-
信濃グランセローズ公式戦
伊那で4連勝飾る北信越ベースボールチャレンジリーグの信濃グランセローズ対石川ミリオスターズの試合が15日、伊那県営球場で行われ、信濃グランセローズが2対1で勝った。
信濃グランセローズの公式戦が伊那市で行われるのは今シーズン2回目で、球場には少年野球チームの子どもたちや親子連れなどおよそ1500人が訪れた。
1対1で迎えた8回には、4番竜太郎の2ベースヒットで1点を追加。試合はそのままグランセローズが2対1で勝った。
観戦に訪れた人達は、選手の一つひとつのプレーに大きな声援を送っていた。 -
「敬老の日」各地で長寿祝う
敬老の日に合わせ15日、伊那市で長寿者訪問が行われ、肖像画などが贈られた。
伊那市山寺の福澤総一郎さん宅を、小坂樫男市長が訪問した。
福澤さんは、市内男性の最高齢の104歳で、全体では5番目の長寿。小坂市長は、福澤さんに祝いの花束と肖像画を手渡した。
肖像画は、伊那市出身の画家・三浦輝峰さんが写真をもとに描いた。
福澤さんは、墨絵が趣味で75年ほど描き続けており、今でも暇があれば筆をとるという。梅を描くことが多く、絵には書も添えられている。
ほかに、庭木の水やりや手入れをしたり、身の回りのこともほとんど自分でしているという。
福澤さんは長生きの秘訣について「酒もタバコもやめて、野菜中心の食生活にすること」と話していた。
伊那市の最高齢者は106歳、市内の100歳以上は52人。 -
伊那小正組 牛の飼育始める
伊那市立伊那小学校1年正組の児童たちのもとへ16日、子牛が届いた。児童たちは今後、この牛から牛乳を搾ることを目指す。
トラックに乗せられてやってきた子牛は、子どもたちと対面した。
正組の児童は今年、自分たちで牛乳を搾りたいと牛の飼育に挑戦することにした。
児童にとって、自分たちより何倍も大きい大人の牛は、少し怖い存在。そこで子牛を母牛に育て、その牛から牛乳を搾れないかと考えた。
この考えに賛同し、子牛の貸出に応じてくれたのは伊那市手良で牧場を営む酒井秀明さん。酒井さんの牧場で今年の6月末に生まれた子牛が届けられた。
子牛から乳を搾れるようになるまでには2年という歳月が必要で、児童たちは3年生になるまでこの子牛とともに学校生活を過ごす。
現在子牛の重さは90キロ。2年後には600キロ近くまで成長する。牛は子牛を産むことで乳を搾れるようになるため、児童たちは子牛の出産にも立ち会うことになる。
子牛はしばらく中庭で飼育するが、その後、児童たちが手作りした柵へ移す予定。 -
ブラジル移民百周年展
日系人の歩み伝えるブラジル移民百周年記念「日系人の歩み展」が13日から、伊那市のいなっせ2階の展示ギャラリーで始まった。14日午後1時まで。
展示は、日本人が南米の国ブラジルに移住してから百周年を迎える今年、伊那でも何かできることはないかと、在日ブラジル人交流協会などが開いた。
会場には会員が持ち寄った写真や、日系ブラジル人の子ども達が描いた絵など、およそ100点が並んでいる。
会場の中央には、日系ブラジル人で、日本への留学を機に伊那に移住した小池美樹ルシアさんの家族が過ごしてきた歴史が、写真で紹介されている。
小池さんは、「伊那にも多くのブラジル人がいるが、交流は少ない。こういった展示会をきっかけに、少しでも距離を縮められたらうれしい」と話していた。 -
三峰川でマス釣り大会
天竜川漁業協同組合の組合員や家族が釣りを楽しむマス釣り大会が13日、伊那市の三峰川で開かれた。およそ180人が参加し、開始の合図とともに一斉に川に糸を垂らした。
大会は、魚を釣り上げるだいご味を味わってもらおうと毎年開かれているもので、川には20センチほどのマス、およそ3千匹が放流され、参加者が次々に釣り上げていた。
午前10時から午後1時までの間に、多い人ではおよそ60匹を釣りあげたという。
ある組合員は、「どんな人でも簡単にたくさん釣ることができるのが魅力。釣りの楽しさを知ってもらえたと思う」と話していた。
また親子で釣りを楽しんでいた父親は、「初めての子どもでもこれだけ釣ることができる機会はあまりない。良い経験をさせてあげられた」と話していた。 -
旧上伊那図書館で宝モノ展
現在改修が進められている旧上伊那図書館の改修完了記念として、伊那市内の小中学校にある美術品などのお宝を展示する企画が検討されている。
これは、11日開かれた伊那市議会の一般質問の中で、北原明教育長が議員の質問に答えた。
旧上伊那図書館は、現在改修工事が進められていて、平成22年3月に工事が完了する予定。
伊那市は、改修工事で図書館に展示室を作る予定で、その工事完了記念に、小中学校のお宝展を開きたいという。
小中学校のお宝とは、学校に寄贈された絵画や彫刻、また学校歌をしたためた書などで、同展は、伊那市が合併してからは初めての企画となる予定。
伊那市では、この小中学校のお宝展を、旧上伊那図書館の改修工事が完了した平成22年度に開きたいという。 -
川シンポ「川を美しくする集い」
子どもたちが体験・実践発表川について考えるシンポジウム「川を美しくする集い」が13日、伊那市のいなっせで開かれた。
会場にはおよそ150人が集まり、子ども達の川での体験や実践の発表に耳を傾けていた。
シンポジウムは、身近な川の現状や課題を理解して、きれいな川を維持するために何ができるか考えようと、伊那市が毎年開いている。
体験発表では、子どもたちが川とのふれあいを通じて感じたことを発表した。
伊那東部中学校2年の向山可那子さんは、「見つけた水生生物がきれいな水辺にいる生物だと知り、伊那市はきれいな自然がたくさんある素晴らしい町だとわかった」と発表した。
実践発表では、伊那東小学校の自然観察カワニナクラブが、これまでの研究結果を発表した。
子どもたちは、ホタルの幼虫のエサとなるカワニナは、ほおの木の葉を与え、水温管理をすれば簡単に育てられる竏窒ニ説明していた。
実行委員長の丸山敞一郎さんは「活動が、決まった人だけではなく、多くの人が参加するものになってほしい」と話していた。 -
ムツゴロウさん 伊那弥生ケ丘高で講演
ムツゴロウさんの愛称で親しまれている作家、畑正憲さんの講演会が12日、伊那弥生ヶ丘高校で開かれた。
畑さんは、1971年に北海道にテレビ番組でおなじみの「ムツゴロウ動物王国」を開園した。動物の飼育や動物との触れ合いを通して経験したことをエッセイや小説にするなど、執筆活動を行なっている。
講演会には、生徒やその保護者などが集まり、畑さんの話に耳を傾けていた。
畑さんは、動物と会話はできないが、「鳴き声や表情で何を望んでいるか、感じる事が大切」と話し、「人間の赤ちゃんも同じ。感情を汲み取る事が心の発達につながる」と話していた。 -
天竜川でごみ拾い
長野県南部防災対策協議会に加入している建設会社の社員らは12日、天竜川河川敷のごみ拾いをした。
ごみ拾いをしたのは、国土交通省天竜川上流河川事務所管内の天竜川で、飯田、駒ヶ根、伊那の3つの地区に分かれて作業をした。
この取り組みは、ラブリバー天竜の日として、毎年行なわれていて、今回で18回目になる。
南部防災対策協議会副会長で、池田建設の池田幸平社長は「こうした取り組みを通して、一般の人たちに河川環境の重要性をアピールしていきたい」と話していた。
伊那地区で参加したのは、18社、30人で3つの班に分かれてごみを拾った。
半日のごみ拾いの結果、伊那地区では、燃やせないごみ42袋、燃やせるごみ14袋、タイヤ4本、はしご1脚、ブラウン管が1つだった。
協議会では、「年々減少傾向にあるとはいうものの、まだまだごみのポイ捨てはなくなっていない」として、今後も地道な取り組みでマナーの向上を訴えたいと話している。 -
お役立ち文具フェア
OA機器や事務用品などを販売する伊那市西春近の株式会社小椋は、全国の有名文具メーカーを一堂に集めた文具フェアを13日まで、かんてんぱぱのくぬぎの杜カルチャーハウスで開いている。
お役立ち文具フェアのタイトルで開かれているこの催しは、小椋が、実際に見て触れて楽しんでもらおうと初めて開いたもので、県内でも珍しい企画。
会場には、一般や企業の事務担当者などが訪れ、興味深そうにそれぞれのブースで説明を受けていた。
会場には、筆記用具、ファイルやノート、手帳、ノベルティーグッズなど、色とりどり、バラエティー豊かな品々が所せましと並べられている。
事務用品も時代とともに様々なニーズが生まれている。
防災にまで踏み込んで事務用品を提案しているメーカーもあり、文具も今や、「ユニバーサルデザイン」「エコ」といった視点が必要とされているようだ。 -
鳩吹き公園に捨て犬
伊那市横山の鳩吹き公園で12日、捨て犬が発見された。
12日午前7時ころ、鳩吹き公園を散歩していた人から、公園を管理する伊那市振興公社の管理人に捨て犬がいると電話で連絡があった。
振興公社によると、犬はミニチュアダックスフントとみられ、鳩吹き公園内のベンチの足にビニールひもで縛られ、ドッグフードと水が置いてあったという。
管理人は、11日夜から12日朝までの間に捨てられたのではないかと話している。
鳩吹き公園での捨て犬は初めてということで、振興公社では伊那保健所に届け出た。
振興公社の職員は「最後まで面倒みてほしい。保健所に引き取りに行ってもらいたい」と呼びかけていた。 -
高遠高校生 老人ホームにメッセージ届ける
高遠高校福祉コースの生徒が12日、敬老の日を前に、日頃お世話になっている、伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」にメッセージを届けた。
代表の黒田愛里さんと下島瞳さんが、1年生の福祉コース21人分のメッセージを届けた。
1年生は6月にお年寄りと交流していて、メッセージにはその思い出や健康について書かれていた。
お年寄りは、「うれしいね。涙が出る」と話していた。
1年生は今後、施設の運動会に参加したり、卒業まで何度か実習に訪れるという。 -
西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が12日、仲仙寺で行なわれ、参加者らは、平和への誓いを新たにしていた。
本堂脇の招魂碑前で行なわれた式展には、遺族9人を含む40人ほどが参加した。
西箕輪社会福祉協議会の倉田隆会長は、「平和を維持することこそが戦争犠牲者の霊の慰めとなる」と式辞を述べた。
また伊那市遺族会の矢島荘司会長は、「絶対戦争を起こさないことを誓う」、伊藤幸明西箕輪地区区長会長は「戦争の悲惨さを後世に伝えていかなくてはならない」と追悼の辞を述べていた。
この戦没者追悼式は、日清戦争から太平洋戦争までの戦死者を追悼するもの。
市内全域では、およそ1800人、西箕輪地区では、150人が戦争で命を落としているという。
遺族を代表して、唐澤健一さんが「子どもたちに勉強してもらい、戦争の悲惨さを残していきたい」と謝辞をのべていた。 -
伊那市西春近で死亡事故
11日午前10時55分ころ、伊那市西春近の下島駅近くで、女性が車の下敷きになる事故があった。女性は伊那市内の病院に運ばれが、午後4時半に死亡が確認された。
伊那警察署の発表によると、亡くなったのは宮田村の無職、中島君子さん(56)。中島さんが坂道に車を止め外に出たところ、車が動き出したため、自分で止めようとして下敷きになった。中島さんは伊那市内の病院に運ばれたが、胸などを強く打ち亡くなった。
現在、事故の詳しい原因について伊那署が調べを進めている。 -
伊那谷住宅建築展
こだわりの居住空間伊那市在住の建築家7人による居住空間へのこだわりを伝える伊那谷住宅建築展が11日、伊那市立伊那図書館で始まった。
この展示は、空間づくりやものづくりの楽しさを多くの人に知ってもらおうと、今回初めて開いた。
会場には7人の建築家が作ったこだわりの住宅の写真や、設計技法のサンプルが展示されている。
土壁や陶器の洗面台など、日本独特の文化を取り入れながら、居住空間を楽しんでもらえる工夫が提案されている。
また、今回の展示では空間づくりの魅力を知ってもらうために、じゅうたんの会場に畳が敷き詰められ、畳独特の香りや手触りを感じられるようになっている。
建築家の一人、丸山幸弘さんは、「においや手触りなど、見るだけではわからない部分を感じ取ってほしい」と話していた。
伊那谷住宅建築展は21日まで開いている。 -
伊那スキーリゾート撤退
伊那市が存続を模索伊那市の小坂樫男市長は11日、経営企業が事業撤退の方針を示したことから存続の危機にある伊那市西春近の伊那スキーリゾートに関して、市としては存続に向け、さまざまな方法を模索していることを明らかにした。伊那市議会9月定例会の一般質問の答弁で示した。
スキー場を経営する駒ヶ根市のヤマウラは去年の12月、地元住民や市に事業撤退を検討していることを示し、現在までに地元地権者との協議を重ねている。
小坂市長はこの協議に市も立会人として参加していることを示し、「今後もできれば存続してほしいとのお願いをしているが、民間企業なので赤字をしょってまでやる必要はないと考えている」と自身の考えを示した。
一方で伊那市としては存続させるために話し合いを進めていきたいとする立場を明らかにし、「現在の企業に存続して経営してもらうか事業譲渡できるほかの企業がいないかを模索していきたい」と話した。
また酒井茂副市長は、「どのような形であれ、地元のみなさんに不利益になることがあってはならない。今後も3者が真摯な態度で話し合いを進めていくべきだと考えている」と話した。 -
村井知事が上伊那北部を視察
上伊那北部地域の取り組みや県事業の状況を見ようと村井仁知事が11日、視察に訪れた。上伊那森林組合のバイオマスエネルギー工場や西天竜幹線水路など伊那市から辰野町までの8カ所を視察した。
伊那市西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームのみはらしいちご園では、木質ペレット燃料のボイラーを使ったハウス暖房の試験的な取り組みについて、みはらしいちご園の有賀正喜前組合長が案内した。
みはらしいちご園では、トマト栽培をしているハウスで、ペレット燃料のボイラーを使ったハウス暖房の試験をしている。
有賀前組合長によると、ペレット燃料ボイラーの試験では、120日間の暖房期間で使用料は54万円で重油と比べ安くなっているという。
ただ、ペレット暖房機の単価が高く、納入しきれない実情があり、「先進的な取り組みを少しでも支援してほしい」と知事に話していた。
伊那市西箕輪の伊那インター工業団地内にあるサン工業の視察では、川上健夫社長が工場内などを案内した。
サン工業は、主に自動車やコンピューター、事務機器部品などのメッキ処理などをしている。
知事は、メッキの種類や会社の沿革、社員教育などについて説明を受け、工場3施設などを視察した。
西箕輪地域での視察を終えた知事は、「美しい眺望が楽しめる自然と最先端の技術、環境にやさしい農業の取り組みなど素晴らしい産業が融合している」と話していた。 -
実業高校と測量設計業協会が意見交換会
長野県測量設計業協会と実業高校の教諭との意見交換会が11日、伊那市のいなっせで開かれた。
上伊那農業高校など中南信の実業高校4校から8人、県測量設計業協会の中南信の各支部の会員10人が参加して意見交換した。
測量設計業は現在、公共事業の削減などによる業界の二極化、淘汰が進んでいるのに加え、業界の高齢化も進み、このままでは技術の継承が難しい状況だという。
協会では優秀な人材の確保が急務だとして、今年から初めて高校教諭と意見交換を行っていて、今回は、8月に続いて2回目になる。
測量業者からは、「技術があっても資格がものをいう世界。資格を持った人材を雇いたいという気持ちはある」といった意見や、「情熱をもって仕事に直面してくれる人材が欲しい。すぐにやめてしまう大学生よりも一所懸命がんばる高校生を雇いたい」などの意見が出されていた。
高校教諭からは、「昔は、橋や道路などを作れる夢のある業界だとして進路に進めたが、現在は、ボタン一つでパソコンが設計してくれる時代でもある。夢がある業界とはすすめられない」「情熱を持っていても家庭の事情で進学できない子どもを雇って、学校に通わせるなどの支援を行って欲しい」といった意見が出されていた。
測量設計業協会では今後、北信や東信でも、この意見交換会を開いていきたいとしている。 -
「伊那市西箕輪景観育成特定地区」
表示板を授与県内で初めて景観育成特定地区に指定された伊那市西箕輪地区で11日、村井仁県知事から「伊那市西箕輪景観育成特定地区」を示す表示板の授与があった。
この日あった知事の上伊那北部地域視察の中で行われたもので、西箕輪ふるさと景観住民協定者会の小池知志会長に、知事が表示板を手渡した。
知事は、「住民の心をまとめられ、ご協力に感謝する。美しい景観を子々孫々まで受け継いでいってほしい。県内にはすばらしい景観が各所にある。ほかの地域でものこの動きに追随してもらえるとうれしい」と話した。
授与された表示板は縦25センチ、横35センチのステンレス製で、市役所西箕輪支所の庭に設置する予定という。 -
どうぞのいす 「シュタイナーの子育て」講座開催
子どもの落書きを通して、身体や心がどのように発達しているのかを理解する子育て講座が7日、伊那市立伊那図書館で開かれた。
この講座は、地域福祉事業所「どうぞのいす」が計画した。
講師は、安曇野市の野外保育所の保育士、神澤真江さんが務めた。
神澤さんは、オーストリアの哲学者、シュタイナーが提唱している能力開発や早期教育を行なわない子育て法を実践している。
神澤さんによると、子どもが気ままに描いた落書きには、世界共通のモチーフが現れるということで、単なる落書きと見るのではなく、心や身体の成長を理解するヒントになるという。
▽人の体から線が出て、先端に丸が描かれる様になると、人と交流したい気持ちが出てきた事を表す▽三角のモチーフは、歯の生え変わりの合図▽川に橋が渡って行き来できるようになると小学校にあがる準備が出来た竏窒ネどの意味があると話していた。
神澤さんは、「モチーフが現れる時期には目安があるが、自分の子どもの遅れを判断する目安とするものではない。心や身体の中で起きている変化を子ども達が表現していると理解して欲しい」と話していた。
会場には、母親や保育士など40人ほどが参加し、メモをとるなどして熱心に話を聞いていた。 -
高遠高校生がカヌー実習
高遠高校の生徒が9日、伊那市の高遠湖で、カヌーの実習をした。
3年生でスポーツを選択している生徒14人がカヌーを体験した。
この体験授業は、学校の近くにカヌーができる湖があることから、それを生かそうと毎年行っている。
生徒は学校のプールを使い、カヌーの乗り方や倒れた時の対処法などを学んできた。
この日はそのまとめとして、高遠湖で実習した。
様子を見ていた高遠高校の教諭は、「緊張しているのか、みんないつもよりおとなしい」と話していた。
少し慣れたところで、2キロほど三峰川を上った。どの生徒も転覆することなく順調に、20分ほどで目的地に到着した。 -
5歳児「いなっせ」転落事故
事故再発防止策示す伊那市は10日開かれた伊那市議会全員協議会で、6日にいなっせでおきた5歳の男児の転落事故を受け再発防止策を報告した。
この事故は伊那市日影の小林新拓君(5つ)が、いなっせ401会議室から転落したもので、高さはおよそ13メートルだった。
新拓君は、救急車で伊那中央病院に搬送されたが、意識不明の状態が続いている。
伊那市では、事故のあった当日に、全ての会議室に、子ども連れの利用者への注意文書を掲示している。
また窓の取っ手を固定したほか、警備員や職員による巡回頻度を増やすなどの対策をとっている。
当面の対応として、早急に事故と同じタイプの窓にストッパーを設置するほか、開閉幅の改修を実施することにしている。
ほかに子供連れの利用者への対応マニュアルをつくり、再発防止につとめていく。
保護者の話にもとづいた伊那市の報告によると、新拓君は、あごを複雑骨折していて、9日手術をしたという。また脳挫傷はあるものの奇跡的に軽く、脳へのダメージは少ないほか、左顔面から転落したため腕や足の骨折もなく内臓の損傷もないという。 -
はらぺこ保育園で命のお話
命について学ぼうと伊那市富県の自由保育所はらぺこの園児たちが10日、出産の話を聞いた。
これは子どもたちに命の存在を身近に感じてもらいたいとの願いから企画したもので、今回で2回目になる。
園児たちに話をしたのは、この8月に自宅出産した細田章子さんと、助産師の鹿野恵美さん。
細田さんは助産師や夫に見守られる中、自宅出産に臨んだこと、生まれる時、なかなか赤ちゃんが出てこなくて大変だったことなどを説明し、「生まれたばかりの赤ちゃんにはへその緒がいっぱいついていたよ」「赤ちゃんって本当におぎゃーって泣くんだよ」と、子どもたちに語った。
また、鹿野さんは一人ひとりの名前にさまざまな願いが込められていることを話し、「みんなの名前にもお父さんやお母さんのいろんな思いが込められていると思うので、自分の名前がどうしてついたのか聞いてみてほしい」と語りかけていた。 -
電話応対コンクール
上位4人が信越大会へ企業で電話応対にあたっている人がその技能を競うコンクールが10日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれた。
電話応対コンクールは、そのマナーや技能の向上を図ろうと、日本電信電話ユーザ協会が開いている。
伊那、駒ヶ根地区から10社33人が参加し1人3分の持ち時間で、商品についてや、店までの道順などを説明していた。
大会の結果、上位4位に入賞した、トヨタUグループの秋田克則さん、伊那食品工業の篠原美樹さん、同じく伊那食品工業の辰野郁子さん、ルビコンの羽柴広恵さんが、10月に新潟県で行われる信越大会に出場する。 -
鹿嶺高原で魅力再発見ツアー
魅力再発見ツアーが10日、伊那市長谷の鹿嶺高原であり、参加者はスケッチを通じて地元の自然に親しんだ。
このツアーは地域の良さを地元住民に改めて知ってもらおうと市観光協会が昨年から実施している。
到着した参加者は、高原を散策した後、高台から望む山並みのスケッチに挑戦した。
今回ボランティアガイドとして参加者の指導にあたったのは、絵画サークルの講師などをしている奥村憲さん。
これまで奥村さんは一般参加者の一人だったが、参加者にスケッチを通じて地元の素晴らしさを知ってもらいたいーと今回初めてボランティアガイドを引き受けた。
市観光協会では今後、ボランティアガイドの育成をさらに進めていきたい竏窒ニ考えており、ツアー参加者の中からも協力者を求めていきたいとしている。 -
ネット上にひぼう中傷
伊那市議会一般質問で調査報告伊那市の中学校で、インターネット上の書き込みサイトに中学生に対するひぼう中傷が書き込まれた事例が3件あったことが10日、分かった。伊那市議会9月定例会の一般質問の中で、北原明教育長が明らかにした。
ネット上の問題についての議員の質問に答えたもので、市議会に、ひぼう中傷の書き込み件数の報告があったのは今回が初めて。
北原教育長の説明によると、伊那市教育委員会が8月、市内の小中学校を対象に実施したインターネットなどについての調査で、中学生の個人に対するひぼう中傷が、学校の公式サイトとは別の裏サイトに書き込まれた事例が今年度3件あり、そのうち1件が不登校につながった報告があったという。
この調査では、出会い系サイトの利用も報告されている。
学校裏サイトは、市内4中学校で教職員が内容を確認している報告があったが、今後の対応について北原教育長は、「ひぼう中傷の確認は、地域に呼びかけ、ボランティアの利用も考えたい」と話した。 -
伊那西高校でスポーツフェスティバル
保育園児も参加伊那西高校の文化祭企画、スポーツフェスティバルが9日、西春近北保育園の園児も参加して行われた。運動会お馴染の競技のほか、園児を交えて踊りが披露された。
参加したのは、高校の近くにある西春近北保育園の年中・年長の園児。伊那西高2・3年生で保育の授業を選択している生徒と、家庭科クラブの部員が一緒に踊った。
保育園とは普段から交流があり、去年からスポーツフェスティバルで一緒に踊りを披露している。
園児と高校生は、息の合った踊りを楽しそうに発表していた。
スポーツフェスティバルは、クラスマッチ形式の競技と、赤・白・青のチーム種目の2種類がある。
クラス対抗の競技では、20人21脚が行われた。生徒たちは、足を結び、かけ声をそろえて走った。まっすぐゴールできるチーム、途中で体勢が崩れてしまうチームとさまざまだったが、仲間の応援を受け、ゴールを目指していた。 -
高遠高2年松澤ジアン成治君が優勝報告
7月に行われた全国高校総体・棒高跳びで優勝した、高遠高校2年の松澤ジアン成治くんが9日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に優勝報告した。
松澤くんは、今年の北信越高校総体・男子棒高跳びで、自己ベストの5メートル5センチを記録していたが、全国高校総体ではそれを5センチ上回る、5メートル10センチを記録し、優勝した。
松澤くんは、身長167センチで、棒高跳びの選手としては低い方だという。今後は、それをカバーできるように助走などを安定させ、記録を伸ばしていきたい-と話している。
松澤君は、10月3日から大分県で開かれる、おおいた国体にも出場する予定。 -
教育事務所再編
伊那、飯田の統合で南信教育事務所に県教育委員会は、県内6カ所ある教育事務所のうち東信地区と南信地区の事務所を統合することを決めた。
9日に開いた県教育委員会の定例会で、再編の対象となる教育事務所について検討した。
その結果、教育事務所を北信・東信・中信・南信の4カ所にする案が了承された。
これにより、伊那教育事務所と飯田教育事務所を統合して伊那市に南信教育事務所を設置する。
また佐久教育事務所と上田教育事務所を統合して小諸に東信教育事務所を設置することになり、6カ所ある教育事務所は4カ所に統合される。
飯田教育事務所については、地域が広いため南信教育事務所の支所として存続させ、教育相談・学校指導などの業務を行うという。 -
伊那まつり写真コンテスト審査
推薦は久保田昌宏さん伊那まつりの風景を写した写真コンテストの審査会が9日、伊那市役所で開かれた。最高賞の推薦には伊那市西箕輪の久保田昌宏さんが選ばれた。
今年は、26人から101点の応募があり、実行委員会や伊那市カメラ商組合員など8人が審査をした。
最高賞の推薦に選ばれたのは伊那市西箕輪の久保田昌宏さんの「大群集」。特選には伊那市日影の蜷川靖子さんの「まつりに華」が選ばれた。
この他にも準特選が3点、入選に20点が選ばれた。
入賞・入選作品は今月下旬から伊那市役所の一階ホールに展示する予定。