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伊那市東部中学校合唱部 関東甲信越大会に向け、練習に熱
伊那市の東部中学校合唱部は、県代表として出場する9月4日の関東甲信越大会に向け、練習に熱が入っています。
東部中学校合唱部は、今月20日に開かれたNHK全国学校音楽コンクール県大会で最高賞となる金賞を受賞し、関東甲信越ブロックコンクールの出場を決めました。
県大会には、各地区の予選を勝ち抜いた66校が出場しました。東部中学校が演奏した「海逝く魂と漁師のための盆唄」は、東日本大震災をテーマに作られた曲です。
部員らは、歌詞に思いをのせて、繰り返し練習をしていました。
東部中学校が出場する関東甲信越ブロックコンクールは、9月4日にさいたま市で開かれ、上位3校が10月の全国大会へ進みます -
B1グランプリに向けスープ検討会
全国各地のご当地B級グルメが一堂に集まる「B1グランプリ」に、伊那ローメンズクラブが今年初めて参加します。
31日の夜には伊那市の飲食店「萬楽」で、B1グランプリで提供するローメンのスープ検討会が開かれました。
萬楽の厨房には、市内でローメンを提供している飲食店の店主らが集まり、話し合いながらスープ作りをしていました。
ローメンズクラブでは、B1グランプリに向け、より食べやすいローメンを開発しています。
この日はローメンズクラブに加盟する飲食店の店主や、ローメンズクラブサポーターが集まり、全部で8種類の試作ローメンが出されました。
普段作っている味ににんにくを多めに入れたもの、みりんを多く入れたものなど、厨房では各飲食店の店主が立ち代り試行錯誤しながらローメンを作り、そのローメンの味を他のメンバーが食べ比べていました。
ローメンズクラブのサポーターとして食べ比べに参加したある男性は「それぞれ特徴があって、どれもおいしい。かなり悩むが、良い雰囲気の中で楽しみながらやっています」と話していました。
伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長は「伊那で生まれたローメンを、全国の人たちが受け入れてくれるかとても気になるところ。誰が食べても美味しいと言ってくれるローメンを作りたい」と話していました。
ローメンズクラブが参加するB1グランプリは、11月12日から2日間、兵庫県姫路市で開かれることになっています。 -
伊那市の実質公債費比率は17.6%
平成22年度の伊那市の実質公債費比率は、17.6%で前の年度の19%と比べて1.4ポイント改善しました。
実質公債費比率は自治体の一般財源のうち公債費にあてる比率をいいます。
平成22年度は17.6%で早期健全化基準となる、25%を下回ったほか、起債に県知事の許可が必要となる18%も下回りました。
伊那市では23年度から5年計画の財政健全プログラムを策定していて平成27年度の実質公債費比率は16.5%を目標としています。
市では計画より財政健全化が進んでいるものの県内19市と比較すると高い水準にあるとして今後もプロクラムに沿って歳入の確保と歳出の削減に取り組んでいく必要があるとしています。 -
中央区防災訓練
伊那市の中央区は28日、震度6強の地震が発生したとの想定で、防災訓練を行いました。
訓練は、中央区が独自に実施したもので、情報収集や救助の訓練を行うことで災害時の被害を最小限にする事を目的にしています。
中央区公民館には、災害対策本部が設置され、各総代がけが人などを報告していました。
また、住民有志で作る中央区救助支援隊は、建物内に取り残された人を救助する訓練を行いました。
隊員らは、ホースを使い、建物内の人とコミュニケーションを取る方法や、建物に取り残された人を助け出し、搬送する手順を確認していました。
このほか、中央区の役員などおよそ20人が参加し、消防団から、消火栓の使い方や放水の方法などを教わりました。
指導した団員は、「冷静でいる事が大切。まずは自分の身を守る事をわすれないでほしい」と話していました。
中央区の春日英二区長は「東日本大震災があり危機感を持ち訓練に取り組めた。区民がいったいとなとなり、災害に強い地域づくりを目指したい。」と話していました。 -
朝食レシピコンクルール
伊那市食育推進会議による朝食レシピコンクールが28日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター「栃の木」で行われました。
この日は、応募47人の中から書類選考で選ばれた8人が実際に朝食を作りました。
今回のコンクールは、「お米を食べよう」をテーマに、30分以内に調理でき、4人分2,000円以内の朝食レシピを募集しました。
参加者は、ご飯の上に、炒めた野菜や肉、卵焼きなどを彩りよく乗せた物や、油揚げの中に、ヒジキを詰めて焼いたものなど、それぞれ工夫をこらした料理を作っていました。
全員の調理が終わると、食育推進会議の委員や参加者が、それぞれの料理を食べ比べていました。
コンクールの審査は、順位はつけず、「バランスがいいで賞」や「朝から元気いっぱいで賞」など、8人それぞれに、賞が贈られました。
食育推進会議の北原宏会長は、「どれも、栄養のバランスもよく、おいしかった。作る事を楽しみながら、朝食を食べることを心がけてください」と話していました。
今回応募のあった全員のレシピは、10月2日の健康まつりで紹介される予定です。 -
7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍
7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍となり、2か月連続で上昇し、ほぼ震災前の水準となりました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍で、6月の0.56倍を0.06ポイント上回りました。
企業の新規求人数は1,025人で、前の年の同じ時期に比べて1.3%下回りました。
新規求職者数は711人で、前の年の同じ時期に比べて10.5%減少し、3か月ぶりに前の年を下回りました。
産業別の新規求人数は、上伊那の主力の製造業で208人と前の年の同じ時期に比べて19.1%増加し、5か月ぶりに前の年を上回りました。
ハローワーク伊那では「製造業を中心に震災後の大きな落ち込みからの回復が見られた。ただ、新たな不安材料として、急激な円高で輸出関連企業から不安の声を聞くようになっている。今後の動向に注意していきたい」としています。 -
戦時中のポスター商店街に展示
伊那北駅周辺の環境整備などを行っている山寺活性化協議会は、9月1日から戦争当時のポスターを商店街に展示します。
これは、伊那北駅が来年1月4日に開業100周年を迎えることから、行事の一環で実施するものです。
協議会では、100周年を迎えるにあたり戦争を取り上げ振り返り後世に伝えていきたいとしています。
ポスターは阿智村から借りてきた63点で、当時のものを復元しています。
昭和16年頃のポスターを中心に、兵隊などを募集するものなど様々です。
30日はメンバーが、ポスターを展示する40の商店街を周りました。
中には、ポスターを見て当時の思い出を話す人もいました。
ポスターは来月28日まで八幡町商店街に展示されることになっています。
また、大正の終わりから昭和初期にかけて撮った駅の写真などもきたっせやタウンステーションで展示されることになっています。
23日には、伊那北駅前で100周年記念式典を行う計画です -
3保育園の統廃合計画署名を渡す
伊那市の竜東地区3保育園の統廃合計画に反対する住民グループは昨夜、計画見直しの署名を市長宛てに提出しました。
29日の夜は、伊那東保育園で住民グループと伊那市との懇談会が開かれ統廃合の反対署名1221人分を市の担当部長に手渡しました。
懇談会では、保護者や地域住民などおよそ40人が出席し市側からこれまでの経緯などの説明がありました。
市の計画では、伊那東保育園を廃園し竜東保育園と統合するとしています。
竜東保育園と伊那北保育園を建て替え耐震化する計画です。
しかし、保護者などからは「送迎時間が混雑し東小学校の通路でもあり危険」「少人数のよさがなくなる」「2階建ての保育園は危ない」など反対の声が出されていました。
これに対し伊那市保健福祉部の原武志部長は、「おもく受け止め、地域の意見を聞きながら課題の解決策を考えたい。行政改革大綱、保育園整備計画に基づいて市の方針を進めていきたい」と説明していました。
また、近いうちに市長と役員との懇談の場も設けたいと話していました。 -
伊那小学校伝統のPTAバザー
伊那小学校伝統のPTAバザーが27日、体育館で開かれ、会場は多くの人で賑わいました。
会場には、児童やPTAなどが28店を出店しました。
伊那小学校のPTAバザーは、家庭で使わなくなった雑貨や、児童の総合学習の発表の場として毎年開かれています。
総合学習の販売エリアでは、子どもたちが育てた野菜を使ったものや、手作りしたものなどが店頭に並び、多くの人が買い求めていました。
PTAの綿菓子の販売コーナーには東日本大震災の被災地支援の募金箱も設置されていました。
バザー実行委員会の城田実会長は「バザーを通して子ども同士、また地域と学校同士の交流が深まったらうれしい」と話していました。
バザーの収益は子どもたちの学習環境の整備に充てられることになっています。 -
漂泊の俳人井月偲び俳句大会
漂泊の俳人井上井月を偲ぶ信州伊那井月俳句大会が28日、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
俳句大会には、一般1205句、小中学生、6511の句が寄せられ、優秀な作品の表彰式が行われました。
このうち一般の部の大賞には、阿南町の松澤杜夫さんの作品、「夏帽子 鷲掴みして 黙祷す」が選ばれました。
また11月に上映される映画「伊那の井月ほかいびと」を制作している井上井月顕彰会の賞には伊那市の小坂博子さんの「原爆忌ふり向く闇に火の匂」が選ばれています。
小中学校の部では特選の50人に表彰状が贈られました。
城取信平実行委員長は、「今年は震災を詠んだ句が多くあり俳句が心情を表現する一つであることを更に深く実感した。」と話していました。 -
震災の伊那谷への影響考える講演会
東日本大震災が伊那谷に与える影響について考える講演会が28日、伊那市創造館で開かれました。
講演会は、東日本大震災と伊那谷との関連を学んでもらおうと、市民グループ「いななき学舎」が開いたもので会場にはおよそ100人が集まりました。
講師は、高森町在住で伊那谷の地層に詳しい地質学者の松島信幸さんが務めました。
松島さんは地震による伊那谷への影響について「今回の地震による伊那谷断層帯への影響はないと思われる。 もしこの断層帯で地震が発生した場合、部分的ではあるがマグニチュード7クラスの地震になることも考えられる」と話していました。
また松島さんは、防災への意識の薄れについて指摘し「名刹や鎮守の森は、地震などの災害が起きやすい場所に造られ、昔の人たちは災害が起きないように祈るとともに状況の変化を確認してきた。現在では名刹が観光化し、変化を捉える目は衰えてきている」と話していました。 -
森の音楽祭in春近郷2011
地域で活動する音楽団体の発表会、森の音楽祭イン春近郷2011が28日、伊那市東春近の殿島城址公園で開かれました。
28日は14の団体が踊りやダンス、楽器演奏などを披露していました。
訪れた人たちは、森の中に響き渡る心地よい音色を楽しんでいました。 -
福祉の祭り「第5回ふれあい広場」
福祉の祭り「第5回ふれあい広場」が28日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
ふれあい広場は、世代や障害のあるなしに関係なく、祭りを通して福祉に親しみを持ってもらおうと伊那市社会福祉協議会が毎年開いているものです。
会場には、上伊那地域と東北地方の障害者施設の自主製品を販売する屋台や、点字などの福祉体験コーナーが設けられ、多くの人で賑わいました。
他に、会場に設置されたステージでは、ダンスや歌が披露されました。
このうち、うちわを使って風車を回し発電する「ふれあい発電所」のイベントでは、およそ80人の参加者が息を合わせて一斉にうちわを扇いでいました。
ふれあい広場の収益の一部は、長野県北部地震の被災地に義援金として送られるということです。 -
夏にスキー・スノボ楽しむ
特設滑走路に人工芝をひいてスキーやスノーボードを楽しむイベントが27日、伊那スキーリゾートで開かれました。
これは雪のない夏でもスキーやスノーボードを楽しんでもらおうと、伊那市などでイベントを企画運営するグループが開いたものです。
イベントには20代を中心としたスキーヤーやスノーボーダーが集まり特設滑走路で滑りを楽しんでいました。
集まった若者らは、あいにくの雨にもかかわらず夏のスキー・スノーボードを満喫していました -
美篶保育園で親子クッキング
伊那市の美篶保育園の親子が27日、ジャガイモを使った料理作りを楽しみました。
年長の親子20組が参加しました。
メニューは、保育園で子ども達が育てたジャガイモを使ったドーナツやニョッキなどです。
JA上伊那の元生活指導員、酒井さつきさんに教わり、親子で協力して調理しました。
親子クッキングは食育の一環で、子ども達が育てた野菜を調理することで食に関心を持ってもらい、併せて親子のふれあいの機会にしようと毎年行われている恒例行事です。
子どもたちは、ジャガイモを切ったり、すりおろしたジャガイモと粉を混ぜるなどしていました。
料理が出来上がると、皆で味わっていました。
美篶保育園では、秋にもサツマイモを使った親子クッキングを計画しているということです。 -
美篶公民館陶芸クラブ作品展
伊那市美篶の美篶公民館のサークル「陶芸クラブ」の作品展が、美篶きらめき館で開かれています。
美篶きらめき館のロビーには、陶芸作品およそ50点が展示されています。
陶芸クラブは会員18人で、週1回、作品づくりに取り組んでいます。
窯入れを年2回行っていて、今回は、7月下旬から今月上旬にかけて窯入れした作品を展示しました。
花瓶や皿、マグカップなどがあり、1200度以上の高温で焼き、思った以上の色が出ているということです。
この陶芸クラブ作品展は9月7日まで、美篶きらめき館ロビーで開かれています。 -
高遠を本の町へ ブクブク交換
伊那市高遠町を本の町にしようと、住民有志らによる「高遠・本の町をつくる会」が、9月と10月に催しを計画しています。
催しのプレイベントとして27日、本を持ち寄って紹介・交換するイベント「ブクブク交換」が行われました。
高遠町の仙醸の旧酒蔵でブクブク交換が行われました。
ブクブク交換は、英語の「ブック」と「物々交換」をかけています。
本を持ち寄って紹介し、交換するイベントで、全国各地で行われています。
参加者は県内外から訪れた10人で、持ち寄った本の内容などを紹介していました。
今回イベントを企画した高遠・本の町をつくる会は、去年、一昨年と高遠ブックフェスティバルを開いた実行委員会の有志と地域住民で組織しています。
会では、高遠町をアピールして好きになってもらい、総合的に本の町として広がっていくことを願って催しを計画しました。
9月と10月には、高遠城下まつりなど地域のイベントに合わせ、街中に本棚を並べて古書を売る「週末本の町」などを計画していて、土、日、祝日に開催されるということです。 -
被災地派遣の市職員が活動報告
東日本大震災の被災地に派遣されていた伊那市の職員が、24日夜、市役所で活動報告会を開きました。
これは、伊那市の職員同士が業務上の知識を学びあう自己啓発ゼミナールの一環で開かれました。
会場には、110人ほどの市職員が集まり、活動報告を聞きました。
報告したのは、岩手県陸前高田市に保健支援活動で派遣された支援隊と、宮城県石巻市に行政事務支援活動で派遣された支援隊のメンバーです。
陸前高田市に派遣された、健康推進課の下平 節美係長は、「業務別に、色の違うゼッケンをつけて、誰が何をするために派遣されているかが一目瞭然だった。毎日夕方に支援隊同士のミーティング、毎週水曜日にフリートークが行われていて、課題や疑問などの情報交換ができ、有意義だと感じた」などと、発表していました。
ゼミを開いている総務部では、「伊那市でもいつ災害が発生するか分からないので、情報を共有しあい、伊那市の防災に役立てたい」と話していました。 -
平和を願う朗読の集い
戦争と平和をテーマにした朗読会が、27日、伊那市内で開かれました。
「平和を願う朗読の集い」は、伊那市の朗読愛好者でつくる伊那公民館サークル「伊那朗読の会」が、観客と共に戦争について考え、平和の心を伝えていこうと、毎年、開催しています。
今年は、戦争に関する詩集や、絵本などを朗読しました。
会場には、およそ30人の観客が集まり、「戦争と平和」をテーマとした朗読に耳を傾けていました。
伊那朗読の会の・ス島みよし会長は、「戦争を知らない世代が増えた今、作品をとおして、平和の大切さを伝えていきたい」と話していました。 -
親子でフィルムロケットづくりに挑戦!
科学の不思議や面白さを親子で体験するプログラム「宇宙の学校」が27日に伊那市で開かれ、子どもたちがフィルムケースを使ってロケットを作りました。
この日は、市内の小学生の親子およそ60組、120人が参加し、フィルムケースを使ったロケットを作りました。
宇宙の学校は、身の回りで起こる、子ども達が不思議に思う現象などを親子で観察、実験し解決方法を探るプログラムで、今回で2回目になります。
ロケットは、フィルムケースに厚紙を使って尾翼などを取り付け、ケースの中に発泡入浴剤と水を入れ、二酸化炭素の爆発的な発生を利用して飛ばすものです。
子どもたちはロケットを完成させると、早速飛ばす準備をしていました。
参加したある小学生は「興奮しました。とても楽しかった」と話していました。
子ども・宇宙・未来の会の松澤俊志さんは「みんな本当に充実した顔をしている。こういった機会をきっかけに親子の絆を深めてほしい」と話していました。
宇宙の学校は今年度内あと2回計画されています。 -
児童が高校生相撲部と交流
伊那東小学校の児童が24日、木曽青峰高校相撲部の部員と、相撲で交流しました。
24日は、伊那東小学校に木曽青峰高校相撲部の生徒7人が訪れ、児童と相撲をとりました。
伊那東小学校では、伝統行事で毎年全校児童による相撲大会が開かれています。
今年は、大会を前に相撲に関する技や、知識を学ぼうと、相撲部員を招待しました。
児童らは部員に四股のふみ方や技のかけ方などを楽しみながら教わっていました。
伊那東小学校では9月に全校児童による相撲大会が計画されていて、子どもたちは大会に向け足腰を鍛えていくということです。 -
伊那市がJR東海に意見書
JR東海が公表したリニア中央新幹線の環境配慮書に対し、伊那市は、構造線や断層についての検証や南アルプスの隆起への対応策を盛り込んだ内容の意見書を26日提出しました。
JR東海は、26日までリニア新幹線の県内分の環境配慮書に対する環境保全の見地からの意見を募集し、提出された意見に配慮して環境影響評価を行うとしています。
伊那市が提出した意見書は、南アルプス周辺に関しては、地質データの正確な開示とサンプルの保管を求めるとともに、仏像構造線・戸台構造帯周辺の十分な地質調査と対応策、南アルプスの隆起の量に関しても十分な対応策を検討すべきとしています。
工事用道路は、ニホンジカの移動範囲を拡大させるものであり、生態系に大きな影響があると考えられるため、十分な調査の上、対策を講ずべきとしています。
中央アルプス周辺に関しては、伊那谷断層についての検証の必要性を訴えています。
長野県の駅に関しては、JR東海においてアクセスの整備を実施することを明記し、できる限り、配慮するとの記載事項については、具体的にどの様に対応するのかを明確にすべきとしています。
また、南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会会長の立場から、世界自然遺産登録や日本ジオパーク、ユネスコエコパークへの取り組みに影響が出ないよう検証と対策を講じるよう求めています。 -
園児が案山子作り
伊那市の富県保育園の園児は、自分達が育てているもち米を守ろうと、案山子作りを26日行いました。
26日は、保育園にJA上伊那青壮年部富県支部のメンバー5人が訪れ、園児と一緒に案山子を作りました。
富県保育園では、去年から富県支部のメンバーに指導を受けながら、園のそばの田んぼでもち米を作っています。
木の棒にわらを巻き付け、マジックでペイントしたTシャツを着せました。
最後に顔にへのへのもへじと書いて完成です。
園児達は、手分けして案山子を田んぼまで運び、記念撮影するなどして完成を祝いました。 -
美篶小で自由研究作品展
伊那市の美篶小学校で、夏休みの自由研究の展示が25日から始まりました。
廊下には、子ども達が作った工作や、研究についての模造紙が貼られていました。
1年生の教室の前では、色とりどりの工作などが並んでいました。
この自由研究は、1年生から6年生までの全員が1人1作品を提出しています。
この作品展は、来月2日まで開かれています。 -
高遠さくらホテルバス入魂式
伊那市高遠町の高遠さくらホテルに、新しい送迎用マイクロバスが配備されました。
25日、市役所車庫棟前でバスの入魂式が行われました。
高遠さくらホテルには送迎用マイクロバスが2台あり、そのうちの1台が利用開始から15年経過し古くなったため、今回更新されました。
29人乗りで、国の地域活性化交付金を受け、およそ500万円で購入しました。
式で白鳥孝市長は、「安全にたくさんのお客様に乗ってもらうようお願いしたい。施設で譲り合ってフル稼働してください」とあいさつしました。
バスには、今後デザインを検討しホテルの名前などを入れるということです。 -
伊那コンビニ防犯協会総会
伊那コンビニエンスストア防犯協会の総会が25日、伊那警察署で開かれ、会員が防犯の取り組みを確認しました。
総会にはコンビニエンスストアの経営者や店長ら18人が出席し、今年度の事業計画を承認しました。
今年度は、ATMや、ゆうパックの利用者に振り込め詐欺の被害防止を呼び掛けるほか、店舗の防犯体制の点検・強化などに取り組むことを確認していました。
総会後、伊那警察署の真岸一郎生活安全課長の講話がありました。
今年、長野県内で発生したコンビニ強盗はこれまでに5件で、伊那署管内では4月に辰野町で発生しています。
全国的にコンビニ強盗の発生が多い午前1時から4時の時間帯に従業員を複数勤務させることや、日常的な防犯カメラの点検を呼び掛けていました。
また、振り込め詐欺事件ではコンビニのATMを利用する可能性もあるとして、「利用者の素振りがおかしいと感じたら遠慮なく警察に電話してほしい」と話していました。 -
交通死亡事故多発非常事態宣言 発令
今年に入って、上伊那では11人、伊那市内では7人が交通事故で亡くなっていることを受け、伊那市などは25日、非常事態宣言を発令しました。
25日は、伊那市役所の駐車場で伊那市の白鳥孝市長らが、非常事態宣言を発令しました。
市役所前には交通指導所が設けられ、交通安全協会などが、ドライバーにチラシなどを配り、安全運転を呼びかけました。
伊那市が交通死亡事故多発非常事態宣言を発令するのは、平成11年、11月以来、12年ぶりの2回目となります。伊那市では、今年、死亡事故が多発していて、死亡者が去年の5人を上回り、現在7人となっています。
また、上伊那地域では、7月中旬以降、1か月の間に3件の交通死亡事故が発生し、伊那市も含め、24日現在で11人が亡くなっています。これは、過去5年間で最も死亡事故者数が多かった去年と比べても4ヶ月早いペースとなっています。
交通死亡事故の傾向としては、高齢者が関係する事故が半数を占めているほか、夜間に多くなっています。
非常事態宣言の期間は、9月3日までの10日間となっていて、期間中は、伊那市役所前で、市の職員が街頭啓発を行う他、各地区で広報活動が行なわれる予定です。 -
劇団南信協同が稽古に熱
今月27日と28日に伊那文化会館附属劇団「南信協同」による演劇「人を食った話」が上演されます。
団員らは24日、公演を前に通し稽古を行っていました。
南信協同による演劇「人を食った話」は、警察官を川に投げ込みケガを負わせた罪に問われているお婆さんと、取り調べをする検事が繰り広げる喜劇です。
舞台設定は昭和30年代の東北地方で罪を認めさせようとする検事に対し、それをはぐらかし、逆に検事をやりこめるお婆さんとの軽妙なやりとりが見どころです。
南信協同では、「誰でも気軽に楽しめる舞台なので、多くの人に足を運んでもらいたい。」と話しています。
演劇「人を食った話」は、27日が午後6時、28日が午後2時開演で会場は伊那文化会館小ホール。
入場料は前売りが大学生以上1000円、高校生以下が500円、当日は200円増しとなっています。 -
日本舞踊家 花柳さんが日本画寄贈
伊那市坂下の日本舞踊家、花柳弥寿太郎さんが、伊那市に日本画を寄贈しました。
花柳さんは23日、伊那市役所を訪れ舞踊の門下生が描いた20号の日本画を寄贈しました。
絵はその門下生から購入し大切にしていましたが、現在通っている長谷デイサービスセンター「やすらぎ」に飾ろうと寄贈しました。
花柳さんは、「やすらぎに通っている人たちや、職員のおかげで楽しく過ごさせていただいています。この絵はお礼の気持ちです。」と話していました。
花柳さんはこれまでにも数点の日本画を伊那市に寄贈していて、今回贈った絵は、「やすらぎ」に飾られるということです。 -
電動車いす講習会
電動車いすに乗っていた96歳の男性が車と衝突し死亡した7月の交通事故を受け、伊那市は24日、高齢者を対象にした電動車いすの講習会を開きました。
講習会は事故のあった東春近で開かれました。
伊那市では7月の事故を受け、安全に電動車いすを運転してもらおうと、旗を作成し参加者に配布しました。
電動車いすの講習会は、これまで市内では手良地区の交通安全協会が独自に行っていましたが、伊那市が行うのは今回が初めてです。
伊那警察署の署員などが講師となり、「急なカーブで転倒しないよう気をつける、進行方向を変える時は十分な安全確認を行う」など安全運転の心構えを指導しました。
伊那市では、今後、地区ごとに電動車いすの利用数を調査し、講習会を開いていくという事です。