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坂下神社例大祭に合わせて子ども神輿巡行
坂下神社の例大祭に合わせて1日、子ども神輿が区内を巡行しました。
神輿には、坂下区の子どもや伊那小1年川組の児童ら、40人が参加しました。
巡行の途中、子どもたちが区内の店でお菓子やジュースをもらうと商売繁盛を祈念して一本締めをしていました。 -
ざんざ亭 初めての交流イベント
今年8月にリニューアルオープンした伊那市長谷杉島のざんざ亭で23日、初めての交流イベントが開かれました。
イベントは、ざんざ亭を拠点として地域を盛りあげていこうと初めて企画されたものです。
昨夜は、市内から10人ほどが集まり、囲炉裏を囲んでざんざ節保存会による民謡を楽しみました。
ざんざ節ときんにょんにょは、長谷に伝わる盆踊りで、平成10年に発足した保存会が伝承に努めています。
ざんざ亭では、11月に、日本酒を楽しむイベントを計画していて、今後も、ざんざ亭を拠点とした地域振興を進めていきたいとしています。 -
荒井区で街路樹の整備作業
伊那市荒井の男性が取り組んできたボランティアがきっかけとなり1日、区をあげての街路樹の整備作業が行われました。
区民およそ30人が参加し、荒井の青木町と元町で、街路樹の根元に砂利と玉石を入れる作業をしました。
この作業は、荒井の竹内荘一さん88歳が、個人で取り組んできたものです。
竹内さんは、ボランティアで伊那市駅周辺の掃除を23年ほど続けていて、今年3月からは街路樹の整備も行ってきました。
伊那合同庁舎前の道路をきれいにしたいと、自分でお金を出して砂利と玉石を購入し、交通量の少ない夜中の3時頃から明るくなるまで作業してきたといいます。
これを知った荒井区が、区で作業を行おうと今回、伊那市の環境美化運動に合わせて取り組みました。
荒井区では今後、街路樹の整備を区内の他の地区にも広めていきたいとしています。 -
市民「温暖化問題に関心ある」9割
伊那市が市民を対象に行った地球温暖化に関するアンケートの結果、9割が温暖化問題に関心があると答え、電気の消灯やごみの分別など、日常生活に密着した取り組みの実施率が高いことが分かりました。
アンケートは、伊那市が、地球温暖化対策実行計画の策定にあたり、7月中に、市民と事業者を対象に行ったものです。
市民は、無作為に抽出された1000人のうち、610人から回答を得ました。
温暖化問題へ関心があるかとの問いには、「非常に関心がある」が29.2%、「ある程度あるが61.6%で、合計すると9割が、問題に関心を持っていることが分かりました。
関心のある内容については、「温暖化により将来どのような問題が起きるのか」が72.8%、「温暖化防止のために身近にできることが57.7%となっています。
家庭での取り組み状況については「人のいない部屋のこまめな消灯」「テレビをつけっぱなしにしない」「洗濯はまとめて洗う」「シャワーなどを出しっぱなしにしない」「ごみの分別・削減」などの取り組みで9割前後の実施率と、高くなっています。一方、「できるだけ徒歩や自転車・公共交通機関を利用する」は34.6%で、自動車が日常生活の必需品となっている伊那市の地域性が伺えます。
省エネ機器の導入について、太陽光発電システムは30%、ハイブリッド・電気自動車の導入については、43.7%が今後導入したいと回答しています。
市に実施して欲しい対策としては、省エネルギー・新エネルギー機器の購入補助の充実が63.3%、情報提供が50.7%などとなっています。
伊那市では、このアンケートの結果を、今後の市の地球温暖化対策推進の施策に役立てたいとしています。 -
信大連続防災講演会
地域と一緒に防災について考える信州大学連続防災講演会が1日、伊那市役所で開かれました。
講演会は、東日本大震災などを受け、信州大学が持つ防災のノウハウを地域に生かそうと初めて開かれました。
大学のキャンパスがある県内4地区で順番に開かれ、最終回の伊那会場にはおよそ60人が集まりました。
信大の教授や助教が講演し、このうち農学部の平松晋也教授は、「地震や降雨による土砂災害からの回避策」について話しました。
平松教授は土砂が移動する現象には崩壊、土石流、地滑りの3つがあることを説明しました。
崩壊の前兆として、山の斜面に亀裂が入る、斜面からの湧水が急に止まるなどの現象を挙げました。
土石流の前兆としては、急に沢の水が濁る、雨が降っているのに沢の水が急に減るなどの現象を挙げていました。
平松教授は、「常日頃から自分の周りの自然の正常な状態を知り、いつもと違うと察知したら避難してください」と話しました。
さらに、「砂防や法面の対策があるからといって絶対に安心しないで下さい」と強調していました。 -
まほら伊那市民大学
まほらいな市民大学の修了式が9月27日、伊那市のいなっせで行われ、2年間の課程を学んだ61人に修了証書が贈られました。
まほらいな市民大学は、生涯学習の場として市が開講しているもので、2年間に10単位を取得した受講生に修了証書が贈られます。
27日は、第12期生61人が、学長の白鳥孝市長から修了証書を受け取りました。
白鳥市長は「一緒に学んだ人達との繋がりを大切に生涯現役として市の発展にご尽力いただきたい」と式辞を述べました。
修了生を代表して竹中茂二さんは「大勢の仲間と学んだ事を活かし、伊那市発展のために役立てたい」と話していました。
すべての講座に参加した皆勤者が1人、欠席が3回以内の精勤者が7人で、1講座当たりの受講率は69.4%だったということです。
最後は全員で伊那市の歌を歌って市民大学の修了を祝っていました。 -
男と女活き活きセミナー開講
男女共同参画社会について理解を深める男(ひと)と女(ひと)いきいきセミナーの開講式が26日、伊那市役所で行われました。
今年度で9回目となるセミナーには、85人が受講を申し込んでいます。
開講式で、白鳥孝伊那市長は「男女共同参画できるよう、人権を尊重し、家庭や地域づくりを目指してほしい」と挨拶しました。
開講式のあと講義が開かれ、岡谷市にある、長野県男女共同参画センターの小口幸子所長が「じぶんらしく 暮らせるために」と題して話をしました。
小口さんは「人は、一人では生きられない。お互いを認め合う事が必要。家庭でもとことん話し合い、お互いが納得する暮らしを見つける事が大切」と話していました。
セミナーは、来年2月までに全6回開かれる予定です。 -
伊那市の推奨みやげ品 審査会
伊那市観光協会が認定する伊那市の推奨みやげ品に、上伊那産の酒米をつかった甘酒、2品が新たに認定されました。
新たに認定されたのは、高遠町上山田の(株)仙醸が作った「蔵元仙醸仕込みあまざけ」と「赤そば高嶺ルビー入りあまざけ」の2品です。
蔵元仙醸仕込みあまざけは、上伊那産の酒米を100%使用していて価格は400グラム入り400円です。
赤そば高嶺ルビー入りあまざけは、上伊那産の赤そばを使用していて淡い赤色をしています。価格は400グラム入りで480円です。
28日に、伊那市役所で今年度1回目の審査会が開かれ、認定の更新を含め8品目が査されました。
今回の審査で8品目全てが合格し、推奨みやげ品は全部で57品目となっています。 -
西春近南小1学期の終業式
伊那市の西春近南小学校で30日、1学期の終業式が行われました。
西春近南小学校では、登校日数の少ない3学期をなくし年間を通して計画的に学習しようと、去年から2学期制度をとっています。
終業式では、2年生と4年生が1学期に学んだ事を発表しました。
2年生は夏に行った体験学習について「そば打ちやマレットゴルフを経験した。マレットでは、足を打ってしまい泣いてしまったが楽しかった」と話しました。
4年生はエコについて学んだ授業について「ゴミを処理するまでの作業が、いかに大変かが分かった。きちんと分別するようにしたい」と発表しました。
西春近南小の竹内実校長は「1学期は全校児童が登校した日が25日あった。体調管理に気を配り2学期も頑張りましょう」と話しました。
西春近南小では10月3日月曜日に、2学期の始業式が行われます。 -
伊那市の国体出場選手 壮行会
10月1日から山口県で開かれる国体に出場する伊那市の選手の壮行会が9月26日、伊那市役所で開かれました。
26日は国体に出場する選手の壮行会が行われました。
伊那市から国体に出場するのは選手と監督合わせて12人です。
このうち市役所を訪れたのは6人です。
陸上競技の走高跳に出場する伊那北高校3年の有賀楓子さん。
同じく陸上競技の棒高跳に出場する高遠高校3年の伊澤楓さん。
ゴルフ競技に出場する監督・兼選手の三澤康弘さん。
軟式野球に出場するルビコン(株)の辻和馬さんと丸山泰裕さんです。
壮行会では、国体に出場する選手一人一人が大会での目標を話していました。
白鳥孝伊那市長は「国体に出場することは名誉な事。精一杯頑張って欲しい」と激励しました。
またこの日は、すでに大会が終わっている新体操競技に出場した伊那西高校3年の原未那美さんも市役所を訪れ、結果を報告しました。
大会の結果は、団体で7位に入賞しました。 -
ローメンファンクラブ会員募集へ
伊那ローメンズクラブやボランティアスタッフなどで作る伊那ローメンファンクラブ発起人会は、ローメンをPRするファンクラブ設立に向け、クラブ会員を募集します。
28日夜は、伊那ローメンファンクラブ発起人会が記者会見を開き、ファンクラブの募集について説明しました。
ローメンズクラブは、今年6月にB1グランプリ本大会に出場出来る愛Bリーグの正会員となりました。
今月24日と25日には、愛知県豊川市で開かれたB級ご当地グルメの中日本大会に初出展するなど、活動を広げています。
そうした中で、ファンを集い、ローメンのPRに協力してもらおうとファンクラブ会員を募集することになりました。
ローメンファンクラブの入会資格はローメンが好きなこと、活動は、ローメンズクラブが主催する事業への参加や、ローメンをPRすることなどです。
年会費は1000円で、登録するとメンバーズカードが渡され、加盟店でローメンが100円引となるほか、B1グランプリへボランティアとして参加できるなどの特典があります。
ファンクラブの登録は、30日(金)から、伊那商工会議所のほか、ローメンズクラブの加盟店12店舗で受付を始めます。
発起人会では、12月中旬を目途に、ファンクラブの設立総会を開きたい考えです。 -
伊那弥生100周年記念事業 学習室竣工
今年創立100周年を迎えた伊那弥生ヶ丘高校で、記念事業の一つ、学習室改修工事が完了し、竣工式が29日行われました。
竣工式は、同窓会員、学校職員、生徒会役員らが出席して行われました。
伊那弥生ヶ丘高校は1911年、明治44年の設立から今年で100年を迎えました。
学習室の改修工事は、記念事業の一つで、視聴覚室を学習室として改修しました。
面積はおよそ146平方メートル、冷暖房完備で、個人学習机を60台入れました。
事業費はおよそ2千万円で、記念事業のために募った寄付金の一部を充てました。
学習室の名称は「日輪館」、愛称は「やよっせ」です。
学習室には、元職員で日本水彩画会会員の宮原淳一さんから寄贈された絵画も飾られています。
学習室は10月1日から、放課後と土曜日に生徒の自習のために利用していくということです。 -
地球温暖化対策計画策定委 発足
伊那市内から排出される二酸化炭素を削減するための計画を策定する伊那市地球温暖化対策実行計画策定委員会が、29日発足しました。
29日は、有識者や事業所・市民団体の代表など10人が委員に委嘱されました。
伊那市地球温暖化対策実行計画策定委員会は、伊那市の環境審議会の専門部会として位置づけられています。
委員長には県地球温暖化防止活動推進員の稲辺謙次郎さんが選ばれました。
稲辺委員長は「温暖化対策の道筋を立てられるようにしたい」と挨拶しました。
委員会では、削減目標の検討や、具体的な取り組みなどについて検討します。
実行計画の期間は、伊那市環境基本計画の修了年度にあわせて、2018年度までの7年間とします。
削減の基準年度は、京都議定書に準じて、1990年とし、温室効果ガスのうち二酸化炭素を対象とします。
伊那市の2008年度の二酸化炭素の排出量は52万7800二酸化炭素トンで、1990年度と比較すると10.8%増加しています。
産業別では、1990年度と比べ、製造業では、8.6%減少している一方で、チェーン店やスーパーといった民生業務部門で5.8%増加、運輸部門で3.6%増加しています。
委員会は、全4回の会合を予定していて、1月中に計画の素案をまとめる予定です。
素案は、伊那市環境審議会と環境基本計画推進委員会に示され、年度中の策定を目指します。 -
創作教室受講生の作品展
書道や、絵画、写真など創作教室に通う受講生の作品展が、伊那市のサンライフ伊那で開かれています。
作品展は、サンライフ伊那で開かれている創作教室に通う、受講生の発表の場として開かれているものです。
会場には、写真や陶芸、盆栽のほか、木彫、書道など様々な作品およそ220点が並べられています。
サンライフ伊那作品展示会は、10月2日まで開かれているほか、10月1日には煎茶披露会も予定されています。 -
「孝組座」定期公演
伊那市の伊那小学校6年孝組は、月1回の定期公演を27日、学校近くの坂下公会堂で行いました。
孝組では、地域の人に喜んでもらおうと、5年生の頃から「孝組座」としてダンスや人形劇を毎月披露しています。
27日は、クラス34人が7つのグループ分かれ、和太鼓の演奏や、コントなどを披露しました。
孝組では、会場の準備やチラシの作製、小道具作りなど全て自分たちで行っています。
公演を通してお客さんの反応や、見ていて気付いた点を話し合い、改善しているということです。
会場には、地域住民およそ30人が訪れ、児童らの踊りや演奏に目を細めていました。
孝組では、次回公演を10月25日に坂下公会堂で予定していて、多くの来場を呼び掛けています。 -
地域桜守育成へ
伊那市が認定した地域桜守の始めての講習会が28日、伊那市役所周辺で行われました。
講習会は、地元の桜を管理できる人材を育てようと伊那市が開いたもので、地域桜守に認定された9人が集まりました。
講師を務めたのは、高遠城址公園の桜などを管理している、伊那市振興公社の桜守、稲辺謙次郎さんです。
稲辺さんは、桜が枯れてしまうテングス病の対応策など、管理方法などについて説明していました。
伊那市では桜による滞在型の観光を目指そうと日本一の桜の里づくりを進めています。
市の調査によりますと、市内には、高遠を中心におよそ2,200か所に1万2,000本を超える桜があるということです。
しかし振興公社の桜守は現在5人で市内全ての桜を管理することは、難しい状況となっています。
このことから地域の桜を地元で管理してもらおうと地域桜守を育成することとなりました。
この事業は県の地域発元気づくり支援金の補助64万5,000円を受けていて、それを元に新たに桜管理マニュアルも作成しました。
講習会は年度内にあと3回開かれる予定で、桜の管理方法などを身につけた地域桜守は地元の桜を管理するとともに、その知識を広く住民に伝える役割も果たしていくということです。 -
灯籠祭 高遠囃子巡行
伊那市高遠町の灯籠祭・本祭りが23日に行われ、高遠囃子が街なかを練り歩きました。
高遠灯籠祭は、鉾持神社の秋の例祭に合わせて行われています。
秋の実りに感謝する祭りで、今年は、仲町と本町が山車の巡行を、霜町と相生多町が高遠囃子の練歩きを行いました。
囃子連は、太鼓や笛、三味線などを演奏しながら町内をおよそ1時間かけて巡行しました。
午後5時頃には、商店街に、稲穂にみたてた「ほうずきちょうちん」が灯され、街を彩っていました。 -
ソフトボールチーム「伊那シニア」6年連続全国大会出場
30日から京都府で開かれる全日本シニアソフトボール大会に、長野県代表として伊那市のチーム「伊那シニア」が6年連続で出場します。
26日、伊那シニアの西岡洋児監督と選手が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場のあいさつをしました。
伊那シニアは、伊那市在住者を中心とする59歳以上のソフトボールチームです。
5月の県大会で優勝し、6年連続全国大会出場を決めました。
全日本シニア大会では、去年、一昨年と2年連続で準優勝しています。
白鳥市長は、「伊那の名前を全国にとどろかせ、ぜひ今年は優勝を狙ってください」と激励しました。
全日本シニアソフトボール大会は30日から京都府で開かれ、伊那シニアは初戦、茨城県代表と対戦します。 -
唐木いきいき交流施設 竣工
介護予防や地域住民の交流の場となる「唐木いきいき交流施設・ひだまり館」が伊那市西春近の小出島に完成し27日、竣工式が行われました。
27日は、地域住民や工事関係者など24人が参加しテープカットなどをして完成を祝いました。
唐木いきいき交流施設は高齢者の介護予防や地域住民が交流する場として整備されたものです。
老朽化していた公民館を解体し、その跡地に今年の4月から整備を行ってきました。
総事業費はおよそ2100万円で、うち2000万は 国からの補助金となっています。
建物は木造平屋建てで延べ床面積はおよそ100平方メートル。
全館バリアフリーとなっていって施設内の段差をなくしたり、交流室には、転倒予防のカーペットタイルを貼りました。
小出島区の前沢活人区長は、「世代間交流の場として有効に活用したい」と話していました。
伊那市では平成24年までに唐木いきいき交流施設を含め市内15か所で地域交流施設を整備する計画です。 -
振り込め詐欺防止 緊急対策会議
伊那警察署は、振り込め詐欺防止のための緊急対策会議を27日、開きました。
伊那署では振り込め詐欺撲滅のため金融機関の防犯事務担当者を対象に今年初めて緊急対策会議を開きました。
会議には、伊那署管内の6つの金融機関の担当者28人が参加しました。
会議では、振り込め詐欺被害の現状が報告されました。
それによりますと、長那県内では今年1月から8月末現在までに66件およそ9,000万円の被害が出ています。
前の年に比べると29件、およそ5,000万円増となっています。
伊那署管内では今年1月から9月26日までに3件、およそ330万円の被害が出ています。
いずれも、息子を名乗る電話で60歳以上の人が被害にあいました。
こうしたことから、伊那署では、金融機関の担当者に、危機意識をもってもらい手口をしっかり覚えてもらいたいと呼びかけていました。
また、被害にあった人の多くは振り込み先名義がカタカナということで、そうした場合は警察に連絡してほしいと行員に話していました。
伊那署では、振り込め詐欺撲滅に向け今後も年金支給日のATM警戒や高齢者を対象とした出前講座などを行っていく計画です。 -
小売り酒販組合が未成年飲酒防止呼びかけ
県内の小売酒販組合などが、高校生など未成年の飲酒防止を呼びかける街頭啓発を、22日朝、JR伊那北駅前で行いました。
この日は、辰野町から駒ヶ根市までの5つのJR飯田線の駅で、未成年飲酒防止のキャンペーンがおこなわれました。
キャンペーンを行ったのは伊那小売酒販店組合や伊那税務署、伊那警察署です。
5つの駅にそれぞれ10人ほど、合わせて60人が参加しました。
このキャンペーンは、長野県下にある10の小売酒販組合が、主に通学途中の高校生を対象に飲酒防止を訴えようと毎年行っています。
毎年4月ごろ行っていますが、今年は、東日本大震災の影響で、実施を半年ずらしたということです。
伊那小売酒販組合の池上清人副理事長は、「人生は長く、お酒は20歳を過ぎればいくらでも飲めるので、20歳になるのを待って欲しい」と話していました。 -
新宿の小学生が稲刈り体験
伊那市と友好都市提携を結んでいる東京都新宿区の小学生が、26日、市内の田んぼで稲刈りを体験をしました。
26日は、江戸川小学校6年生の児童11人が、鎌を使い、稲刈りをしました。子ども達は、田んぼに入り、成長した稲を刈り取っていました。
この日収穫したお米は、来月、学校に送られ、給食のときに全校で味わうという事です。 -
第40回伊那まつり 来年8月4、5日開催
伊那市の伊那まつり委員会が26日、市役所で開かれ、来年の第40回伊那まつりは8月4日と5日に行うことが決まりました。
伊那まつり委員会で日程案が示され、第40回の来年のまつりは、8月4日土曜日、5日日曜日に行うことが決まりました。
来年のまつりについては今後、事務局会議を開いて方向付けをし、10月に企画会議を立ち上げます。
来年3月にまつり委員会、4月に実行委員会を開く予定です。
従来通り初日に市民踊り、2日目に花火大会を行うか、前身の勘太郎まつりからの通算回数を表示するかなど、祭りの詳細については今後検討していくということです。 -
初参戦ローメンズクラブ 入賞ならず
愛知県豊川市で24日から開かれたB級ご当地グルメの祭典「中日本・東海B1グランプリ」に、伊那ローメンズクラブが初参戦し、2日間で7600食を販売したものの、入賞は逃しました。
B1グランプリは、ご当地グルメを活用して地域を元気にしていこうと開かれているイベントで、中日本・東海大会が開かれるのは今回が初めてです。
大会には、中部地区の5県から19団体、ゲストとして地区外から3団体の合計22団体が参加し、食を通じて地元のPR合戦を繰り広げました。
伊那市の飲食店や市民ボランティアでつくる伊那ローメンズクラブは、今年夏にB1グランプリの出場資格となる愛Bリーグ正会員となり、今回初参戦しました。
ローメンズクラブは、会場となった豊川市野球場の入口付近のブースが割り当てられ、会場を訪れた人たちが匂いに誘われてローメンを買い求めていました。
また、作業手順を細かく分業したため、長い団体では1時間以上あった待ち時間を平均10分程度におさえ早い回転でローメンを提供していました。
開催地豊川市から訪れたという男性は「初めて食べました。今まで食べたことのない新しい感覚の食べ物でおいしい」と話していました。一方、地元から親子で訪れた女性は「少し味が寂しい気がする。もう少しピリ辛でも・・・」と物足りなさを訴えていました。 -
絵本作家ワークショップ お面づくり
ダンボールなどを使ったオリジナルのお面づくりのワークショップが25日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
伊那図書館では毎年、絵本作家を呼んでワークショップを開いていて、親子連れなど60人が参加しました。
今年は、絵本作家「ツペラ ツペラ」の2人が講師を務めお面を作りました。
ツペラツペラは絵本のイラストレーションをはじめテレビ番組での工作指導などをしている2人組です。
ワークショップでは、架空の人物の名前、性格、特徴が書かれた、くじを引いて、その人物を想像しながらお面を作りました。
参加した子ども達は、はさみやカッターを使ってダンボールを顔の形に切って、顔を書いたり、色を塗っていました。
お面づくりをはじめておよそ1時間30分。
ユーモラスなお面が会場に並びました。
出来上がったお面を、一人一人発表していました。 -
十六善神図像 お披露目
伊那市富県の下新山で、明治43年に作られた掛け軸が見つかり、修復が終わった掛け軸が23日に住民にお披露目されました。
「十六善神図像(じゅうろくぜんじんずぞう)」と呼ばれる掛け軸で、中央に釈迦、そのまわりに仏法を守るという十六の神が描かれています。
明治43年に、当時の下新山の住民が寄付を募り、地元の宝勝寺に奉納したという事です。
当時は大事に保管されていましたが、いつからか存在自体が忘れ去られていて、去年、民家で発見されたという事です。
この掛け軸は、曹洞宗の寺院で春先に行われる大般若祈祷法要の際に、本尊の代わりに祭りお参りをするものだという事です。
住民らが新しく修復された掛け軸に手を合わせていました。
下新山常会では、今後、この掛け軸を大切に保管し、春と秋の彼岸の時に祭るという事です。 -
伊那市西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が16日、招魂碑がある羽広の仲仙寺で行なわれました。
西箕輪社会福祉協議会が主催した追悼式には、遺族や関係者50人が参加し、戦死者の霊を慰めました。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「みたま御霊の安らかなご冥福をお祈りする」と式辞をのべました。
仲仙寺境内にある招魂碑には、日清、日露、太平洋戦争で戦死した217人の名前が刻まれています。
伊那市遺族会のあかばねかなめ赤羽要会長は、「戦後66年、悲惨な戦争を2度とおこさないよう後世に伝えていかなくてはならない」とあいさつしました。
招魂碑前では、どきょう読経にあわせて、遺族や追悼式参列者が焼香し、手を合わせていました。
西箕輪遺族会の伊藤文直会長は、「時間の経過とともに遺族の参加も少なくなってきているが、追悼式を通じて戦争がない社会の大切さを伝えていきたい」と話しました。 -
「幸せを運ぶ青い電車」 運行
JR伊那北駅の開業100周年を記念して鉄道ファンなどから「幸せを運ぶ青い電車」と呼ばれる119系電車が23日、臨時運行されました。
この日は、伊那小学校の児童や希望者など120人ほどが、JR伊那北駅から青い電車に乗り込みました。
車内には、万国旗が飾り付けられ、参加者を迎えました。
このイベントは、伊那北駅が来年1月に開業100周年を迎えることから、地元の山寺活性化協議会が企画しました。
参加者が乗り込んだ119系は、飯田線では、昭和50年代後半から運行していました。
現在では、この電車を残すのみで、ほとんど通常の運行に利用されておらず、鉄道ファンなどから、幸せを運ぶ青い列車と呼ばれています。来年3月に廃車となる予定でその後は飯田線から姿を消します。
この列車に乗って、午前10時40分にJR伊那北駅を出発し、高森町の市田駅で折り返し、伊那北駅まで戻ります。
山寺活性化協議会が、伊那商工会議所などの協力を得て、JR東海飯田支店との交渉を繰り返して、運行を実現させました。
車内では、家族連れがお菓子を食べながら会話を楽しんだり、子ども達が風景を写真に収めるなどしていました。
市田駅に到着すると、お弁当を広げ、昼食を楽しみました。
往復の沿線では、119系の青色電車を写真に収めようと多くの鉄道ファンがシャッターを切っていました。
午後2時半過ぎに、電車は伊那北駅に戻りました。 -
小黒川渓谷キャンプ場釣り堀で謝恩祭
伊那市内の萱の小黒川渓谷キャンプ場釣り堀で24日と25日の2日間、謝恩祭が行われています。
謝恩祭は、今年から釣り堀の運営をしている株式会社クロスプロジェクトグループが、多くの人に足を運んでもらおうと行っているものです。
期間中、通常100円の竿代を無料に、釣ったニジマス1匹200円を100円で提供しています。
3連休2日目の24日は、家族連れなどおよそ250人が釣りを楽しみました。
魚を釣り上げた人達は、名物のニジマスの花びら焼きに舌鼓を打っていました。
釣り堀を管理している伊藤一男さんは「日頃の疲れを癒すには最高の場所なので、清流の音を聞きながらおいしいニジマスを味わってほしい」と多くの来場を呼び掛けています。
謝恩祭は、24日まで行われています。 -
シベリア抑留 慰霊祭
第二次世界大戦後、旧ソ連軍によりシベリアに抑留され亡くなった人たちの冥福を祈る慰霊祭が14日、伊那市の春日公園の碑の前で行われました。
慰霊祭は、抑留体験者や遺族などでつくる財団法人全国強制抑留者協会長野県支部が毎年行っているものです。
この日は、県内から抑留体験者や遺族など30人ほどが出席しました。
慰霊祭副実行委員長の西村又夫さんは「餓えと寒さの中亡くなった戦友の事を片時も忘れたことはない。抑留体験者として真実を後世に伝え、平和な社会を築くことを誓います」と式辞を述べました。
第二次世界大戦後、シベリアへ強制抑留された日本軍は60万人、
そのうち6万人が犠牲になったとされています。
参列者は、碑の前に花を手向け、犠牲者の冥福を祈っていました。