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動物などの木工作品紹介
石井紀男さん高遠美術館で伊那市高遠町在住の石井紀男さんの木工作品展「森の美術館」が19日から、信州高遠美術館で開かれている。
会場には動物や昆虫などをモチーフとした作品およそ45点が展示されている。
石井さんは10年前に伊那市に移り住み、伊那技術専門校で木工技術を学んだ。
その後、さまざまな木を使ったオブジェを制作してきたが、作品を多くの人に見てもらおうと今回初めて個展を開いた。
作品の一つ「フクちゃん」は、フクロウをモチーフとしていて、お腹の部分が時計になっている。
ブナ、ウォールナットなど6種類の木を使用して、木の質感を生かした。
また、動く作品が多いのも特徴。
石井さんは「小さい子供たちに見てもらい、平面ではない、立体の面白さを感じてもらいたい」と話していた。
作品展は12月21日(日)まで。 -
山小屋のあり方を答申
「西駒山荘は一部残し建て替え必要」伊那市が経営する山小屋のあり方について検討してきた委員会は、中央アルプスの西駒山荘について、文化価値の高い一部を残し建て替えをする必要がある竏窒ニ答申した。
20日、信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター館長の中村寛志委員長が、検討結果を小坂市長に答申した。
山小屋のあり方検討委員会は今年1月、伊那市から諮問を受け、5回に渡り市営の山小屋のありかたについて検討してきた。
中央アルプスの西駒山荘については、老朽化が進み、経営面でも赤字になっている事から、そのあり方が争点となっていた。
委員会では、中箕輪尋常小学校の遭難事故により建設された小屋であることから、登山者の安全を確保するために西駒山荘は必要と判断し、現在と同規模の40人程度が宿泊できる、有人の施設としての建て替えが必要竏窒ニした。
現在の施設は、大正4年に建てられたもので、特に石をつみあげてつくられた石室は、歴史的・建築学的に価値が高く、文化財として保存するべき竏窒ニしている。
また、信州大学農学部と連携しエコツアーを実施するなど、西駒山荘ならではの特徴をPRしていくことが必要だとした。
南アルプスの小屋については、本格的な登山を楽しむというよりは、自然とのふれあいや癒しを求める登山者が増えていることから、宿泊所の個室化や食事の提供など多様なニーズにこたえられる施設にしていく必要がある竏窒ニしている。
答申を受け小坂市長は、「専門家や利用者の立場で検討していただいた結果。答申を尊重しあり方を考えていきたい」と話していた。
なお答申では、西駒山荘の建て替えについて、平成21年度か、22年度が望ましいとしている。 -
東春近小学校4年生がリンゴ収穫体験
伊那市東春近小学校の4年生は20日、リンゴの収穫体験をした。
東春近小学校の子供達は、春から花摘み、摘果などを通して、リンゴ栽培について学んできた。
20日は、いよいよ収穫。子供達は、丁寧に、手の届く範囲のリンゴをもぎ取っていた。
この学習は、東春近田原のリンゴ農家、伊藤一路さん・豊子さん夫妻の申し出をきっかけに16年前から始まった。
毎年4年生が、果樹栽培の様子や農家の苦労について学習している。
伊藤さんは、「リンゴ栽培は苦しい事もあるけれど、収穫は楽しい。毎年、子供達から元気をもらっているし、喜んでもらえるとうれしい」と話していた。
東春近小学校の4年生は、来年2月に学習のまとめを発表し、伊藤さんを招いて、お世話になったお礼の会を開くという。 -
畜産農家が街宣パレード
地産地消の促進など呼びかけ上伊那の畜産農家が一堂に会し地産地消の促進などを呼びかける街宣パレードが20日、伊那市で行われた。
畜産農家およそ60人が参加し、桃太郎旗をつけた軽トラック40台で伊那市から南箕輪村をパレードした。
これは、原油や飼料の価格高騰など生産コストの上昇による厳しい状況を消費者に理解してもらい、できるだけ地元産のものを買って生産者を応援してもらおうと、JA上伊那畜産部会協議会が行った。
JA上伊那本所を出発した参加者らは、地産地消をPRしながら南箕輪村の農産物直売所ファーマーズあじ縲怩ネを目指した。
ある参加者は、「上伊那にはおいしい畜産物がたくさんあるので、ぜひ安全で安心な地元のものを食べてもらいたい」と話していた。
JA上伊那によると、家畜の主食となるトウモロコシの価格は平成18年の秋以降急上昇していて、畜産物の生産コストはおよそ20%程度上昇しているという。 -
貸出本123万4567冊達成記念
高遠町図書館は19日、これまでに貸し出した本の総数が123万4567冊に達した記念イベントを開いた。
この日、ちょうど123万4567冊目となる本を借りたのは、友人とともに図書館を訪れていた高遠小学校の5年生、伊東ゆいさん。伊東さんは「びっくりしたけど嬉しい」と話していた。
開館22年目を迎える高遠町図書館では、これまでも貸し出し総数が100万冊に達した時などに、記念イベントをしてきた。
また、この日は伊東さんと、その前後に本を借りた2人に、花のポットなどが贈られた。
北山ひろみ館長は「ぜひこれからも、図書館を利用してください」と話した。
高遠町図書館では、利用者一人当たりが借りる本の数が多く、去年の一人当たり平均は8.4冊となっている。
これは、県内の図書館およそ100カ所の中でも、9番目に多いという。 -
特別養護老人ホームさくらの里で高遠高校生が交流
伊那市の高遠高校の生徒は19日、伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里でお年寄りと交流した。
高遠高校福祉コースの2年生と音楽コースの生徒がさくらの里を訪れ、歌を披露した。
高遠高校では、地域のお年寄りとの交流を深めようと、定期的にさくらの里を訪れている。
今回は、音楽コースの生徒が歌をうたい、福祉コースの生徒は、お年寄りの隣りでリズムをとりながら交流した。
秋にちなんだ童謡などが歌われると、お年寄りは口ずさんだりしながら楽しんでいた。
福祉コースの教諭は、「日常生活の中でお年寄りと触れ合う機会がない生徒が増えている。交流を通して、自然に手助けや話ができるようになってほしい」と話していた。 -
IT経営の基礎を学ぶ気づき研修会開講
伊那商工会議所は20日、ITを自社の経営に役立てたいと考えている経営者を対象にした研修会を伊那ビジネス専門学校で開いた。シニアシステムコンサルタントでITコーディネーターの越義郎さんが講師。経営課題を探り将来的な事業目標を達成させるためにどのようにITを活用していくべきか、事例演習しながら理解を深めた。
ITの活用段階から探る基礎編として開講。サービス業者を中心に経営者らが出席した。
「ITとはいきなり道具を使うものではない。自社の業務改善をするなかで、ITが有効かどうかしっかりビジョンを描くことが必要。取り巻く経営課題に気づき戦略を練る。自社のIT成熟度をしっかりと把握し、身の丈にあった活用をすることも大切です」と越さん。
経営的に伸び悩む架空の米穀店を事例企業として演習を実施。参加者は米穀店の経営者の立場になって経営改善のための各種課題を拾い出し、行動するためのアクションプランなどを考えた。
演習内容を自社に置き換えて分析も行い、人間がやる仕事を明確にする中でITをツールとしてどのように活用すべきか考えを広げた。
同会議所経営指導員の小出勇さんは「経営者のなかにはITに対してアレルギーを持っている方もいる。このような演習などを通じて身近に感じてもらい、取り巻く経営環境に気づくなかで活用してもらえれば」と話していた。 -
「振り込め詐欺」テーマに意見交換
伊那警察署協議会伊那警察署と地域住民が地域の安全などの問題について意見を交わす協議会が20日、開かれた。地域住民や各種団体から15人の委員が参加し、伊那署の署員と意見交換した。
この協議会は、年に4回開かれていて、そのテーマは交通安全や犯罪防止などさまざま。20日は、「振り込め詐欺」をテーマに話し合われた。
伊那署管内では、今年10月末現在で9件の振り込め詐欺が発生、被害額は800万円。内訳は、オレオレ詐欺が2件、還付金の詐欺が3件、融資保証詐欺が3件、新手のカード詐欺が2件だった。
協議会では、振り込め詐欺の対策として家族間で緊急時の合言葉を決めておくことが有効なことや、振り込め詐欺防止のためのチェック表を活用することなどが挙げられた。
また先日、新手のカード詐欺犯の逮捕につながったのは住民からの情報提供によるところが大きい竏窒ニして、振り込め詐欺と疑わしい電話がかかってきたときにはささいな事でも警察に通報すること、伊那署からも新手の手口などの情報発信が重要であることが確認されていた。 -
パーソナリティーの広沢里枝子さん講演
県内のラジオ局のパーソナリティーなどで活躍中の視覚障害者、広沢里枝子さんの講演会が21日、伊那市のいなっせで開かれた。
この講演会は、伊那市が人権同和教育講座として開いたもので、広沢さんは現在のパートナー、盲導犬「ネルーダ」とともに壇上に立った。
広沢さんは7歳の時、進行性の網膜の病気と分かり、徐々に目が見えなくなった。
大学卒業後に結婚。
25歳の出産の時、完全に視力を失ったが、盲導犬と出会った。
しかし、今ほど盲導犬への理解がない時代には、公共交通機関の利用や入店を拒否されることも日常だった。
それでも広沢さんは一度断られた店に盲導犬とともに何度も出向くなどして、周囲の人たちから盲導犬に対する理解を得てきた。
広沢さんは「諦めたら、自分の後に盲導犬と一緒に訪れる人がもっと困ることになる。壁にぶつかったときこそチャンスだと思ってやってきた」と話した。
また「盲導犬は私たちの体の一部。ぜひ、どこへでも一緒に入場できるようにしてほしい。私たちが社会参加できるよう、協力してほしい」と呼びかけた。 -
インフルエンザ今冬初の届け出 伊那地域で3人
長野県衛生部は19日、この冬初めてのインフルエンザ患者の届け出が伊那地域で3人あったと発表した。
今月10日から16日までの1週間の感染症情報で、県内88医療機関の定点把握で伊那地域3人、木曽地域1人となっている。
県では、手洗い、うがいなどの感染予防に努めるよう呼びかけるほか、まだ予防接種を受けていない人は早めの接種を勧めている。 -
今冬一番の冷え込み
19日の上伊那地域は、この冬一番の冷え込みとなり、雪の降る寒い一日となった。
伊那市の高遠さくらホテルでは、寒空の下、寒桜が小さな花を咲かせていた。
この日の伊那地域の最高気温は4・6度、最低気温はマイナス0・1度と、この冬一番の冷え込みとなった。
長野地方気象台によると、20日は冬型の気圧配置が次第にゆるみ、土曜日まで天気の崩れはないという。 -
白鳥麻都香さん手作りアクセサリー展
南箕輪村の白鳥麻都香さんによるシルバーやビーズなどを使った手作りアクセサリーの作品展が19日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、銀の粘土やワイヤー、ビーズ、ガラスや天然の石で作ったアクセサリー400点が並んでいる。
白鳥さんは、11年前に銀粘土のインストラクターの資格を取り、現在は伊那市と南箕輪村で教室を開いていて、今回は生徒の作品も合せて展示している。
今回のメーンは、銀のワイヤーを編み物用の鍵針で編み、中央にアメジストを配した作品。手作りアクセサリーの専門雑誌にも掲載された。
この展示会では、体験講座を毎日午前と午後の2回開いていて、メニューは樹脂や銀の粘土を使ったアクセサリー、ビーズ細工など日替わりとなっている。
白鳥さんは、「会話をしながら作品を作るのがとても楽しい。たくさんの人に魅力を伝えていきたい」と話していた。
手作りアクセサリー展は24日(月)まで。 -
えびす講祭り
商売繁盛や五穀豊穣を願うえびす講祭りが19日、伊那市西町のえびす神社で行われた。
えびす講まつりは、神社ができた大正15(1926)年から続く恒例行事。
荒井と西町が共同で、恵比寿様と大黒様を招いて神社を造った。
祭りは、農作業が一段落するこの時期に行われるのがならわしで、えびす講が過ぎれば寒さが厳しくなるといわれている。
この日も、雪が舞う寒い日となったが、神社の境内には福引や屋台が用意され、にぎわっていた。
屋台は、祭りを盛り上げようと平成14年から西町の商店主らでつくるルネッサンス西町の会が出している。
境内では甘酒がふるまわれ、訪れた人達が体を温めていた。 -
肥料運搬散布車両を導入
伊那中央衛生センターし尿処理などを行っている伊那中央衛生センターは、新たに肥料運搬散布車両を導入した。
19日、伊那中央衛生センターで運搬車のお披露目があった。
車両は価格がおよそ800万円で汚泥を2トン積むことができる。
この車両の特徴は畑への肥料の散布が均等にできる装置がついていること。
センターでは汚泥を脱水して作った肥料を農家に無料で提供している。
これまではトラックの荷台から直接下ろしていたため山のようになり、後から農家がトラクターなどで均等にする作業が必要だった。
散布する機能がついたことによりその手間がなくなることから、センターではこれまでより年間100トン増の625トンを見込んでいる。
すでにおよそ30件、100トンほどの予約が入っているという。
伊那中央衛生センターを運営する伊那中央行政組合では、新しく導入した車両を循環型社会の一助として活用していくという。 -
高遠高校でゴルフ実習
授業でゴルフを学んでいる高遠高校の3年生12人は18日、伊那市福島のゴルフ練習場西部グリーンパークでゴルフ実習をした。
高遠高校では、3年生の体育の選択授業の一環でゴルフを取り入れている。
これまで学校のグラウンドで素振りや、実際にボールを打ったりして練習をしてきた。
この日は、その総仕上げとしてプロのインストラクターによるレッスンを受けた。
講師を務めたのは公認のインストラクター夏野元樹さん。夏野さんは生徒たちに、「最初は大きなスイングをしないこと。手を止めて肩・腰という順に体でゴルフをすることが大事」とアドバイスしていた。
生徒たちは、練習場でフォームを確認しながらクラブを振った。その後、班ごとに練習場内のショートコースに出て実践的なゴルフを楽しんでいた。 -
伊那スキーリゾート ヤマウラが営業休止を発表
伊那市西春近で伊那スキーリゾートを経営するヤマウラは今シーズンのスキー場の営業を休止すると発表した。
ヤマウラでは赤字が続いていることからスキー場の経営から撤退する方針を明らかにしている。
しかし地権者をはじめ地元伊那市は、経営を継続するか、後を引き継ぐ企業を探してもらいたい竏窒ニ要望している。
この件についてヤマウラと地元の間に入り調整を進めている伊那市によると、仮にスキー事業から撤退した場合、契約で元の山林の状態に復帰させなければならないという。
西春近財産区の橋爪俊夫さんは、「後を引き継ぐ企業が見つかった場合でもヤマウラには係わってもらいたい」と話している。
営業休止についてヤマウラでは「引き続き営業を引き継いでくれる会社を探していきます」とコメントしている。 -
ますみケ丘平地林でイベント「いつもとちょっと違う森林」開催
伊那市ますみヶ丘の平地林で16日、林業体験など森と親しむイベントがあり、16組の親子が間伐作業などを体験した。
同イベントは、森林の果たす役割やその大切さを知ってもらおうと伊那市が開いた。
参加者は木が密集すると育ちが悪くなるなどの説明を受けた後、実際にノコギリを使って木を伐倒。
普段使いなれないノコギリに子どもたちは苦労した様子で作業にあたっていた。
間伐作業の後、切った枝などでネーププレートづくりに挑戦。3センチほどの厚みで切り、ドリルで穴を開けたあと、ヒモを通してネームプレートを完成させた。
集まった人たちは様々な体験を通して楽しみながら森づくりの大切さを学んでいた。 -
身寄りの無い人のお墓、伊那に完成
東京都台東区の「山谷」地区にあるホスピスで最後を迎え、親族や引き取り手の無い人の遺骨を納める墓が伊那市西春近の「やすらぎ霊園」に完成し、17日、関係者など10人が参列する中、納骨式などが営まれた。
この墓は、東京の山谷地区でホスピス「きぼうのいえ」を運営するNPO法人山谷・すみだリバーサイド支援機構がつくったで、墓は宗教にとらわれない形式で建立。31人の遺骨が納められた。
「きぼうのいえ」は、ホームレスや路上生活者など、身寄りが無く、病や人生の苦難にある人々に、安らかに最後を迎えてもらおうと、6年前に東京の山谷地区に開設した。これまでに、82人が最後を迎え、37人の遺骨は、親族や様々な事情により、引きとられる事無く、この施設の礼拝堂や東京の谷中霊園に安置されていた。
そのため、同団体は、都内で墓を作る土地を探していたが、宗教や広さなどの問題があり、見つける事が出来ずにいた。
そんな中、代表の山本雅基さんの妻・美恵さんが伊那の出身で、故郷伊那の「緑や木に囲まれた美しい景色の中で眠ってほし」との願いや、親戚である唐木屋石材工芸の協力もあり、この場所に墓を作る事となった。
代表の山本さんは「最後の住む場所を提供でき、ほっとした」と話していた。 -
伊那市まちづくり大賞の表彰式開催
伊那市まちづくり大賞の表彰式が18日、市役所であり、15の団体や個人、学校に表彰状が贈られた。
伊那市まちづくり大賞は、美しいまちづくりのために、花壇作りなどをしてきた団体や学校を表彰するもので今年12年目。
団体・個人の部では、西春近の諏訪形区社会福祉協議会が最優秀賞に、特別賞には、小沢花の会、唐木昭子さんが選ばれたほか、学校花壇の部では、東春近小学校が最優秀賞に、優秀賞には手良小学校、高遠北小学校が選ばれた。
今月26日から12月8日まで、入賞した花壇の写真展示が市役所市民ホールで行われる。 -
権兵衛トンネルで防災訓練
伊那と木曽を結ぶ国道361号権兵衛トンネルで18日、防災訓練があり、伊那・木曽両地域の消防や警察、県関係者など約80人が訓練に臨んだ。
訓練はトンネル内の自動車事故や車両火災に対して、迅速かつ効果的に対応するためのもの。
一般車両の通行を規制し、トンネルの伊那側入り口からおよそ300メートル中に入った地点で行われた。
訓練では、トラックに追突された乗用車が対向車線にはみ出し、反対側から走行してきた乗用車に衝突したことを想定。
乗用車から出られなくなった負傷者を救出し、トンネル内の消火栓からホースを取り出して放水した。
権兵衛トンネルは防火、防災設備がいたるところにあり24時間体勢で管理されている。トンネルを管理する木曽建設事務所によると、10月末現在でトンネル開通後累計で353万6千台、1日平均3千500台の車両が通行しており、これまで車両火災などの大きな事故はおきていないという。 -
伊藤ナーセリーのシクラメン農林水産大臣賞受賞
伊那市西箕輪の花卉農家、伊藤洋一さんのシクラメンが、県園芸特産振興展品評会で最優秀となる農林水産大臣賞を受賞した。
伊藤さんの大臣賞受賞は2年連続で5度目となる。
品評会は今回が40回目で、県内から118点の出品があった。
伊藤さんのシクラメンは花にボリューム感があることや色づきの良さ、またツボミが多く長い間花を楽しめることが評価されたという。
伊藤さんのビニールハウスは伊那市西箕輪与地にあり現在、出荷の時期を迎えている。
出荷先は主に名古屋や大阪で、直接の販売はしていない。今年はおよそ3万鉢を見込んでいる。
原油高の影響で経営は厳しいが品質を高めるための努力を続けているという。
伊藤さんは今回の受賞を消費拡大につなげるとともに、さらに技術を向上させたい竏窒ニ話している。
なお品評会では伊那市の酒井大さんのプリムラが県園芸特産振興展推進協議会長賞を、またリンゴの部で南箕輪村の田中實さんのシナノスイートが県果樹研究会長賞、他にJA上伊那花卉部会が園芸特産業関係功労者表彰を受けている。 -
伊那市の教育を考える懇談会
学校関係者や保護者が伊那市の教育について考える懇談会が17日、伊那市役所で開かれた。
今年度3回目となった懇談会では、不登校児童への対応について話し合った。
メンバーからは、「家庭でのコミュニケーションをはかるため、親子が一緒になってできる活動を何か考えるべき」といった意見や、「学校では、教師が子供の悩みの相談に乗れるよう、専門的な研修を行ってはどうか」といった意見があった。
今年度最後の懇談会は来年2月を予定していて、1年間のまとめが行われる。 -
保育園でサッカー教室
伊那市の竜南保育園で17日、サッカー教室が開かれた。
サッカー教室を開いたのは、保護者の前沢晋さん。前沢さんは普段、小学生サッカーチームのコーチをしている。
この日は、幼い子供たちにもサッカーに興味を持ってもらいたい竏窒ニ、サッカー教室を企画した。
子供たちは体をめいっぱい使ってボール追いかけ、寒さにも負けずサッカーを楽しんでいた。 -
落ち葉たきコンサート
小学生らの歌声響く伊那市内の小学生などの合同演奏会「落ち葉たきコンサート」が16日、伊那市のいなっせで開かれた。
5つの小学校の合唱団と、いな少年少女合唱団が歌を披露した。
このコンサートは、合唱団同士の交流を目的に毎年開かれている。
子どもたちは、合唱曲やわらべうたなどを歌い、元気な歌声を響かせていた。
また、後半のステージでは、県伊那文化会館附属ジュニア・オーケストラが、大人顔負けの演奏を披露した。 -
西春近商工祭にぎやかに
地域の事業所を紹介し交流を深める西春近商工祭が16日、西春近商工会館などで開かれた。家族連れなどが集まり、さまざまなイベントを楽しんだ。
このうちサカイ匠建の酒井卓実社長は、パワーショベルを巧みに操り、習字を披露した。
酒井さんは、力強いパワーショベルも繊細な技術が必要になることを知ってもらいたかったという。
訪れた人たちは、パワーショベルによる鮮やかな筆さばきに見入り、寿という字が書き上がると拍手が起こっていた。
また、唐木屋石材工芸の唐木一平社長が巨大な石を割って来年の運勢を占うパフォーマンスを披露した。
この石は重さ3トンの御影石で、まず唐木社長がドリルで数カ所穴を開け、続いて訪れた人たちが順番に穴に先のとがった金属の棒を入れ、金づちで打ち込んでいた。
最後に唐木社長が金づちを打つと、石は見事に真っ二つに割れ、集まった人たちは歓声を上げて割れた石を覗き込んでいた。
訪れた人たちは楽しいイベントを通じて交流を深めていた。 -
伊那市ママさんバレーリーグ戦
マザーズ2連覇伊那市のママさんバレー、リーグ戦決勝戦が15日、勤労者福祉センター体育館で開かれ、マザーズが逆転勝利で優勝し、2連覇を達成した。
リーグ戦は、伊那市内のバレー愛好家の主婦などでつくる8チームが6月から試合を行ってきた。
決勝に勝ち進んだのはマザーズとコスモスで、5年連続同じ顔合わせとなった。
これまでの戦績はマザーズ2勝、コスモス2勝と五分の勝ち星で、マザーズは連覇をかけての試合となった。
試合は、両チームのエースの打ち合いとなり、両者一歩も譲らない展開となった。
両チーム1セットずつとっての3セット目、序盤コスモスがリードする展開となったが、マザーズのスパイクやブロックが立て続けに決まり、逆転でマザーズが優勝し、見事連覇を果たした。 -
イチゴ生産者が蜂供養
ハウスでイチゴの受粉のために働いたミツバチの供養が17日、伊那市西箕輪の仲仙寺で行われた。
蜂供養は、ミツバチに感謝しようと上伊那でイチゴを生産している9つの団体が参加し、毎年行われている。
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、イチゴ栽培のために年間300万匹のミツバチを提供している。
小松さんによると、ハウスにいるミツバチは、外にいるハチが活動しないこの時期にハウス内で活動する事や、ハウス内の温度が外気温より高い事などにより、普通のものより寿命が短く、繁殖もあまりしないという。
伊那市西箕輪の羽広いちご生産組合の泉澤勝人組合長は、「蜂がいなかったらイチゴはできない。イチゴの生産ができるのはミツバチのおかげです」と感謝していた。 -
紙芝居で環境問題伝える
伊那商工会議所女性会が保育園で初の上演伊那商工会議所女性会のメンバー9人は17日、伊那市の美篶西部保育園で環境問題に関する紙芝居を上演した。
この紙芝居は、子供達にもリサイクルや、電気・水の節約に取り組んでもらおうと、長野県の地域発元気づくり支援金事業として60万円の補助を受け制作し、先月完成した。
この日は初めて保育園で上演し、リサクルによってペットボトルがボールペンに、牛乳パックがトイレットペーパーになる事などをわかりやすく説明していた。
伊那商工会議所女性会では、来年2月までに、伊那市内の保育園で順次この紙芝居を上演する計画で、「小さい頃から節約やゴミの分別を身につけ、家庭でも環境問題について考えるきっかけにしてもらいたい」と話していた。 -
もみじコンサート
美術館で合唱披露地元の合唱団が歌声を披露する、もみじコンサートが15日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれた。会場にはおよそ300人が集まり、美術館に響く歌声を楽しんでいた。
コンサートは、地元の小中学生のほか、高校や一般など9団体が参加した。
高遠の合唱団、高遠やますそコーラスは、50代から70代と幅広い年齢のメンバーが、詩に曲をつけた歌を混声合唱で披露した。
また高遠小学校の5、6年生は、アカペラでわらべうたなどを披露した。
ある関係者は、「多くの団体に参加してもらい、音楽を通して交流ができたと思うので良かった」と話していた。 -
上伊那地域景観協議会
住民協定者会同士の新組織発足を承認上伊那地域景観協議会が17日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、上伊那地区にある27の住民協定者会同士でつくる新たな組織を発足させることを承認した。
協議会は、上伊那地域のよりよい景観づくりを進めていくためのもので、県や市町村、関係団体などで組織している。
17日は今年度から来年度にかけて実施する事業計画案を検討し、その一つとして、住民協定者会の代表者でつくる組織を発足させ、連携強化を進めていくことを確認した。
住民協定は、自分たちの地区の景観を守るために住民同士が任意に結んでいる協定。
上伊那地区では現在、27地区で協定が結ばれていて、そのほかの7地区でも住民協定の締結を目指し活動を進めている。
協定者会の会長は、その地区の区長がなることがほとんどだが、区長の任期が1年で継続的な活動が難しいなどの問題点があった。
新組織は、各地区の住民協定者会同士で情報を共有することで、こうした問題などを解消しようとするもの。
取り組みとしては、各協定者会が継続的な活動をスムーズに行えるように支援するほか、情報の共有化、新たに協定を結ぼうとする地区への支援などを見込んでいる。
新組織は、今年度中に発足させる予定。