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大清水川ふれあい水辺会議
護岸工事や広場整備の基本計画を了承伊那市西箕輪を流れる大清水川の整備について考える会議が29日、伊那市西箕輪支所で開かれ、護岸工事に加え広場などをつくる基本計画が了承された。
会議には地元区長や伊那養護学校の代表などが集まり、県が示した整備計画について協議した。
大清水川は、普段水は流れていないが平成16年の台風で土砂が崩れたことから、河川整備が課題となっていた。
計画ではおよそ970立方メートルの土砂に対応できるよう川幅を広げるほか、流木を止める壁を造る。
またおよそ200メートルにわたり石のブロックを積み上げる護岸工事もする。
県では工事を進めるにあたり、近くに伊那養護学校や身体障害者療護施設大萱の里があることから、利用者に川に親しんでもらおうと広場や遊歩道も造ることにしている。
広場は今ある樹木をそのまま生かしたつくりにするほか、遊歩道は車イスでも安心して通れるように整備するという。
会議出席者からは「向こう岸に渡れるように橋を作ってほしい」という要望や「コンクリートが見えるものではなく景観に配慮してもらいたい」という声が上がっていた。
この整備基本計画は会議で了承され県では今後、広場全体の詳細な設計に入るほか用地交渉を進めていく。 -
マルイチ産商がふるさと企業大賞受賞
伊那市西春近の食品卸会社マルイチ産商は地域に貢献している企業に贈られる「ふるさと企業大賞(総務大臣賞)」を受賞した。
マルイチは魚介類を中心とした食料品の卸売り会社で、長野市に本社がある。
伊那に支社ができて14年目で支社ではおよそ30人が働いている。
今回受賞したふるさと企業大賞は財団法人地域総合整備財団の融資制度を活用した企業のなかで地域振興に功績のあったところに贈られる。
マルイチは地元流通の発展や人材の雇用、また小学校の社会見学を受け入れるなど地域に密着した事業活動が認められた。
ふるさと企業大賞の表彰は30日、東京で行われる。 -
美篶青島「千社参り」を伊那市無形民俗文化財に指定
伊那市美篶青島の伝統行事「千社参り」が29日、伊那市の無形民俗文化財に指定される事が決まった。
青島に伝わる「千社参り」は、毎年7月20日の土用の入りに、千枚の札を市内各地の神社やお寺、道祖神などに貼って回り、1年間の無事と農作物の豊作を願うもので、市内で行っているのは青島のみ。
いつから始まったか定かではないが、三峰川の洪水を鎮めようと、江戸時代に区民一体となって千社参りを考えつき、明治の初めから行事化したという。
青島では現在でも毎年行われ、1年の中の行事でも重視されている。
「青島の千社参り」の文化財指定は、29日に開いた伊那市教育員会10月定例会で決定した。
決定を受け青島区の堀内利男区長は「歴史の重みを感じる行事。これからも区民で伝え残していきたい」と話している。
千社参りの指定で、伊那市の無形民俗文化財は、長谷の中尾歌舞伎、羽広の獅子舞、美篶・富県のさんよりこよりなど含め8つになった。
伊那市教育員会は、準備が整い次第告示をし正式に指定する。 -
長野県戦没者遺族大会
長野県戦没者遺族大会が29日、伊那市の県伊那文化会館で行われた。今年で56回目となる大会には、県内各地からおよそ千人の遺族が集まった。
意見発表では、サイパン島で父親が戦死した上伊那郡遺族会の牛山敞司会長が「戦争は人の殺し合いで、共存、共生の手段ではない。遺族の方々には、家族の戦跡を訪ね、遺骨の収集に積極的に参加してほしい」と訴えた。
また今年の大会では▽総理大臣などが靖国神社に参拝することを定着させること▽靖国神社に変わる新しい戦没者追悼施設の建設を阻止すること▽遺骨収集を拡充していくこと竏窒ネどを決議した。
遺族会の運営などに尽力してきた人の表彰も行われ、表彰された一人、駒ヶ根市の北村四郎さんは「戦争を知らない世代が増えてきているが、私達遺族があの戦争の悲惨さを伝えていかなければならない」と話した。
30日は追悼式が行われる。 -
園児がバイオリンの生演奏楽しむ
伊那市の上の原保育園で29日、バイオリンのミニコンサートが行われた。
伊那フィルハーモニー交響楽団などで活動している伊那市の北原よし子さんが保育園を訪れて演奏した。
上の原保育園では、子供達が生の演奏にふれる機会を作ろうとこのコンサートを企画した。
この日は、保育士もバイオリンやピアノで共演し、アニメの主題歌などを演奏した。
子供達は、一緒に口ずさみながら楽しんでいた。
上の原保育園では今後、機会があれば定期的にこのような演奏会を開いていきたいということで、池田敏美園長は「テレビやCDでは味わえない本物の音色に、小さい頃から触れてもらいたい」と話していた。 -
伊那千秋会が菊花大展示会開催
菊の愛好家でつくる伊那千秋会の菊花大展示会が28日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で始まった。
会員が丹精込めて育てた大輪菊、盆栽菊、だるま作りなどおよそ500鉢が会場に並んでいる。
会によると、今年は夏の暑さで栽培に苦労したが、努力のかいあってきれいに花が咲いたという。
菊花大展示会は11月3日正午まで。 -
仙丈小屋荷下し
来月2日に今シーズンの営業終了する伊那市営の仙丈小屋で28日、ヘリコプターを使っての荷下げ作業が行われた。
午前11時頃、伊那市長谷の歌宿と南アルプス仙丈ケ岳の山頂近くに建つ市営仙丈小屋を、ヘリコプターが往復し、荷物を下ろす作業が行われた。
雲もなく南アルプスが一望できる状態で、順調に作業が行われた。
また、南アルプスの長衛荘の老朽化した水道の工事に使う資材も運ばれた。
仙丈小屋は、今シーズン6月15日から来月2日までの営業。21日までに2593人が訪れ、昨シーズンに比べ既に340人の増となっている。
伊那市では、天候に恵まれた事や鹿の食害から高山植物を守る防護柵の設置作業などが利用の増加につながったとみている。 -
みどりの少年団枝打ち
伊那市の西春近北小学校の「みどりの少年団」が28日、春近共有林で枝打ち作業に取り組んだ。
5、6年生の児童およそ70人が、ヒノキの枝を切る作業を体験した。
枝打ち作業は学校の伝統行事で、体験を通してふるさとの自然を愛し守る心を育てる願いがある。
作業したのは、8年前にヒノキを植えたおよそ2・5ヘクタールの一帯。児童は、西春近財産区の議員に教わりながら、手持ちのこぎりや高い枝を切るのこぎりを交代に使って枝打ちしていた。
児童は、「枝打ちは楽しい」「森を大切にしたい」と話していた。 -
消火通報コンクール
消火や119番通報の方法を競う消火通報コンクールが28日、伊那市で行われた。
コンクールには、伊那消防組合管内の事業所などから18チームが参加した。
これは、火事の対応方法を身につけてもらおうと、事業所などでつくる伊那防火管理協会が毎年行っている。
競技は、消火と消防署への通報を行うもので、かかった時間と、その一連の動きが審査される。
今回は伊那市役所チームとして、初めて市内の保育士が参加した。練習は2回で、放水も初めてということだったが、手際よく競技を行っていた。
競技の結果、消火器操法の部は伊那バス株式会社、屋内消火栓操法の部では(株)IHI回転機械が1位になった。 -
伊那市消防団音楽隊が中学生と合同練習
伊那市消防団音楽隊は、来月行われるコンサートを前に27日夜、中学生と合同練習をした。
今回、合同演奏するのは伊那東部中学校の吹奏楽部の生徒達。
伊那市消防団音楽隊は演奏活動を通じて防火防災の広報活動をおこなっていて今年創立20周年を迎えた。
コンサートは、消防団の活動を知ってもらおうと昨年から行われていて、中学生との合同演奏もしていまる。
この日は東部中の生徒との初めての合同練習だった。
演奏する曲はスポーツアニメのメドレーなど2曲。
本番に向け全体での曲合わせやパートごとの練習が行われ、息のあった音色を響かせていた。
伊那市消防団音楽隊のファミリーコンサートは11月2日午後1時30分から伊那市民会館で行われる。
音楽隊では、多くの来場を呼びかけている。 -
南大東島の子どもが来伊
沖縄県南大東島の小学生が伊那市を訪れ28日、伊那西小学校の児童と交流した。
伊那に来たいという南大東小学校の児童が多いため、今回は抽選で5人が伊那を訪れ、伊那西小学校でゲームや飯ごう炊さんをした。
伊那西小学校と南大東小学校は、伊那市の青パパイヤの会が島と交流を始めたことがきっかけで、おととしから交流が始まり、毎年、南大東島の児童が数人伊那市を訪れ、ホームステイしながら稲刈り体験やコンサートで交流してきた。
この日は、いろいろな種類の葉っぱを集めるゲームをしました。
南大東島の子どもたちは、葉っぱの名前を聞いたりしながら、林の中を歩き回っていた。
その後、飯ごう炊さんをして、お昼を作った。ご飯を炊いたり、伊那西小の児童が林で採ったナメコ、クリタケ、シイタケが入ったきのこ汁も作った。
出来上がると校庭でお昼を食べた。
子どもたちは秋の味覚を味わいながら、交流を深めていた。
南大東島の子どもたちは29日、ロープウェイで駒ケ岳に登る予定で、30日まで滞在する。 -
伊那市商工業振興審議会
伊那市商工業振興審議会は29日、同市役所で開いた。15人の委員を委嘱し、会長に伊那商工会議所工業部会の川上健夫さん、副会長に伊那市商工会の飯島明さんを互選。さっそく市の担当者から商工業施策の説明を受けたが、先行きが見えない経済情勢から産業立地への影響を懸念する質問もあがった。
市側が商工業、中小企業、企業誘致などの概略を説明した後に質疑し、ある委員は「経済状況が激変し、産業立地の引き合いにも影響があるのでは」と質問。産業立地推進課は「引き合いが全くないわけではないが、企業立地の面からみても厳しい状況にある」との認識を示した。
また、制度資金のうち業況の悪化している業種に対する支援措置が対象となるセーフティーネット保証制度5号認定分については、9月末現在で前年度実績10件を上回る24件の申請があり認定したと市は説明した。
川上会長はあいさつで「近年は新しい企業が伊那市に進出し、市の活力にもなっている。より活性化できるようつとめていきたい」と話した。 -
マルイチ産商にふるさと企業大賞総務大臣賞、伊那支社整備の地域振興で
地域総合整備財団(ふるさと財団)のふるさと融資制度を活用して伊那市に支社を整備したマルイチ産商が、同財団が表彰する本年度のふるさと企業大賞総務大臣賞に選ばれた。地域振興につながった功績が認められたもので、30日に東京都内のホテルで表彰式が行われる。
同大賞は、経済や雇用、イメージアップなど魅力ある地域づくりに特に貢献した同融資活用事業者が対象。マルイチ産商は平成7年度に、同融資を用いて伊那市西春近に伊那支社を整備した。 -
伊那市保育料体系一元化へ
伊那市保育園運営協議会は来年7月から旧3市町村の保育料体系を、伊那地区を基準に一元化するとの検討結果を小坂樫男市長に答申した。
協議会の平岩国幸会長が、27日、検討結果を小坂樫男市長に答申。
保育料体系の一元化は、現在ある旧3市町村それぞれの階層区分を統一して13の階層にする。
新しい基準を適用すると階層が変わる高遠・長谷地域の5人が、40円から2千円の引き上げになる見込み。
新しい保育料体系について伊那市では、来年度までに保護者に十分周知し、理解を得たい考え。 -
伊那市御園区民祭
地域で秋の収穫を祝う御園区民祭が、26日行われた。
会場の御園公民館には、雨にも関わらず、この日1日で600人が訪れた。
御園区民祭で毎年人気なのが,だいこんの煮こごりと餅のサービス。材料は、区の農家が提供し、訪れた人全員に配られた。
また、公民館の教室や一般の区民による作品展も行われ、盆栽や写真、パッチワークなど様々な作品が並んだ。
宮下重雄区長は「区民祭は、運動会と並んで大きな行事の一つ。みんなで集まりコミュニケーションを図る事で、いつでも協力し合える地域づくりをしていきたい」と話した。 -
伊那市新年度予算編成会議
伊那市の部課長以上の職員を対象とした新年度予算編成会議が27日に開かれ、小坂樫男市長が子育て支援や教育などに重点を置いた予算編成にするよう指示した。
小坂市長は「先行き不透明な経済状況の中、弱者対策も考え、予算編成を進めてほしい」と指示した。
来年度予算は、これまで通り「子育て支援」「教育」「産業立地」の3本柱に重点的に予算配分し、小中学校の耐震化、保育園の改築などを行う予定。
歳入については、景気後退による市税の減収や地方交付税の削減により一般財源が5億円の減額となる事が見込まれる。この事から今年度当初予算と比べ、部局ごと3%から5%の予算削減が必要となる見込み。
また、小坂市長は会議で新ごみ中間処理施設の建設についてもふれ、「先進地の視察などをして理解を進めていき、環境アセスメントの調査をする事について今年度内に候補地となっている地元の了解を得ていきたい」と話した。 -
八幡町ハロウィン
伊那市の伊那北駅前広場で八幡町ハロウィンが25日、開かれた。
魔女や海賊など思いおもいに仮装した子どもたちが集まり、仮装コンテストが行われた。
このイベントは、八幡町ロマン通り商店会が、商店街の振興を願って始めたもので7年目になる。
コンテストに続いて、会場に並んだカボチャちょうちんに明かりが灯り、訪れた人たちはさまざまな顔のちょうちんと明かりを楽しんでいた。 -
伊那谷うまいもん市
地域の農産加工品を紹介し消費者と交流を図ろうと、伊那谷うまいもん市が25日、伊那市のアピタ伊那店で始まった。
14団体が出店し、おやき、みそ、パン、漬物など手作りの加工品を販売した。
伊那谷うまいもん市は、地域の農産物を生かした特産品の研究や加工、販売に取り組んでいる「のうさん味ネット上伊那」が開いている。
3年目の今年は、下伊那や木曽からも参加があった。
各団体は試食品を用意していて、買い物客は味見をしながら気に入った品を買い求めていた。
のうさん味ネット上伊那の伊藤道子副会長は、「地元産の安全安心なものを食べてほしい」と話していた。
伊那谷うまいもん市は26日まで。 -
Jリーガー三澤慶一さんを応援
サッカーJリーグ1部のヴィッセル神戸に去年入団した伊那市福島出身の三澤慶一さんを応援しようと、サポーターが25日、横断幕を作った。
横断幕には三澤慶一さんの名前などを書く計画で、南箕輪村内の駐車場で布に丁寧に文字を書いていた。
横断幕を作ったのは、サッカーチーム松本山雅のサポーター集団「松本山雅南信・上伊那ペーニャ」。
天皇杯4回戦で松本山雅とヴィッセル神戸の対戦が決まったことから、地元出身の三澤さんを応援する横断幕づくりを考えたという。
サポーターは、「松本山雅が勝つことを願いながら、三澤選手に出場してもらって、いいプレーをしてほしい」と話していた。
横断幕は11月2日、天皇杯4回戦が開かれる兵庫県神戸市のホームズスタジアム神戸で、地元サポーターに渡すという。 -
伊澤修二先生記念音楽祭
旧高遠町出身で、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績をたたえる記念音楽祭が25日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
伊澤修二先生記念音楽祭には、東京芸術大学音楽部のオーケストラのほか、市内の小学校や中学校、高校が参加し発表した。
伊澤修二が東京音楽学校、現在の東京芸術大学初代校長を務めた事が縁で始まったこの音楽祭は、今年で22回目を数える。
今回の音楽祭では、この日の為に結成された合唱団や市内の中学生がオーケストラと共演した。
また、市民合唱団とオーケストラの演奏で指揮をした芸大4年の道端大輝さんは、「芸大にとっても思い入れのある公演なのでいつまでも続いてほしい」と話していた。 -
木のアウトレット市
薪や板材などの木材が安く販売される木のアウトレット市が25日から、伊那市高遠町の上伊那森林組合中部支所で始まった。
このイベントは、地元の木材を多くの人に利用してもらおうと毎年、春・秋の2回開催している。
会場には、良い木材を安く仕入れようと、多くの人たちが集まっていた。
薪の掘り出し市では、通常1万円のところ5千円で軽トラックの荷台につみ放題ということで、訪れた人たちが工夫しながら積み込んでいた。
岐阜県からインターネットを見て訪れたという人は、「薪にするにはもったいないような木がこの値段で手に入るとは思わなかった。また来たい」と話していた。
26日は午前10時から午後3時まで。 -
丁石お披露目ウォーキング
伊那市西箕輪の仲仙寺へ続く、はびろ道の道沿いに置かれた丁石をめぐるイベントが25日にあった。およそ80人が伊那市坂下区の常円寺近くを出発し、仲仙寺の参拝に利用されてきた道、はびろ道の散策を楽しんだ。
途中、丁石の横では伊那市文化財審議委員会の小林一行さんらが、丁石の説明をした。
丁石は江戸時代、仲仙寺までのおよそ7キロの道のりに、参拝までの道しるべとして109メートル間隔で置かれていた。
当時は54置かれていたが、現在確認されているのは34の丁石のみ。
仲仙寺には馬の神様が祭られており、これにちなんで木曽馬も一緒に歩いた。
終点の仲仙寺に到着すると、師田香雪住職から寺の歴史などが説明された。
イベントを企画した伊那市観光協会では、「歴史に触れながら散策できる道として、はびろ道をウォーキングコースとして広めていきたい」としている。 -
「障害者の日」記念事業でコンサート
「障害者の日」記念事業のコンサートが25日、伊那市役所の多目的ホールで開かれた。伊那市内の障害者団体など、およそ100人が会場を訪れた。
記念事業は、毎年12月の世界障害者記念日に合わせて開いていたが、今年は日程を早めて開催した。
コンサートでは、京都府在住の障害者通所施設の所長でミュージシャンの中島光一さんが、施設での体験を歌にしたオリジナルの曲を披露した。
訪れた人たちは、静かに中島さんの弾き語りに聞き入っていた。
中島さんは、「歌でみなさんを元気にできたらうれしい。そして今度はその元気を私がもらって、歌を続けていきたい」と話していた。 -
伊那小学校5年秋組が南信協同に演技学ぶ
伊那小学校5年秋組の児童たちは、来月の演劇発表を前に24日、県伊那文化会館の附属劇団南信協同のメンバーから演技指導を受けた。
5年秋組は、総合学習の一環で4年生の時から演劇を勉強してきた。
南信協同の公演を見たり、出掛けて指導を受けたことはあるが、メンバーを学校に招いて指導を受けるのは初めて。
子どもたちは、場面ごとに区切って演技を披露。
南信協同のメンバーは、「演じたいキャラクターをイメージして体の使い方を考えて」「『怖い』と感じたときに、普段、心や体がどんな感覚になるのか思い出して」などアドバイスしていた。
指導を受けた児童は、「同じ動きだけでなく、いろいろな動きをして、堂々と演じてみようと思いました」と話していた。
5年秋組の演劇発表は、11月7日に伊那小学校第一体育館で行われる。 -
住民が殿島城址公園整備
伊那市東春近の地域住民は25日、殿島城址公園の整備作業を行った。
整備作業は、公園を地域の憩いの場にしようと、東春近地区協議会が中心となり行い、この日は地域のボランティアおよそ60人が参加。
参加者たちは、公園内に植えられている樹木に名札を付ける作業や、散策するのに歩きやすいよう、砂を敷く作業などを行った。
東春近地区協議会の梅田和穂会長は、「ほかの地域からもたくさん人が訪れるような、素晴らしい公園になるよう整備を進めていきたい。」と話す。
地区協議会では今後、松くい虫被害のあった木を今年中に伐採し、しだれ桜の苗木を植える計画。 -
ハロウィンのかぼちゃ提灯作り
25日に行われる伊那市八幡町のハロウィンに向け、伊那小学校で24日、カボチャの提灯作りが行われた。
5年夏組の児童33人が1人1つずつ提灯を作った。
八幡町ハロウィンで使う提灯は、毎年、伊那小の児童が作っている。
子どもたちは、ハロウィンを行う八幡町ロマン通り商店会のメンバーから指導を受けながら、中の種などを取り除いた後、小さなのこぎりで顔を切っていた。
ある児童は、「顔をくり抜くより、中身を取り除く作業が大変だった。明日が楽しみです。」と話していた。
この日作った提灯は、25日にハロウィンの会場、伊那北駅前広場に、一般参加者のものと一緒に飾られ、午後5時すぎに点灯式が行われる。
また、仮装コンテストも企画されていて、夏組の児童も参加することになっている。 -
大森英明写真展
富士山をとり続けて14年。
伊那市のアマチュアカメラマン、大森英明さんの写真展が伊那図書館で始まった。
大森さんは、会社勤めの傍ら年に20回から30回、富士山の撮影に足を運んでる。
写真展は今回で8回目。
去年から今年にかけて撮った22点を並べた。
山中湖から山頂に沈む太陽を捉えた作品は、「山頂ダイヤ」、午後4時に撮影。
朝霧高原からの夜明けの風景は「幻想の夜明け」、午前7時撮影。
山中湖のキャンドルイベントにあわせて撮影した作品「湖畔のアイスキャンドル」は午後5時に撮影したもの。
季節や撮影ポイント、気象条件も熟知していないときれいな富士山は撮れないと話す大森さん。
今後は、山の内面を引き出すような写真を撮っていきたいと話している。
大森英明写真展「夢幻の世界 富士山」は、11月2日まで伊那図書館で開かれてる。 -
住民監査請求 監査委員が棄却
住所表示変更業務について、伊那市が市測量業協同組合と、随意契約により1600万円あまりで委託したのは違法だとして、市民有志が出していた住民監査請求は、伊那市監査委員の監査の結果、棄却された。
住民有志は、原告団を立ち上げ住民訴訟に踏み切る考えだ。
住所変更業務は、伊那市内の測量会社9社で組織する市測量協同組合に対し、随意契約により伊那市が1600万円余りで事業を委託した。
市民有志でつくる「公正な入札を実現する伊那市民の会」は、伊那市が随意契約で業務委託したのは違法だとして、9月1日に伊那市監査委員に住民監査請求していた。
地方自治法によると、50万円を超える随意契約が認められるのは、性質や目的が競争入札に適さないときや緊急の必要性がある場合などに限られている。
伊那市民の会は、今回の案件が随意契約の例外に当てはまらないと主張していた。
伊那市監査委員は、地元に関する情報や経験、土地勘などがあり地元との信頼関係を築いている地元の測量業者に業務を委託したのは例外と認められ、違法性は無いとし、市民の会の請求を棄却した。
市民の会は、23日会見を開き「今回の監査委員の判断は残念」と話し、原告団を立ち上げ、近いうちに住民訴訟に踏み切る考えを示した。
一方、小坂樫男伊那市長は、この判断について、「妥当だと思う」とコメントしている。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
台湾 平均年齢70歳の民族芸術団 踊り披露
中国台湾の平均年齢70歳の民族芸術団が、23日、伊那市の伊那東保育園で踊りを披露した。
園児が出迎える中、遐齢(かれい)研修中心民族芸術団のメンバー38人が、伊那東保育園を訪れた。
遐齢民族芸術団は、台湾中部にある都市の市民サークルで、60歳以上のメンバーを中心に踊りに励んでいる。
健康や幸せを願う踊り、3種類を披露した。
踊りの指導にあたっているコウ ミーエン(洪 美圓)さんが、20年ほど前、伊那市で台湾のダンサーを指導していた事が縁で、今回、芸術団を招く事になった。
5年前にも芸術団は、伊那市を訪れていて、メンバーは再び訪れる事を楽しみにしていた。
芸術団は、踊りの中で飴を配り、園児もうれしそうに受け取っていた。
ある園児は、「珍しい踊りで楽しかった」と話していた。
指導者のコウさんは、「台湾のおばあちゃん達もがんばって踊っているので、子どもたちにも夢を叶えるためにがんばってもらいたい」と話していた。
踊りのお礼に、園児も歌を披露した。
振りつきの歌に、芸術団のメンバーも一緒に踊り楽しい時間を過ごしていた。
芸術団は、伊那市の伊那中央病院や老人福祉施設などでも踊りを披露した。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那商議所女性会 紙芝居お披露目
伊那商工会議所女性会が取り組んできた環境をテーマにした紙芝居がこのほど完成し22日、伊那商工会館でお披露目された。
紙芝居は女性会が、子どもたちに楽しみながら環境の大切さについて理解してもらおうと作製したもの。
県の地域発元気づくり支援金事業として60万円の補助を受けている。
22日は市職員など関係者を招き電気などエネルギーの節約や、リサイクルなどを題材にした三つの作品を披露した。
女性会の小林旬子(じゅんこ)会長は「子どもたちに環境を大切にするために何をすればよいか伝えていきたい」と話している。
紙芝居は市内の保育園で順次、上演していく予定。【伊那ケーブルテレビジョン】