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県ソフトボール協会役員総会
県ソフトボール協会の2008年度役員総会は2日、伊那市生涯学習センターで行い、小坂樫男伊那市長を会長に再任するなど、来年度事業計画、予算など6議案を原案通り可決した。
08年度事業計画によると、9月6縲・日、伊那市で50歳以上の男子による全日本実年大会の全国大会を開催する予定。このほか、役員改選で児童のソフトボール普及に努める「小学生委員会」の新設を報告、本年度活躍したチームなどを表彰した。
表彰を受けたのは次の皆さん。
【日本ソフトボール協会】▽功労賞=松本守博、丸山直子
【県ソフトボール協会】▽協会表彰者=古沢賢二、木下貞昭、中村朝雄、春日要▽優秀チーム賞=KOA、松本大女子、信州大男子、松代中、高瀬中、八幡フラッパーズ、川田レインボーズ▽優秀選手賞=伊東摩耶(松本大)秋山清博(伊那シニア) -
伊那市立図書館の利用者カードデザイン展
伊那市立図書館の図書館利用カードの新デザインの候補作品を集めた展示は13日まで、同伊那図書館1階広域情報コーナーで開いている。市内外の186人から応募のあった199点を展示。展示期間中、同図書館や分館(一部)、高遠町図書館で利用者による投票を受け付けている。
作品の応募は小学生が中心。199点のうち100点は、昨年11月に伊那図書館を見学した伊那小1学年の作品で、図書館での思い出を絵にしたり、自分の好きな動物や昆虫を描いたりしている。このほか、高遠城址(し)公園の桜の写真やコンピューターによる絵なども並ぶ。
伊那、高遠町図書館、各分館を連携させる「図書館システム」の導入を契機に、カードデザインを一新する。投票は一人、1作品につき1回まで。投票の多かった作品を市教育委員会などが最終選考し、新デザイン2点を決める。4月から新カードの発行を始める予定だ。
平賀研也館長は「こんなに応募があってうれしい。今後も定期的にデザインを募集し、自分で図書館をつくっていくパターンの一つになれば」と話している。
入場無料。10日は休館日。午前10時縲恁゚後7時。
図書館利用カードの新デザイン候補作品を展示 -
けんしん伊那支店 防犯訓練で強盗対策を確認
伊那市山寺の県信用組合伊那支店(大野勲支店長)は4日夕、伊那署と協力し、強盗事件を想定した防犯訓練を行った。職員たちは、犯人の体格や服装などを覚えたり、逃走車両へカラーボールを投げたりなどの強盗対応を訓練で確認した。
訓練は、署員が扮(ふん)した強盗役が店内に押し入り、模造ナイフを手に利用客の女性を人質に取り、金を要求する想定。「金を出せ」との犯人の怒鳴り声に緊張する場面もあったが、それぞれが冷静になって、対策マニュアルで分担された自分の役割を果たした。
大野支店長は「緊張して思った通りにはいかなかったが、時間を稼ぐことはできたと思う」と反省。伊那署生活安全課の亘浩幸課長は「いざというとき、今日と同じ対応ができるよう日ごろから心がけてほしい」と呼びかけた。
同組合は、2年前に上田支店で強盗未遂事件があったことや、ほかの金融機関で事件が発生したことから、本年度から全53店舗で防犯訓練を開いている。
県信用組合伊那支店で行われた防犯訓練 -
県ロードレース伊那大会
第43回県ロードレース伊那大会(伊那市、長野陸上競技協会など主催)は2日、同市営野球場を発着点としたコースで開いた。5部門に県内外の612人が参加し、それぞれが自己新記録を目指して健脚を競った。
参加者の内訳は一般の部(10マイル=約16キロ)228人、高校の部(10キロ)79人、壮年の部(同)54人、女子の部(5キロ)103人、中学男子の部148人の計612人。
各部門の入賞者は次の通り。
【一般の部】
(1)松山克敏(飯田下伊那)51分51秒(2)杉本浩二(上田市陸協)51分55秒(3)松久哲治(上田市陸協)51分57秒(4)羽川英一(松本陸協)53分6秒(5)小林太一(内掘醸造)53分14秒(6)佐藤隆史(信州大学)53分43秒
【高校の部】
(1)柳沢哲成(佐久長聖)32分9秒(2)太田正史(松商学園)32分25秒(3)大蔵孝典(佐久長聖)32分54秒(4)倉沢昇平(高遠)33分12秒(5)生田大河(佐久長聖)33分21秒(6)村上剛(伊那北)33分26秒
【壮年の部】
(1)楜沢俊明(北安曇郡陸協)34分5秒(2)市川武(長野市陸協)34分25秒(3)小口秀哉(下諏訪町体協)34分54秒(4)松下善幸(飯田下伊那)34分56秒(5)菊池利治(諏訪南PC)35分48秒(6)菊地晃(諏訪市)35分55秒
【女子の部】
(1)牛越あかね(山辺中)17分30秒(2)宮沢加奈(辰野町)17分50秒(3)青木明日香(松商学園)17分53秒(4)福沢奈津美(東海大三高)17分56秒(5)北原成美(駒ヶ根東中)18分7秒(6)福沢志穂(駒ヶ根東中)18分8秒
【中学男子】
(1)臼田稔宏(松川)15分48秒(2)福沢潤一(駒ヶ根東)16分00秒(3)上野裕史(野沢)16分3秒(4)小林純平(駒ヶ根東)16分6秒(5)吉良充人(篠ノ井東)16分10秒(6)小田切将真(川中島)16分11秒
##(写真たてよこ)
一斉にスタートを切る一般の部 -
伊那市中央区救助支援隊 区と協力して第1回訓練
伊那市中央区の区民でつくる、住民の安全を守る専門技術集団「中央区救助支援隊」は2日、同区と協力し、中央区公民館駐車場で初訓練を行った。震度6を超える地震が発生したと想定し、建築家や重機オペレーターら隊員30人が、倒壊家屋から被災者を助け出す手順を確認した。
隊は任期で役員が交代する自主防災組織と異なる恒久的集団。災害時、本格的な救助隊が到着するまでの間、区内の災害弱者を助けるため区役員らで組織づくりを計画し、昨年12月に発足した。住民独自で対応できる救助組織としては県内で初めてだという。
訓練は午後0時30分、警戒宣言の発令でスタート。区内で住宅倒壊を確認したとし、隊員らが、倒壊家屋に見立てて組んだ木材をチェーンソーやジャッキ、金てこなどを使って除去し、被災者に見立てた人形を手際よく救出した。
建築士の高沢勝隊長(66)は「訓練をやってみて救助の流れや方法が分かった。これからも訓練を重ね、有事に備えたい」。今後は、具体的な出動方法や、けが人への対応方法などについて研修していく考えだという。
チェーンソーを使って倒壊家屋から被災者を救助する訓練 -
みはらしの湯で2日、桃の節句に合わせて桃花風呂
「桃の節句」に合わせて伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は2日、男女露天風呂桃の花を浮かべ、「桃花風呂」にする。
「桃花風呂」はひな祭りに合わせて毎年実に施している恒例行事。地元住民が提供してくれる桃の木の枝をハウスや浴室の中で温め、一足早く花を咲かせる。
今年も2月27日ころ、淡いピンク色をした花が咲き始めた=写真。当日は浴室にこの枝を飾るほか、露天風呂には花の開花した枝を浮かべ、春の訪れを感じてもらう。
唐沢寿男支配人は「桃の節句の時期。入浴するみなさんに季節を感じてもらえれば」と話していた。
みはらしの湯の営業時間は午前10時縲恁゚後9時半。また、8、9日は地元の小学生による抹茶の無料サービスもある。 -
かんてんぱぱホールで第4回信州の古布作家 当世華競市と古布・骨董市
古布を使った作品や骨董(こっとう)などが並ぶ「第4回信州の古布作家 当世華競市と古布・骨董市」が9日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。古布を使った木目込み人形やバッグ、着物などのほか、昔懐かしい骨董品など約5千点以上が並び、訪れた人の目を楽しませている=写真。
古いものの持つ良さ、古いものを大切にする心を感じてもらおう竏窒ニ、古布と骨董を扱う2人が中心となって4年前から開催しているもの。今年も県内から17人の古布作家が集まり、それぞれの作品を展示しているほか、ちりめんや古布の即売をしている。
会場には「福福だるま」と賞した古布のだるまや今年のえとであるネズミの雛(ひな)人形などアイデアに富んだ作品がずらりと並んでいる。また、最近人気のある「つるし雛」は誰でも簡単にできるキッドの販売もしている。
代表の高橋晃史さん(63)は「訪れてくれる人は年配の女性が多いが、男性の方にも訪れていただき、女性のパワーと古いものの持つ魅力を感じていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。 -
伊那市中心商店街 高校駅伝PRタペストリー設置
23日にある春の高校伊那駅伝に向けて「伊那市商店街活性化イベント委員会」は1日から、コースとなる中心商店街の沿道約2キロにわたって、大会をPRするタペストリーを取り付け始めた。取り組みは2年目。地元商店主らは地域活性化につながればと期待している。
タペストリーは横40センチ、縦65センチ。赤色の布地に白色で「歓迎 春の高校伊那駅伝」と記した。飾り付け枚数は、中心商店街が新コースとなった昨年と同じ約600枚を見込む。関係者は「今年は駅伝に合わせ、イベント数を増やすなど各商店街の意気込みが違う」と話す。 -
太陽光発電システム設置補助金の新設について
伊那市は08年度当初予算に新規事業「太陽光発電システム設置補助金」を盛り込んだ。市初となる同補助金には300万円を充てている。
補助の対象はこれから同システムの設置を考えている市民。
設置前にまず市に相談。市は設置後にシステム設置費用の一部(1キロワット当たり3万円、最大5キロワットまで)を負担する。条件は▽システムを設置する場所は一般住宅であること▽電力会社と余剰電力の売電契約を帰結できる▽部品は全て新品であること竏窒ネど。
市は太陽光発電が普及すれば火力発電も減りCO2排出の削減につながると考えている。
「伊那は太陽光発電に適した場所。太陽光発電システム設置の呼び水になれば」と市。すでに5件の問い合わせがきているとのこと。 -
西春近の天竜川で河川内樹木の伐採 1、2日
伊那市の西春近地区の住民でつくる「天竜川の環境を守る会」(酒井勝幸代表)は1、2日、地区内の天竜川河川敷の環境整備作業をする。国道153号沢渡南信号機縲怎^カノ伊那工場の河川敷内を対象に、繁茂する樹木の伐採や外来植物アレチウリの駆除、ごみ拾いなどの作業を行う。
「天竜川の環境を守る会」の立ち上げは、06年3月、沢渡地区の有志で行った、初の環境整備作業がきっかけ。同河川敷の環境整備を地区全体で継続的に推進するため、地区内の各種団体でつくる「西春近自治協議会」の傘下団体として、1回目の作業を展開する。
作業は国土交通省天竜川上流河川事務所、市建設部管理課の協力で実施。西春近地区住民で趣旨に賛同する人が参加する。
河川内樹木の伐採作業などがある西春近沢渡の天竜川 -
伊那市でクリスマスローズ展開催
伊那市の坂下公会堂で29日、200鉢60種のクリスマスローズが並ぶ「クリスマスローズ展」が始まった。黒の八重咲きや英国から輸入した新品種など、ほかではなかなか見られないクリスマスローズの数々が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
展覧会は松本市梓川の観光花園「あずみ野花園」(山・ス和男園主)が企画し、南信3会場で開催しているもので、伊那市内で開催するのは初めて。アイリスやシャクヤクの花園を営んできた同園は一昨年4月、県内でも珍しい地植えのクリスマスローズ園を開園。地植えのクリスマスローズの花期は4月以降となるが、今回は一足早く、クリスマスローズを楽しんでもらおう竏窒ニ、地植えで育てた株を鉢花用に掘り起こし展示用、販売用合わせて200鉢持ち寄った。
ひとえにクリスマスローズといっても品種によって、色彩、花の形、咲き方はさまざま。展示用の鉢にはスレートブルー系や、黄緑色の花など、特に珍しい品種がそろっている。また、クリスマスローズの花びらに見える部分は実は「がく」。なかなか落ちないことから、受験のお守り的な存在としても注目を集めている。
園主の山・スさんは「英国の最新栽培品種など、なかなか見られないものも多い。ぜひ楽しんで見ていただければ」と話していた。
販売用の鉢は1500円から5千円まであり、育てかたのアドバイスを受けることもできる。鉢は毎日松本から運んでくる。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。3月3日まで。
地植えのクリスマスローズ園は4月12日から開園する。
問い合わせはあずみ野花園(TEL0263・78・5415)へ。 -
伊那ビジネス専門学校で卒業式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三沢清美校長)で1日、07年度卒業式があった。上伊那地方から集まった、情報経理学科2人とOAビジネス学科1人の計3人が卒業。学校生活の思い出を振り返り、新たな旅立ちの門出を祝った。
三沢岩視理事長は「自分で努力しなければ社会では生きていけない。学校で取得したそれぞれの資格を十分に生かして頑張って」。三沢校長は「社会に出ても自分で決めた仕事を簡単にあきらめないで。道に迷ったときは、この学校に相談して」と、それぞれエールを送った。
情報経理学科1年の・ス美佳さん(20)=伊那市=が「学校で学んだことを、これからの人生の歩みに生かして」と送辞。同学科卒業の手塚枝里さん(20)=駒ヶ根市=は「これからは一人前の人間として社会の要求にこたえなければいけない。一日でも早く独り立ちできるよう努力する」と答えた。
三沢校長から卒業証書を受け取る卒業生 -
伊那市「地域づくり活動支援金事業」 報告会
伊那市は27日夜、市役所で本年度から始めた事業「地域づくり活動支援金」の採択団体による事業報告会を開いた。市内から約100人が出席。花作りを中心とした公園整備や元気おこしなど計17事業(団体)のうち4事業の代表が事例発表した。また、08年度の支援金事業説明会もあった。
支援金の交付は、地域の課題解決に向けた実践的な活動を支援し、市民が主体となった地域づくりを進めるための新規事業。初年度は申し込みのあった33事業から17事業(支援金総額440万円)を採択した。支援金は1団体当たり50万円が限度。
報告会のなかで、住民有志約30人でつくる「勝間桜を守る会」(高遠町)は、薬師堂にあるシダレザクラを守るため、支援金30万8千円を受け、高所作業車による消毒、宿り木除去の作業、遊歩道整備などに取り組んだことを報告。小松照夫会長は「今後は駐車場を作っていきたい」と話した。
来年度の支援金事業の募集期間は3月3縲・1日。4月上旬には採択団体が決まる予定だ。問い合わせは、市総務部政策推進課(78・4111、内線2145)へ。
スライドを使ってそれぞれの活動を報告する支援金採択団体 -
第14回伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市の用地選定委員会(伊藤精晤委員長)が28日、伊那市役所であり、これまでの議論の中で見えてきた点数評価項目に関する課題と、評価方法そのものを3つの班ごとに分かれて再検討。点数評価する評価基準に関し、前回伊藤委員長が提案した「環境や人に与える影響と経済性を評価する項目は分けて評価してはどうか」という意見に対しては、賛同する声もあった一方、「あまり経済性にこだわらす、総合点で評価した方が良い」とする声や「経済性への配点を多くしてすべて1本で評価する総合点とすべき」などの意見が出たため、次回、全体会のメンバー数人でつくる小委員会と伊藤委員長で今回の意見を集約し、評価方法に一定の方向性を出すことになった。
検討課題となっていたのは、施設を運用していくのに必要なプラント用水を確保するには地下水を掘る必要が生じるが、候補地の中には、かなりの工事をしなければその水が十分に確保できない場所もあるため、そういう候補地の扱いをどうするかや、どの路線を搬入経路とするかなど。また、評価方法そのものも、コスト面への比重が少ないという指摘があり、「全体のバランスを是正する必要がある」とされていた。
検討の結果、搬入路線については事務局が示した主要幹線道路を中心とした路線案で合意。また、プラント用水の確保については、各候補地ごと、掘る井戸の深さなどが異なり、それにかかる費用も異なるため、そのコストを点数評価する案などが出た。 -
公共交通体系の構築に向け、協議会を組織
伊那市の地域公共交通協議会が28日、市役所であった。伊那地域における新たな交通ネットワークシステム構築のための検討会で了承された運行計画を「地域公共交通総合連携計画」と位置づけ、4月からの試験運行の効果を検証し、11年度の本格運行に移行する。
事業実施に当たり、国土交通省の「地域公共交通活性化・再生総合事業」の採択を受けるため、法定協議会を組織したもの。
連携計画は▽合併に伴う地域内バスの交通ネットワークの再編▽バス廃止地区への乗合デマンドタクシー導入▽権兵衛トンネルの開通に伴う伊那竏猪リ曽連絡バスの運行▽試験運行の評価・検証、次年度に向けた計画調整竏窒フ4事業で、協議会は連携計画作成に関する協議や連携計画実施にかかる連絡調整に当たる。
3年をかけて、利用実績のデータを収集・分析するなど見直し作業を繰り返し、利用者ニーズに合わせた公共交通体系を構築する。
委員は行政機関、バス・タクシーの交通事業者、地区代表ら21人。
会長の小坂市長は「意見を聞きながら、公共交通のあり方を模索したい」とあいさつ、路線バスの利用を促した。 -
高遠消防署新庁舎建設工事安全祈願祭・起工式
伊那消防組合高遠消防署の新庁舎建設工事安全祈願祭・起工式が29日、伊那市高遠町小原の建設予定地であった。消防関係者、工事請負者ら約50人が出席し、神事を行い、工事中の安全と工期内完成を祈った。しゅん工予定は8月25日。
高遠消防署は1979年3月の完成から29年が経過。老朽化が進むとともに職員の増員、資機材の充実により手狭となっていた。また、3市町村合併により活動エリアが広がったため、交通の便などを考え消防署新庁舎は小原地籍に移動することになった。
新庁舎は鉄骨一部2階建てで、1階約627平方メートル、2階約109平方メートル、延べ床面積約737平方メートル。地域の防災拠点施設となるため震度7の地震が起きても倒壊しない耐震強度にした。建築・設計費は1億9千803万円。財源のほとんど
は合併特例債。
設備は車両の内外を洗浄、消毒できる「救急衛生車庫」を組合内で初めて取り入れたほか、個室の仮眠室(男性用6、女性用1)、トレーニング室や仮眠室となる多目的室、耐震性貯水槽などを設置する。
関係者約50人が出席した高遠消防署新庁舎の建設工事安全祈願祭・起工式 -
伊那商工会議所 「元気・やる気のある商店主セミナー」
伊那商工会議所の連続講座「元気・やる気のある商店主セミナー」の初回が29日夜、伊那市駅前ビルいなっせであった。市内の商店主約50人が参加。同市出身の中小企業診断士上岡実弥子さん(40)=神奈川県=を講師に招き、個性と魅力ある店づくりとは何かを学んだ。
セミナーは計2回あり、経営者や後継者、新規開業者が対象。実践的ノウハウの習得や、スキルアップを支援し、個々の店経営をサポートする事業で、セミナーに合わせ、個店診断の実施もあった。
上岡さんは「お客様心理をつかもう!」と題して講義し、また来たいと思う店の特徴や、接客(おもてなし)とは何か竏窒ネどをスライドで説明。「第一印象のよい店とは、商品、店、人のバランスが取れている。接客など人の部分は、お金をかけなくても改善しやすいので努力を」と助言した。
第2回セミナーは21日にあり、「小さなお店でもできる販売促進」と題して、上岡さんが話す。
##(写真たてよこ)
セミナーの講師を務めた上岡さん -
高遠地区防犯協会定期総会
伊那市高遠町、長谷地区でつくる高遠地区防犯協会(会長・伊東義人高遠町総合支所長)はこのほど、高遠さくらホテルで定期総会を開いた。会員約60人が出席し、2008年度事業計画、予算など5議案を原案通り承認した。
来年度事業計画は、「安心・安全なまちづくり」を目標に、▽街頭犯罪・侵入犯罪抑止対策の推進▽女性・こどもを守る施策の推進▽少年非行防止・保護対策の推進竏窒d点に活動。「児童声掛け運動」による保護対策の推進と防犯意識の普及・高揚竏窒ネどに努めることを確認した。
このほか、任期満了により、防犯指導員67人のうち50人を委嘱した。
伊東義人会長から委嘱書を受け取る防犯指導員 -
環状北線、来月29日に供用開始
伊那市都市街路網の環状線の一部として98年から約10年にわたり、整備が進められてきた環状北線が来月29日、供用開始となる。県道伊那インター線と国道153号線を結ぶ同線の整備は、伊那市中心市街地に流入する車の台数を減らし、渋滞を緩和することなどを目的とした街路事業で、総事業費は55億円。一時は完成が遅れる懸念もあったが、年度内完成の見通しとなった。
環状北線は中央道伊那インターチェンジと国道153号を結ぶ主要幹線道路として整備されてきたもので、伊那インター線と県道南箕輪・沢渡線が交差する伊那市御園の交差点から、伊那市水神町の国道153号まで橋梁でつなぐ。環状北線の全長は520メートル。うち、橋梁部の長さは184メートルで4車線。現在橋梁部に続く取り付け道路の拡張工事が進んでいる。 -
伊那弥生ヶ丘高校の生徒が台湾の高校生と日本の伝統文化を通して交流
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の生徒が27日、台湾から修学旅行で県内を訪れている国立台中高級農業職業学校の高校生27人と、日本の伝統文化などを通して交流した。訪れた生徒らは、弥生の生徒に教わりながら華道や茶道を体験=写真。互いの生徒は身振り、手振りでコミュニケーションを取りながら、異国文化交流を楽しんだ。
観光振興事業に力を入れる県では、海外から県内へ修学旅行に訪れる高校の受け入れなども積極的に進めており、08年も台湾や中国、オーストラリアなどから約1150人の受け入れを予定している。県はこうした高校生と地元の高校生との交流にも取り組んでおり、今回の台中高農は弥生を含む2校の生徒らと交流をした。
交流会では、日本の伝統文化を知ってもらおう竏窒ニ、生け花や茶道の体験会を企画。弥生の茶道部、華道部の生徒らが、台湾の生徒にやり方を伝授。
この日初めて日本の生け花を体験した女子生徒、張苑容さん(16)、謝旻芳さん(17)は「とてもきれい。やり方はとてもシンプルで簡単だった。ぜひまた日本に来たい」と話していた。
また、華道部の伊藤絵里さん(17)は「こういう風に生け花を通じて文化交流ができたのは良かった。台湾から来てくれた高校生に生け花を体験してもらえたのは自分たちにとっても良い経験になった」と話していた。
台中高級農業職業学校の生徒らは、28日に帰国する予定。 -
雪村いづみ・朝比奈マリア母娘油絵展
歌手として活躍する雪村いづみさんと長女の朝比奈マリアさんによる油絵展は3月4日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。いづみさんの花の絵7点、マリアさんの馬の絵26点を展示販売している=写真。
いづみさんは「チューリップのささやき」「窓辺のブーケ」などのかわいらしい絵のほか、美空ひばりさん、江利チエミさんと組んだ「三人娘」をモデルとした油絵の版画を出品。マリアさんは「黒馬と女神」「草原のナルシス」など、やさしいタッチで描いた作品を並べる。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
強盗への対処方法を確認
上伊那地方の郵便局と伊那署は28日、伊那市長谷の市野瀬郵便局(西村敏博局長)で、強盗を想定した防犯訓練を実施した。訓練を通じて強盗への対処方法を確認し、緊急時に備えた。
強盗対策の一環として年1回、上伊那の郵便局が持ち回りで開く訓練で、今回は各局の職員約30人が見学。訓練は署員が強盗役に扮(ふん)し、ピストルを片手に窓口の女性職員を人質に取り、金を奪って逃走する想定で行った。
職員たちは、逃げる犯人の体格や服装などの特徴、逃走方向を覚えるなど、対策マニュアルに沿ってそれぞれが行動を確認した。署員の迫真の演技に「慌ててしまう場面もあったが、(警察が到着するまでの)時間をできるだけ稼ぐことができた」と西村局長は訓練を評価した。
伊那署生活安全課の亘浩幸課長は「いざというとき、今日と同じ対応ができるよう、日ごろから心がけてほしい」と呼びかけた。
伊那署員の迫真の演技で緊張感が増した強盗模擬訓練(市野瀬郵便局) -
少子化対策で結婚推進係を新設
伊那市は新年度、少子化対策として保健福祉部社会福祉課に結婚推進係を新設するなど組織改正する。27日の市議会全員協議会で報告した。
結婚推進係は未婚者対策を担当。各部署の結婚相談業務などを一本化する。
総務部財政課契約管理係は、一般競争入札制度の導入に伴い、契約業務を独立させ、契約課を設ける。
また、総務部の行政改革推進係を行政改革推進室に、産業振興部の産業立地推進室を産業立地課とする。
総合支所は、高遠町・長谷にあった水道課・係を統合し、高遠町総合支所に高遠長谷水道課上下水道係を置く。高遠町、長谷、新山地区を業務区域とし、緊急対応時の職員数を充実させる。南アルプス林道管理室は産業振興課と一体的に業務を推進できる形態をとる。 -
みはらしいちご園を管理する羽広いちご生産組合の若手農業者
伊那市西箕輪
太田雅士さん(28)伊那市西箕輪の高台にある「みはらしいちご園」。ハウスの中では今、赤く色づいたイチゴが食べごろを迎え、訪れる観光客たちを出迎えている。その園を管理する「羽広いちご生産組合」のメンバーは7軒の地元農家。男性スタッフは50代から60代が中心だが、その中に混じり、5年前からイチゴ栽培に取り組んでいる。
「苦労したけど、やっと慣れてきました。植物が相手なので、大学の時みたいに『今日はやだな』って寝ている訳にいかないです」と笑う。
◇ ◇
大阪府堺市出身。信州大学農学部の学生だった6年前、自身が所属していた研究室の教授に「現場を見ろ」と言われ、駒ケ根市内の農家でイチゴ栽培を経験。それがこの道に進むきっかけとなった。
当時は農学部の学生だったが、農作業などほとんどしたことがなかった。一から覚えることばかりだったが、自分で工夫しながら作業できることは面白かった。
イチゴ栽培をしよう竏秩B決意した。それから県の関係機関などに相談し、イチゴ農家を探す中で、みはらしいちご園が手を挙げてくれた。
ちょうどそのころ、いちご園ではハウスが一棟空いていた。話し合いの中で、自分でそのハウスを管理したいと申し出。そして卒業後、当時の組合長のもとで研修を積みながら、同園のスタッフとして働き始めた。
◇ ◇
しかし、与えられたハウスは1カ月半ほど手付かずの状態だったらしく、葉もつるも伸びっぱなし。病害虫も発生していた。
とにかく何とかしなければ竏窒ニ、思う一方、大学では病気や害虫にどの薬が使えるのかなんて学んでいない。そこで初めて、自分には何もできないことを痛感する。
「それまでは自分で何でもできるような気がしていたけど、そこで『自分は何もできないんだ』って気付きました。その時はとにかく必死で、いちご園の人に見てもらったり、お世話になった駒ケ根の人に聞いたりしながら対応しました」と振り返る。
また、ここは観光農園のため、イチゴ狩りに来る観光客にも対応しなければならない。 もともと人付き合いがあまり得意でなく、いまだに戸惑いを感じることもしばしば。栽培とは違った大変さを日々感じている。しかし、お客から返ってくる「おいしかった」の声は、何よりも嬉しい瞬間だ。
「そういう一言一言が力をくれます」
◇ ◇
3年前からはハウス2棟を管理するようになった。管理するイチゴの株は数にして9千株。一株一株と向き合う作業は単純だが、手をかけたイチゴが無事に成長していく姿を見られるのは嬉しい。
「一人で大地にぽーんと放り出されても、何ができるか分からなかったけど、ここの人たちはきちんと的確に、自分が納得するまで教えてくれる。周りでがっちりと支えてくれる人たちがいるのは、ありがたいです。栽培方法は毎年違うので、これっていうやり方はない。ただ、その年その年に合ったやり方を追求していければと思います。あと、そうはいっても同年代の人との収入の差はある。その差をできるだけ縮められるようにしたい」 -
伊那警察署 署長感謝状の贈呈
伊那署(小嶋惣逸署長)は27日、長年にわたり伊那市駅前交番の環境美化に貢献している主婦宮下恵美子さん(53)、同春日寿子さん(46)=いずれも伊那市美篶=と、振り込め詐欺を未然に防いだ同市の八十二銀行高遠支店に対し、署長感謝状を贈呈した。
MOA美術・文化財団の活動に参加する宮下さんと春日さんは公共施設に生け花を飾り、健全な社会をつくるため約10年間、週1回交代で同交番に訪れ、花を生けるボランティアを続ける。前任者の活動期間と合わせると20年以上続くという。
同銀行高遠支店は1月24日、市内の男性(62)から振込み依頼を受けたが、多額であったため警察に相談することを助言し、振り込め詐欺の被害を未然に防いだ。男性は息子と名乗る男から電話で「インターネットで電化製品を買って、今日までに200万円が必要。振り込んでほしいと頼まれた」という。
宮下さんと春日さんは「明るい社会になるよう、少しでも役に立てれるよう続けたい」「花を通じて気持ちを癒してほしい」。高遠支店の杉山良一支店長(48)は「振り込め詐欺を未然に防げたことは、金融機関として誇りに思う」と話した。
感謝状を受けた春日さん(左)、宮下さん(中央)と八十二銀行高遠支店の杉山支店長 -
伊那小3年生 学習発表会
伊那市の伊那小学校で総合活動や各教科の1年間のまとめを報告する学習発表会が各学年、クラスごと開かれている。27日は3年生4クラス、122人が本年度を振り返り、集まった保護者らに向け、学習の成果を発表した。
山組は1年間で、「2けたの掛け算」「磁石の性質」「マット運動」などの教科学習と、飼育した羊の毛糸を使った編み物作りの総合活動に取り組んだ。児童たちは、子羊の出産、糸紡ぎ、編み物などの体験を寸劇や写真などを使って紹介した。
「スピンドル」や糸車など、羊毛を糸に紡ぐ機械での失敗談や糸紡ぎの実演では、「スピンドルがうまく回らない」「糸車を回しているとき、毛を伸ばすのが難しい」などと感想。マフラーや帽子作りでは「自分で紡いだ糸は切れやすいので優しく編んだ」などと述べた。
このほかのクラスでは、川組が竹細工作り、森組がアイガモを利用した米作り、泉組が学校敷地内の林を使った基地作りを総合活動で取り組み、学習発表会で紹介した。
学習発表会は3月6日にかけ、各学年、クラスごと開く。
糸車を使って見事、羊毛を糸に紡いでいく児童 -
はなまる地域探検隊「命育む心技体食厳冬探検」
伊那市内の小中学生に体験活動の場を提供する事業「はなまる地域探検隊」は23日、「命育(はぐく)む心技体食厳冬探検」を同市西箕輪のサンビレッジ伊那で開いた。小学生縲恪mZ生の隊員約90人が参加し、オリエンテーリングやタグラグビーを体験した。
タグラグビーはラグビーをもとにしたスポーツで、タックルを「タグ」(帯状のもので、マジックテープによって腰に巻いたタグベルトにつけられる)を取ることに変更し、初心者や年少者にも楽しめるようになっている。
パスやタグを取る練習をしたあと、実際にプレー。
隊員たちは慣れない楕円系のボールや、パスを前に出せないルールにとまどいながらも、すっかりタグラグビーに夢中になって元気に走り回っていた。
「タグを取れ」「走れ」と交代を待つ選手たちからは盛んに声があがっていた。 -
ユカイナを作って吹いてみよう
伊那市の木の玩具専門店「どうぞのいす」は23日、体験講座「ユカイナを作って吹いてみよう」を市立伊那図書館で開いた。参加者たちはユカイナの製作工房のスタッフらに教わりながら、ユカイナの製作キットを組み立てていった。接着剤が乾くまでの時間に、笛師九兵衛さんがユカイナの演奏を披露。参加者たちは小さな楽器の奏でる、美しい音色に聞きほれていた。
ユカイナは漢字では「愉歌伊那」。伊那市発の愉快な楽器にしようと、池上正秋さんが開発し、「木彫香房 夢庵」がキットを製作した。縦6センチ、横4センチ、厚さ2センチの木製で、オカリナと似た甲高い音がでる。首から下げてペンダントとしても利用でき、木製のため自由に彫刻することもできる。
九兵衛さんは「自分でいろいろといじれるところも楽しい」とユカイナの魅力を語る。
接着剤が乾いたあとは、角の部分を切り落とし、サンドペーパーで研磨。参加者たちは完成したユカイナをさっそく吹き鳴らしていた。
「どうぞのいす」は3月から同キットを1500円(完成品3000円)で販売予定。
問い合わせは、どうぞのいす(TEL74・6697)へ。
##写真(たてよこ) -
落語と井の頭を楽しむ会
伊那市西町の漆戸醸造で22日夜、駒ヶ根市出身の落語家昔昔亭健太郎=本名・箭内広光=さん(36)を迎えた企画「落語と井の頭を楽しむ会」があった。市内を中心に集まった約40人が落語をたん能し、同社の新酒も味わった。
落語と酒は切っても切れない仲竏窒ニ、漆戸正彦社長(38)が計画したイベントで2度目。健太郎さんは、「牛ほめ」「ちりとてちん」などの滑稽な話を披露し、落語のネタのなかに「井の頭」を交えるなどして、観客の笑いを誘った。
新酒は昨年12月縲・月にできた「井の頭純米無濾(ろ)過」「井の頭無濾過搾りたて生」の2種類。漆戸社長は「寒さが影響して、新酒がすっきり仕上がり、飲みやすく上々のでき。昨年、好評だったイベントなので今年も皆さんに楽しんでもらいたい」と話した。 -
春の高校伊那駅伝懸垂幕などの設置
3月23日にある「春の高校伊那駅伝」に向け、伊那市教育委員会は25日までに市役所庁舎と市駅前ビルいなっせ駐車場に駅伝をPRする懸垂幕を設置した。市内や南箕輪村内のコース沿線には大会当日の交通規制などを予告する看板を立てた。
懸垂幕は幅1メートル、長さ10・5メートルを庁舎に、幅0・75メートル、長さ11メートルをいなっせ駐車場に設置。「3月23日」「激走!!春の高校伊那駅伝」などと記し、大会に向け盛り上げている。伊那インター入口前には全国各地の出場校を歓迎する横断幕もある。
交通規制の看板は、市陸上競技場を発着点とした市街地と高遠町方面を経由する2つのアルプスを結ぶコースの沿線66カ所に設置。沿線の歩道橋6カ所には横断幕を取り付けた。
大会当日の交通規制予定時間は次の通り。
◇全面通行止▼伊那中西三差路縲恬、上競技場西信号(午前9時縲恁゚後3時)▼陸上技場西信号縲恷R本信号(午前9時45分縲恣ッ11時30分)▼山本信号縲怦ノ那北駅前信号(午前9時50分縲恣ッ10時50分)▼山本信号縲恊z訪形信号(午前10時15分縲恣ッ11時20分)▼陸上競技場西信号縲恊_子柴信号(午前11時50分縲恁゚後0時40分)▼境信号縲恷O峰川橋南(午後0時25分縲恣ッ1時55分)▼三峰川橋南縲恟ャ原信号(午後0時40分縲恣ッ1時35分)▼神子柴信号縲恬、上競技場西信号(午後1時30分縲恣ッ2時30分)
◇片側車線通行止▼神子柴信号縲恷s役所入口・箕輪方向のみ通行可(午後0時10分縲恣ッ0時55分)▼市役所入口縲恚ォ信号・伊那方向のみ通行可(午後0時20分縲恣ッ1時5分)▼境信号縲恷s役所入口・高遠方面のみ通行可(午後1時15分縲恣ッ2時)▼市役所入口縲恊_子柴信号・駒ヶ根方面のみ通行可(午後1時20分縲恣ッ2時5分)
伊那市役所庁舎に設置した「春の高校伊那駅伝」をPRする懸垂幕