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給食甲子園で長谷調理場が優秀賞
8日と9日の2日間、東京都で開かれた全国学校給食甲子園に甲信越・北陸ブロック代表として出場した長谷学校給食共同調理場は、優秀賞を受賞しました。
9日は調理の過程や味の審査が行われ、大会の様子がインターネットでライブ配信されました。
決勝に出場したのは全国1701校の中から4回の審査を通過した12校です。
出場した各校は60分の時間内に6人分を調理しました。
長谷中と長谷小の給食を作っている長谷学校給食共同調理場から出場したのは栄養教諭の原真理子さんと調理員の柿木美幸さんの2人です。
献立は長谷中の生徒が作ったラー油を使った春巻き、アマランサスともちきびが入った「雑穀せんべい汁」、「旬野菜の彩り和え」などです。
春巻きのレシピは生徒が考えたもので、献立全体で38品目と多くの食材が使われています。
全国学校給食甲子園は、学校給食の充実を図ろうとNPO法人21世紀構想研究会が2006年から開いていて、第1回大会では長谷学校給食共同調理場が優勝しています。
審査の結果、長谷学校給食共同調理場は特にうまく地場の食材を活用したとする優秀賞を受賞しました。
また、8日行われた食育授業コンテストで最も優れた授業を行ったとして、原栄養教諭に特別賞が贈られました。
尚、優勝は兵庫県から出場した給食センターでした。
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荒井区住民がしめ縄づくり
伊那市荒井の荒井区公民館は、しめ縄づくりを楽しむ会を8日いなっせで開きました。
しめ縄づくりを楽しむ会には小中学生5人、大人24人の29人が参加しました。
荒井区公民館では、伝統文化を伝えていこうと、毎年区民で集まってしめ縄づくりをしています。
8日は一般的なサイズのものの他に、小さいサイズの「水神様」と呼ばれる2種類を作りました。
水神様は、昔は井戸に飾られていたということですが、今では水道や洗面所など水を使うところに飾られるということです。
作り方を指導した北原文明さんは、「上手に作るには慣れるのが一番です。毎年自分たちで作ってワラを綯う感覚を覚えましょう」と話していました。
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地区防災計画策定へ 台殿でWS
伊那市は、災害時、各地区での具体的な防災活動を示した「地区防災計画」の作成を始めます。
7日はモデル地区となっている高遠町藤沢の台殿区で計画策定のためのワークショップが行われました。
7日は、台殿公民館でワークショップが行われ、地域住民7人が災害時の対応について話し合いました。
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の阪本真由美准教授が講師を務めました。
地区防災計画は、災害が発生した際の「避難場所と避難ルート」「要支援者とその支援者」「救護・炊き出し等の担当者」「危険か所」など地域特性を盛り込み具体的な行動を示すものです。
住民は、発災時に避難の声かけをする担当者や避難場所、備蓄が必要なものを話し合っていました。
伊那市では市全域の対応をまとめた防災計画を策定していますが、地区ごとの詳しい対応が示されていないことから各地区での地区防災計画の策定を目指しています。
台殿区は住民のほとんどが土砂災害危険区域に住んでいる事や、高齢化が進んでいる事から今回モデル地区に選ばれました。
台殿区の地区防災計画は今年度中の策定を目指します。
伊那市では、来年度この取り組みを市内全域に広げていきたいとしています。
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個人収集のビートルズグッズ展示
箕輪町木下の会社員木下久さんが50年かけて収集したビートルズ関連グッズの展示販売が伊那市西町で開かれています。
メンバー4人の演奏シーンをかたどったフィギュア。
ジョン・レノンの使っていたギターのレプリカ。
ビートルズ関連の書籍はおよそ千冊。
会場には、木下さんが50年かけて収集したコレクションおよそ2000点が展示されています。
ビートルズは、1960年代から70年代初頭にかけて活躍したイギリスのロックバンドです。
木下久さんは、10歳のころ、家に滞在した民俗学者からカセットテープを聞かされたことがきっかけでビートルズにのめりこみます。
以来50年かけてレコードやポスター、フィギュアなどを収集してきました。
コレクションは現在は息子夫婦が暮らす実家の2部屋に置かれていましたが、「片づけてほしい」という話があったこと、また、自身が還暦を迎えたことや、「みのわギネス」に認定されたことをきっかけに今回手放すことを決めました。
展示品はほぼすべて販売されていて、値段は交渉で決めるということです。
木下さんのビートルズコレクション展示販売は16日(日)まで、伊那市西町の草の音で開かれています。
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古い地名調査最終報告会
伊那市が平成24年度から進めてきた「古い地名調査」の最終報告会が1日、防災コミュニティセンターで開かれました。
報告会では、伊那市教育委員会の竹松亨さんがこれまでの調査内容のまとめを報告しました。
調査によりますと、伊那市の小字名は現在8370あります。
小字名に使われている漢字は、田が一番多く949、次いで下が707、原が647、畑が583となっています。
竹松さんは「人々は日常生活の中から言葉を選び、地名をつけ、人と交わりを深くし、生活を豊かにしてきたのではないか」と話していました。
古い地名調査は、伊那市が平成24年度から取り組んでいるもので、今年度が最後となります。
市内全域に84の調査グループがあり、調査員は828人、これまでに83冊の報告書が提出されています。
報告書は市立図書館などで見ることができ、市では「歴史の学習などに活用してほしい」としています。
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大利さん野球理論の講演
第4回上伊那ベースボールサミットが8日伊那市の東部中学校で開かれ、スポーツライターの大利実さんが講演しました。
神奈川県出身の大利さんは、成蹊大学を卒業後スポーツライターの事務所に所属し、現在はフリーで活動しています。
中学の軟式野球や高校野球を取材して、いくつかの書籍を出版しています。
この日は「最新の野球理論を学ぶ」と題して講演しました。
大利さんは「人が唯一平等なのは、1日が24時間だということです。それをどう過ごすかを考えながら生活してほしい」と話していました。
講演会は、“上伊那から甲子園へ”をスローガンに活動している野球指導者などでつくる上伊那ベースボールサミット実行委員会が開いたものです。
会場には、選手や監督などおよそ400人が集まり、大利さんの話に耳を傾けていました。
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サン工業年末コンサート
伊那市西箕輪の金属メッキ加工を行うサン工業株式会社は、プロのミュージシャンを招いたコンサートを8日、高遠町の信州高遠美術館で開きました。
コンサートでは、県内を拠点に活動しているピアノ、サクソフォン、ビブラフォンの演奏者3人が、ジャズやクリスマスソングなど13曲を披露しました。
サン工業では、月に1回全社員を対象に勉強会を行っていて、年末コンサートは15年前から開かれています。
会場には社員や一般などおよそ150人が訪れした。 -
ニシザワ文芸コンクール
株式会社ニシザワが主催する、上伊那の小中学生を対象にした読書感想文のコンクール「ニシザワ文芸コンクール」の表彰式が8日、伊那市創造館で行われました。
最優秀賞は、小学校低学年の部で箕輪中部小学校3年の小野珠実さん、小学校高学年の部で、高遠北小学校5年の福嶋文さん、中学校の部で、春富中学校1年の武田岬樹さんの作品が選ばれました。
この日は最優秀賞を含む17人に、株式会社ニシザワの荒木康雄社長から賞状が手渡されました。
主催したニシザワは、本屋として大正13年に創業しました。
本を読むことで子どもの健全育成に繋げようと15年前からコンクールを開いています。
荒木社長は「胸に迫ってくる作品が多く感動した。たくさんの本を読んでこれからの人生に活かしていってほしい」と話していました。
コンクールには、上伊那の小学生334人と中学生859人の合わせて1,193人から応募がありました。 -
伊那リ 今季の安全を祈願
7日は大雪です。
標高千メートルにある伊那市の伊那スキーリゾートでは、今シーズンの無事を祈願する安全祈願が行われました。
7日は伊那市やスキー場の関係者らおよそ40人が出席し、シーズン中の無事を祈りました。
伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は15日土曜日からを予定していましたが、12月になっても気温が高い日が続いた為オープンは数日先になる見込みだという事です。
来週から寒気が入り込み、最低気温も氷点下2度から6度と予想されていることから、気温を見て雪づくりを始める予定です。
伊那スキーリゾートでは、地域の人が家族で楽しめるよう、ソリゲレンデを拡大するほか土日祝日にはバイキング形式で料理を提供する事にしています。
また、初心者向けの無料レッスンも行われます。
昨シーズンは前の年よりも5パーセント増のおよそ4万5千人が利用しました。 -
来年7月に呑み歩きイベント
伊那商工会議所地域資源活用委員会は、来年7月26日に、日本最大級と銘打ったプレミアムフライデーの呑み歩きイベントを開催します。
11月30日は、伊那市内で会議が開かれ、イベントの内容について話し合いました。
開催するのは、日本最大級と銘打ったプレミアムフライデーの呑み歩きイベントで、参加人数1万人を目指します。
7月26日(金)に開催される予定で、イベントの参加証を購入した人は当日市内全域の飲食店で特典が受けられるというものです。
最新の無線通信技術を活用し、飲食店の混雑状況を可視化する実験も行います。
また、郊外の飲食店への移動手段として、AI配車タクシーの活用を目指します。
このイベントは市内飲食店の活性化を目指す伊那商工会議所地域資源活用委員会が初めて行うもので、今後参加店舗の開拓や、企業を通じて従業員のイベントへの参加を呼び掛けるということです。
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上伊那産の果物 香港へ
12月2日から中国・香港の高級料理店で開かれている「伊那谷・秋の味覚食べ比べフェア」に提供される伊那市と上伊那産の果物が、6日に発送されました。
この日は、伊那市の職員がJA上伊那本所を訪れ、香港に送る果物をJA上伊那から受け取りました。
贈る果物は、伊那市産のりんご「サンふじ」と、上伊那産の洋梨「ル・レクチェ」です。
甘みや香りが強く、りんごはシャキシャキとした食感、洋梨はとろけるような食感が楽しめるということです。
りんごは50kg、洋梨は24kgを送りました。
香港で開かれている「伊那谷・秋の味覚食べ比べフェア」は、伊那市長谷で輸出用の米を生産している農事組合法人Wakka Agriの香港の販売店Wakka Internationalから、伊那市の農産物を紹介したいと提案があり実現しました。
現地の高級料理店3店舗で、上伊那の果物がデザートなどで提供される予定です。
りんごと洋梨の他、伊那バス㈱の夏秋いちごと、宮島酒店の日本酒も発送したということです。
果物は8日に到着し、9日から各店舗で提供されることになっています。
伊那市では、来年の春に、第2弾の発送を予定しているということです。 -
福祉避難所の設営 ゲームで訓練
伊那市と災害時に要支援者の受け入れに関する協定を結んでいる団体や市職員は、6日、福祉避難所の開設・運営についてゲームを使って学びました。
この日は、伊那市役所で研修会が開かれ25の施設や団体から70人が参加しました。
講師は兵庫県立大学大学院の阪本真由美准教授が務めました。
参加者は、5~6人で1チームをつくり、福祉避難所の開設・運営に当たるという想定です。障害者や外国籍の人など様々な人が避難してきます。また、トイレが使えないなどのトラブルが発生しその都度対応を迫られます。
参加者は部屋割りや、行政への応援要請など対応を考えていました。
参加したのは、伊那市と災害時における要支援者の受け入れに関する協定を結んでいる団体や施設、社協、市の職員などです。
伊那市では、平成18年7月豪雨の際に、避難所を運営しましたが、寝たきりの人が避難してきてもケアが受けられなかったり、腎臓病の人が食べられる食事がなく帰宅したなどの状況がありました。
災害に備えて、どのような準備や対応をすればよいか学ぶ機会にしようと今回初めて福祉避難所の設営・運営のための研修会を開きました。
伊那市によると、福祉避難所の設営の研修は全国でもまだ取り組んでいる自治体はあまりないということです。
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第4回ぽかぽかアート展
上伊那・飯田地域の11の障がい者施設の利用者が制作した手芸や絵画などの作品が並ぶ「第4回ぽかぽかアート展」が、伊那市の伊那文化会館で6日から始まりました。
会場には、手芸や絵画、書道などの作品およそ200点が並んでいます。
伊那市からは、ゆめわーくと伊那ゆいま~るの利用者の作品が並んでいます。
展示会は、個性豊かに自由に表現した作品を多くの人に見てもらおうと開かれたもので、今年で4回目です。
会場では他に、9月に開かれた第21回長野県障がい者文化芸術祭で最優秀賞と優秀賞に選ばれた作品も展示されています。
箕輪町の清水末子さんは、書道部門で最優秀賞に選ばれました。
淡々とした素朴な線で表現されていて、気品を漂わせていると評価されました。
第4回ぽかぽアート展は、9日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。
8日・9日は、利用者が作った布製品や絵葉書などの販売が行われます。 -
下小沢あかりの会が懇親会
伊那市下小沢の高齢者で作る下小沢あかりの会は、すいとんを作って楽しむ会を、6日、小沢地域交流センターで開き親睦を深めました。
センターの調理室では、大きな鍋ですいとんを作っていました。
他にも参加者が協力しながら巻きずしを作っていました。
下小沢あかりの会では、毎年、春とこの季節に、料理を作って味わう親睦会を開いています。
料理は、その年によって変わり、今年はすいとんを作ることにしました。
手際よく料理が完成し、参加者が味わっていました。
下小沢あかりの会では、この親睦会のほか、地区の伝統行事や、花壇の整備・年1回の旅行などで交流を深めているということです。
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八十二高遠支店に感謝状
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市高遠町の八十二銀行高遠支店に5日、伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の駒村公孝署長が八十二銀行高遠支店を訪れ、日戸淳支店長に感謝状を手渡しました。
11月15日、伊那市に住む70代の女性が高遠支店を訪れ、「100万円を振り込みたい」と窓口に申し出ました。
対応した職員の平澤綾さんが話を聞いたところ、女性は「息子が不倫をして示談金を支払うことになったので振り込まなければいけない」と、すぐにでもお金を振り込みたい様子だったということです。
平澤さんは、金額が大きいことや女性の様子から特殊詐欺を疑い、課長の上島敏実さんと女性を説得しました。
上島課長は直接犯人と電話をし、怪しい点がいくつかあると女性に話しましたが、女性は詐欺だと気づかなかったということです。
その後、駆け付けた警察官が説得を続けたところ、女性は詐欺に気づいたということです。
伊那署では「少しでも怪しいと思ったら詐欺を疑い、家族や知人にまず相談してほしい」と話していました。
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買い物弱者支援ネットワーク会議
高齢者などの買い物弱者を支援する地域づくりを考えるネットワーク会議が、4日伊那市防災コミュニティセンターで開かれました。
始めに、東京都で活動するNPO法人全国移動ネットワークサービス・河崎 民子さんが講演しました。
河崎さんは、全国各地の移送サービスや買い物支援の事例を紹介しました。
山口県の防府市では、月2回、介護予防教室をスーパーで行っていて、閉じこもりがちな高齢者を教室や買い物に誘い出す役割を担っていることを紹介していました。
講演の後には、新産業技術を使った宅配事業などテーマに分かれて分科会も開かれました。
会議には、様々な立場から買い物弱者支援について考える人たち90人ほどが参加しました。
主催した伊那市社会福祉協議会では、平成27年度から、高齢者に聞き取りを行っていて、これまでの調査から不便なのは買い物だけではない可能性があるとして、今回は交通の問題をテーマにしました。
伊那市社協では、それぞれの地域の実情に合った支援ができるよう地域づくりを進めていきたいとしています。
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宮脇さん90歳記念個展 開催
伊那市下新田の宮脇智明さんの90歳の卒寿を記念した個展が南箕輪村南原のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
昭和3年生まれの宮脇さんは今月12日に誕生日を迎え満90歳となります。
個展はこれを記念して開かれていて、これまで制作してきた木彫や絵画、絵手紙など70点あまりが展示されています。
60代の時に医者の勧めで木彫を始め、その後、絵画や絵手紙へと趣味を広げていきました。
日課は、朝5時に起床し朝食までの間、木を彫ったり、絵を描いたりしていると言う事です。
宮脇さんの卒寿記念展は28日まで南箕輪村南原のなごみの樹で開かれています。
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せんべいで詐欺被害防止へ
特殊詐欺被害防止に一役かおうと、伊那市に本店があるアルプス中央信用金庫は、14日の年金支給日に被害防止を呼び掛けるせんべいを配布します。
年金受給者を対象に窓口で配布するその名も「振り込みませんべい」です。
特殊詐欺被害防止に関心をもってもらおうと、被害防止のメッセージがせんべいに印刷されていて1800個を作りました。
アルプス中央信用金庫では、年金支給日にこれまで、菓子や粗品をプレゼントしていましたが、今回は、伊那警察署とタイアップして初めて配布します
アルプス中央信用金庫では、これまでも特殊詐欺被害を防止するための取り組みを行っています。
すべての支店のATMの画面に、振り込め詐欺防止を呼び掛けるメッセージが出るようになっています。
また、携帯電話の通話や操作をしたりしてATMを使用すると
店内で警告音が鳴るシステムも導入しています。
今年は、南箕輪支店と赤穂東支店で、詐欺被害を未然に防いだとして警察から感謝状が贈られています。
振り込みませんべいは、14日と17日の2日間すべての支店の窓口で配布されることになっています。
伊那警察署管内では今年1月から昨日までに5件1525万円の特殊詐欺被害が発生しています。
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みはらしいちご 収穫始まる
伊那市西箕輪のみはらしいちご園では、地元の直売所や洋菓子店に出荷するいちごの収穫作業が始まりました。
収穫作業は1日から始まりました。
みはらしいちご園を運営する羽広いちご生産組合の井踏岩夫組合長のハウスでは、まだ数は少ないものの、赤くて大きいいちごが実っています。
この時期はクリスマス用のケーキなどで需要が多くなります。
今年は秋頃暖かい日が多かったため、例年より少し早く実が大きくなったということです。
みはらしいちご園ではいちご狩りをすることができ、今シーズンは来年1月2日からの営業を予定しています。
観光客や地元住民にも人気で、去年は1月から5か月間の営業で、およそ7万人が訪れたということです。
すでに開園初日の予約が入り始めていて、それまでに間に合うようハウス内では準備が進められています。
井踏組合長は「実際にみはらしいちご園に来てもらって、生のいちごの美味しさを感じてもらいたい」と話していました。
みはらしいちご園のいちご狩りは来年1月2日にスタートで、毎年12月中旬頃には年始の予約がいっぱいになってしまうということです。
また、みはらしファームでは元旦に20周年企画も予定しているということです。 -
伸和コントロールズ 無事帰還に感謝
先月11日に国際宇宙ステーションの宇宙実験サンプルを乗せたカプセルが地球に帰還しました。
カプセルに部品が使われた伸和コントロールズ株式会社は、無事の帰還に感謝し、3日に伊那市高遠町の弘妙寺にお礼参りをしました。
この日は幸島宏邦社長らおよそ10人がお礼参りで弘妙寺を訪れました。
伸和コントロールズの部品が使用されたカプセルの乗った国際宇宙ステーションの物資補給機「こうのとり」7号が9月に打ち上げられました。
ステーションの宇宙実験サンプルを格納したカプセルは、先月11日に太平洋の南鳥島近海に着水しました。
着水する際、機体の姿勢を制御するための窒素ガスを噴射するものとパラシュートを開く前のエアバック作動のバルブが伸和コントロールズのものです。
開発責任者の松田幸士さんは「大気圏に突入して、ようやくうちのバルブが起動して、ミッションが成功してとてもうれしい気持ちでした」と話していました。
打ち上げ前に、無事に帰ってくることを、弘妙寺に祈願していたことから、今回お礼参りをしました。
幸島宏邦社長は「ホッとしたというのが一番。うちの部品は目に見える場所にはなく黒子としてだったが、役に立つことができてうれしい」と話していました。
伸和コントロールズでは、今後も航空宇宙事業に取り組んでいきたいとしています。 -
功労表彰の2人が受賞報告
伊那市山寺の小牧文敏さんと阿部凱人さんは、社会体育の分野で功労があったとして、長野県教育関係功労者表彰を、このほど受賞しました。
4日は2人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
伊那市山寺の小牧文敏さん(80)は、伊那北高校で甲子園に2度出場した経験を活かし、KOAソフトボール部の監督を経て県のソフトボール協会理事長や副会長を歴任し、現在は顧問を務めています。
ソフトボールの普及や発展に功績があったとして表彰されました。
小牧さんは「本当にうれしく思います。みなさんのおかげで受賞することができました」と話していました。
伊那市山寺の阿部凱人さん(77)は、伊那北高校卓球部で松商学園を破り県大会で優勝するなどの経験を活かし、県卓球連盟の副理事長や上伊那卓球連盟の理事長などを歴任し、現在は会長を務めています。
卓球を通じて社会体育の振興に寄与したとして表彰されました。
阿部さんは「周りのみんなの支えがなければここまで続けてこられなかった。本当に感謝しています」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では他に、伊那市富県の北澤喜宏さんが学校教育功労を、伊那市境の前沢慈名さんが学校保健功労を受賞しています。 -
初心者歓迎 女子児童ソフト教室
初心者でも気軽にソフトボールを体験してもらおうと、女子小学生対象の教室が2日から伊那市の伊那公園屋内運動場で始まりました。
市内の女子小学生でつくる、アルプスい~なちゃんソフトボールクラブのメンバーと、初心者9人が参加し2月までの冬の期間ソフトボールの基礎練習を行います。
初回のこの日は、キャッチボールを中心に行い、初めての子ども達は、ボールの投げ方を教わりました。
練習では「投げる方向に足を向けるようにしましょう」と説明を受けていました。
あるスタッフは「9年後に伊那市で開かれる国体のソフトボール競技に向けて、少しでも選手が増えればうれしい」と話していました。
教室は年末年始を除く来年2月までの日曜日に開かれ、当日参加もできるということです。
【詳しくは】伊那市教育委員会スポーツ振興課78-4111 -
中国人留学生と餃子づくり
南箕輪村の信州大学農学部に留学している中国からの留学生と餃子を作って交流するパーティーが4日、伊那市の西箕輪公民館で開かれました。
この日は、中国からの留学生、金根さんと謝騁昊さんの2人を迎えて15人が餃子作りをしました。
主催した伊那日中友好協会は、日本と中国になじみ深い料理「餃子」を通して両国の交流を深めようと、伊那餃子会の協力のもと去年から行っています。
地元産の野菜を使った具を、皮で包んで焼いたり茹でたりしました。
作りながら、お互いの食文化の違いなどを話していました。
伊那日中友好協会では「文化の違いや共通点を、食を通して知ることができた。これからも交流の輪を広げていきたい」と話していました。 -
上伊那が舞台の映画 来年9月上映へ
伊那市出身のタレント成美さんらでつくる信州フィルムパートナーズは、上伊那8市町村を舞台にしたふるさとシネマの上映を、来年9月に行います。
3日は、映画についての記者会見が開かれ、成美さんの他監督・脚本を手掛ける岡本英郎さんが概要を説明しました。
映画のタイトルは「霊犬戦士ハヤタロー」で、駒ヶ根市の光前寺をはじめ高遠城址公園やもみじ湖、大芝高原など上伊那8市町村で撮影を行います。
主人公は、JA上伊那の伝説保存課に勤めることになった女性です。その女性の周りで、700年前に霊犬早太郎が封印した妖怪が甦るというものです。
岡本さんは、ゴジラやモスラ、ウルトラマンなどのデザイナーとして活躍していて、特撮ものを得意としています。
キャストは現在調整中で、エキストラについては今月中に一般オーディションを行います。
成美さんら信州フィルムパートナーズは、地元の企業などから資金調達などを行っていて協力を呼び掛けています。
その他、地元で活躍する歌手の湯澤かよこさんとふかせひとひろさんが手がけた歌を、地元の子ども達でつくる「早太郎合唱団」が歌います。
撮影は一部始まっていますが、来年4月から本格的に行います。
上映は9月を予定していて、全国各地で上映するという事です。 -
天神山古墳からの出土品を市に寄贈
119年前に発見された伊那市美篶笠原の天神山古墳の出土品が、創造館に3日に寄贈されました。
3日は、長年出土品を管理してきた吉祥寺の前住職坂田徹恩さんと櫻井準笠原区長が創造館を訪れ、出土品を寄贈しました。
寄贈されたのは、119年前の明治32年に見つかったものです。
金環と呼ばれる金箔が施されていた耳飾りや勾玉、鉄の刀、古墳時代から平安時代まで生産されていた須恵器と呼ばれる土器など、分かっているだけで24点です。
天神山古墳があるのは、笠原の信号機から南東に400メートル進んだ場所です。
明治32年に、笠原村の住民が巨大な1枚岩を石垣にしようとこの場所を掘ったところ、それが石棺の蓋だったため、中にある人骨や出土品を発見することとなりました。
昭和27年には、当時の美篶村が村史の作成のため再発掘し、新たに勾玉などがでてきました。
これまで、古墳の近くにある吉祥寺が誰でも見学できるようにガラスケースに入れて管理していましたが、より多くの人に見てもらおうと所有者である区と相談し、寄贈されることになりました。
創造館の濵慎一学芸員は、98年前に撮影された写真と見比べ「出土品が当時と同じ状態で残っているのは大変珍しい。土器の形から6世紀後半から7世紀始めのものの可能性が高い」と話していました。
創造館では、来年2月にこれらの出土品を展示した特別展を開く予定です。
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迫力の響き「ニッポンドド御祭」
国内外の太鼓グループが一堂に集まり、3年ごとに1度開催される祭り「ニッポンドド御祭」が2日、伊那市の伊那文化会館で行われました。
県内を中心に、東京や神奈川、茨城など1都10県と、海外ではニュージーランドから、およそ400人の太鼓の打ち手が伊那市に集まりました。
60近くの太鼓グループが参加するこの祭りは、団体の垣根を越えて、合同で演奏を披露するのも魅力のひとつです。
関東合同の発表では、およそ100人がステージにあがり、「ドッコイ、ドッコイ」という掛け声に合わせて太鼓を打ち鳴らしていました。
会場にはおよそ1,400人が集まり、迫力ある演奏に聞き入っていました。 -
伊那マジッククラブ 恒例のショー
南信地域の奇術愛好家でつくる伊那マジッククラブのマジックショーが、25日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
マジックショーは、会員の1年間の練習の成果を披露する場として毎年この時期に開かれていて、今年で45回を数えます。
25日は、会員14人それぞれが得意としている手品を披露しました。
筒から傘や杖を次々と出すものや水と砂を使ったものなど様々です。
このうち山口まゆみさんの「異次元の世界へようこそ」では、箱に入った女性と外にいた女性が一瞬にして入れ替わり、会場からは驚きの声があがっていました。
伊那マジッククラブでは、月に2回練習をしていて、「大きなステージで披露できることを励みに、会員一丸となって続けていきたい」と話していました。 -
ザザムシ漁が解禁
伊那市の天竜川では、伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が1日、解禁となりました。
伊那市の殿島橋下流でザザムシ漁をしているのは伊那市中央の中村昭彦さんです。
35年近くザザムシ漁を行っていて、その昔親せきの漁を手伝ったのがきっかけで始めたということです。
解禁日の初日の1日は、午前10時頃からザザムシがいる浅瀬で漁をしていました。
くわで石を掘り返し足を使って石の裏側についているザザムシを四手網と呼ばれる網に流し入れます。
10分ほどするとザザムシと呼ばれるトビケラやヘビトンボの幼虫が捕れていました。
冬場のタンパク源として食べられてきた伝統食で、醤油と砂糖、みりんで煮込み佃煮にして食べます。
これから水温が下がってくると脂がのってさらに美味しくなるということです。
中村さんは、捕ったザザムシを佃煮にして家族や友人などと味わうということです。
漁には虫踏み許可証が必要となります。
ザザムシ漁は来年2月末まで上伊那の天竜川で行われます。
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高遠町歴史博物館に有賀新館長
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館の新しい館長に、伊那市出身で名古屋市立大学で学部長などを務めた有賀克明さんが就任しました。
1日は市役所で辞令交付式が行われ、笠原千俊教育長から有賀さんに人事通知書が手渡されました。
有賀さんは伊那市手良出身で、現在は南箕輪村在住の70歳です。
名古屋市立大学人文社会学部で教授や学部長などを務めました。
笠原教育長は「さらに人々に親しまれる博物館となるよう期待しています」と訓示しました。
有賀さんの任期は来年11月30日までの1年間です。
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伊那ポリス安全・安心フェスタ
伊那警察署は、1日から始まる年末の交通安全運動や特別警戒に合わせた啓発イベントを、南箕輪村民センターで1日行いました。
伊那ポリス安全・安心フェスタは、楽しみながら交通安全や犯罪防止を住民に呼びかけようと伊那署が初めて行ったものです。
フェスタでは、伊那警察署のイメージキャラクターがお披露目されました。
管内4市町村出身の伊那署の職員5人組という設定で、チーム名は「伊那安全安心守り隊」通称「I♥MAT」です。
伊那市出身の三峰桜、箕輪町出身の剣紅葉、辰野町出身の蛍原未明、南箕輪村出身の笠松姉妹の5人となっています。
今後は、パネルを伊那署の玄関や街頭啓発の際に掲示するほか、防犯グッズやチラシなどにイラストが使われるということです。
また1日は、伊那市出身の歌手湯澤かよこさんが特別伊那警察署長に、キャラクターをデザインした漫画家の雨宮理真さんが特別警察署員に任命されました。
伊那署の署員の詞に湯澤さんが曲をつけた伊那警察署のイメージソング「勇気の花束」を初披露しました。
演奏は、署員でつくるバンド「伊那署ローメンズ」です。
駒村公孝署長は「これからも安心安全なまちづくりへのご協力をお願いします」と訪れた人たちに呼びかけていました。