-
青野恭典さん写真展「伊那路、木曽路、飛騨路」
東京都在住の山岳写真家、青野恭典さんの写真展「伊那路、木曽路、飛騨路」が、伊那市のかんてんぱぱホールに常設されている展示ギャラリーで開かれています。 会場には、山岳や田園の風景などを写した作品50点が並んでいます。 青野さんは山岳写真を中心に撮影していて一年の中で長野県や岐阜県を訪れることが多く、今回の展示会も数年かけて撮影した作品を並べているということです。 権兵衛トンネルが開通してこの展示場にも木曽方面からの来場者が多くなり、青野さんは「風景の魅力だけでなく、人々の営みや生活環境などを感じ取ってもらいたい」と話していました。 青野恭典さんの写真展「伊那路、木曽路、飛騨路」は、12月15日までかんてんぱぱホールの常設ギャラリーで開かれています。
-
南アの食害 原状には戻らず
南アルプスの静岡県側でのニホンジカの食害への取り組みについての講演会が、17日伊那市役所で開かれ、防護柵を設置して5~6年経過しても、元の状態には回復していないことなどが報告されました。 17日は、南アルプス食害対策協議会の総会が開かれ、静岡県の南ア高山植物保護ボランティアネットワークの鵜飼 一博さんが講演しました。 この組織は、静岡県側の聖平や、塩見岳などに、シカの食害から高山植物を守るため防護柵を設置しているほか、土砂流出防止のためヤシ繊維のマットを敷設しています。 防護柵を設置したところ、翌年には、かなり回復し、原状回復への期待が高まりましたが、それ以降は、草の丈も伸びず大きな回復がない状態が続いているということです。 鵜飼さんは「長く食害の影響を受けた場所は回復にも時間がかかる。元の植生に戻るかどうかもわからない」と話していました。 それでも、何も活動しなければ、土砂流出が進んでしまうとして、効果を検証しながら、活動を続けていきたいと話していました。
-
南箕輪村の木ノ島政一さん 新山保育園に畳の花台贈る
南箕輪村田畑で畳店を営む木ノ島政一さんは、手作りの畳の花台を、伊那市の新山保育園に贈りました。 木ノ島さんが新山保育園を訪れ、園児に花台を手渡しました。 去年全園児にプレゼントしていて、この日は、今年度入園した7人に贈りました。 木ノ島さんは、20年ほど前から上伊那の小学校や保育園に花台を届けています。 花台の他に、カーネーションもプレゼントしました。 園児25人全員が花を受け取ると、お礼に歌を歌いました。 木ノ島さんは、「畳の感触やイグサの香りを感じてもらい、日本の文化に触れてほしい」と話していました。
-
伊那市人事異動 部長級への昇格は1人
伊那市は、6月18日付けの人事異動を、18日に発令しました。 移動規模は11人、部長級への昇格は1人です。 水道部長に、水道部水道整備課長の福澤恒幸さんが昇格します。 部長級職員の病気治療と、組織改編による異動です。 組織改編では、「世界自然遺産登録推進室」を総務部から商工観光部に移し、名称を「世界自然遺産登録・エコパーク・ジオパーク推進室」としました。 地域資源を活かした交流人口の増加を図り、地域活性化策を推進していくという事です。
-
B-1へ「オール伊那」での応援を市長に要望
10月に青森県で開かれるB―1グランプリに参加する「伊那ローメンZUKUラブ」のメンバーは、17日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長にオール伊那市での応援を要望しました。 この日は、ZUKUラブの中川義徳会長ら5人が市役所を訪れ、B‐1グランプリへの参加の報告をしました。 クラブでは、B‐1への参加決定から気運を盛り上げていこうと、B―1グランプリの際、パフォーマンスの中心となるセンターシェフの座を決める投票などを行っています。 中川会長は、「ローメンを切り口に伊那市全体を全国にPRする事が大切。 B‐1グランプリを機にオール伊那市の応援組織を作り作り、あらゆる場面で伊那市をPRしていきたい」と話していました。 白鳥市長は「市や職員共に、出来るところから協力し、盛り上げていきたい」と話していました。 伊那ローメンZUKUラブでは、B‐1に向けオール伊那市出店委員会を20日に設立する予定です。
-
住民主体 路線バス存続を考えるワーキンググループ設置支援へ
伊那市地域公共交通協議会は、住民主体による路線バスやデマンドタクシーの利用促進やダイヤの見直しなどを行うワーキンググループの発足を支援17日は伊那市役所で総会が開かれ、今年度の事業計画等について協議しました。 これまでは、会を構成する行政や路線バスの事業者の視点から利用促進に向けた取り組みを行ってきました。 今年度は、利用する住民の主体的で積極的な活動が欠かせないとして、路線ごとに地域住民によるワーキンググループの発足を支援していきます。 見直し計画に基づき今年度は、新山地区と伊那西部地区でワーキンググループを発足させたいとしています。 沿線住民10人程度で構成し、オブザーバーとしてバス運行事業者、事務局として市職員が入る予定です。 ダイヤや運行ルートについての意見をまとめ公共交通協議会に提言する他、地域の人達へのPRやバス停の整備など利用促進に向けた取り組みについて検討をするという事です。 伊那市地域公共交通会議と協議会が運営する公共交通は全部で13路線あり、維持する為に今年度は運行費としておよそ7千万円の予算を見込んでいます。
-
伊那市広報戦後70年の今年 平和について座談会
伊那市は、戦後70年の今年、戦争の悲惨さを後世に伝え、平和について考えてもらおうと17日、伊那市の創造館で座談会を開きました。 伊那市では、毎年8月に「平和について考える」をテーマに特集を掲載しています。 戦後70年の今年は戦争体験者や学生による座談会を企画しました。 参加者は、山寺の丸山希一(まるやまきいち)さん94歳と長谷の中山しづ江さん90歳、高遠町の樋口賢一(ひぐちけんいち)さん69歳、伊那弥生ヶ丘高校3年の松村友絵(まつむらゆか)さん17歳の4人です。 「今思う平和とは」との問いに、参加者は「人と人とが語り合いのできる事」や「食べ物に困らないこと」などと答えていました。 「怖いことは何か?」の問には、丸山さんは「今は何もない」と答えその理由を「命を投げ出して戦争へ行った。玉砕覚悟で戦って、今こうして命があることに感謝している」と話していました。 この日収録した、座談会の模様は、8月8日から放送の伊那市の広報番組、「いーなチャンネル」で放送されるほか、市報8月号に掲載されます。
-
市内の土砂災害危険か所をパトロール
伊那市と伊那建設事務所は、6月の土砂災害防止月間にあわせて、市内の土砂災害警戒区域にある緊急指定避難場所のパトロールを17日行いました。 パトロールには、伊那市や伊那建設事務所、消防、警察などから20人が参加しました。 高遠町では、5か所、西箕輪では、3か所の緊急指定避難場所をパトロールしました。 このうち、土砂災害警戒区域に指定されている高遠町藤沢地区では、伊那市の担当者が地図を示しながら危険性や避難体制について参加者に説明しました。 避難所に指定されている荒町活動拠点施設は、土砂災害警戒区域内にあります。 荒町では、伊那市と合併以前に、土石流が発生していて、上流に砂防堰堤を設置しています。 近くには高遠第2第3保育園もあり、参加者からは、「水や土砂が流れ出る可能性がある。大人が園児を誘導するなど、避難の指示が必要」などの意見が出ていました。 このパトロールは、年に2回行われていて、次回は、台風シーズンにあわせて9月頃行なわれる予定です。
-
上伊那の観光資源の開発 旅づくり塾
上伊那観光連盟は、上伊那地域の観光資源の開発について意見を交わす旅づくり塾を伊那市役所で16日、行いました。 夏までに意見をまとめ旅行雑誌などでPRしていく予定です。 旅行雑誌じゃらんのじゃらんリサーチセンターと上伊那観光連盟が新たな観光資源を商品化し上伊那地域の観光PRをしていこうと取り組みをスタートさせました。 16日は、行政の他、民間から飲食店や観光業者など30人が参加しグループに分かれてワークショップを行いました。 講師は、地域づくりの専門家、佐藤真一さんが務めました。 去年9月に首都圏など県外に住む1000人に上伊那の観光について行ったGAP調査を基に話を進めていきました。 初めに、参加者が上伊那を一文字で表し発表していました。 他の地域と違う点も5項目書きました。 参加者は、「様々な泉質の温泉がある」「丼がユニーク」「虫を食べる習慣がある」などと書いていました。 佐藤さんは、「上伊那にはたくさん良いところがある。目標を明確にし、共有して動いていくことが大切だ」と話していました。 旅づくり塾は後2回予定されていて、夏までに意見をまとめ、じゃらんに紹介したりパンフレットを作成する計画です。
-
日本墨絵展6月21日まで
県内を中心に活動する日本墨絵会の第18回日本墨絵展が伊那文化会館で16日から開かれています。 日本墨絵会は、伊那や飯田、塩尻などに教室があり、およそ70人の会員となっています。 例年賞を設けていましたが、一般からも出展しやすい環境を作ろうと、今年は賞を設けなかったということです。 会場には、日本墨絵会の会員や一般公募から、120点の作品が並びました。 年々会員のレベルも上がってきているということです。 会では、「濃淡の美しさを見てほしい」と来場を呼び掛けています。 第18回日本墨絵展は21日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
-
御園の思沢川 ホタル舞う
伊那市御園の思沢川では、ホタルが舞い訪れた人たちを楽しませています。 地区住民でつくる思沢川に蛍を育てる会が、エサとなるカワニナを放ちホタルを育てる活動を行っています。 夜になると、会のメンバーが竹で作った手作りの灯篭に火が灯されます。 この一帯は街灯もなく夜は闇に包まれます。 このような場所が残っているのは珍しく、貴重な自然を守っていこうとホタルを育てる活動が始まったということです。 今年は、10日頃から舞はじめ今では50匹ほどが見られるということです。 6月いっぱい楽しめるということで会では、「近くに駐車場を用意してあるので多くの方に足を運んで欲しい」と話していました。
-
プロが教える初夏のおもてなし料理教室
伊那市総合型地域スポーツクラブが主催する、地元の食材を使った初夏のおもてなし料理教室が16日、伊那市のいなっせで開かれました。 料理教室には市内を中心に20代から60代の女性16人が参加しました。 指導したのは、伊那市荒井の飲食店「藤よし」の伊藤和弥さんと伊藤雄治さんです。 藤よしは、提供する料理に天然素材のものや無農薬栽培の野菜などを使っていて、県が認定する信州食育発信3つの星レストランに登録されています。 この日は「初夏のちょっとしたおもてなし料理」をテーマに家庭でも簡単に作れるきんきの煮付けを作りました。 きんきは体が赤い白身魚で、野菜とも彩が合うことから今回食材に使われました。 参加者は火加減や美味しく煮るコツなどを聞いていました。 ある参加者は「親戚が来た時にサッと作って提供したい。少しの違いで美味しく作れるコツが知れて勉強になりました」と話していました。 料理教室は今年度5回開かれる予定で、次回はフランセ板屋による夏のデザート教室を実施する予定です。
-
「人権の花運動」 伊那西小学校に花の苗贈る
花を育てる事で思いやりの心を育んでもうおうと、伊那人権啓発活動ネットワーク協議会は、11日、伊那市の伊那西小学校に花の苗を贈りました。 人権擁護委員協議会や法務局、伊那市でつくる協議会から児童の代表に花の苗が手渡されました。 これは、花を育てる事で協力や感謝、思いやりの心を学んでもらおうという「人権の花運動」の一環で、毎年、上伊那の市町村もちまわりで行われています。 サルビアやマリーゴールドなどの苗で、伊那市の花育の活動に取り組んでいる3年生と、交流ボランティア委員会の児童が育てます。 人権擁護委員協議会の中村榮三会長は「花の気持を考えながら、みんなで協力して育ててください」と、子ども達に話していました。 交流ボランティア委員会の唐澤彩夏さんは「玄関に飾って、いじめや差別のない伊那西小学校にしたい」と話していました。
-
手づくりの演奏会 くるみ割り人形上演
第11回手づくりの演奏会くるみ割り人形が、14日、伊那文化会館で行われ、訪れた人達は迫力あるオーケストラと躍動感あるバレエの共演を楽しみました。 上伊那の音楽愛好家らでつくる「手づくりの演奏会実行委員会」では、2年から3年に1回のペースで演奏会を開いています。 「伊那フィルハーモニー交響楽団」創立30周年の節目の今年は、チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「くるみ割り人形」が上演されました。 「くるみ割り人形」は、クリスマスの夜に主人公クララの身に起きた不思議な体験の物語です。 マントを着た人形師から「くるみ割り人形」を受け取ったクララ。 その日の夜、家の居間に突然ねずみの大群とねずみの王様が現れます。 人形はクララを守ろうと大きくなり、ねずみの王様と一騎打ちに。 クララの活躍もあり見事勝利した人形は魔法がとけ王子様の姿となり、クララを夢の国へと招待します。 バレエの動きに合わせ、舞台前面のオーケストラピットでは伊那フィルが迫力ある演奏を、舞台袖ではいな少年少女合唱団が歌声を響かせていました。 実行委員長の北澤理光さんは、「初めての試みで不安もあったがすばらしい演奏会になった」と話していました。 会場にはおよそ1,300人が訪れ、総勢200人による迫力の舞台に見入っていました。
-
年金支給日 特殊詐欺被害防止呼びかけ
年金支給日に合わせて15日、伊那警察署管内の金融機関で特殊詐欺被害の防止を呼び掛ける啓発活動が行われました。 この日は、伊那警察署員や防犯ボランティア団体、伊那エンジェルス隊のメンバー5人が、八十二銀行箕輪支店で特殊詐欺防止を呼びかけました。 防犯ボランティアのメンバーたちは、金融機関を訪れたお年寄りたちに「特殊詐欺に気を付けてください」と呼びかけながらチラシなどを配っていました。 今年、伊那警察署管内で発生した特殊詐欺の被害件数は2件で、被害額はおよそ110万円となっています。 去年1年間の管内での特殊詐欺の被害件数は、9件で、被害額はおよそ3,900万円です。 伊那署では、「不審な電話が来たら必ず誰かに相談する」「私のところになんて電話は来ないなどと思わず、詐欺に対する意識を高めてほしい」と呼びかけています。
-
全国食育月間 食育コーナー設置
6月の全国食育月間に合わせて、伊那保健福祉事務所は、食に関するコーナーを15日、伊那合同庁舎2階に設置しました。 コーナーの設置は、伊那保健福祉事務所が「食育」、食に関する知識と食生活について考える機会にしてもらおうと開いています。 食育月間は毎年6月で、食育を国民運動にしようと、全国で展開しています。 コーナーには、食に関するパネルなどが設置され、一日に摂る野菜の量が350gと示されています。 また、食生活の中で大切な塩分の摂り方がわかる、チェックシートもあります。 伊那保健福祉事務所では、「食育への関心を高めてもらい、健全な食生活を身につけて欲しい」と呼びかけています。 食育コーナーは26日まで設置されています。
-
旧井澤家住宅で人形芝居の上演
伊那市西町の旧井澤家住宅で14日、人形芝居の上演が行われました。 人形芝居を行ったのは、百鬼ゆめひなの名前で活動している、飯島町の飯田美千香さんです。 旧井澤家住宅を管理している伊那部宿を考える会が、古民家の雰囲気中で人形芝居を楽しんでもらおうと企画しました。 飯田さんは等身大の人形を操りながら、自らも面をつけて演じていました。 訪れた人たちは、音楽、所作、舞のみで構成される人形芝居に見入っていました。
-
出水期むかえ 伊那市消防団が水防訓練
梅雨や台風などにより川が増水しやすい時期を迎え、伊那市消防団は、河川災害に備えるための水防訓練を、14日に行いました。 伊那市消防団の班長以上の団員約300人が参加し、伊那市西春近の天竜川右岸で訓練が行われました。 出水期の河川災害に対応するため毎年行っている訓練です。 ロープの結び方や土のうの作り方などを伊那建設事務所の職員が指導しました。 武田信玄が考案した伝統的な治水工法のひとつとされている中聖牛をつくる訓練も行われました。 団員らは、2.7mから7.5mの木材24本を三角錐に組み合せる手順を確認していました。 中聖牛は、増水した河川がカーブしている箇所に入れる事で、堤防に直接水が当たらないようにし、決壊を防ぐ効果があるという事です。 伊那市消防団の三澤俊明団長は、「災害時は人命が最優先。安全に避難した上で、万が一の時は今回の訓練を活かしていきたい」と話していました。
-
美篶の春日彰さん からくり人形の初の上演会
伊那市美篶の春日彰さんは、趣味で作っているからくり人形の初めての上演会を13日、上大島交流センターで開きました。 からくり人形は、伊那市美篶でチューリップの栽培をしている鉢花農家、春日彰さんが制作したものです。 8年ほど前から趣味で作り始め、これまで制作した5つの作品を初めて一斉に展示しました。 粘土や木で作った人形が、電動の歯車で動く仕組みです。 この日地域住民が訪れ、春日さんの作品を楽しんでいました。 新郎新婦が宇宙へ旅をする「幸せの小箱」、人形の王国の朝を描いた「リトル・キングダム」、厳しい寒さの中、サンタクロースが毎日鉢に水やりをし、やがて春になるとチューリップが開き、最後に希望の星が輝く「冬を超えて」などの作品があります。 現在、春日さんは新しい作品の制作中で、今後は地域のイベントでも上演していきたいという事です
-
南アルプスユネスコエコパーク登録1周年で環境整備
南アルプスがユネスコエコパークに登録されて1周年を記念した環境保全作業が、伊那市長谷で14日に一斉に行われ、地域住民が外来植物の駆除などを行いました。 長谷の地区ごとに地域住民が集まり、外来植物の駆除や、ごみ拾いなど環境整備を行いました。 長谷地区では、毎年一斉に環境保全の取り組みを行っていますが、今年は、南アルプスのユネスコのエコパーク登録1周年記念として行われました。 住民らは、資料を参考にしながら、ヒメジョオンやビロードモウズイカなどの外来植物を根元 から引き抜いていました。 長谷地区は、南アルプスのユネスコエコパークのエリア内にあり、自然と調和して人が暮らす「移行地域」に指定されています。 伊那市では、より多くの人に南アルプスのエコパークに関心を持ってもらい、地域の環境にも目を向けてもらいたいとしています。
-
ざんざ節保存会が新宿区民踊大会に出演
14日に東京都で開かれる新宿区民踊大会に、伊那市長谷のざんざ節保存会が出演します。 13日は長谷公民館で最後の稽古が行われました。 新宿区民踊大会への出演は、伊那市と新宿区が友好提携を結んでいる縁で毎年行われています。 市内の民踊団体が持ち回りで出演していて、ざんざ節保存会は今回で3回目です。 あす披露するのは「ざんざ節」と「キンニョンニョ」の2つの演目です。 ざんざ節は、江戸時代の流行歌で、馬に荷物を乗せて運ぶ時に歌われたといわれています。 キンニョンニョは、長谷の入野谷で歌い踊られてきたものだということです。 ざんざ節保存会は、地域に伝わる民踊を後世に伝えていこうと、昭和42年に「民謡保存会」として発足しました。 会員は60代から80代で、最高齢は87歳です。 新宿区民踊大会は、あす東京都の新宿文化センターで開かれます。
-
みらい塾でバラ見頃
伊那市長谷の民宿みらい塾でバラが見ごろとなっています。 みらい塾には、500本、200種類のバラが植えられていて、現在見ごろです。 今年は例年より10日ほど早い、5月中旬から咲き始めました。 現在は濃いピンク色の「アンジェラ」という品種が特に見ごろです。 また、70株植えられているクレマチスも見ごろで、バラとの共演を楽しむことができます。 オーナーの市ノ羽幸子さんは、「今年は特に花が大きく、きれいに咲いた。宿で涼みながら、バラを見て楽しんでほしい」と話していました。 バラは6月いっぱい楽しめるということです。
-
高遠高校生が観光客にチラシを配布
伊那市高遠町の高遠高校の3年生が13日、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りに合わせて、高遠の見どころを紹介したチラシを観光客に配りました。 13日は高遠高校情報ビジネスコースの3年生10人が、ループ橋のぼり口にある駐車場で、バラ祭りに訪れた観光客にチラシを配りました。 チラシは今年度から始まった「地域観光研究」の授業で制作したものです。 高遠の見どころを紹介するもので、生徒が町内を周り、店の写真を撮影したり、特徴を取材して作りました。 バラを見た後に商店街でお昼を食べてもらう狙いで、高遠そばやローメンが食べられる飲食店などが紹介されています。 13日は250枚が用意され、生徒たちは観光客に手渡していました。 チラシの配布は、14日と来週の土日にも行われます。
-
夏の間 入笠牧場で放牧 今年は種牛復活
夏の間、涼しい自然の中で成長させようと、12日、JA上伊那が管理する伊那市高遠町の入笠牧場に牛が放牧されました。 今年放牧するのは、上下伊那と諏訪地域の酪農家が所有する牛39頭で、この日はこのうちの29頭が放牧されました。 JA上伊那では、夏の間毎年入笠牧場に牛を放牧し、牛の足腰を鍛えています。 預けている間は農家の世話の手間が省けるほか、牛も涼しい環境の中で過ごせます。 牛は1頭ずつ体重測定と衛生検査を受け、検査が終わると元気よく走り回ったり牧草を食べていました。 今年は3年ぶりに雄の種牛も1頭放牧されるということで、去年の17頭より22頭増えたということです。 JA上伊那によりますと、5年前はおよそ100頭が放牧されていましたが、酪農家の減少や受精卵移植の普及により放牧する牛の数は減っているということです。 ある酪農家は「のびのびと過ごして一回り大きくなって秋に帰ってくるのを楽しみに待っています」と話していました。 牛は10月上旬に下牧する予定です。
-
正しいウォーキング学ぶ
健康づくりに役立つ効果的なウォーキングについて学ぶ講習会が6日、伊那市の伊那市民体育館サブアリーナで開かれました。 講習会は住民の健康増進につなげようと伊那市が開いたもので、およそ160人が集まりました。 講師を務めたのは松本大学人間健康学部専任講師の田邉愛子さんです。 講習会では参加者が実際に歩きながら正しいウォーキングについて学びました。 田邉さんは「耳、肩、足首を一直線にすることをこころがけながら歩くように」と指導していました。 田邉さんによりますとウォーキングをする際はゆっくり歩いていては効果がうすいため少し早く歩くことが大切だということです。 1日30分のウォーキングを週4日行ったことで5か月ほどで血圧が基準値に戻ったり糖尿病が改善された例があるということです。 講習会を開いた伊那市では「健康づくりのためにウォーキングを生活のなかに取り入れてもらいたい。」と話していました。
-
運動あそび塾 豊南短大と連携
伊那市総合型地域スポーツクラブの一つ、運動あそび塾は、今回初めて辰野町の信州豊南短期大学と連携して活動を進めていきます。 運動あそび塾は、保育園の年中、年長児を対象に5月から12月まで、月に2回伊那東小学校の体育館で遊びを通じた体力づくりの講座を開いています。 20人の子どもが参加していて、健康運動指導士の大西誠さんが指導しています。 11日はこの講座に豊南短期大学幼児教育学科の1年生9人が参加しました。 9人は保育士を目指して学んでいます。 短大が行っているボランティア実習を兼ねていますが、保育士になるのに有効なキッズスポーツインストラクターの資格取得のための研修の場でもあります。 この日は、音楽にあわせて動物のまねをしたり、状況に応じた機敏な動作をしたりして遊びながら学んでいました。 短大生を受け入れた大西さんは、短大との連携について、「大人の目が増え安全面が強化されるとともに内容も充実できる」と期待しています。
-
ギター製作の大屋さん オープンハウスを計画
伊那市西箕輪中条の古民家を改築し、ギター製作をしている大屋建さんは、住宅を開放するオープンハウスを7月に計画しています。 オープンハウスは、いろいろな人が集まる場として大屋さんが計画しています。 去年は、2日間で60人余りの人が訪れました。 大屋さんは、家を無料で開放し、それぞれが持ち寄りで集まります。 伊那の友達や東京、名古屋から美術関係者などが集まりました。 大屋さんは、妻の美那さんと2002年から伊那市西箕輪中条の古民家を改築し暮らしはじめました。 大屋さんは、ホンダでガスタービンエンジンの研究をしていましたが、35歳の時、自分の手でギターを作りたいとギター製作の道に入りました。 妻の美那さんは、国立西洋美術館で学芸員の仕事をしていましたが、2013年の6月、急性骨髄性白血病で亡くなりました。 伊那でオープンハウスをしたいというのが2人の夢で、亡くなって1年後に開かれたオープンハウスは、美那さんを偲ぶ意味合いもあったということです。 いろいろな人が集い語らい、好みのスタイルでゆっくりと過ごしてほしいと大屋さん。 人と人とのつながりの場として今年も計画しています。 今年のオープンハウスは、7月11日土曜から12日日曜までの2日間の計画です。
-
空き家バンク 市内全域へ
伊那市の白鳥孝市長は、現在高遠、長谷地区のみで実施している空き家バンク登録制度を市内全域に広げ、さらに近隣市町村とも連携していく考えを12日に示しました。 市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。 白鳥市長は、現在高遠と長谷地区のみで実施している空き家バンク登録制度を市内全域に拡大する考えを示しました。 さらに、広域的に取り組むべきだとして、近隣市町村とも連携する考えもあわせて示しました。 空き家バンク登録制度は、空き家を有効に活用し、田舎暮らしを求める都会などからのニーズにこたえ、人口増につなげようという取り組みで平成22年度から高遠と長谷地区でスタートしました。 これまでに、高遠で20件、長谷で2件契約にこぎつけたということです。 現在伊那市には、1か月に平均で20件ほどの移住定住に関する問い合わせがあることから、空き家バンクを市内全域に拡大するものです。 伊那市は不動産組合と連携し、できるだけ早い時期からこの取り組みをスタートさせる考えです。
-
伊那市の健康応援ポイント 食育活動でも活用
学校や家庭、地域での食育を推進するための、伊那市食育推進会議の今年度1回目の会合が、10日に開かれ、健康応援ポイントを活用した食育活動の推進など、今年度の事業計画が決まりました。 今年度1回目の会議が、10日伊那市役所で開かれ、2つの班に分かれて、事業計画を決定しまた。 家庭・地域班では、今年度から伊那市が行っている健康応援ポイントを活用した食育活動の推進などを進めていくということです。 検診やスポーツイベントに参加してポイントを貯めると抽選で商品券などが当たるもので、保育園での出前講座などを行っている食育応援団の活動でもポイントをつけ団員を増やしていきたいとしています。 会議では他に、減塩レシピの作成、小中学校での弁当の日の実施、食育川柳の募集などを行う事にしています。
-
伊那市で修学旅行生初の受け入れ 大阪から中学生が農家民泊に
大阪府の中学生が修学旅行で農家民泊をするために、11日から伊那市を訪れています。 伊那市で修学旅行生を受け入れるのは、今回が初めてです。 伊那市を修学旅行で訪れたのは、大阪府四条畷市にある田原中学校の3年生121人です。 10日に昼神温泉に一泊した一行は、農家民泊をするために伊那市を訪れました。 市役所で入村式を終えた生徒らは、3人から6人のグループにわかれ、伊那市内の農家28軒で農家民泊を行いました。 西箕輪の原易雄さん宅です。 原さん宅では、エンドウやレタス、イチゴを育てていて、中学生が収穫を体験しました。 伊那市観光協会では、3年前から教育旅行の誘致を進めていて、これまで移動教室や林間学校を受け入れてきましたが、修学旅行の受け入れは今回が初めてです。 生徒を受け入れてくれる農家の調整や体験プログラムの作成を行い誘致に力を入れてきたということです。 昼時には、農家でとれた野菜を使った料理を味わいました。 伊那市観光協会では、新しい旅行の形として、これからも修学旅行の受け入れを積極的に行っていくという事です。 田原中学の生徒は12日まで伊那市に滞在する事になっています。