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伊那市×JRバス関東 包括連携協定 締結
伊那市とJRバス関東は少子高齢化などの地域課題解決や相互の発展を目的に包括連携協定を17日に締結しました。
17日は、伊那市役所で締結式が行われ、伊那市の白鳥孝市長とJRバス関東の中村泰之社長が協定書を取り交わしました。
今回の協定締結により、JRバス関東は人工知能が配車を行うぐるっとタクシーの竜東地域での運行業務を来年度から行う予定です。
この他にバス路線の維持や利用促進、災害時の移動困難者やボランティアの移送、高速バスを活用した物資の輸送などを行うとしています。
協定の有効期間は17日から来年3月31日までで、その後は1年毎更新する予定です。
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伊那市環境審議会
伊那市環境審議会が6月29日伊那市役所で開かれ、市側から太陽光発電設備の設置等に関するガイドラインについて、避ける区域を追加するなどの改正案について説明がありました。
現行の伊那市の太陽光発電設備設置のガイドラインでは、設置を避ける区域として土砂災害警戒区域を挙げています。
伊那市では今回の改正で、地滑りの可能性がある場所や急傾斜地を追加したいとしています。
これにより、その区域への設置を計画段階から避けてもらう狙いです。
委員からは、「景観についてさらに踏み込んで良いのではないか」といった意見が出されていました。
市の職員は「伊那市の景観条例との兼ね合いの中で検討していきたい」と答えていました。
ガイドラインは、平成27年度に制定されたもので、今回、設置を避けるべき区域を追加する他、運営や、撤去に関する要件も追加したいとしています。
市では、8月下旬をめどにガイドラインを改正するということです。
なお、箕輪町は7月1日にガイドラインを改正し、設置を避けるべき場所についての記載などを追加しました。
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短い夏休みが明け2学期スタート
伊那ケーブルテレビ放送エリア内のトップを切って、伊那市高遠町の高遠小学校では18日から2学期が始まりました。
高遠小学校の5年生の教室です。
登校した児童たちがドリルや工作など宿題を提出していました。
高遠小学校では、新型コロナの影響で休校となった分の授業日数を確保するため、当初予定されていた31日間の休みが14日間となり、短い夏休みとなりました。
始業式では4年生の児童が2学期に頑張りたいことを発表しました。
竹内大晴君は「マラソン大会や音楽会を頑張りたい」、小松瑠海君は
「新しいことに挑戦したい」などと話していました。
原文章校長は「2学期に大切にしてほしいことは日々の授業です。わからないことがわかるようになった時、授業は楽しくなります」と話していました。
高遠小学校の2学期は当初の予定より7日間長い91日間となっています。
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木部則子さん(83)戦争と大地震の記憶を絵本に
伊那市上の原の木部則子さん(83)は、幼いころの戦争と大地震の記憶を描いた絵本「の~このおはなし」を自費出版しました。
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直売所「たかずや」 盆花市
伊那市富県の農林産物直売所「たかずや」で盆花市が12日開かれました。
盆花の販売は午前7時30分頃から始まりました。
花束は小菊やアスター、トルコギキョウなど十数本がまとまったもので、一束500円から800円となっています。
訪れた人たちは手に取り、お気に入りを選んでいました。
直売所の関係者によりますと、今年は長雨の影響で花の生育が遅れていましたが、梅雨明け後に晴れの日が続いた事もあり、盆花の出来は例年並みだという事です。
開店当初は200束近くが並んでいましたが、売れ行きは好調で品薄になっくると直売所では補充用の花束を作っていました。
直売所たかずやでは、花の持ち込みがあれば13日も盆花の販売を行うという事です。
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キャリアフェス実行委員が合宿
伊那市で11月に開かれる中学生キャリアフェスの実行委員会の夏休み合宿が11日から2日間の日程で開かれました。
実行委員会は市内6つの中学校の2、3年生12人で構成されていてキャリアフェスの運営を担います。
初日は伊那市の産業と若者が息づく拠点施設alllaに白鳥孝伊那市長を招き話を聞きました。
白鳥市長は「大人になると都市部に出ていく人が多くいる。地元のよさを知ってもらい住み続けてもらいたい。」と話していました。
キャリアフェスは地元の大人と交流することで将来について考えようと開かれるものです。
11月12日を予定していて密を避けるため市内2、3か所での開催を予定しています。 -
反戦平和のための8月アクション
上伊那の住民有志でつくる「平和って何だ市民会議」は、横断幕などで不戦や軍備放棄について訴える「反戦平和のための8月アクション」を4日、伊那市役所前での交差点で行いました。
4日は、代表の角憲和さんが横断幕や看板を設置しアクションを行いました。
平和って何だ市民会議は、2014年に集団的自衛権の行使容認が閣議決定されたことをきっかけに結成され、街頭宣伝活動などを行ってきました。
8月アクションを企画したのは初めてで、広島・長崎の原爆の日や終戦記念日など、8月いっぱい行うということです。
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伊那まつりポスター原画展
新型コロナウイルスの影響で中止となった今年の伊那まつりのポスター原画展が、市役所で開かれています。
会場には、市内の中学校6校から寄せられたポスター原画95点が並んでいます。
市内6校の中学2年生が、春休みに384点のポスター原画を制作しました。
各学校での選考を通った95点を例年と同じように伊那まつりの題字などを加えラミネートした、手作りポスターとして展示しています。
祭りは中止となり、入賞作品の選考は行いませんでしたが、ポスターを見て雰囲気を楽しんでもらおうと、伊那まつり実行委員会が企画しました。
「翔」をテーマに寄せられた作品の中には、竜や、い~なちゃんなどをモチーフに描かれたものが並んでいます。
ポスター原画展は21日(金)まで市役所1階市民ホールで開かれています。
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就活準備合宿WEBで開催
大学や短大の学生に早い段階から就職活動について考えてもらうための「就活準備合宿」が今日から始まりました。
今年は新型コロナ感染防止のためWEB上での開催となりました。
11日は、伊那市のいなっせに配信用のブースが設けられ、司会者が進行し、参加する学生と企業をWEB会議システムで結びました。
11日は上伊那の4社の若手社員が、就職活動や働き方について話しました。
この取り組みは、学生に早いうちから就活について考えてもらい地元就職につなげようと上伊那広域連合が毎年行っているもので、今年は新型コロナ感染防止のためWEB上での開催となりました。
今年参加しているのは上伊那の企業26社と学生44人です。
就活準備合宿は12日までで、明日は企業の採用担当者と学生とのセッションが予定されています。
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ファームはせ「仕送り便」発送
伊那市長谷の農業法人ファームはせは、新型コロナでお盆に帰省できない人に送ってもらおうと地元の特産物を詰めた「仕送り便」の販売を始めました。
こちらが、仕送り便の「長谷ボックス」です。
長谷産の米や、漬物、地元農家が育てた野菜などが入っています。
長谷中学校の生徒が作ったラー油「長谷の太陽」も入っています。
値段は送料込みで5,000円です。
こちらは伊那谷ボックスです。
米の他、伊那谷で作られたそばや餅、インスタント食品などが入っています。
値段は送料込みで5,000円です。
8,000円のLもあります。
11日は商品の発送作業が行われました。
ファームはせでは、新型コロナの影響で帰省できない人たちを地元の農産物で元気づけようと、「仕送り便」の販売を始めました。
ホームページか、ファックス、電話で受け付けています。
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電気工事業者がボランティア清掃
伊那市内の電気工事業者でつくる伊那市電設業協会と上伊那電気工事協力協会伊那地区は、7月28日市内の公園の水銀灯のボランティア清掃をしました。
28日は伊那市内の電気工事業者からおよそ20人が集まり、伊那市の春日公園、伊那公園、高遠町のほりでいパークの3か所で作業を行いました。
はしごや高所作業車に乗ってごみを取り除いたり、正常に点灯するか確認をしていました。
伊那市電設業協会と上伊那電気工事協力協会伊那地区は毎年ボランティアで公園の電灯の清掃を行っていて、今年で20回目です。
協会では「夜の公園を少しでも明るくして、皆さんに楽しく安心して使ってほしい」と話していました。
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伊那市男女共同参画推進会議
男女の共同参画を進めるための伊那市の推進会議が、6月18日、市役所で開かれました。
今年度1回目の会合が開かれ、各種団体からの推薦や、公募の委員15人が委嘱されました。
正副会長が選任され、会長には、伊那市公民館運営協議会の鈴木孝敏さんが選ばれました。
鈴木会長は、「実態としてまだまだの部分が多いので、少しずつでも進めていくことが大切だ」とあいさつしました。
伊那市では平成29年度から令和3年度までの5年間の第3次計画の中で、33のアクションプランを進めています。
そのうち、市職員の課長級以上の職員に占める女性の割合は、令和3年度の目標値は10%としていますが、令和元年度の現状値は6.8%にとどまっています。
また、地区役員の女性登用の割合について、目標は20%としていますが、現状値では、9.4%にとどまっています。
委員の任期は2年間で、伊那市が策定する令和4年度から5年間の第4次男女共同参画推進計画について審議を行います。
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早くも稲刈り始まる
伊那市手良の田んぼでは早くも11日から稲刈りが始まりました。
コンバインで稲刈りを行っているのは株式会社中坪ノーサンの登内美穂社長です。
刈り取っているのは田植えをしてから100日ほどで収穫できるという早生種のライジングサンです。
中坪ノーサンではコシヒカリなど34ヘクタールの田んぼで米作りをしていることから収穫期の分散を図るため今年初めて試験的に栽培しました。
中坪ノーサンによりますと今年の梅雨は長雨でしたが今のところ
影響は出ていないということです。
早生種のライジングサンについては味など消費者の声を聞きながら今後の展開を考えていくということで稲刈りは10月まで続くということです。 -
第1回伊那市空家協議会
伊那市空家協議会が7月1日に伊那市役所で開かれ、市内の空家の件数などが報告されました。
今年度1回目の会議が開かれ、2月3日時点の、現地基礎調査結果が報告されました。
市内の空家は、全部で1,219棟あり、旧伊那地区は545棟、旧高遠地区は559棟、旧長谷地区は115棟でした。
この結果をもとに市では、「郵便物が溜まっているか」、「建物の破損があるか」などの簡易調査を10月までに行う予定です。
また、空家の所有者に管理に関するアンケートも行います。
委員からは、インターネットでもアンケートに回答できるようにするべきだなどといった意見が出されていました。
協議会では、簡易調査の結果や、詳細調査の内容については、10月の会議で話し合う予定です。
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パトカー看板リニューアル
伊那市高遠町的場の住民有志は、地区内の国道152号線沿いに、交通安全を願いパトカーの形をした看板を設置しました。
9日は住民有志8人が作業しました。
平成25年にパトカーの看板を設置しましたが、老朽化と長雨により6月に破損しました。
地区内から改めて設置してほしいとの要望をうけ、矢澤親男さんが7月中旬から新しいものを作り、きょう設置しました。
矢澤さんは「パト看板を見て、安全運転を心掛けてもらえたらうれしいです。」と話していました。
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伝統行事さんよりこより
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で月遅れの七夕の奇祭「さんよりこより」が7日に行われました。
今年は、新型コロナウイルス対策として、例年より人数を減らすなどの対策がとられました。
美篶の下川手、上川手の境にある川手天伯社です。
七夕飾りを手にした子どもたちが集まりました。
例年100人近くがこの行事参加していますが今年は、コロナ対策として人数を減らして行われました。
天白社となりの広場では川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを「さんよりこより」と唱えながら歩きます。
合図で子どもたちは七夕飾りで鬼をめった打ちにしていました。
この行事は三峰川の氾濫を治め無病息災を祈るものです。
その昔高遠の藤沢片倉にあった天伯様が大洪水で流されて桜井に着いた後、再び流されて対岸の川手に着いたといわれています。
このことから双方に天伯社が
祀られました。
天伯社に安置されているご神体が出されました。
いつもなら神輿に移し、氏子らがかついで桜井に向かいますが、密を防ぐため、リュックに入れ背負って桜井の天伯社まで運びました。
三峰川は、先月の長雨で濁っていて危険なため、ロープにリュックを取り付け反対側へ渡しました。
さんよりこよりは、三峰川を天の川に見立て七夕の織姫と彦星の年に一度の逢瀬になぞらえた奇祭として毎年行われています。
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ポレポレの丘ナツズイセン見ごろ
伊那市高遠町の自然公園ポレポレの丘では、ナツズイセンやユリなど夏の花が見ごろを迎えています。
遊休農地だった場所を開墾して整備されたポレポレの丘は、2.5万平方メートルの自然公園です。
その敷地のいたるところにナツズイセンが植えられていて、20万株ほどあるということです。
10年ほどかけて、株分けしながら増やしてきました。
ポレポレの丘の丸山義貞さんが管理しているマイガーデンです。
マイガーデンでは、800株のオニユリが見ごろになっていました。
芙蓉や、パイナップルリリーなども育てています。
ポレポレの丘では、このほかにも、ミソハギ、オイランソウなどの夏の花が見ごろとなっています。
ポレポレの丘の夏のメインとなるナツズイセンの花は、来週いっぱいまで楽しめるということです。
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アスパラガス自動収穫機開発へ
伊那市の委託を受け、南信工科短期大学校やJA上伊那、公益財団法人上伊那産業振興会などが協力し、農家の負担軽減を目指してアスパラガスの自動収穫機の開発に取り組みます。
6日は、伊那市のJA上伊那本所で自動収穫機の開発に向けた初会合が開かれました。
伊那市のスマート農業の一環で始まった開発事業は、委託先となる南信工科短大、JA上伊那、上伊那産業振興会などが連携して行います。
自動収穫機は、機械がハウス内を単独で自動走行し、収穫に適した大きさになったアスパラガスを刈り取る機能を持たせるということです。
伊那市は、アスパラガスの生産量が県内3位となっていて、全国の市町村では14位となっています。
アスパラガスは、収穫作業の機械化が遅れていて、現在1つ1つ手作業で刈り取っています。
自動収穫機の開発により、24時間の刈り取りによる生産性の向上や、農家の負担軽減を目指します。
白鳥孝市長は、「これからの中山間地域の農業の1つのモデルとして示していきたい」と話していました。
開発に向けた今年度の予算は1,600万円となっていて、来年度末までに試作機を完成させ、2022年度の本格運用を目指します。
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手良保育園でお祭りごっこ
伊那市の手良保育園の園児たちは7日、新型コロナウイルスの影響で中止となった夏祭りの代わりに、お祭りごっこをして遊びました。
この日は、園児たちが魚釣りゲームなどをして遊びました。
手良保育園では毎年この時期に、保護者と一緒に夏祭りを開いて楽しむということですが、新型コロナウイルスの影響で、中止となりました。
それでも園児たちに夏の思い出をつくってもらおうと、代わりにお祭りごっこを開くことにしたということです。
お祭りごっこのゲームに参加すると、それぞれの場所でスタンプを押してもらいます。
スタンプをすべて集めた園児は、花火やおもちゃをもらっていました。
この日もらった花火は、園児が家庭に持ち帰り、保護者と一緒に楽しむということです。 -
夏の地域安全運動 はじまる
伊那警察署と伊那防犯協会連合会・辰野町防犯協会連合会は、独自の「夏の地域安全運動」を6日からスタートしました。
初日の6日はアピタ伊那店で伊那警察署の署員らが啓発活動を行い、マスクとチラシ100セットを配って来店客に犯罪防止を呼び掛けました。
夏の地域安全運動は、子どもや女性を対象にした犯罪や少年非行が増加しやすい時季を迎え、また特殊詐欺被害が深刻化していることから、伊那署と伊那・辰野の防犯協会連合会が6日から15日までの間、啓発活動を行うものです。
活動の重点は、子どもと女性の被害防止、特殊詐欺被害の防止、街頭で発生する犯罪の抑止の3つです。
この日は辰野町でも啓発活動が行われました。
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原爆パネル展
広島や長崎に原爆が投下された当時の様子を記録した写真が並ぶ「原爆パネル展」が、伊那市のいなっせで開かれています。
いなっせ5階の廊下には、原爆が投下された直後の広島・長崎の様子などを記録した写真26枚が展示されています。
米軍が撮影した原爆投下直後に広島の上空にわきあがる原子雲。
爆心地から400メートル離れた広島市内の8月7日の様子。
熱線で負傷した部分を、油に浸した布で応急手当をする様子などから、原爆の悲惨さが伝わってきます。
写真は、原水爆禁止日本協議会から伊那市が購入したものです。
会場にはほかに、戦争や平和について詳しく描かれたハンドブックと、長崎に原爆が投下された後に撮影された「焼き場に立つ少年」のカードがあり、無料で持ち帰ることができます。
原爆パネル展は、17日まで伊那市のいなっせ5階で開かれています。 -
高遠第2第3保育園じゃがいも掘り
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の園児がきょう、じゃがいも掘りを体験しました。
園舎の近くに20平方メートルほどの畑があり、野菜を育てています。
園児たちは、素手で土の中から、ジャガイモを掘り出していました。
6月に子どもたちが植え、年長児が毎日水やりをして育ててきたということです。
3キロの種芋を植え、51キロ収穫できました。
高遠第2・第3保育園では、カレーや豚汁などにして給食で味わうということです。
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広島原爆投下の日から75年
1945年8月6日に広島に原爆が投下されてから、6日で75年となりました。
広島平和記念日の6日、伊那市内でも原爆の犠牲者に黙祷が捧げられました。
伊那市山寺の丸山公園では「伊那市民平和のつどい」が行われました。
原爆投下時刻の午前8時15分にサイレンが鳴らされると、参列者が黙祷を捧げました。
集いは、「非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会」が行ったもので、およそ40人が参加しました。
伊那市民の会は1987年に発足し、その3年後の1990年に、この丸山公園に平和の塔が建立されました。
塔の上部には原爆の火が灯されています。
伊那市民の会の建石繁明代表は「戦争のない平和なこと。特にその中でも核兵器というものは人類と絶対に共存できない。これからは『自分がどんな行動をすれば幸福に生きられるか』を考えることが大切だ」と話していました。
参列者は平和の塔に花を手向け、手を合わせて世界平和を祈っていました。
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六道地蔵尊 縁日祭
伊那市美篶に古くから伝わる六道地蔵尊の縁日祭が、6日に六道の杜で行われました。
六道地蔵尊の縁日祭は、毎年8月6日に行われています。
この日も午前6時頃には多くの参拝客が訪れていました。
六道地蔵尊は、今からおよそ860年前の平安時代に、第77代後白河天皇の命令で、平清盛が全国6か所に祀ったうちの1つとされています。
縁日祭は800年以上前から美篶に伝わる伝統行事です。
お札には松の穂が添えられていて、この松の穂に先祖が乗り移ってお盆に帰ってくるとされています。
松の穂は、地蔵尊が祀られている六道の杜の松の巨木から取ったもので、美篶の洞泉寺で祈願されたものだということです。
縁日は、美篶の上川手・下川手の高齢者たちが1年毎に交代で行っていて、今年は下川手が担当しました。
縁日は5日午後5時頃から始まり6日の正午まで行われおよそ800人が訪れたということです。
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伊那市「CATV+ドローン」で買い物支援
伊那市は伊那ケーブルテレビの双方向サービスとドローンによる、新たな買い物支援サービス「ゆうあいマーケット」の本格運用を5日から始めました。
5日は伊那市長谷の南アルプスむら長谷の駐車場からドローンのオープニング飛行が行われました。
ゆうあいマーケットは買い物困難者が増加する中、食料品や日用品をケーブルテレビのリモコンで注文し、ドローンで当日配送するサービスです。
自治体が運営主体となりドローンによる配送サービスを行うのは国内で伊那市が初めてだという事です。
使用するドローンはKDDIのモバイル通信ネットワークを使い、目視が出来ない場所でも自律飛行や遠隔での監視・制御が可能となっています。
荷物は最大5キロまで積むことができ、1回の飛行距離はおよそ7キロです。
南アルプスむら長谷の駐車場を出発したドローンは、およそ10分で中尾座に到着しました。
商品をボランティアスタッフが取り出し注文した中尾の大出達雄さんに手渡されました。
ボランティアの一人、橋爪嶺香さんは少しでも地域の役に立てればと話します
利用には事前の申し込みが必要で、商品代金と1か月1000円の使用料がかかります。
今年度は長谷の非持、溝口、黒河内、中尾の4地区で行われ、来年度は長谷の全域と新山で実施される予定です。
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被爆樹木アオギリ前で平和願う
伊那中央ロータリークラブは伊那市山寺の高尾公園にある被爆樹木アオギリの前で平和への願いを込めて黙とうを捧げました。
高尾公園にある被爆樹木アオギリは2013年のロータリー世界平和フォーラム開催を記念して伊那中央ロータリークラブが取り寄せたものです。
原爆が投下された広島で爆心地からおよそ1.3キロメートル離れた所に立っていたアオギリの種を発芽させたもので当時は30センチほどの苗木だったということです。
伊那中央ロータリークラブでは毎年8月にアオギリの前で黙とうを捧げていて会員は平和への誓いを新たにしていました。 -
東部中保健委員会が手作りごみ袋寄付
伊那市の東部中学校の保健委員会は、お世話になった地域の人たちに恩返しをしようと、新聞紙で作ったゴミ袋を伊那市社会福祉協議会に3日寄付しました。
3日は、東部中学校の保健委員会委員長と副委員長が福祉まちづくりセンターを訪れ、伊那市社協の森田英和事務局長に新聞紙で作ったごみ袋520袋を寄付しました。
東部中学校には、新型コロナの流行でマスクを入手することが難しかった時期に、地域の企業や団体からマスク約1,300枚が届けられたということです。
保健委員会では地域に何か恩返しができないかと考え、伊那市社協がゴミ袋づくりのボランティアを募集していることを知りました。
6月から7月にかけ保健委員会の生徒60人が520袋を作りました。
森田事務局長は「保育園や高齢者施設で有効に使わせていただきます。とてもありがたいです」と話していました。
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7月の豪雨 農業被害額
長野県は、梅雨前線の停滞による先月の豪雨に関する長野県内の被害額をまとめました。
それによりますと、農業関係の上伊那の被害額は1億9千700万円となっています。
県によりますと、県全体の被害額は296億円でした。
農地の浸水などの農業関係の被害額は18億1,500万円で、上伊那は1億9千700万円でした。
内訳は、伊那市が5,300万円、駒ヶ根市が1,500万円、辰野町が4,300万円、中川村は8,600万円でした。
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最高気温33.2度 熱中症に注意
4日の伊那地域の最高気温は、午後4時半現在33.2度で、今年一番の暑さとなりました。
長野地方気象台では、5日も気温が高くなるとして、熱中症に注意するよう呼び掛けています。
伊那市山寺の原垣外遺跡です。
4日は日差しが照り付ける中、伊那市の職員やシルバー人材センターの会員が発掘作業をしていました。
大型の扇風機を4台設置している他、こまめに休憩時間をとるなど熱中症対策を行っているということです。
また、小型の扇風機のついたベストを着るなど個人で対策をとっている人もいました。
長野地方気象台によりますと、今日の伊那地域の日中の最高気温は33.2度で、今年一番の暑さとなりました。
上伊那広域消防本部によりますと、4日午後4時15分現在、熱中症で搬送された人はいないということです。
気象台では、5日も4日と同じくらい気温が高くなると予想していて、こまめな水分補給など熱中症に注意するよう呼び掛けています。
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富県・新山保育園の園児が水遊び
伊那市の富県保育園と新山保育園の園児は、4日伊那市役所南側のせせらぎ水路で水遊びをしました。
4日は、伊那市の富県保育園と新山保育園の年長園児がせせらぎ水路を訪れ、水に入って遊びました。
2つの保育園では、夏の時期に毎年川遊びを行っていますが、今年は新型コロナの影響で中止となってしまいました。
せめて夏らしい遊びを楽しもうと、せせらぎ水路をれたということです。