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新市誕生記念イベント・野田知佑さん講演会
カヌーや自然をテーマにするエッセイストで知られる野田知佑さんの講演会が11日夜、伊那市の生涯学習センター(いなっせ)であった。カヌーで世界各国の川を下った体験談などに集まった大勢の市民らが耳を傾けた。
伊那市、市教育委員会の主催で、新市誕生記念イベントの一つ。講演に加え、1日から12日間、同会場で個展をしていたイラストレーターで、野田さんと交友のある藤岡牧夫さん、総合学習でカヌー体験を通して自然環境を学んでいる伊那小学校6年智組の児童たちも出演した。
3部構成で、1部は伊那市の白鳥孝収入役の進行で、野田さんと藤岡さんが対談。30年ほど前に西箕輪に住んでいたことがあるという野田さんは「当時はきれいな水辺ばかりだったことを覚えている。時代の変遷で伊那も大きく変わった」と振り返った。藤岡さんは高遠町勝間のシダレザクラを題材にしたときのことを語り「あでやかな春景色で温かさを感じた」と述べた。
伊那小の児童たちはカヌー製作や自然学習など4年生からこれまでの取り組みを発表し、実際に作ったカヌーを披露した。野田さんは「よくできている」とし「せっかく作ったんだからもっと遊ばなくては」とカヌーを通した学習以外に自然に溶け込んで遊ぶ大切さを教えた。
3部の講演は、「世界の川を旅する」と題し、「生涯のテーマとなった」とする北米のユーコン川をはじめ世界各国の川をカヌーで下ったときの体験談を写真とともに披露した。 -
伊那東部中学校 1年生性教育講演会
伊那市の伊那東部中学校の1年生(287人)を対象とした性教育講演会が8日、同校体育館であった。岐阜大学の近藤真庸教授(52)がHIV(エイズウイルス)感染の少年の話などについて語り、生徒らに生命の大切さを伝えた=写真。
1年生の性教育授業の一環として開催。近藤教授は「生命の誕生・大切な私」と題し、仲間づくりに苦労した中学時代の実体験などを通じ、「命だけを忘れなければ人生は少しずつ自分で変えていけるもの」と訴えた。
HIV感染の少年の話では、ウイルスの知識、感染者の心境などを熱弁。「一人友達ができると1日長生きできる」とし、理解のある周りの人の支えが感染者の励みになると話した。
近藤さんは「君たちとの出合いは今日だけかもしれないが、心の中で何かのプラスにしてくれれば」と言葉を贈って降壇。生徒代表者は「病気と戦っている人、周りで支える人から、自分の命を大切にすることを学んだ」と感想を述べていた。 -
伊那市で親子ふれあい遊び
親子で野外遊びを楽しもう竏窒ニ、未就学児の親子を対象とした「親子ふれあい遊び」が10日、伊那市の知立市野外センターであった。40組120人の家族連れが集まり、講師に小名木伸枝さんを迎え、木の積み木で遊びや風を使った遊びを親子一緒に楽しんだ。伊那伊那市公民館運営協議会、子どもネットいな主催。
自然の中での遊びを通して、豊かな感情や心の育成を図ることを目的とした活動で7年目。今年は、3月まで保育士として「風や草花など、自然の力を子どもたちに感じてもらう保育」を実践してきた子育て支援課の小名木伸枝さんが講師を務めた。
小名木さんは、大きなバルーンを膨らませる遊びや、結んだ手ぬぐいを玉に見立てた玉入れ競争などを紹介。また、トンボやカラスの向いている方向から風向きを知る方法など、身近なことから自然を感じられることを示し、参加親子を楽しませた。 -
心身に障害のある小中学生と家族が信大で農業体験を通した交流会
農業・自然体験を通して心身に障害がある子どもの社会性や自律性を育み、家族同士の交流による情報交換、心のケアに当たる国立信州高遠青少年自然の家の企画事業「みんな友だち竏虫ゥ然とともに竏秩vが9日、南箕輪村の信州大学農学部農場などであった。県内外の12家族34人が集まり、6月に植えたサツマイモやニンジンなどを収穫。それを使った豚汁づくりに臨み、交流を楽しんだ。
98年から継続的に行われている取り組みで、例年リピーターとして参加する家族も多い。1泊2日で、子どもたちにはいつもと異なる環境の中でさまざまな人との交流やイベント楽しんでもらい、保護者には情報交換の場を提供したり将来に向けた就業相談の場を提供。家族のトータルケアに当たる。
農作業に参加した家族は「大きいと思ったけど以外に小さかったね」などと話ながら、秋の実りの収穫を楽しんでいた。
また今年は、高遠少年自然の家周辺にある自然を生かした自然体験を2日目に企画。森の中に宝物を隠し、それを探知機で子どもたちが探しあてる「森の宝物探し」などを行い、自然体験プログラムの開発につなげる。 -
たかずやの里の栄養士
南箕輪村南殿
清水衛さん(26)もっと時間が遅く進めばいいのにって思うほど、本当に楽しくって竏秩B
伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」で栄養士として働き始めて2年が経過した。献立を作る時は、栄養バランスや摂取カロリーを考慮しながら、野菜や豆類をなるべく多く取り入れている。料理に使う野菜は出来るだけ地元で調達。「地域にあるものを地域で食べるのは自然だし、安全で新鮮。しかも安いしね」。
短大で栄養士の資格を取得したが、卒業した当時は栄養士の求人がなく、全く別の職場に就職した。どんな仕事も3年は続けてみよう竏窒ニ、3年間を勤務したが「やりたいことをするなら今しかない」と一念発起。栄養士として働ける職場を探していたところ、たかずやの里に巡り会った。「3年も現場から離れていたから、最初はどうしていいのか分からなくて、3食の献立を考えるのも大変だった。お代わりが残ると『おいしかったのかな』って不安になったりしたけど、『おいしい』っていってもらえると嬉しくて。この2年で献立を作るのもだいぶうまくなったね」。 -
レディーバードが日本の家庭料理講習
伊那市の女性海外研修の参加者でつくる「レディーバード」(平沢羊子会長)は9日、市生涯学習センターで日本の家庭料理講習会を開いた。外国から伊那へ来た24組の親子らが集まり、夏野菜を使った料理4品を作って試食した。
講習会は年1回、単発で開いていたが、外国人から「ふだんの食事づくりを教えてほしい」と要望が出たことから、12月まで4回の日程を組み、メンバーが根菜類の料理や正月料理などを指導する。
初回のメニューは、サツマイモやカボチャ、シシトウ、シソの葉などを使った天ぷら、ひやそうめん、ささげのマヨネーズみそあえなど。
天ぷらは野菜の切り方から始まって、衣の硬さ、天ぷら油の温度の見分け方、揚げ方などメンバーがポイントを説明しながら、一緒に作った。
ブラジルから来て18年になる女性(37)=箕輪町=は「天ぷらは何回か作ったことはあるけど、衣がべとっとなってうまくいかない。教えてもらったから、家で作ってみたい」と話した。 -
「平成の大検地」西春近コース
新伊那市誕生記念イベント「平成の大検地」の西春近コースの開催が9、10日の両日あり、平地を歩く初級者コースから、西駒ケ岳登山の上級者コースなど3ルートに親子連れなど約100人が参加した。
誇るべき郷土の美しさを市民が再認識するため、近隣市町村との境界を自力で踏破するためのイベント。西春近コースは同地区公民館などでつくる実行委員会が主催した。
10日は天竜川右岸堤防付近から宮田村境を通り、藤沢川上流の「休み平」までのAルート、常輪寺から権現山までのCルートの計2ルートを実施。Aルートは初級コースだったため、小学生も多数集まり、全体の中で最も多い約50人が参加した。
天竜川右岸の宮田村との境を歩き、同地区の唐木崇敏さん(67)は「昔は天竜川が暴れ、水害流失が繰り返され、村境を定めるのに度々争そいがあった」と振り返り、村境を決めてきたいきさつなどを語っていた。
休み平に到着後は、公民館職員手作りのカレーライスが全員に振る舞われるなど、子どもたちからは歓喜の声。スイカ割りなどの企画もあった。 -
はなまる地域探検隊 絵手紙に挑戦
伊那市の小中学生を対象に体験活動の場を提供する「はなまる地域探検隊」(伊藤元郎代表)の絵手紙教室が9日、市役所であった=写真。児童ら約80人が集まり、サツマイモ、トウモロコシなどの野菜を題材に、贈る相手を思い気持ちを込めて制作した。
同探検隊では3年目の恒例行事。日本絵手紙協会公認講師の三沢和子さん=同市西春近=を招き、クレヨン、水彩絵具、色鉛筆で思い思いの絵を描いた。三沢さんは「じっくり見て自分の心で感じたままを描いて」と子どもたちに助言していた。
題材となる野菜や花などは、すべて参加者の持参。中にはカブトムシ、クワガタ、バッタなどを持ってくる男子児童もいて、周りから注目を浴びていた。ツユクサを描いた伊那小の塩谷和士君(8)は「葉っぱの色が難しい」と、何度も色を調合して試していた。
一人ひとりが約5枚ずつ作ったが、その内1枚は10月13縲・3日、市役所ホールで展示。残りの作品は家族、担任教師などへ送ることにしている。 -
南信高校新人体育大会ソフト熱戦
南信高等学校新人体育大会ソフトボール競技の女子の部が9、10日、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校グラウンドであった。同地区から7校が出場し、県大会の組合せのためのシード順位を決めた。
男子1チーム(伊那弥生)と女子全7チームは23縲・5日、伊那市の富士塚スポーツ公園などである県大会へ出場する。
結果は次の通り
(1)飯田女子(2)飯田風越(3)赤穂、伊那西 -
三峰川みらい会議水チームが7月豪雨の影響から、三峰川の治水を改めて検証
三峰川みらい会議水チームは10日、7月豪雨の影響で変容した三峰川から、改めて治水のあり方を考える検証会を河川流域で開いた。関係者など15人が参加。自然の流れに沿った治水の必要性を認識した。
ダムの影響もあり、1983年の58災害以降、大きな水害がなかった三峰川だが、今回の雨では、流道の変化や大量流木の発生など多くの変化があった。
ジョギング・サイクリングロードが流出した伊那市富県の左岸には、流出した後から大きな白岩が出現。本来この白岩は、川との境界となっていたが、大きな流れが発生しなくなると同時に白岩の周りに土砂が堆積。その上にサイクリングロードが作られていたため、今回の流出を招いた。参加者からは「これが昔ながらの姿。このままに留めた方がいい」「川の流れを変えてここにサイクリングロードを作ってもまた同じように流される。もともと変化の大きい三峰川の流れを固定するのは無理」などの声が挙がった。
一方、流木の大量発生は58災害時には見られなかった。20年近く大きな氾濫が無かった三峰川では、外来種樹木などが巨大化し、川本来の姿が失われていることが問題視されている。国やボランティアが除伐を試みた部分もあるが、そうした部分はごく一部で、今回の災害では片付けられないほどの大量流木が発生した。水チームの前林賢一代表は「今回は流量が少なかったからこのくらいで済んだが、今後また、こうした流れがあれば流木が橋に引っかかり、欠損する危険性もある」と指摘。樹木を放置は、治水の観点からも危険が高まることを認識した。 -
長谷地区で新「伊那市」誕生記念タウンウォッチング
南アルプスに抱かれた自然豊かな長谷を知ろう竏窒ニ、新「伊那市」誕生記念タウンウォッチングの第1弾「行こう遊ぼう僕らの南アルプスへ」が10日、伊那市長谷であった。家族連れなど117人が参加。長谷ならではの明所などを訪れ、地域の魅力を再発見した。
合併に伴い、新伊那市となった旧3市町村の魅力を地域住民に感じてもらうための試み。今回は、長谷地区が誇る南アルプスや重要文化財に指定されている熱田神社、総合的な保険予防の拠点としたさまざまな事業を展開している美和診療所・長谷健康増進センターなどを見学。
気の里ヘルスセンター栃の木では、山岳写真家・津野祐次さんが「東駒と仙丈ケ岳」をテーマに講演。津野さんは「この地に合わせて生き抜いてきた珍しい植物も多い」と、多様性に富んだ南アルプスの特徴を美しい写真の数々と共に説明しながら、南アルプスの四季の変化をとらえたスライド写真を披露し、参加者を楽しませた。
10月下旬には高遠会場と伊那会場での実施を予定している。 -
第13回伊那市郵便局長杯さわやかママさんバレーボール大会
第13回伊那郵便局長杯さわやかママさんバレーボール大会が10日、伊那市民体育館であった。伊那市ママさんバレーボール協議会に所属する8チーム約120人が参加し、熱戦を試合を繰り広げた。伊那郵便局主催。
バレーボールを通じて互いの親ぼくを深めたり、友情の和を広めていくことを目的として年に一度開く大会。2ブロックで1チーム2試合ずつ対戦し、各ブロックの1位同士で決勝戦を、2位同士でが3位決定戦を行った。
今年は、一昨年、昨年と2年連続で優勝した「コスモス」と、同じく、2年連続で3位に入賞した「たんぽぽ」が、決勝で対戦。2セットを制しコスモスが3年連続の優勝を飾り、たんぽぽは準優勝となった。3位にマザーズが入賞した。 -
伊那弥生ヶ丘高校のPTAセミナーでノンフィクション作家・家田荘子さんが講演
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校は9日、『極道の妻たち』(文芸春秋)などで知られるノンフィクション作家・家田荘子さんを迎えたPTAセミナーを開いた。生徒や保護者地域住民が集まり、「生きるということ」を演題とし家田さんの講演に耳を傾けた。
もともと口下手で人とのコミュニケーションに悩んでいた家田さん。「女優としてなら人と上手に接する人気者になれるのでは」と女優を志す。なかなか芽が出ず、待っているだけではだ竏窒ニ自身の売り込みを始めたところ、出版社から当時の作家にはタブー視されていた“風俗”を書くことを勧められ、それが作家になる転機になったという。
家田さんは「今はそれぞれ夢をもっており、それに向かってがんばっていくのは素晴らしいこと。必ずしもそれは実現できるわけではないが、自分の何が向いているのかも分からないのも事実。遠回りして、一生懸命に頑張ることも大切」と語り、一歩一歩を確実に積み上げ、偏見や自分の価値観で人を見るでなく、それぞれの個性を認めることの重要性を訴えた。 -
生徒900人分の情報紛失
伊那市教育委員会は11日夕方、伊那市内の中学校男性教員が所有する現任、前任校など延べ約900人分の生徒の成績などが入った個人用パソコンが車上狙いにあったことを発表した。
北原明教育長ら3人が会見で「私たちの指導、監督不行き届きだった。深くお詫び申し上げます」と謝罪。関係生徒、保護者へ文書などで説明するともに、今後の防止策を話し合っていきたいとした。
紛失した情報は現任校と市外の前任、前々任校の3中学校分で、氏名やテストの点などを含む担当教科の成績や、氏名、電話番号が入った部活動の連絡網のほか、学校行事の写真など。各学校の市町村名、それぞれ対象生徒人数などの詳細は未発表で「前任校などへ迷惑がかかる」とした。
事件は8月27日、男性教員が学校で深夜まで仕事をした後、南箕輪村のコンビニエンスストアに5分ほど寄った際に、バックに入れて助手席に置いてあったパソコンを盗まれたもの。車のドアの鍵は開いたままだった。28日、学校長へ報告し、伊那警察署へ盗難届けを提出した。
事件発生後から報告が遅れたことについて北原教育長らは「本人のデータ内容に関する記憶があいまいで中身を確認するのに時間がかかった」と説明した。
この中学校では成績処理などは学校のパソコンですることを原則としていたが、校長の許可を得て個人パソコンを持ち出すことはできた。しかし、事件当日、許可は受けていなかったという。
同教育委員会は今後、臨時学校長会を開き、各学校の情報管理の徹底について周知。▼個人情報や学校管理に関する情報を校外へ持ち出さない▼人事異動に伴う児童、生徒の個人情報を私物パソコンで持ち出さない竏窒ネどを盛り込むことにしている。 -
災害復興記念の花火大会
7月豪雨災害復興祈念の伊那市花火大会が9日夜、市役所南側であった。人出は約3万人。打ち上がる5千発の花火を楽しみつつ、災害復興を願った。
8月の「伊那まつり」中止を受け、イベントの一つだった花火大会は災害復興記念に切り替えた。プログラムは番付84のままで、花火と映画音楽などを組み合わせた「音楽花火」、空中ナイヤガラ、スターマイン、孫の誕生などを祝う記念花火など色鮮やかに夜空を彩り、会場から拍手と歓声が沸いた。
市役所西側駐車場の3カ所には、災害復興のための募金箱を設置、来場者から義援金を募った。
また、ローメンなど約30の出店が並び、にぎわいを見せた。 -
みはらしの湯で菊風呂
別名“菊の節句”といわれる重陽(ちょうよう)の節句に合わせて9、10日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、浴槽に菊の花束を浮かべた「菊風呂」を、各露天風呂で行っている。秋の訪れを感じさせる花々が、入浴客たちを和ませている=写真。
中国では、縁起が良いとされる奇数の中で最も大きい“9”が重なる9月9日を「重陽の節句」としており、長寿の花として信仰する菊の花の香を移した「菊酒」を飲むなどして長寿を願う。日本でも明治時代までは旧暦の9月9日に当たる10月ころ、重陽の節句が行わる習慣があった。
この風習にちなみ「季節の節句に合わせた菊の花で季節感を楽しんでもらおう」と企画。早速菊風呂に入浴した人は「暑いけどもう菊の時期なんだね」などと話ながら、秋の訪れを感じ、いつもと少し違う露天風呂を楽しんでいた。 -
かんてんぱぱでパッチワークとステンドグラス展
伊那市の布工房「キルトガッセ」を営む根津幸江さんと、山梨県北杜市にある鉄とステンドグラスのお店「Koji」を営む小島良雄さん、教子さん夫婦による「パッチワークとステンドグラス竏衷Hのフェスタ」が11日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。温かな光を放つステンドグラスのランプや、古布でつくるパッチワーク、裂き織など約200点が、訪れた人たちの目を楽しませている=写真。
両者によるジョイント展示・販売会は今回が初めて。寒くなる時期に合わせ、温かさを感じさせる色彩、秋のモチーフなどを取り入れた。
根津さんは、布や木などといった素材そのものを生かしながら作品に用い、柿渋の染色などでアクセントを加えている。素朴な色彩はこれからの時期と相性が良く、タペストリーやバッグ、洋服など、多彩な布製品が並んでいる。
良雄さんが枠を作り、教子さんがガラス部分を手掛けるという児島さん夫婦のステンドグラスのモチーフは自然。色も自然を意識した優しい色彩で、和みの空間を提供してくれるステンドグラスランプや卓上写真立てなど、オリジナル作品が楽しめる。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。 -
伊那国際交流協会が伊那市を英語で観光ガイドするための英語講座を企画
伊那国際交流協会は、伊那市を訪れた外国人に、英語で観光案内ができるようになることを目指す英語講座「観光ガイド編」を新たに開講する。講師には県の国際交流員・ジョアン・ゴーリーさん(23)を迎え、市内観光スポットの案内方法を伝授してもらう。ジョアンさんは「あまり英語を話せない人でもテキストを覚えれば観光案内ができる。自分たちが住むまちのことをもっと深く知り、外国人だけでなく日本人にも観光案内できるようになりませんか」と多くの参加を呼びかける。
海外から伊那を訪れる人が増える一方、「伊那のことは分かっても英語は話せない」「英語は話せても伊那のことは分からない」など、それぞれの事情から観光案内までできる人材は少ない。そこで、英語を学ぶとともに地元を学び直してもらい、海外の人との交流に役立ててもらおう竏窒ニ今回の講座を企画。開講にあたり、市内の観光スポットを巡って、オリジナルテキストも作成した。講義では、ジョアンさんが伊那に来た当初、疑問に感じたことなどを参考に、各スポットに関連する季節イベントの案内方法なども学ぶ。
講座は19日縲・1月7日毎週火曜日で全8回。伊那市駅前ビル「いなっせ」4階の402号室で、午後7時から開講する。ガイド実習日は11月12日。受講費12500円(会員は11500円。12日の参加は実費)。定員15人。
問い合わせ・申し込みは伊那国際交流協会(TEL72・7706)へ。 -
川を美しくする集い
伊那市の第19回川シンポジウム「川を美しくする集い」(市・実行委員会主催、伊那毎日新聞社など後援)が9日、市生涯学習センターであった。小学生や自然環境団体など約300人が体験・研究発表、講演会などを通じ、身近な河川環境を考えた。
体験・研究発表では、アマゴの放流や水質調査などに参加した小学生7人のほか、伊那西小学校6年生などが活動を報告。
高遠小4年西組は、水質検査や砂防えん堤の見学など川に親しみ、川に学んだ活動を交え「三峰川のごみ拾いをして、きれいにしたい。カヌーも作って乗りたい」と話した。
そのあと、日本蜻蛉(とんぼ)学会長の枝重夫さんが「川のトンボ・池のトンボ」と題して講演。ムカシトンボ、ルリイトトンボ、ミヤマカワトンボなどの写真をスクリーンに映し出し、羽化や産卵など生態を紹介した。市内新山の「トンボの楽園」の生息調査に当たった枝さんは「指標昆虫のハッチョウトンボだけでなく、他のトンボもたくさんいる。大切に守るべき」と話した。 -
松澤ジアン成治君 棒高跳び・県中学記録更新
第41回上伊那陸上競技記録会(秋季)・第11回上伊那スポーツフェスティバル2006が9日、伊那市陸上競技場であった。小中学生、一般の男女、合計約450人が100メートルなど35種目を展開し、2種目で県新記録が誕生した。
8月の全日本中学校総合体育大会の男子棒高跳びで県中学記録4メートル40センチをマーク、3位入賞した松澤ジアン成治君(春富3)が4メートル50センチの記録更新。4メートル20センチから跳躍を開始、4メートル50センチは一本目でクリアした。
小学男子走り幅跳びでは、オープン参加の内川佳祐君(白馬北5)が4メートル87センチの県小学5年新記録を達成。県小学6年の記録をも上回る大ジャンプを披露した。
(結果は後日掲載) -
「水と健康医療器具体験会」 ベル伊那で11日まで
健康医療器メーカー協賛による「水と健康医療器具体験会」は11日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
安全でおいしい水をつくるアルカリイオン整水器や最新鋭のマッサージ器など数種類の器具を展示販売。細胞を活性化する「家庭用ラジウム温浴器」などもあり、インストラクターが実験を交えながら説明する。
今回は人気商品の乗馬感覚で筋肉トレーニングができる健康器具「座・む縲恃n」も出品。コースによって運動量も調節でき、内ももの筋肉、腹筋、背筋の3個所を鍛えれる。
アルカリイオン整水器の水は健康、料理、美容などに使えるなど他用途。切り替え一つで、ノロウィルスやインフルエンザなどを除菌した「衛生水」としても利用できる。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
「アスリート先生」の挑戦 徳永吉彦さん(28)
生徒たちの応援の言葉が書き込まれた「日の丸」の国旗を受け取り出国した。「約束したんですよ。ぜったい日の丸を持ってゴールするって」竏秩B
「2006ITU(世界トライアスロン連合)デュアスロン世界選手権」(7月27竏・0日・カナダ、コーナーブルック)に出場。結果は、掲げた10位以内の目標は達成できず27位の「不本意な」成績に終わった。
◇ ◇
「デュアスロン」はランニングと自転車ロードレースを組み合わせた、欧州ではメジャーとなっている競技。今大会は世界30カ国、400人が参加、日本人選手団は男女11人が出場した。
前回の豪州大会に続いて2回目の世界への挑戦。昨年と同じ「エイジグループ男子」(トップカテゴリーの下)に出場。レース後半まで順調に目標順位を維持するも、自分のミスで糖分補給に失敗し、「低血糖症」に悩まされ後退していった。
視界は狭まり、眠気、体のダルさがひどくなっていった。走りを見ていた仲間たちもゴールはできないのではと心配していたほどだった。
ゴール手前100メートルで妻から「日の丸」を受け取った。本来は国旗を掲げる順位ではないが、生徒たちとの約束を果すためフラフラの体を鼓舞しテープを切った。
「途中棄権ではやるだけのことをやったとはいえない。現実を受け止め、結果だけは残そうと完走した。一年間、これに向けて頑張ってきたので正直、悔いが残っている」
◇ ◇
飯山市の生まれで、高校、大学時代は陸上競技に熱中。信州大学在学中は全日本大学駅伝に出場した経験もある。卒業後は「子どもたちに陸上を教えていこう」と教師になった。
デュアスロンとの出合いは04年7月。過労で入院していた時、テレビ映像に映った選手たちの姿に憧れた。療養中にもかかわらず、モチベーションは高まり、「退院したら自転車を買わないと」と思ったと振り返る。
「何かに燃えていない今の自分」に足りないものを見つけるための挑戦だった。どうせ目指すなら世界の舞台。仕事と両立しながら同年9月から練習を始め、初陣で10位以内の好成績、この年わずか3戦で世界選手権の出場権を獲得する活躍を見せた。
◇ ◇
伊那中学校での教職生活は2年目。デュアスロンを始めたことに、生徒たちの反応は暖かい。「一つのことに一生懸命になっている人を見るのはやる気が出る」と、尊敬の眼差しを送る教え子たち。世界を目指して専門性を見つけて努力したいという声は励みになる。
最初は自分のための挑戦だったが、生徒たちの見本になるためという、走る理由が生まれた。自分の世界を持って生きている後姿を見て、学んでもらえればと期待する。
本当のことを言うと、世界への挑戦は今大会で最後にしようと考えていた。日の丸を付けて競技するプレッシャーの重圧や大会を前に平常心で教壇に立つことに不安がある。
しかし、完全燃焼できなかった悔しさも残る。「辞められないよね」と生徒たちもエールを送る。まずは11月から始まる、世界選手権へとつながる国内シリーズへの参戦を決断した。
教員とデュアスロン選手の両立。よく続きますねと言われることは多いが、目的がはっきりしているからこそ熱中できるのだという。
生徒たちとの絆(きずな)に支えられた「アスリート先生」。熱い思いを胸に今日も走る。 -
かんてんぱぱでELLESコラボレーション10人の女性による展示・発表会
子育てや家事に励む傍ら、自身のやりたい事続け、さまざまに活躍する女性たちによる「ELLESコラボレーション10人の女性による展示・発表会」が8日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。パッチワークやトールペイントなど、女性ならではの感性が生きた作品の数々と、ピアノ演奏、煎茶でのもてなしなどといった体験会が、訪れた人たちを楽しませている。
展示会を企画したのは伊那市と南箕輪村の女性10人。それぞれ結婚以前から続けている活動を持ち、今では個人で教室を開くなどして活躍している。
会場には、パソコンを使ってプリントした手提げバッグやうちわ、国内産木材で一つひとつを手作りした素朴な積み木、心を和ませる一言が書かれた書など、さまざまな作品が並んでいる。
代表の丸山田真子さんは「10人それぞれが素晴らしい作品や発表をしている。それぞれに良さを感じてほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。11日まで。
また会場では、ビーズやトールペイント、パッチワークなどの手作り講座があるほか、煎茶のお茶席、ピアノ発表などもある。
各時間は次の通り。
◇ビーズ講座=8日午後2時、午後3時からの2回。費用800円
◇トールペイント講座=8日午後2時からと9日午前10時からの2回。費用500円
◇パッチワーク講座=9日午後1時から。費用千円
◇ビーズ講座=10日午前10時、午前11時からの2回。費用800円
◇くるみボタンでポニー作り(ヘアゴム)=10日午前10時、午前11時からの2回。費用500円
◇ピアノ発表会=10日午後1時半から
◇お茶席=9、10日の午前10時から、45分置きに実施(昼食時は除く)。9日は午後3時15分、10日は午後12時半まで。費用500円。 -
はら美術、きたっせで第2回一枚の繪伊那大絵画展
伊那市旭町のはら美術は8日から、第2回一枚の繪竏宙ノ那大絵画展竏窒A伊那市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」で開いている。巨匠から新鋭まで多彩な作家70人による日本画や洋画、約150点が、訪れた人たちの目を楽しませている=写真。
きたっせのオープン記念として始まった絵画展で2回目。地元に縁の深い作家から世界を舞台に活躍する作家まで、さまざまな作家の作品を一度に見られる絶好の機会ということで、昨年も好評だった。
今年はシルクロードをテーマとして数々の作品を描いている洋画家・多田博一さんの特設コーナーを設置。新作を中心とした約30点と、今回の絵画展に合わせて描いた地元風景画を並べた。シルクロードをテーマとする作品には、突き抜けるような紺碧(こんぺき)の青空と広大な砂漠の対比が美しく、そこにある自然の厳しさも伝える。また、そこで生活を営む人々の姿は、たくましさと郷愁を感じさせる。
大町市出身の若手作家・桶田洋明さんの特設コーナー「花と女性像竏窒ォらめきと透明感」もあり、女性の柔らかい表情と花の美しさを繊細なタッチでとらえた作品が並んでいる。
多田さんは10日まで、桶田さんは11日まで来場している。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後5時まで)。11日まで。来場者には特製アートカレンダーを贈呈する。 -
まちじゅう花いっぱいコンクール審査会
伊那商工会議所・商業連合協議会(田中忠会長)は8日、中心商店街で「まちじゅう花いっぱいコンクール」審査会を開いた。優勝は通り町1丁目商店街振興組合だった。
コンクールは、商店街ごとに花を飾り、お客さまが和める空間づくりや環境美化を進めようと昨年から始まったもの。
今回、応募があったのは6団体。各商店街に、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、菊、バラなど色とりどりに咲くプランターや鉢植えが並んだ。花丈の違う品種をバランスよく寄せ植えにしたり、鉢の配置を一カ所にまとめたりと工夫。
審査員は協議会正副会長、各商工会長ら10人が務め、各商店街を歩きながら、周辺環境への配慮、デザイン、管理状況など5項目を5段階で評価した。
通り町1丁目は、通り全体に花を飾ったことで、高得点を集めた。
田中会長は「コンクールの期間中(8月20日縲・月17日)だけでなく、華やかで明るい商店街づくりを習慣づけてほしい」と呼びかけた。 -
殿島橋の落下に伴い、仮設歩道を設置
天竜川にかかる伊那市の殿島橋(歩行者専用)の落下に伴う仮設歩道の説明会が7日夜、西春近支所であった。地域住民は伊那建設事務所が示した春近大橋と周辺道路の延長700メートルを整備する仮設歩道について了承。伊那建は年内中に工事を済ませたいとしている。
7月の梅雨前線による豪雨災害で、殿島橋の橋脚が沈下し、西春近側から橋げた60メートルを撤去。安全確保が難しく、現橋を使った仮橋設置は断念した。
仮設歩道は、国道153号と県道南箕輪・沢渡線が交わる沢渡信号機から国道西側を通り、犬田切川北側の国道下をくぐって天竜川堤防の小段を上って春近大橋につなぐ。春近大橋東側から渡場信号機までは路側帯1・2縲・・5メートルを確保。殿島橋の橋脚沈下で急きょ、春近大橋両側に路側帯各1・25メートルを設けたが、中央線をずらし、片側(南側)のみ1・5メートルとする。車道より20センチ高くし、段差をつける。犬田切川、戸沢川には、それぞれ延長20メートル・全幅2メートル、10縲・2メートル・2メートルの仮橋を造る。
事業費は概算で4千縲・千万円。
説明会には地域住民約50人が出席。伊那建職員が殿島橋の現況や仮歩道(案)の設置について説明した。
参加者から「春近大橋西側で、子どもたちが信号待ちする場所を確保してほしい」など安全確保にかかわる要望が相次いだ。
伊那建は、出された意見を反映し、国道沿いのガードレール下への泥除け対策などを講じる。
国道に沿った犬田切川竏衷t近大橋間の歩道設置は、交通規制の問題のほか、工期的・費用的に無理とした。
小中学生のスクールバス・タクシー移送について、新橋ができるまで継続を望む声もあり、北原教育長は「仮橋ができるとされていた11月まで予算措置はしているが、その先の方針は決めていない」と答えた。 -
「たかずやの里」で中華料理の調理奉仕
全国の児童養護施設などで調理奉仕活動をする、京都中国料理厨師会「琢磨会」は7日、伊那市富県の同施設・たかずやの里で、県内初めての奉仕活動をした写真。会員3人が訪れ鳥肉や蟹肉を使った中華料理を提供、児童、職員らはプロの味に舌鼓を打った。
調理奉仕で社会福祉に貢献しよう竏窒ニの楊正武会長(61)=京都市=の呼び掛けに賛同した料理人らでつくる会。82年から、地元の京都府を中心に活動を開始、近年は全国縦断を目指して展開する。現在、16府県の施設を周り、延べ788回の訪問回数を数える。
この日は、「棒々鶏絲」「麻婆豆腐」など6品を児童ら46人分調理。京都から訪れたため、日程の都合で子どもたちと一緒に食事はできなかったが、メンバーらは「喜ぶ顔を思い浮かべ」との思いで、真心込めて料理していた。
同会は児童養護施設がある47都道府県すべてで奉仕をすることを目的に活動。楊会長は「後10年のうちには全国制覇をしたい。殺伐とした世の中で、子どもたちに何か喜んでもらえれば」と話していた。
年間40回を数える施設訪問回数は、年内には800回に達する予定となっている。 -
伊那公民館女性教室押し花絵クラブが作品展
伊那公民館女性教室「押し花絵クラブ」(伊藤三恵代表)の作品展は20日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。身近な場所で採取したサクラ、ユリなどの草花を使い、メンバー17人が一人2点ずつの計34点を出品している。
公民館事業の女性教室で学習するクラブの一つで、7年目を迎える。押し花絵インストラクターの野沢伊代子さん=伊那市=を講師に月2回の教室で学習。同ギャラリーでの作品展は3回目で、本年は新クラブ員4人も加わり、デビュー作品も並ぶ。
作品はそれぞれが一品ずつ、今年の干支(えと)の「犬」を題材に展示した。「ワンちゃんの目鼻、口の置き所で表情も変るので、作っていて楽しい」と伊藤代表。メンバーらの個性豊かな力作が会場を彩っている。
野沢さんは「花の命をいただき、大事に一つ一つの作品を作っている。それぞれの個性豊かな作品を見てほしい」と来場を呼び掛けている。
休館日は土・日曜日、祝祭日。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
アマランサス地域活性化にどう生かす
日本アマランサス・キノア研究会による第10回「アマランサス・キノアシンポジウム竏鋳n域でアマランサスをどう活かすか」が16、17日、南箕輪村の信州大学農学部である。
地域活性化などを目的として、上伊那でもアマランサスの栽培が始まり、「それをどう生かして商品開発を進めていけばよいか」などの課題がでてきている。そこで今回は、学術研究の発表とおもむきを変え、市民フォーラム的なシンポジウムを企画した。
16日は総合実験実習棟30番教室で午後1時縲・時。アマランサスを用いた活動に取り組む各界の関係者が、普及と課題、加工食品開発の取り組み、地域おこし事業における役割など、それぞれの視点から発表する。17日はエクスカーションで、農学部内にあるほ場や伊那市高遠町のアマランサス畑の見学を予定している。午前9時縲恊ウ午ころ。
参加費は一般千円、学生は500円(懇親会参加者は、別途3千円)。申し込み、問い合わせは、信大農学部(TEL77・1619)根元さんへ。 -
手良保育園の園児がポニー体験
大型動物に触ってみよう竏窒ニ6日、伊那市手良保育園(間山静園長)の園児78人が、手良地区の酪農家・酒井秀明さん(34)が飼育しているポニーや子牛と触れ合った。
園児の保護者の一部から「子どもをポニーに乗せてほしい」という要望を受けた酒井さんが、園での体験を持ちかけて実現した。乗馬の順番を待つ間に触れ合ってもらおう竏窒ニ6月に生まれたばかりの子牛も同行した。
ポニーには、全園児が順番に乗馬。ほとんどの園児はポニーや子牛に初めて接したが、恐がることはなく、「優しい」「かわいい」と興味津々でポニーや子牛と触れていた。
中央酪農会議の酪農教育ファームとして、小学校などで食や命の大切さを伝えている酪農体験イベントをしている酒井さんは「今は回りにこういう生き物がいないから、なかなか触れ合うことができない。搾乳体験を通して“牛乳は冷たい”と考えていた児童が、本当の牛乳は温かいということを知ったりする。食べ物がどうやってできるかを知ると、食に対する意識も変わる」と話していた。