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伊那市男性の最高齢・福澤総一郎さんが市に盆栽寄贈
伊那市の男性で最高齢となる福澤総一郎さんが1日、伊那市役所を訪れ、松の盆栽を寄贈した。
福澤さんは現在104歳で先月、長寿の祝いに伊那市から肖像画が贈られた。
今回はそのお礼にと、福澤さんが50年にわたり手入れをしてきた松の盆栽二鉢を伊那市に寄贈した。
一つは7本の松が一つの鉢から出ていて、昔の伊那町など1町6村が合併し旧伊那市となったときの象徴として、またもう一つの一本松は、新伊那市が一体となって発展してもらいたいとの願いが込められているという。
小坂樫男伊那市長は「大変ありがたいこと。式典などの飾りとして使わせていただきたい」と話し、福澤さんの好意を喜んでいた。
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園芸店「花季行」がバラ寄贈
神奈川県川崎市で園芸店を経営している花季行は1日、伊那市にバラの苗を寄贈した。花季行の佐野秋男社長が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に目録を手渡した。
佐野社長は、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを整備した伸和コントロールズの社長と、ロータリークラブを通じて知り合いになり、今年7月にローズガーデンを訪れた。
そこで、もっと多くの人に足を運んでもらい、喜んでもらえるバラ園にしようと、今回の寄贈を考えた。
贈られたのは、70種類669株。
伊那市では、このバラをしんわの丘ローズガーデンのほか、学校や宿泊施設など市内の公共施設に植えるという。
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レジ袋削減キャンペーン
レジ袋削減のための協定を長野県と締結したニシザワなどの事業所は1日、消費者にPRするためのキャンペーンを行った。上伊那地方事務所の職員などが、ベルシャイン箕輪店で買い物客にレジ袋削減を呼びかけた。
キャンペーンでは、レジ袋や過剰包装に関するアンケート調査も併せて行った。
1日締結された協定は、県と消費者団体、ニシザワを含む県内17のスーパーの間で結ばれ、H22年度までに、マイバックを持って買い物をする人の数を全体の60%以上にすることを目標としている。
ニシザワでは現在、マイバック持参率は30%ほどで、マイバックを持参すると商品券と交換できる「エコポイント」がつくキャンペーンを1日から11月末まで行い、買い物客に協力を呼びかけていく。「地域のスーパーとして環境を考え、目標達成のため地道に取り組んで行きたい」と話していた。
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楠洲流吟道大会
詩吟楠洲流聖楠会による吟道大会が28日、伊那市の伊那市民会館で開かれた。
日ごろの練習の成果を発表し詩吟の普及を図ろうと開いているもので、今年で37回目になる。
大会では詩吟にあわせて剣や扇子を手にして踊る勇壮な舞、剣舞詩舞も披露されていた。
詩吟楠洲流は宗家の伊藤楠洲が広めたもので、辰野から駒ヶ根まで会員およそ500人が活動している。
会では、健全な精神と礼儀を重んじる詩吟の魅力を多くの人に知ってもらい、普及活動にも力を入れていきたいと話している。 -
コットンテイルキルト作品展
南箕輪村の手芸店「コットンテイル」によるキルト作品展が1日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展はコットンテイルが2年に1度開いている。
今回はコットンテイルのパッチワーク教室で学ぶ受講者や、普段お店を利用している一般の人の作品などおよそ100点を展示した。
会場には、2メートル以上のベッドカバーから、バッグ、タペストリーなど、さまざまな作品が展示されている。
また、会場の一角には今年70歳を迎えるという竹澤たきこさんの古希記念作品コーナーもあり、来場した人たちは「すごいね」と話したり、展示作品の柄のメモを取るなどして、それぞれの作品を楽しんでいた。
コットンテイルでは、「それぞれ作りたいように作っているので、バラエティーに富んだ作品を楽しんでいただければ」と話していた。
作品展は5日まで。 -
10月1ch座談会は「マーケティング」がテーマ
伊那ケーブルテレビの自主放送番組・1ch座談会の10月放映号は「地元経営者が考えるマーケティング」をテーマに、10月2日に収録された。4日午後2時を皮切りに、10月の毎週土、日に放送される。
今回のゲストは、長野県中小企業振興センターマーケティング支援センターマッチング支援部長の倉石修二郎さん、伊那市の建設業フォレストコーポレーション社長の小澤仁さん、同じく伊那市の小松総合印刷社長の小松肇彦さん。司会は、地域産業経済情報誌「ゴーシュ」編集長の毛賀澤明宏さんが務めた。
「なぜ、今、マーケティングを重視すべきなのか?」の論点から話は始まり、
日常的に技術力、サービス力を把握して向上させるのはもちろん、その先の受注拡大に向けた長いフォローも考えながら、マーケティング力を高めていく必要性などが話し合われた。
倉石部長は、「県内の製造業は技術力はあるが、売るのが下手という声も強い。今までは待っていても仕事があったかもしれないが、産業構造が変化した今求められるのは受け身でつくっていた時代から変革すること」と話し、営業関係の人材育成と、客が求めているものをダイレクトに把握できる体制強化が急務だと強調した。
会社の家づくりの理念を紙媒体やホームページなどを用いて積極的に情報発信し受注拡大につなげている小澤仁社長は、「情報のツールが豊かになり、かつては大手企業しかできなかったようなプロモーションが中小企業にも広がってきた。出会いのチャンスが増えた」と説明。「情報を発信することで、新人の社員でも契約につながるなど営業活動が楽になった」とも語り、顧客層と会社の理念を共有するマーケティングが結果を残していると示した。
印刷にとどまらず各種メディアを活用した販売促進支援を展開する小松肇彦社長は「一律ではモノが売れない時代にあり、お客様の要求を見極め、それにあわせた商品づくりが大切。それには会社や製品のコンセプトを明確にし、どこに売り込むか練ることが重要」と話し、顧客の反応を綿密に追跡調査できる仕組みを構築することが次への販売促進にもつながると指摘した。
「上伊那の各種企業の成長・発展のために参考にしていただければうれしい」と司会者は話している。
なお、座談会の模様は、伊那谷の地域産業経済情報サイト「ゴーシュ」=http://gauche.ecgo.jp/にも掲載されます。 -
伊那市の学力調査結果発表
4月に行われた全国学力・学習状況調査の伊那市の結果が30日、教育委員会定例会で報告された。
それによると、小学校の国語・算数、中学校の国語・数学ともに基礎基本の学力が定着しているものの、基礎基本の知識技能を活用する力が若干弱い傾向だという。
課題としては、小学校では、国語の読解力が挙げられるが、読み聞かせや朝読書を積極的に取り入れていることから、去年より改善がみられるという。
中学校では、国語で、伝えたいことを明確に伝える力が弱く、日頃から自分の言葉でまとめる学習を進めていく必要があるとしている。
また、生活習慣と学力の関係については、正解率の高いこどもは▽「早寝・早起き・朝ごはん」などの基本的な生活習慣を身につけている▽テレビゲームやインターネットをする時間が短い▽家の人と学校での出来事を話す竏窒ネどの傾向があることが分った。
これらの伊那市の結果は、全国的な傾向とほぼ一致しているという。
伊那市では、学校ごとに分析結果を提出してもらい、学校長の会議などで検討を進めていくほか、授業のあり方や進め方などを検討していきたとしている。
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県伊那文化会館など県有施設ネーミングライツ・パートナー募集
長野県は、伊那市の県伊那文化会館など県所有の6つの施設について名称を付ける事ができる権利、命名権の公募を行う。
命名権は、施設の名称に企業名や商品名などのブランド名を付ける事が出来るもので、県では始めての取り組み。
命名権を取得すると、来年4月1日から、新しい名称で施設運営可能となり、施設の看板やパンフレットなどに、新名称を表示することができる。
今回、県が命名権の公募を行うのは、伊那文化会館のほか、長野市や松本市の文化会館や、松本平広域公園のやまびこドームなど6つの施設。
県によると、命名権の導入により、企業は企業名がメディアに露出する事により、知名度や宣伝効果などのメリットがあり、一方県は、自主財源の確保や施設の知名度、集客力、サービスの向上につながるという。
なお、伊那文化会館の募集条件は、契約期間が5年で、命名権料は年間1千万円となる。
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伊那市が危険箇所パトロール
台風シーズンに備え伊那市は30日、市内で指摘されている危険箇所のパトロールを実施した。
危険箇所のパトロールは、毎年春と秋の2回実施している。
伊那市をはじめ消防や警察などから35人が参加して今年6月23日に豪雨被害があった伊那市高遠町の危険箇所をパトロールした。
伊那市高遠町の藤沢などでは今年6月に、多いところで1時間に120ミリの雨が降り床下浸水などの被害があった。
被害のあった高遠町を中心に9カ所を回り、対応策などを話し合った。
高遠町藤沢の入ノ沢では、今年の大雨で水路が反乱し2棟の床下浸水があった。
現在、復旧作業は終わっているが、また同じような雨が降った際は同じ状況が考えられるとして水路を広げるなどの対策をとっていくとしている。
また、災害時に使用するヘリポートの候補地の確認もした。
伊那市では、「いつ起きるか分からない災害。今日のパトロールを通して問題のあった場所は、課題を抽出して災害防止を図っていきたい」としている。
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伊那東小で伝統の相撲大会
伊那市の伊那東小学校で30日、伝統のすもう大会が開かれた。
小雨の降る少し肌寒い天候だったが、児童たちは裸足で地面を踏みしめ、相撲をとっていた。
伊那東小学校では、互いに触れ合って遊ぶことが少ない子どもたちに、触れ合って遊ぶ機会を作ろうと、毎年相撲大会を開いている。
この日は1年生から6年生が学年ごとに、個人戦や団体戦で戦った。
同校は、新校舎の建設工事の影響で先週末まで校庭を全面使うことができず、校庭での練習が少なかったクラスもあるという。
この日は、全面を広く使えるようになった校庭で、子どもたちは元気いっぱい相撲をとっていた。 -
新山小が小規模特認校に決定
伊那市教育委員会は30日、新山小学校を来年度から通学区を市内全域から通うことができる小規模特認校とすることを決めた。
小規模特認校とは、特色ある教育環境を生かし、市内全域からの入学、または転学を認める学校。この取り組みは全国的に行われているが、市内では初めてとなる。
現在、新山小の全校児童数は44人。4年生から6年生までの高学年は33人で、1年生から3年生までの低学年は11人。
今年度は1年生が2人、2年生が6人で、初めて1、2年生1クラスとなる複式学級となった。
教育委員会では、豊かな自然と少人数での学習環境を生かし、児童数が年々減少傾向にある同校の児童確保につなげていく考え。
小規模特認校への就学は、全学年できるものとし、各学年の定員は、通学区域から通学する児童を含め15人にするとしている。
また就学条件として1年間以上、小規模特認校に在学することなどを挙げている。
教育委員会では今後、学校についてのパンフレットを作成するほか、募集要項について検討していくという。
北原明教育長は、「新山小の特色を理解していただき、多くの方に来ていただきたい」。山岡清孝校長は、「学力と自然学習を柱に特色ある学校づくりを進めていきたい」と話していた。
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天竜川上流災害の教訓伝承検討会第3回
天竜川上流域の災害の教訓を後世に的確に伝える手法を考える検討会の3回目の会合が30日、駒ヶ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所で開かれ、伊那、駒ヶ根、飯田の3つのモデル地域で行う、災害の教訓を伝える方法を検討した。
説明によると、試験的に、伊那地域では伊那小学校の3年生から6年生とその家族を対象に、被災経験を振り返り、雨の恐ろしさについて考える学習活動を検討しているという。
平成18年7月の豪雨体験を思い出したり、災害伝承ビデオを使うなど学習方法の例を示した。
天竜川上流河川事務所では災害についてのビデオやカルタなどを作製しており、その内容についての検討もあった。
委員からは、「私達から一方的に情報を流すのではなく、市民参加型になるよう努力したい」などの意見が出されていた。
4回目の検討会は来年2月に開く予定。
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権兵衛街道フェア
伊那、木曽両地域の魅力をPRする権兵衛街道フェアが28日、権兵衛トンネル伊那側入口前の国道361号沿いで開かれた。
トンネルを利用する人たちに伊那と木曽の特産品や農産物を知ってもらおうと、商工会や観光協会などでつくる木曽路と伊那路を結ぶ権兵衛街道フェア実行委員会が開いた。
フェアでは木曽方面へ向かう車線では木曽のブース10店が、また伊那方面の車線では伊那のブース14店が出店した。
木曽のブースでは、名物のそばが無料で振る舞われ、訪れた人たちの人気を集めていた。
ほかにはヒノキを薄くして作ったハガキが販売されるなど、木曽ならではの商品が数多く並べられていた。
一方、伊那のブースでも農産物や土産品が販売され、通りかかったドライバーらが買い求めていた。
実行委員会では、互いの連携により両地域の発展につなげるほか、広く伊那、木曽の魅力を発信できるイベントも考えていきたいと話していた。
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里山セミナー開催
地域の山づくりについて考える里山セミナーが28日、伊那市の西春近公民館で開かれた。
このセミナーは平成18年の7月豪雨災害で土石流による被害を受けたことを教訓に、西春近の住民が山づくりについて考えようと開いているもので、今回で4回目となる。
セミナーには、およそ80人が参加し、山の整備や野生動物対策などについて意見を交わした。
整備については、「所有者でも境界がわからないほど細分化されている」といった声や、「山の整備の前に林道を整備する必要がある」などの意見が出されていた。
ほかには若い人の関心が薄いことや、西春近単独ではなく周辺地域との連携などが課題として挙げられていた。
セミナーを開いた西春近自治協議会では、里山が荒れることが災害につながるとして、管理の方法についてさらに検討していくという。
セミナーでは今後、野生動物による被害がある地域、土砂災害の多い地域など、課題別に対策を協議していくことにしている。
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仙丈に初冠雪
伊那市長谷の南アルプス仙丈ケ岳で29日朝、初冠雪があった。
標高3033メートルの仙丈ケ岳では28日夜から雪がちらつき始め、朝になると2センチほどの雪が仙丈小屋付近を覆っていた。
29日朝の気温は氷点下1度ほど。例年より10日ほど早い初冠雪だという。
また29日の伊那市は、最高気温が13・7度と11月の中旬並の寒い一日となった。
長野地方気象台によると、この寒さは日本列島の南の海上に前線が停滞したため、県内全域が日本の北側にある寒気に覆われたという。
伊那市内は、朝から雨がぱらつき、厚い雲に覆われた天気となった。
伊那市駅近くの交差点では、行き交う人達は上着を着て歩いていた。
長野地方気象台によると、寒さのピークは29日までで、南信地方の30日の最高気温は29日より7度近く上がり21度になる予想という。
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事故米 伊那市、箕輪町、南箕輪村では給食に提供なし
長野県は事故米を原料とした食品の学校給食での提供状況を調査し29日、結果を発表した。それによると伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校などは含まれていなかった。
県教育委員会では、小中学校や特別支援学校、夜間定時制高等学校などを対象に、平成15年度から20年度までの間、問題となった食品が給食に出されたか調査を行った。
調査の結果、県内の108の小学校や32の中学校、7の特別支援学校で合計21万2千食が出されていたという。
この中に、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校などはなかった。
県によると、これまでにこれらの食品による健康被害に関する報告はないという。
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伊那市の教育について考える懇談会
学校関係者や保護者などが伊那市の教育について考える懇談会が29日市役所で開かれ、不登校の児童・生徒数の調査結果が報告された。
調査は、昨年度伊那市が行った。
それによると昨年度、小学校での不登校児童数は18人で0.4%、中学校では72人の3.2%だった。
学年別では、小学校4年生から少しずつ増え始め、一番多かったのは中学2年生の33人だった。
また、今回初めて実施した追跡調査で、昨年度、中学を卒業した生徒のうち不登校の経験のある26人について無回答を除き、現在順調に高校に通っているのは19人、時々欠席が6人とわかった。また一人は、病気のため家で療養しているという。
懇談会は次回11月に開かれ、不登校の対策について考える。
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伊那市で住宅全焼
28日午後4時17分ころ、伊那市で住宅火災があった。この火事によるけが人はいなかった。
伊那警察署の発表によると火事があったのは、伊那市西町の小澤勝治郎さんの自宅隣りで小沢さん所有の建物。この火事で木造平屋一部二階建て住宅およそ264平方メートルが全焼した。
伊那署で火事の原因について現在調べを進めている。
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三峰川まつり
伊那市を流れる三峰川に親しむイベント、三峰川まつりが28日、伊那市高遠町の山田河原河川敷で行われた。
このイベントは子どもたちに、楽しみながら水環境を守ることの大切さなどを知ってもらおうと、三峰川みらい会議が開いたもので、およそ40人の親子連れが訪れた。
イベントでは川に関する質問に○×で答える、三峰川物知りコンテストがおこなわれた。
出題者から「川の源流から天竜川までの合流点までは50キロより長い」、「三峰川の支流には藤沢川がある」などの質問が出されていた。
参加した子供たちは、正しいと思ったらマルのゾーンへ、間違いと思ったらバツのゾーンにそれぞれ分かれ正解すると手をたたいて喜んでいた。
コンテストでは川に関するさまざまな質問が出され、集まった子どもたちは楽しみながら三峰川について理解を深めていた。
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高遠美術館で竹村新太郎油絵展
伊那市山寺の竹村新太郎さんの油絵展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている。
この作品展は、昨年竹村さんが全国規模の芸術家団体「一水会」の会員になった記念に企画された。
今回は竹村さんが長年のテーマとしてきた御嶽山の作品など21点を展示した。
展示作品の一つ「御嶽雪霞」は、冬の御嶽に雪が降り始める直前の様子を描いたもので、昨年の一水会展で安井會太郎奨励賞を受けている。
また、普段は冬の御嶽を描くことが多い竹村さんだが、今回は冬だけでなく、四季の移ろいとともに姿を変える様子を描いている。
油絵展ではほかにも、地元の風景や家族などを描いた作品も展示している。
竹村さんは「作品を見た方々に、御嶽の神々しさを感じていただければ」と話していた。
竹村さんの油絵展は10月19日まで、信州高遠美術館で開かれている。
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交通安全活動、安全運転の功績称える
19個人1事業者を表彰長年の交通安全活動や安全運転の功績に対して個人や事業者に贈られる表彰状の伝達式が29日、伊那警察署で行われた。
関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会長の連盟表彰と緑十字銅章の表彰伝達式があり、19の個人と1事業者が表彰された。
これは、安全運転の管理や優良ドライバーに対し、財団法人全日本交通安全協会から贈られるもの。
今回、伊那警察署管内で表彰を受けたのは、優良運転者12人と、交通功労者6人、優良安全運転管理者1人の合計19人と1事業者です。
伊那警察署で行われた表彰伝達式では、伊那・高遠交通安全協会と安全運転管理者協会上伊那支部から各受賞者に表彰状などが手渡された。
安全運転管理者協会上伊那支部の小林紀玄会長は、「快適で安全な車社会を作るため、今後も模範となるよう指導をお願いしたい」と受賞者に呼びかけた。
受賞者を代表して箕輪町の中村喜男さんは、「今までに増して、地域の交通安全推進のため一段と努力していきたい」と今後の活動に意欲を見せていた。
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南アルプス自然保護官事務所開設
環境省は10月1日、南アルプス国立公園の管理を担当する自然保護官事務所を山梨県に新設し、管理業務の拠点となる事務室を伊那市長谷と静岡県に設置する。
自然保護官事務所は、南アルプスの高山植物の分布や外来植物の侵入状況など、南アルプスの植生を保護、観察する自然保護官が滞在するためのもの。
南アルプスにはこれまでも自然保護官はいたが、滞在事務所はなかったため、旧長谷村や南アルプス世界遺産登録推進協議会が国に対し、事務所の設置を要請してきた。
そのうち伊那市側の事務室については、長谷総合支所の2階に設置される予定で、今後はそこを拠点として自然保護官が活動し、南アルプスの保護、管理にあたっていく。
これを受け伊那市は、「地元に事務室ができたことでこれまで以上に植物などを手厚く保護できる」期待している。
なお、伊那市長谷の自然保護官事務室の開所式は10日2日の予定。
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まほら伊那市民大学修了式
まほらいな市民大学の第九期生の修了証書授与式が25日、伊那市のいなっせで開かれた。2年間の課程を修了した63人が、在校生に見守られる中、修了証書を受け取った。
市民大学は、伊那市が市民の生涯学習を進めるため開催しているもので、今年の修了生が9期生となる。
講演会や見学、スポーツなど48講座が開講され、2年間で10単位を取得すれば卒業することが出来るが、今年の修了生の平均取得単位は35単位だった。
学生で作る自治組織の活動も盛んで、交流会や修学旅行なども開催されたという。
修了式のなかで、学長の小坂樫男伊那市長は、「この2年間で生涯学習の基礎ができた。学ぶ姿勢を大切に、積極的に活躍する事を期待します」と修了を祝った。
修了生を代表して、野澤高さんは、「講座の内容は質が高く充実していて、学歴、職歴の枠を越えて仲間と共に学び、贅沢な時間を過ごす事ができた。市民としての生活の中で、恩返ししていきたい」と話していた。
最後に、全員で伊那市の歌を歌って市民大学の修了式を祝った。
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雇用や労務問題学ぶ
伊那商工会議所が講習会企業の経営者や労務担当者を対象とした、雇用や労務問題についての講習会が24日、伊那商工会館で開かれた。
講習会は、雇用の安定を図るため、経営者に労働問題や法改正について理解を深めてもらおうと伊那商工会議所が開いた。
講師は、伊那労働基準監督署、伊那社会保険事務所、伊那公共職業安定所のそれぞれの所長が務めた。
労働基準監督署の青木重和署長は、長時間労働の解消のための対策として▽勤務時間を正しく把握し、必要があれば勤務時間を変更する事▽時間外労働は届出をする事竏窒ネどを挙げていた。
伊那商工会議所では、定期的に同様の講習会を開いていて、労働者が健康で安心して働ける環境づくりを進めていく考え。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
アサギマダラ 仙流荘にも
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」の裏庭で、南方から移動する珍しい蝶、アサギマダラが羽を休めている。
アサギマダラは、日本や中国、台湾に広く分布し、1500キロから2000キロ移動するとされる、珍しい蝶。
仙流荘では、3年前にアサギマダラが好んで蜜を吸うフジバカマを植えたところ、今月中旬ごろから、十数匹飛んできているという。
蝶たちは、花に止まっては蜜を吸い、長旅の疲れを癒しているようだった。
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伊那市が出会い支援センター11月に設置へ
伊那市は11月1日を目途に、市が主導的に結婚推進事業に取り組む仮称「いなし出会い支援センター」を設置する。26日開いた定例記者会見で、小坂樫男市長明らかにした。
伊那市は今年4月に結婚推進係を新設し、支援センターの設置準備をしてきた。
その背景には、深刻化する少子高齢化への懸念がある。
小坂市長は「今もいくつかの組織が結婚相談をしているが、実績が上がっていない。出会いの場がなかなかないのも現状で、行政として、そういう場を提供する必要があるのではないかと考えた」と話した。
市町村が主導となって結婚推進事業に取り組むのは県内では松本市四賀支所に続く2例目。
センターでは、結婚を希望する男女の年齢層を分類し、各層の対象年齢に応じて開催するイベントも変えるなどして、それぞれの条件に合う相手との出会いを提供していくことを事業の1つの柱としている。
また、従来の結婚相談所は個人登録がほとんどだったが、登録者数が伸びない状況にあった。
そこで今回は、各企業の協力を得ながら企業単位で登録してもらい、その企業の未婚の男女にイベント参加を呼びかけるなどして、これまでよりも気軽に出会いの場を提供していきたいとしている。
そのほかにも既存の相談所と連携して、情報の共有化を進めたいとしている。
平成17年の国勢調査によると、伊那市内に住んでいる15歳以上の男女の総数は6万917人。うち未婚者の数は1万3700人で、全体の約2割を占めている。
また、平成16年以降は亡くなった人の数が生まれた子どもの数を上回る年が増加している。 -
伊那中文化祭「泉が丘祭」始まる
26、27日の2日間、上伊那の多くの中学校で文化祭が行われている。
このうち、伊那市の伊那中学校の文化祭「泉が丘祭」では、毎年恒例の生徒会企画のイベントが行われた。
今年の企画は「伊那中オリンピック」で、体育館を会場に、クイズやフリースローなどの9種目をクラス対抗で競た。
伊那中学校には体育館が2つあり、別の体育館で行われた競技は生中継され、生徒たちはスクリーンに見入っていた。
最終種目のスリッパ競争では、8人分繋がったスリッパを履いて、ムカデ競争のようにゴールを目指した。
レースでは、思うように進まないクラスが続出し、体育館は笑いと歓声に包まれていた。
文化祭は27日も開かれ、学習成果の展示や音楽会があるほか、閉祭式では「伊那中オリンピック」の競技結果発表と表彰がある。 -
南アルプスのシカ柵に一定の成果
関係市町村や国、県などでつくる南アルプス食害対策協議会の幹事会が26日、伊那市長谷で開かれ、先月上旬にシカの防護柵を設置した仙丈ケ岳馬の背周辺に関して、柵の設置に一定の成果があったことが報告された。
協議会では今年、昨年度ニホンジカによる食害がひどかった仙丈ケ岳馬の背のお花畑の一部に、シカの防護柵を設置した。
柵の設置から1カ月が経過したことを受け、この日は今月4日に現地確認に訪れた南信森林管理署の職員から、その後の様子が報告された。
それによると、今回柵を設置した場所は、7月の調査の段階で、タカネヨモギやバイケイソウなどの高山植物が食害に遭い、シカの侵入も確認されていた。
しかし、柵の設置後はシカが侵入した形跡がなく、破壊されていた植生が少しずつ回復していたという。
今後、協議会では信州大学農学部に調査を依頼し、防護柵に一定の成果があったことを学術的に明らかにするとともに、柵の設置方法も検証していきたいとしている。
これらの検証結果を待って、来年度以降の方針を決めるという。 -
戸草ダム 村井知事が答弁
村井仁長野県知事は、伊那市長谷で建設が見送りとなった戸草ダムについて、「県として、地域住民の安全安心がはかられるよう積極的に国に求めていきたい」と述べ、国と地域が合意できる施策実現に協力していく考えを示した。
26日に開かれた県議会一般質問で、伊那市区選出の向山公人議員の質問に答えた。
向山議員の「国の突然の見送り方針についてどう考えるか」との問いに村井知事は、「地元が納得できる対策を責任を持って説明するよう強く国に求めている」と答弁。
「地域住民の安全確保に向けメッセージを」との質問には「地域住民の安全安心がはかられるよう積極的に国に求め、国と地元の両者が合意できるような治水対策が実現するよう協力していきたい。」と答弁した。
また、国から県に事前に計画の説明があったかとの質問には、北沢洋二郎建設部長が「まったく聞いていなかった」と答えた。
国土交通省天竜川上流河川事務所は、戸草ダムに替わる美和ダム上流域の治水対策案を10月初旬に地元長谷、高遠地域に説明する計画。
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伊那リ継続求め市議会が要請書提出
存続の危機にある伊那スキーリゾートの継続を求めるため、伊那市議会の中村威夫議長が25日、要請書を小坂樫男伊那市長に提出した。
24日閉会した市議会9月定例会で、伊那スキーリゾート継続についての請願が全会一致で採択されたことを受け、市議会として提出した。
要請書では、市として伊那スキーリゾートの経営継続について実行ある措置を講じることを強く要請している。
中村議長は、「市の経済効果がある観光施設なので、ぜひ積極的に対応してほしい」と話した。
小坂市長は、「1年休むと再開も難しい。早速ヤマウラの社長に10月2日に直談判にうかがう」と話し、原則としてヤマウラによる経営継続、または他の会社の事業引き継ぎによる経営継続を求める考えを示した。