伝病や強い感染力をもつ病気などと誤解され、平成8年に廃止となるまで国の法律によって患者は療養所に隔離されていました。 木下さんは、平成13年に初めて療養所を訪れて以来、全国のおよそ100か所でハンセン病患者の人生を語っています。 講演では、16歳の時から40年以上にわたり療養所で生活した女性の話しをしました。 木下さんは、「ハンセン病についてだんだん分かっていくうちに、何も知らないということが差別を進めると気付いた。故郷に帰ることができなかった人の思いを伝えていきたい」と話していました。
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西春近北保育園地域に感謝 おでん会
園児が育てた大根を使ったおでん会が、17日、伊那市の西春近北保育園で開かれました。 おでん会には、地域の人達6人が招かれました。 日頃からお世話になっているお礼にと、毎年開かれています。 おでんに使われた大根は、年長園児が栽培したもので、午前中に園児が大根を切ったりニンジンの皮をむいたりしました。 西春近北保育園では、「行事があるごとに手伝っていただいて感謝している。これからも地域に支えられながら成長していってほしい」と話していました。
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狐島自主防災会 講演会開く
伊那市狐島の自主防災会は、伊那中央病院の救急看護認定看護師を招いての講演会を、15日、狐島第一公民館で開きました。 狐島自主防災会は、予測できない災害に対する意識を高めようと、防災講演会や訓練などを行っています。 毎年春に講演会を開いていますが、今年は秋にも開催しました。 講演したのは、伊那中央病院の救命救急センターに務める救急看護認定看護師・春日美幸さんです。 春日さんは、大規模災害時の医療機関の対応などについて説明し、「大規模災害時には、救助隊はすぐには助けに来てくれない。3日間は自分たちで生き延びる必要がある。自助・共助で、自分たちに何ができるか考えておく必要がある」と話していました。 自主防災会会長で狐島区区長の有馬 久雄さんは、「様々なテーマについて学び、万が一に備えたい」と話していました。 なお、狐島には、情報連絡・消防水防・救出救護など6つの専門隊があり、有事に備えているということです。
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伊那フィル 23日定演で日下さんと共演
伊那フィルハーモニー交響楽団は、23日祝日に第28回定期演奏会を開きます。 定演では、世界的に活躍するバイオリニスト・日下 紗矢子さんと共演する予定で、日下さんも加わっての練習が、15日、伊那市富県ふるさと館で開かれました。 日下さんは、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と、読売日本交響楽団でコンサートマスターを務めるバイオリニストです。 まだ無名だった東京芸術大学の大学院生時代の2006年に伊那でコンサートを開いたことが縁で、これまでに5回伊那市で演奏しています。 そのうちの1回は2008年の伊那フィルとの共演です。 今回、伊那フィルが創立30周年を迎えることを記念して日下さんとの2度目の共演が実現することになりました。 世界的に活躍するバイオリニストと共演できるとあって、伊那フィルも練習に力が入っていました。 日下さんは、定演で、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調でソリストを務めるほか、ゲストコンサートマスターとして出演します。 創立30周年記念伊那フィルハーモニー交響楽団の第28回定期演奏会は23日(祝日)の午後2時から、伊那文化会館で開かれます。 入場料は一般1,000円、高校生以下は無料です。
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アルストロメリアの出荷 最盛期むかえる
上伊那が日本一の生産量を誇る花、アルストロメリアの出荷が最盛期を迎えています。 伊那市東春近下殿島の花き農家、小笠原秀樹さんのハウスです。 20aのハウスで8種類のアルストロメリアを栽培しています。 現在は、アリアーネが出荷の時期を迎えています。 アリアーネは今年できた品種で、発色がよく花が多くつくのが特徴だという事です。 上伊那が日本一の生産量を誇るアルストロメリアは、夏は涼しく冬日照時間が長いこの地域の気象条件に適しているという事です。 美篶の花卉選花場です。 辰野町から伊那市までの農家が栽培したアルストロメリアが持ち込まれ品質の確認が行われた後、各市場へ送られます。 年間を通して栽培されていますが、11月と12月、3月と4月の2回最盛期があります。 特にこの時期のものは気象条件がよいため茎が太く質も良いという事で、1日に10万本から12万本が出荷されます。 アルストロメリアの出荷のピークは12月末まで続くという事です。
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来年の第44回伊那まつり 8月6日と7日に開催
来年の第44回伊那まつりは8月6日と7日に開催される事が決まりました。 16日市役所で伊那まつり委員会が開かれ、来年の開催日が決定しました。 来年の第44回伊那まつりは8月6日(土)と7日(日)で、伊那市合併10周年の冠事業として行われます。 今年の第43回伊那まつり市民おどりには、102連、過去最多の6,900人が参加しました。 再来年の第45回伊那まつりは勘太郎まつりから通算で60回となる事から、年内にプロジェクトチームを立ち上げ、まつりの名称や回数表示、コンセプトなどを検討していく事になっています。
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上農生がチェーンソー実習
南箕輪村の上伊那農業高校緑地創造科の2年生は、チェーンソーを使った森林整備実習を、16日と17日の2日間の日程で行っています。 16日は、伊那市富県の金鳳寺の裏山で、実習が行われました。 緑地創造科の2年生40人が8班に分かれて、チェーンソーの扱い方などを学びました。 指導したのは、上伊那林業士会の8人です。 林業士が、デモの伐採で、受け口を作り、予告通りの方向に木を倒すと生徒からは拍手が起きていました。 そのあと、生徒が実際にチェーンソーを操作して、玉切りなどを行いました。 この実習は、上伊那林業士会の協力を得て、10年ほど行われています。 高校生でチェーンソーの扱い方を学べるのは、県内でもあまり例がないということです。 17日も実習が行われ、生徒が伐採や造材について学びます。
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円福寺で大数珠回し
五穀豊穣や家内安全を願う大数珠回しが、15日、伊那市荒井の円福寺で行われました。 15日は、円福寺の仏教婦人会の会員や檀家など、およそ30人が集まりました。 大数珠回しは、五穀豊穣や家内安全を願う行事で、円福寺では、特に食物の収穫をもたらした天地の恵みに感謝しようと毎年行っています。 集まった人達は輪になって座り、数珠を右に廻しながら念仏を唱えていました。 数珠は、昭和37年から使用しているもので、大きな玉が2つあり、それが自分のところへ回ってくると頭を下げて願い事をしていました。 円福寺の大澤玄澄住職は、「食物に感謝することは、命を大切にするということ。命を大切にするということは平和に繋がる。感謝する気持ちを忘れないでほしい」と話していました。
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華道・富貴草の会作品展と茶会
伊那市荒井の小林とり子さんが指導する華道会・富貴草(ふきそう)の会の作品展が、西町の旧井澤家住宅で、明日まで開かれています。 会場には、富貴草の会のメンバーがグループやペアで生けた作品10点ほどが並んでいます。 富貴草の会は、月に1回ほど旧井澤家住宅で教室を開いていて、今回は10周年を記念して展示会を開きました。 華道教室を主宰する小林さんは、お茶の教室も開いていて、ともにその道50年となりました。 展示会では、茶道教室のメンバーも訪れ、抹茶が振舞われていました。 小林さんは、「日本の素晴らしい伝統文化を若い人たちに伝えてきたい」と話していました。 この富貴草の会の展示会は、明日まで旧井澤家住宅で開かれています。
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家事家計講習会 家計簿のつけ方学ぶ
家計簿のつけ方や家事のポイントを学ぶ家事家計講習会が14日、伊那市日影の伊那友の家で開かれました。 講習会には、20代から70代までの主婦45人が参加しました。 講習会は、雑誌「婦人之友」の愛読者で作る伊那友の会が毎年開いているものです。 会員が日々の時間の使い方や家計簿のつけ方について発表しました。 伊那市の宮川妙子さんは、「家計簿をつけ始めたら、必要な生活費が明確になり、これから先の計画が立てやすくなった。夫と家計について話しあうきっかけになった」と話していました。
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歯を大切に 無料歯科検診
歯の健康に関するイベント「秋の歯とお口の健康診断」が8日、伊那市の保健センターで開かれました。 健康診断は、上伊那歯科医師会が上伊那3会場で開いたもので伊那市保健センターでは、無料歯科検診が行われました。 訪れた親子は、歯をチェックしてもらい、ブラッシングの仕方などの指導を受けていました。 8日は他に、虫歯予防として、薬が塗られた特殊機器を子供たちが口に含んでいました 上伊那歯科医師会では「こうしたイベントを通じて歯の健康の大切さを伝えていきたい」と話していました。
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地方の時代映像祭でICTが優秀賞
伊那ケーブルテレビが制作した番組「祈り~加藤八重子さんの半生(はんせい)」が、大阪府で行われている第35回地方の時代映像祭の番組コンクールで優秀賞を受賞しました。 14日、大阪府の関西大学で行われた地方の時代映像祭で、番組を制作した伊藤秀男放送部長が表彰を受けました。 地方の時代映像祭で優秀賞を受賞した作品「祈り~加藤八重子さんの半生」は、7月に伊那ケーブルテレビで放送した30分の番組です。 戦争に翻弄された、伊那市の加藤八重子さんの激動の人生を振り返りました。 加藤さんは、満蒙開拓団の一員として旧満州に渡り、中国人と結婚。日本に帰国できたのは、昭和62年。大陸に渡ってから48年が過ぎていました。 地方の時代映像祭は、「地域」「地方」を新たな目で見直すために1980年から始められたドキュメンタリー作品の映像コンクールで、今回のコンクールには、NHKや民放、ケーブルテレビ局などから294作品が寄せられました。 伊那ケーブルテレビは50作品の応募があったケーブルテレビ部門で3局が選ばれる優秀賞を受賞しました。
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秋の味覚コラボ 西春近新そば&きのこ祭
伊那市西春近のそば打ち愛好者でつくる春近そばの会と伊那スキーリゾートのきのこ王国がコラボレーションした、西春近新そば&きのこ祭が14日行われました。 提供されたのは、西春近産の新そばと、5種類のきのこを使った天ぷら、きのこ汁などです。 西春近新そば&きのこ祭は、地元のそば打ち愛好者でつくる春近そばの会ときのこ王国がコラボレーションして初めて開かれました。 会場では春近そばの会の会員がそば打ちを披露し、注目を集めていました。 そばは500円、天ぷらは200円で提供され、訪れた人たちが秋の味覚を楽しんでいました。 この新そば&きのこ祭は、信州そば発祥の地伊那をPRしようと行われた5週連続そばイベントの一つで、最終イベントとなりました。
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住宅模型の部材を準備
28日に行われる建築士会のイベント「造って学ぼう!建築木造構造模型」の準備が12日夜伊那市のいなっせで行われました。 イベントでは、1/20の木造住宅の模型をつくります。 この日は、イベントを行う県建築士会上伊那支部青年女性委員会のメンバーが部材の加工などの準備に追われていました。 「造って学ぼう!建築木造構造模型!」は、28日に伊那市西春近の住まいDEPOで行われます。 建築を身近に感じてもらい将来の職業選択の際のきっかけにしてもらおうというもので、当日は模型づくりのほかに建築図面の読み方などの指導もあります。 青年女性委員会の辻井俊恵委員長は、「当日は、楽しみながら、老若男女に建築に触れてもらい、若手建築士のアピールの場にもしたい」と意気込んでいます。
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ICT技術活用し活力ある教育を
情報通信技術ICTを活用し小規模校の活力ある教育を進めようという遠隔合同授業が13日伊那市の長谷中と東部中を結んで行われました。 伊那市の長谷中学校です。 インターネットのテレビ会議システムを使い、教室には東部中学校の様子が映し出されています。 理科の授業、エジソン電球を最も長く点灯させるための実験を双方が意見交換しながら同時に進めていきます。 実験は、シャープペンシルの芯をフィラメントにして芯の長さ、太さ、電圧を調整しながら点灯時間を計りました。 今回の遠隔合同授業は、ICT技術を使い小規模校の授業に活力を与えていこうという文部科学省の事業に採択され、伊那市教育委員会は年間200万円で3年間委託されたものです。 9月から始まっていて、今回の授業は2回目。初めて地域の教員に公開されました。 お互いの学校ナンバーワン同士の決勝戦が始まりました。 結果は長谷中が43秒、東部中が41秒で長谷中に軍配があがりました。 芯の長さ・太さはお互い6センチと0.7ミリで同じでしたが、電圧が長谷中は、7ボルト、東部中は8ボルトでした。 長谷中は市内で最も小規模な中学校で2年生は8人、東部中は伊那市、長野県内で最大規模の中学校でひとクラスで約30人です。 伊那市教育委員会では、「小規模校にとっては、多様な意見に触れることが可能になる」と期待しています。
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上伊那圏域に移住相談窓口設置へ
地方創生について意見交換や協議を行う上伊那地域戦略会議が6日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、上伊那圏域に移住相談窓口を設けることや就職準備合宿を行うことなどが確認されました。 会議には、上伊那の8市町村長や県の職員などおよそ50人が出席しました。 会議では、地方創生の上伊那地域の広域的な連携施策について、移住相談窓口、仮称「楽園信州移住相談センター上伊那支部」を設置し、相談の受付や情報提供を一本化することが確認されました。 設置期間は未定ですが、職員を1人配置し、各市町村の情報提供などを行います。 また、県外から来た学生を対象にした「就職準備合宿」も実施することが了承されました。 商工団体や企業と協力して、移住体験セミナーや、UIJターン就職相談会などを行う計画です。 伊那市の白鳥孝市長は「県内には信州大学の各学部が良いバランスで点在している。県外から来た学生を確保し就職に結びつける取り組みを県全体で取り組む必要がある」と話しました。
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楽しく運動を 保育士対象の講習会
保育士や保育士を目指す学生を対象にした、運動の実技講習会が4日伊那市の竜西保育園で開かれました 新聞紙で作ったボールを投げたり、タオルをつかみ床を引きずられる子供達。 これは、生活の中で体を動かしながら子供達に運動の楽しさを伝える講習会での様子です。 この日、伊那市の竜西保育園でスポーツ活動指導者講習会が開かれ、上伊那の保育士や将来保育士を目指す大学生、合わせて30人が参加しました。 参加者は、身近にある新聞紙やタオルなどつかい、体作りや柔軟な動きを身につける運動などを教わっていました。 主催した南信教育事務所では「県内では女子中学生の運動離れが進んでいる。 保育園の頃から運動の楽しさを感じてもらえる取組を進めていきたい」と話していました。
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高遠高校の生徒が制作した火災予防看板を設置
伊那市の高遠高校の生徒が、秋の全国火災予防運動に合わせて制作した啓発看板が、5日に高遠消防署に設置されました。 看板を制作したのは、高遠高校美術専攻の1年生11人です。 心の油断が大きな火災に繋がる事を表現したデザインで、1か月ほどかけて放課後などを利用して制作しました。 生徒を代表して松崎来弥君は、「1年生の初めての共同制作。これを見た人に火災に気を付けてもらいたい」と話していました。 高遠消防署では、地域の防災意識の向上を目的に6年前から毎年高遠高校に看板の制作を依頼しています。 高遠消防署管内では消防の広域化で管轄エリアが拡大しましたが、去年の4件と比べて2倍となる8件の火災が今年発生しています。 このうち2件は電気ヒーターが原因の建物火災だという事です。 高遠消防署では、来年3月中旬までこの看板を設置し、火災予防を呼びかけるという事です。
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正月縁起物 田中さん作業追われる
今年も残すところあと1か月半となりました。 伊那市東春近の田中 豊文さんは、現在、毎年恒例の正月の縁起物づくりに追われています。 田中さんの工房には、所狭しと、わらで細工した正月の縁起物が並んでいます。 満帆宝船と名付けられた帆のついた宝船は50個、玄関飾りは50個作る予定で、現在作業はピークを迎えています。 田中さんは、55歳で務めていた会社を早期退職し、わら細工など手仕事でのものづくりを始めました。 宝船は、2年間試行錯誤して、現在の形にたどりついたもので、田中さんのオリジナルです。 主に、知人やお世話になっている人に配っています。 今年は、例年より5日ほど早い9月25日から作業を始めました。 今年から、部品ごとまとめて作り、組み立てる方式にしたため去年より多く作れそうだと話します。 田中さんは、2012年に腎臓を患い、現在も、毎週2回透析に通う日々が続いています。 来年2月に82歳になる田中さんに、新たな夢ができました。東京オリンピックの年に五輪マークの入った宝船を作ることです。 田中さんは、今月末までに縁起物を作り終えたいと話しています。
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いなかっぷローメン メガ盛り登場
電子レンジで気軽に調理できるインスタントのローメン「いなかっぷローメン」に、メガ盛りが登場しました。 電子レンジで調理できる伊那カップローメン1人前630円。 そしてこちらが、2人前が入った伊那カップローメンメガ盛り990円です。 いなかっぷローメンは、カップに麺やマトン、ソース、キャベツを入れてレンジで調理すれば簡単にローメンが食べられるという商品で、去年4月から販売されています。 開発・販売しているのは、ラーメン大学伊那インター店を経営している有限会社コマックスで、これまでに7000食を販売しました。 「もっと多く食べたい」「おかずとして家族で食べたい」といった声を受けて、2人前が入ったメガ盛りを今回発売しました。 メガ盛りは、大きめのお皿に移してレンジで調理します。 メガ盛りの開発にあたり、コマックスでは、上限50万円の国の小規模事業者持続化補助金を活用し、パッケージデザインや冷蔵庫の増設などに充てました。 いなかっぷローメンメガ盛りは、ラーメン大学伊那インター店で販売しているほか、来週からはベルシャイン伊那店の店頭にも並ぶ予定だということです。