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家事家計簿講習会
家計簿の付け方、家計のやりくりを学ぶ講習会が26日、伊那市内で開かれた。
これは雑誌「婦人の友」を愛読する女性メンバーでつくる「伊那友の会」が毎年この時期に開いている。
この日は一般参加者約50人が集まり、会員がつけた家計簿を参考にしながら、どんなポイントがあるかなどを学んだ。
そのうち、去年から家計簿をつけ始めた30代の会員は、1年前から家計簿を付け、1カ月平均6千円の支出を減らせたことを発表し、「1年間の予算を立てることで、収入が少なくなる時期の不安もなくなった」と話した。 -
伊那商工祭スタンプラリー抽選会
伊那総合物産展示会・商工祭の中で行われたスタンプラリーの抽選会が26日、伊那商工会館で行われ、商工祭実行委員会が抽選した。
スタンプラリーは、10月に開かれた商工祭の中で、展示ブースを楽しみながら回ってもらおうと行われた。
今年は、2日間で232人の応募があった。
景品は、ゲーム機や、協賛企業からの景品合わせて25品。
抽選の結果、伊那市で15人、箕輪町など上伊那郡内で10人が当選した。
当選者には12月初めに当選通知が郵送され、伊那商工会議所の窓口で景品を渡すという。 -
新ごみ施設 北新区がアセス受入に同意
新しいごみの中間処理施設建設に関わる環境影響評価アセスメントについて、地元区の一つ、富県の北新区は26日夜、調査を受け入れるとの決定をした。
新しいごみの中間処理施設の建設候補地となっている富県天伯水源付近は、富県の北新区と桜井区が地元区。
この日は、北新区で代議員会が開かれ、賛成多数でアセス受入が決議された。
北新区の倉澤松男区長は27日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に区としてアセスの受入を決定したことを報告した。
新しいごみの中間処理施設の検討は、平成14年ごろから本格的に始まった。
広域連合では、伊那市に用地選定をゆだね、19年6月には、各種団体で組織する用地選定委員会が検討を始めた。
1年をかけて検討を重ね、最終的に投票で候補地を富県の天伯水源付近に決定。昨年6月に市長に答申した。
以降、伊那市や広域連合の理事者が出席して北新で8回、桜井で5回、隣接地区や周辺地区で8回。それ以外の説明会は隣接・周辺地区も含め15回に上った。
そんな中で焦点になってきたのが、環境影響評価・アセス。ごみ中間処理施設を建設する場合、必ず実施するよう県の条例で義務づけられている。
伊那市は、施設建設に向け、まずアセスについての結論を11月末までに各区に求めていた。
これを受け、26日夜開かれた代議員会で、5つある常会の常会長ら16人中13人が出席し、アセス受入合意が採決されたという。
伊那市では、桜井区の返答を待ち、環境影響評価の具体的な方法を区に示していきたい考えだ。
27日開かれた上伊那広域連合議会で、広域連合長の立場でも小坂市長は、北新区のアセス実施受入を報告した。
北新区のアセス受入により、新しいごみ中間処理施設は、建設に向けて大きく前進した。
桜井区の合意が得られた場合、アセス開始時期は、来年4月頃とみられている。
準備から調査、まとめまで含めると3年を要するという。
小坂市長は、「アセスの結果を受け、事業実施に問題がないことを確認したのちあらためて建設の同意をお願いし手順を踏んで進めていきたい」と話している。 -
福祉チャリティーオークション
伊那市内の美術愛好家が作品を寄贈し、その売り上げを社会福祉に役立てる福祉チャリティーオークションが27日、伊那市福祉まちづくりセンターで始まった。
会場には、洋画や日本画、書や陶芸作品などが展示されている。
この福祉チャリティーオークションは、投票による入札形式で行い、最も高い金額で入札した人が希望の美術品を落札できる。
会場では、漫画家橋爪まんぷさんによる似顔絵色紙コーナーや書家の池上信子さん、岸祐成さんによる書、だるまの色紙コーナーもあり、こちらもチャリティーで書いてもらうことができる。
福祉チャリティーオークションは、29日までで、午後3時から開票され落札者が決まる。
売り上げは、社会福祉の充実を図るため設置されている社会福祉基金に積み立てられることになっている。 -
10月の求人倍率0.38倍
ハローワーク伊那は27日、10月の上伊那の月間有効求人倍率が0.38倍だったと発表した。7月から4カ月連続で増加したが、倒産など企業側の原因による離職者が増加していて雇用情勢は依然として厳しい状況にある。
10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.38倍で、9月の0.37倍より0.01ポイント上昇した。
しかし、10月も県平均の0.43倍を下回っていて、県内では上田の0.33倍に次いで2番目に低い地域となっている。
新規求人数は790人で、9月に比べ4.5パーセント増加しているが、前年同時期に比べ25パーセントの減となっている。
一方、新規求職者数は965人で、2カ月連続で900人台となっている。
10月は、事業所の閉鎖による100人規模の人員整理があり、事業主の都合による離職者は288人となつている。
上伊那地域の雇用情勢は、4カ月連続して増加したものの、依然として0.3倍台と低迷していて、厳しい状況が続いている。 -
美鈴工房パッチワークキルト展
南箕輪村の磯千恵子さんが指導しているパッチワークキルトの教室「美鈴工房キルト教室」の作品展が27日から、伊那市の伊那文化会館で始まった。
会場には、ベッドカバーやバッグなど約150点が並んでいる。
展示会は1年半おきに開かれていて、今年は伊那市などの教室で学ぶ生徒およそ50人が出品した。
このうち磯さんの作品「楓葉」は、風に舞うもみじをイメージしていて、作品のサイズは、テレビのワイド画面の比率になっているという。
会場にはこのほか、壁掛け、こたつカバーなど、一針一針丁寧に縫い上げた作品が並んでいる。
磯さんは、「二つと同じ作品はない。個性豊かなパッチワークキルトを見てほしい」と話している。
この美鈴工房パッチワークキルト展は29日まで。 -
「アセス実施同意11月厳しい」
小坂市長考え示す伊那市の小坂樫男市長は、16日開かれた記者会見で、新ごみ中間処理施設の建設候補地となっている地元区から11月中に環境影響評価アセスメント実施の同意を得ることは厳しい竏窒ニの認識を示した。
市は建設候補地となっている、伊那市富県天伯水源付近の桜井区と北新区に対し、11月中を目途にアセス実施に対する同意を得たいとしていた。
しかし両区とも、協議は進められているものの、住民の合意までには至らないとして、11月中の同意を得ることは厳しいとの認識を示した。
またアセス実施の同意については12月中に得たいとしている。
また小坂市長は記者会見で建設候補地の隣接区となっている上山田から早期にアセスを実施するよう申し入れがあったことを明らかにした。
小坂市長は「隣接区ということでアセス実施の同意は求めていないが、申し入れがあったことについては非常にありがたい」と話している。
また来春予定されている市長選挙の去就については明言を避けた。 -
里山の未使用資源の活用を考える
里山に放置され、使われていない間伐材の活用と資源の循環を考える研修会が26日、伊那市手良にある信州大学農学部の演習林で開かれた。
森林整備に関わっている関係者や地区の代表ら約50人が参加し、山林内で間伐した木をチップにすることのできる機械の実演などを見学した。
この研修会は、信州大学農学部の田園環境工学研究会が開いた。
災害に強い山を作るため、里山整備の重要性は見直されていて、現在各地で間伐が行われている。
しかし、伐採した木を山から出すのにはコストがかかるため、ほとんどが放置されているのが現状だ。
その放置された間伐材を資源として捉え、活用してもらおと今回の研修会を開いた。
今回紹介した機械は、山林内に入り、その場で間伐材をチップにするため、運び出しを簡単にすることができるということで、参加者は出来上がったチップを手にとって状態を確かめていた。 -
女性の視点で土砂災害考える
女性の視点から砂防、減災について考える講習会が26日、伊那合同庁舎で開かれた。
講習会は土砂災害やそれを防ぐための取り組みなどについて、女性の視点から考えようと、長野県砂防ボランティア協会が開いた。
講習会は2部構成でパネルディスカッションなどが行われ、県職員や砂防工事の設計者、また実際に災害にあった人など合わせて6人がそれぞれの立場から話をした。
このうち伊那市出身で今年4月に伊那建設事務所に入った女性技術者の中山えりさんは、「伊那谷に土砂災害が多いのは地形が急峻で脆弱、また降雨量が多いためだ」と指摘した。
また伊那市西春近に住み、平成18年の豪雨災害を経験した平澤まさ江さんは、「お父さんが川の変化に気付いて避難できた。知らないで寝ていて、住宅まで土石流が来ていたら、今の私はいないと思う。隣近所の付き合いをして情報を知っておくこと、河川の水の量を知っておくことが大事」と話していた。 -
韓国教育関係者が修学旅行視察
韓国の小中学校の校長が23日、伊那市の農業公園みはらしファームでリンゴの収穫体験をした。
信州・長野県観光協会では、県内の自然や歴史文化のPR、学生達による国際交流などの観点から、海外からの修学旅行を積極的に誘致している。
一行は、3泊4日のスケジュールで県内各地を視察していて、上伊那では、みはらしファームを訪れ、リンゴの収穫体験やイチゴのハウス栽培の様子を見学した。
韓国からの修学旅行視察は4年目を迎えていて、協会によると本年度は3団体約100人の子ども達が長野県を訪れたという。 -
トンボの楽園整備
新山山野草等保護育成会は23日、伊那市富県にあるトンボの楽園一帯の整備を行った。
保護育成会のメンバーや新山小学校の児童ら50人が参加し作業に汗を流した。
整備を行った一帯は、湿地帯になっていて、ハッチョウトンボなど貴重なトンボが数多く生息している。
ハッチョウトンボは、30センチほどの背丈の短い植物のある場所を好むといわれ、会では年2回、草刈作業を行っている。
また、新山小6年生による記念植樹も行われ、カブト虫など昆虫が集まるように桜やクヌギ、ミズナラといった広葉樹45本が植えられた。
保護育成会の中山智会長は、「草刈はハッチョウトンボが生息する環境づくりに必要な作業。この地の環境を守り、次の世代につなげ、市民が憩える場所にしていきたい」と話していた。 -
上伊那地域景観協議会
関係市町村や各種団体でつくる上伊那地域景観協議会が24日、伊那合同庁舎で開かれ、来年度の事業計画などを決めた。
上伊那地域景観協議会は、地域の特性を活かし広域的観点から調和のとれた景観育成を推進することを目的に平成18年に発足した。
上伊那地区では27地区で景観住民協定が結ばれていて、その他の7地区でも住民協定の締結に向けた取組みが進められている。
来年度の事業として、市町村と連携して住民協定締結に向けた取り組みを支援するほか、景観フォーラムなどを計画している。
また、画像処理ソフトを使って地域の景観や風景、町並みを再現した景観シミュレーションを実施する。
この日の協議会では、住民協定の代表者でつくる上伊那地域景観育成住民協定地区連絡協議会と西箕輪ふるさと景観住民協定者会の2団体が協議会に新たに入会した。 -
県地域産業活性化基金説明会
新事業への展開や新商品の開発に取り組む中小企業や農林水産業者などを対象にした助成金の説明会が25日、伊那合同庁舎で行われ、助成金の活用を考える上伊那の中小企業や農林業関係者など50人ほどが参加した。
長野県地域産業活性化基金事業と農商工連携支援基金事業について説明があり、会場には、これまで地域産業活性化基金を活用して開発された製品などが並んでいた。
二つの助成事業には、国や県、県中小企業振興センターの合わせて60億円の基金が活用される。
この日は、平成22年度の申請に向けての説明会が開かれ、これまでの制度との変更点などが説明された。
これまでは、事業の2分の1を上限に助成が行われていたが、環境・健康分野に限り3分の2を上限とする点が変更となっている。
助成金の説明会は県内4会場で行われていて、募集期間は12月中旬から来年2月まで、地域資源を活用しているか、事業化するプロセスが妥当かなどの審査が行われ、来年度の採択事業が選定される。 -
オリンピック女子バレーボール金メダリストの池田広美さん
美篶小児童に指導モントリオールオリンピック女子バレーボール金メダリストの池田広美さん、旧姓矢野広美さんが25日、美篶小学校を訪れ、児童を指導した。
これは、文部科学省と日本体育協会が主催するトップアスリート派遣指導事業の一環で行われた。
池田さん、旧姓矢野広美さんは、32年前の1976年、モントリオールオリンピックで日本が金メダルに輝いた際のメンバーで、現在は、岐阜県の日本航空高等学校バレー部の指導者などとして活躍している。
この日は、5年生と6年生それぞれ2クラス、合わせて4クラスが、1時間ずつ指導を受けた。
池田さんは、バレーの基礎となるオーバーパスやサーブなどを教えていた。
また、池田さんが上げたトスを子ども達が次々とスパイクしていた。
美篶小学校では、「トップアスリートから直接スポーツを学んだ経験を活かし、基礎的な体力を高めるとともに、積極的にスポーツに取り組む姿勢を養っていきたい」としている。 -
上伊那広域の焼却場を考える会
住民学習会開催上伊那広域のごみ焼却場を考える会は24日夜、富県ふるさと館で住民学習会を開いた。
考える会は、施設建設の候補地に富県天伯水源地付近が選ばれて以来、候補地は施設の適地でないとの立場で1年半にわたり学習会などを開催してきた。
この日は、各地区の動向や活動を確認し連携することで今後の活動に活かしたい竏窒ニ会が開かれた。
富県地区、高遠町地区の住民からは、個人的には反対でも公然と反対する人は少ないことや、施設の建設は既に決まったことと捉えている住民も多いことなどが報告された。
また、候補地である富県の北新区では、26日に開かれる区の代議員会でアセスの合意について決める動きがあるとして、非常に緊迫した状況だ竏窒ニ報告した。
また同じく候補地の桜井区でも、27日に代議員会が予定されている竏窒ニしている。
考える会では、大気・気象条件を除外したままの用地選定を最も問題点とすること、運動を大きくするために市民に問題点を分かりやすく伝える努力をする必要があることが確認された。 -
伊那市商工会優良従業員表彰
伊那市商工会による優良従業員表彰式が、勤労感謝の日の23日、伊那市長谷の仙流荘で行われた。
優良従業員表彰は、事業所に長年勤める人を対象に行われ、本年度は8企業から19人が表彰された。
表彰されたのは、勤続30年以上が3人、10年以上が10人、5年以上6人。
受賞者を代表して、勤続35年で全国商工会連合会会長表彰を受けた仙醸株式会社の廣瀬利一さんは、「長年勤めてこられたのも、会社や同僚、そして常に支えてくれた妻のおかげです」と感謝し、「今後も悔いなく、仕事に励んでいきたい」謝辞を述べた。
伊那市商工会の森本光洋会長は、「不景気な時代でますます大変になりますが、なにより健康に留意して頑張ってほしい」と受賞者を激励した。 -
緑ヶ丘幼稚園文化祭
伊那市山寺の緑ヶ丘幼稚園の文化祭が22日、開かれた。
緑ヶ丘幼稚園では、毎年恒例の文化祭に合わせて、年少から年長までの作品展を開いている。
今年のテーマは「世界に羽ばたけは・と・の・こ」。
緑ヶ丘幼稚園は、鳩をシンボルとしていて、園児たちが世界に羽ばたくことをテーマとした。
年少児たちは、ドングリや流木などを集めて、飛行機を作った。
年中児は、ピラミッドの形をしたキャンドルカバーや、世界の料理を作った。
年長児は、世界に羽ばたく様子を気球に載せたほか、共同作品で大きな船を作った。
船は運転席を作り、訪れた子ども達が運転を楽しんでいた。
緑ヶ丘幼稚園では、「作品作りを通して、子供達は創意工夫をし、細かな作業では根気を養うことが出来る」と話していた。 -
南福地で五平餅・そば打ちの会
伊那市富県の南福地で22日、五平餅・そば打ちを伝える会が開かれ、地域住民70人ほどが参加した。
会では、みんなでそばを打ち、五平餅を焼き、できたての料理を楽しんだ。
これは、地域社協と集落営農実践委員会、たかずやの会の3団体が共催で開いている。
世代を超えた交流をするとともに、子供達に伝統を伝えることを目的としている。
子供達は、自分達で作った五平餅をおいしそうにほうばっていた。 -
信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人井上井月の業績を偲ぶ俳句大会が22日、伊那市の高遠城址公園内にある高遠閣で開かれた。
この信州伊那井月俳句大会は、江戸時代末期から明治初期にかけて活躍した俳人井上井月を偲ぼうと毎年開かれていて、今年で18回目。
各地から募集したところ、小中学生の部では8210句、一般では1093句が寄せられ、大会では優秀者が表彰された。
小中学生の部では、特選に選ばれた60人が表彰された。
信州井月会会長の春日愚良子さんが講評し、「子どもらしい伸び伸びとした作品がそろった。夢を育てるために、俳句を作ることは大切だと思う」と話していた。
また一般の部では、「コスモスを見ていて何も見ておらず」を詠んだ伊那市の春日敦子さんが、大賞に選ばれている。 -
60歳ソフト連盟閉会式
伊那市と南箕輪村の愛好者が参加している伊那60歳ソフトボール連盟の表彰式が21日、伊那市内で行われた。
本年度のリーグ戦は、11チームの総当り戦で5月から9月にかけて行われた。
リーグ戦では、9勝1敗で高遠旧友とホワイトエースが勝率で並び、優勝決定戦の結果、1対0で勝利した高遠旧友が初優勝を果たした。
準優勝はホワイトホース、3位は8勝2敗で手良球友だった。
表彰式では、池田勉会長から賞状などがそれぞれのチームの代表者に手渡された。
池田会長は、「来シーズンも仲間とのプレーを楽しみ、60歳ソフトの目的である親睦と健康維持につとめていきたい」とあいさつした。 -
年末ジャンボ宝くじ販売開始
1等・前後賞合わせて3億円の年末ジャンボ宝くじの販売が、24日から始まった。
アピタ伊那店前にある宝くじ売り場では、販売開始とともに次々に人が訪れ、宝くじを購入していた。
今年の年末ジャンボ宝くじは、1等2億円が70本、2等1億円が140本。また、100万円が当たる「元気に2010年賞」が7千本用意されている。
年末ジャンボ宝くじの販売は12月22日までで、抽選は大晦日に行われる。 -
伊那市と新宿区連携の環境保全事業
本年度実施分が終了伊那市と新宿区が連携して行っている環境保全事業の長谷地区市有林での今年度実施分が終了し24日、現地視察会が行われた。
伊那市と新宿区は二酸化炭素の吸収量増加を目的に、平成20年2月に地球環境保全協定を結んでいる。
この日は、長谷地区市有林で新宿区が委託している長野県林業コンサルタント協会の職員による説明があり、二酸化炭素吸収量調査の報告などがあった。
本年度の事業では、長谷溝口の約30ヘクタールの市有林でカラマツやアカマツなどを間伐したほか、作業道を開設し道幅を広げた。
この事業は5年計画で行われ毎年30ヘクタールで間伐を行う。
間伐することにより増加した二酸化炭素吸収量で、新宿区内の排出量を相殺する。
新宿区では、伊那市の30ヘクタールの間伐で123tの二酸化炭素の吸収量の増を見込んでいる。
新宿区では今後、二酸化炭素を削減した量を認定するCO2認証の取得を目指していて、二酸化炭素削減に向けた取り組みにはづみをつけたい考えだ。 -
ごみ焼却場 施設見学
伊那市美篶の地区住民は23日、伊那市美原にあるごみ焼却施設「伊那中央清掃センター」を視察した。
地区住民約30人が参加し、施設の規模や稼働状況の説明を聞いたほか、搬入から焼却までの流れを視察した。
美篶地区では、新ごみ中間処理施設に関する委員会を組織し、ごみ処理施設の理解と知識を深めていこうと、これまでに先進地視察などを行ってきた。
質疑応答では、ダイオキシン濃度の測定回数や時期、費用などについて質問が出されていた。
また、一部の参加者からは、事前に新ごみ処理施設に関する質問状を委員会や広域連合に提出したものの、開封されないまま返されたことに対し、対応を批判する場面もあった。
委員長の赤羽要さんは「今後の事については未定。アセス実施段階に進んだら、周辺地区として、広域連合や市に調査内容の要望をしていきたい」と話していた。 -
伊那バス 伊那本線廃止検討
伊那バスが運行する伊那市西町の伊那バス本社前から辰野町、箕輪町を結ぶ路線、伊那本線が本年度をもって廃止することが24日、南箕輪村地域公共交通会議で明らかになった。
伊那本線の廃止は、乗客数が少なく採算がとれないことが大きな要因になっている。
伊那本線は現在、伊那バス本社から伊那中央病院を経由して、箕輪町のベルシャイン伊北店を結ぶ路線と辰野駅を結ぶ路線が運行されている。
伊那バスによると、最も多く運行している伊那バス本社と箕輪町のベルシャイン伊北店を結ぶ路線で、平均乗客数が1.7人となっていて、伊那本線全体の赤字額は約1700万円に上るという。
伊那バスの藤澤秀敬社長は「独自で運行している生活路線は乗客数が少なく採算がとれない状況。みなさんの足として長年運行してきた路線なので非常に残念」と話している。
路線の廃止には関係市町村の同意が必要になるということで、唐木一直村長は「まだ住民に周知されていない。地域からの声を聞いて村として判断したい」と話していた。
伊那バスでは、伊那市内を走る市内西循環線についても採算がとれないとして廃止を検討していて、今後伊那市で説明会を開く予定。 -
まんぷさんが防犯ポスター寄贈
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんは、12月からはじまる年末特別警戒にあわせて防犯ポスターを伊那市駅前交番に贈った。
20日、橋爪さんが駅前交番を訪れ、伊藤裕治所長にポスターを手渡した。
ポスターの図柄は、来年のえと、トラが狼をやっつけている場面をコミカルに水彩画で表現している。
まんぷさんは、世の中を明るく照らそうと活動している満月の会の事務局長も務めていて、今回の寄贈も社会奉仕の一環として行われた。
この防犯ポスターは、年末特別警戒が始まる12月1日からいなっせ1階ロビーで展示されることになっている。 -
伊那北高職業体験学習
伊那北高校は、専門的な仕事について生徒に学んでもらう就業体験学習を実施している。
1年生24人が、10カ所の企業で学んだ。
このうち篠田瑞生さんは21日、伊那ケーブルテレビで取材の現場やアナウンスを体験した。
県教育委員会では、教育の一環として平成15年度から就業体験を行なっていて、今回伊那北高校では、1年生の総合ゼミの時間を利用した。
篠田さんは、プレゼンテーション能力を高めたいと伊那ケーブルテレビで働いた。
「しゃべり方、どうしたら緊張しないで話せるか教わった。今後に生かしていきたい」と話していた。 -
遊具塗り替えボランティア
上伊那の広告、塗装業者の有志が21日、伊那市内の保育園で、古くなり錆びてしまった遊具などの塗り替え作業をボランティアで行った。
伊那市の西春近南保育園で砂場の屋根や遊具の塗り替え作業を行ったのは、広告業者や塗装業者でつくる上伊那塗装広告事業協同組合青年部のメンバー6人。
青年部は2007年に発足し今年で2年がたったことから、地域に貢献していこうと今回初めてボランティアを行った。
保育園では、年に1回保護者が遊具の塗り替えをしているが、難しいためなかなかすべての遊具に手が回らなかったという。
青年部のメンバーは、「子供達に大事に使ってもらいたい」と話していた。 -
青空教室 みそづくり
子ども達が野菜づくりや料理などを体験する、伊那市美篶の「青空教室」で21日、味噌づくりが行われた。
地区の子どもやその保護者約20人が参加した。
教室は7年前、学校週5日制になったことをきっかけに始まったもので、美篶公民館、美篶青少年育成会、JAが共同で開いている。
この日は、地元でとれた大豆を使い味噌づくりが行われた。
2時間ほど煮詰めた大豆をすりつぶす機械に入れ、子ども達がハンドルをまわしてすりつぶした。
大豆をつぶし終わると、塩と麹を混ぜて、味噌を玉にしてバケツに投げ、空気を抜いていた。
参加した子どもは「すりつぶす作業は疲れたけれど、とても楽しかった。またやりたい」と話していた。
この日作った味噌は、来年の7月まで寝かせて完成となる。
教室では完成した味噌を使った料理教室も計画している。 -
トルコギキョウ生産
いなアグリバレーが功労者表彰トルコギキョウのオリジナル品種の開発を行っている農事組合法人いなアグリバレーはこのほど、長野県の園芸特産業での功労者表彰を受賞した。
いなアグリバレーは、上伊那地域に適した苗の開発と育成を目的に平成11年に発足した。
現在組合員は約100人で、年間約250万本のトルコギキョウを生産している。
今回、地域に合った市場性の高いオリジナル品種を30種類以上開発、育成したこと、また安定的に質の高い苗を供給できる体制を確立したことが評価された。
21日、JA上伊那のシニアあぐりスクールのメンバーがいなアグリバレー組合員の伊東茂男さんのハウスを視察し、伊東さんから説明を受けていた。
アグリバレーの開発したトルコギキョウは涼しい上伊那の気候を活かしたもので、上伊那地域の3分の2以上の生産農家に普及している。 -
山寺公民館文化祭
伊那市山寺のきたっせで21日から、文化祭が始まった
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会場には地域の人たちが制作した絵画や民芸品、小学生の書道など約100点が並んでいる。
今回は地元出身で江戸時代の俳人、中村伯先ゆかりの品が並んだ。
中村伯先は医者を務める傍ら、儒学の教育者としても活躍した人で、俳句も嗜み、その評価は高かったという。
また伊那市西町の伯先桜の名前の由来にもなっている。
コーナーには、伯先直筆の書や出版物などが並んでいる。
山寺公民館の向山修館長は「これだけ伯先の作品が並ぶことはない。区民の人たちの作品と合わせて是非見てもらいたい」と来場を呼びかけている。
山寺公民館文化祭は22日までで、時間は午前9時から午後2時。