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佐野さんが園児と正月あそび
伊那市の竜東保育園で8日、園児が正月のあそびを楽しんだ。
この日は竜東保育園に、西箕輪みはらしファーム内にある体験工房COO代表の佐野博志さんが訪れた。
佐野さんは、こま回しなどさまざまな技を持っていて、遊びの名人と呼ばれている。
保育園では正月明けのこの時期、カルタ取りやけん玉など伝承あそびを楽しんでいることから、佐野さんが招かれた。
佐野さんは、手の上でこまを回したり、保育士と羽子板で駒を打ち合ったりする技を披露した。
子どもたちも興味津々で、技が繰り出されると身を乗り出していた。
糸を伝わせてこまを受け取ることに成功した園児は、誇らしげな表情を浮かべていた。 -
伊那三曲協会が始業式で演奏
琴や尺八の演奏グループが8日、伊那市の東春近小学校で、始業式に合わせて日本伝統の曲を披露した。
演奏したのは、上伊那地域を中心に活動している伊那三曲協会の会員8人。
東春近小では、子どもたちに新年にちなんだ音楽を生で聴いてもらおうと、毎年3学期の始業式に合わせて演奏会を開いているす。
この日は会員が「春の海」や「春よこい」など合計6曲を演奏した。
最後の曲「富士山」では、子どもたちが演奏に合わせて一緒に歌っていた。
伊那三曲協会の福澤雅志世さんは、「日本の伝統音楽を聴いて、日本に生まれて良かったと感じてもらえたらうれしい」と話していた。
伊那三曲協会では、小学校での琴の指導や公民館での演奏など、今後も普及活動を行っていくという。 -
3学期スタート
小・中学校で始業式冬休みが終わり、7日から上伊那の一部の小中学校で3学期が始まった。
伊那市の伊那中学校では7日、3学期の始業式が行われ、全校生徒447人が体育館に集まった。
式では、それぞれの学年の代表が目標を発表した。
卒業を間近に控えた3年生の松澤優花さんは「図書館の本を300冊借りることを卒業までに達成したい」と話していた。
白鳥彰政校長は「一つでもいいので具体的な目標を決めて、最後まで貫き通す3学期にして下さい」と呼びかけた。
伊那中学校の3学期は3月17日までの48日間。 -
立春朝搾り 仕込み体験会
日本酒がどのように造られるかを学ぶ仕込み体験会が7日、伊那市の宮島酒店で開かれた。
この体験会は、消費者や酒販店の人たちに酒造りに関わってもらうことで、日本酒の良さを改めて感じてもらおうと、宮島酒店が開いた。
今回で4年目となる体験会には、地元をはじめ県内外から6人が参加し、酒蔵の中を見学したり、実際に仕込みなどの作業をした。
蒸した酒米に麹菌を入れる工程では、集まった人たちが興味深そうに作業に見入っていた。
使われている酒米「美山錦」は宮島酒店が農家と提携して無農薬で作ったもので、草取りも手作業で行ったという。
この日は、米と麹、水などを均等に混ぜ合わせる櫂入れと呼ばれる作業も行われ、参加した人たちが実際に体験していた。
今回仕込んだ酒は、2月4日の立春の日に合わせ「信濃錦 立春朝搾り」として限定販売されることになっている。
体験会に参加した人たちは販売当日、酒ビンにラベルを貼ったり出荷作業も手伝う予定という。
宮島酒店の宮島敏社長代行は、「立春朝搾りは、当日できたものをその日のうちに届ける、おめでたいお酒。ぜひ味わってもらいたい」と話している。
立春朝搾りは、1・8リットル入り3150円、720ミリリットル入り1575円で伊那市の正藤酒店、酒文化いたや、思い出酒店で販売する。 -
【カメラリポート】2006年7月豪雨災害から2年半
架け替えの新殿島橋完成間近2006(平成18)年7月豪雨により橋が傾いた伊那市の殿島橋。2年半に及ぶ架け替え工事で、新殿島橋がその姿を現している。
新殿島橋は延長232メートル、幅4メートル。自転車、歩行者専用の橋として架け替え工事が進められており、今年3月から利用が可能になる。
事業費は約7億円で、東春近側は旧殿島橋と同じ地点、西春近側は旧殿島橋より40メートルほど上流の地点を結ぶ。 -
養護老人ホームみすず寮改築へ
伊那市美篶の養護老人ホームみすず寮の改築工事が、来年度事業で行われることになった。これは7日開いた、みすず寮を運営する上伊那福祉協会の地域協議会で確認された。
養護老人ホームみすず寮は1972(昭和47)年に建設され築37年。
老朽化による雨漏りや、廊下が狭く歩行器を使ってのすれ違いができないなどの不都合な点があることから、建て替えが決まった。
上伊那福祉協会では、上伊那8市町村の代表などで組織する建設委員会を近く立ちあげ、施設の概要などを検討していく計画という。 -
剣道連盟上伊那支部初稽古
県剣道連盟上伊那支部の新春初稽古が4日、伊那市の伊那市民体育館で行われた。
初稽古には、上伊那の小学生から70代までの生徒や指導者約120人が集まった。
稽古は、基本となる素振りから始まり、年代別での打ち合いなどを行い、最後は大人から子どもまで年齢を分けずに稽古した。
参加したある小学生は、「最初は動きづらかったけれど、段々動けるようになった。今年は次の段を取れるように頑張りたいです」と話していた。 -
2008年交通事故・火災発生件数まとめ
2008年の交通事故と火災の発生件数がまとまった。伊那警察署管内の交通事故件数と、伊那市、箕輪町、南箕輪村の火災発生件数は、ともに前年の2007年より減少した。
伊那警察署によると、交通事故は3318件で、前年より30件減り、4年連続減少した。
このうち人身事故は472件で54件減少。死亡は5人、負傷は585人だった。
事故の発生場所は交差点が多く291件。
65歳以上の高齢者が関わる事故は235件あった。
伊那警察署では、「譲り合いの心を持ってほしい」と話している。
火災の発生件数は、伊那消防組合によると、伊那市は29件で前年より2件減少した。
内訳は建物火災が17件、枯草を焼くような火災が8件などで、主な原因は焚き火、たばこの不始末、コンロの消し忘れなど。
箕輪町の火災は7件で前年より2件減少した。内訳は建物火災が4件、車両火災が3件で、主な原因はコンロや風呂のかまどの消し忘れなど。
南箕輪村は6件で前年より4件減少した。内訳は建物火災4件、車両火災2件で、主な原因は焚き火やたばこの不始末。
火災による死者は南箕輪村で1人だった。
伊那消防組合では、空気が乾燥し火災が発生しやすい状態になっているため火災予防を呼びかけるとともに、「住宅用火災警報器を早めに設置してほしい」と話している。 -
7日は七草粥
ナズナなど店頭に並ぶ7日は無病息災などを願って七草粥を食べる日とされている。
伊那市の産直市場グリーンファームでは、春の七草、地元伊那産のナズナやセリを販売している。
この冬は雪が少なく比較的穏やかな気候のため、ナズナは例年より早く、昨年末から店頭に並んだという。
七草粥は、食べると邪気をはらい、無病息災、富を得られると伝えられていて、正月料理で疲れた胃を休める意味もある。
ナズナとセリは入荷量も安定して多く、雪が降らなければ春まで継続的に販売するという。 -
まゆ玉づくり
伊那市美篶笠原で6日、伝統のまゆ玉づくりが行われ、子どもたちが一足早い小正月の行事を楽しんだ。
伊那市美篶笠原の北村では、北村シルバークラブのメンバーらが昔からの生活文化を伝えて行こうと、地区の子どもたちにまゆ玉作りを教えている。
この日は40人が参加してまゆ玉作りに挑戦した。
子どもたちは、水と食紅を混ぜ合わせてこねあげた白とピンクの2色の米の粉を手のひらでまるめて、まゆの形に作り上げていった。
出来上がった100個以上のまゆ玉は、用意されたそよぎに飾られた。
カラフルに仕上がった飾りは、10日まで廣徳館に置かれ、11日に笠原で行われるどんど焼きで、作ったまゆ玉を焼いて食べるという。 -
伊那三曲協会がデイで演奏
お年寄りたちに邦楽の演奏を楽しんでもらおうと6日、伊那市のデイサービスセンターみその園で琴や尺八の演奏会が行われた。
演奏を行ったのは上伊那を中心に活動する伊那三曲協会のメンバー。
伊那三曲協会は、地域の小学校で邦楽教室を開くなど、日本古来の音楽の普及活動も行っている。
みその園での演奏会は8年目。この日はメンバー6人が、お正月にちなんだ8曲を演奏した。
会場には、琴や尺八の音色が響き、お年寄りたちは手拍子をしたり、歌を歌ったりして楽しい一時を過ごしていた。
みその園の平沢恵美子所長は、「生の演奏を聞く機会がないのでお年寄りたちも喜んでいる」と話していた。
伊那三曲協会は、9日と15日にもみその園で演奏会を予定している。 -
晴れの成人式
平成生まれが大人の仲間入り2009年を迎え、上伊那各地では成人式が行われ、新成人たちが志を新たにした。
今年は1988(昭和63)年の4月2日から1989(平成元)年の4月2日までに生まれた人たちが、新たに大人の仲間入りをする。
〈伊那市長谷〉
長谷地区では1日、成人式が行われ、男性16人、女性13人が成人を迎えた。
式典では、中学校時代の恩師小松淳さんが「みなさんには長谷という故郷があり、温かい思い出がある。厳しい世の中だからこそ、自分に与えられた使命を着実に果たし、一歩一歩進んでほしい」と新成人を激励した。
新成人を代表して中山康利さんが、「これからは責任ある行動が求められる。自分のことだけでなく、広い視野を持って行動できるようになりたい」と決意を述べた。
式が終了した後、小学校へ移動し、小学6年生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。
タイムカプセルが姿を現すと歓声が上がり、中からは、当時使っていたノートやテスト、20歳になった自分を想像して描いた自画像などが出てきて、新成人たちは、当時の思い出話に花を咲かせていた。 -
元旦からイチゴ狩り
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは大みそかの深夜から、公園で年越しをしようとする人々で賑わった。
新年を迎えるカウントダウンに続いて、みはらしファーム収穫体験年間パスポートや紅白餅などの新春宝投げが行われた。
みはらしファーム内の各施設も特別営業し、元旦の午前0時に開園したみはらしいちご園では、家族連れが真赤に実ったイチゴの味を楽しんでいた。 -
新年初打ちダルマ大会
伊那市マレットゴルフ協会の新年初打ちダルマ大会が4日、伊那市美篶の南割河川敷マレットゴルフ場で開かれた。
今年の初打ちとなる大会には、50代から80代の80人ほどが参加した。
この大会は、一年間健康でマレットを楽しもうと開かれているもので、20年ほど続いている。
参加者は4人1組になり、27ホールをまわった。
この時間の気温はマイナス2度で、コースのほとんどが凍っていた。
参加者は、「地面が固くなっていて思うように転がらない。今日はさっぱりです」と話しつつも、初打ちを楽しんでいた。
大会が終わると、参加者全員に縁起物のダルマが配られた。
マレットゴルフ協会では、「絆を深め、輪を強め、ダルマのように目を開いてがんばって欲しい」と話していいた。 -
伊那市仕事始め式
伊那市役所で5日、各課の代表300人が出席して仕事始め式が行われた。
小坂樫男市長は今年の伊那市の課題として▽地元の合意を得て、新ごみ中間処理施設の環境アセスメントに着手すること▽リニア中央新幹線のBルート実現に向けた運動の展開▽戸草ダムの建設推進▽保科正之の大河ドラマ化▽伊那中央病院を含めた上伊那公立3病院それぞれの再構築竏窒フ5点を挙げ、「行政改革を目標に、工夫をこらしながら自分達の仕事のあり方を考えてほしい」と呼びかけた。
職員は最後に万歳三唱をし、新たな気持ちで1年の業務をスタートさせた。 -
戸草ダム見送りから建設へ
30年間建設見送りの方針が示されていた伊那市長谷の戸草ダムについて、建設する方向で調整が進められていることが4日分かった。これは、伊那市内で同日開かれた小坂樫男伊那市長の後援会の新年会で、宮下一郎衆議院議員が明らかにした。
宮下衆議院議員は、昨年末に国土交通省の関係者と会い、「整備計画案にダム建設を盛り込む方向でまとめていると聞いた」と話した。
5日、国土交通省天竜川上流河川事務所の北澤利実副所長は取材に対し、「現時点では調整中としか言えない」と内容を明らかにしないものの、否定はしなかった。
宮下衆議院議員によると、経済、社会情勢の変化で設計変更は伴うが、整備計画案には、見送るとする表現から、建設に向けた方向づけが明確に位置づけられる表現へと変更されるという。
昨年6月に建設見送りが発表された戸草ダムだが、180度方向性が変わり建設へと進むことになりそうだ。
これを受け、
戸草ダム整備も関係する天竜川河川整備計画は、当初昨年中に策定される計画だったが、作業はずれ込んでいる。 -
新春初売り お宝投げ
伊那市の通り町商店街が企画する新春初売りのイベント「お宝投げ」が2日、いなっせの北側広場で行われた。
朝から300人ほどの人が訪れ、電気敷き毛布やビールなどがあたるお宝券を拾っていた。
これは、新春の初売りイベントとして、通り町やいなっせの商店が行っているもので今年で3年目。
新春の商店街に賑わいを竏窒ニ行われていて、35店が参加している。
この日は、1200個の切り餅や商店のサービスが受けられるお宝券が用意された。
初売り実行委員会の松澤一男さんは、「通り町がかつての賑わいを取り戻せるように、2009年もがんばっていきたい」と話していた。 -
企業も仕事始め
多くの企業では5日が仕事始めとなった。
伊那市に本店のあるアルプス中央信用金庫でも5日が仕事始めとなり、窓口を担当する本店営業部では、開店前に朝礼が行われた。
本店営業部の酒井茂部長は職員を前に、「今年は景気の後退など厳しい年と予想される」と話し、「こういう時こそ地域密着型の金融機関として、どういうことが出来るか提案し、着実に前進していくことが大切」と話していた。
あるしんによると、大手企業の生産調整などにより、受注が半分以下に減っている所もあり、昨年からの景気の後退はまだ底が見えていない状況ということで、去年にもまして厳しいことが予想される。 -
年越しそば準備始まる
伊那市中央のそば店こやぶでは、年越しそばの準備が始まっている。
こやぶでは、北海道から九州までの地方発送分と、お店で販売する分とを合わせ約4500食を用意する。
そばを練る、打つの分業で5人でそば打ちをする予定で、発送は明日から始まり、29日から作業はピークを迎える。
そば打ちと箱詰め作業など15人体制で準備するという。 -
県内丑年生まれの人口17万7400人
長野県は、丑年生まれの年男・年女の人口をまとめた。
それによると年男・年女は17万7400人で、総人口に占める割合は8・2パーセント。十二支の中では8番目。
内訳では、昭和24年生まれの60歳が最も多く、ついで昭和48年生まれの36歳となっている。
ちなみに十二支で一番人口が多いのは子年、一番少ないのは酉年となっている。 -
国際ソロプチミスト伊那が寄付
国際ソロプチミスト伊那は24日、福祉に役立ててもらおうと伊那市に5万円を寄付した。伊藤静子会長ら3人が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に5万円を手渡した。
国際ソロプチミスト伊那は、女性の地位向上などを目的に社会奉仕活動を行っている。
今月開いた例会で、会員対象のチャリティーオークションを行い、その時の売上金で伊那市に5万円、駒ヶ根市に3万円、箕輪町に2万円を寄付した。
伊藤会長は、「ささやかな気持ちですが、継続していくことが目標。会員が楽しみながら笑顔で奉仕できることが一番うれしい」と話していた。 -
秋葉街道復興キャラバン報告
今月13日から3日間かけて秋葉街道を通り、伊那市長谷から静岡県まで歩いたメンバーが26日、小坂樫男市長に活動報告をした。
この日は、秋葉街道復興キャラバン隊隊長の中山晶計長谷総合支所長ら実際に街道を歩いたメンバーが市役所を訪れた。
秋葉街道は、静岡県浜松市の秋葉神社まで続いていて、昔は秋葉神社の火祭にあわせ街道を歩いたと言われている。
今回の静岡県までの街道踏破も、この火祭に合わせたもので、沿線の大鹿村や飯田市、静岡県浜松市などに街道の復興を呼び掛けながら、秋葉神社まで歩いた。
道のりは約133キロで、1日平均40キロを歩いたという。
参加したメンバーは、「大鹿村など街道整備に積極的なところもあり嬉しかった。沿線の自治体で情報発信しあいながら交流していきたい」と話していた。 -
郵便局で仕分け作業ピーク
今年も残すところあとわずか。各地で新年の準備が進んでいる。
伊那郵便局では仕分け作業が本格化していて、27日から冬休みを迎えた高校生もアルバイトとして手伝い始めている。
郵便局によると、携帯電話の普及により、ここ数年若年層からの年賀状の投函がかなり減ってきているという。
また、不景気のあおりを受け、経費削減のため年賀状を出さないという企業も増えているという。
ある職員は、「年に1回、会うことの少ない人とも連絡がとれる良い機会。ぜひ多くの人に出してほしい」と話していた。
なお、この土日を利用して年賀状を作る人も多いということで、仕分けのピークは29日ごろになりそうだという。 -
各地に緊急経済対策相談窓口
厳しい経済状況が続く中、上伊那各地の行政機関では、年末年始の期間中、緊急経済対策相談窓口を設置している。
上伊那地方事務所の商工観光課には、中小企業の資金や経営を中心とした相談窓口が24日から設置されている。
これまでにあった相談は合計3件で、すべて企業経営に関する相談だったという。
商工観光課によると、上伊那地域の企業では今のところ倒産した企業はないということだが、金融機関が営業している30日までは予断を許さない状況だという。 -
西箕輪で交通事故
26日午後8時ころ、伊那市西箕輪大萱で、軽自動車が通行人をはねる事故があった。はねられた男性は、左足の骨を折るなどの重傷を負っている。
重傷を負ったのは、事故現場近くに住む薄田賢治さん(56)。
伊那警察署によると、26日午後8時ころ、伊那市西箕輪大萱の県道伊那インター西箕輪線で、38歳の女性が運転する軽自動車が伊那市内に向かって走っていたところ、歩いていた薄田さんをはねた。
薄田さんは一時意識不明となっていたが、現在意識は回復しているという。
伊那警察署では、詳しい原因について現在捜査を進めている。 -
観光物産展アンケート結果まとまる
伊那市観光協会が11月に名古屋市で行った観光物産展でのアンケート結果がまとまった。
観光物産展は、中京圏に伊那市をPRするために去年から行われていて、観光振興に役立てようとアンケートを行った。
26日は、アンケートに答えた人を対象にしたプレゼント抽選会が行われ、1等賞品・宿泊施設入野谷のペア宿泊券にちなみ、入野谷の白鳥博文支配人らが抽選を行った。
アンケートには477人が回答していて、全体のおよそ62%の290人ほどが伊那市を訪れたことがあると答えている。
伊那市の観光で知っているものについては、「高遠城址公園」が290人ほどで1番。次いで、112人の「ソースかつ丼」となっていて、食べ物は、ローメンの3倍の得票でソースかつ丼の知名度があるという結果になった。
また、伊那市近郊で行ってみたい場所については、駒ヶ根市や上高地、諏訪、木曽などが挙がっている。
観光協会では今後、広域的な連携をとった活動をしていきたい竏窒ニしていて、このアンケート結果を分析し、今後の観光振興に役立てていくという。 -
みはらしファームで〆の子飾り付け
伊那市の農業公園みはらしファームで26日、お正月飾りの〆の子、2009本が飾り付けられた。
この日は小雪の舞う寒い1日となったが、みはらしファームの関係者およそ50人が、白い息を吐きながら、年の瀬の作業に励んでいた。
みはらしファームでは毎年年末に、来年の西暦の数の〆の子を園内に飾り付けている。
今年は、一般の人やスタッフが「元気で健康に暮らせますように」「災害のない1年となりますように」などとそれぞれの願いを込め、2009本の〆の子を作った。
〆の子飾りには、大晦日の日に、天から降りてきた年神様が宿るとされていて、新年に行うどんど焼きで再び天へ送り返す。
〆の子に込めた願い事は、どんど焼きの際、年神様とともに天に届けられるといわれている。 -
振り込め詐欺防止であるしんに感謝状
振り込め詐欺の被害を未然防止したとして26日、伊那警察署がアルプス中央信用金庫に感謝状を贈った。
アルプス中央信用金庫本店営業部部長の酒井茂さんが、伊那警察署の篠田彦雄署長から感謝状を受け取った。
振り込め詐欺は、今月、箕輪町に住む女性が携帯電話のサイト料金として30万円ほどを振り込もうとしたもので、窓口で対応した職員が詐欺であることに気付き、未然に防止した。
アルプス中央信用金庫では、ロビーや窓口に振り込め詐欺についてのパンフレットを設置したり、大口の預金の解約や振込がある際は注意を呼びかけているという。
酒井さんは、「詐欺ではないかと声をかけると怒られることもあるが、お客様が被害に合わないようにこれからも取り組んでいきたい」と話していた。
なお、伊那警察署管内の11月までの振り込め詐欺の被害は9件およそ800万円。
伊那署では、現金を振り込ませるものだけでなく、キャッシュカードをだまし取るなど新たな手口も増えているとして、注意を呼び掛けている。 -
JR東海が村井知事にあいさつ
国土交通省がJR東海に対しリニア新幹線着工の前提となる需要やコストなど4項目の調査を指示したことを受け26日、松本正之社長が長野県庁を訪れ村井知事と会談した。
村井県知事とJR東海が会談するのは今回が初めて。
国土交通省がJR東海に輸送需要や技術開発、建設費、その他の4項目の調査を24日に指示。
これを受けJR東海は、2025年の東京竏猪シ古屋間の開業を目指し1都5県の沿線自治体などと調整を本格化させる。
この日は、JR東海の松本正之社長が村井知事を訪ね、冒頭部分を除いて非公開でおよそ20分会談した。
争点となっているルートの問題については、具体的にBルート・Cルートなどといったやりとりはなかったという。
松本社長は、村井知事との会談を終えるとその足で愛知県に向かった。
村井知事は、情報の共有化がまず第一という考えを示した。
リニア新幹線のルート問題は、県は上伊那を通るBルートを主張し、JR東海は南アルプス直下を貫く直線ルートのCルートを想定しており、調整は難航が予想される。 -
伊那西スケート場がオープン
伊那市にある唯一の天然リンク、伊那西スケート場で25日、シーズン中の安全を願う祈願祭があった。薄氷が張ったスケートリンクを前に、市教育委員会の関係者などが神事をした。
25日の午前9時の気温は1度で、、リンクの中央はまだ水の状態だった。
北原明教育長は「子どものため、大人のため、コンディションのいいスケート場として管理をお願いします。立派に結氷できますよう祈念します」とあいさつした。
伊那西スケート場は昨年度、廃止か存続かで検討が行われましたが、当面の存続が決まっている。
昨年度は22日間の営業で、1473人が利用した。本年度の開場予定期間は来年2月15日までで、時間は午前7時から10時まで、午後6時から9時までとなっている。
利用料は1人1回200円。
関係者は年内の滑走は難しいと見ているが、今後の冷え込みに期待している。