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伊那市民芸術文化祭始まる
市民が集う文化の祭典、伊那市民芸術文化祭が4日から、いなっせで始まりました。
市民芸術文化祭は、NPO法人伊那芸術文化協会が開いていて、今年で7回目です。
協会に所属する団体だけでなく、芸術文化活動を行っている市民団体や個人も参加しています。
舞台発表には、日本舞踊やダンス、バレエなどの各団体が出演しました。
4、5日の2日間で19のプログラムがあり、今日は11団体が日頃の練習の成果を披露していました。
展示部門は、絵画、手芸、生け花、写真などさまざまな作品が並びました。
展示は、いなっせの中で4会場に分かれていて、訪れた人たちはそれぞれの会場を移動して作品を眺めていました。
伊那市民芸術文化祭は5日まで、いなっせで開かれています。 -
高遠の昔の地図をソフトウェアに
伊那市高遠町の昔の地図を活用した、携帯情報端末のソフトウェア制作に向け4日、現地でワークショップが行われました。
これは、iPadやiPhoneなどの携帯情報端末で、昔の地図上に自分のいる場所を表示するソフトフェアを作ろうというものです。
観光や歴史学習に活用してもらおうと伊那図書館などが企画したもので、この日はおよそ30人が参加しました。
1回目のこの日は、高遠町出身の画家、池上秀畝が明治時代に描いた高遠城下の地図を使い、地図のどの場所にどんなものがあるかを確認しました。
参加者は、現代の地図と昔の地図を照らし合わせながら、今いる場所が昔の地図上のどのあたりか、周囲に気になるものはないかなどをチェックしていました。
ある女性は「調べた内容が反映されるので責任を感じる。自分自身も使い方を覚えて、観光案内などで利用したい」と話していました。
伊那図書館の平賀研也館長は「最終的にはソフトウェアを作ることが目的だが、みんなで現地を歩いて勉強することも良いこと」と話していました。
伊那図書館では、今後もワークショップを行い、来年2月頃に試験的なソフトウェアを配信、観桜期となる4月には完成版を配信したいとしています。 -
やまびこソフトボール連盟 今年度表彰式
40歳以上を対象にした「やまびこソフトボール連盟」の今年度の表彰式が3日、伊那市内で行われました。
この日は、鈴木秀康会長から今年度のリーグ戦上位3チームの代表者に賞状やトロフィーが手渡されました。
やまびこソフトボール連盟には、平成21年よりも1チーム少ない7チームが加盟しています。
チーム数が減ったため、今年から前期、後期で総当たり戦を行い、総合成績の良いチームを上位としました。
その結果、優勝は城南クラブ、準優勝はトレンディーOB、3位は三峰球友となりました。
鈴木会長は「チーム数が減ってしまったが、選手全員が楽しみながら1年間プレーすることができたので良かった」と話していました。 -
通院費無料対象 小学6年まで拡大
伊那市医療政策審議会は、現在小学校入学前までとしている通院費無料の対象を、小学6年生まで拡大するよう白鳥孝伊那市長に答申しました。
3日夜、伊那市役所で医療政策審議会が開かれ、飯島尚幸会長が白鳥市長に答申書を手渡しました。
審議会では、11月に子どもの通院費無料の対象者について白鳥市長から諮問されていました。
白鳥市長は「いただいた意見を十分尊重しながら、行政に反映させていきたい」と話していました。
伊那市の試算によると、通院費無料の対象を小学6年生まで拡大した場合、年間およそ5千万円費用がかかる見込みです。
通院費無料の対象者拡大により懸念される「病院のコンビニ化」について白鳥市長は「本当に必要な人が受診できるよう、ルールの周知を徹底したい」と話していました。
伊那市では、条例改正案などを来年の市議会3月定例会に提出し、来年度から実施したい考えです。 -
ふるさと館の10月桜 まだまだ見頃
10月下旬に咲き始めた伊那市の富県ふるさと館の10月桜が、12月に入ってもまだ咲き続けています。
この10月桜は、今年2月に開館10周年で記念植樹されたもので、4月にも咲きました。
11月初旬に見頃を迎えましたが、職員によりますと1か月以上その状態が続いているということです。 -
いじめ根絶運動記念講演会
いじめ根絶運動に取り組んでいる伊那市の西箕輪中学校で2日、記念講演会が開かれました。
西箕輪中学校は3年前から、いじめ根絶運動に取り組んでいます。
今年1月には、いじめや差別のない学校を目指す人権宣言を採択しました。
この日は全校生徒が、いじめにより長男を亡くした須坂市の前島章良さんの話を聞きました。
前島さんが西箕輪中で講演するのは今回が3回目です。
前島さんは、「いじめは生きる勇気を着実に奪っていく。だから絶対悪。いじめてはいけない」と話しました。
講演会の中で生徒から、「友人など周りの人が関わって、いじめが解決した例はありますか」との質問がありました。
前島さんは、「周りの人が関わらないと、いじめはなかなか解決しない」と話し、「いじめに気付いた人が、勇気をもって『やめろよ』と言う、正義の告発をしてほしい」と訴えていました。 -
障害者福祉施設の製品販売会
3日から9日までは障害者週間です。
それにあわせ3日から、障害者福祉施設の製品販売会が伊那合同庁舎で開かれています。
会場には、上伊那の障害者福祉施設の利用者が出店する、食品や手作りの小物の店が並んでいます。
販売会は、障害者週間に合わせ、障害者の社会参加を支援しようと伊那保健福祉事務所が開いているもので、今年で3回目です。
長野県は、平成19年度から5年間を工賃倍増計画期間とし、障害者の工賃アップに取り組んでいます。
会場では、庁舎に訪れた人などが商品を買い求めていました。
販売会は、9日まで伊那合同庁舎2階で開かれていて、管内の10の施設が入れ替わりで出店する予定です。 -
伊那市観光株式会社 障害者の入浴料金の割引サービス
伊那市観光株式会社は、障害者週間にあわせ今年初めて障害者の入浴料金の割引サービスを行っています。
サービスは3日から9日までの期間です。
割引サービスが受けられるのは、伊那市観光株式会社が経営する、みはらしの湯、さくらの湯、高遠さくらホテル、仙流荘、入野谷の5施設です。
対象者は、身心に障害のある人で入浴料金の50パーセントが割り引きされます。
このサービスは、伊那市以外の人も対象になります。
伊那市観光株式会社は、障害者の福祉に対し貢献していこうと、今回初めて割引サービスを行います。
春日庄一事務局長は「体が不自由な方は入浴施設へ足が遠くなりがちなので、この機会に利用してほしい」と話していました。 -
藤沢精機が新くくり罠を開発
伊那市美篶の機械機器製造業藤沢精機は、シカやイノシシなどの有害鳥獣捕獲用として、従来のものに比べ設置が簡単なくくり罠「アニマルヒット」を開発しました。
藤沢精機が開発したくくり罠は、3種類で、使用する人の熟練度などにより使い分けます。
くくり罠は、一般的にバネを含んでいる本体部分と、動物の足をつかむワイヤーを固定しておく仕掛け部とに分かれていて、罠を踏んだ動物がワイヤーにかかり身動きできなくなるしかけです。
藤沢精機は、12年間、捕獲用のオリを製造販売してきましたが、くくり罠が注目され、ニーズが高まってきたことから、猟友会のメンバーからの助言や要望を取り入れて今年の初めから開発に着手し、製品化に成功しました。
今回藤沢精機が開発したくくり罠は、あらかじめ別の場所でバネを圧縮しておけるプリセット機能が本体部分にとりつけられている点、仕掛け部が薄型で、地面を深く掘らなくても設置ができる点の2点が改良されています。
藤沢精機では、特許庁に実用新案登録し、すでに県外からの問い合わせもあるということです。
高遠町猟友会の伊藤功一さん。
新しいくくり罠の開発に一役買いました。
掘らずに設置できる点は、土が凍る冬場で特に有効だと話します。
高遠町猟友会では、約30人の会員がいますが、現在9割以上がくくり罠による捕獲を行っています。
高齢化が進む中、安全で効率的な捕獲の方法が求められています。
簡単に設置できるくくり罠を開発した藤沢精機の保科社長は、「従来のくくり罠を研究し、さらに安全で簡単なものが開発できた」と話しています。
この新型のくくり罠「アニマルヒット」は、すべてのタイプが8,000円で販売されます。 -
竜東保育園で木製おもちゃ お披露目
木をつかった教育「木育」の一環で、伊那市が委託して作ったオリジナルのおもちゃが、2日竜東保育園でお披露目されました。
竜東保育園でお披露目されたのはこの木製のツリーです。
木の玉を転がして遊ぶ事ができ、園児たちは歓声を上げていました。
ツリーは、木を転がして遊ぶほか、クリスマスツリーとして活用したり、子どもたちの作品を飾る事ができます。
伊那市に委託され、おもちゃを製作したのは、ますみヶ丘の木工房・KUSAKABE代表の日下部 良也さんです。
ブナでつくられたおもちゃは枝を抜き差しする事で、形を変えることができます。
伊那市では、今年度、ツリーの製作や、おもちゃの購入などを試験的に行っていて、事業費は60万円です。
地元の木材の活用にもつなげたい考えで、市内の木工職人や建具組合などに製作を委託しています。
伊那市では、子ども達がおもちゃに興味を示したか、能力の発達につながったかなどを検証していきたいとしています。 -
伊那市 民生児童委員委嘱式
住民の生活に関する相談や地域で社会福祉活動などを行なう民生児童委員の委嘱式が2日、伊那市役所で行われました。
2日は、新任99人と、再任71人の、合わせて170人が民生児童委員に委嘱されました。
各地区を代表して13人に酒井茂副市長から委嘱書が手渡されました。
民生児童委員は、厚生労働大臣が委嘱するもので、地域の社会福祉活動などを行います。
そのうち、区域を越えて、児童福祉について活動する主任児童委員には16人が委嘱されました。
酒井副市長は、「地域福祉を取り巻く環境は厳しく皆さんに寄せられる期待は大きい。地域による助け合いにご尽力いただきたい」と挨拶しました。
民生児童委員・主任児童委員の任期は、3年間となっています。 -
上伊那森林組合がツリー用の木を販売
上伊那森林組合・中部支所では、クリスマスツリーとして活用してもらおうと、トウヒの販売を行います。
販売するトウヒは、間伐で切り出したもので、限定30本です。
森林組合では、以前も販売を行っていましたが、トウヒは標高が高いところに生えることなどから搬出にコストがかかり、販売をやめていました。
しかし、要望が寄せられたことや、トウヒを伐採する作業のタイミングがあった事などから、今年、販売を再開することにしました。
森林組合では、「人工の木ではなく本物の木を使って
クリスマスを楽しんでもらいたい」と話しています。
トウヒは、ドイツトウヒで、1本3000円です。
トウヒは2メートルほどありますが、好みに応じて切断してくれるということです。
上伊那森林組合中部支所 電話94竏・800 -
クリスマスフェア
伊那市西町のギャラリー ハルヒポタリースタジオで、クリスマス用の手作りの贈り物を集めたクリスマスフェアが行われています。
ギャラリーでは、手作りのカップや携帯ストラップ、小物などのクリスマスギフトが展示されています。
クリスマスフェアは5日(日)まで開かれています。 -
美篶小学校資料館 鍛冶屋の実演
伊那市の美篶小学校資料館の企画展の一環で1日、鍛冶屋の実演が行われました。
企画展は、美篶小学校の開校記念日に合わせて毎年開かれています。
今回は、資料館に、昔鍛冶屋で使われていた「ふいご」と呼ばれる道具が去年寄贈されたことから、これを有効利用しようと鍛冶屋の実演が行われ、美篶小児童が見学しました。
「ふいご」は、火を強めるために手で風を送る道具で、昭和30年頃まで使われていたという事です。
実演は、美篶で鍛冶屋を営む現役の職人北原廣人さんが行いまた。
北原さんは、現在78歳、17歳の時から鍛冶屋をしているベテランで、「鉄は暖め過ぎると壊れるし、冷たいままだと形が変わらないので、火の加減が重要」と説明していました。
美篶資料館では、「昔から伝わる技術を実際に見てもらう事で、地域に伝えていきたい」と話していました。 -
INA☆GO FIVEが優秀賞受賞
10月に富山県で開かれた全国スポーツ・レクリエーション祭のエアロビック競技に出場した伊那市のチーム、「INA☆GO FIVE」が優秀賞を受賞しました。
30日に「INA☆GO FIVE」のメンバーが伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に優秀賞受賞の報告をしました。
全国スポーツ・レクリエーション祭のエアロビック競技は、創作的な振り付けや、チームワークの良さなどを競うもので、全国から39チームが出場しました。
長野県代表で、伊那市のスイミングクラブ「アファス伊那」の所属チーム「INA☆GO FIVE」は
この競技で準優勝にあたる、優秀賞を受賞しました。
チーム代表の福澤一利さんは、「チームワークの良さが、優秀賞につながった。楽しみながら自分たちの演技ができたと思う。」と話していました -
伊那市民生児童委員らが退任
地域福祉の中心的な役割を担う、伊那市民生児童委員の退任式が30日、伊那市役所で開かれました。
式ではまず、委員らが民生委員の歌を斉唱しました。
式では退任するおよそ100人の委員に感謝状が渡されました。
民生児童委員は、高齢者や生活に困っている人など地区内で援助を必要とする人の生活実態を把握し、相談に乗るなどの活動を行っています。
委員を15年間務めた古旗功さんは退任にあたり「地域に根差した、おもいやりのある活動を実践し、この日を迎えることができた。これからは、これまでの経験を活かし社会福祉の進展に寄与していきたい。」と話していました -
ロシア軍が掲げた『白旗』を展示
日露戦争で休戦協定を結んだ際、ロシア軍が掲げたとされる、白旗が伊那市創造館で展示されています。
この白旗は明治38年、1905年に日本とロシアが休戦協定を結んだ際にロシア軍が掲げたものとされています。
サイズは縦91センチ、横59センチで生地はその光沢から絹ではないかとみられています。
白旗などを飾った展示、創造館逸品展では、この白旗に関する、写真や資料が並べられています。
休戦協定は当時の満州で結ばれ、日露双方の軍の上層部が白旗を中心に集まっている様子を写した写真も展示されています。
この時の白旗は松本市出身の軍人福島安正さんが持ち帰り、のちに日本画家の荒木十畝が入手しますが、その経緯はわかっていません。
その後、旧上伊那図書館創設の功労者、武井覚太郎が荒木からゆずり受けこれを寄贈。これまで保管されていました。
日露戦争にスポットをあてた創造館逸品展「白旗」は、伊那市創造館で27日月曜日まで開かれています。 -
有害鳥獣被害防止特区 伊那市が実施見合わせ
伊那市は、導入を検討してきた有害鳥獣被害防止特区(わな免許特区)の実施を見合わせることを30日、発表しました。
有害鳥獣被害防止特区は、わな免許を持っていない人が免許所持者の指導を受けてわな設置に携わるというものです。
伊那市は、市議会9月定例会後に導入を検討し、10月上旬に内閣府に申請しました。
内閣府から30日付けで認可予定との連絡がありましたが、市は実施を見合わせるということです。
理由として、特区導入を市内猟友会などと検討した結果、狩猟免許取得に意欲のある人が免許を取らなくなるなど、結果として有害鳥獣対策が衰退する心配があり、まだ検討すべきことが多いことを挙げています。
また、環境省でわな免許特区の全国的な展開を検討しているとの情報も入っていることから、市では今後、国などの動きを注視していきたいとしています。 -
蜜ロウ干支づくり始まる
来年の干支「ウサギ」の置物づくりが、伊那市の小松
作業所には、色とりどりのウサギの置物が並べられています。
これらは、すべて蜂の巣からできる「蜜ロウ」で作られたものです。
この日は、毎年置物をプレゼントしている障害者社会就労センター「ゆめわーく」のメンバーが小松養蜂園を訪れ、小松実治さんから置物の作り方などを教わりました。
小松養蜂園では、毎年この時期に来年の干支の置物作りをしていて、作った置物は、ゆめわーくの利用者にプレゼントしています。
今年は、蜂の巣の台の上にウサギがのっている「干支ウサギ」のほかに、招き猫のような「招きウサギ」や、耳の部分にキャンドルの芯が入っている「キャンドルウサギ」などを200個ほど制作する計画です。
出来上がったウサギは、ゆめわーくの利用者にプレゼントします。
ゆめわーくでは、これを日頃お世話になっている人たちのもとへもっていくほか、購入希望者がいれば販売する予定です。 -
高校新卒者内定状況
ハローワーク伊那は、来年3月卒業の高校新卒者の10月末現在の就職内定状況などを発表しました。
それによりますと、10月末現在の就職内定者数は236人で、前の年の同じ時期より45人多くなっています。
内定率は73.5%で、前の年の同じ時期を1.7ポイント上回りました。
求人数は、前の年の同じ時期を50人上回る277人で、22パーセントの増となっています。
求職者数は、321人で前の年の同じ時期を55人、20.7パーセント上回っています。
求人倍率は、0.86倍で、前の年の同じ時期を0.01ポイント上回っています。
ハローワーク伊那では、「内定者数、内定率とも今のところ前の年を上回っているが、今後もこの状況続くかは不透明。生徒が就職できるよう、支援していきたい」としています。 -
財政健全化プログラム
来年度から5か年計画で伊那市が実施する財政健全化プログラムがまとまり30日、伊那市議会全員協議会で示されました。
財政健全化プログラムは酒井茂副市長をリーダーに職員8人のチームが9月から具体的な取り組みについて検討を行ってきました。
プログラムは、歳入確保や歳出削減など項目別に主な取り組みや実施時期、目標額が96項目にわたり示されています。
歳入の確保では5年間の目標額を1億円としていて、未収金の解消や公共施設の命名権の導入、体育施設など公共施設の使用料の見直しなどをアクションプランとしてあげています。
歳出の削減では5年間の目標を17億円としています。
主にはハード事業の見直しで、今後5年間の建設事業は優先度の高い事業を厳選して行うとしています。
保育園の統合については竜東地区を再編整備し、伊那西部保育園の在り方を検討するとしています。
小中学校給食施設についてはブロックごとに統合を進め西部地区から着手し、随時給食センターの整備を進めるとしています。
財政健全化プログラムの実施による効果額は歳入歳出合わせて5年間でおよそ18億円になる見込みです。
伊那市では計画を確実に実施することで財政運営の改善が図れるとし、来年度予算から反映させていきたいとしています。 -
10月有効求人倍率0.66倍
上伊那の10月の月間有効求人倍率は0.66倍
となり、前の月の0.63倍を0.03ポイント上回りました。
ハローワーク伊那の発表によりますと10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.66倍となり、県平均の0.63倍、全国平均の0.56倍をともに上回りました。
月間有効求人倍率が増加するのは5か月連続となりますが、1倍を下回るのは平成20年の10月以降、25か月連続で、依然として厳しい状況が続いています。
企業の新規求人数は1054人で、前の月の1043人を11人上回りました。
一方、新たに仕事を探している新規求職者数は866人で、前の月の907人より41人減少しました。
就職状況は、全数で336人となり、9か月連続で増加していますが、およそ半数は非正規雇用となっていて、正規雇用の割合は低い状況です。
ハローワーク伊那では「雇用情勢は改善の動きがみられるものの、依然として厳しい状況にある」と分析しています。 -
伊那市議会12月定例会 開会
伊那市議会12月定例会が30日開会し、一般会計補正予算案など19議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、3億9千万円を追加するもので、市内の保育園などに備え付けるAEDの購入費に1100万円、一般住宅向けの太陽光発電設置補助に800万円などとなっています。
また、今議会では、伊那市民会館条例を廃止する条例案も提出されています。
伊那市議会12月定例会は、8日、9日、10日に一般質問17日に委員長報告、採決を行い閉会する予定です。 -
分杭峠3月下旬まで閉鎖
伊那市長谷のパワースポットとして知られる分杭峠は12月1日から来年3月下旬まで閉鎖となります。
分杭峠はパワースポットとして、テレビなどで紹介され県内外から多くの人が訪れました
去年、峠付近で交通渋滞があったため今年3月20日からシャトルバスの運行を始めました。
シャトルバスの利用者は、3月20日から11月29日までに10万740人となっています。
1日から、峠駐車場からパワースポットの歩道に手すりやベンチなどを設置する環境整備工事が行われます。
また、シャトルバスも明日から運休となります。 -
「ふくみ会」が母校に寄付
昭和29年度の美篶村立美篶中学校の卒業生でつくる「ふくみ会」が1日、美篶小学校に15万円を寄付しました。
1日は、「ふくみ会」の会員5人が美篶小学校を訪れ星野政寛校長に寄付金15万円を手渡しました。
「ふくみ会」は昭和29年度に村立としては最後となる美篶村立美篶中学校の卒業生でつくられていて、会員は82人います。
卒業年度の29をフクと呼び、みすずのミを加えて、「ふくみ会」と名づけました。
「ふくみ会」はこれまで、母校の美篶小学校に本を寄贈する活動をおこなってきました。
今回は学校側に好きな本を選んで買ってもらおうと、寄付することを決めました。
寄付金を手渡した「ふくみ会」の赤羽仁さんは、「私たちが学校に通っている頃は着るものも、食べるものも不自由していて、とても本を買うことはできなかった。
今の子どもたちには本を読むことの楽しさを学んでもらいたい。」と話していました。 -
手良地区地域支えあい講演会
伊那市は、隣近所の助け合いについて考える「手良地区地域支えあい講演会」を27日、手良公民館で開きました。
講演会には、地域住民や区の関係者などおよそ40人が集まりました。
手良地区は、昨年度から「認知症地域支援体制構築等推進事業」のモデル地域となっていて、認知症の学習会などを開いてきました。
27日は、その事業の一環として講演会を開きました。
講師は、30年以上にわたり住民流の福祉のあり方について研究している木原孝久さんが務めました。
木原さんは「助け合いはお互いが協力すること。助ける側はおせっかいでもいいので、相手の心をこじあける。助けられる側は“助けて”と言えるようになることが大切」と話していました。
伊那市では、「手良地区をはじめ、全ての地域がお互いを支えあっていける町になってほしい」と話していました。 -
哲学者内山節さん講演
哲学者内山節さんの講演会が28日、伊那市の創造館で開かれました。
講演会は、地域に根差した活字文化の振興を図ろうと活動している市民グループいななき学舎が開きました。
講師は、哲学者で立教大学大学院教授の内山節さんです。
市民およそ150人が、日本の自然思想についての講演を聞きました。
内山さんは、自然は自分を持たず自ずからのまま生きるため、清浄な精神を持っている、人間は自分を持っているからつまらない生き方をし、自分の魂をけがすというのが伝統的な考え方だったと話しました。
人は死んだ後、魂が森に帰り、自然の中でけがれが清浄化され自然と一体化すると考えられていたことも紹介しました。
内山さんは、「明治以降、日本の土着的な精神は破壊したが、今また多くの人が関心を持ち始めている。一度、昔の人々の生き方を振り返り、物事を考えることも必要」と話していました。 -
伊那市観光 今年度は度黒字厳しい状況
伊那市観光株式会社の今年度の決算は、「黒字化する事が大変厳しい状況」との見通しが29日の取締役会で報告されました。
29日は伊那市役所で取締役会が開かれ、今年4月から9月までの上期の営業と決算概要の報告が行われました。
これまでは、年に一度取締役会が開かれ、決算報告がされていましたが、経営状況や営業の実態を把握しようと、始めて中間報告が行われました。
今年度上期の売り上げは、前の年度に比べ、約1800万円増え、約5億7,000万円。純利益は、約1,900万円減り、約4,600万円となっています。
売上が増加した要因については、パワースポットとして人気の分杭峠のゼロ地場に10万人を超える観光客が訪れた事で、駐車場や売店の売り上げが、約2,100万円ありました。
一方、利益が減少した要因について伊那市観光では、猛暑による入浴施設の利用客の減少に加え、燃料費が昨年に比べ値上がりした事。
また、施設を訪れた人達が消費する、客単価が約300円減少した事などが大きいとしています。
役員からは、ターゲットを絞ったサービスや料金の見直しをしていくべき等の意見が出されていました。
伊那市観光株式会社社長の白鳥孝伊那市長は、「厳しい状況であるが、課題を見直し、利益を下期で取り戻していきたい」と話していました。 -
富県保育園 落穂拾いでとれた米でおにぎりパーティー
富県保育園の園児らは29日、10月に行った落穂拾いでとれた米でおにぎりパーティーをしました。
29日は、落穂ひろいの田んぼを提供した伊藤軍司さん夫婦を保育園に招き、園児66人と一緒におにぎりパーティーをしました。
保育園に伊藤さんの孫が通っていることが縁で、3年前から落穂拾いをしています。
伊藤さんは「子ども達が“またやりたい”と言ってくれるので、これからも続けていきたい」と話していました。
園児らは1人2つずつ、それぞれ思い思いの形に握っていました。 -
酒井一さん木目ダルマを保育園に寄贈
伊那市西春近の建築業酒井一さんは、手作りの木のダルマ「木目ダルマ」を29日、西春近南保育園に寄贈しました。
29日は、酒井さんが保育園を訪れ、余った木材を使って作った木目ダルマやおもちゃなど、およそ200個を寄贈しました。
保育園への寄贈は、子ども達に小さいうちから木のよさを知ってもらおうと初めて行ったものです。
園児らは、沢山ある木目ダルマの中から好きなものを1つ選んでいきました。
西春近南保育園の阿部美智子園長は「プラスチックのおもちゃと違い、木の匂いや温もりを感じることができると思う。こども達の木育活動の1つとして大切に使っていきたい」と話していました。