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伊那市地域づくり支援金決定
伊那市が住民による地域活性化のための活動を支援する地域づくり活動支援金事業が決まった。
事業には21団体が応募していて、審査の結果、新規事業が12件、2年目の継続事業が6件、計18件となっている。
新規事業のうち東春近地区協議会は新しくなった殿島橋のたもとにベンチを設置するほか、芝を敷いたり桜を植え、住民が憩えるポケットパークを造ることにしていて、19万円の支援を受ける。
決定した事業の内容は景観形成や住民の交流を図るものなどで、市が補助する総額は約420万円となっている。 -
未成年者飲酒防止キャンペーン
未成年者の飲酒防止を呼びかけるキャンペーンが23日、JR伊那市駅前などで行われた。
キャンペーンは4月の未成年者飲酒防止強調月間に合わせて県小売酒販組合連合会などが実施した。
上伊那では、最寄りの高校があるJRの駅5カ所で行われ、このうち伊那市駅前では酒販組合のほか警察など17人が、「飲酒は20歳を過ぎてから」と書かれたポケットティッシュを配っていた。
酒販組合などはアルコールが臓器の障害を起こしやすくなったり、依存症に陥りやすいことなどから未成年者への飲酒防止に取り組んでいる。
県小売酒販組合連合会では、「未成年者の飲酒は体の成長を妨げたり、学校生活に悪影響を及ぼすほか、大人に比べて依存の症状が早い段階で現れるとして、飲酒撲滅に対する意識を高めていきたい」と話している。 -
イワナの成魚放流
天竜川漁業協同組合は23日、伊那市の小沢川など上伊那の主な渓流でイワナの成魚を放流した。
組合員らが体長15センチから18センチほどのイワナの成魚約400キロ分を伊那市のほか、箕輪町や辰野町など上伊那の主な河川に放流した。
イワナの放流は今シーズン2回目で前回を合わせると約800キロ分の放流となる。
天竜川漁協によると、2月16日の解禁以降、雪が少なかったことや気温が高かったことなどから、魚は例年より早くから動いているという。
漁協では大型連休前にもジャンボニジマスの放流を計画している。
遊漁料は年間券が6千円、1日券が千円、中学生が300円で小学生以下は無料となっている。 -
芝桜まつり25日から
花を育てる活動をしている伊那市小沢の住民有志のグループ「小沢花の会」による10回目の芝桜まつりが25日から始めまる。
芝桜まつりは今年で10回の節目を迎える。
会場となる伊那市小沢の農道沿いの芝桜は見ごろに近い状態となっていて、道行くドライバーらが車を降りて花を楽しんでいる。
花の会の手づくりで始まった芝桜まつりは、その美しさが話題となり、近年は県外から観光バスで多くの人が訪れるようになった。
去年は県内外からバス98台がここを訪れ、今年もすでに予約が入っているという。
芝桜まつりは25日から5月6日までを予定していて、期間中は3日から5日までライトアップする。
また今月29日には一面に水を張り、名物の逆さ富士も楽しめるようにする。
小沢花の会では「おもてなしの心で訪れた人たちを出迎えたい」と話している。 -
日本画県展
日本画の公募展、第38回日本画県展が22日から29日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれている。
日本画県展は、長野県日本画会が開いているもので、会員や一般からの応募作品を審査し、展示する。今回は100点ほど展示している。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那支部の鈴木岬さんの作品が、上から3番目の県教育委員会賞に選ばれている。
以前は応募作品を審査し、選んだものだけを展示していたが、最近は応募が減っているため、全ての作品を展示している。
日本画は、和紙を板に貼ってキャンバスを作る所から始め、粉を溶いて絵の具を作ったり、塗ったものが乾くまで重ね塗りできないなど、制作に時間がかかる。
関係者は、「日本画は深みのある色合いが魅力だが、それを表現するのは難しい。手間がかかるが、その分できたときの喜びは大きい」と話していた。 -
セーフティネット5号の認定企業増加
有利な融資が受けられる国の緊急保障制度、セーフティネット5号の認定を受けた伊那市内の企業が、20年度は19年度の26倍にあたる260件に上ることが伊那市のまとめで分かった。
この制度は、最近3カ月間の平均売上高などが前の年の同じ月と比べて3%以上減少している中小企業が認定を受けることができる。
伊那市ではこれを活用し、利率が有利な制度「特別経営安定化資金」を設けて融資を始めたところ、平成19年度は3件、融資総額が2200万円だったが、20年度は認定を受けた260件のうちの111件、総額は7億3千万円に上った。
融資を受けた企業のうち、人件費や材料代、諸経費など運転資金にあてたところが111件中105件となっていて、厳しい経営状況がうかがえる結果となっている。
ほかに伊那市が今年3月に新たに創設した緊急借換対策資金は1カ月で8件、総額で5900万円となっている。
市は現在斡旋している全ての融資について利率を一律で0.2%下げていて、市では「経営の厳しさを反映した結果となっている」と話している。 -
城址公園入園者数25万6千人
高遠城址公園の今年のさくら祭り期間中の有料入園者数は約25万6千人で、去年より4万人ほど少ない結果となった。
城址公園の有料での入園は今月19日で終了していて、公園開きとなった1日からの有料入園者数は25万6千人だった。
有料入園者数が25万人台まで落ち込んだのは平成4年の25万1千人以来となる。
原因について伊那市観光協会高遠支部では、満開の期間が3日間と短かったことに加え、インターネットによる桜のライブ映像配信で見ごろの時期に花見客が集中したことなどを挙げている。
伊那市では、高速道路料金定額1000円の影響などにより交通渋滞が起きたことなどを来年への反省に挙げた。 -
八重桜摘み取り
伊那市商工会高遠支部女性部のメンバーは22日、さくら茶に使う八重桜の摘み取り作業をした。
伊那市高遠町の高遠町文化体育館横には女性部が25年ほど前に植えた3本の八重桜がある。
この桜は現在満開に近い状態で、メンバーらは咲いた花を摘みとっては袋に詰め込んでいた。
八重桜は塩付けにして1年間寝かせ、「桜志津久」という商品名で販売する。
桜志津久は1袋50グラム入り500円で販売していて、今年は約1800袋を作った。
また女性部では毎年、城址公園を訪れた人たちをもてなそうと、さくら茶のサービスを行っていて、今年は2日間で6千カップを用意したという。
花は摘み取ったあと、商品として出せるものと出せないものとに選別し、塩で仮漬けする。
その後1日干して本漬けし、来年の花見シーズンまで寝かせることになっている。 -
飯田線で歌声列車の旅
JR東海のローカル線、飯田線を歌声で元気にしようというイベントが22日、行われた。
電車で移動しながら合唱を楽しむ「歌声列車」。
約120人の参加者が各駅から電車に乗り込んだ。
地元のローカル線、飯田線を活性化したいと、上伊那の歌声喫茶愛好者でつくる実行委員会が今回初めて企画した。
参加者は、箕輪町の伊那松島駅から飯田市の天竜峡駅までの往復およそ4時間半の間、「朧月夜」や「上を向いて歩こう」などといった童謡や唱歌を合唱した。
昭和30年代に流行した「歌声喫茶」の愛好者は今でも多く、参加者は歌声喫茶ならぬ歌声列車の旅を楽しんでいた。
実行委員会では、今後もこうした歌声喫茶イベントを続けていく予定という。 -
プレミアム付き商品券5月に販売
伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那の3者は、販売額に一定の金額を上乗せした商品券「プレミアム付き商品券」を5月に販売する。
21日、伊那商工会館で商品券販売について会見が開かれた。
プレミアム付き商品券は、地域の活性化や消費拡大につなげようと、伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那が発行する。
商品券は10%のプレミアム付きで、11枚綴り1万1千円分を一万円で購入できる。
3万セット、総額で3億円分販売する予定で、プレミアム分は3千万円となる。
3千万円は、半分の1,500万円を伊那市の補助金で、残りの半分は販売元の商工会議所、商工会、JA上伊那、また商品券に参加する店などが負担する。
商品券を使える店は、発行する3団体に加入している事業所で、参加店についてはこれから募集し、400店ほどを見込んでいる。
商品券の販売は5月30日を予定していて、販売元の3団体がそれぞれ窓口を設けて販売する。 -
小坂伊那市長が県市長会会長に
伊那市の小坂樫男市長は21日、長野市で開いた長野県市長会の総会で市長会長に選任された。
市長会は、県下19市の市長で組織するもので、21日まで鷲沢長野市長が会長を務めていた。小坂会長の任期は、22日から2年間。
今回は、南信地区からの選出となり、小坂伊那市長が推薦された。伊那市長が市長会長を務めるのは、昭和53年の三沢功博市長以来31年ぶりで、上伊那では、平成9年の中原正純前駒ヶ根市長が務めて以来となる。 -
あるしん景気動向まとめ
「景気悪化」8割が回答アルプス中央信用金庫は、上伊那地区の中小企業の景気動向をまとめた。8割を超える企業で景気が悪化していると回答していることがわかった。
この調査は、あるしんが上伊那地区の企業を対象に行っているもので、回答のあった企業の約200社のうち今年1月から3月の景気について85.4%が「悪かった」と回答していて、前期より17.4ポイント増えている。
また製造業、建設業など全ての業種で悪化幅が拡大していて、特に卸売業は100%の企業が「悪い」と回答する深刻な状況となっている。
また4月から6月の見通しについても悪いとする企業は8割を超えていて、引き続き厳しい予想となっている。 -
全国学力テスト実施
文部科学省が行う全国一斉の学力テストが21日、小学校6年生と中学3年生を対象に実施された。
このうち伊那市の伊那東小学校では、6年生113人がテストに臨んだ。
テストは今年で3年目。小学校が国語と算数、中学校が国語と数学の2科目。
調査は、義務教育の水準向上のため学力、学習状況の把握をしようと文部科学省が全国一斉に実施した。
県教育委員会によると、県内では小中学校合せて549校で実施した。
伊那ケーブルテレビエリア内では、伊那市・箕輪町・南箕輪村の全ての小中学校でテストが行われた。
この結果は、8月末頃に各学校に報告されることになっている。 -
高遠城址公園で篠笛の演奏
桜が散り終わりとなった高遠城址公園で20日、日本の伝統楽器篠笛の演奏が行われた。
演奏したのは神奈川県在住でプロの篠笛奏者大野利可さん。
大野さんは4年前、伊那市で初めて演奏会を開いたことがきっかけで、去年から市内で篠笛の講座の講師を務めている。
演奏会は訪れた人たちに篠笛を楽しんでもらおうと企画したもので、今年で2回目。
大野さんは1時間ほどの演奏の中で、自分で作曲したオリジナル曲や、春にちなんだ曲などを披露した。
訪れた人たちは篠笛が奏でる音色に聞き入っていた。
城址公園の桜は現在「散り終わり」。20日から入園料と市が管理する駐車場は無料となっている。 -
AFS長野南信留学生歓迎会
世界各国の高校生を対象にした交換留学プログラムを行っているAFS長野南信支部は、3月に日本に来た留学生の歓迎会を19日、伊那市の春近郷ふれ愛館で開いた。
歓迎会には、ホストファミリーやAFSのスタッフ、受け入れ先の高校生などが、それぞれ一品料理を持ち寄った。
今年は、マレーシアやフィリピンなどから5人の高校生が南信地区に留学している。
歓迎会では、ドイツからの留学生で伊那弥生ヶ丘高校に通うジュリア ハンバックさんが、宮沢賢治の詩「雨ニモ負ケズ」を朗読した。
また、諏訪清稜高校に通うインドネシアのアルヴィナ アーディスさんが、踊りを披露した。
留学生はこれから約1年間、日本の家庭にホームステイしながら高校に通い、日本人と同じ授業を受ける。
AFSでは、「外国人を受け入れると、半分留学したように海外の文化を学ぶことができる良い機会になると思う」と話し、来期のホストファミリーを募集しているほか、「是非若いうちに勇気をもって日本から飛び出してほしい」と、高校生に呼びかけていた。 -
犬のふん害防止啓発活動
飼い主のマナーとして、犬のふんの持ち帰りを徹底してもらおうと18日、伊那市内で啓発活動が行われた。
伊那市が今回初めて企画し、狂犬病予防注射の各会場で、市の環境保全協力員が「犬のふんは飼い主の責任で持ち帰りましょう」と書かれたチラシを配った。
市によると、道路や公園などに放置された犬のふんに関する苦情は、ほぼ毎月寄せられていて、市では「河川敷などは、軽い気持ちでふんをそのままにする飼い主も多い」と話していた。
啓発活動は19日以降も各会場で行われる。 -
山火事予防パレード
春の山火事予防運動にあわせ21日、山火事予防パレードが上伊那で行われた。
パレードは、上伊那地方事務所や南信森林管理署、市町村などが合同で行うもので、この日は上伊那地域のうち辰野町から伊那市の地域を巡回した。
パレードでは、風が強い時や乾燥している時に焚き火をしないこと、たばこの吸い殻を投げ捨てないことなどを呼びかけた。
上伊那地方事務所管内での今年の林野火災の発生件数は、4月20日現在5件で、去年1年間の発生件数7件に迫っている。原因は焚き火とたばこが多くなっている。
上伊那地方事務所では、「連休中は山菜採りで山に出かける機会も増える。たばこの始末などに注意してほしい」と呼びかけている。 -
伊那小4年生が伊那ケーブルテレビを探検
伊那市の伊那小学校4年忠組が21日、伊那ケーブルテレビを探検に訪れた。
クラス替えで4月から新メンバーとなった忠組は現在、今後、総合活動の時間にどんなことをするかを考えている。
その中で、自分たちの住む町にある会社や商店に何らかのヒントがあるのではないかと、町を探検することにした。
伊那ケーブルテレビを訪れた子どもたちは、映像が各家庭に届くまでにどんなことが行われているのか、説明を受けながらさまざまな機材を見学した。
また、実際にアナウンスも体験した。
忠組では、探検の中で発見したことを参考にしながら、今後、総合活動の時間にどんなことに取り組んでいくか考えるという。 -
伊那市在住の4人が写真展
伊那市在住の4人による写真展が21日まで、伊那市のいなっせで開かれている。
「The power of phot」と題した展示会は、風景写真とは違った個性ある写真を多くの人達に見てもらおうと開かれた。
会場には、子供たちの笑顔を写したものや1979年から1983年にかけてモロッコの人達を撮影した写真など70点を展示している。
このうち池上芳貴さんは、デジタルカメラではなく、フィルムカメラで撮影しパソコンでプリントした作品を出品。どれも市内を中心に撮影したもので、人の足や顔などがモノクロで表現されている。
代表の池上さんは、「4人それぞれの個性ある写真を見てほしい」と多くの来場を呼び掛けている。 -
第5回いな歌謡祭
伊那市などのカラオケ教室の生徒が練習の成果を披露する「いな歌謡祭」が19日、いなっせで開かれた。
いな歌謡祭は、伊那地域のカラオケ教室に通う生徒が練習を披露する場として開かれていて、今回で5回目。
今回は伊那市を中心に60人ほどが参加し、歌や踊りなど58曲を演奏した。
会場には、家族や友人など延べ500人ほどが駆けつけ、歌声に耳を傾けていた。
参加者らは、袴や着流し、ドレスなどに身をつつみ、自慢の歌声を披露していた。
主催するJAC・歌謡アカデミー代表の今井ひろしさんは、「みんな年々上手になっている」と話し、歌謡祭の成功を喜んでいた。 -
手良運動会
伊那市手良で19日、地区運動会が手良小学校で開かれ、地区住民が汗を流した。
手良地区は、人口約2400人だが、その3分の1にあたる800人ほどが参加した。
手良地区を構成する4つの地区の対抗戦になっていて、幼児からお年寄りまでさまざまな年代が楽しめる種目が用意されていた。
むかで競争では、12人が一組になってグラウンドを半周した。息が合わずに転んでしまうチームもあったが、会場からは大きな声援が送られていた。
大会の結果、今年は八ツ手地区が優勝した。 -
春らんまんのみはらしまつり
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で19日、「春らんまんのみはらしまつり」が行われた。
オープン10周年で特別企画などが用意され、特産品の販売や各種イベントが行われ、にぎわった。
会場には、木曽の特産品や静岡県の海産物の販売所が設けられ、伊那の名物ローメンには行列が出来ていた。
また10周年の特別企画として、ダチョウの卵10個分の重量あてクイズが行われ、親子連れが重さを確認し、クイズに挑戦していた。
特別企画としてジャンケン大会も行われ、勝ち残った人には、米やイチゴなどの景品が贈られた。
今年は天候がよく、またETCの利用などもあって、例年より千人多いのべ6千人が訪れたという。 -
ポレポレの丘プレオープン
四季を通じてさまざまな花が楽しめる伊那市高遠町のポレポレの丘が29日、リニューアルオープンする。
19日はプレ・オープンとなり、園が開放された。
ポレポレの丘は、桜の時期だけでなく通年で楽しめる花の名所を高遠町につくろうと、信州高遠花摘み倶楽部が2005年から始めた。
遊休農地だった土地2.5ヘクタールを活用し、60種類以上の花や木を植えている。
ポレポレの丘では現在、花壇を無償で貸し出すマイガーデン制度を取り入れているほか、見せる野菜作りにも取り組んでいる。
ハーブなど香りの強い花と野菜を共に植えると、防虫などの効果があるということで、無農薬で野菜を栽培している。
今回新たにカフェや、犬が走り回ることができるドックランスペースを設けた。
カフェでは、公園内で栽培された野菜や果物を使ったケーキやハーブティーなどを提供する。
プレ・オープンには関西などから観光客が訪れていて、花の香りを楽しんでいた。
赤羽久人理事長は、「見る、作る、食べるとさまざまな形で楽しめる。のんびり、ゆったりと1日いても楽しんでもらえると思う」と話していた。
カフェなどは29日にオープンする予定で、29日からは入園料大人300円となる。 -
伊那路観光連盟総会
上下伊那の市町村や観光施設などでつくる伊那路観光連盟の総会が20日、伊那市役所で開かれ、今年度は全国の旅行会社やメディアを招きPRしていくことなどを確認した。
総会では、平成20年度の事業報告や今年度の事業計画を承認した。
長野県は県内の市町村などと連携し全国のJRを通じて信州をPRするキャンペーンを来年秋に行う。
そのプレキャンペーンとして伊那路観光連盟では、今年秋に全国の旅行代理店やメディアを招き積極的に情報発信をしていくという。
このほか、連盟で発行しているパンフレットの増刷や配置場所の開拓、HP作成に向けた研究、木曽エリアとの協力体制の構築などを挙げている。
今年度会長となった駒ヶ根市の杉本幸治市長は、「観光団体だけではなく、商工業、農業関係者などあらゆる分野の団体と協力し新しい観光をつくっていきたい」と話していた。 -
伊那東大社で浦安の舞
伊那市の伊那公園内にある伊那東大社の春の例大祭に合わせ、宵祭りの18日、氏子らが集まり、地元の小学生による浦安の舞を奉納した。
舞を舞ったのは、伊那東小学校の6年生16人。全員初めての経験で、一カ月前から練習を重ねてきた。
浦安の舞は、扇の舞と鈴の舞の2種類を行う。
子どもたちはゆっくりとした曲に合わせて、手の先まで丁寧に動かし舞っていた。
伊那東大社は、神社ができて今年でちょうど100年になる。氏子は中央、日影、上新田、下新田、上の原、境の6つの区。
大総代の春日義直さんは、「今年は節目の年。歴史ある神社の伝統をこれからも守っていきたい」と話していた。 -
木のアウトレット市
薪用の丸太などを格安で販売する木のアウトレット市が、伊那市高遠町上山田の上伊那森林組合で開かれている。
会場にはオープンの10時から多くの人が訪れ、トラックに丸太を積んでいた。
木のアウトレット市は、曲がったり短かかったりと建築には使えないものを格安で販売し有効利用してもらおうと、毎年春と秋の2回開いている。
値段は軽トラック1台分が5千円と通常の半額程度で、関東や関西から訪れる人もいるという。
また今回は、子どもたちにも楽しんでもらおうと、カブトムシの幼虫がつかみ取りできる広場も設けた。
木のアウトレット市は19日も開く。時間は午前10時から午後3時まで。 -
JAあぐりスクール開校
小学生が農業体験するJA上伊那あぐりスクールが18日、開校した。
開校式の後、伊那市東春近の畑で1回目の教室が開かれた。
子どもたちは、JAの職員などに教わりながら、ジャガイモの種イモを植えたり、トウモロコシやニンジンの種をまいた。
あぐりスクールは、小学2年生から6年生を対象にしていて、12月までに田植えや野菜の栽培、リンゴの収穫などを行う。
毎年、伊那と駒ヶ根で開いているが、今年は参加者が少なく、地区を分けないかたちで箕輪町から飯島町までの80人ほどが一緒に活動する。
この日植えた野菜は7月から8月に収穫する予定で、カレーライスなどにしてみんなで味わう予定。 -
里山セミナー
健康な山づくりについて学ぶ里山セミナーが18日、伊那市西春近の山林で開かれた。
このセミナーは平成18年7月の豪雨災害を教訓に、自然災害から地域を守るための山づくりについて考えようと、西春近自治協議会が開いた。
地元住民など約60人が参加し、伐採された木の安全で手軽な運び出し方について学んだ。
指導したのは、信州大学農学部演習林技術職員の木下渉さんで、機器の使い方や効率のよい作業の進め方などについて説明していた。
木の運び出しは、大型の重機を使うと効率が良く労働力も少なくてすむ反面、費用が高くなることや、重機を入れるための道路を造らなくてはいけないことなどが課題となっている。
そのため個人の山林など小さい規模での運び出しでは、使う機器の軽量化や作業の時の安全確保などが必要になってくる。
ほかには、残しておく木を傷めないための保護対策も大切だという。
西春近自治協議会では、「山林の間伐と伐採された木の運び出しを行うことで、根のしっかり張った木を育て、災害に強い山づくりを進めていきたい」としている。 -
春の全国交通安全運動期間中の事故増
春の全国交通安全運動期間中、伊那警察署管内で交通事故は9件発生し、そのうち1件は死亡事故となった。
伊那警察署のまとめによると、今月6日から15日までの交通安全運動期間中、事故発生件数は9件で去年と比べ5件の増となっている。
運動では高齢者の事故防止を重点に挙げていたが、横断歩道を歩いていた77歳の女性が車にはねられ、収容された病院で4日後に亡くなった。
ほかに82歳の女性が歩行中に車にはねられ重傷を負う事故が発生している。
また9件のうち、6件が歩行者がはねられる事故だったという。 -
殿島城弁当お披露目
伊那市東春近で生産された食材を使った殿島城弁当が17日夜、地元住民にお披露目された。
地元の食材を多く使った殿島城弁当は、五平もちやゴボウ、ヨモギの天ぷらなど12品。
地域住民でつくる、よりあい東春近会議と東春近の女性グループ3団体が、去年11月から地元農産物を使ったお弁当の開発に取り組んできた。
これは、初めての試みで安心で安全な地域食材を活用し、地域の活性化につなげようと作られた。
17日は、メンバー達が昼間から準備を進め100食のお弁当を作った。
夜は地区のお花見が行われ、お弁当が披露された。
集まった東春近の地区住民らは完成したお弁当を味わっていた。
よりあい東春近会議では、「この活動を通して地産地消に理解が深まった。郷土食の継承に貢献していきたい」としている。