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上伊那医師会附属准看護学院の学生 修学旅行の積み立て金の一部を寄付
上伊那医師会附属准看護学院の学生らは、東日本大震災の影響により中止した修学旅行の積み立て金の一部を、義援金として寄付しました。
19日は、代表者5人が市役所を訪れ、義援金として3万円を寄付しました。
准看護学院の1年生23人は、今月三重県への修学旅行を予定していました。
しかし、東日本大地震が発生したことを受け、医療を志す者として中止としました。
学生らは、自分達に何かできることがないかを考え、今回積み立てた旅行代金の一部を寄付することにしました。
学生らは、「災害時に医療で役にたてるように、残り1年間資格取得を目指し勉強していきたい」と話していました。 -
民事調停案賛成多数で原案通り可決
伊那市がNECライティングに対し補助金全額の返還を求めて民事調停を申し立てる議案が18日の伊那市議会で賛成多数で可決されました。
共産党伊那市議団は、全額の返還を求めるのなら、民事調停ではなく、民事訴訟で争うべきとする修正案を今日の市議会経済委員会と本会議に提出しましたが、委員会、本会議とも賛成少数で否決されました。
本会議では、民事調停で補助金全額の返還を申し立てることになる市提出議案が原案通り、賛成多数で可決されました。
伊那市が申し立てを行う民事調停は、伊那市がNECライティングに対し、平成18年から21年まで4年間に交付した補助金の全額1億5,888万7,000円の返還を求めるものです。
共産党伊那市議団は、「双方が歩み寄る民事調停では、全額返還の可能性はない。議会も全額返還を求める市民からの陳情を全会一致で採択した責任がある」などと賛同を求めましたが、修正案は、賛成少数で否決されました。 -
伊那市の日帰り温泉施設1時間短縮
伊那市西箕輪の日帰り温泉、みはらしの湯では、被災地への石油製品の供給の一助になればと営業時間を短縮する措置を来週22日からとる予定です。
みはらしの湯では、午後9時30分までの営業時間を1時間短縮して午後8時30分までとします。
高遠のさくらの湯も1時間短縮し午後8時までとします。長谷の仙流荘も外来入浴、宿泊者の入浴を1時間短縮し、午後9時までとします。
入野谷は、宿泊者の入浴を1時間短縮し午後9時までとします。
実施期間は、22日から当分の間としています。
また伊那市は、親善交流都市の会津若松市に毛布を贈るため市民の協力を呼びかけています。
会津若松市は、原発関連の避難民を受け入れていることから伊那市に毛布の提供を依頼しました。
毛布は、新品または、クリーニング済みのもので、ビニール袋に入っているものです。
受付場所は、市役所103会議室、受付は土日、祝日を含む毎日で、時間は、午前8時30分から午後6時です。
白鳥市長は、3月定例市議会の閉会あいさつで、市民の協力を求めました。 -
箕輪町が救援物資受付開始
箕輪町と箕輪町社会福祉協議会は17日から、東日本大震災の被災地に送る救援物資の受付を始めました。
受付窓口の箕輪町ボランティアセンターでは、物資を受け入れる準備が整えられています。
受け付ける救援物資は、水、毛布、保存食、粉ミルクなど長野県が指定している物資と同じ15品目です。
町での受付は今月31日までで、窓口はボランティアセンターと箕輪消防署です。
受付は、ボランティアセンターは月曜日から金曜日までの午前9時から午後5時まで、箕輪消防署は土日祝日も含め24時間受け付けます。
また、伊那市でも17日から救援物資の受付を開始しています。
救援物資の窓口は、伊那市役所103会議室、市役所社会福祉課、各総合支所保健福祉課となっています -
白鳥市長「結論出す段階ではない」
震災をうけ各地でイベントが中止されているなか、伊那市の白鳥孝市長は、伊那まつりについて、開催か中止か結論を出す段階ではないとの考えを示しました。
17日は伊那市役所で、伊那まつり委員会が開かれました。
このなかで伊那まつり委員会会長の白鳥市長は、「開催か中止か結論を出す段階ではない。状況を見守りながら賢明な判断をしていきたい。」と述べました。
夏祭りについては、箕輪町の平澤豊満町長が、みのわ祭りの中止を検討するとの考えを示しています -
「伊那市の放射線数値 平常どおり」
20年以上にわたり、伊那市内の放射線を測定している富県の小牧崇さんは、現在の伊那市の放射線数値は、平常どおりとしています。
小牧さんは、元高校の教諭で、名古屋市に本部を置くチェルノブイリ原発事故の民間救済団体、「チェルノブイリ救援・中部」で活動しています。
チェルノブイリ原発事故後、放射線検検知器を購入し、現在は2台を所有し、20年以上にわたって放射線の測定を続けています。
白い検知器は、放射線のガンマが通過した回数をカウントするもので、現在、通常自然界に存在する、20程度の値を示しています。
黒い検知器は、ウクライナで購入したもので、平常と同じ程度の0.1マイクロシーベルト程度の値を示しています。
どちらの検知器も、平常どおりの数値を示していて、小牧さんは、現在、伊那市には放射線による汚染はなく、心配する必要はないとしています。
小牧さんによると、県内で、放射線検知器を所有する人たちで、メールなどを使った情報交換が始まっていて、もしも異常を検知した場合は、地域メディアなどを通して広く公表したいとしています。 -
野口俊邦氏県議選出馬表明
信州大学名誉教授の野口俊邦さんが、17日、伊那市役所で記者会見を開き、4月の県議選伊那市区に立候補することを表明しました。
新人の野口さんは、去年4月の伊那市長選に落選していて、県議選へ出馬する事に関しては、「市民や県民の欲求を実現できるかどうかという点は同じで、鞍替えという意識はまったくない」としています。
立候補にあたり、耐震化リフォームへの補助など災害に強い地域づくり、農林水産業強化などによる経済活性化をあげているほか、TPP・浅川ダムの建設・リニア中央新幹線建設について反対の立場を示しました。
阿部県政については「30人学級など評価すべき事は評価し、県民の利益に沿わないものには反対していく」と述べました。
野口さんは現在68歳。信州大学名誉教授で伊那市福島に住所があります。無所属で出馬し、政党などの公認・推薦は受けないとしています。 -
高遠さくら祭り規模縮小へ
伊那市は、震災の影響により、高遠城址公園さくら祭りの規模を縮小し、電力や燃料不足などへ対応したい考えを17日示しました。
伊那市によると、震災の復興の兆しが見えない現在、高遠さくら祭りへの来場者の減少が見込まれることから、規模を縮小し、実施したい考えを示しました。
そのほか、燃料不足への対応や、発電機などの入手が困難なことから、ライトアップは中止するとし、閉園時間を午後8時までと1時間半繰り上げます。
また、バスの手配が困難なことから、バスの運行については縮小し、伊那市役所と城址公園を結ぶシャトルバスは中止するとしています。
伊那市では、全体の規模は縮小となるが、観桜客の受け入れ態勢やおもてなしについては、これまでと変わらず確保していきたいと話しています。 -
テレビ不法投棄防止キャンペーン
地上デジタル化に伴うテレビの不法投棄を防ごうと、県下一斉の不法投棄防止キャンペーンが10日から始まりました。
伊那市の伊那合同庁舎前では10日、キャンペーンの出発式が行われました。
上伊那地方事務所の市川武二所長は、「皆さんの協力を得て、不法投棄の防止、抑止に努めてほしい」とあいさつしました。
キャンペーンは、今年7月に地上アナログ放送から地上デジタル放送に移行することにより、買い替えなどで不要になるテレビが増えることから、不法投棄を防ごうと行われます。
出発式の後、県や市町村などの車両が不法投棄防止を呼び掛け、上伊那郡内をパトロールしました。
上伊那地方事務所管内のテレビの不法投棄は昨年度は65台、今年度は1月末までに50台となっています。
キャンペーンは4月10日まで行われます。 -
ミノ・ネットワーク株式会社と株式会社中野屋ステンレス新たに操業を始める
伊那市の伊那インター工業団地内にある空き工場を取得した企業2社が、新たに操業を始めます。
これは、14日開かれた伊那市議会経済建設委員会全員協議会で報告されたものです。
空き工場を取得したのは、神奈川県相模原市から移転した建材製造業の「ミノ・ネットワーク株式会社」と、 伊那市御園から移転した鉄板加工業の株式会社中野屋ステンレスの2社です。
取得した場所では、数年前まで別の企業が操業していましたが、事業整理や倒産などにより、空き工場となっていました。
中野屋ステンレスでは、すでに新たな工場で操業を開始していて、ミノ・ネットワークは4月末から、操業を始めます。
また、今回の操業開始に伴い、ミノ・ネットワークでは10人ほど、中野屋ステンレスでは3人ほどを、地元から雇用する予定です。 -
伊那市 災害対応を報告
伊那市は16日に開かれた、伊那市議会総務委員会の協議会で、市としての災害対応について報告しました。
市の報告によりますと、これまで市役所で受け付けた義援金は、15日午後6時の時点で476人、634万3,552円となっているという事です。
伊那市では、13日に福島県会津若松市と猪苗代町に職員を派遣し救援物資を届ました。
今後は、24日と30日に職員4人と給水車などを岩手県宮古市へ派遣するという事です。
また、JRバス関東の一部で15日からまびき運転を実施している事が報告されました。JRバス関東によりますと、高遠線と藤沢線で(月)から(金)の平日について土日・祝日ダイヤで運行していますが、通学に大きな影響がでないよう、本数を増やしてしているという事です。 -
ホテル、旅館、飲食店に経営に影響
今回の地震で上伊那のホテル、旅館や飲食店の経営にも影響が出ています。
ホテル、旅館業は高校伊那駅伝の中止などにより経営に打撃を受けています。
伊那市荒井のホテル伊東館の中村浩社長は「駅伝の中止は大変痛い。今は被災地の1日も早い復興を願う。」と話しています。
一方、伊那市荒井の割烹海老屋では先週11日に地震が起きて以降、宴会などの予約のキャンセルが相次いでいます。
鈴木一比古社長は「祝いごとなどの自粛ムードが広がっている。」と話していました。 -
上伊那の小中学校で卒業式始まる
卒業式シーズンも本番を迎えました。
上伊那の小中学校では16日から卒業式が始まりました。
このうち伊那市の伊那中学校では男子70人、女子67人の、合わせて137人が卒業を迎えました。
初めに、東日本大震災での犠牲者の冥福を祈り黙とうをささげました。
式では、細江孝明校長から卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
細江校長は、「自分の特技を高めた部活動、全校を引っ張ってきた生徒会活動など3年生の活躍は目を見張るものがありました。それぞれの進路に向かって頑張って下さい」と式辞を述べました。
また卒業生を代表して田中智康君は、「卒業生137人はそれぞれの道へと進んでいきます。伊那中でつちかった体験を活かし将来に向け前進します」と答辞を述べました。
9年間の義務教育を終えた卒業生は通い慣れた学び舎を後にしていました。
上伊那の小中学校の卒業式は17日、ピークを迎えます。 -
東日本大震災 派遣の伊那市職員戻る
東日本大震災で、友好提携都市の福島県会津若松市へ災害応援隊として派遣されていた伊那市の職員が、活動を終えて14日、市役所にもどりました。
会津若松市に派遣されたのは、伊那市の職員5人です。
救援物資を被災地に届け、14日午後5時ごろ、伊那市役所にもどりました。
応援隊は、酒井茂副市長に、現地での活動を報告しました。
応援隊は、「会津若松市は、一部、建物が壊れるなどしていたが、大きな被害はなく、市民の生活は正常にもどっているようだった」と話していました。
今後、原子力発電所の事故の影響で、会津若松市では千人ほどの避難者の受け入れを想定していて、届けられた救援物資は、この避難者の受け入れに活用されるということです。 -
食料品など品薄 冷静な対応を
伊那市内の大型店などでは、東日本大震災後、食料品や日用品が品薄となっています。
こうしたことから伊那市では家庭で必要なものだけを買うよう冷静な対応をお願いしたいと呼びかけています。
伊那市の大型店では、15日も水や電池、トイレットペーパーなどの日用品や防災用品を買い求める人の姿が多く見られました。
ある男性は、「水が一番ほしかったが、今はないと聞いた。トイレットペーパーや、米、カップ麺などを買って帰りたい」と話していました。
アピタ伊那店では、被災地への供給を優先しているため、カップメンや電池などが品薄となっています。
アピタ伊那店ではカップメンや水、電池などは現在店頭に並んでいる商品のみで、今後の入荷のめどはたっていないということです。
伊那市生活環境課では「被災地への安定した物資の供給のためにも、家庭で必要なものだけを買うよう冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけています。 -
上伊那の小中学校で終業式始まる
上伊那の小中学校では15日から3学期の終業式が始まりました。
このうち伊那市の伊那東小学校では全校児童661人が体育館に集まり終業式が行われました。
式の中で6年生全員が、これまでの生活を振り返り、自分達の成長を発表しました。
北原宏校長は、東日本大震災にふれ「児童会では今日から募金を始めてくれました。みなさんがやってくれた事は被災者の人達の力になる。人が生きていく中で助け合う事は大切」と話しました。
6年生の教室では小学校生活最後の通知表が担任から手渡されていました。
伊那東小学校では16日卒業式が行われ101人が慣れ親しんだ学び舎を巣立ちます。 -
災害派遣医療チームDMAT 被災地での救助活動終了
伊那中央病院の災害派遣医療チームDMATは、被災地での救助活動が終了し、14日、伊那市に戻りました。
救助活動を行ったのは、地域救急医療センターの畑谷芳功部長と看護師2人、業務調整員2人の5人です。
病院前では、職員が5人を出迎えました。
DMATが派遣されたのは、岩手県の大船渡市です。
現場は津波による建物の倒壊など被害が大きかった地区で、5人は災害拠点病院での重傷患者の治療や避難所で被災者の健康状態の管理などを行ったということです。
伊那中央病院では、長野県看護協会からの要請を受け、被災者の心のケアを行う災害支援ナース2人を20日に派遣するということです。 -
農林部と商工観光部 設置へ
伊那市は来年度から、産業振興部を分割し、「農林部」と「商工観光部」を設置する方針です。
16日の伊那市議会総務員会で条例改正案が賛成多数で可決されました。
伊那市は、観光、農林振興にそれぞれ重点的に取り組むため、今回の組織再編を行います。
新設される農林部の部長には、国から派遣される農林水産省の職員が就く予定です。
伊那市では、国や県に関わる課題が多く、パイプ作りのために職員派遣を要請したとしています。
農林部と商工観光部は、本会議で条例改正案が可決されれば、4月1日から設置されます。 -
春の高校伊那駅伝中止へ
伊那市は14日、東日本大震災の影響により、20日日曜日に予定されていた春の高校伊那駅伝の開催を中止すると発表しました。
男子34回、女子27回を数える伊那駅伝は全国から男子95チーム、女子67チームの合わせて162チームが参加することになっていました。 -
イーナちゃんマレットゴルフ 開幕
伊那市内在住のマレットゴルフ愛好家でつくるイーナちゃんマレットゴルフクラブの開幕戦が、12日、伊那市東春近の榛原河川公園で行われました。
この日は晴天のもと、会員およそ60人がマレットゴルフを楽しみました。
今年で発足9年目を迎えるイーナちゃんマレットクラブには、現在およそ120人の会員がいます。
今年は伊那市内のマレットゴルフ場を会場に、3月から12月までの10か月間で30試合を行う予定です。
イーナちゃんマレットクラブの平澤久会長は「素晴らしい自然の中で季節の変化を感じながら、楽しんでプレーしたい」と話していました。
なお、大会の結果、男子優勝は浅井和夫さん、女子優勝は向山元子さんとなっています。 -
伊那消防組合の援助隊第一陣が活動報告
東日本大震災の被災地へ派遣された伊那消防組合の緊急消防援助隊の第一陣が14日、伊那市に戻り、白鳥孝組合長に現地の状況などを報告しました。
伊那市役所で派遣された5人が白鳥組合長に任務の内容、現地の状況などを報告しました。
援助隊第一陣のメンバーが派遣されたのは、津波などで大きな被害のあった宮城県塩釜市です。
現場では、現地の消防隊の指揮の下、急病患者などの搬送作業にあたったということです。
救急隊の有賀晋隊長は「駅の前に家が流れ、テレビで見た恐ろしい光景が目の前にあった。水没する場所が日によって違い、現地の人に聞きながら行ったが、たどり着けない場所もあった」と話していました。
現地の状況について、援助隊第一陣の木下広志隊長は「凄まじい被害。現地の人たちが「ごくろうさま」と声をかけてくれるがいたたまれない気持ちになった。早く状況が回復して普段の生活に戻ってもらえたら」と話していました。
白鳥組合長は「しっかり休んで、通常業務や次の派遣に備えてもらいたい」と話していました。
伊那消防組合では、すでに援助隊の第二陣が13日に出発していて、第一陣に引き続き、宮城県塩釜市で救援活動を行っているということです。 -
一部の食料品などが品薄に
東日本大震災の影響で、飲料水や食料品が被災地優先で送られていることから、量販店では水やカップメンなど一部の商品の入荷が少なくなっています。
伊那市のベルシャイン伊那店では、地震の影響で一部の商品が品薄になっていることをお詫びする説明文が陳列棚に置かれています。
現在、飲料水やカップメン、パックご飯など、保存の利く商品は、被災地へ優先的に送られているため、品薄になっています。
ベルシャイン伊那店では「商品の被災地優先に協力したい。一部ご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いしたい」と話しています。 -
みのわ祭り予算700万義援金にしたい考え示す
箕輪町の平澤豊満町長は、今年のみのわ祭りを中止し、関連予算700万円を東日本大震災の被災地へ義援金として届けたい考えを示しました。
14日、町議会3月定例会が開かれ、冒頭、議員や理事者、職員全員が、犠牲者の冥福を祈り黙とうを行いました。
その後行われた挨拶で平澤町長は、今年のみのわ祭りを中止し、関連予算700万円を義援金として届けたい考えを示し、「被災者の気持ちになり厚い支援をしていきたい」と話しました。
祭り開催については、早いうちに実行委員会を開き、決定したいとしています。 -
木下氏拡大役員会~伊那市区~
長野県議会議員選挙、伊那市区に立候補を表明している現職の木下茂人さんの陣営は13日、伊那市内で後援会の拡大役員会を開きました。
伊那市区には定数2に対し現職2人、新人1人が立候補を表明しています。
このうち5期目を目指している現職の木下茂人さん陣営は13日、伊那市美篶の上大島地域交流センターで後援会の拡大役員会を開きました。
会場には支援者などおよそ150人が集まりました。
木下さんは「地域の課題となっている福祉・医療の充実や若者の定住対策、農林業の振興に力を入れていきたい」と訴えていました。 -
伊那市 親善交流市町に職員派遣
伊那市は親善交流を締結している、東日本大震災で被災した福島県の猪苗代町と会津若松市に職員を派遣し、救援物資を届けます。
13日は、伊那市役所で派遣される職員の出発式が行われました。
猪苗代町では、軽傷者が一人、建物被害は全壊・一部倒壊合わせて160戸、避難者数は100人。
伊那市から職員が6人派遣される他、毛布100枚、飲料水10リットル60本、その他食料が送られます。
会津若松市では、死者1人、負傷者11人、建物被害は全壊1棟、一部倒壊が多数でていて、避難者数は80人となっています。
伊那市からは、職員5人が派遣される他、毛布200枚、飲料水10リットル30本、その他食料が送られます。
出陣式で白鳥孝市長は「市民の気持ちを背負い、同じ日本人としてきちんとした対応が取れるようがんばってきて下さい」と激励しました。
派遣期間は、猪苗代町が15日まで、会津若松市が14日までを予定しています。 -
わんぱくおやこ塾 いちご狩り楽しむ
保育園に通う前の子供と母親が通う伊那市の西箕輪公民館の教室「わんぱくおやこ塾」は9日、みはらしいちご園でいちご狩りを楽しみました。
9日、わんぱくおやこ塾の今年度最後の教室が開かれ、38組の親子が参加しました。
みはらしいちご園では、お世話になっている地元、西箕輪に感謝の気持ちを伝えようと、毎年わんぱくおやこ塾をいちご狩りに招待していて、今年で3年目です。
ハウスには、酸味がなく甘みの強い章姫、甘みと酸味のバランスがとれた女峰、少し酸味のある紅ほっぺの3種類のいちごがあり、子供達は、赤く実ったものを探しておいしそうに口に運んでいました。
ある母親は、「自分でとって食べるので、子供も、楽しく、いつもより沢山食べることができました」と話していました。 -
県芸術文化総合フェスティバル
第23回長野県芸術文化総合フェスティバルが、伊那市の伊那文化会館で開かれています。12日から大正琴などのステージ発表が始まりました。
フェスティバルは、県内で活動する文化団体が日頃の成果を発表し、芸術の質の向上と活性化を目指すもので、長野県芸術文化協会が毎年開いています。
長野、松本、伊那の3会場で開かれ、伊那会場は伊那芸術文化協会に加盟する17団体が参加しています。
ステージ発表は、12、13日の2日間で15団体が出演することになっていて、今日は大正琴や日本舞踊が披露されました。
また、伊那市華道会による華道展や、長野県水墨画協会南信支部の水墨画展も開かれています。
フェスティバルは13日まで伊那市の伊那文化会館で開かれ、ステージではバレエやダンスの発表が行われます。
入場料は一般千円、小中高校生は500円で、展示は無料となっています。 -
中央蘭友会が春蘭展
春の早い時期に花を咲かせる野生のランの一種、春蘭の展示会が伊那市の伊那市民会館で開かれています。
これは、愛好家のグループ、中央蘭友会が毎年この時期に開いているものです。
会場には、およそ100鉢が並んでいます。
会員は伊那谷を中心としたおよそ30人で、栽培方法など皆で勉強しているということです。
中央蘭友会の土屋澄一会長は、「春蘭は清楚で可憐、飽きの来ない花。育てていると元気が出て、人生が豊かになる」と魅力を話していました。
この春蘭の展示会は13日まで、伊那市民会館で開かれています。 -
春の訪れ告げる ザゼンソウ
伊那市横山で、春の訪れを告げる花「ザゼンソウ」が姿を見せ始めました。
一面雪に覆われた横山の森林内で雪を溶かして顔を出しているのがザゼンソウです。
ザゼンソウは、3月から4月にかけて咲くサトイモ科の花で、回りの黒紫色の部分が仏炎苞と呼ばれる葉の一種で、中に見える黄色く丸いものが花です。
ザゼンソウは媒介しているミトコンドリアの力を借りて自ら発熱し、雪を溶かして顔を出すと言われています。
群生地の管理をする横山区によると、まだ蕾のものが多く、見ごろは4月上旬頃になりそうだということです。 -
農事組合法人みすず 設立
美篶営農組合は、より効率的な運営を目指し、農事組合法人「みすず」をこのほど設立しました。
11日夜にはJA上伊那美篶・手良支所で設立総会が開かれ、組合員などおよそ60人が出席しました。
美篶地区は、伊那市で最も有休荒廃地の少ない地区で、川下り米など評価の高い米が獲れる地域でもあります。
しかし、高齢化や担い手不足など、農業、農地の継承が深刻な状況になっています。
今回、農地・農業を守り、地域農業の振興をはかっていこうと、法人を設立しました。
理事長に選任された堀内利男さんは「設立して終わりではなく、今日がスタート。みんなで知恵を出し合って美篶の農業を守っていきたい」とあいさつしました。
伊那市によると、市内の集団営農組織の法人化は3例目で、367人が加入する「みすず」は最も大きい農事組合法人になるということです。