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厳冬の青空の下で初ショット
伊那市マレットゴルフ協会(諸田秀会長)の新春ダルマ大会が8日、美篶南割河川敷マレットゴルフ場であり、75人が寒さを吹き飛ばす熱戦を展開した。
同協会は06年に創立15周年を迎えることもあり、宮下一郎衆院議員・小坂樫男伊那市長・北原明伊那市教育長などが開会式であいさつ。1年間のすこやかなプレーを祈念して、お神酒で乾杯した。
参加者にはダルマが配布された。 -
食を考える月間パネル展示会
長野農政事務所と伊那市役所は5日から、「食に関するパネル展示会」を市役所玄関ロビーで開いている。
1月は「食を考える月間」。農林水産省は、食の生産から消費までに携わる人すべてに、食への意識を高めてもらおう竏窒ニ、活動しており、パネル展もその一つ。市役所での展示は2年目となる。
今年は食料自給率と食事バランスガイドがテーマ。食料自給率の向上は、新たな食料・農業・農村基本計画の中でも重要視している課題の一つで、今回は具体例やイラストなどを使い、日本の現状を分かりやすく示した。
昨年農水省と厚生労働省が共同で作成した食事バランスガイドは「食生活指針」を図形化したもの。コマ型の図形から、各食品の摂取目安がチェックできるようになっており、自分の食生活を簡単に見直すことができる。パネルでガイドの見方を解説し、年齢や生活形態にあった3通りのガイドを手に取れるようになっている。
16日まで。 -
みはらしファーム
まゆ玉づくり、楽しく伊那市西箕輪のみはらしファームで8日、伝統のまゆ玉づくりがあり、市内外から約40人が参加して、ゆでた米の粉で、蚕のまゆの形をした紅白の餅をつくり、ミズブサの木にさして楽しんだ。
かつては養蚕業の隆盛と五穀豊穣を願って行われていた行事。みはらしファーム公園事務局の牧田豊さんによれば、年明けに里山への入山が許される8日に行われるのが慣わしだったとか。現在では、地域や家庭で行うことも少なくなり、伝統行事を守り・復活させるために、開園以来続けている。7回目。
みはらしファームのファンで茅野市から一家4人で参加した高松さん家族は、「昔、おばあさんの手伝いでやったことがあるが、自分たちが親になってからはやったことがなかった。みはらしファームを訪ねてた時に、この催しがあるのを知り、今年で2回目の参加」と話した。
出来上がったまゆ玉は、1家族1本持ち帰ったほか、残りはみはらしファーム内に飾り、22日のせいの神の祭事で焼いて食べる。 -
信濃錦で仕込み体験会
伊那市の醸造会社、「信濃錦」宮島酒店(宮島宏一郎社長)で8日、日本酒の仕込み体験会があった。市内の正藤酒店、井田屋酒店をはじめ県内各地、愛知・岐阜・京都など他府県からも合計12軒の酒販店が参加。一般市民も加わり総勢30人近くが、もうもうと上がる湯気の中で、こうじをいじったり、蒸米を運ぶなど酒蔵の仕事を体験した。
同社では毎年立春の2月4日に、酒販店や料飲店・一般消費者が、新酒を搾り、瓶詰めして、その日の内に味わう「立春朝搾り」の取組みを行っている。今回仕込んだ酒は、この時に搾る酒。契約を結ぶ飯島町の農家が栽培した無農薬の酒米「美山錦」を使い、自分たちが搾る酒を、自分たちで仕込んだ。
参加者の多くは、05年の田植えや草取り、稲刈りにも参加しており、米づくりからはじめて酒づくりの全工程を体験することになる。
開催を知り夫婦で飛び入りで参加した伊那市西町の登内英雄さんは「仕込む米にこんなに味があるのかと驚ろいた」、奥さんの元子さんは「こうじはかめばかむほど甘味がでてくるのでビックリした」と白衣姿で話した。
田植えから参加しているという京都府の酒販店店主は「米づくりから加わっているので、愛着が沸くし、お客さんに説明する時も力が込められる」と語った。
立春の朝には720mlビン3000本の新酒になる。正藤酒店・井田屋酒店で注文を受付けている。 -
向山県議後援会・公友会
新春顔合わせ会、にぎやかに県会議員の向山公人氏の後援会・公友会の新春顔合わせ会は8日、伊那市の伊那商工会議所大ホールであり、約400人が集まった。
神山公秀後援会長のあいさつに続いて演壇に立った向山県議は「伊那市・上伊那が良くなることは、結果的に長野県が良くなることだと思い活動してきた」と述べ、正副議長の公選制導入、議場への国旗と県旗の掲揚、公共交通網整備特別委員会の設置竏窒ネどを2期目2年の折り返しまでの成果として上げた。
来賓として、宮下一郎衆院議員、小坂樫男伊那市長、宮下市蔵長谷村長、征矢福二JA上伊那組合長、藤沢秀敬伊那商工会議所副会頭があいさつ。夏の県知事選にむけ、田中知事に代わる県知事誕生を訴える声が多く、小坂市長からは「向山さんに出馬を求める声も多い」との発言も飛び出した。 -
小坂氏後援会が新年会
伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属、小沢=の後援会は8日、市内で新年会を開いた。小坂氏は、伊那市・高遠町・長谷村の合併で新伊那市発足に伴う市長選挙への正式な出馬表明は13日以降になるとした。
会場には、支持者約700人が参集。
新年会前の拡大役員会で、市長選に小坂氏を推薦することを決めた。新年会で後援会「やまなみ会」の赤羽政喜会長が報告し、同意を求めると、会場から大きな拍手が沸いた。
小坂氏は「合併は大詰めを迎え、13日の合併協で地域自治区長の権限などを報告する。協議会長として合併を取りまとめたあとで、正式に表明したい。市町村民の理解を得て、ともにすばらしい新市を作りたい」と述べた。
そのあと、宮下一郎代議士、木下茂人・向山公人県議らが激励。
高遠町の伊東町長は「合併をまとめ上げた小坂氏が新市長の適任者。市全体が発展できるかじ取りをしていただきたい」と応援した。
赤羽会長は「近く、役員会を開き、選挙戦に備えた体制を整える」とし、高遠町・長谷村にも後援会支部を立ち上げていく。 -
出初め式 安全確保で決意新た
伊那市消防団の出初め式が9日、中央市街地などであった。高遠町、長谷村との合併前、現伊那市として最後の式のため、分列行進・一斉放水の場所を12年ぶりに市役所付近から移動した。分列行進などには、特別企画の腕用ポンプ(1915年製)も登場し、例年より多い市民らが集まりにぎわった。
消防団をはじめ、赤十字奉仕団、婦人消防隊、少年少女消防クラブなど約600人が集まり、市駅前ビルいなっせ竏駐・M交差点間を分列行進。天竜川・大橋の上流では、腕用ポンプ1基、消防ポンプ24基などが1分間放水し、消防能力の高さを誇示した。
腕用ポンプの放水能力は1馬力で、1分間に270リットルの放水が可能。こぎ手をした団員の一人は「残り30秒がきつかった。昔の人の苦労が偲べました」と肌寒い中、息を切らしていた。
市民会館での式典で田畑安彦団長は、新伊那市発足後の消防団について「各団の歴史と伝統を受け継ぎながら、地域の安全を守る奉仕者として、広域的かつ機能的な予防活動を心がけて取り組んでほしい」と訓示した。
日本消防協会長、県消防協会長などの表彰や、消防音楽隊と消防団ラッパ隊によるアトラクションもあった。
05年の伊那市の火災件数は43件(前年比10件増)、損害額は4078万3千円(同126万5千円減)。団員の出動状況は延べ738人(同712人減)だった。 -
「伊那美篶米」関東圏で販売好調
上伊那農業協同組合(JA上伊那)と全農パールライス東日本が、04年11月に関東圏で販売している「伊那美篶米」は、1年間で300トンを売り上げるまずまずの出だしだ。
石灰岩から流れ出る水で成長した美篶地区の米はミネラルが豊富で、全農の格付けでも特Aランクとして上伊那の他地域より高い評価を得ている。ただ、価格も引き上げてしまい、なかなか消費につながらないという問題もあった。そのためJA上伊那は、美篶の米を上伊那他地域と同じAランクで販売することで、価格を引き下げた。
その中で、価格は抑えつつも、何とか特Aレベルの評価を生かした販売方法がないか竏窒ニ、販売促進方法を模索。全国展開するイトーヨーカドーに話を持ちかけたところ、同社の独自ブランドとして美篶の米を販売することが実現。「伊那美篶米」という名称で上質な米であることをPRし、他地域の米との差別化を図った。
現在、伊那美篶米は、関東圏にある約100店舗で販売しており、美篶地区の出荷の約4分の1を占める。
JA上伊那は、上伊那地域の米を「上伊那米」として東急百貨店で販売し、こちらも年間300トン以上の需要があるという。
JA上伊那の担当者は「これまで内陸の米は、あまり高い評価を受けてこなかったが、食味向上の努力などが、消費者にも評価されてきた結果では」と話している。 -
伊那バス藤沢秀敬社長 年頭あいさつ
06年、伊那地域は2月4日の権兵衛トンネル開通と、3月31日の新伊那市の誕生を迎え、大きな変革の年となります。この地域で、バス・タクシー・旅行・燃料販売という運輸交通業にたずさわる者としては、本年を新しい交流が始まる年として大きな期待の中で迎えたいと思います。
特に権兵衛トンネルの開通で、伊那地域から、木曽だけでなく中京・名古屋方面につながるルートが開けることになります。中央アルプスをはさんだ東西の交流も広がり、広域観光の発展による外部からの誘客も重要になってきます。既に、中央高速バス新宿線の増便を検討していますが、さらに機を見た対応が必要になるでしょう。
しかし、運輸業の基本はあくまで、利用者の皆様に安全・安心を提供することです。大きな変化の年にあっても、この基本を忠実に守り、地味でも堅実に仕事をやっていきましょう。
昨年から工事を進めてきた新社屋も完成間近、1月23日から使用を開始します。3階建て・述べ床面積300坪の建物と、給油設備などを備えた新しい拠点になります。新しい社屋ができても、見た目は良くなったが、仕事の内実がおろそかになった竏窒ネどと、決して言われないよう、一生懸命に仕事をしましょう。
そのためにも、従業員の皆さんが健康管理に努め、1年を笑顔で送られるようにして行きましょう。 -
伊那食品工業 塚越寛会長年頭あいさつ
05年は、テレビ番組をきっかけにした寒天ブームで大変忙しい思いをしました。お陰様で売上げも利益も増えました。しかし、寒天ブームによる急成長は、当社としては欲していたものではありません。
常々私は、「急成長は絶対いけない」と言ってきました。「常に遠くをはかる」という戦略のもとに、毎年種を播き、毎年刈り取る物をつくることが企業経営の基本であり、その営みによって当社は着実な歩みを進めてきました。05年の寒天ブームによる急成長は、こうした企業経営からは逸脱した、突発事態だったと思います。
ブームの始めの頃、私は「そういうものなら売らなくて良い」とも思いました。しかし、健康を求めるお客様が多く、その方々のご要望に応えることもまた会社の使命であると考え、皆さんとともに一生懸命製品を作りました。
今年は、冷静に平常に戻らなければなりません。しかし、いま述べたように不本意ながら急成長してしまったのだとはいえ、その業績をしぼませるわけにも行きません。業界のためにも、関連業者のためにも、そして何より会社の秩序のためにも、05年なみの業績を維持する。そのために昨年以上の努力をしましょう。
実務方針としては、「短くて、わかりやすい表現力を」を掲げました。ブームの中では一生懸命つくれば、売るための努力をしなくても売れるという状況がありました。今年はそれではだめでしょう。メール、手紙、あいさつ、広告竏窒キべてで表現力を磨くことは必ず生産性の向上につながるはずです。 -
健やかなプレーを
伊那市在住のマレットゴルフ愛好者でつくる「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」(池上為夫会長)は7日、06年初打ち大会を同市東春近の三峰川榛原河川敷公園マレットゴルフ場で開いた。会員92人が参加し、36ホール、パー144のコースを満喫。新春早々17人がホールインワンを出した。
開会式は、甘酒で年明けを祝い、お神酒で会の1年間の健やかなプレーを祈願。池上会長は「初打ちの一打一打の快音を味わいながら、立派なスコアで今年をスタートしてください」と会員に呼びかけた。
今年の試合日程は、1、2月がオープン戦で、3月から12月まで公式戦を約30試合こなす。近隣市町村との対抗戦などの特色ある大会も組まれている。
イーナちゃんマレットゴルフクラブでは1月末まで、新会員を募集中。市内在住で年齢は問わない。問い合わせは事務局の平沢さん(TEL72・4513)へ。
大会の成績結果は次の通り。
▽男性 (1)小沢恒二郎104(2)大野田吉治105(3)唐沢恒司、橋爪次男106(4)飯沢章男、向山崇志(5)西沢佑二郎、白沢永司(6)北原忠義、大沢昭人、橋本政春(7)平沢久(8)網野信一郎、北沢清利
▽女性 (1)黒河内加奈子104(2)唐沢シゲル106(3)小平貞子107(4)林清子(5)浅井フミ子(6)鈴木よしゑ、中山和歌子、渋谷香代子
▽ホールインワン 北原忠義、中村良一郎、林茂良、伊坪寿勝、酒井正、小林貢、渋谷雍裕、黒河内厳、横内博、小林邦穂、飯島敏雄、黒河内加奈子、鈴木よしゑ、白鳥栄子、丹羽喜子、池上章子、藤沢シゲ子 -
普段の姿と違う側面を知って…
第32回上伊那教職員美術展は9日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。小・中学校の美術科担当教諭などでつくる上伊那美術教育研究会(三澤久夫会長)の主催。入場無料。
絵画や彫刻、彫塑など、会員30人が一人、1、2点づつの合計40点の近作を出品。メンバーが教職の合間をぬって製作した力作が並ぶ。
絵画が最も多く、水彩画、油画、日本画、アクリル画、テンペラ画など、画法もバラエティー豊富。伊那谷や安曇野などの風景画のほか、自画像や家族などの人物画、花を描いた静物画などがある。
三澤会長は「作品を通じて、担任の先生や美術の先生の普段接している姿と違った側面を知ってほしい。絵を描く楽しみを味わってもらえれば」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時30分)。 -
出初め式あす 12年ぶり中心市街地で
伊那市消防団の出初め式は9日ある。本年は高遠町、長谷村との3市町村合併前の最後の同式として、分列行進・一斉放水の場所を12年ぶりに、市役所駐車場付近から市街地などに戻す。特別企画として腕用ポンプ(1915年製)を団員が手引き分列行進し、その後の一斉放水にも登場する。
腕用ポンプは旧伊那町御園消防組に新調され、昭和初期ころまで使用。ポンプ両端の煽り木の各5人の計10で煽り、ホース側や吸水管側にさらに4縲・人、合計14縲・5人を必要とした。
左右のシリンダー中央の真鍮の容器は「空気室」と呼ばれ、放水される水の圧力の変動を少なくする役目があり、当時としては進んだ機構を備えたポンプだったという。
喇叭(ラッパ)隊吹奏行進は入舟交差点を午後0時05分スタート。分列は同0時15分から、市駅前ビルいなっせ竏駐・M交差点間を行進する。どちらも観閲場所はマルトキ北駐車場入口となっている。
一斉放水は大橋上流右岸で同1時05分から、観閲は大橋北側より天竜川左岸道路上。市消防音楽隊・市消防団喇叭隊演奏のアトラクションは同2時から、市長あいさつ、消防団長訓示、定例表彰などの式典は同2時20分から、ともに市民会館で行う。
雨天の場合は、分列行進と一斉放水は中止し、アトラクションと式典は実施する。 -
小正月の伝統「繭玉」つくり交流
養蚕の降盛と五穀豊穣(ほうじょう)を願う繭玉(まゆだま)つくりが7日、伊那市美篶笠原北村の会所・廣得館であった。地域の幼児や児童のほか、保護者など約50人が参加し、小正月の伝統行事を一緒にたん能した。
小正月の伝統を子どもたちに伝承しよう竏窒ニ、8年前から始まった恒例行事。笠原地域社会福祉協議会のボランティアグループ「ひまわり会」と、笠原シルバークラブのそれぞれの北村地区メンバーの共催。
繭玉は熱湯で練った2キロの米の粉をまゆの形につくり、サカキの木に刺して完成。紅白のきれいな繭玉を約150個仕上げた。初めて見る子どもたち「雪だるまみたい」と大はしゃぎ。最後は一緒に正月の童謡を合唱し、和気あいあいと楽しんだ。
この日は、餅(もち)を短冊形に切った「稲穂」もつくった。
ひまわりの会の北村地区責任者の諸田香子さんは「子どもやお年寄りが、話し合いのできる場所として残していきたい」と、皆が喜ぶ姿を眺めていた。 -
小坂氏後援会がきょう新年会
伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属、小沢=の後援会は8日、JA上伊那本所で新年会を開く。小坂氏は、伊那市・高遠町・長谷村の合併で新伊那市発足に伴う市長選挙に出馬表明するものとみられる。
小坂氏は昨年12月、市議会定例会の一般質問に答える形で、後援会の意思決定がされていないとしながら、権兵衛トンネル開通、合併と大きなターニングポイントを迎え「やらざるを得ない」と出馬の意向を明らかにした。1月中に正式表明するとしていた。
新年会には、支持者600人以上が集まる予定。 -
カフェ「ドゥドゥ」がオープン
伊那市西町区にカフェ「ドゥドゥ」がオープンした。アジアの生活雑貨販売に加え、軽食を楽しめるスペースがある。
ベトナムに滞在した経験を持つ宮島洋子さん=荒井区=が経営する。
1階の喫茶では、ベトナムの家庭料理サンドイッチ、チキンカレー、デザート、飲み物を用意。2階に設けた生活雑貨販売は、ベトナム南部の少数民族が日常生活で使う布をはじめ、バッグ、洗濯かごや野菜入れに活用できるかご、陶器、衣類、香など約150点をそろえている。徐々に品数を増やす予定。
また、希望者にはベトナムの情報を提供する。
宮島さんは「さまざまな人がゆっくりとくつろげる店にしたい。アジア諸国のパワーを発信できたら」と話している。
営業時間はおおよそ午前11時半縲恁゚後9時。1カ月間の利用客の状況を見て決める。不定休。
問い合わせは「ドゥドゥ」(TEL78・5650)へ。 -
長野日本電気 寺澤社長年頭訓話
明けましておめでとう御座います。
産業界は自動車産業と薄型テレビ等デジタル家電の牽引によって活気が出てきております。しかし、電機業界では、各社の業績は斑模様で、かなりのバラツキを呈しており、優勝劣敗が明確になりつつあります。このような環境の中にあっては、開発力・モノづくり力・コスト力・そしてこれらを実現していく優秀な人財等々、総合力に秀でた会社のみが勝ち残っていける時代です。そこで、06年度はこれから述べる諸点に注力していきます。
まず、開発力の強化をしていきます。次に、経営基盤強化のために、是非とも進化させなければならないのが、生産革新です。3つ目が、「自立(独り立ち)と自律」です。勝ち残りそして、発展していく会社というのは、常に自己変革して、環境の変化を先取り出来る会社です。そして、会社の存続と発展は、我社に所属している全ての人達のレベルの高さで決まります。何故かと言いますと、先に述べた全員参加の生産革新は、全員参加の経営改革であるからです。従って、皆さんが生産革新に参画するということは、取りも直さず経営に参加しているということであり、全員が、経営の視点で行動することが必要であると言うことです。その為には、個々人が独り立ちし、そして自律することが大切です。
最後に、皆さんのご健勝とご活躍を心より祈念し、また私達一人ひとりが、自己変革することを確認しあい、年頭の挨拶といたします。 -
伊那谷に木曽地域の看板急増
権兵衛トンネルの開通を前に、木曽地域の看板が伊那市周辺で目立ち始めた。特に中央高速バス新宿線の伊那バスターミナルは、看板の6割近くが木曽地域の看板で埋めつくされている。スキー場や宿泊施設のほか、観光協会の大きな看板もあり、一瞬木曽に来たかのような錯覚におちいるほど。
ターミナルを管理する伊那バスの関係者によれば、05年夏頃から木曽地域からの看板設置の申し入れが増加。貸切バスを利用した観光旅行の訪問先としての売込みも急増し、上下伊那地域の数をしのぐ勢いだという。
広域農道沿でも、電柱看板に木曽の宿泊施設の名前が目立つようになっており、同地域の権兵衛開通をにらんだ誘客の積極姿勢がうかがえる。 -
女性海外研修の帰国報告
伊那市の女性海外研修に参加した主婦春日幸子さん(58)=西春近=が6日、市役所を訪れ、小坂市長に帰国報告した。視察時の写真を見せながら、福祉国家デンマークの現状を話した。
研修は昨年10月25日縲・1月3日の10日間で、高齢者や身障者住宅、女性保護センターなどを訪問。
春日さんは「国民が所得税50%、消費税25%を認めていることにすごいと感じた。税金の4分の1が福祉に充てられ、医者にかかるのは無料。18歳までの教育費も無料だった」と説明した。また「高齢者住宅などは街並みの一角にあり、住民に受け入れられている。中も施設という雰囲気がしなかった。利用者が住んでいた環境のまま生活できることを知ってもらいたい」と語った。
研修の様子は、市報「いな」3月号で紹介する。
研修は95年に男女共同参画計画推進事業の一環として始まったもので、今回で11年目を数えた。市が費用の一部を助成している。 -
安全の地域づくり決意新たに
伊那市の美篶交通安全協会(矢島要治会長)などが主催する恒例の同地区安全祈願祭が6日、美篶公民館であった。40年以上続く市内で唯一の安全祈願祭に、地区の安協、区長会、青少年育成会、消防団など80人以上が参加した。
神事の後、美篶各種団体協議会の赤羽要会長は、国内外で悲惨な事件や自然災害が発生しているとし、「同じ時代、社会で生活しているかぎり、地域に災害などがいつ発生するか分からない。地域全体の和を広げ、お互いに助け合い安全に暮らせる地域づくりの維持を心がけたい」と祭文した。
昨年、広島と栃木の両県で発生した女児殺害を受け、伊那署生活安全課の西澤忠篤課長らが、児童たちの登下校時などの安全対策について講話した。
西澤課長は、昨年の管内の声かけ事案数は26件(うち児童の被害は19件)と報告。美篶については被害が出ていないが、「犯罪者にプレッシャーを与えるよう、地域で安心安全なまちづくりに取り組むことが最大の対策」と、自主防犯意識の高揚を呼びかけた。 -
放火が前年比6件増
伊那消防組合は05年に管内で発生した火災状況をまとめた。火災件数は92件(前年比18件増)で、死者は8人(同6人増)、負傷者は5人(同4人減)、被害総額は1億4425万2千円(同4719万4千円増)。火災原因のなかで最も増加した「放火・放火の疑い」は、前年に比べて6件増の15件だった。
内訳は「建物」が45件(同10件増)、「林野」が6件(同1件減)、「車両」が6件(同1件減)、「その他(廃材・土手焼き)」が35件(10件増)。焼損面積は、建物が3023平方メートル、林野は115アール、車両は6台。焼損棟数は全焼が22棟など合計59棟で30世帯、97人が被災した。
原因は、「放火・放火の疑い」(15件)、「たき火」(11件)、「枯れ草焼き」(9件)、「コンロ・てんぷら火災」(8件)の順で多い。
市町村別の火災発生数は、伊那市43件、南箕輪村18件、箕輪町14件、辰野町10件、高遠町6件、長谷村1件だった。
同消防組合によると、全国的に火災原因は放火、たばこ、コンロなどが増加しているという。「家の周りに燃えやすい物を置かないことや、隣近所での声掛けなど、放火のしにくい環境づくりを心がけてほしい」と呼びかけている。 -
県営住宅で火事 伊那市西箕輪大萱
5日午後8時28分ころ、伊那市西箕輪大萱の県営住宅13号に住む、無職・飯盛安弘さん(73)方から出火。木造モルタル構造トタン葺きの平屋6世帯長屋の一部(焼損面積35・36平方メートル)を全焼し、同時8時38分に鎮火した。この火災で飯盛さんが火傷を負い市内の病院に収容された。
伊那消防署の調べによると、東側の居間と寝室の境付近が出火場所とみられる。飯盛さんが入院しているため、原因は調査中となっているが、室内からの出火で放火の疑いは極めて少なく、失火の可能性が大きいという。 -
はら美術で柴田久慶さんが個展
人物画を通じて自らの思いを描く駒ヶ根市の洋画家・柴田久慶さん(60)の個展が9日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。暖色系の色彩で描きこまれた独特な人物画や風景画など約50点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
柴田さんは国画会や県展などで数多くの賞を受賞し、県展審査員なども勤めてきた。はら美術での個展は初めて。
見る角度やポーズによって、さまざまな表現を可能とする人物画の魅力にひかれ、被写体を通して心の内を表現することに挑んできた。昨年の国画会に出展した作品「MAN」は、近年の世情不安を描写。戦争を繰り返し、弱い者がみじめな思いをする社会をつくり上げた人間の愚かさを表現し、そうした醜い部分は、誰の中にも存在することを訴えかけている。
柴田さんは「絵画を始めて40年近くになるが、やっと絵の具の良さが分かってきた。微妙なタッチを楽しんでほしい」と話していた。
入場無料。9日まで。 -
伊那市在住・出身者の作家洋画展
伊那市在住・出身者の作家洋画展「漸(ぜん)進展」(実行委員会主催)が5日、伊那市生涯学習センター2階ギャラリーで始まった。作家13人が持ち寄った風景、人物、抽象など24点が並び、訪れた人の目を楽しませている。10日まで。
作品は、かやぶきの屋根に雪が積もった「信濃雪景」をはじめ、「街角」「家族」「月と女 曼荼羅(まんだら)」「御岳I」など。一人が最新作1縲・点を展示した。サイズは100号以上の大作が多い。
須沢重雄代表は「作家が精根込めて描いた。大作が多く、それぞれ個性を生かした作品は見ごたえがある」と話している。
作品展は一昨年のセンターオープンのこけら落しとして始まったもので、本年で3回目。「一人ひとりが少しずつでも前に進んでいこうという気持ち」で、昨年までの精鋭作家洋画展から名称を変更した。
開館は午前10時縲恁゚後5時(最終日4時)。入場無料。 -
KOA向山社長年始訓話
◆KOA(伊那市)向山孝一社長
「安全」「品質」を中心に、お客さまに信頼される会社にしていきたい。
兵庫県尼崎JR脱線事故、耐震強度偽装に、安全であって当たり前が当たり前でなくなる混乱を垣間見た。
組織が限られた中で安全に運営されているのか、いつも注意をはらっていかなければならない。異常のサインが異常と感じられなくなり、起こるはずがないことが現実に起こる。事故によって本人、家族、職場に迷惑がかかる。総点検をして安全な職場づくりをしなければならない。自然災害の対応を含め災害は、お客さまの重要な評価基準になる。災害を出さないと胸を張って言える会社にしたい。各職場で火災、はさまれなど災害の危険要因を取り除いてほしい。
製品は人命に直結するもので、万が一は許されない。品質の改善活動を経営の柱にしたい。売り先別でみると、パソコンなどから車になりつつあり、今後も伸びていく。質の高いビジネスが求められる。製品の質をレベルアップしないと生き残れない。お客さまから「KOAがいい」というものづくりをしたい。事故があったら会社がなくなる危険のあるビジネスと肝に銘じて仕事に当たってほしい。
2010年は創業70周年になる。春にビジョンを示したい。
地域社会、家族に対して、年末にいい成果があったと言えるように、地に足をつけて作業してほしい。
健康は自己責任で管理して、明るい職場であるように。1年間、頑張りましょう。 -
1月10日は「110番の日」
伊那署は「110番の日」(1月10日)の一環行事として、110番に関するポスター展を10日まで、伊那市西町区のアピタ伊那店2階エレベーターホールで開いている。
同署管内の小・中学校から応募のあった17作品を展示。事故や事件、怪しい人を見たら110番まで竏窒ニ訴える標語の作品が多く、ポスターの色も赤や黄色など印象的な彩りで、買い物客の目を引いている。
「ドキドキするけど110番」の標語で警察官の絵を画面いっぱいに描いた作品や、「いたずら電話は止めよう」「この番号を忘れない」など、子どもの目線から考えた工夫あるポスターが多数並んでいる。 -
仲良くシュプール描いて…
親子(子どもは小学生以上)を対象とした恒例のスキー教室が5日、伊那市西春近のスキー場「中央道伊那スキーリゾート」であった。技術習得を目指し、市内を中心に駒ヶ根市から6組13人が参加。白銀のゲレンデで雪の感触を楽しみながら、冬休みの一日を満喫した。伊那市教育委員会の主催。
昨年に比べると10人ほど少ない参加だったが、小人数のため指導はみっちり。初心者から何度か滑ったことのある経験者まで、レベルに合わせ2班に分かれ、市体育協会スキー部(細野昭男部長)インストラクターの指導を受けた。
初心者は用具の使い方やブーツの履き方から、経験者は板をハの字にして滑るプルークボーゲンや、板を平行にして滑走するパラレルを学習。ゲレンデは積雪100センチ、雪質も良好で、参加者は滑り方のコツをつかむと繰り返しシュプールを描いた。
駒ヶ根市の阿部厳君(8つ)は母親の真弓さんと同教室に初参加。スキーは3年前から始め、この日は「ゲレンデの上から下まで真っ直ぐ滑ってみたい」と意気込んでいた。真弓さんは北海道出身で、小学校時代からスキーを学んでいたが、実は苦手。しかし、「親子で滑ると楽しい」とスキーを満喫していた。 -
改革・改善、真剣勝負
ルビコンが仕事始めコンデンサのトップメーカー、ルビコン(本社・伊那市、勝山修一社長)の06年仕事始め式は5日、西箕輪の本社であり、営業部門の一部を除く本社450人の前で、登内英夫会長と勝山修一社長が年頭のあいさつをした。
演壇には「改革・改善、真剣勝負の年にしよう」というスローガンが掲げられた。
登内会長は、年頭にあたって、「社員一人ひとりが自分の仕事を見つめ、改革を加え、効率の良い仕事をしてほしい」と訓示。続いて登壇した勝山社長は「景気回復というが先行きは不透明。勝ち組みになるためには、他社が1年かけて行う改善を四半期で行うことが必要」と話した。
最後に05年度新入社員の発声で、社訓と06年スローガンを唱和した。
※勝山社長のあいさつ(要旨)は別項 -
ルビコン 勝山修一社長訓話
小泉首相は年頭あいさつで「構造改革」を自画自賛した。だが、この4縲・年間の「構造改革」を実際に進めたのは民間企業だ。その中で、民間企業の中に勝ち組みと負け組みの分岐が表われた。
景気回復と言われているが、原油価格が高騰しても物価が上がらないなど不透明なところが多い。米国の好景気は今年一年続くか?、中国の好景気が新たなコスト競争を招かないか?、人民元の切り上げがどう響くか?竏窒ネどの疑問もある。為替レートも1ドル121円だったが12月一カ月間で5円も円高になった。為替の変動は電子産業に大きな影響を与える。そういう中で仕事をしていることを忘れてはいけない。
環境はどこの会社も同じだ。改善・改革をいままで以上にどれだけできるかで、今後の勝ち組みと負け組みが決まる。現在勝ち組みと言われる企業はこの4縲・年でかなりの改善をしてきた。当社は、その時期に良い商品を出し業績が上がった影響もあり、改善・改革の面では2年遅れだ。この遅れを挽回し、さらに前進するために、1年分の改善を四半期でやり遂げる気持ちで望もう。仕事に追いかけられるのではなく、仕事を追いかけて行けば必ず達成できる。
会社組織はピラミッド型ではなくアメーバ型でなければならない。誰もが最前線に立ち、誰もが支援部隊に回ることのできる、変動的に動く組織を作り上げて行こう。当面する四半期は「見える化」をテーマに、収益性の改善が見えるところから手をつけ、年間を通じた改善の糸口をみつけよう。 -
かんてんぱぱ・森のドライアート展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールは15日まで、駒ヶ根市在住のクラフト作家・市山泰子さん(51)による「森のドライアート」展と、『かんてんぱぱガーデンに咲く四季折々の花』を出版した植物細密画家・野村陽子さん(52)=山梨県=の細密画展を開いている。植物の異なる側面を楽しめる2つの展示会が、訪れた人たちの目を楽しませている。
園芸種にはない魅力を持つ山の素材の色彩や形にひかれ、リースやオブジェ製作を手がけるようになった市山さん。今回はコケ類、樹皮、木の葉、つるなど、野山にある素材を中心にした作品を多く並べた。
乾燥した青葉だけでなく、枯葉も素材として使った作品も多いが、枯葉が青葉の緑をより鮮やかに見せる一方、青葉は枯葉の温かみを感じさせ、それぞれが作品を引き立て合っている。
市山さんは「あまり人が目に留めないなにげない素材の良さを知ってほしい」と話していた。