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派遣社員の就職支援セミナー
契約が打ち切りとなる派遣社員対象の就職セミナーが11日、伊那市の伊那商工会館であった。
セミナーは厳しい経済情勢が続く中、派遣社員の再就職を支援しようと、伊那市の人材派遣会社ワークトラストが自社スタッフを対象に開いた。
会場には派遣スタッフ10人が集まり、田村さつき社長から自己表現の指導を受けた。
自己アピールの練習では、参加者が自己紹介に合わせて自分が食べ物になるならどんなものが良いか、理由と合わせて発表した。
参加者らは、「日本食になくてはならないご飯になりたい」「誰からも愛されるシュークリームになりたい」と発表していた。
また自分の長所を引き出すための自己分析テストを行って、それぞれアピールポイントを分析していた。
田村社長は、「契約が終了した派遣社員にも素晴らしい能力を持った人がたくさんいる。できる限り再就職の支援をしてあげたい」と話していた。 -
弥生ヶ丘高の募金活動に感謝状
伊那弥生ヶ丘高校生徒会の募金活動に対して、スリランカのNGOから感謝状が贈られた。
募金の取り次ぎをしたアリスこども寄金代表の野笹玲子さんが13日、同校を訪れ、生徒会長の宮澤佳之くんに感謝状を手渡した。
同高校生徒会は、文化祭での募金などで約2万円を集めた。このお金はアリスこども寄金を通じて、スリランカ中部の村で井戸の建設に使われた。
感謝状は、その建設に関わったNGOの代表から贈られた。
アリスこども寄金代表の野笹さんは弥生ヶ丘高校出身で、一昨年、野笹さんが生徒会に寄付をしたことがきっかけで募金活動が始まり、今年度が2度目の募金となった。
野笹さんは、「命のためには井戸が必要な地域。機会があれば村を訪れて欲しい」と話していた。
生徒会では、来年度も募金活動を行う予定で、地域にも活動を広げていきたい竏窒ニしている。 -
ちゃぐりん作文表彰式
児童対象の農業教育誌「ちゃぐりん」の全国感想文コンクールに、JA上伊那あぐりスクール伊那校の4人が入賞し13日、JA上伊那本所で表彰を受けた。
この日は受賞した児童が、あぐりスクール校長の宮下勝義組合長から賞状を受け取った。
「ちゃぐりん」は、農業や食事に関するさまざまな記事を、子どもたちが分かりやすい内容で掲載している月刊誌。
JA上伊那ではこの雑誌を、食農教育の一環として行っているあぐりスクールで教材として使っている。
感想文コンクールは、ちゃぐりんを読んで感じたことを原稿に書いて応募するもので、全国からおよそ2300点が寄せられた。
あぐりスクール伊那校からは、優良賞に3人、ちゃぐりん賞に1人が選ばれている。
優良賞に選ばれた伊那北小5年の渡辺彩葉さんは、「記事を読んで感じた自給自足の大切さを書きました。選ばれてびっくりしたけどうれしい」と話していた。 -
第6回中学生ロボコン南信大会
中学生が自作のロボットで技術を競うロボットコンテスト南信大会が14日、いなっせで開かれた。
6回目となる大会には、南信地区の中学校9校から50チームが参加して自慢の手作りロボットを競った。
試合は、自分のコートに置かれたペットボトルを相手のコートに移して得点するもので、点の高いチームが勝ちとなる。
大会の結果、優勝は駒ヶ根東中学校の「ゴンジュラス」で、ICT放送エリア内では、伊那東部中学校の「スズ竹PANYA DX1号」が3位入賞を果たした。
またアイデア、技術ともに最も優れたロボットに贈られるロボット大賞には、伊那東部中学校の「東部中SONIQ」が選ばれた。 -
旧井澤家住宅で雛飾り
3月3日の「桃の節句」を前に、伊那市西町の旧井澤家住宅ではひな人形の飾りつけが行われた。
会場は、江戸時代から昭和までのひな人形約150体が飾られ、華やかな雰囲気に包まれている。
この展示は、伊那部宿を考える会が、歴史ある建物でひな人形を楽しんでもらおうと、毎年この時期に開いている。
ひな人形は江戸時代末期の押絵びなや、お内裏様とひな様が御殿の中に飾られた明治時代のものなどさまざま。
また、会場にはひな人形に加え、伊那で盛んだった養蚕にまつわる物や繭玉の展示も併せて行われている。
伊那部宿を考える会の田中三郎会長は、「多くのひな人形と一緒に旧井澤家住宅の雰囲気を楽しんでほしい」と話していた。
展示は来月2日まで。 -
最高気温19・3度 4月下旬並の陽気
14日の伊那地域の最高気温は、2月の観測史上一番となる19・3度まで上がり、4月下旬並みの陽気となった。
長野地方気象台によると、伊那地域の最高気温は午後2時に19・3度を観測し、1993年に観測を始めてから、2月で一番高い気温を記録したという。
これまでの記録は、1996年2月14日の18・0度で、今日はそれを1・3度上回った。
来週は、上空に冷たい空気が入り、冬型の気圧配置になるため、平年並みの気温に下がるという。
南箕輪村大芝区の牧草地では、ナズナ採りをする人の姿がみられた。
伊那市から訪れた小椋稔さんは、毎年3月に旬のナズナをおひたしにして食べるのが楽しみで、去年より1カ月早くナズナ採りに来たという。
小椋さんは「例年この時期は土が凍っていて、ナズナ採りはできない。これだけ早い時期に取るのは珍しい」と話していた。 -
勝間で住宅火災
14日午後0時20分ごろ、伊那市高遠町勝間の住宅から火が出て、この家の離れと物置きが焼け、88歳の女性が右足に軽い火傷を負った。
伊那警察署の発表によると、火事があったのは伊那市高遠町勝間の中原眞也さん宅の離れと物置。これにより、木造平屋建ての離れが全焼し、隣に建つ物置が半焼した。
火は1時間ほど燃え、午後1時半ころ消し止められた。
この火事で、離れに住む中原さんの母中原絹子さんが右足に軽い火傷を負ったが命に別状はない。
伊那署では、火元など原因について捜査を進めている。 -
災害お話マップ完成
天竜川上流域災害教訓伝承手法検討会は12日、伊那市に伝わる天竜川の災害や伝承などをまとめた小冊子を発行した。
発行したのは「伊那市に伝わる災害お話マップ」。
天竜川水系のどこでどのような伝説が残っているのか一目でわかるようになっている。
冊子では、伊那市長谷黒河内に七色のうろこを持つ大蛇がいて、ヤマトタケルが退治したといった伝説や、水害に関係しているお祭り・石碑などを紹介している。
この冊子は、有識者や学校関係者などで組織する天竜川上流域災害教訓伝承手法検討会が、市内に残る資料などから作成した。
国土交通省天竜川上流河川事務所で配布しているほか、研修会などで活用していくという。 -
美篶小2年1組さくらベンチ設置
伊那市の美篶小学校の児童が11日、三峰川堤防に手作りのベンチを設置した。
このベンチは、総合学習の一環として三峰川堤防の桜並木について学んできた2年1組の児童が、ここを歩く人に休憩場所として利用してもらおうと製作してきた。
この日は、保護者らの協力のもと桜を描いたベンチ2台を設置した。
ベンチは、子どもたちが去年の4月から製作してきたもので、児童の祖父に作り方を教わるなどして完成させた。
今後2年1組では、3月までにもう一脚のベンチをつくる計画という。 -
伊那西高校卒業記念展
伊那市の伊那西高校の生徒による「美術・書道卒業記念展覧会」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
この展覧会は、卒業を間近に控えた同校の3年生が、これまでの成果を見てもらおうと開いている。
今年は、選択授業で美術と書道を学んできた3年生約40人が作品を出品した。
また3年生以外にも、美術、書道クラブに所属する1、2年生30人も作品を出品している。
会場には、アクリル画や水彩画などの美術作品50点、書道作品80点が展示されている。
書道を選択してきた宮澤さやかさんは、百人一首のすべての句を、かなで書くことに挑戦した。
訪れた人たちは、高校生ならではの若い感性で表現された作品一点一点に見入っていた。
記念展は15日まで。 -
名人亭そば講座開講
伊那市のそば文化を盛り上げていこうと、伊那市のそば打ち名人によるそば講座が11日、農業公園みはらしファーム名人亭で開かれた。
1回目の講座に15人が参加した。
この講座は、そばについて理解を深めてもらい、信州そば発祥の地とされている伊那市のそば文化を盛り上げていく目的。
そば打ち名人の会の小林史麿会長が講師を務め、伊那市高遠町が信州そば発祥の地と言われている理由などを説明した。
小林会長は、「高遠藩主保科正之が、もてなし料理として出していた辛つゆそばを、山形県の最上藩と福島県の会津藩の藩主に迎えられた時に、そば職人をつれて赴き各地に伝えた」と説明した。
また、発祥の地と言われながら伊那市にはそば屋が少ないことについて、「一般家庭で日常的に手打ちそばが食べられていたため、そばを扱う店が少なくなってしまったと思われる」と話していた。
参加した伊那市内の男性は、「うまくそば打ちができるようにと参加したが、伊那市にこれだけのそば文化があることは始めて知った。大変勉強になりました」と話していた。
そば講座では今後、そば打ちの実技も行い、知識と共に技術も磨いていく。 -
いきいき実践塾修了式
高齢者の社会参加を目指す長野県地域いきいき実践塾伊那支部の修了式が12日、伊那合同庁舎であった。
いきいき実践塾は、地域での活動を計画し、また行動に移すための能力を養ってもらおうと、長寿社会開発センターが開いた。
この日は受講生21人が、長寿社会開発センターの宮坂正巳伊那支部長から修了証書を受け取った。
受講生は昨年5月から、現場での福祉体験や認知症予防の講義など15回の講座を受講してきた。
宮坂支部長は、「これまで培ってきた経験に、学んだ知識を加えてさらに活躍してください」とあいさつした。
修了者を代表して東條興一さんは「これまで学んできたことを活かして、地域のリーダーとして頑張っていきたい」と話していた。 -
桜だるまに目入れ
ホテル経営など黒字化願う高遠さくらホテルなどを経営する伊那市観光が12日、経営の黒字化を願って桜の模様が入っただるまに目を入れた。
桜だるまは、11日に伊那市高遠町で行われただるま市で、今年初めて販売された。
目入れは、伊那市観光社長の小坂樫男市長が行った。
伊那市観光ではだるまに、ホテルなどの経営が黒字化するようにという願いと、この不況や不景気を吹き飛ばそうという願いを込めた。
桜だるまは、高遠さくらホテルのロビーに飾られる予定で、「お客様にも幸せが訪れるように見守ってもらいたい」と話していた。 -
新イーナちゃんピンバッチ発売
桜を身にまとった新しいイーナちゃんのピンバッチが13日、発売になった。
伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」は昨年、ツツジを身にまとったものから新しい市の花、桜へと変わった。
それに併せてピンバッチも新しく生まれ変わり、ツツジから桜へと変わっている。
このピンバッチは300円で、市役所4階の政策推進課で販売している。
市では、花見シーズンを前にピンバッチを一新した。今後は、長谷の南アルプスむら、みはらしファーム内のとれたて市場などでも販売する予定。 -
年金支給日に合わせATM集中警戒
年金支給日の13日、お年寄りを狙った振り込め詐欺を防ごうと、上伊那各地の金融機関で街頭啓発活動が行なわれま。
このうち伊那市の八十二銀行伊那支店では、警察や防犯ボランティア団体が、注意を呼びかけるチラシを配布した。
伊那警察署によると、去年1年間の振り込め詐欺被害は県全体で375件、被害額4億3300万円、伊那警察署管内は11件で750万円だった。
詐欺の手口もさまざまで、伊那署では、「協力できる人は、だまされたふり作戦を実行してもらい、犯罪予防や犯人検挙につなげていきたい」としている。 -
伊那小で災害を伝える授業まとめ
災害について勉強している伊那小学校5年秋組の児童が13日、防災について学び、これまでの学習のまとめをした。
この学習は、災害の教訓を後世に伝える手法をまとめようと、国土交通省天竜川上流河川事務所が作る検討会が実験的に行っている。
これまでに、伊那市で起きた災害の話を聞いたり、実際に天竜川や三峰川の見学にも出かけた。
4回目のこの日は、伊那市役所総務課の防災係長山口俊樹さんが、平成18年の豪雨災害について話した。
山口さんは、市内の避難所に多い時には3600人もの人がいたこと、避難していない家を職員などが回ったけれどなかなか避難してもらえなかったことなど、そのときの状況を説明した。
そのあと班ごとに分かれて、災害が起きた時に自分たちは何ができるのかを話し合い、模造紙にまとめた。
発表では、家族の集合場所を決めておくなどの日頃の準備や、土石流が起きたら流れに直角に逃げるなど、これまで学んだことを活かした対応方法について話した。
また、「お年寄りに手を貸さなければいけないと思った」などの感想も発表していた。
検討会では、これまでの授業を参考に小学生対象の災害に関する授業プランの素案を年度内に作り、早ければ来年度から上下伊那を中心に実際の授業で活用してもらいたい竏窒ニ考えている。 -
伊那市消防団 三義分団を長藤分団と統合の方針
伊那市消防団は、過疎化による人手不足などから、高遠町の三義分団を長藤分団と統合する方針を10日、示した。
高遠町総合福祉センターで開いた高遠町地域協議会のの中で、三義分団の統合について報告があった。
三義分団は、定員34人のところ現在24人で活動していて、団員からも「長藤分団と統合させてほしい」という声が上がっていたという。
すでに両地区の了承は得られており、小坂樫男市長の決裁を経て正式に統合が決まる。
統合した場合、三義分団の名称は長藤分団第4部となる。 -
「ポコリットみなみみのわ」がボラ演奏
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」が12日、伊那市内のデイサービスセンター春富ふくじゅ園を訪れ、ボランティア演奏をした。
このクラブは会員12人で、演奏会に出演したり、福祉施設でボランティア演奏などをしている。
今回は会員8人が訪れ、「富士山」や「靴が鳴る」など13曲を披露した。
施設のお年寄りはハーモニカの音色に耳を傾け、歌詞を口ずさんだりして楽しんでいた。 -
公用バスを観光PRに
伊那市の公用バスを観光のPRに役立てようと市は12日、バス2台の後方部分に景観写真を貼り付けた。
貼り付ける写真は、伊那市の春をモチーフとした「菜の花と南アルプス」「美篶青島の霞堤の桜と中央アルプス」の2種類。
また、観光のキャッチフレーズ「パノラマ伊那市」の文字が刻まれている。
公用バスは、県内外へ出かけることが多く、不特定多数の人の目に触れることから観光のPRに役立てる。 -
出会いサポート 体験談募集
結婚を考える男女をサポートするいなし出会いサポートセンターは、結婚のすばらしさや、家庭を持つ喜びを独身者に知ってもらいたいと、結婚体験談の募集を始めた。
いなし出会いサポートセンターでは今回初めて、「幸せなあなたからのメッセージ」と題して、結婚体験談を募集することにした。
既婚者の体験談を聞くことで、独身者が結婚に憧れを抱き、勇気を持って新たな一歩を踏み出してもらうことをねらう。
募集しているのは、出会いのきっかけや家族が増えた喜び、独身者へのアドバイスなど800字程度。郵送、ファックス、Eメールで受け付ける。
最優秀者には、高遠さくらホテルのディナー招待券、優秀者には伊那市の日帰り温泉入浴施設の共通券を贈る。
賞品には、幸せな夫婦に2人で素敵な時間を過ごして欲しいとの願いを込めているという。
募集締め切りは3月13日。 -
高遠だるま市
約400年の歴史を持つ伊那市高遠町のだるま市が11日、鉾持神社参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人たちで賑わった。
だるま市は、作物の豊作などを願う鉾持神社の祈年祭に合わせ、毎年行っている。
この日は朝から、鉾地神社参道や高遠町商店街に約70の露店が軒を連ね、大小さまざまなだるまが並んだ。
訪れた人たちは、露天商と値段交渉しながら好みのだるまを買い求めていた。
また、高遠町の商店主らでつくる本町実業団が、だるま市の新たな名物になれば竏窒ニ今年初めて販売した「高遠桜だるま」は、販売開始から約30分で売切れるほどの人気だった。
だるまを購入したある男性は、「一年中元気に暮らせるのも、だるまさんのお陰。ありがたい」と話していた。 -
はらぺこで醤油しぼり体験
伊那市東春近の自由保育所はらぺこの園児たちは12日、醤油作りを体験した。園児やその保護者約30人が参加した。
保護者で醤油づくりに詳しい漆戸醸造の漆戸正彦さんから醤油づくりを教わった。
はらぺこでは、醤油の素となる麹に塩を混ぜてもろみを作り、去年の5月から日当たりの良い場所に置いて保管してきた。
この日は完成したもろみを子どもたちがひしゃくですくい、袋に移す作業をした。
醤油が出てくるのを待ちわびていた子どもたちは、袋からしみ出た醤油がタンクの口から出てくると、喜びながら匂いをかいだりしていた。
指導にあたった漆戸さんは、「店に行けば売っている調味料でも、作るにはこれだけの苦労があることを知ってもらいたい」と話していた。
作業の後には、子どもたちが出来上がったばかりの醤油をコンニャクやカマボコにつけて味わっていた。 -
フォレスタークラブ発足
薪ストーブ利用者が森林整備に参加し、そこで出た間伐材を薪として使うことで循環型社会の構築を目指す、伊那市フォレスタークラブが11日、発足した。
伊那市のいなっせで発足会が開かれ、薪ストーブ利用者など10人が集まった。
フォレスタークラブは、森林整備を希望する市民を会員対象として、NPO法人「伊那谷森と人を結ぶ協議会」と協力し、依頼のあった森林の整備を進める。
参加した会員には間伐材を薪として持ち帰ってもらい、薪の利用促進も図る。
会長に選任された窪村稔さんは、「こつこつ作業を進めて循環型社会の構築につなげていきたい」とあいさつした。
クラブでは今後、伊那市横山のますみヶ丘平地林を中心に活動を行っていく予定で、28日には1回目の講習会を開く。 -
伊那まつりテーマ「響」に決まる
今年の第37回伊那まつりのテーマ・キャッチフレーズが決まった。テーマは「響」。キャッチフレーズは「活・克・喝・元気に響け伊那の衆」となった。
テーマなどは、10日夜に市役所で開いた伊那まつり企画会議で決まった。
キャッチフレーズの「活・克・喝」は、不景気を吹き飛ばそうという意味をこめて、活性化の活、困難を克服する克、そして気合を入れる喝の3つの文字を入れ、それを響かせようという想いが込められている。
また市民踊りの方式について、伊那節や勘太郎月夜唄になると踊らない連などがあることから、「ダンシングオンザロードと伊那節の時間帯を区切ってはどうか」といった議論もされた。
会議では、こうした議論を踏まえ、第40回の記念の祭りに向け踊りの方向性について議論していく必要があることを確認した。 -
男と女いきいきセミナー閉講式
男女共同参画社会について理解を深める男(ひと)と女(ひと)いきいきセミナーの最終回の講座が13日、伊那市役所で開かれた。
講座では、女性有志でつくるまほら共の会が、地区の役員に選ばれた女性の話を軸にして男女共同参画について考える内容の手づくり紙芝居を披露した。
紙芝居に続いて小坂市長の講和があり、閉講式が行なわれた。
男と女いきいきセミナーは年間6回の講座で、講演や介護体験などを聞く機会を通して男女共同参画社会について学んできた。
当初の受講者78人の中で5回以上の講座に参加した20人に修了証が手渡された。 -
春の高校伊那駅伝 のぼり旗設置
3月22日に伊那市で行われる春の高校伊那駅伝ののぼり旗が、ナイスロード沿いに設置された。
のぼり旗は、伊那市美篶の白鳥博文さんが、大会開催までの日数を知らせる看板とともに設置した。
大会当日は、男子がこのナイスロード沿いのコースを走ることになっている。 -
旧馬島家で雛人形を展示
伊那市高遠町の民俗資料館旧馬島家住宅で11日から、古い雛人形の展示が始まる。
それを前に10日は、雛人形の飾りつけが行われた。
この雛人形は、住民有志で集まる高遠をこよなく愛する会のメンバーが平成16年から飾り付けを行っている。
このうち押絵雛は、江戸時代大奥を始め大名家など女性の手芸として流行し、江戸後期には民間でも作られるようになった。
また、展示されている中で最も古い享保雛は、江戸時代の中期に流行したといわれる雛人形で、豪華で重々しい様子と能面のように静かな表情が特徴。
この旧馬島家住宅の雛人形展は4月末まで。入場料は小中学生100円、大人が200円。 -
園児と支援センター交流
伊那市高遠第2第3保育園の園児と高遠町子育て支援センターの親子が10日、交流した。
高遠町子育て支援センターには親子13組と、高遠第2第3保育園の年長園児11人が集まった。
この交流は、小さな子ども同士がふれあう機会を作ろうと、年3回開いている。
この日は、一緒に歌や体操を楽しんだり、年長園児がパネルシアターを披露して交流した。
披露したのは「おおきなかぶ」の話で、園児たちは順番にしゃべったり人形を動かしたりして発表した。
大きなかぶを抜く場面になると、園児と親子が一緒に掛け声をかけていた。
ある園児は、「小さな子はかわいかった。お話もちゃんと聞いてくれてうれしかった」と話していた。 -
上伊那果樹推進協議会発足
上伊那果樹共済推進協議会が9日発足し、平成23年春までに、果樹共済の加入率を50%とする目標などを確認した。
協議会は、上伊那地方事務所や市町村、JA、南信農業共済組合などで組織する。
果樹共済は、リンゴやナシ、モモ、ブドウを対象としたもので、掛け金の半分は国が負担している。
しかし加入率は、全国平均で約25パーセントと低く、制度そのものを見直そう竏窒ニの一部意見もあるという。
農家のセーフティーネットである共済の維持に向け、昨年9月に上下伊那、諏訪地域でつくる南信地域果樹共済推進協議会が設立され、より具体的な活動を実行していこうと下伊那に続いて上伊那協議会が発足した。
平成20年の上伊那地域での栽培面積に対する加入率は34・3パーセント。協議会では、加入率50パーセントに向け▽市町村役場やJA各支所へパンフレットの設置▽制度の説明会開催▽未加入の生産者に対して委員が訪問する竏窒ネどの活動をしていく計画。
協議会長に選ばれた曽我逸郎中川村長は、「ひょうや台風など農業経営のリスクから、農家が安心して生産できるよう共済推進に向け皆で協力していきたい」とあいさつした。 -
食品衛生シンポジウム
消費者や食品製造・流通業者などが食の安全について考えるシンポジウムが10日、伊那市のいなっせで開かれた。
シンポジウムは毎年開いている。今年は「食の安全・安心をめざして」がテーマで、シンポジウムでは内閣府食品安全委員会の本間清一さんが講演した。
本間さんは、輸入食品の増加や鳥インフルエンザなどで、今まで経験したことのない要因で食の安全が脅かされている竏窒ニ説明し、「大規模生産と短時間での流通が行われている今、一度安全が侵されると急速に広がる可能性がある」と注意を呼びかけた。
その後、消費者や生産者などが参加してパネルディスカッションが行われた。
食生活改善推進協議会の六波羅弘美さんは、「冷凍ギョウザ事件や遺伝子組換え食品など食の安全を取り巻く問題は多い。消費者も生産者も常に危機感を持って安全性を高めていかなければならない」と発言した。
また、伊那市で冷凍食品などの製造販売をしているミヤシタフーズ生産部長の林佐男さんは、「商品は、原料の入荷から出荷まで人の目や機械で何度も厳しくチェックしている。食は人の命にかかわることなので、安全第一で取り組んでいる」と安全への取り組みを発表した。
会場を訪れた人は、それぞれの立場からの発表に耳を傾けていた。