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荒井区少年少女球技大会
伊那市荒井区伝統の少年少女球技大会が6日、伊那小学校グラウンドで開かれた。
大会は、荒井区などが毎年開いているもので、今年で32回目。以前はソフトボールを行っていたが、平成7年から、低学年でも楽しめるようキックベースボールに切り替えた。
荒井区にある12の地区から、190人ほどの子どもが参加し、地区ごとに分かれて試合をした。
会場からは、子どもたちを励まそうと大きな声援が送られていた。
伊那公民館荒井分館館長の久保村友保さんは、「最近は、同学年のみで遊ぶ子どもが多いようだ。学年を超えた交流ができるよう今後も続けていきたい」と話していた。 -
伊那市保育料統一で23人に影響
伊那市は旧3市町村の保育料を一元化するため段階的に保育料徴収基準を改定し、今年7月から統一料金にする。保育料体系の一元化に伴い保育料が値上げとなる人数は高遠町と長谷に住む23人で、影響額は年間合計で83万2800円となる。
5日夜、伊那市役所で開いた伊那市保育園運営協議会で報告された。
階層区分は現行の21階層から13階層に統合し、それにより高遠町と長谷の23人の保育料が値上げとなる。
最高は月額5千円の値上げで該当者は5人、4600円が7人などとなっている。
伊那市では該当者に対し、料金改定について説明し理解を求めていくことにしている。
運営協議会ではほかに、同じ世帯から3人以上が保育園に通っている場合、3人目以降は保育料を無料とする報告もあった。
これは国の保育料軽減措置によるもので、今年度は市内で17人が対象となり、年間の合計影響額は約60万円。
上伊那での3人目以降の無料化は箕輪町と南箕輪村で実施している。
また協議会では今年度、伊那東保育園と伊那北保育園の整備について検討していくことを確認した。 -
信州伊那高遠の四季展
応募386人、487点8月に開かれる3年に一度の全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」の実行委員会は5日開き、今年の応募点数などを報告した。
信州伊那高遠の四季展は、伊那市の風景や行事などをテーマにした絵画作品を公募する展覧会。
今年の作品募集は4月末で締め切られていて、応募人数は前回より20人ほど少ない386人、応募作品は前回より40点ほど少ない487点。
この作品の中から、金賞銀賞各1点、銅賞3点など合計75点を入賞作品として選ぶ。
審査は19、20日に行う。
信州伊那高遠の四季展は、8月1日から9月13日まで、信州高遠美術館をメーン会場に開く。 -
伊那市でグリーンカーテン大作戦
環境保全について考える「環境の日」の5日、伊那市は、植物のつると葉で日差しをさえぎるグリーンカーテンを作るため、アサガオの苗を植えた。
職員約30人が、アサガオの苗約300本をプランターに植えた。
グリーンカーテンは、アサガオなどつるのある植物をネットにはわせ、窓の外を覆う。夏の強い日差しを和らげ、部屋の温度が上がるのを抑える効果があるため、エアコンの使用時間を少なくすることができる。
伊那市では、温暖化防止への取り組みとして昨年からグリーンカーテンを作っている。
昨年は植えた本数が少なく、期待したほどの効果が出なかったため、今年は苗の数を増やし、計画的に肥料や水やりをするという。
プランターは庁舎の南側の窓の前に設置した。幅は約48メートルで、順調に成長すれば高さは4メートルほどになるという。 -
伊那市松くい虫対策協議会
伊那市は、松くい虫対策として松以外の種類に転換する地区をこれまでの東春近、西春近に加え、富県、美篶でも実施する。5日開いた伊那市松くい虫対策協議会で報告した。
平成20年度は、東春近で8.18ヘクタール、西春近で1ヘクタール、合計9.18ヘクタールで松以外の樹木に転換する樹種転換をした。
今年度はこれに加え、富県と美篶地区の一部でも行なう計画で、20年度の倍の約20ヘクタールを計画している。
長野県の松くい虫被害は全国1位で、県内で上伊那は、上田小県、下伊那などに次いで4位となっている。
上伊那では、特に駒ヶ根市で被害が増加している。
伊那市の被害は、初めて発見された平成18年が731立方メートル、20年度は1220立方メートルと増加傾向にある。
「間伐すると被害が拡大するとの話があるが」との委員からの質問に、県の担当者は「間伐した木材は、10月から2月の寒い時期に乾燥させるなど適切な処理をしないと松くい虫の温床になる」との説明があった。
これまでに被害が確認されていないのは西箕輪地区、長谷地区のみで、20年度も被害の報告はなかった。 -
伊那市西箕輪地区が功労者表彰報告
地域の景観を守る活動が認められ、伊那市西箕輪のふるさと景観住民協定者会が、国土交通大臣表彰を受けた。
同会の小池知志会長らが5日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞報告をした。
西箕輪地区では、地域の景観を守ろうと西箕輪ふるさと景観住民協定を結んでいる。また昨年9月、県内で初めて景観育成特定地区の指定を受け、建築物に基準を設けるなど景観の保全に努めている。
その活動が認められ1日、東京都で開かれた「日本の景観とまちづくりを考える全国大会」で、まちづくり功労者国土交通大臣表彰を受けた。受賞は、伊那市内の団体では初めて。
小池会長は、「地道に良い方法を考えて取り組んできたことが評価された。これからも住みよい地域づくりをしたい」と話していた。
協定者会では現在、伊那インター工業団地の誘導看板の統一化を進めているほか、活動内容をまとめた冊子作りなどに取り組んでいて、今後も景観保全のために活動していきたい竏窒ニしている。 -
上伊那華道会いけばな展
上伊那華道会のいけばな展が8日まで、伊那市通り町のニシザワデパートで開かれている。
池坊や小原流など10の流派で組織する上伊那華道会は、毎年この時期にいけばな展を開いている。
5、6日が前期、7、8日が後期で、前期後期合わせて160点を展示している。
会場には、ユリやバラなど季節の花をあしらったいけばなが並び、訪れた人たちは足を止めて見入っていた。
出品しているのは、指導者か流派の推薦を受けた人の作品のみで、レベルの高いものばかりという。
会長の福澤登美子さんは、「流派を超えた個性の共演を多くの人に見てもらいたい」と、来場を呼びかけている。 -
しんわの丘でローズガーデンウエディング
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで5日、結婚式が行われた。
伊那市観光がローズガーデンを全国に発信しようと無料挙式を募集したところ、11の都県から55組の応募があった。
その中から選ばれたのが、三重県在住の恩田竜二さん、美和さん夫妻。
二人は同じ職場で知り合い、2001年に結婚式を挙げた。ご主人の竜二さんは、当時バレーボールの実業団選手。結婚から3年目、試合を間近に控えた竜二さんは事故で脊椎損傷の大けがを負い下半身完全まひの体になってしまった。
結婚から8年が過ぎ、ローズガーデン挙式の募集を知った二人は、改めて誓いをたてようと応募した。
5日は、小雨が降るあいにくの天候となったが、そんな二人を祝福しようと50人が参列した。
式は、竜二さんから美和さんへのブーケプロポーズに始まり、指輪の交換、結婚証明書への署名、誓いの口づけと幸せの時間が流れていった。
伊那市観光社長の小坂樫男市長も立会人として参列。代表の署名もした。
最後は、バラの花びらに包まれた二人。妻の美和さんは、「心に残る結婚式になった」と感謝していた。
高遠さくらホテルから移設された愛の鐘が二人の新たな門出を祝福しているようだった。
しんわの丘ローズガーデンでは13日にも、もう一組の結婚式が行なわれる。 -
大萱保育園でアマランサスの種まき
伊那市大萱保育園の園児は4日、自分たちで育てる雑穀アマランサスの種まきをした。
種は、伊那地域アマランサス研究会が園児にプレゼントした。
アマランサス研究会は昨年、新しい地域食材を知ってもらおうと市内の全保育園に苗を贈った。
今年は、芽が出る様子も観察してもらおうと、種を贈ることにした。
子どもたちは、小さな種を丁寧にまき、そっと土をかぶせていた。
このアマランサスは1カ月ほどしたら間引きをし、おひたしやスープにして給食で味わう。
また、大きく成長したら絵を描いてみんなで花の観察をするという。
アマランサス研究会では、今年も市内23の保育園全てに種をプレゼントしていて、「園児が家族と一緒に観察したり味わうことで、地域へのアマランサスの定着につなげたい」と話していた。 -
高遠消防署水難救助訓練
夏の行楽シーズンを前に、伊那市の高遠消防署は4日、水難事故の発生に備えて訓練をした。
高遠ダムで釣り人がボートから転落したとの想定で訓練し、119番通報が伊那消防署に入り、高遠消防署の当直職員が現場に駆けつけた。
これまでの訓練には、さまざまな想定が与えられていたが、今回はより実践的な訓練にしようと、隊員が現場で救助方法を判断し行動していた。
高遠消防署管内には3つのダム湖があり、夏の行楽シーズン中、いつ水難事故が発生するかわからないとして、毎年訓練をしている。
隊員らは、ボートを湖に浮かべ、釣り人に見立てた人形を救助していた。
また、非番の隊員も応援に駆けつけ搬送した。
高遠消防署の蟹澤昭二署長は、「少ない人数で実践的な訓練が出来たと思う。災害発生時に迅速に対応できるように生かしていきたい」と話していた。
なおこの日は、19人の消防隊員全員が、ボートなどを使った水難救助の研修を受けたという。 -
鹿嶺高原で防護柵設置
伊那市は長谷の鹿嶺高原で4日、シカなどの食害から貴重な植物を守ろうと防護柵を設置した。
ボランティアを含め約30人が標高約1800メートルのキャンプ施設がある所で作業をした。
柵は高さ2メートルほどで、以前は植物が群生していた場所を中心に全部で3カ所囲った。
鹿嶺高原では、シカによる食害の影響で植物が減り、それに伴いチョウなどの昆虫も減少しているという。
市では5年計画で柵で囲った部分の植物がどの程度復活するかを観察していくことにしている。
また貴重な植物を心ない人が持ち帰る例もあるとして、柵の設置を自然を大切にするという意識付けにもつなげていきたい竏窒ニしている。 -
伊那市議会開会
伊那市議会6月定例会が4日開会し、市が予算案件など5件を提出した。
提出されたのは、条例案件2件、予算案件など合わせて5件。人事院勧告による特別職や一般職の給与を減額する条例の専決処分は承認された。
会期は22日まで。一般質問は11、12、15日。今議会から一問一答方式で一般質問を行う。 -
6月4日は「ローメンの日」
6月4日は、ローメンの日。ローメンズクラブ加盟店では、通常550円から700円のローメンが1杯400円で味わえるサービスが行われた。
伊那市入舟のローメン発祥の地万里は、昼時になると多くの客で賑わっていた。
ローメンの日は、蒸し麺のゴロにあわせて6月4日に制定されていて、日本記念日協会にも認定されている。 -
入笠山で放牧
標高約1800メートルの伊那市高遠町の入笠牧場に4日、牛が放牧された。
牛の放牧は、牧場に草が茂る夏の期間を利用して毎年行っており、牛の足腰を強くすることや、酪農家の夏の間の労働負担を軽くすることなどを目的としている。
牛約50頭が、上下伊那、諏訪地域から運び込まれた。ほとんどが生後6カ月から2、3歳くらいまでのホルスタインで、体重や健康状態を一頭ずつチェックした後、放牧した。
近年は酪農家が減少しているため、運び込まれる牛も少なくなっているという。
牛が過ごす牧草地の入り口は、山頂近くにあるため、最後に関係者全員で牛を追い、誘導した。
昨年は、ニホンジカの食害で牧草が不足し、予定より早く牛を下牧させた。
今年もニホンジカの食害はあるが、放牧を前に約50頭のニホンジカを駆除したほか、防護柵や捕獲用のおりを設置するなどの対策をとっている。
そのため現状では、草不足の心配はないという。
放牧した牛は、約4カ月間を牧場で過ごし、10月初旬に元の牧場に帰る。
放牧は5日も行い、50頭ほどが運び込まれる予定。 -
災害発生時初動対応職員研修会
伊那市は2日、災害発生時に避難所となる小中学校の鍵を開けるなど初動対応する職員を対象とした研修会を市役所で開いた。
初動対応職員に指定されている50人ほどが出席した。
伊那市では、市内の小中学校すべてを災害時の中心的な避難場所に指定しているが、平成18年7月豪雨災害の際、避難所の開設に時間がかかった場所があった。
それを教訓に、体育館の鍵を開けるなど初動対応する職員を指定し、19年度から研修会を開いている。
指定されている職員は、学校まで歩いていける距離に住む職員。
研修会では、初動対応職員がけがなどをすれば避難所が開設されないため、「地震止めをタンスに設置するなど、日ごろからの心がけが大切」と説明があった。
また災害時は、時間によっては飲酒している人も多く、トラブルが発生する可能性があるとして、「職員がパニックにならず冷静に対応することが必要」としている。
伊那市では、初動対応職員を対象に、開設時のトラブルを想定したゲームでの訓練を7月中に行いたいとしている。 -
クロスカントリーコース調査
クロスカントリーコースの整備を検討している伊那市は3日、ふるさと大使の伊藤国光さんとともに、ますみケ丘平地林などを現地調査した。
伊藤さんは伊那市出身で現在、実業団のカネボウ陸上部で総監督を務めている。
伊那市では春の高校伊那駅伝を開催していることから、駅伝の街をPRしようと、クロスカントリーコースの整備を検討している。
クロスカントリーは整地されていない野山を走る陸上競技の一種で、各地で大会が開かれているほか、長距離ランナーがトレーニングとして行う。
伊藤さんは、「コースには芝を張り、その横には雨の日でもトレーニングができるように舗装すればよいのではないか」と専門的な立場からアドバイスしていた。
伊那市では、ますみケ丘平地林のほか、富士塚グランド、また高所トレーニングに適している鹿嶺高原なども候補地としていて、調査を進めることにしている。 -
伊那市行革効果は2億8千万円
伊那市がまとめた平成20年度の行政改革効果は、2億8千万円に上ることが分かった。
平成20年度、伊那市行政改革大綱に基づき推進した項目は、窓口サービスの向上や補助金の見直し、自主防災組織の充実など90項目。
このうち、一部実施も含め実施したのは84項目で、予定通り進んでいるのが50項目、予定より進んでいるのが31項目、予定より遅れているのが9項目だった。
それによる効果額は、給食業務の見直しや民間委託の推進などによる削減額が2億3500万円。企業誘致や不要な公有財産の売却などによる収入額が4500万円。合計で2億8千万円の効果があったとしている。
これらの評価は、これまで市の職員自らが行なってきたが、今年度伊那市は、より客観的で信頼性があるものにしようと外部評価制度を導入する。
3日市役所で開いた本年度第1回の行政改革審議会で承認された。
審議会の委員13人が、20年度に実施した事業の中から抽出したものについて、より充実させるか、現状維持か、廃止すべきかなどを評価する。
評価時期は、8月から10月までの3カ月で結果を市長に報告する。
審議会長の伊藤泰雄市議会副議長は、「改革は痛みを伴うが財政難の中避けては通れない。最小の経費で最大の効果をあげるよう委員の知恵を借りたい」とあいさつした。 -
ローメン月間 伊那商工会議所会頭がPR
伊那市のプレミアム商品券を使うと100円の割引券がもらえる「ローメン月間」が、30日まで行われている。
伊那商工会議所の向山公人会頭と伊那市の酒井茂副市長が3日、伊那市前原の萬楽を訪れ、ローメン月間をPRした。
ローメン月間では、伊那市のプレミアム商品券を使うと100円の割引券がもらえる。
萬楽では、商品券発売日からさっそく、友人同士や家族連れが店を訪れ商品券を利用していて、これまで13枚の利用があったという。
伊那ローメンズクラブでは、商品券を利用して、多くの人にローメンをPRしようと今回初めてローメン月間を企画した。
また、6月4日は毎年恒例のローメンの日。クラブ加盟店となっている伊那市内の30店舗は、ローメンを400円で販売する。 -
宅老所おらほ祭り
伊那市東春近の宅老所「おらほ」は、開所7周年を記念して31日、出し物や食事を楽しむ祭りを開いた。「おらほ」の利用者や家族、地域住民ら180人ほどが集った。
祭りでは、ハーモニカや踊りなどが披露され、参加者が一緒に口ずさむなどして楽しんだ。
宅老所「おらほ」は7年前、伊那市で初となる宅老所として始まった。
利用者4人からのスタートだったが、現在は40人ほどが利用している。
7年目を迎えるにあたり祭りをしたいという声がスタッフなどから挙がったということで、今回初めて祭りをした。
会場には、綿あめなども用意され、子どもたちが並んでいた。 -
向山竹脩さん「源氏物語」書展
伊那市山寺在住の書家向山竹脩さんによる「源氏物語」をテーマにした書展が、伊那市のぶぁんてあんで開かれている。
向山さんはこれまで、井上井月をテーマにした書展を開いてきた。
今回は、紫式部の「源氏物語」をテーマに選んだ。
12点の作品には順番がありストーリーに沿って並んでいる。
源氏物語の主人公光源氏が、生まれてから成長するまでの序章にあたる物語の中から登場人物が詠んだ和歌を作品にしている。
作品一つひとつに、向山さんの解説も付いている。
向山さんは、「源氏物語は、日本人の心を学ぶのに最適の超一級の作品。紫式部の作品は奥深い」と話していた。
この作品展は10日まで。向山さんによる源氏物語を読み解く講座は12日から、ばぁんてあんで開く。 -
公売のバイク55万円で落札
伊那市がインターネット公売に出品したバイクの落札価格が55万円に決まった。
公売に出品したバイク「カワサキメグロSG」は、伊那市が公用車として使っていたが、ここ10年ほどは使われずに車庫に眠っていた。
市では公売により財源の足しにしようと予定価格5万円で出品したところ、マニアには人気のバイクだということで愛好者などから101件の申し込みがあり、2日に落札価格が55万円に決まった。
市では「どれくらいの値がつくか予想がつかなかったが、高額の落札価格となり驚いている。収入については有効に使っていきたい」と話している。 -
国会議員が天竜川激特事業視察
地元選出の国会議員は31日、平成18年7月豪雨以降行われている天竜川激特事業の状況を視察した。
辰野町から伊那市中央区までの激特事業の進ちょく状況を、地元選出の宮下一郎衆議院議員と吉田博美参議院議員が視察した。
地元中央区の宮下政男区長は、「工事が始まってから、地域に流れる古川という湧き水が冬の間枯れるようになった。地域の農業用水、防火用水として利用している大切な川なので復旧してもらいたい」と訴えた。
天竜川上流河川事務所によると、工事に伴って浅い井戸などの水位が低下したり、渇水するなどの恐れはあり、古川も工事が原因で渇水した可能性があるという。
宮下議員らは、「天竜川を安全な川にしていく必要がある。国・県・市と連絡を取りながら、予算の確保に取り組んでいきたい」と話していた。
天竜川激特事業は、平成18年から5年間の計画で行っている。
川底を掘り下げ、根固め工を施していて、18年と同じ規模の出水があっても0.5メートルほど水位を下げられるという。 -
タカトオコヒガンザクラ 児童が挿し木
タカトオコヒガンザクラを増やそうと1日、高遠北小学校の児童が桜の挿し木をした。
信州大学農学部の井上直人教授の指導のもとで行っている取り組み。
高遠北小学校の3、4年生約20人が、長さ30センチほどの桜の枝のいらない葉を切り落とし、その後プランターに入った土に挿した。
作業した理科室には、桜を育てるための温室も造られ、プランターを2カ月間保管する。
井上教授によると、温室の温度を23度に保ち、夜も照明をつけておくことで根が張りやすくなるという。
8月に桜を屋外に移植し、児童らは桜が育つ様子を観察することにしている。 -
いなっせで花いっぱい運動
伊那市のいなっせの入居者でつくる「いなっせ花いっぱい委員会」は1日、花の苗植え作業をした。
同委員会は、市街地の美化や活性化につなげていこうと、毎年この時期に花の苗を植えている。
委員20人が参加して木製樽のプランターにメランポジウムの苗を植えた。
メランポジウムは花もちが良く10月ころまで楽しめるという。
いなっせ花いっぱい委員会では秋の花いっぱいコンテストで毎年連続入賞していて、2007年、2008年は最優秀賞を受賞している。
この苗植えは今年で6年目で、年々規模も大きくなっているという。
委員会では、「訪れた人たちに花を楽しんでほしい」と話していた。 -
伊那市消防団水防訓練
出水期に備え、伊那市消防団は31日、高遠町の山田河原で水防訓練をした。
市内全分団の15分団の班長以上236人が訓練に参加した。
この水防訓練は、出水期を前に毎年行っている。
訓練では、伊那建設事務所の職員が、命綱の結び方や水防工法などを指導した。
団員は、土のうの作り方や積み方、蛇かごの設置、決壊しそうな箇所の水防シートはりなどを、実際に作業しながら学んでいた。
また作業の途中には、大水が出たとの想定で避難訓練も行なわれ、団員がきびきびと行動していた。
伊那市消防団の伊藤仁団長は、「訓練で学んだことを団員一人ひとりが出来るように伝えていくことで、いざという時の地域の防災力を高めてほしい」と話していた。 -
バラづくり入門教室
バラ祭りが開かれている伊那市の通り町商店街で2日、バラの育て方についての教室が開かれた。
バラ祭りの期間中のイベントとして行われたもので、会場となった通り町のセントラルパークには市内などから60人が参加した。
バラづくり入門教室と題して行われたイベントは今年で2年目。
講師は、バラの技術アドバイザーでアルプスバラ会代表の春日千定さんが務め、鉢植えでの花の咲かせ方などについて説明した。
春日さんは、朝のうちに水を鉢の底から出るまでたっぷりやること、植え付けをする際は水はけが良く保水力のある土を選ぶと良いなど、育て方のポイントについて解説していた。
通り町では現在、色とりどりのバラが見頃を迎えている。
バラ祭りは14日まで開かれていて期間中、協賛店で苗のプレゼントやバラの紅茶サービスなどが行われている。 -
手良小学校の児童がアユの稚魚を放流
伊那市の手良小学校の児童が1日、アユの稚魚を天竜川に放流した。
この日は手良小の3年生が明神橋の約100メートル上流で放流を実施。アユは生後6ヶ月で、体長約10センチの稚魚が5キロ用意された。
児童らは、一人ひとり5匹ほどを容器に入れてもらい、一斉に天竜川へ放った。
これは天竜川漁業協同組合が小学生を対象に毎年実施しており、手良小学校には今年初めて声をかけた。
地区に大きな川がなく、アユやアユの友釣りなどを目にする機会の少ない手良の子どもたちにも、天竜川に親しんでもらおうと考えた。
児童らは、放流を前にアユの生態などを勉強してきたという。
天竜川漁協北原斉理事は「アユの感触を感じ、天竜川に親しんでほしい。この川が太平洋につながっていることを感じてもらいたい」と話していた。 -
夏を前に衣替え
本格的な夏を前に1日、各地の学校や企業で衣替えとなり、通勤通学でも夏服姿の人たちが行き交う光景が見られた。
そのうち伊那市の高遠高校では、ブルーのシャツを着た生徒らが午前8時ころから登校。朝のうちは少し肌寒かったこともあり、上にカーディガンなどを羽織った生徒もいたが、半袖のまま自転車でさっそうと登校する生徒もいた。
この夏服は昨年から導入したもので、1、2年生約200人が着用している。
ある男子生徒は「風通しが良くて着やすい」と話していた。
夏服の着用は9月末まで。 -
上伊那ごみシンポジウム
新しいごみ中間処理施設の建設を計画している上伊那広域連合は31日、ごみ処理施設の安全性を健康面から考え、理解してもらおうとごみシンポジウムを開いた。
ごみ処理施設の安全対策・環境対策については、日本環境衛生センターの秋月祐司さんが講演。
「焼却施設で各種対策措置をとることで、ゼロにはならないがダイオキシン類の削減が図れる。ダイオキシン類の摂取の大部分は食物からで、大気中濃度増加の影響はほとんどない」と語った。
また、パネルディスカッションでは、信州大学医学部の野見山哲生教授が「関心を持ち続けることが大切」
と話したほか、用地選定委員会委員長を務めた伊藤精晤信州大学名誉教授は、「施設のマイナス面を話し合いでプラスに転じさせて欲しい」と語った。
また、伊那商工会議所女性会の小林旬子会長は、「今後、施設を受け入れた住民に感謝の気持ちを持たないといけない」と述べた。
コーディネーターをつとめた上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会の小澤陽一委員長は、「お互いの理解と信頼を得るためには勉強を重ね正しい情報を入手して理解を深めることが大切」とまとめた。
この日のシンポジウムには約280人の市民が訪れた。 -
ローズガーデンバラ祭り始まる
伊那市高遠町にある「しんわの丘ローズガーデン」で1日から、バラ祭りが始まった。
バラ祭りは地域活性化などを目的として去年から開かれているもの。
この日はオープニングセレモニーがあり、木のオカリナ「ユカイナ」の演奏が披露された。
ローズガーデンには現在、124種約2600本のバラが植えられている。
バラ祭りは14日まで開かれる予定で、期間中はバラの苗木販売や、園内で結婚式が予定されている。
訪れた人たちは、園内を歩きながら咲きはじめのバラを楽しんでいた。
見ごろは今週末から来週にかけて。