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年始の話題 「福」を求めて長い列
伊那市のいなっせで2日、新年の初売りイベントが開かれ、多くの買い物客で賑わいました。
午前8時半のイベント開始前にはいなっせの正面玄関前におよそ300人の買い物客が集まりました。
イベントは、商店街を盛り上げようと、通り町2丁目、3丁目、いなっせの商店主らが毎年開いているものです。
例年、お宝投げとして行われているイベントですが、今年は地面が凍っていたため安全性を考慮して、商品券と餅の入った袋やお菓子1500個を手渡しで配っていました。
会場には長い列ができ、餅や商品券を受け取った買い物客らは、早速商品と交換していました。
初売り実行委員会の松沢一男委員長は「不景気が続いているが、年初めの景気付け。今年も通り町に買い物にきてもらえれば」と話していました。 -
真冬並みの寒さの中新年迎える準備
28日の伊那地域は、日中の最高気温が0度とこの冬一番の寒さとなりました。そんな中各地で新年を迎える準備が行われました。
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは、来年2013年にちなんで、2013本の〆の子が飾られました。
28日の伊那の最高気温は、0度で1年で最も寒い1月下旬から2月上旬を下回る寒い一日となりました。 -
国道361号権兵衛街道に案山子設置
交通事故が多発する国道361号権兵衛街道。
ドライバーの交通安全意識の高揚を図るため、警察官そっくりの案山子が一役買います。
高さは180センチのこの案山子。
ヘルメットなど細かいところまで警察官に似せて作られています。
伊那市西箕輪と南箕輪村南原地籍の国道361号権兵衛街道では、今年1月から29日までに17件の交通事故が起きています。
伊那署管内では、今年5件の事故で6人が亡くなっていて、うち3人がこの付近で亡くなっています。
案山子を制作したのは、伊那市高遠町の矢沢親男さんです。
矢沢さんは、ボランティア活動で道路脇に花を植えていたところ、制限速度を超えて走る車に危険を感じました。
そこで、今年10月、畑に使う案山子に警察官に似せたの衣装を着せ道路脇に立たせました。
すると効果はてき面。
スピードを出す車が減ったと矢沢さんは話します。
警察にも地域住民などから反響が寄せられていて、伊那署と伊那交通安全協会ではこの案山子を使って事故防止に役立てようと、今回矢沢さんに依頼し、事故の多いこの国道に案山子を2体設置することになりました。
伊那署では、案山子設置が交通事故抑止につながればと期待しています。 -
今日の伊那地域 この冬一番の冷え込み
27日の伊那地域の最低気温はマイナス10.4度で、この冬一番の冷え込みとなりました。
伊那市高遠町の山室川の水面には、氷がはっていました。
長野地方気象台によりますと、28日は移動性の高気圧におおわれ寒さは27日より若干緩む見込みですが、夜には再び低気圧が接近し、夕方以降、雪か雨が降ると予想しています。 -
三峰川堤防で春高伊那駅伝PR
来年3月に行われる春の高校伊那駅伝を盛り上げようという取り組みが既に始まっています。
伊那市美篶のナイスロード沿いの三峰川堤防には、「日本一の駅伝」の文字が。
堤防北側に積もった雪に文字を書いたのは、伊那市美篶青島の矢島信之さんです。
去年から、堤防を使った伊那駅伝の応援を検討していた矢島さんは、雪が降ったことを幸いと27日午前中をかけて文字を書きました。
春の高校伊那駅伝は、来年3月24日(日)に行われます。 -
重大ニュース(3) 新伊那消防署は富士塚北側
老朽化に伴う新しい伊那消防署庁舎の移転新築は、伊那市の富士塚グラウンド北側とすることが決まりました。
用地については、旧上伊那農業高校定時制グラウンド、美篶工業団地、伊那中央病院周辺、富士塚グラウンド周辺の4か所が候補地にあがっていましたが、利便性、立地性、経済性など27項目による評価で富士塚グラウンド周辺に決まりました。
敷地面積はおよそ8,000平方メートル、事業費はおよそ18億5千万円としていて、平成27年度中の供用開始を目指します。
消防本部の位置についても新しい伊那消防署と併設して設置するとの案が示されています。 -
重大ニュース(4) ごみ施設アセス準備書公告
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設に係る、環境影響評価・環境アセスメント準備書が10月4日に公告されました。
アセス準備書の総合評価では、施設の建設と稼動が周辺に及ぼす影響は、適切な保全措置を講ずることで最小化できるとしています。
公告にあわせ、地元富県などで説明会が開かれ、アセス準備書に示されている、大気や騒音などの17項目の予測・評価した結果の概要が示されました。
広域連合は、県の技術委員会や知事意見などを踏まえて必要があれば修正し、4月下旬には評価書をまとめる予定です。 -
入野谷 今季は通常どおりに営業
経営が赤字となっている、伊那市長谷の宿泊・日帰り入浴施設入野谷。
経営が厳しい冬季間の営業について検討されましたが、今年度は通常通り営業する事が決まりました
25日は、伊那市の長谷総合支所で地域協議会が、開かれ、赤字が続いている入野谷の営業について議論しました。
入野谷を運営する伊那市観光株式会社は、冬の間は利用客が減少する事から、経費削減の為、来年1月から3月にかけ、月曜日から木曜日は、入浴施設のみ営業するとの案を示しました。
入野谷の今年1月から3月の月平均の売り上げは、およそ250万円なのに対し、経費はおよそ450万円でした。
伊那市観光が提案した、入浴施設のみの営業にすると、経費をを半分に抑える事ができるという事です。
委員からは、「もう一歩踏み込んだ営業努力をしてから、考えるべきではないか」といった意見や
「早急に事をすすめないでほしい」など、伊那市観光の提案に反対意見が多く出されました。
意見交換後の多数決では、伊那市観光の提案は、反対多数でした。
伊那市観光の伊藤俊則専務は、「協議会の結果を重く受け止め、この冬の営業は通常通り営業を行っていく」と話していました。 -
南アルプスジオパーク再認定審査
日本ジオパークとして認定されている南アルプスの再認定審査が26日から伊那市で行われています。
26日は審査を行う日本ジオパーク委員会の委員などが伊那市長谷の溝口露頭などを訪れました。
溝口露頭は、中央構造線が観察できる場所で、南アルプスジオパークガイドの会会員のガイドの様子を審査しました。
ジオパークは、地層や地形、断層など地質現象を観察できる場所で、南アルプス中央構造線エリアは平成20年に認定を受けました。
4年に一度更新が必要で、4年間の活動の成果や改善点、ガイドが養成できているかなどの審査を受けます。
審査員は「看板の図がわかりづらい。一般の人がどんな情報を知りたいか聞いてみると良い」などとアドバイスをしていました。
審査は27日まで行われ、27日は教育関係者などにヒアリングを行うことになっています。
審査結果は、来年1月以降に発表されるということです。 -
2学期しめくくり 上伊那の小中学校で終業式
上伊那各地の小中学校では2学期の終業式が26日行われました。
このうち、伊那市の伊那北小学校では、1年生と4年生が2学期にがんばったことを発表しました。
4年生の細田寛太君は、「マラソン大会で目標の順位になれず悔しかったけれど、がんばってよかった」と発表しました。
久保田之義校長は、「明日から冬休みです。夢や希望を持って新学期をスタートできるようにしてください」と話していました。
1年生の教室では、担任が小学校に入って初めての冬休みに向けての心構えを話しました。
岩村重芳教諭は「年末年始には大掃除や初詣などたくさんやることがあります。休み明けにはどんなことをしたのか先生に教えてください」と話していました。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の小中学校の終業式は27日にピークを迎えます。 -
羽広の獅子舞400年で映像記録
羽広区と羽広獅子舞保存会は、来年の400周年の節目にむけたビデオ収録を24日伊那市のいなっせで行いました。
ビデオ収録は、伊那ケーブルテレビがカメラ3台で行いました。
伊那市の無形文化財に指定されている羽広の獅子舞は、1613年(慶長18年)に仲仙寺の再興を祝って舞われたのが始まりとされています。
来年400周年にあたることから、この獅子舞を後世に正しく伝えていこうと収録したものです。
雌獅子・雄獅子・舞い合わせなどをそれぞれハイビジョンで収録しました。
保存会では、「100年後も今と全く同じ踊りを伝えていきたい。」と話しています。
羽広の獅子舞は、雌雄の獅子が違う振り付けとお囃子で同時に舞う全国的にも珍しい獅子舞とされています。
来年の舞い合わせは、1月13日に仲仙寺で行われることになっています。 -
小学生に書き初めのコツ伝授
伊那市生涯学習センターは、今年で7年目になる人気講座、冬休み子ども書き初め教室を24日伊那市のいなっせで開きました。
書き初め教室には、小学3年から6年までの児童45人が参加し、上伊那在住の書道家6人から指導を受けました。
書く文字は、「広がる夢」「創造する心」「はつゆめ」など正月らしいものが多く見られました。
中には、こんな文字を題材にする児童もいました。
その理由とは・・・
小学生たちは、先生からの指導で短時間のうちにめきめきと腕を上げていました。
指導にあたったひとり、池上信子さんは、「家でも来年1月2日は書き初めにチャレンジしてほしい」と話していました。
参加した児童たちは、広いスペースでのびのびと筆をはしらせていました。 -
伊那市の1年を振り返る写真展
伊那市の今年1年の出来事を映した写真が28日まで伊那市役所市民ホールで展示されています。
市民に今年1年の出来事を振り返ってもらおうと毎年 この時期に開かれています。
今年1月から11月まで市の秘書広報課の職員が撮影した写真39点が展示されています。
今年度始まった赤ちゃんに木のおもちゃをプレゼントするウッドスタート事業や市にゆかりがあり各界で活躍している人たちに伊那市の魅力をPRしてもらう特命大使など様々な写真が並んでいます。
伊那市では、市民の笑顔を多くの人たちに見て欲しいと話していました。
伊那市の今年1年を振り返る写真展は28日まで市役所1階市民ホールで開かれています。 -
伊駒アルプスロード2ルート絞り込む
国道153号バイパス伊駒アルプスロードのルートが、25日伊那合同庁舎で開かれた検討委員会で4つのルートから2つに絞り込まれました。
伊駒アルプスロードの起点は駒ケ根市北の原、終点は伊那市青島の伊那バイパスです。
北の原から既存の153号を通り東春近の大沢川沿いを走るルートと北の原から天竜川右岸にバイパスし、大沢川沿いを走って青島に行くルートの2つに絞り込まれました。
25日の検討委員会で1本に絞り込む予定でしたが住民アンケートの結果などを踏まえ、さらに検討が必要とし絞り込みはしませんでした。
今後は天竜川右岸と左岸に分け、検討を進めます。
天竜川右岸地区についてはまちづくりや沿道環境も含め該当地区の住民参加のもと検討を行い、ルートの選定をします。
左岸地区については選定されたルートの中で具体的なルートの検討を行います。
伊那建設事務所では今後、行政単位でなく住民代表を交えながら検討を進めていきたいとしています。
また来年度の早い時期にルートを1つに絞り込みたいとしています。 -
伊那西スケート場 オープンに向け準備進む
厳しい寒さが続く中、伊那市の伊那西スケート場ではオープンに向け準備が進められています。
25日は、武田用水組合の組合長で伊那西スケート場を管理する武田孝平さんが、氷の状態を確かめていました。
週末の冷え込みもあり、リンクには厚さ10センチから15センチの氷が張っています。
氷の厚さが10センチを超えるのは例年より早いということですが、表面に凹凸があるため、年内は氷の状態を整え年明けからのオープンを目指すということです。
伊那西スケート場は昨年度、25日間営業し1,313人が利用しました。
氷の状態にもよるということですが、今年度のオープンは1月2日を予定していて、2日と3日は無料となっています。
伊那西スケート場の営業時間は、午前の部が7時から10時まで、午後の部が6時から9時までとなっています。
料金は、200円です。 -
高遠焼名品展
江戸時代後期から明治時代にかけてつくられた高遠焼の名品展が伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には陶磁器、およそ20点が展示されています。
信州高遠美術館は、毎年この時期に高遠焼の展示を行っています。
幕末に作られた口つき徳利など、江戸後期から明治にかけての日用品が並んでいます。
高遠焼は職人が土管を焼く合間に陶磁器を焼いて藩に献上したことが始まりだといわれています。
信州高遠美術館は、「今も続く高遠焼の歴史を感じてほしい」と話していました。
高遠焼名品展は来年1月17日まで、信州高遠美術館で開かれています。
入館料は一般が500円、小中学生が150円です。 -
年越し準備 春日神社でしめ縄飾りつけ
今年も残りわずか。各地では、新年を迎える準備が行われています。伊那市西町の春日神社では、23日、しめ縄の飾りつけが行われました。
この日、伊那市西町の春日神社氏子総代会のメンバー32人が集まり、しめ縄の飾りつけを行いました。
しめ縄は、今月初めに氏子らが手作りしたもので、神社本殿や鳥居など8か所に飾りつけました。
春日神社は、今からおよそ480年前に建立されたと伝えられていて、以来、地元西町の氏子が守り続けてきたということです。
春日神社では、31日の、大晦日、夜11時から除夜祭が行われ、参拝者には甘酒を振る舞うということです。 -
摘みたてイチゴでケーキ作り
クリスマスを手作りケーキで過ごしてもらおうと23日、摘みたてのイチゴを使ったケーキ作り教室が開かれました。
伊那市西箕輪の、みはらしいちご園には、8家族15人が集まりました。
参加者は、ケーキに乗せる赤く熟したいちごを選んでは、ひとつひとつ摘み取っていました。
手作りケーキ教室は、みはらしファームのパン工房麦の家が、毎年クリスマス前に開いているものです。
集まった家族は、用意されたスポンジケーキに生クリームをのせ摘み取ったばかりのいちごをトッピングしていました。
いちごの他にはチョコレートなどをのせ、思い思いのケーキを作っていました。
また半分に切ったいちごの中に生クリームを入れ、サンタクロースの顔を作り楽しむ家族もいました。
ある参加者は「自分たちで作ったケーキを食べて、楽しいクリスマスにしたいです。」と話していました。 -
地域のイルミネーション
地域のイルミネーションをお伝えするコーナー。
伊那市西町の市道沿いのイルミネーションです。
伊那市西町の市道原田井1号線沿いに並んだ店舗には、それぞれイルミネーションが飾られています。
クリスマスムードを楽しんでもらおうと個々に飾っているものですが、道沿いに並んだイルミネーションが通り過ぎる人たちの目を楽しませています。 -
伊那地域にまとまった雪
21日の夜遅くから22日朝にかけて、伊那地域ではまとまった雪が降り、市街地では雪かきをする姿が見られました。
長野地方気象台によりますと、本州の南の上空を通過した低気圧の影響によるもので、中南信を中心に雪が降りました。
中央自動車道ではチェーン規制が行われ、高速バスに30分から1時間の遅れが出たということです。
気象台では、あさってにも伊那地域で雪の降るところがあると予想しています。 -
地名の由来 調査へ
伊那市の白鳥孝市長は、地域で昔から伝えられている地名の由来の調査を、今後していきたいと、22日に開かれた伊那市歴史シンポジウムで話しました。
この日は伊那市役所でシンポジウムが開かれ、およそ90人が参加しました。
パネルディスカッションにパネリストとして参加した白鳥市長が地名の由来を調査していきたいと話しました。
伊那市生涯学習課によりますと、調査は年明けから各地区の公民館単位で行う計画で、地域住民などで調査グループを作り、資料集めや聞き取り調査を行っていくということです。
現在、生涯学習課文化財係で元学校教諭の竹松享さんが、すでに西箕輪地区と東春近地区の資料集めを始めているということです。
白鳥市長は「地域の歴史を知るだけでなく、調査を通じて地域コミュニティのつながりの強化にもなっていけばうれしい」と話していました。
生涯学習課では、調査結果の活用法について、今後検討していくということです。
シンポジウムではこのほか、専門家による講演も行われ、参加した人たちが地名の由来などについて知識を深めていました。 -
荒井区こどもクリスマス大会
伊那市荒井に住む小学校6年生が企画した荒井区こどもクリスマス大会が22日伊那中学校体育館で開かれました。
クリスマス大会には荒井の小学生とその親270人ほどが参加し、6年生が扮したサンタクロースから下級生がプレゼントを受け取りました。
荒井区こどもクリスマス大会は公民館活動として毎年開いているもので、6年生が実行委員会となり企画、進行を行いました。
ビンゴゲームでは、実行委員会が用意した景品が並び、児童は夢中になって選んでいました。
進行にあたった6年生は、「皆の前にでてまとめるのが大変で、緊張したけれど、楽しそうだったのでよかった」と話していました。 -
陸前高田に図書館を
東日本大震災で被災した岩手県の陸前高田市を支援しようと、伊那図書館では現在古本の回収を呼びかけています。
支援活動は、東京や上田市を拠点にインターネットで本の買取りなどをしている(株)バリューブックスと長野県図書館協会が、陸前高田市に図書館を建てようと行っているものです。
県内の図書館で集めた古本をバリューブックスが売却し、その売り上げを図書館建設のために陸前高田市に送るというものです。
伊那図書館でもこの活動に協力しようと今月初め頃から特設の古本回収ポストを設置して、図書館利用者に協力を呼びかけています。
19日には図書館利用者から集まった古本126冊がバリューブックスへ発送されました。
伊那図書館の小牧のぞみさんは「小さな支援でも被災地の人たちにとっては大きな力になるかもしれない。たくさんの人に協力してほしい」と話していました。
発送作業は本が集まり次第、随時行われることになっています。 -
ロッジ吹上 3つの星レストランに
伊那市西箕輪のペンション、ロッジ吹上が、食育を発信する3つの星レストランに登録されました。
20日、ロッジ吹上のオーナー倉田節子さんに、伊那保健福祉事務所から3つの星レストランを表示するプレートが手渡されました。
3つの星レストランは、●栄養バランス●食文化の継承●食べ残しを減らす取組の3つの要件を満たすと登録されるもので、県が平成22年度から行っている事業です。
ロッジ吹上は、伊那市西箕輪吹上にあるペンションです。
登録対象となったメニューは、「馬刺しとホイル焼きの定食」です。
鮭のホイル焼き、味噌汁、馬刺しなど5品で、白菜やジャガイモ、小松菜、エノキダケなど、全て自家栽培したものを使っています。定食は、宿泊客の食事として提供しているということです。
ロッジ吹上の登録は、上伊那では6店目、伊那市では4店目となっています。 -
冬至 さくらの湯で柚子湯
冬至の21日、伊那市高遠町の日帰り温泉施設さくらの湯で柚子湯のサービスが行われましたた。
さくらの湯では、6月の父の日には、菖蒲湯を、冬至には柚子湯のサービスを毎年実施しています。
21日は、男風呂、女風呂それぞれ100個ほどの柚子を浮かべました。
日本では、江戸時代頃より冬至に柚子を浮かべた湯舟に入浴する習慣があり「ゆず湯 に入れば風邪を引かない」と言われています。
さくらの湯館内の食堂では、冬至にあわせ、かぼちゃの煮つけを一品加えた特別メニューも提供され、季節感を演出していました。
なお日本気象協会は、23日から27日にかけてこの冬一番のクリスマス寒波が流れ込むと予想していて積雪や路面の凍結などに注意を呼び掛けています。 -
電気自動車普及で条例改正
電気自動車の普及に伴い、伊那消防組合の火災予防条例に電気自動車用の急速充電設備の基準が新たに定められることになりました。
21日伊那市役所で開かれた伊那消防組合議会12月定例会に条例改正案が提出され全会一致で可決されました。
火災予防条例に追加されるのは、電気自動車用の急速充電設備の設置位置や構造、管理に関するものです。
なお、組合によりますと、管内となる伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村には、急速充電器は、まだないということです。 -
ジビエ料理を楽しむイベント
ニホンジカや猪による農作物への被害を減らそうと、各地の地方自治体などは有害鳥獣の駆除に取り組んでいます。
そんな中、駆除した有害鳥獣をジビエ料理として味わおうというイベントが20日夜、伊那市内の飲食店で開かれました。
20日夜、伊那市中央の竜門で開かれたイベントには、およそ60人が参加しました。
子どもの頃に食べた味が忘れられないという年輩客から、両親と一緒に参加したという20代の女性まで様々です。
このイベントを開いたのは、竜門の社長小阪洋治さんです。
小阪さんは猟友会員で、毎年猟期が来ると猟に出かけています。
今回提供された肉は、全てこの冬に小阪さんが捕獲したものです。
イベントは4年ほど前から不定期に開いているということですが、口コミで参加者は増えているということです。
小阪さんは「有害鳥獣だからといって駆除するだけでなく、おいしく食べて供養することが大切」と話します。
イベントの参加費は、食べ放題飲み放題で3,000円です。
小阪さんは「材料が手に入れば来月また開きたい。誰でも参加できるイベントなので、興味のある方は是非参加して下さい」と話していました。 -
「い~な食育応援隊」シンボルマーク決定
伊那市は、市民の健康づくりを応援する飲食店や生産者などを「い縲怩ネ食育応援隊」として登録する事業を今年度中に始めます。
19日、その事業のシンボルマークが決定し表彰式が行われました。
シンボルマークをデザインした、伊那西高校3年の小田切花香さんに、白鳥孝市長から表彰状が手渡されました。
シンボルマークは、アルプスを背景に、伊那の街並みを描き、リンゴや牛乳、ブドウが微笑みかけるデザインとなっています。
伊那市では、中高生を対象に今年8月からデザインの募集を行い、33作品の応募がありました。
この日は、優秀賞、特別賞の3人にも表彰状が贈られました。
シンボルマークは、ポスターなどに使用され、い縲怩ネ食育応援隊に登録した飲食店などに掲示します。
栄養表示をしている、地産地消に取り組んでいるなどの審査基準をみたした飲食店や、国のガイドラインに沿って生産された農産物を市内で販売している生産者や団体が登録の対象となります。
伊那市では、随時、登録事業者を募集していて、今年度中には、登録証の交付を始める予定です。 -
新政権に白鳥市長「地方の声聞いて」
伊那市の白鳥孝市長は、自民党の新政権に対し、「偏ったお金の使い方を見直し、地方の声を聞いて欲しい」との考えを示しました。
これは、20日開かれた定例記者会見の中で、新政権に期待することはとの記者の質問に答えたものです。
白鳥市長は、「地方では10メートルの道路を作るにも10年かかることがある。お金の使い方に偏りがあるのではないか。現場に出向いて、地域の生の声を聞き、政治に生かしてもらいたい」との考えを示しました。 -
伊那中央病院に口腔外科 来年設置へ
20日の伊那中央行政組合議会で、白鳥孝組合長は、伊那中央病院に口腔外科を設置する方向で準備を進めていることを明らかにしました。
時期は、来年10月を予定していて、現在建設が進められている救命救急センター棟2階に設置するということです。
信大病院から派遣される歯科医師1人が常勤し、入院患者の口腔ケアや、開業医から紹介状のあった患者の外科手術を行います。
口腔外科設置にかかわる費用は、来年度当初予算に計上する予定です。