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愛知県知立市で伊那市の縄文土器展
伊那市と友好都市提携を結んでいる愛知県知立市で、友好都市提携25周年を記念して伊那市の縄文土器展が20日から開かれます。
12日は知立市の歴史民俗資料館の学芸員が伊那市創造館を訪れ、企画展に使用する土器の確認をしていました。
確認を終えた土器は、美術品などを扱う専門の輸送業者が梱包していきました。
愛知県知立市は、県の中央にあり、人口は約6万8千人です。
伊那市西春近にある知立市野外センターの建設がきっかけで交流が始まり、平成6年11月に友好都市提携を結びました。
提携から今年で25周年となることから、知立市は伊那市の縄文土器展の開催を初めて計画しました。
伊那市からは縄文土器39点を貸し出し、知立市の土器と共に展示されることになっています。
そのうちの一つ、県宝の深鉢形土器です。
「唐草文」と呼ばれる曲線の模様があり、上伊那の縄文時代中期を代表する土器のひとつです。
知立市で出土した土器にも似た文様があることから、何らかの影響があると考えられるということです。
なお、知立市の縄文時代の遺跡は2か所、伊那市の縄文遺跡は297か所あるということです。
友好都市提携25周年を記念した伊那市の縄文土器展は今月20日から9月8日まで、愛知県知立市の歴史民俗資料館で開かれます。(知立市図書館内)
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電気設備業者らが公園を清掃
伊那市電設業協会と上伊那電気工事協力会伊那地区は11日、市内の公園でボラン
ティア清掃を行いました。
この日は、伊那市内の電気設備工事会社などから20人の作業員が集まり、市内3か所の
公園でボランティア清掃を行いました。
春日公園では、参加者がはしごや高所作業車に乗って、ほうきなどを使い電灯についたクモの巣などを取り除きました。
また、ランプの取り換えや点灯の確認、周囲のゴミ拾いも行いました。
ボランティア清掃は、春日公園の他に、伊那公園と高遠町のほりでいパークでも行われました。
このボランティア清掃は毎年行われていて、今年で19回目になります。
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長谷中生徒 とうがらし学ぶ
八房唐辛子を育て、手作りラー油を販売している、伊那市の長谷中学校の2年生が11日、信州大学農学部の唐辛子博士こと、松島憲一准教授の授業を受けました。
始めに、5月に植えた唐辛子の苗の成長を、松島准教授に見てもらい、生徒たちは葉にしわが
あるところは害虫や栄養不足の恐れがあるとの指摘を受けました。
教室での授業では、「唐辛子を長谷に根付かせるためには、食文化となることが大切です」と話しました。
また、唐辛子の形などに関する生徒からの素朴な疑問にユーモアを交えて答えながら、唐辛子の
多様な種類などについても話しました。
長谷中学校では、3年ほど前から八房とがらしを育てていて、手作りラー油「長谷の太陽」を
販売して地域をPRしています。 -
伊那市ICT活用 総務省推進事業に採択
ケーブルテレビのネットワークを使いタクシーの予約や買い物などが行える伊那市の「ICTライフサポート・チャンネル構築事業」が総務省の「データ利活用型スマートシティ推進事業」に採択されました。
伊那市の「ICTライフサポート・チャンネル構築事業」は放送と通信を連携させたサービス「ハイブリッドキャスト」を使いテレビのリモコンで「タクシーの予約」や「買い物」、「遠隔診断の予約」「安否確認」などを行えるものです。
市では、人口減少や少子高齢化が進む中でケーブルテレビのネットワークと生活支援を結びつけ、地域で暮らし続けられる環境を整えたいとしています。
伊那市では10月から市内全域を対象に実証実験を始める計画です。
総務省は地方創生を図るため情報技術を活用したスマートシティ型のまちづくりに取り組む自治体などに対し初期費用などの一部を補助する事業を行っています。
全国で伊那市の他に三重県、愛媛県、福岡県の自治体、合わせて4件が採択されました。 -
新山小 ドラゴン踊り練習
伊那まつりの市民おどりに参加する新山小学校の児童とその保護者は10日学校で、
ドラゴン踊りの練習をしました。
新山小学校の児童と保護者は毎年伊那まつりの市民おどりに参加しています。
この日は、ドラゴン踊りインストラクターの根橋恵美さんを講師に招き、振り付けの練習をしました。
全校児童は51人で、そのうち初めて踊りに参加する1年生は14人います。
児童らは、「新山、新山」と掛け声を合わせながら踊っていました。
伊那まつりの市民おどりは、8月3日(土)に行われることになっています。
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寝たきり予防レインボー体操
要介護や寝たきりを予防するための体操「レインボー体操」の体験教室が9日、伊那市狐島の生協総合ケアセンターいなで開かれました。
体験教室には、上伊那の60代から80代の女性9人が参加しました。
この体操は、要介護や寝たきりを予防するために明治学院大学の教授が考案したものです。
指導したのは、レインボー体操認定インストラクターの西沢国広さんです。
上伊那医療生協健康づくり委員会が2010年に体操の講習を受け、普及活動をしています。
脳・筋肉・骨の3つを意識して行うもので、きょうは「脳」に重点を置いた体操を行いました。
西沢さんは「体操をして骨と筋肉を鍛えると、転んで骨折しない体をつくることができます。何歳になっても自分のことは自分でできる体をつくってください」と話していました。 -
風景・動植物の写真16点展示
伊那市の橋爪みどりさん、南箕輪村の北澤和子さん・高遠町の西澤訓世さんの写真展が、伊那市の伊那中央病院1階ホスピタルギャラリーで開かれています
ホスピタルギャラリーには、北澤さんたちが趣味で撮影した風景や動植物の写真など、16点が展示されています。
北澤さんたちは「入院している人に元気になってほしい」との思いで、15年ほど前から伊那中央病院で写真展を開いています。
写真展は今月いっぱい開かれています。
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犯罪から児童を守る方法を学ぶ
犯罪から子どもを守るための講演会が8日南箕輪村役場で開かれました。
講演会は伊那市、箕輪町、南箕輪村の放課後児童クラブ支援員を対象に村などが開いたもので約20人が参加しました。
講師は長野県伊那警察署スクールサポーターの唐澤髙弘さんで性犯罪について話をしました。
唐澤さんは「性犯罪の発生は登下校時が全体の80%を占めている」として見守り隊など地域住民の協力の必要性を訴えていました。
また子どもに危険を予測する力をつけてもらうために「犯人の手口などを教え身を守る訓練をしなければならい。」と話していました。
唐澤さんによりますと昨年度伊那署管内で発生した性犯罪はおよそ55件でそのうち小学生の被害は16件だったということです。
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パソコンインストラクターとしてモロッコへ
国際協力機構JICAのボランティア事業でモロッコに派遣される伊那市の溝上愛美さんが5日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に出発のあいさつをしました。
溝上さんは伊那市出身の32歳で北アフリカのモロッコにパソコンインストラクターとして派遣されます。
現地では学校を中退した人たちにパソコンの操作方法を教え、再就職を支援します。
溝上さんの派遣期間は今月30日から2年間となっています。
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移住の参考に学校見学
伊那市への移住を考えている人たちなどを対象とした学校見学会が28日伊那市の伊那西小学校で開かれました。
見学会には県外を含む8組14人が参加しました。
学校にある森の教室では児童が自然に囲まれた環境ならではの
体験や地域住民とのかかわりの深さなどについて発表しました。
学校見学会は移住希望者と住民との交流を図ろうと伊那市が行っている伊住体験会の一環で今回は「伊那市の保育・教育」をテーマに開かれました。
伊那西小学校では自然に関する専門の講師を招いての学習や林間コースマラソンなど学校林を生かした教育を行っています。
伊那市への平成30年度の移住者は60組131人で年代別でみると世帯主が20代から40代が84%だということです。
また15歳未満の子どもを持つ世帯の割合が33%となっています。 -
伊那市横山で酒米の栽培
伊那市横山の住民有志グループ横山維者舎は地区内の酒米の田んぼで30日雑草取りをしました。
横山の田んぼにはメンバー10人が集まりました。
横山維者舎は伊那市荒井の蔵元、宮島酒店とともに地区内の田んぼで酒米の栽培に取り組んでいます。
横山の環境の豊かさを酒造りに生かそうと始めたもので減農薬栽培を行っています。
酒米は秋に収穫し宮島酒店で醸造されます。
横山維者舎では横山のブランド酒として銘柄についても考えていくということです。
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高校野球 上伊那勢の試合結果
第101回全国高校野球選手権長野大会、上伊那勢の8日の試合結果です。
しんきん諏訪湖スタジアムで行われた伊那北対長野東の試合は、1対4で伊那北が敗れました。
県営上田野球場で行われた駒ヶ根工業対上田染谷丘の試合は、2対0で駒ヶ根工業が勝ちました。
長野オリンピックスタジアムで行われた辰野対更級農業の試合は、5対6で辰野が敗れました。 -
ドライブスルーでごみ回収 キタニが施設整備
伊那市福島の総合リサイクル業者キタニは、家庭から出る一般廃棄物をドライブスルー方式で回収する施設を整備しました。
6月から受け入れを始めている一般廃棄物の専門施設です。
利用者は、家庭から出た小型家電や粗大ごみなどの一般廃棄物を自動車で施設に持ち込みます。
回収はスタッフが行い、種類ごとに計測します。
鉄くずやアルミ缶などは買い取ってもらえる他、段ボールや新聞紙などの古紙はTポイントに還元されます。
車に乗ったまま料金を支払って完了です。
キタニによりますと、「ドライブスルー方式を導入した施設は県内では初、全国でもほとんどないのではないか」と話していました。
受け入れは、平日の午前8時半から午後4時半までで、隔週の土曜日と月末の日曜日も行っています。 -
池坊の巡回講演 最新の技術学ぶ
華道家元池坊の巡回講座が7日、伊那市のいなっせで開かれました。
午前の部には、池坊の会員や一般など、およそ200人が参加しました。
講師は京都の池坊中央研修学院の佐藤裕子さんが務めました。
佐藤さんは、「目に見える色」をテーマに話をしました。
佐藤さんは「いけばなは、いけた人の人柄などが、様々な花の色で表わされ、作品になっています」と話しました。
いけばなの実演も行われ、紫とオレンジをコントラストにした作品など、全部で5つの作品をつくりました。
池坊巡回講座は最新のいけばなの技術などを伝えようと、全国180か所で毎年開かれています。 -
出口さん自然栽培について講演
有機・自然栽培を中心に農業を学ぶ「南アルプス農ある暮らし学び塾」が28日伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれ、長谷で米の自然栽培に取り組む出口友洋さんが取り組みを紹介しました。
講座では、株式会社Wakka Japan社長の出口さんが、自身の取り組みを紹介しました。
出口さんは伊那市長谷の耕作放棄地になっていた田んぼで、海外向けに農薬や有機肥料を使わない自然栽培で米を育てています。
出口さんによると長野県は収量が多く品質の良い米がとれること、また長谷は冷涼な気候と南アルプスからの水源が豊富なことなどから自然栽培に適しているということです。
出口さんは「輸出を軸にした米作りを進めると同時に、中山間地の課題を解決していくような新しいモデルを構築していきたい」と話していました。
農ある暮らし学び塾は、伊那市や信州大学などでつくる南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会が開いています。
講座にはおよそ25人が参加し話に耳を傾けていました。
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イーナちゃん応援隊 葉摘み体験
地元の農産物を知りふるさとに愛着を持ってもらおうと、桜の葉摘み体験が29日、伊那市高遠町下山田の畑で行われました。
体験には上伊那の8組19人が参加し、塩漬けして桜餅に使う桜の葉を摘みました。
摘んだのは「大島桜」という品種の葉です。
高遠・長谷地区では、農産物として桜の特産化に取り組んでいて、平成24年から千本の大島桜の栽培を始めました。
参加者は、桜餅用に12センチから14センチほどの大きさの葉を選んで摘んでいました。
この体験は、伊那市とJA上伊那、伊那商工会議所でつくるイーナちゃん応援隊が行いました。
地元の食材を使ったスイーツづくりを体験し絵日記を書く「思い出絵日記コンテスト」の一環で行われました。
参加者はこの後、摘んだ葉を使って桜餅づくりを楽しんだということです。
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伊那まちアルプス直行便 13日から運行開始
JR伊那市駅前から南アルプスや中央アルプスの登山口までを
結ぶ「伊那まちアルプス直行便」の運行が13日から始まります。
伊那市の飲食店主や山岳関係者などでつくる一般社団法人アスタルプロジェクトが1日市内で記者会見を開き概要を説明しました。
伊那まちアルプス直行便は南アルプス便と中央アルプス便があり
運行は今月13日から10月5日までの土日祝日で予約制となっています。
南アルプス便はJR伊那市駅前ロータリーを午前4時40分に出発し林道バスと接続する仙流荘に午前5時15分に到着します。
利用料金は1人2000円です。
中央アルプス便は午前7時30分に出発し桂小場登山口に午前8時に到着します。
料金は1000円です。
伊那まちアルプス直行便の予約はいずれも白川タクシー72-2151です。
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山室写真倶楽部作品展
伊那市と南箕輪村の写真愛好家で活動する山室写真倶楽部の作品展が、伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、県内外で撮影された、会員5人の作品33点が展示されています。
愛用しているカメラを映したものや、山を背景に桜を映したり、植物を間近でとらえたものなど、鮮やかな色彩の作品が多く並んでいます。
山室写真倶楽部は、40代から70代の男女5人が所属しています。
作品展は年2回開いていて、テーマは設けていませんが、風景や植物などが題材となっています。
山室写真倶楽部の作品展は、14日(日)まで伊那図書館で開かれています。 -
50年先の伊那へ ミズナラ植樹
伊那市50年の森林づくり2019植樹祭が伊那市長谷の鹿嶺高原で5日に行われ、長谷小学校の児童や林業関係者など150人がミズナラの苗を植えました。
5日は鹿嶺高原にある伊那市保有の広さ2,500平方メートルの場所にミズナラの苗およそ600本を植えました。
参加した児童は、教わりながら苗を植えていきました。
今回用意した苗のうち、半数以上の360本余りは、西春近諏訪形区の住民有志が鹿嶺高原で拾ったミズナラの実を1年かけて育てたものです。
苗は、真下に伸びる根を残してあります。
成長するとこの根が地中深くまで伸びて土砂崩れを起きにくくするという事です。
伊那市では山林の木を活用し森の循環を図っていこうと「ソーシャル・フォレストリー都市宣言」を平成28年度に行いました。
5日の植樹はその一環で行われたもので、伊那市ではこの一帯を整備し山林と人とを結ぶシンボル的な場所にしたいと計画しています。
今回植樹を行った場所は、以前はカラマツ林でしたが伊那市では保水力があるミズナラを植え災害に強い山林にしていきたい考えです。
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伊那食品工業の塚越さんが講演
伊那食品工業株式会社最高顧問の塚越寛さんによる講演会が5日伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれました。
塚越さんは1958年に21歳で寒天の製造販売を行う伊那食品工業の社長となりました。
塚越さんは数年前の寒天ブームのについて「ブームはテレビ放送による他力であって我々の努力ではない」としたうえで「増産により社員が疲れてはいけない。社員の健康を第一に考えた」と振り返りました。
また「人件費は会社の目的そのものであり給料をたくさん払える会社がいい会社だ」と話していました。
講演会は長野県シニア大学伊那学部の講座として開かれたもので会場に集まった約80人が塚越さんの話に耳を傾けました。
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健康経営キックオフセミナー
会社が社員の健康維持をサポートし、企業の成長につなげる「健康経営」について考えるセミナーが4日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
「健康経営キックオフセミナー」には、市内の企業の担当職員など30人が出席しました。
伊那市出身の中小企業診断士の北原竜也さんが講演しました。
北原さんは「従業員が働きやすい職場環境を作ることが健康経営につながる」と話しました。
具体的な取り組みとして、長時間労働を減らし、ハラスメントをなくすことや、健康経営を推進する部署の設立を挙げていました。
今回のセミナーは、伊那商工会議所の女子会プロジェクト委員会が主催したものです。
経済産業省の健康経営優良法人の認定を目指す企業を対象に開かれました。
現在、伊那市商工会議所の会員1881事業所のうち、7事業所が認定されています。
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伊那市上牧の市道で倒木
3日の夜から4日朝にかけて降った雨の影響で、伊那市上牧の市道で倒木があり、一時、通行止めとなりました。
通行止めとなっていたのは、伊那市上牧の市道上牧笠原線の若宮団地信号機から上牧中部信号機までです。
電線に倒れた木が引っ掛かっていたため、撤去する作業が行われたということです。
上牧区の住民によるとこの道路では、台風や積雪のたびに倒木があるということです。
通行止めは午前9時から1時間ほどで解除されました。
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法教育広報大使に成美さん
人権や憲法、法律など社会生活に必要な知識を地域の子どもや若者に広めようと、伊那市の法教育学研究所は3日、法教育広報大使に伊那市出身のタレント、成美さんを委嘱しました。
この日は、代表の二瓶裕史さんが伊那市役所で、成美さんに委嘱状を手渡しました。
法教育学研究所では2013年から、主に県外の企業でのコンプライアンス研修や、教育機関で人権に関する講演など行っています。
二瓶さんは、「若者にとって法律や憲法、人権などは堅いイメージがあるが、成美さんに大使をつとめてもらうことで、地元の子どもや若者に、広く知ってもらうきっかけにしたい」と話していました。
法教育学研究所では今後、要望があれば出前講座を開くということです。
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高遠文芸賞 最優秀賞「アズキッパ」
第一回高遠文芸賞の入賞作品がきょう発表され、最優秀賞には駒ヶ根市のペンネーム春日あずささんの作品「アズキッパ」が選ばれました。
3日は伊那市高遠町の環屋で入賞作品が発表されました。
最優秀賞を受賞した作品アズキッパの冒頭部分です。
「昭和初期のものであろうか、骨董品と言えるほどの古さでもないような箪笥が、六畳の部屋にどっしりと静かに佇んでいる。」
この作品は山菜の「アズキッパ」を通して、作者の春日さんが祖母との思い出を描いたものです。
会見後、実行委員会のメンバーが最優秀賞受賞を春日さんに伝えると「びっくりしました。信じられないです」と話していました。
高遠文芸賞は今回が第一回で「高遠」をテーマにした旅行記やエッセイ、小説を全国から募集をしました。
募集は去年の11月から今年の3月まで行われ49作品の応募があったという事です。
最優秀賞に次ぐ優秀賞は3作品が選ばれました。
旅行記部門は神奈川県の佐藤美礼さんの「蓮華寺の緋牡丹~逆境を凛と生きる~」
エッセイ部門は伊那市の古畑美幸さんの「春を待ちながら」
小説部門は伊那市の荻原白水さんの「もりのぶ」が選ばれました。
実行委員会の遠藤覚代表は「どれもすばらしい作品で審査が難しかった」と話していました。
実行委員会では9月に表彰式を行い、合わせて製本についてのワークショップを開き、入賞作品の本を作るという事です。
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沢渡駅の待合室とトイレ起工
新たに建てられる伊那市西春近のJR飯田線沢渡駅の待合室とトイレの安全祈願祭と起工式が3日、現地で行われました。
来年2月末の完成を目指しています。
3日は、関係者30人が出席し工事の安全を祈願しました。
待合室とトイレは線路西側の駅舎跡地に建設されます。
木造平屋建てで、延床面積は82平方メートル、総事業費はおよそ4100万円となっています。
地域産材による木質化を図る計画で、主な柱と梁には5月に伊那市で開かれた全国削ろう会信州伊那大会で製材した木材が使用されます。
沢渡駅は伊那地域定住自立圏事業で運行するバス「伊那本線」のバス停にもなっていてJR飯田線の利用者の利便性向上につなげたいとしています。
沢渡駅が最寄り駅となる伊那西高校です。
全校生徒434人のうちの7割が沢渡駅を利用しています。
伊那市では今後、西春近公民館の建て替えなどを含め、沢渡駅周辺の整備を進めていく計画です。
沢渡駅の待合室とトイレは来年2月末の完成を目指します。
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東部中でLGBTの講演会
性的少数者LGBTへの理解を深める講演会が2日、伊那市の東部中学校で開かれました。
講演会にはおよそ840人の生徒やその保護者などが集まりました。
講師を務めたのは、伊那市出身で男性同性愛者の下平武さんです。
下平さんは、世間から見た性の問題や、自身の人生経験について話をしました。
高校時代に自分が男性同性愛者であることに気づいた下平さんは、「性別は男女の二択だけではなく、人の数だけある。」と話しました。
また、「現代は100人中8.9人がLGBTの世の中であるため、身近な話だと思ってほしい。」と呼びかけました。
下平さんは、世間の性への偏見などを解決しようと、内閣府や民間企業でも講演を行い、多様性の尊重を広めようと活動しています。
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最後の「なんじゃもんじゃ写真展」
上伊那の写真愛好家による、なんじゃもんじゃ写真展が伊那市の伊那文化会館で開かれています。
18回を数える写真展ですが今回が最後の展示会となります。
なんじゃもんじゃ写真展は伊那市境のカメラのキタハラに集まる写真愛好家が開いてきましたがカメラのキタハラが閉店したことにより今回が最後となります。
写真展開催は18回を数え延べ出展作品数は1,200点を超えるということです。
最後の写真展には約50人から160点ほどの作品が集まりました。
写真は身近な被写体から旅先で撮影したものなど個性豊かな作品が並んでいます。
なんじゃもんじゃには正体不明という意味があるということで、
よく見ないと何を撮影したのか分からない写真も出品されているということです。
出展者は「今まで足を運んでくれた人たちに感謝したい。最後の写真展なので一人一人の作品をゆっくりと見てもらいたい。」と話していました。
なんじゃもんじゃ写真展は7日まで伊那市の伊那文化会館で開かれています。
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森林づくり県民税 事業を検証
森林づくり県民税を元に、上伊那地域で行われた事業について検証する「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」が2日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
会議には委員10人が出席しました。
この日は、県から上伊那地域の昨年度の森林づくり県民税活用事業について報告がありました。
それによると、上伊那地域全体では昨年度、1億500万円が配分されていて、このうち里山の利活用に向けた間伐作業に1100万円、防災・減災に向けた間伐作業に700万円となっています。
また、各市町村が森林づくり県民税の支援を受けて行った事業として、伊那市は松くい虫枯損木処理事業に306万円、箕輪町は景観形成を目的とした森林整備に114万円、南箕輪村は松くい虫枯損木処理事業に72万円となっています。
委員からは「どんな取り組みが行われているのかPRが足りない」「若者の目に触れるフリーペーパーに掲載するのはどうか」など説明不足を指摘する意見が上がっていました。
またきょうは、新年度の事業計画が報告されました。
新たな事業として、上伊那地域の小中高校の児童・生徒を対象にした「自然教育・野外教育推進事業」に116万円などが計画されています。 -
“あじさい寺”深妙寺 2,500株見頃
あじさい寺としても知られる、伊那市西春近の深妙寺であじさいが見頃を迎えています。
青や紫、白、ピンクなど、深妙寺の境内には200種類、およそ2500株のあじさいが植えられていて、現在見頃を迎えています。
2日は、愛知県や岐阜県、山梨県など県外からも観光客が訪れていました。
また、カメラを構える人の姿も多くみられました。
訪れた人は「何度も横を通っていたけど初めて来た。こんなに綺麗だとは思わなかった」「毎年来ているが、今年も綺麗。来年も来たい」と話していました。
伊那市西春近の深妙寺では、30年前に現在の住職の母親があじさいを植えたのをきっかけに、株分けなどをしながら少しずつ数を増やしてきました。
深妙寺では「花を見て、和んでもらえればうれしい」と話していました。
現在、あじさい祭りが行われていて、7日まで無料でお茶を飲むことができます。
あじさいの見頃は7月中旬までだということです。 -
地域の課題について考えるワークショップ
総合商社丸紅株式会社は、地域の課題について解決策を考えるワークショップを1日、伊那市内で行いました。
ワークショップは、6月30日と7月1日の2日間、丸紅のグループ会社、丸紅伊那みらいでんき株式会社の社員研修の一環として開かれたものです。
1日は参加者による成果発表が行われました。
各グループが、きのう伊那市を散策し、拡充すべき点や、伊那市の抱える課題などを分析し、解決策を提案しました。
参加者からは、クレジットカードの利用できる店舗が少ないことから、決済サービスの整備の必要性や、高齢者は車がないと買い物ができないことから、カーシェアなどさらなる交通の利便性向上の必要性などが提案されました。
また、この日は伊那市役所の職員も参加し、意見交換も行われました。
丸紅伊那みらいでんきは、「伊那市の課題に対して関わることができるように、さらに具体的に取り組んでいきたい」と話していました。