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JR飯田線で線路に乗り上げ事故
24日午後2時10分ごろ、伊那市御園双葉で、伊那市の男性が運転する軽乗用車が、JR飯田線の線路に乗り上げる事故がありました。
これにより飯田線で最大でおよそ1時間20分の遅れが出ました。
伊那警察署の発表によりますと事故があったのは、伊那市御園双葉の踏み切り近くです。
車は伊那市の85歳の男性が運転していたもので、線路脇の柵を越え線路に乗り上げました。
長野駅午前11時23分発の普通列車を運転していた運転士がこの車を発見し手前で停止しました。
線路内に進入した車を撤去する作業が完了し、安全確認が行われ、午後3時20分に上下線で運転が再開されました。
この事故により、停止した電車が1時間18分遅れたのを最大に上下線合わせて3本が遅れおよそ700人に影響が出ました。
停止した電車の乗員乗客68人に怪我はありませんでした。
また事故を起こした男性が軽い怪我を負いました。
事故の原因については、伊那警察署が調べを進めています。 -
モデル構築に向け学習会
上伊那自然エネルギー普及協議会は、地域独自の自然エネルギーの創出に向けて、24日学習会を開きました。
この日は、伊那商工会館で学習会が開かれ、企業や行政、地域住民などおよそ30人が参加しました。
上伊那自然エネルギー普及協議会は、個人や大学、企業など官民一体となって上伊那らしさを追求した自然エネルギー普及モデルを構築しようと、去年12月に発足しました。
これまでに学習会や先進地視察などを行っていて、この日は、自然エネルギー事業の支援などを行っている東京都のエナジーグリーン(株)の竹村英明さんから「市民ファンド」について学びました。
市民ファンドは、地域独自の取組を地域住民が自らファンド会社となって資金を集めるものです。
竹村さんは飯田市の太陽光自然エネルギー事業に協力していて、市民ファンド「おひさまファンド」の立ち上げに携わりました。
竹村さんは「市民ファンドを運営するためにはおよそ2億円集められる見込みが必要だが、これまで携わった市民ファンドではおおよそその額が集まっている」と話していました。
質疑では、協議会の小澤陽一副会長から、市内の既存のダムを民間で活用して、伊那でも自然エネルギー事業が可能かといった質問があがっていました。
竹村さんは「県にかけあってみてまずはそれから。可能だと思います」と答えていました。
信州大学農学部の教授で協議会の岡野哲郎会長は「待っていても先には進まない。自分たちから動いて、徐々に知識を深めていきたい」と話していました。
協議会では「モデル構築に向け、学習会に多くの人に参加してもらいたい」として今後も学習会を計画していて、次回は太陽光発電について学習する予定です。 -
長野県ミニバス選手権大会1日目
長野県ミニバスケットボール選手権大会が、24日から伊那市の勤労者福祉センター体育館で始まり、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3チームが25日の準決勝に駒を進めました。
大会には県内各地区の予選を通過した男女32チームが出場しました。
大会はトーナメント方式で行われ、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは男女6チームが出場しました。
このうち伊那市のダイヤモンドツインズ女子は1回戦、長野湯谷と対戦し、50対5で勝利しました。
この日の試合の結果、女子の伊那ダイヤモンドツインズと箕輪健全、男子の伊那ダイヤモンドツインズが、25日行われる準決勝に駒を進めました。
この大会のベスト8進出チームには、全国大会の長野県選抜大会への出場権が与えられ、試合の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では4チームが出場を決めています。 -
縄文料理を作るイベント
どんぐりなどを使って縄文時代の料理をつくるイベントが23日、伊那市の創造館で開かれました。
これは、現在開催中の企画展「縄文人の春夏秋冬」に合わせて開かれたもので、親子14人が参加しました。
教室では、縄文時代に食べられていたとされるどんぐりやシカ肉を使い様々な料理に挑戦しました。
どんぐりを石で、すりつぶし片栗粉や、はちみつなどを混ぜたクッキーや豚肉のひき肉と合わせたハンバーグをつくりました。
鹿肉は、黒曜石を包丁代わりにつかって一口大に切っていきました。
調理した食材は、この後炭火で焼きました。
出来上がると全員で料理を囲んで味わいました。
伊那市創造館では12月2日も鹿肉を使った家庭料理教室を企画しています。 -
南ア北部地区遭難対策協会 創立50周年
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の創立50周年記念式典が23日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。
記念式典には南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会会長の白鳥孝伊那市長をはじめ歴代の隊長など80人が出席しました。
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は昭和37年12月15日に隊員17人で発足しました。
現在は民間や行政など82人で活動しています。
発足当時からの遭難事故の出動件数は128件で救助者等は168人となっています。
式典では、半世紀を振り返る記念誌とDVDが披露されました。 -
天野惣平さん作品展
伊那市高遠町芝平の美術家 天野惣平さんの作品展が、旭町のアートギャラリーミヤマで開かれています。
展示されているのは、作品に題名はありません。
車のフロントガラスを割ったもの、版画刷りの雁皮紙という和紙を木片に張り合わせた700のピースで形作られています。
ピースの制作に3ヶ月、会場で形を完成させるのに3時間かかりました。
制作したのは、伊那市高遠町芝平在住で造形・版画を中心に制作する美術家、天野惣平さんです。
天野惣平さんの作品展は、27日(火)まで、アートギャラリーミヤマで開かれています。 -
写真集団アルプ 第2回写真展
写真集団アルプによる第2回山岳写真展が、22日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。
会場には、伊那谷を中心とする会員16人が県内の山岳を撮影した写真、51点が並んでいます。
写真集団アルプは、山岳写真協会に加盟するメンバーを中心としていて、もう少し気軽に作品発表できる場を作ろうと去年、会を発足させました。
作品は、春夏秋冬の順番に並べられています。
この展示会は、25日(日)まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
伊那保育園でもちつき
伊那市山寺の伊那保育園で、22日、一足早い餅つきが行なわれました。
22日は年長から未満児まで34人の園児がもちつきに挑戦しました。
伊那保育園では毎年この時期、一足早くもちつき大会を開いています。
園児達はねじりハチマキをしめて、よいしょと声をかけながらもちをついていました。
宮下 京子園長は、「昔ながらのもちつきは現在はあまり体験できないので、餅をついて味わって、食に対して関心を深めて欲しい」と話していました。
つきあがった餅は、年長園児が味付けしました。
用意されたのは、黄な粉と黒ゴマ、白ゴマの3種類です。
思わず黄な粉をなめてしまう園児もいました。
出来上がったもちは、お昼ご飯で味わったということです。 -
伊那市景観計画 景観への影響制限素案に示す
地域の景観を守り育てるための景観計画の策定を進めている「伊那市景観計画策定委員会」が22日に開かれ、景観に影響を及ぼす建築行為の制限などを定めた素案が示されました。
この日、伊那市役所で4回目の委員会が開かれ、計画の素案について検討しました。
計画の素案は、景観に影響を及ぼす建築物などに対し、届出を必要とし、建設行為の制限を行うものです。
市街地、田園では、南アルプス、中央アルプスなどの眺望を極力阻害しない配置とする事、電柱、鉄塔などは、できるだけ目立たないように設置すること、特に色彩については、個人の建物をふくめ、けばけばしい色彩を避け、指定された色を基調とすることなどとしています。
委員会では、今後ワーキンググループで具体的な検討を行った後、再度委員会で検討し、計画案としてまとめる方針です。 -
竜南保育園 作品展
伊那市の竜南保育園の園児による作品展が20日、保育園で開かれました。
会場には、未満児から年長までの園児86人の作品、およそ300点が並んでいます。
作品は、散歩した際見つけたどんぐりやまつぼっくりなどの木の実を使った物の他、今年の春に園の桜を剪定した際にでた木の枝を使って作ったものなど様々です。
作品展は、園児達の作品を地域の人に見てもらおうと初めて開かれたもので、すべての教室を使って展示しています。
20日は、併設されている子育て支援センターの利用者や近所の人達が見学に訪れ、園児らがひまわりの種をプレゼントした他、教室内を案内していました。
竜南保育園の城田妙子園長は「創造力の豊かさが表れた作品が多く並んだ。自分の作品を見てもらいたい子ども達もうれしかったと思う」と話していました。 -
県内42団体統一パンフ作成 PRへ
県内で映画やテレビのロケの誘致などを行っているフィルムコミッションは、統一パンフレットを作成し来年2月に東京の制作会社などを訪問する計画です。
21日は、伊那市役所で県内42団体で構成する信州フィルムコミッションネットワーク連絡会議が開かれ、パンフレット作成などの今後のPR活動が承認されました。
ロケ誘致に向けたPR活動として、統一パンフレットを数百部作成し、来年2月に参加団体の有志が、東京の制作会社などを訪問します。
また、会議の中では、意見交換が行われました。
このうち、伊那谷フィルムコミッショは、初めてテレビの連続ドラマの撮影が行われたが、撮影現場の取材など、制作サイドとの調整が難しかったといった意見が出されていました。
県内の他地域のフィルムコミッションからは、「撮影の前に、PR用の撮影など条件を盛り込んだ契約を結ぶと良い」、「人対人の関係が映画やドラマを作るので、プロデューサーといった人達と信頼関係を作る事が大切」などと経験を基にアドバイスしていました。
ネットワークでは、参加団体が連携し、全県的な誘致活動に力を入れていくとしています。 -
こんにちは伊那まちが御園で販売
商品を車に乗せ、伊那市の市街地を移動しながら販売するサービス「こんにちは伊那まち」は、出張販売の範囲を広げてほしいとの市民からの要望を受け、今回試験的に中心市街地から離れた御園区への出店を行いました。
21日は中心市街地の4地区に、御園公民館駐車場を加えた5か所を周りました。
出張販売は、中心市街地の商店主らでつくる伊那まちの再生やるじゃん会が高齢者の買い物支援サービス事業として月に一度行っているものです。
21日はおよそ20万4千円の売り上げがあったということです。
訪れた人は、「近くに来てくれてありがたい。品物がたくさんあり助かった」と話していました。
今回、冷え込む朝の時間帯に客足が伸びなかったことから、伊那まちの再生やるじゃん会では出店の時間帯も合わせて検討していきたいとしています。 -
伊那市 今年度もウォームビズ実施
伊那市は今年度も3月31日までをウォームビズ期間として庁舎の節電に取り組みます。
伊那市では昨年度冬の、1日の最大電力361KWを5%抑制する節電目標を掲げています
伊那市では夏に引き続きエレベーターを一基停止するほか、廊下の照明を切るなど継続して行っていくとしています。 -
上伊那の教育団体が寄付
上伊那の教育団体は、児童養護施設たかずやの里の施設整備に役立ててもらおうと118万円を寄付しました。
19日は、上伊那教育会の矢澤静二会長をはじめ、教育団体関係者4人が伊那市役所を訪れ上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡しました。
寄付金は上伊那の小中学校の教諭などから集めたもので、金額は118万9,004円です。
矢澤会長らは、「たかずやの里の子どもたちが、より良い環境で生活できるように役立ててもらいたい。」と話していました。
たかずやの里の施設整備に集まった寄付は19日現在で2,365万377円となっています。 -
お正月用のしめ飾りづくりピーク
今年も残すところ1か月余りとなり新年を迎える準備が進んでいます。
箕輪町の信州縁起物製作所では来年用のしめ飾りづくりが行われています。
製作所では9月から作業が始まり、今がピークを迎えています。
8月に稲を青刈りして乾燥させたものを使い、しめ飾り専用の機械で縄をない、小判やおたふくなどを飾り付けます。
売れ筋は1500円前後の玄関用のしめ飾りだということです。
今年は例年並みの3万個を作る予定で県内の大型店やスーパー・ホームセンターに出荷されるということです。
作業は休みを返上して来月下旬まで続くということです。 -
幽玄な世界を楽しむ
第21回伊那能が18日、伊那市の伊那文化会館で開かれ訪れた人たちは能の舞台がかもし出す幽玄な世界を楽しみました。
伊那能は、伝統芸能への理解を深めるとともに、地域文化の向上を図ろうと毎年この時期に県能楽連盟や伊那市などでつくる伊那能実行委員会が開いています。
能は文学、歴史、音楽、美術などの要素を兼ね備えた日本を代表する古典芸能です。
18日は、能の「杜若」と「安達原」、狂言の「茶壺」の3番組が行われました。
太鼓や笛などのお囃子に合わせ舞い踊る様子に訪れた人たちは見入っていました。
初めて能を見に訪れた女性は「思っていたより難しくなく、楽しめました」と話していました。 -
クリスマスまで1か月
クリスマスまであと1か月余りとなり、伊那市のいなっせ北側の多目的広場では、高さおよそ7メートルのモミの木の電飾が灯されました。
20日は、クリスマスツリーの点灯式が行われました。
ツリーは高さおよそ7メートルで、赤や青、緑などおよそ2,500個のLED電球が施されています。
点灯式では、伊那小学校合唱団による歌が披露され、訪れた人はひと足早いクリスマスの雰囲気を楽しんでいました。
ツリーの点灯は来年1月中旬までで、時間は午後4時半から11時までとなっています。 -
伊那市西春近で作業場が全焼
19日の午後1時40分頃、伊那市西春近表木で作業場が全焼する火事がありました。
火事があったのは伊那市西春近表木の飯塚淳さん所有の作業場です。
火はおよそ1時間20分後に消し止められましたがプレ ハブ平屋建ての作業場140平方メートルを焼きました。
この火事で、消火にあたってた飯塚さんが顔に軽い火傷を負いました。
火事の原因について現在伊那警察署で調べを進めています。 -
商売繁盛願うえびす講祭り
商売繁盛を願うえびす講祭りが19日、伊那市西町のえびす神社で行われました。
えびす講祭りは、神社ができた大正時代から続く恒例行事です。
毎年農業がひと段落した11月19日に行われていて、平成14年からは西町の住民有志でつくるルネッサンス西町の会が中心となり行われています。
境内には屋台が並び、福引などでにぎわっていました。
午後5時から行われた宝投げでは、小銭や景品の引換券入りの餅が投げられ、訪れた人が手を伸ばし福を呼び込んでいました。 -
タイの孤児が作るフェアトレード商品の展示販売
NPO法人フリーキッズ・ビレッジは、タイに暮らす孤児たちが作った服や小物の展示販売を19日から伊那市荒井のコミュニティー・カフェ セジュールで行っています。
店内にはタイの孤児が暮らす家バン・トー・ファンやその集落の人々が手作りした服などおよそ50点が展示販売されています。
NPO法人フリーキッズ・ビレッジはこの家と交流があり、伊那で初めて展示販売を開きました。
これらの商品は継続的に仕事や技術を提供することで自力で暮らしを向上させる経済活動、フェアトレードに基づくもので、売上が子供たちの支援につながるということです。
この催しは12月8日まで伊那市のコミュニティーカフェ セジュールで開かれています。 -
市街地再生の取り組みを報告
伊那市中心市街地再生協議会会員が19日、伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に市街地再生支援事業の状況と今後の展開について報告しました。
事業は今年度で終了しますが協議会では組織の一部を法人化し独立した自主組織として発展させていきたいとしています。
報告は今年度が事業の最終年度となることから行われたものです。
19日は協議会会員8人が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に事業の実施状況などについて報告しました。
市街地再生支援事業は、中心市街地活性化を目的に平成22年度から3年計画で行われてきたもので県と市から合計およそ2,300万円の補助を受けています。
協議会は山寺、坂下、荒井、西町の商店主らで構成され事業別に7つの委員会が設置されました。
これまでにバラまちフェスタの開催や出張販売の実施、一店逸品づくりなどを展開してきました。
また街の情報拠点として、タウンステーション伊那まちが設置され観光案内や、地域の特産品の販売のほかコミュニティの場として活用されました。
19日は協議会の中の委員会のひとつ、伊那まちの再生やるじゃん会を法人化して自主組織として継続していきたいとの意向が示されました。
自主組織ではタウンステーション伊那まちを継続して運営し観光客や登山者などにも対応する施設として活用するとしています。
タウンステーション伊那まちは今年度10月末現在で4,781人が利用しています。
協議会では、その運営について4年後には黒字化できる見通しだとしたうえで、この施設を核とした街づくりを進めていくとしています。 -
初開催 伊那まち専門店アウトレット
19日は市街地再生に取り組む、伊那まちの再生やるじゃん会が、初めての企画、伊那まち専門店アウトレットを開催しました。
アウトレットはシーズンを過ぎた季節品や在庫の多いものなど通常価格より安く提供するものです。
19日は伊那市中心商店街などからスポーツ店や金物店、呉服店など9店舗が集まりました。
訪れた人たちは、品定めしながら買い物を楽しんでいました。
伊那まちの再生やるじゃん会では市街地活性化のひとつとしてアウトレットを定期的に開催していきたいと話しています。 -
伊那市保健福祉部の職員に停職3か月
伊那市は今年1月に交通死亡事故を起こした職員を停職3か月の処分とすることを19日、公表しました。
死亡事故は今年1月に伊那市高遠町で発生したもので事故を起こしたのは保健福祉部の57歳の職員です。
この職員は、免許取り消し、などの行政処分と罰金を支払う刑事処分を受けています。
伊那市は懲戒処分の指針に基づき停職3か月とすることを公表したほか、上司を厳重注意としています。
市では「全体の奉仕者として公共の福祉のために勤務すべき市職員としてあるまじき行為であり市民の皆様に深くお詫びします」とのコメントを出しています。 -
小学生が手作りの祭り楽しむ
伊那小学校2年川組の子ども達は18日、手作りの山車飾りをつけた山車で学校のまわりを練り歩きました。
川組では、総合学習で祭りについて取り組んでいて、この日はその集大成として「大川組祭り」を行いました。
手作りの山車飾りと太鼓をのせた軽トラックを子ども達が引っ張り、学校のまわりを練り歩いていました。 -
富県の地区住民が郷土食で交流
五平餅などの郷土料理を子供たちに伝えようと伊那市富県南福地で18日、五平餅とそば打ちを伝える会が開かれました。
これは、世代を超えた交流をするとともに伝統食を伝えていこうと地区社協など3団体が毎年この時期に開いているものです。
会場となった南福地公民館には地区住民およそ90人が集まりそば打ちや五平餅作りをして交流を深めました。
食材は、地元で収穫した新そばと新米が使われました。
このうちそば打ちでは、子どもたちが地域の名人から教わりながらそば打ちに挑戦していました。
出来上がると参加者全員で味わいました。
18日は他に、地域の絆を深めようとタイムカプセルが公民館の敷地内に埋められました。
タイムカプセルには10年後の自分にあてた手紙や思い出の品などが入れられました。
タイムカプセルは2021年の11月に開封されることになっています。 -
来年の干支「巳」を模った土の鈴作り
来年の干支「巳」模った土の鈴作りが18日、伊那市の創造館で行われました。
土でできた鈴「土鈴」は、2,800年以上前の縄文時代から作られていたとされています。
18日は、親子20人が参加し、素焼き用の粘土を使って土鈴を作りました。
創造館では、現在開催中の縄文時代の特別展にあわせ全5回の催しを企画していて、土鈴作りもその1つです。
参加者は、最初に10センチほどの丸い鈴をつくり、それぞれがデザインした蛇の形にしていました。
土鈴は、1週間ほどかけて乾燥させ、窯で焼いたあと参加者に届けられるということです。
創造館ではこの他、縄文時代の料理教室も計画しています。 -
特色ある学習・遊びに理解深める
伊那市の新山小学校PTAは、地域の自然を生かした特色ある遊びに理解を深めてもらおうと17日、親子を対象にした講座を開きました。
この日は、新山の森林で講座が開かれ、保護者や子どもおよそ30人が、森の中に設置された遊具で遊びました。
新山小学校では、少人数学級の特色を活かし、地域の自然を使った特色ある授業などを行っています。
森林内の遊具は、土地を所有する6軒の地区住民が協力して3年前に作ったもので、小学校でも総合学習や学年交流会で活用されています。
子ども達は、木に吊るされたブランコやターザンロープで自由に遊んでいました。
ある保護者は「自然が横にあっても触れ合う機会は少ない。自然との触れ合いは重要なので、授業でやってもらうの良いと思う」、参加した新山小の教諭は「自然の中にすぐに遊びにいけるのは新山小学校の特色。こういった場所を活用していきたい」と話していました。
この日はツリークライミングの体験も予定されていましたが、悪天候のため伊那市高遠町在住の全日本チャンピオン、宇治田直弘さんがデモンストレーションを披露していました。
この講座は、PTAの他に地元育成会や新山の保育園・小学校を考える会も協力していて、文化部の藤井誠部長は「新山地域の特色ある自然活動をPRする場として活用していきたい」と話していました。 -
春富中学校 創立65周年・統合50周年記念式典
伊那市の春富中学校の創立65周年と統合50周年の記念式典が17日行われました。
記念式典には、生徒や保護者、来賓など550人ほどが出席し、記念演奏などが行われました。
春富中学校は、今年で創立65周年、統合50周年になります。
65年前の昭和22年に春富中学校の学区内の富県・東春近・西春近でそれぞれ中学校が創立されました。
昭和38年に3校が統合し、春富中学校となりました。
村田正美校長は、「これからも社会に貢献できる人づくりができる場所であるよう取り組んでいきたい」と話していました。
生徒を代表して生徒会長の北原悠哉くんは「学校の歴史の深さを感じた。感謝の気持ちと春富の心を持ち続けていきたい」と話していました。
式典では、地域の住民と企業から募った寄付金835万円と、記念品として伊那食品工業から大型スクリーンが贈呈されました。 -
落ち葉たきコンサート
伊那市の小学校の合唱団などが出演する落ち葉たきコンサートが17日いなっせで開かれました。
コンサートにはおよそ280人が出演しました。
落ち葉たきコンサートは、NPO法人クラシックワールドが合唱団の交流の場として毎年開いているものです。
17日は市内の小学校6校の合唱団などが合唱曲やわらべうたを披露しました。
このうち、伊那市の西箕輪小学校合唱団は4曲を発表しました。
授業が始まる前の朝の時間に練習をしたということです。
また、今回のコンサートではロビーにスクリーンを設置し無料で鑑賞できるコーナーを初めて設けました。
これは一般に販売できるチケットの数が少ないことや、家族の出演箇所だけ見たいという声に応えたものです。
訪れた人は、「自由に席を立つことができるので、小さい子供と一緒でも聞くことができよかった」と話していました。 -
地域の風景が図柄に「い縲怩セに切手」完成
伊那青年会議所が提案している、伊那谷地域のブランドフレーズ「い縲怩セに」をPRする、地域の景観をテーマにした切手が完成し、16日にお披露目されました。
この日は伊那商工会館で伊那青年会議所11月例会が開かれ、完成した切手がお披露目されました。
青年会議所では、地域のブランド化を目指し、ブランドフレーズ「い縲怩セに」をPRしようと、今回初めて切手を作りました。
切手は、1シート10枚で、それぞれ伊那谷の景観をテーマにした絵や写真が印刷されています。
切手のデザインは、地域の高校生、85人から寄せられた写真や絵画の中から選ばれたもので、この日は採用された高校生に表彰状が手渡されました。
切手は、辰野町から宮田村までの21郵便事業所で、1シート1200円で16日から販売されています。
3か月の限定販売で、向山賢悟理事長は「この期間内に多くの人に切手を使ってもらい、伊那谷のブランドフレーズを県内外にPRしていきたい」と話していました。