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記念の1枚に スタジオで写真撮影
伊那市西町にある、写真館風の丘デュポンタンは、市内にある障害者福祉関連施設「伊那ゆいまーる」の利用者を招待し、無料で写真撮影を行いました。
15日は、伊那ゆいまーるの利用者、11人が写真館を訪れると、店のスタッフが化粧やヘアメイクを行い、あらかじめ決めていた衣装に着替え、撮影が始まりました。
伊那ゆいまーるの関係者によりますと、障害を抱えた人やその家族は、スタジオでの撮影を遠慮し、成人式等の記念写真が無い人もいるという事です。
伊那ゆいまーるのスタッフから事情を聴いたデュポンタンでは思い出にしてもらおうと、今回、創業100周年の記念事業の一環としてボランティアでの撮影を行いました。
この日撮影された写真は、記念写真としてプレゼントされるという事です -
交通安全啓発案山子壊される
交通事故が多発する国道361号権兵衛街道に設置された交通安全啓発案山子が何者かに壊されていたことが15日分かりました。
交通安全啓発案山子は、伊那市高遠町の矢澤親男さんが制作したもので現在、矢澤さんが修復作業にあたっていす。
矢澤さんによりますと壊されているのがみつかったのは、連休明けで案山子を支える土台と支柱が破損していたということです。
案山子が設置された伊那市西箕輪と南箕輪村南原を通る国道361号は去年2件の交通死亡事故が発生し3人が亡くなっています。
矢澤さんが事故防止のため警察官そっくりの案山子を作り、去年12月に設置したところそれ以降この道路で死亡事故は起きていません。
修復した交通安全啓発案山子は20日に再設置するということで、矢澤さんをはじめ、警察や伊那交通安全協会では「2度とこのようなことを起こさないでほしい」と話しています。 -
超自然の大地 7月7日伊那文化会館で先行上映
伊那市西春近出身でアメリカシカゴ在住の映画監督梶野純子さんが、原発事故に苦しむ福島県の農家を取材した映画「超自然の大地」が、7月7日に伊那文化会館で先行上映されます。
映画は、汚染されてしまった土地で安全な農作物を作ろうと取り組む福島県の有機農家を取り上げたドキュメンタリーです。
梶野さんは、夫で同じく映画監督のエドワード・コジアスキーさんと共に震災のあった年の5月から取材を始めました。
撮影は、2年間で200時間以上に及び、それを90分にまとめたということです。
13日は、梶野さんの活動を支援したいという有志でつくる実行委員会が立ちあがり、上映会に向けた初めての会議を伊那市のいなっせで開きました。
委員長には、梶野さんが伊那北高校在籍時に校長だった唐木近一さんが選ばれました。
梶野さんは「自分の故郷で生き続ける方法を模索し、次の世代へとその成果を残そうとする福島の人の力強い姿を見て欲しい」としています。
先行上映会は、7月7日午前10時からと午後1時からの2回伊那文化会館で開かれます。
チケットは前売りが1,300円、当日は1,500円、高校生以下は800円となっています。
それぞれ上映後梶野さんのトークショーが行われます。 -
伊那まつり Tシャツとうちわデザイン決まる
伊那まつりの公式Tシャツとうちわの図案が決まりました。
Tシャツに採用されたのは、伊那市の高坂智子さんの作品です。
誰にでも親しんで着てもらえるデザインが評価されました。
うちわに採用されたのは香川県の垂水秀行さんの作品です。
切り絵というアイデアがよくその効果が充分でているところが評価されました。
うちわは一口2万円で企業名などが入ったものを200本作ることができるということで伊那まつり実行委員会では協賛する企業などを募集しています。 -
南箕輪中部保育園 こいのぼり運動会
南箕輪村の中部保育園で9日、こいのぼり運動会がありました。
中部保育園では、毎年4月下旬にこいのぼりをあげ、5月上旬にこいのぼり運動会を行っています。
9日は、園児およそ170人が、体操や玉入れなどを行いました。
競技の1つ、「くぐってひろってこいのぼり」は、カラートンネルをくぐり、その先で、年長園児お手製のこいのぼりと、お菓子を受け取るものです。
園児は、出口を目指して一生懸命くぐっていました。
清水ふみえ園長は、「こいのぼりのように元気に成長してほしい。新年度が始まって1カ月経つので、これからも元気に保育園に来て、楽しい日々を過ごしてほしい」と話していました。
中部保育園では、今年度から「なかよしの日」を決め、毎月1回の散歩や歌などで、年齢が違う組の園児同士で、交流する予定だということです。 -
ウォーキングで地域の自然や文化に理解深める
伊那市西町の住民が、地域を歩きながら交流する、さわやかウォーキングが、12日行われました。
さわやかウォーキングには、住民およそ120人が参加しました。
このイベントは、子どもからお年寄りまで参加できる行事として、毎年行われているもので今回で10回目となります。
この日は、伊那文化会館を出発し伊那街道などを通り伊那西小学校へと向かうおよそ9キロのコースを歩きました。
文化会館南側の「うぐいす洞」では、地域の自然に詳しい中村昭章さんが、この周辺一帯が昭和36年に県内で3番目に鳥獣保護区に指定された等と説明し、「森を守った先人達に感謝し、後世に憩いの場所としてこの自然を残していきたい」と話していました。
参加人達は、地域の歴史や文化について理解を深めていました。 -
伊那市が交通死亡事故ゼロ300日達成
去年6月4日以降、交通死亡事故ゼロ300日を達成した伊那市は、県交通安全運動推進本部から賞状が伝達されました。
伊那市では、去年6月4日に交通死亡事故が発生して以降13日まで、343日間交通死亡事故が発生していません。
13日に、伊那合同庁舎で行われた伝達式では、上伊那地方事務所の青木一男所長から、白鳥孝伊那市長に賞状が手渡されました。
上伊那地方事務所によりますと、伊那市は、平成18年と平成21年に200日を達成しましたが、300日を達成したのは、今回が初めてということです。 -
日本和装長野学院 手描型友禅作品展
第7回日本和装長野学院手描型友禅作品展が、9日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
日本古来の染色技術で染めた着物やのれんなど、会場にはおよそ300点の作品が展示されています。
友禅染めは、生地に模様を染める日本の代表的な技法のひとつです。
日本和装長野学院は、3年に1度行われる、友禅の全国大会に向けて、作品作りをしています。
日本和装長野学院の学院長で伊那市在住の福澤弘子さんは、「今回の作品展には、着物や帯だけでなく、Tシャツやバッグなど実用的な物もあります。伝統ある友禅の技法を、次の世代に伝えていきたい」と話していました。
手描型友禅作品展は、13日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
上牧マレットゴルフ場完成
地域住民が手作りで新たに整備した上牧マレットゴルフ場がこのほど完成し12日、記念大会が開かれました。
12日は新マレットゴルフ場完成の記念大会が開かれ地域住民およそ40人が参加しました。
この一帯は、以前からマレットゴルフ場でしたが、地区の里山づくりのため木を伐採したことに合わせ新たに整備しなおすことにしました。
新しく完成したマレットゴルフ場は18ホール、パー72の起伏に富んだコースとなっています。
また障害物となる切り株をあえて残すなど難しいコースがいくつもあります。
参加した人たちは地区住民手作りのコースを楽しみながら交流を深めていました。
上牧区では里山づくりの一環として、県の元気づくり支援金を活用し遊歩道もつくる計画で、住民の健康づくりと交流の場にしていきたいとしています。 -
伊那市災害時応援協定関係者会議
伊那市と災害時応援協定を結んでいる団体と市の担当者が、災害時の対応などを確認する会議が7日市役所で開かれました。
会議には、伊那市と災害時の応援協定を結んでいる小売業や建設業、介護施設など39団体と市の担当職員、あわせて100人ほどが出席しました。
災害時応援協定は、伊那市が災害時のライフライン早期安定のため、各種団体に協力を求めるものです。
会議は、担当者同士が顔の見える関係を築き、災害発生時に迅速な対応ができるよう毎年開かれているものです。
会議では災害時の連絡先や、協力の内容などを確認していました。
伊那市では、必要に応じて協定団体と合同の防災訓練も行っていきたいとしています。
伊那市は4月1日現在50団体と災害時応援協定を結んでいます。 -
春の高校野球県大会 弥生勝利、上農惜敗
春季・北信越高校野球・県大会の1回戦が11日、県営伊那野球場などで行われ、伊那弥生ケ丘は創造学園に延長で競り勝ち、上伊那農業は、東京都市大学塩尻に惜しくも敗れました。
夏の選手権大会のシード権をかけた春の県大会1回戦。このうち県営伊那野球場では上伊那農業がおととしの夏の優勝校、東京都市大塩尻と対戦しました。
球場には雨の中多くのファンが集まり、試合を観戦していました。
試合は序盤から都市大が優勢に進めます。
4対2で迎えた3回の裏、上伊那農業の攻撃。3番の3年生・松田がレフトスタンドに飛び込むソロホームランを放ち、1点差に詰め寄ります。
4回の表には、ピッチャー・2年生の八幡が1アウトからランナーを出しますが、相手打者を内野ゴロに打ち取り、ダブルプレーでピンチを切り抜けます。
しかし、4回以降は投手戦となり、最後まで点を奪うことができなかった上伊那農業は、4対3で惜しくも敗れました。
一方伊那弥生ケ丘は、諏訪市の諏訪湖スタジアムで創造学園と対戦し、延長11回に1点を奪った弥生が7対6で下し、夏の選手権大会のシード権を獲得しました。
勝利した弥生は12日、諏訪湖スタジアムで地球環境と対戦することになっています。 -
新緑の季節 各地で山野草展
新緑の季節を迎え、伊那谷の各地で、山野草展が開かれています。
箕輪町の木下公民館では、信州みのわ山野草クラブの展示会が開かれ会場は多くの人で賑わいました。
エビネやヤマユリなど、会場には会員が丹精込めた山野草、およそ200点が並んでいます。
地域の山野草愛好家で作る信州みのわ山野草クラブは、毎年、一般の人でも入手しやすい山野草を集めて展示していて、今回、節目の20回を迎えました。
今年は春先の不順な天候により苦労したということですが、今回の展示会に合わせて花を咲かせることができたということです。
白鳥征男会長は「今年は天気に悩まされ、本当に苦労した年。会員が丹精込めた山野草をぜひ見に来てもらいたい」と話していました。
信州みのわ山野草クラブの作品展は、12日まで箕輪町の木下公民館で開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
伊那文化会館 開館25周年記念事業始まる
伊那文化会館の開館25周年記念事業のオープニングセレモニーが11日行われました。
セレモニーには文化団体や教育団体の代表者など30人ほどが出席し、テープカットで5月から始まる記念事業のオープニングを祝いました。
伊那文化会館は、昭和63年12月1日に開館し、これまでにおよそ335万人が来場しました。
開館25周年を記念して5月から2014年2月にかけて展示や公演などの記念事業が企画されています。
山北一司館長は、「いろんな方の協力があり、文化事業の長いリレーを受け継いでこれた。これからも地域のために文化活動をしていきたい」と話していました。
11日から開館25周年事業の一つ、写真家中垣哲也さんの作品展「オーロラ展」が美術展示ホールで始まりました。
中垣さんはオーロラの魅力を多くの人に伝えようと平成19年にプロの写真家となりました。
この作品は、連続で撮影した写真を加工して、オーロラの動きを再現したものです。
平成19年から21年にかけてカナダやアラスカなどで撮影されたものの中から選び抜かれた映像です。
中垣さんは、「オーロラはダイナミックで美しい自然現象。多くの人にオーロラの魅力を知ってほしい」と話していました。
中垣さんの写真展は24日金曜日まで伊那文化会館で開かれています。 -
信州伊那野草会 山野草大展示会
信州伊那野草会による山野草大展示会が、11日と12日の2日間、伊那スキーリゾートで開かれます。
10日は、展示に向けて、会員たちが準備を進めていました。
会場には、およそ200種類340点が並びます。
信州伊那野草会の飯島隼人会長は、「多くの人に作品を見てもらうと共に、会員同士で作品の勉強をして、今後も良い作品を手掛けたい」と話していました。
山野草大展示会は11日と12日の2日間、伊那スキーリゾートで開かれれます。 -
防災行政無線 指令センターが制御
上伊那8市町村でつくる上伊那消防広域化協議会は、10日7回目の会合を伊那市のいなっせで開き、各市町村の防災行政無線を指令センターが制御することなどを決めました。
指令センターは、伊那市荒井の富士塚グラウンド北側に移転新築される伊那消防署に併設されます。
火事があった際にこれまでは、各消防署がそれぞれ対応していましたが、広域化後は、指令センターが一括して放送を行います。
10日の会議では、このほかに現在ある消防署や車両などの財産を広域化後の新組織に無償で引き継ぐことや広域化前の債務は、広域化前の各組織が負うことなどが決まりました。
事務局側は、次回会合の協議項目として、デジタル消防無線と指令センターの運用開始時期を提案しました。
なお、今日の会議で、上伊那地域は、県知事が認める消防広域化重点地域に指定される可能性が高いことがわかりました。
4月の消防組織法の基本指針の改正に伴い、県知事が広域化の気運が高い地域などを重点地域として指定する枠組みが設けられました。
指定されると国の補助金や有利な起債の対象となります。
オブザーバー参加している県危機管理部の町田消防課長は、「県内で広域化に取り組んでいる地域はほかになく、上伊那は指定に有力」との見方を示しています。 -
伊那養護学校 相撲交流会
木曽町の木曽青峰高校相撲部と、伊那養護学校の児童生徒が、7日、相撲で交流をしました。
以前伊那養護学校に勤務していた寄宿舎指導員が、木曽青峰高校相撲部現監督の尾羽林英樹さんと知り合いだったことがきっかけで、相撲の交流が始まり、今年で9年目です。
この日は、伊那養護学校の児童生徒37人と、木曽青峰高校相撲部の生徒5人が、土俵で組み合いました。
体格のよい相撲部の生徒を相手に、養護学校の子ども達は何とか土俵の外に出そうと、果敢に勝負を挑んでいました。
伊那養護学校寄宿舎指導員の下島慎司さんは、「相撲の楽しさを体験すると同時に、礼儀作法を学んでほしい。競技に触れて、親睦を深めてもらいたい」と話していました。 -
峠の茶屋にタカトオコヒガンザクラ植樹
伊那市と茅野市は、広域観光を進めていこうと両市を結ぶ杖突峠にある観光施設「峠の茶屋」にタカトオコヒガンザクラの苗木を9日、植樹しました。
9日は、伊那市と茅野市の両市長をはじめ、峠の茶屋を運営する伸和コントロールズの幸島宏邦社長ら関係者およそ30人が集まり、タカトオコヒガンザクラの苗木2本を植えました。
これは、両市を結ぶこの場所に桜を植えてみてはどうかと幸島社長が白鳥孝市長に提案。観光の広域化を図りたい白鳥市長が柳平千代一茅野市長に話を持ちかけると、柳平市長は二つ返事で快諾したということです。
杖突峠の茅野市側にある峠の茶屋は、旧高遠町と茅野市が平成13年に買い取り維持・管理していて、費用は伊那市が2割茅野市が8割負担しています。
運営は、高遠町に工場がある伸和コントロールズが去年の4月から行っています。
昭和の始めにできた峠の茶屋からは、八ヶ岳や霧ケ峰、諏訪湖などが一望でき、県内外から多くの観光客が訪れます。
挨拶で柳平市長は「この場所が連携の象徴になれば」と話し、白鳥市長は「観光は1つの自治体で行う時代ではない。お互いの観光資源を上手く活用していきたい」と話し、連携強化を図る考えを示しました。
両市長は、「地質現象が観察できる場所として観光に活かしてみては」などと今後の活用方法について話していました。 -
伊那文化会館 開館から25周年
伊那文化会館は、昭和63年12月の開館から今年で25年が経ちます。
節目の年を記念して、これまでの歴史を紹介する「伊那文25年のあゆみ展」が11日から始まります。
伊那文化会館は、県がおよそ40億5千万円をかけて建設し昭和63年12月1日に完成しました。
伊那文化会館の入場者数は、開館後半月で5万6千人を記録。
平成7年度に100万人を、平成22年度には300万人を超え、昨年度は13万5千人が来場しました。
25年の歴史をまとめた展示では、これまでの出来事を年代ごとにまとめたパネルやポスターの他、開館当時の写真や資料、出演者のサインなどおよそ100点が並べられています。
これは、伊那文化会館主催の事業として開館の翌年に初めて行われたオペレッタのポスターです。
平成4年に開かれた地元出身の日本画家池上秀畝展は、1か月で1万人が訪れました。
平成18年の歌手さだまさしさんのコンサートは、7月19日を予定していましたが、豪雨災害により1か月後に延期となりました。
山北一司館長は、伊那文化会館が開館した当時、1970年代縲・0年代は文化ホールの建設があちらこちらで行われその在り方を問われていた時代でもあると分析しています。
25周年記念事業として、北海道在住で10年以上に渡りオーロラを撮り続けている写真家中垣哲也さんの写真展も合わせて開かれています。
25周年記念展は、11日から24日金曜日までの日程で開かれます。 -
伊那公園の御衣黄 赤み帯び
伊那市の伊那公園で、緑色の花を咲かせる八重桜・御衣黄が、赤みも帯びて見頃となっています。
伊那公園には、現在4本の御衣黄があります。
緑色の花を咲かせることで知られていますが、開花から時間がたつとだんだん赤くなるということです。
伊那公園桜愛護会によると、御衣黄は、今週いっぱいは見頃ということです。 -
真夏日30.3度 8月上旬並み
9日の伊那地域の最高気温は、30.3度と、8月上旬並みの真夏日となりました。
伊那市役所南側のせせらぎ水路では、親子連れが水浴びをして涼んでいました。
9日の伊那地域の最高気温は30.3度。これは、今年最高の記録で、5月としては、観測史上2番目の暑さとなりました。
伊那市の中心市街地では、日傘を差す女性や、上着を脱いで暑さをしのぐ小学生の姿が見られました。
長野地方気象台によりますと、明日は、昼から天気が崩れ、雨のあとは平年並みになりそうだということです。 -
伊那市 景観行政団体10月移行を目指す
地域の景観の保全、形成について定める伊那市景観計画の案が、9日に開かれた策定委員会でまとまりました。伊那市では、9月定例市議会に景観条例案を提出し、10月の景観行政団体移行を目指します。
この日開かれた策定委員会で計画案がまとまりました。
案では、建物の建設に必要となる届出や審査基準について定めました。景観計画区域となっている伊那市全域が対象で、高さ13メートル、床面積30平方メートルを越えるものは届出が必要となり、従わない場合は、指導や勧告、罰則の対象となります。
計画案は、24日に白鳥孝市長に報告されます。
伊那市では、景観条例の制定案を9月の定例市議会に提出し、10月をめどに景観行政団体移行、来年4月1日からの景観計画の全面施行を目指しています。 -
新規就農者支援協定 調印
茨城県の農業専門学校と、伊那市、JA上伊那は、新規就農者を支援する協定を9日締結しました。
就農に焦点をあてた、県下初、の珍しい取り組みです。
9日は、伊那市役所で調印式が行われました。
協定を結んだのは、茨城県水戸市にある「鯉淵学園農業栄養専門学校」と、伊那市、JA上伊那です。
農家の高齢化などにより農業の担い手が少なくなる中で、就農を希望する学生に、情報提供や実習の受け入れなどの支援を行い、地域の農業振興・担い手確保などを目的とするものです。
白鳥孝市長は、「農業を希望する若い人に、技術、資金、住む場所など、JAと協力して支援していきたい」
鯉淵学園の近藤博彦学園長は、「やる気のある学生が生計を立てられるようなバックアップ体制のある場所に学生を送り込みたい」
JA上伊那の御子柴茂樹代表理事組合長は「伊那市は、花・きのこ・酪農など特色ある農業を営む若い人がたくさんいる。3者そろって、全国発信したい」と挨拶しました。
9日は、鯉淵学園の研修生2人も調印式に参加しました。
そのうちの一人、学園研修生の丸山健太さん(21)は、6月から1ヶ月間、伊那市での農業研修を予定しています。丸山さんは、「顔の見える関係を築くことができありがたい。長野県への就農を希望している」と話していました。
今後は、3者で相互交流を行い、伊那市で就農する魅力を発信し、新規就農に結び付けたい考えです。 -
伊那市高遠町上山田で物置小屋を焼く
9日午後1時40分、伊那市高遠町上山田で物置小屋を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市高遠町上山田の丸山孝良さん所有の物置小屋です。
火はおよそ10分後に消し止められましたが物置小屋およそ5平方メートルが全焼した他、近くの違う物置の壁などを焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署では、ごみを燃やしていた火が燃え移ったものとみて調べを進めています。 -
小沢花の会 芝桜
伊那市小沢区の有志でつくる「小沢花の会」の芝桜が見頃を迎えています。
伊那西部広域農道沿いにある花の公園には、1000分の1の花富士などがあり、見頃です。
現在開かれている芝桜祭りは、会員らが訪れた人に湯茶のサービスなどを行っていて、芝桜は今月20日頃まで見頃ということです。 -
憲法と原発を考えるシンポジウム
憲法記念日の3日、伊那市のJA上伊那本所で、「憲法と原発を考えるシンポジウム」が開かれました。
上伊那の住民有志でつくる実行委員会が開いたもので、会場には、約300人が訪れました。
安倍晋三首相は、国会が憲法改正を発議する要件を定める96条の先行改正を目指すとしています。これを受け実行委員会の竹入弘元代表は「改正の必要があるのか固く守るべきなのかは国民が最終的に決めること。いろいろな立場の人の意見を聞きながら自分の考えを確立する機会にしてほしい」と挨拶しました。
シンポジウムでは、基調報告として、元信州大学農学部教授の野口俊邦さんが、憲法改正の動向について話しました。
野口さんは「96条の改正は、改憲の発議要件を『衆、参それぞれ3分の2以上』から『過半数』に緩和しハードルを低くするもの。そうなったらいとも簡単に発議できるので、時の権力によって憲法が変えられる」と話していました。
シンポジウムでは、このほか、
チェルノブイリ原発事故への救援活動を長年続けている、伊那市富県の小牧崇さんが、ウクライナの現状を報告しました。
実行委員会では、6月8日にも「原発と憲法を考える集い」を開く計画です。 -
伊那市スポーツ少年団 春季球技大会
伊那市スポーツ少年団春季球技大会が6日に市内で開かれ、軟式野球とミニバスケットボールの試合が行われました。
春季球技大会は、毎年新しいメンバーでの初めての力試しの場となる大会で、今年で90回目を迎えます。
軟式野球には市内12チームが参加し、美篶スポーツ公園運動場など3会場で試合が行われました。
試合はトーナメント方式で行われ、大会の結果伊那北スポーツ少年団が優勝しました。
また、ミニバスは男子が美篶小学校で、女子は高遠町文化体育館で試合を行いました。
男子6チーム、女子7チームが参加し、トーナメント方式で優勝を争いました。
大会の結果、男女共に伊那ダイヤモンドツインズが優勝しています。 -
伊那谷自由雑学大学創立
伊那図書館などは、地域の人の話を記録し、保存、活用していこうと「伊那谷自由雑学大学」を創立しました。
この取り組みは、伊那図書館が協賛しているシニア大学の講座「雑学学科」の卒業生が中心となって行っていくものです。
主な活動は、定期的に集まる場を作り地域の人から話を聞き、それを記録し、保存・活用していきます。
5日は創立を記念して、およそ30年間に渡り東京都で同様の組織の運営に携わってきた三上卓治さんを講師に招き話を聞きました。
組織の運営について三上さんは「気軽な寄り合いのイメージが必要と感じ、遅刻や早退、居眠りを咎めることなくやってきた。運営はボランティアで一文にもならないが、人に尽くす喜びを感じることができる」と話していました。
伊那谷自由雑学大学を運営する評議会では、月に1回話を聞く場を設けたいとしています。 -
高遠町満光寺 園児花祭り
釈迦が誕生したとされる旧暦4月8日にあたる8日、伊那市高遠町の満光寺で誕生を祝う仏教行事「花まつり」が行われました。
満光寺の花まつりには、高遠第1保育園と高遠第4保育園、長谷保育園の園児およそ60人が参加しました。
高遠町と長谷地区の、東部仏教会の住職13人がお経を唱える中、園児たちはお釈迦様に甘茶をかけて手を合わせていました。
清福寺の遠藤徹也住職は、「お釈迦様の誕生を祝うと共に、子ども達に優しい心を持って成長してもらいたい」と話していました。 -
伊那市小中学校給食異物混入47件
平成24年度、伊那市内の全小中学校で発生した給食の異物混入の件数は47件になる事が8日わかりました。
これは、この日開かれた、伊那市議会全員協議会の中で議員の質問に対し久保村清一教育長が答えたものです。
給食に混入した異物は、調理器具の木片やビニールなどで、学校の調理段階での混入が15件、食材の納入時での混入が32件だという事です。
児童や生徒の健康被害については報告されていないという事です。
久保村教育長は「子供達や保護者、地域の人達に対し申し訳なく思う。
週末や夏場に多く発生している事から、職員の緊張感が足りない時に起きている。」と答え
今後は管理体制の強化を図り、異物混入を根絶していきたい」としています。 -
伊那消防署基本設計案報告
老朽化に伴う、新しい伊那消防署の平面図や建設場所などを示した基本設計が8日示されました。
この日、開かれた伊那市議会全員協議会で報告されたものです。
建設場所は、伊那市荒井の富士塚スポーツ公園北側の農地6,900平方メートルとスポーツ公園駐車場1,300平方メートルです。
建物は、コンクリート造りの一部2階建てで、事務所の延床面積はおよそ2,300平方メートルです。
ただ、消防の広域化に伴い、上伊那の消防本部や通信指令センターが併設される事が先月決定した事から、伊那消防署の庁舎の実施設計は、再度検討がされる事になっています。
建設に合わせ実施した地質調査では、断層と断言できるものは見当たらないとの報告がされたという事です。
新しい庁舎は、平成26年12月に完成する計画です