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伊那餃子会大型店でイベント
伊那地域の飲食店でつくる伊那餃子会は26日、2月26日の包むの語呂に合わせて市内の大型店で初のイベントを開きました。
これは、伊那餃子を多くの人に知ってもらおうと企画したものです。
伊那餃子会は、平成22年に発足し現在9店舗が加盟しています。
26日は、雑穀アマランサスが具に入った焼き餃子と、揚げ餃子の2種類を普段より50円安く250円で販売しました。
もち米のようにもっちりした感触が具とよくからみ合うのが特徴だということです。
買い物に訪れた人たちは、試食をして餃子を買い求めていました。
餃子を買った人には加盟店で使える餃子の無料券がプレゼントされました。
目標としていた200食は1時間ほどで達成し、店から追加して販売をしていました。
伊那餃子会では、定期的にイベントを開いて伊那餃子をPRしていきたいとしています。
また、地域の食材をつかった餃子の開発にも力を入れていきたいと話していました。 -
予想以上の降雪 除雪費増
伊那市は、この冬降雪が多かったことから、除雪費4000万円を追加する補正予算案を26日開会した伊那市議会3月定例会に提出し全会一致で可決されました。
伊那市では今年度当初予算で4,760万円の除雪費を盛っていましたが、降雪が予想以上に多かったため、さらに4,000万円を追加する補正予算案を今議会に提出し全会一致で可決されました。
伊那市によると12月から昨日までで降雪があった日は11日で、2月20日までの除雪委託料は6,458万円、凍結防止剤は2,300万円となっています。
伊那市では、主要道路278路線、総延長は263.7キロ、を27の業者に委託し除雪をしています。
今定例会には、この他、総額328億円の新年度一般会計予算案や伊那市土地開発公社解散に伴う第三セクター等改革推進債の起債に関する議案など47議案が提出されました。
伊那市議会3月定例会は3月15日までの18日間で、3月6日から8日まで一般質問、15日に閉会する予定です。 -
桜餅風味 発泡酒「さくら」発売
伊那市高遠町の桜の花びらを使った桜餅風味の発泡酒が26日から発売されます。
新たに開発された発泡酒「さくら」は、伊那市観光株式会社が観桜期に合わせて販売するものです。
商品を開発したのは、神奈川県で伊那のリンゴを使った発泡酒などを作っている地ビール製造会社、サンクトガーレンです。
サンクトガーレンによりますと、発泡酒「さくら」は、桜餅風味の味わいが特徴だということです。
ビールの苦味の基になるホップの使用は抑え、風味付けには高遠でとれた八重桜の花びらと葉を使っています。
1本330ミリリットル入り450円となっていて羽広荘、仙流荘、入野谷、高遠さくらホテルで販売されます。 -
長谷循環バスの一部路線変更
伊那市地域公共交通会議と協議会が25日、伊那市役所で開かれ、長谷循環バスの一部路線の変更が了承されました。
会議にはバス運営会社や住民代表などおよそ10人が出席しました。
路線変更となるのは、高遠から長谷杉島を結ぶ長谷循環バスの上村から、ざんざ亭停留所にかけての県道杉島市野瀬線の旧道です。
この区間は山沿いのため、倒木が発生し運行に支障が生じていることから、隣接して通っている新道に路線変更します。
これにより、途中の田本停留所は経由されませんが、ざんざ亭停留所までの距離がおよそ160メートルと近くにあり、地元も路線変更に合意しているということです。
会議ではほかに公共交通の利用促進としてこれまでに行われてきた、夏休みの子ども定期券について今年の春休みも実施することが了承されました。
子ども定期券は小学生500円、中学生1,000円で定期券を購入すれば市内の路線バスに何度でも乗れるもので期間は3月1日から4月3日までとなっています。 -
伊那市民生児童委員協議会が寄付
伊那市民生児童委員協議会は児童養護施設たかずやの里、移転新築費用に役立ててもらおうと現金16万9千円を寄付しました。
25日は、協議会の城倉直彦会長と橋爪傳副会長が伊那市役所を訪れ上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡しました。
民生児童委員は市内に169人いて青少年の健全育成に関する活動を行っています。
寄付は城倉会長の呼びかけにより行われたもので、現金16万9千円が集まりました。
城倉会長は「たかずやの里移転新築に賛同し会員に呼びかけた。子どもたちのために役立ててください。」と話していました。
たかずやの里への寄付は、24日現在で550件あり、金額はおよそ3,000万円となっています。 -
伊那朗読の会発表会
伊那市などの朗読愛好家で作る伊那朗読の会の発表会が23日伊那市のいなっせで開かれました。
会員17人が「自然」をテーマにした小説やエッセイなどを朗読しました。
伊那朗読の会は月に一度活動を行っていて、年に1度発表会を開いています。
このうち入田幹人さんは、椋鳩十の童話、「金色の足あと」を読みました。
人間にとらえられた子ぎつねのもとへ食べ物を運ぶ親ギツネに少年の心が動かされるという話です。
ある参加者は、「読むたびに読み方が変わるのが朗読の難しい所。今日は練習の成果を自分なりに出せました」と話していました。 -
キッズ王国800人が来場
手作りの遊びを楽しむキッズ王国が24日、伊那市の伊那公民館で行われ、親子連れで賑わいました。
24日は、東部中学校の吹奏楽部による演奏でイベントがスタートしました。
キッズ王国は、冬に室内で出来る手作りの遊びを楽しんでもらおうと伊那市公民館運営協議会や子育てサークルのメンバーでつくるキッズ王国実行委員会が毎年開いているものです。
館内には、牛乳パックでびっくり箱を作ったり、小さい子供が口に入っても安全な小麦粉粘土を使って作品をつくるコーナーなどが設けられました。
このうち新聞紙をちぎった紙のプールでは、子どもたちが頭から紙をかぶったり投げ合ったりして楽しんでいました。
また、さかな釣りのコーナーでは、紙に書かれた魚の絵を、磁石を使って釣り上げていました。
会場には、中学生や高校生などのボランティアの姿もあり、子どもたちと一緒に工作をしたり、会場の案内などをしていました。
キッズ王国実行委員会によりますと24日は、およそ800人の来場があったということです。 -
天竜川にコハクチョウ飛来
伊那市山寺の水神橋近くの天竜川にコハクチョウ10羽ほどが飛来しています。
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広域的に課題取り組みへ
伊那谷の発展を目指し、中核となる伊那市、駒ヶ根市、飯田市の3市長は23日、連携を強化していこうと「伊那谷三市連携推進声明」を発表しました。
この日は駒ヶ根市役所で署名式が行われ、白鳥孝伊那市長、杉本幸治駒ヶ根市長、牧野光朗飯田市長が連携推進声明の声明文に署名しました。
重点的に取り組む課題として ○リニア中央新幹線の建設促進 ○国道153号や三遠南信自動車道など広域的道路の整備 ○JR飯田線の利用促進と利便性向上 ○広域観光による交流人口の拡大 をあげています。
伊那市の白鳥市長は「自治体単独ではできなかったスケールの大きいことができるようになる。これからが楽しみ」と話していました。
飯田市の牧野市長は「大きな交通プロジェクトが進む中で、広域的な課題について、三市が連携しながら伊那谷の要となって取り組んでいかなくてはならない」と話していました。
駒ヶ根市の杉本市長は、台湾人観光客をターゲットに、4月20日から5日間、伊那谷各地の桜の名所を自転車でめぐるツアーを企画していることを説明し「ひとつの観光地では満足してもらうのが難しい時代。広域的な観光として、連携した取り組みの第一歩になれば」と話していました。 -
伊那まち逸品フェス
伊那市の中心商店街の自慢の逸品を集めた伊那まち逸品フェスが23日から荒井のタウンステーション伊那まちで始まりました。
逸品フェスは、それぞれの店の自慢の逸品を知ってもらおうと伊那まちの再生やるじゃん会が開いたものです。
会場には、11店舗から自慢の品が集まりました。
越後屋菓子店の伊那のまゆ。
和菓子処菊香堂の上生菓子。
菓子庵石川のちいずくっきい。
増田屋製菓のカリマン。
カク万伊藤園のさくら茶。
内津屋商店のほうじ茶。
内山金物店のSUWADA爪切。
朝日スポーツの教育パワーシューズ。
ダイ十呉服店のらくちん草履。
ワンデイの貴金属新品仕上げサービス。
丸千伊原商店のインテリアリペアサービス。
訪れた人は店主から商品の説明を聞いたり、試食をしながら買い物をしていました。
伊那まち逸品フェスは明日までタウンステーション伊那まちで開かれています。 -
旧井澤家住宅でひな祭り展
桃の節句に合わせ、伊那市西町の旧井澤家住宅では「ひな祭り展」が開かれています。
展示は、ひな祭りの雰囲気を感じてもらおうと伊那部宿を考える会が開いているもので、会場にはひな壇飾りやつるし雛などおよそ130点が並んでいます。
地域住民が、使われなくなった雛人形などを持ち寄り展示していて、江戸時代の押絵びなや昭和の箱入りびななど歴史を感じさせる雛人形も並んでいます。
また、女の子の祭りということで、昔結婚式などで使われた着物が並び、華やかさを盛り立てています。
伊那部宿を考える会の森功会長は「足を運んでいただき、春を感じてもらいたい」と話していました。
旧井澤家住宅のひな祭り展は、3月3日までで、3月2日、3日には甘酒の振る舞いも予定されています。 -
エコパーク登録目指し知識深める
ユネスコエコパークについて知識を深める「エコパークフォーラム」が23日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。
この日は、有識者による講演が行われ、会場を訪れた人達が知識を深めました。
ユネスコエコパークは、生物多様性の保全と人間生活の調和や持続的な社会の発展のモデル地域として、ユネスコが認定する地域です。
世界では610か所、国内では5か所が登録されています。
この日講師を務めた、横浜国立大学准教授の酒井曉子さんはエコパーク登録のメリットについて「世界に通じるブランド価値や学習の場としての活用のほか、地域住民の誇りが生まれ、地域のまとまりが熟成される」と説明していました。
また、静岡大学特任教授の増沢武弘さんは「高い山だけでなく、深い谷があり、そこに文化や生物が根付いている。こういった地域はここにしかない」と話し、エコパーク登録に向け、南アルプスの魅力について説明していました。
伊那市を含む南アルプス近隣市町村では、ユネスコエコパーク登録に向け、今年中に申請を行なうことにしています。 -
富県ふるさとまつり
伊那市富県の区民が歌や伝統芸能などを発表する、ふるさとまつりが24日行われました。
ふるさとまつりは、富県ふるさと館で活動しているサークルなどが一同に会し、日ごろの練習の成果の発表の場にしようと毎年この時期に行われていて今回で33回目です。
24日は、地元の獅子舞保存会や富県小学校の児童、ダンスグループなど22団体およそ300人が出演しました。
このうち、富県貝沼に伝わる貝沼獅子舞保存会は、五穀豊穣を願い、舞を披露しました。
雌獅子のみが舞うのが特徴です。
貝沼の獅子舞は、一時途絶えていましたが、伝統芸能を残していこうと地区の青年会によって昭和40年に復活しました。
現在は、15人の会員がいて地区のまつりや敬老会などで舞を披露しています。
また、富県小学校の合唱クラブは、ふるさとなどの童謡を披露していました。
訪れた人たちは様々なステージを楽しんでいました -
長野県シニア大学伊那学部卒業式
高齢者の社会参加と仲間づくりを目的とする長野県シニア大学伊那学部の卒業式が18日伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
今年度卒業するのは、2年間の課程を修了した35期生105人です。
シニア大学は、高齢者の社会参加と仲間づくりのために長野県長寿社会開発センターが行っているもので、健康や歴史についてなど2年間で120時間のカリキュラムがあります。
今年度の卒業生の平均年齢は68.5歳で最高年齢は80歳です。
寺井直樹学部長は、「長寿社会を明るくするために、主体的に社会の担い手となることを期待します」と式辞を述べました。
卒業生を代表して伊那市の関川重雄さんは、「2年間の知識をこれからより一層深め、充実した長い人生を送っていきたい」と話しました。 -
都市計画道路 2路線廃止1路線
都市計画道路として整備されることが決まっていた伊那市内の2路線の計画が廃止に、1路線の計画が変更されます。
廃止となるのは、昭和27年に計画決定された河東線およそ1,800メートルと春日町狐島線600メートルです。
河東線は、伊那市の環状道路を南北に結ぶ幹線道路として計画されましたが、この路線に並行した市道が整備されたことなどから廃止となります。
春日町狐島線は、市街地から天竜川を渡り住宅街へと結ぶ幹線道路として整備が計画されましたが、当時この路線の周辺にあった法務局や伊那建設事務所が移転したことなどから廃止が決まりました。
他に、計画が変更されるのは高遠町総合支所入口交差点から760メートルの路線です。
すでに整備が終わっている100メートルを除いた670メートルの計画が廃止となります。 -
伊那商工会議所青年部 30周年の節目祝う
伊那商工会議所青年部の30周年記念式典が22日、伊那市で開かれ、会員が節目の年を祝いました。
式典には、およそ100人が出席し、これまでの活動を振り返ったほか、互いの親睦を深めました。
小池真一部長は「青年部の活動は日々進化している。今後も地域のために活動していきたい。」とあいさつしました。
また青年部初代部長で、小池さんの父親の小池先夫さんは「独自の発想や行動力で地域社会に認知されてきた。青年部に関わった人たち全てに賞賛を送りたい。」と祝いの言葉を述べました。
青年部にはおよそ70人の会員がいて東日本大震災の復興支援やイベントの開催など社会貢献活動を行っています。 -
クリスマスローズ展 24日まで
春先に咲く花「クリスマスローズ」の展示会が22日から、伊那市西春近のくぬぎの杜で始まりました。
上伊那を中心に、県内外の会員およそ40人でつくる信濃クリスマスローズ愛好会が毎年この時期に開いているもので、会場にはおよそ120鉢が並んでいます。
このクリスマスローズ、大きな花びらのように見えるのは花を支える「がく」です。
がくが色付き、花のように見えるため、長い期間楽しめる花です。
5枚のがくからなり、落ちないことから「合格」(5がく)の語呂合わせで縁起の良い花とも言われているということです。
今年は、栽培が難しい原種の花も10鉢ほど並んでいて、訪れた人達の目を楽しませていました。
平松生男会長は「会員が丹精を込めて花を咲かせた。ぜひ見に来てもらいたい」と話していました。
クリスマスローズ展は、24日(日)までくぬぎの杜で開かれていて、「育て方、楽しみ方」の講習会も開かれる予定です。 -
伊那市今年度二酸化炭素排出量 大幅削減
地球温暖化対策として、二酸化炭素の削減に取り組む伊那市は、今年度の年間の削減目標3千トンを大幅に上回る、1万2千トンを削減できると試算しました。
これは22日開かれた伊那市地球温暖化対策エコリーダー協議会で報告されたものです。
市では昨年度「伊那市地球温暖化対策実行計画」を定め、二酸化炭素の年間排出量を、基準となる1990年度と比べ2018年度までに2万9千トン削減、経済状況などをふまえた実質的な削減量を9万6千トンとしています。
これに基づき、今年度の削減目標を、2009年度と比べて3千トンの削減とし、小学4年生を対象にした子どもエコツアーや、夏場の節電対策としてグリーンカーテン運動などを実施してきました。
その結果、2009年度と比べ4月から12月までにおよそ1万5千トンを削減。
1月から3月までについても、過去3年間で1番多かった月の数値をあてはめても年間の排出量は35万9千トンと試算され、2009年度の37万1千トンよりおよそ1万2千トン少なくなると試算しました。
市では、バイクや自転車に交通手段を変えるステップアップエコ通勤を推進する他、これまでの取り組みを継続し目標達成を目指すとしています。 -
第20回きさらぎ友好杯剣道大会
上伊那の小中学生の剣道大会「きさらぎ友好杯剣道大会」が17日、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれました。
大会には、上伊那を中心に14の剣道教室から240人の小中学生が出場しました。
この日は、個人戦総当たりによる予選リーグと決勝トーナメントが行われ、学年別の部門優勝を目指して熱戦を繰り広げました。
きさらぎ友好杯剣道大会は、伊那市の剣道クラブ、伊那剣心館主催で平成6年から毎年開かれていて、今年で20回の節目を迎えました。
生徒数の減少に伴い、剣心館主催での開催は今回が最後となるということです。
伊那剣心館の橋爪利彦会長は、「さみしい思いもあるが、今回はひとつの区切り。どこの大会に出ても上伊那の選手は強いと言われるよう、それぞれの教室で稽古をつんでもらいたい」と話していました。 -
第41回伊那まつりは8月3日.4日
今年の第41回伊那まつりは、8月3日、4日の2日間、「翔(はばたけ)」をテーマに行われます。
21日は、伊那市役所で、伊那まつり実行委員会が開かれ、今年の実施方針が示されたほか、各専門委員会などの正副委員長の選出などが行われました。
今年の第41回伊那まつりは、市民おどりを8月3日(土)に、花火大会を4日(日)とし、テーマは「翔(はばたけ)」とする方針が示され、了承されました。
市民おどりについては、今年も、伊那節・勘太郎月夜唄と、ダンシングオンザロードの時間帯を分けずに実施すること、次世代を担う子供に、伊那節などを普及するため去年から始めた歴史学習を継続することなどが決まりました。
また、花火大会の前に天竜川で行う灯篭流しの目玉イベント化を検討していくとしています。
白鳥孝伊那市長は、「市民が楽しむのはもちろんだが、外部からもお客さんが来てくれるような、魅力を発信できるまつりにして欲しい」と話していました。
なお、今回から、実行委員会を通年化したため例年よりも2か月早い会の開催となりました。 -
「南アからシカ排除 必要」
ニホンジカによる食害から南アルプスの高山植物を保護する活動の報告会が今日開かれ、亜高山帯、高山帯から徹底的にシカを排除することが必要といった報告が行われました。
21日は、伊那市のいなっせで、南アルプス食害対策協議会の活動報告会が開かれ、関係者や一般など70人ほどが出席しました。
協議会は、ニホンジカによる食害から、南アルプスの貴重な高山植物などを守るために、環境省、林野庁、信州大学農学部、長野県、伊那市など関係する市町村が平成19年度に立ち上げました。
今年度は、5年の節目となることから、これまでの活動経過や調査の報告が行われました。
協議会では、平成20年度から、南アルプス仙丈ケ岳の馬の背に、防護柵を設置しています。
順次範囲を拡大し、平成24年度には、7か所、総延長は1キロ、面積にして1.5ヘクタールに防護柵を張っています。
報告会の中で、信州大学農学部の竹田謙一准教授は、5年間の調査のまとめを発表しました。
竹田准教授は、ニホンジカの影響が生じていなかった1980年代の植生に回復させる必要があることを前提として、防護柵には一定の効果が見られるが、回復した植物の種類に偏りがあり、どの程度まで人間が介入するべきか検討する必要があると話しました。
また、植物の保護には、ニホンジカの調整が必要だとまとめました。
竹田准教授は、ニホンジカの痕跡が多く認められるダケカンバの林が捕獲の候補地になるのではないかと話していました。
協議会では、来年度も、防護柵の設置など、活動を継続していく考えです。 -
ロータリー顕彰 柄山祐希さんが受賞
伊那ロータリークラブは、野草講座などを通じ教育文化に貢献したとして、伊那市の柄山祐希さんを表彰しました。
21日は伊那市西町のプリエキャスレードで顕彰式が行われました。
柄山さんは、長野県植物研究会会員で、県自然観察インストラクターなどを務めています。
また、27年にわたり市内の公民館で野草講座の講師をつとめています。
伊那ロータリークラブは、講座などを通じて青少年の育成や、教育文化の発展に貢献したとして表彰しました。
柄山さんは、「講座を通してみなさんと自然に触れられるのを生きがいにしている。これからも、伊那谷の自然の素晴らしさを伝えていきたい」と話していました。 -
中山量子さん 保育園にお手玉寄贈
伊那市美篶末広の中山量子さんは、手づくりのお手玉110個を19日、美篶保育園の園児にプレゼントしました。
19日は、中山さんが保育園を訪れ、2色の手づくりのお手玉110個を園児1人ひとりに手渡しました。
中山さんは、子ども達に昔の遊びにふれてもらおうと5年前からお手玉を作り年長園児にプレゼントしています。
園児らは、中山さんからお手玉の遊び方を教わり楽しんでいました。
中にはお手玉を高くあげ過ぎてしまう子も・・・。
中山さんは「子ども達が楽しんでくれることを想像しながらお手玉を作った。元気とパワーをもらいました」と話していました。 -
一般会計当初予算 過去最高328億5千万円
伊那市は、過去最高となる総額328億5千万円の平成25年度一般会計当初予算案を20日、発表しました。
伊那市の平成25年度の一般会計当初予算案は、総額328億5千万円で、今年度の当初予算と比べ33億円、率にして11%あまりの増となっています。
これは、公民館や保育園の整備など計画していた大型事業などに加え、土地開発公社の解散が重なった事によるものです。
歳入では、市税を81億6千万円と見込んでいて、今年度と比べ5千万円、率にして0.6%の増となっています。
このうち法人市民税は、長引く景気の低迷や国の税制改正などにより、マイナス5%、3千万円減の5億8千万円を見込んでいます。
地方交付税は、ほぼ今年度並みの100億円を見込んでいます。
また、市の借金「市債」は、59億円で、120%、32億円の増額となっていて、このうち20億円は、土地開発公社の解散に伴い、市が公社にかわり弁済する為です。
一方、歳出では、新規就農者の支援や、空き家を活用した定住促進を図る事業に1億円。
伊那公民館や西箕輪公民館、竜東保育園の改築などに、13億円。
伊那市駅を中心に、伊那北駅と沢渡駅を活用した情報発信などをする、JR飯田線の利活用促進に400万円。
平成26年に国立公園指定から50周年を迎える南アルプスの観光PRなどを行う事業に1千万円となっています。
伊那市の平成25年度当初予算案は3月の定例市議会に提出されます。 -
今年のさくら祭り 開花宣言基準木南ゲートへ
伊那市は、去年の高遠城址公園さくら祭り期間中の有料入場者数が過去6番目に少なかったことを受け、今年のさくら祭りでは、花が早く咲く南ゲート付近の木を開花宣言の基準木とすることを決めました。
20日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれた高遠城址公園さくら祭り対策打ち合わせ会議で伊那市が示し、了承されました。
これまでは公園開きから散り終わりまでが有料入園期間でしたが、去年は基準木が咲いた翌日から散り終わりまでを有料入園期間としました。
そのため去年の有料入園者数は有料化以来6番目に少ない17万4,729人でした。
会議では、基準木を公園内で最も早く咲く南ゲート付近とすることを決めました。
また、今年は初めてJR東海の飯田線の駅をめぐるイベントとタイアップし、JR飯田駅から城址公園、市内の観光施設などをめぐるツアーバスを運行します。
信州そば発祥の地のPRイベントとして、会津若松市と協力して高遠そばの提供も企画しています。
なお、高遠町下山田のシャトルバス乗り場は廃止となります。
今年の高遠城址公園さくら祭りは公園開きが4月1日で、期間は30日までの一か月間です。 -
春富中で立春式
昔の成人の儀式元服になぞらえ人生を生き抜く誓いをたてる立春式が15日、伊那市の春富中学校で行われ、生徒が決意を新たにしました。
立春式は、職場体験を通じ働くことの意味や自分の人生について考え始めた2年生に、責任と自覚を持ってもらおうと初めて行われたものです。
生徒を代表し三澤祐太郎君は「誰かに甘えていた自分を卒業し、学校の顔として生徒会や部活動を引っ張っていきたい」と決意を述べました。
他に、去年10月に行われた職場体験学習で学んだことを生徒4人が発表しました。
このうち、伊那ケーブルテレビを訪れた渡部愛美さんは「自分の思うように仕事を終わらせることができた時やりがいを感じられる」と話しました。
他に、検察庁を訪れた平澤瞭君は「豊富な知識と勇気があれば、いざという時に適切な対応をとることができる」と話しました。
春富中学校の村田正美校長は「志と自覚を持って日々を過ごし、社会で生き抜く力を養ってほしい」とエールを送っていました。 -
公立高校前期選抜試験 合格発表
公立高校前期選抜試験の合格発表が19日、県内の高校で一斉に行われました。
このうち高遠高校では午後1時に校舎前に合格者の受験番号が張り出され、生徒や保護者が番号を確認していました。
高遠高校の前期選抜は1.48倍で48人の募集に対し71人が受験しました。
前期選抜試験は県内72校で実施され7,245人が受験し4,490人が合格したということです。
後期選抜は2月26日から28日まで志願の受け付けを行い3月12日に試験が行われることになっています。 -
東京海上日動株式会社がアンサンブル会に車いす寄贈
東京海上日動火災保険株式会社長野支店は、社会福祉法人アンサンブル会に19日車椅子1台を寄贈しました。
19日は東京海上長野支店の八木公彦支店長らが伊那市西箕輪のアンサンブル伊那を訪れ、車椅子を贈りました。
東京海上長野支店は、伊那など県内に6つの事業所があり、地域に貢献しようと18年前から県内の福祉施設などに車椅子を寄贈しています。
車いすは、社員100人ほどから集まった募金と補助金で購入したものです。
アンサンブル会の小椋理事長は、「社員一人ひとりが社会貢献に参加され、民間の応援団のようで心強い。車椅子は施設で有効に使いたい」と感謝していました。
八木支店長は、「長野県で仕事をしている以上少しでも地域の役に立てるよう、これからも車椅子の寄贈を続けていきたい」と話していました。 -
2月14日にスギ花粉を初観測
飯田保健福祉事務所は、今月14日にスギ花粉を初観測したと発表しました。
飯田保健福祉事務所によりますと、2月の14日(木)に飯田下伊那地域でスギ花粉を初観測したということです。
飛散開始にはなっていないということですが、今後、暖かい日や乾燥した風の強い日などには、スギ花粉が飛散すると予測していて、花粉症の人は、医療機関や薬局に相談するなど早めの予防対策を呼びかけています。 -
アマランサス作品展
雑穀「アマランサス」をテーマにした絵画作品展が伊那市役所1階市民ホールで開かれています。
ホールには、伊那市の美篶保育園の年長園児が描いた作品およそ50点が展示されています。
美篶保育園では去年6月にアマランサスの種を保育園の中庭に撒き、育ててきました。
これらの絵は自分たちが育てたものを見ながら去年9月に描いたものです。
作品展は伊那市やい縲怩ネ雑穀ネットワークなどが、幼い頃から雑穀に親しみ、関心を持ってもらおうと開いているもので今年で3回目です。
伊那市は、「作品展を通じて多くの人にアマランサスを知ってもらいたい」と話していました。
作品展は22日金曜日まで伊那市役所1階市民ホールで開かれています。